JP6651204B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
以下、本実施形態にかかる遊技機1が実行可能な装飾図柄10を用いた演出、表示態様等について説明する。なお、以下で説明する事項の全てを実行することが可能な構成としなければならないわけではない。一部の事項のみが実行可能な構成としてもよい。また、特に明示する場合を除き、以下の説明における画像とは、静止画だけでなく、動画(動きのある画像)を含むものとする。
本実施形態にかかる遊技機1は、擬似連続演出を実行することが可能である。擬似連続演出それ自体は公知であるため詳細な説明を省略するが、変動する装飾図柄10が一旦擬似停止した後、再び変動を開始する単位演出(特定演出)を一または複数回繰り返すものである。当該単位演出(擬似連続演出)は、その発生により対象の当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(大当たり信頼度)が高まるものとして設定されている。つまり、単位演出の発生は、遊技者にとって喜ばしい事象であるといえる。
上記実施形態では、事前演出として表示される事前画像18(キャラクタの画像)は、装飾図柄10と同じ表示装置91(表示領域911)に表示されるものであることを説明したが、別の表示装置に表示されるようにしてもよい。すなわち、装飾図柄10が表示される主表示装置91aと、当該主表示装置91aとは別の副表示装置91bが設けられる構成とし、副表示装置91bにて事前演出が実行されるものとする。
上記実施形態における事前演出は、キャラクタの画像により対象図柄10tとして設定される装飾図柄10の種類を示すものであることを説明したが、事前演出の態様はこれに限られるものではない。例えば、対象図柄10tとして設定される装飾図柄10の「数字」を示すような態様としてもよい。
事前演出の後、対象図柄10tとして設定された装飾図柄10が、他の装飾図柄10と区別できるようにする。例えば、事前演出(図5(a)参照)の後、変動している対象図柄10tとして設定された装飾図柄10の明度を高め(他の装飾図柄10の明度は維持し)(図5(b)参照)、対象図柄10tとそれ以外の装飾図柄10が容易に区別できるようにする。このように、事前演出の後の変動中(特定組み合わせが表示される前)において、対象図柄10tとそれ以外の装飾図柄10が区別できるような態様の差が設定されるようにすることで、いずれの装飾図柄10が対象図柄10tとして設定されたのかをより分かりやすくすることが可能である。
上記実施形態では、一の報知演出において(一変動中において)は、複数種の装飾図柄10のうちの一つのみが対象図柄10tとして設定されることを説明したが、一の報知演出において複数種の装飾図柄10のうちの二以上が対象図柄10tとして設定されること(図6(b)参照)があってもよい。
上記実施形態は、特定組み合わせが構築されることで、単位演出(擬似連続演出)が発生するものであることを説明したが、特定組み合わせが構築されることにより発生する事象は、遊技者に有利なものであれば適宜変更可能である。例えば、いわゆる先読み演出に適用することが考えられる。先読み演出は、ある当否判定結果(対象の当否判定結果)が大当たりとなる蓋然性が高まったことを、それよりも前に報知が完了する当否判定結果(先の当否判定結果)の報知演出(先の報知演出)を利用して示唆するというものである。先の報知演出にて、特定組み合わせが構築された場合には、対象の当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が高まる構成である場合に、当該先の報知演出における特定組み合わせが含む対象図柄10tが事前演出にて示されるようにする。つまり、いわゆる「チャンス目」を構築する対象図柄10tがその都度変化しうるようにして、当該対象図柄10tがいずれの装飾図柄10であるのかが事前演出にて示されるようにする。
装飾図柄10により、逆転演出が発生する蓋然性が示唆される構成とする。逆転演出(復活演出等とも称される)それ自体は公知であるため詳細な説明を省略するが、一旦は当否判定結果をはずれであるかのように見せた後、実は当否判定結果が当たりであることを示す形態の演出である。つまり、遊技者を一旦は落胆させた後、それを喜びに変えることで、遊技の趣向性の向上を図った演出である。
上記実施形態では、特定画像20が表示された場合の方が、表示されなかった場合に比して逆転演出が発生する蓋然性が高いという構成であることを説明したが、特定画像20が表示された場合には逆転演出の発生が確定する構成としてもよい。
上記実施形態における特定画像20は、装飾図柄10の組み合わせが特定態様となる画像であることを説明したが、装飾図柄10を用いた画像でなくてもよい。例えば、リーチ演出が失敗結末となった後、所定のキャラクタを含む画像(当該画像が特定画像20である)が表示された場合には、当該画像が表示されなかった場合に比して逆転演出が発生する蓋然性が高いものとする。ただし、上記実施形態のように、装飾図柄10の組み合わせが特定態様となる画像を特定画像20とすれば、リーチ演出の失敗結末後に表示されるものであるがゆえ通常であれば遊技者が見逃しがちな「リーチはずれの図柄組み合わせ」により逆転演出発生の蓋然性が示唆されるものとなるから、遊技が奥深いものとなる。
上記実施形態における特定態様は、複数種の装飾図柄10のいずれかである特定図柄10sを含む組み合わせであることを説明したが、特定図柄10sの存在を基準とした組み合わせでなくてもよい。例えば、リーチを構成する装飾図柄10(上記実施形態では「左」と「右」の装飾図柄10)と、それ以外の装飾図柄10(上記実施形態では「中」の装飾図柄10;本例の説明において他の装飾図柄10と称する)の関係が、所定の関係であれば特定態様であり、それ以外の関係であれば非特定態様であるような構成とする。例えば、「他の装飾図柄10の数字−リーチを構成する装飾図柄10の数字=1」であれば特定態様(図8(a)参照)とし、「他の装飾図柄10の数字−リーチを構成する装飾図柄10の数字=−1」であれば非特定態様(図8(b)参照)とすることが考えられる。すなわち、リーチを構成する装飾図柄10が「5」であるときには、他の装飾図柄10が「6」であれば特定態様、他の装飾図柄10が「4」であれば非特定態様となるような関係である。
上述した通り、リーチ演出が失敗結末となったときには、逆転演出が発生する可能性がある。遊技者視点で言えば、逆転演出は、当否判定結果がはずれであることが確定するまで、すなわち装飾図柄10がはずれを示す組み合わせで完全に停止するまでの期間中に発生する。したがって、遊技者は、装飾図柄10がはずれを示す組み合わせで完全に停止するまでの間に、逆転演出の発生を願うことになる。本実施形態では、かかる遊技性であることを前提として、リーチ演出が失敗結末となった後の装飾図柄10の態様を以下のようにしている。
はずれ確定期間における揺動回数として、擬似はずれ確定期間における揺動回数よりも少ないものが選択される蓋然性が、擬似はずれ確定期間における揺動回数よりも多いものが選択される蓋然性よりも高い設定とする。上記実施形態に則していえば、揺動回数N1=3(回)(擬似はずれ確定期間における揺動回数M=3.5(回)よりも少ない)が選択される蓋然性は、揺動回数N2=4(回)(擬似はずれ確定期間における揺動回数M=3.5(回)よりも多い)が選択される蓋然性が高い設定とする。
複数種のリーチ演出が実行可能なものであるとする。ここで、同じ種類のリーチ演出は、演出の態様が完全に同一であることを要するものではない。いわゆるチャンスアップの有無等において演出の態様が異なることは許容される。つまり、演出の大部分の態様が共通している結果、遊技者から見て同じ種類の演出であると感じられるものは、一部の態様が相違したとしても、同じ種類のリーチ演出に相当するものとする。例えば、少なくとも第一リーチ演出および第二リーチ演出の二種類が実行可能であるとする。そして、第一リーチ演出が失敗結末となったときのはずれ確定期間における装飾図柄10の揺動回数と、第二リーチ演出が失敗結末となったときのはずれ確定期間における装飾図柄10の揺動回数を異ならせるものの、第一リーチ演出および第二リーチ演出それぞれのはずれ確定期間における装飾図柄10の揺動回数は同じであるとする。つまり、はずれ確定期間における装飾図柄10の揺動回数は、リーチ演出の種類が異なれば異なる可能性はあるものの、同じ種類のリーチ演出であれば一定であるとする。
上記実施形態のように、はずれ確定期間における装飾図柄10の揺動回数として、揺動回数N1および揺動回数N2が設定される可能性がある場合において、擬似はずれ確定期間の揺動回数として揺動回数M1(上記実施形態における揺動回数Mに相当する)および揺動回数M2が設定される可能性がある構成とする。なお、N1、N2、M1、M2の大小関係は、N1<M1<N2<M2である。
上記実施形態における装飾図柄10の揺れ(揺動)の方向は「上下」であることを説明したが、当該方向は上下に限定されるものではない。「左右」に揺れる構成としてもよい。揺れ(揺動)とは、装飾図柄10が同じ動作を一または複数回繰り返すことをいい、当該動作1回分を、揺動回数1回分として上記実施形態と同様の構成とすればよい。
本実施形態にかかる遊技機1は、操作演出を実行することが可能である。操作演出は、遊技者に対し、操作手段80の操作を促す演出である。本実施形態における操作手段80は押しボタンである(図1参照)。ただし、操作手段80は遊技者が操作可能なものであればどのようなものであってもよい。操作演出では、遊技者が操作手段80を操作すべき状況であることを把握できるようにするため、表示領域911に操作画像40が表示される。操作画像40は、操作手段80(本実施形態では押しボタン)を表した画像である。操作画像40の具体的態様はどのようなものであってもよいが、遊技者から見て、操作手段80を指し示していることが理解できるものであればよい。操作手段80を模した画像としてもよいし、「ボタン」といった文字で表した画像としてもよい。
上記実施形態は、特別図柄により擬似連続演出(単位演出)の発生が示されるものであることを説明したが、特別図柄により発生が示されるものは擬似連続演出に限られない。遊技者に有利な事象(大当たり信頼度が高まる事象等)であればどのようなものであってもよい。このようにすることで、特別図柄により遊技者に有利な事象の発生が示された後、操作演出にて大当たり信頼度が示唆されるという演出の流れになる。
特別図柄の態様として、複数種の態様が設定された構成とする。そして、当該特別図柄の態様により、特別図柄が所定位置(上記実施形態でいう「中」の位置)に留まり擬似連続演出(単位演出)が発生する蓋然性が示唆されるものとする。本例のような構成とすれば、特別図柄の態様は、擬似連続演出が発生する蓋然性だけでなく、操作演出が発生する蓋然性も示唆することになる。
特別図柄が含む操作示唆部51の態様として、複数種の態様が設定された構成とする。例えば、操作示唆部51として第一態様511(図16(a−1)参照)と第二態様512(図16(b−1)参照)が設定されたものとする(以下、第一態様511の操作示唆部51を含む特別図柄を第一特別図柄501と、第二態様512の操作示唆部51を含む特別図柄を第二特別図柄502とする)。そして、第一特別図柄501にて単位演出の発生が示されたときには、第一操作画像401が表示される操作演出(以下、第一操作演出とする)が発生する(図16(a−2)参照)一方、第二特別図柄502にて単位演出の発生が示されたときには、第二操作画像402が表示される操作演出(以下、第二操作演出とする)が発生する(図16(b−2)参照)ものとする。第一操作画像401と第二操作画像402の違いはどのようなものであってもよい。例えば、第一操作画像401と第二操作画像402は共に操作手段80自体を表した画像であるという点で共通するが、第一操作画像401よりも第二操作画像402の方が大きいものとすることが考えられる。また、第一態様511の操作示唆部51は第一操作画像401を示し、第二態様512の操作示唆部51は第二操作画像402を示すものとされる。これを前提とし、第一操作演出よりも第二操作演出の方が、遊技者にとって好ましいものとする。例えば、第一操作演出が発生した場合よりも、第二操作演出が発生した場合の方が、大当たり信頼度が高い設定とする(図16(a−2)(b−2)参照)。
特別図柄が所定位置に留まり、単位演出が発生した場合、さらに単位演出が発生するかどうかも、特別図柄が所定位置に留まるかどうかにより示されるものとする。端的に言えば、擬似連回数が2回(いわゆる「擬似2」)となることが特別図柄にて示されたとき(図17(a)参照)には、擬似連回数が3回(いわゆる「擬似3」)となるかどうかは特別図柄にて示される(図17(d)、図18(a)参照)ものとする。つまり、特別図柄により単位演出の発生が示された場合には、さらに単位演出が発生するか(擬似連が続くかどうか)は、特別図柄が所定位置に留まるかどうかにより示され、他の手法により示されないものとする。
上記第四具体例のような構成とすれば、特別図柄が所定位置に留まる度に(単位演出の発生の度に)、操作演出が発生することになる。つまり、(一の報知演出中に)特別図柄を契機とした複数回の操作演出(図17(c)、図18(c)参照)が発生する場合もある。このように特別図柄を契機とした複数回の操作演出が発生する場合において、ある操作演出(先の操作演出)の結果(図17(c)参照)よりも、次の操作演出(後の操作演出)の結果(図18(c)参照)の方が、遊技者にとってより有利な内容を示すものとする。例えば、操作演出の結果として、大当たり信頼度が異なる複数の結果が段階的に設定されているものとする。一例として、第一の結果(白)、第二の結果(青)、第三の結果(緑)、第四の結果(赤)が設定され、この順で大当たり信頼度が高くなる(第四の結果が最も高い)とする。
本実施形態にかかる遊技機1は、演出のモード(様式)として、「複数有効ラインモード」が設定されている。当該モードは、装飾図柄10の「有効ライン」として複数のラインが設定されるというものである。有効ラインという概念自体は公知であるため詳細な説明を省略するが、当該ラインに沿って並ぶ装飾図柄10の組み合わせが、当否判定結果の報知に有効となるというものである。つまり、当否判定結果が大当たりとなるときには、複数のラインのうちのいずれかに沿って、同じ種類の装飾図柄10が三つ並ぶことになる。なお、本実施形態では、「複数有効ラインモード」に移行したときには、当該モード専用の装飾図柄10が表示される。ただし、これはあくまで一例であり、当該モード専用の装飾図柄10という概念は存在しない構成としてもよい。また、以下の説明においては、有効ライン上に位置する装飾図柄10を「有効図柄10a」と、有効ライン上に位置しない装飾図柄10を「非有効図柄10b」と称することもある。
上記実施形態は、複数の有効ラインが設定される場合がある構成であることを説明したが、常時一の有効ラインのみが設定される構成であってもよい。当該一の有効ライン上に位置する装飾図柄10を有効図柄10aとし、有効ライン上には位置しないが少なくとも一部が表示領域911に表示される装飾図柄10を非有効図柄10bとして、上記実施形態と同様の表示制御を行えばよい。
上記実施形態では、背景画像30が透けて見えるか否かにより、有効図柄10aと非有効図柄10bの「明瞭さの度合の差」を設定するものであることを説明したが、これはあくまで一例である。有効図柄10aの方が、非有効図柄10bよりも、遊技者にとって「見えやすい」表示態様であればよい。このような表示態様の例としては、以下のようなものが考えられる。
・有効図柄10aの方が、非有効図柄10bよりも大きさが大きいものとする。逆の視点でいえば、非有効図柄10bを小さくして、目立たないものとする。
・装飾図柄10が第一要素部11および第二要素部12を含むものである場合において、有効図柄10aは第一要素部11と第二要素部12の両方を含むものの、非有効図柄10bはいずれか一方を含まないものとする。例えば、本実施形態のように各装飾図柄10が「数字」と「キャラクタ」から構成されるのであれば、有効図柄10aは「数字」と「キャラクタ」の両方を含むものとする一方、非有効図柄10bは一方を「数字」のみを含むものとする。
・有効図柄10aに対し、当該図柄を強調する画像が付加(付随)されるものの、非有効図柄10bに対してはこのような画像が付加されないものとする。
複数の有効ラインが設定される構成において、ある有効ライン(第一有効ラインL1)においては大当たりとなる可能性(同じ種類の図柄の三つ揃い)となる可能性はあるものの、他の有効ライン(第二有効ラインL2)においてはこのような可能性がないときには、第一有効ラインL1上の装飾図柄10については有効図柄10aとする一方、第二有効ラインL2上の装飾図柄10については(有効ライン上ではあるものの)非有効図柄10bとして表示する。
複数種の装飾図柄のうちから選択されて表示された図柄組み合わせが特定組み合わせとなる特定演出の発生が、遊技者に有利な事象として設定されている遊技機であって、前記特定組み合わせは、毎回変化しうる対象図柄を含むものであり、前記特定演出が発生するよりも前に、前記複数種の装飾図柄のうちのいずれが前記対象図柄として設定されるのかを示唆する事前演出が発生することを特徴とする。
上記遊技機によれば、対象図柄として設定される装飾図柄の種類をその都度変化させることができるため、遊技者に有利な事象が発生することを示すパターンをバリエーションに富んだものとすることが可能である。
前記事前演出は、当否判定結果を報知する演出の開始と略同時に開始されることを特徴とする手段1−1に記載の遊技機。
このようにすることで、特定組み合わせが示されるタイミングが予測しづらくなる。
前記特定組み合わせが含む前記対象図柄の、他の前記装飾図柄との関係における表示位置は固定されたものであることを特徴とする手段1−1または手段1−2に記載の遊技機。
このようにすることで、特定組み合わせが成立したかどうかが分かりやすい。
前記装飾図柄は、キャラクタを表した部分を含むものであり、前記事前演出は、前記対象図柄として設定される前記装飾図柄が含むキャラクタを表示する演出であることを特徴とする手段1−1から手段1−3のいずれかに記載の遊技機。
このようにすることで、いずれの装飾図柄が対象図柄として設定されたのか分かりやすい。
前記装飾図柄が表示される主表示装置、および、前記主表示装置とは別の表示装置であって前記事前演出が実行される副表示装置を備えることを特徴とする手段1−1から手段1−4のいずれかに記載の遊技機。
このようにすることで、主表示装置に関係なく、副表示装置にていずれの装飾図柄が対象図柄として設定されたのかを示すことが可能となる。つまり、演出の制御が容易である。
前記副表示装置は、前記主表示装置の手前に設けられ、画像が表示されていない部分を透明とすることが可能な透過型の表示装置であることを特徴とする手段1−5に記載の遊技機。
副表示装置としては、上記のような透過型の表示装置を例示することができる。
結末の態様により当否判定結果を示す演出であって、当否判定結果が当たりとなる場合には成功結末となるリーチ演出を実行するリーチ演出実行手段と、前記リーチ演出の結末が前記成功結末ではない失敗結末となることで、当否判定結果がはずれであるかのように見せた後、実は当否判定結果が当たりであることを示す逆転演出を実行する逆転演出実行手段と、を備え、前記リーチ演出が前記失敗結末となった後に表示装置に特定画像が表示された場合の方が、当該特定画像が表示されなかった場合よりも、前記逆転演出が発生する蓋然性が高いことを特徴とする遊技機。
このようにすることで、遊技者はリーチ演出の失敗結末後にも注目することになるから、遊技の趣向性を向上させることが可能である。
前記特定画像が表示された場合には、前記逆転演出の発生が確定することを特徴とする手段2−1に記載の遊技機。
このように、特定画像の表示が当たり確定である設定としてもよい。
前記特定画像は、当否判定結果がはずれであるかのように示す装飾図柄の組み合わせが特定態様となる画像であることを特徴とする手段2−1または手段2−2に記載の遊技機。
このようにすることで、リーチ演出が失敗結末となったときの装飾図柄の組み合わせに注目させる遊技性を実現することが可能である。
前記特定態様は、前記装飾図柄の一種である特定図柄が、当該特定態様を構成する他の装飾図柄との関係における特定位置に表示される態様であることを特徴とする手段2−3に記載の遊技機。
特定態様の一例としては、装飾図柄の一種である特定図柄が所定位置に表示される態様を例示することができる。
完全に停止したときの組み合わせにより当否判定結果を報知する装飾図柄を表示する表示装置と、結末の態様により当否判定結果を示す演出であって、当否判定結果が当たりとなる場合には成功結末となるリーチ演出を実行するリーチ演出実行手段と、前記リーチ演出の結末が前記成功結末ではない失敗結末となったときに当否判定結果がはずれであることを示す組み合わせで前記表示装置に前記装飾図柄を擬似停止させた後、当該装飾図柄を揺動させ、当該装飾図柄が完全に停止して当否判定結果がはずれであることが確定するまでのはずれ確定期間を設定するはずれ確定期間設定手段と、前記リーチ演出の結末が前記失敗結末となったときに前記はずれ確定期間が設定されているかのように見せるために前記装飾図柄を揺動させる擬似はずれ確定期間中に発生しうる演出であって、実は当否判定結果が当たりであることを示す逆転演出を実行する逆転演出実行手段と、を備え、前記はずれ確定期間における前記装飾図柄の揺動回数が変化しうることを特徴とする遊技機。
このようにすることで、逆転演出が発生するかどうかが最後まで(装飾図柄が完全に停止するまで)分からないものとなり、遊技の趣向性が高まる。
前記はずれ確定期間における前記装飾図柄の揺動回数として選択されうるものとして揺動回数N1および揺動回数N2が設定されており、前記擬似はずれ確定期間における前記装飾図柄の揺動回数として選択されうるものとして揺動回数Mが設定されていることを特徴とする手段3−1に記載の遊技機。ただし、N1、N2、Mは、「N1<M<N2」の関係を満たすものである。
このようにすることで、揺動回数N1を超えた場合に、逆転演出が発生することもあれば、発生しないこと(揺動回数N2が選択されているだけ)もあるという遊技形態となるから、リーチ演出が失敗結末となったときの遊技の面白みが増す。
前記はずれ確定期間における前記装飾図柄の揺動回数として揺動回数N1が選択される蓋然性が、揺動回数N2が選択される蓋然性よりも高いことを特徴とする手段3−2に記載の遊技機。
このようにすることで、揺動回数がN1を超えると逆転演出の発生に期待がもてるが、逆転演出が発生することは確定ではないという遊技性を実現することができる。
表示装置の表示領域に表示される図柄であって、当否判定結果を遊技者に報知するための複数種の装飾図柄、および当該装飾図柄とは異なる図柄であり遊技者に有利な事象が発生することを示す特別図柄を制御する図柄制御手段と、遊技者が操作可能な操作手段と、操作画像を表示することで、遊技者に対して前記操作手段の操作を促す操作演出を実行する演出実行手段と、を備え、前記特別図柄により遊技者に有利な事象が発生することが示された後、当該特別図柄が前記操作画像に変化して前記操作演出が実行されることを特徴とする遊技機。
このようにすることで、特別図柄による演出(有利な事象が発生することを示す演出)から、操作演出に移行するという面白みのある遊技の流れを実現することが可能である。
前記特別図柄が所定位置に留まることで遊技者に有利な事象が発生するものであり、当該特別図柄が当該所定位置に留まらなかった場合には遊技者に有利な事象が発生せず、かつ、前記操作演出が実行されないことを特徴とする手段4−1に記載の遊技機。
このようにすることで、特別図柄が所定位置に留まるかどうかが、有利な事象の発生および操作演出発生の分岐となる分かりやすい遊技性を実現することが可能である。
前記表示領域の一方側および他方側に表示される二つの前記装飾図柄の間である前記所定位置に前記特別図柄が表示された上で、当該特別図柄が前記操作画像に変化して前記操作演出が実行されることを特徴とする手段4−2に記載の遊技機。
このようにすることで、表示領域の中央側に操作画像が表示されることになるから、操作演出が発生したこと(操作手段の操作が促されていること)が分かりやすい。
前記特別図柄は、前記操作画像を示唆する部分を含むものであることを特徴とする手段4−1から手段4−3のいずれかに記載の遊技機。
このようにすることで、特別図柄が表示されている段階から、操作演出が実行されるのではないかということを遊技者が感じ取ること(遊技の進行を予測すること)ができる。
表示領域を有する表示装置と、前記表示領域において複数種の装飾図柄を変動させた後、当該変動を停止させる変動停止時点において有効ラインに沿う前記装飾図柄である有効図柄の組み合わせにより当否判定結果を報知する報知手段と、を備え、前記有効図柄ではない前記装飾図柄である非有効図柄が前記表示領域に表示される場合には、前記有効図柄の方が前記非有効図柄よりも明瞭に表示されることを特徴とする遊技機。
このようにすることで、有効図柄と非有効図柄の区別が容易になる。
前記変動停止時点に至る前後で、前記有効図柄の明瞭さの度合は保たれる一方、前記非有効図柄の明瞭さの度合が低下するよう制御されることを特徴とする手段4−1に記載の遊技機。
このようにすることで、変動停止時点に至る前後で有効図柄には生じない変化が非有効図柄に生じることになるから、有効図柄と非有効図柄の区別がさらに容易になる。
前記表示領域に前記装飾図柄の背景として背景画像が表示されるものであり、前記非有効図柄を通じては前記背景画像が透けて見え、前記有効図柄を通じては前記背景画像が透けて見えない状態とされることを特徴とする手段5−1または手段5−2に記載の遊技機。
このようにすることで、背景画像によって非有効図柄と有効図柄の違いが強調されるため、有効図柄と非有効図柄の区別がさらに容易になる(一部の図柄は背景画像が透けて見え、他の図柄は背景画像が透けて見えないという状況は、図柄の捉え方(視認性)に大きな差を生じさせるものである)。
前記有効ラインは、複数設定される場合があることを特徴とする手段5−1から手段5−3のいずれかに記載の遊技機。
複数の有効ラインが設定される遊技機は、非有効図柄と有効図柄の区別を容易に行えるようにすることが重要であるから、上記のような構成とすることが特に有効である。
10 装飾図柄
11 第一要素部
12 第二要素部
10t 対象図柄
10s 特定図柄
10a 有効図柄
10b 非有効図柄
18 事前画像
20 特定画像
30 背景画像
40 操作画像
50 特別図柄
501 第一特別図柄
502 第二特別図柄
51 操作示唆部
80 操作手段
91 表示装置
911 表示領域
91a 主表示装置
91b 副表示装置
Claims (1)
- 完全に停止したときの組み合わせにより当否判定結果を報知する装飾図柄を表示する表示装置と、
結末の態様により当否判定結果を示す演出であって、当否判定結果が当たりとなる場合には成功結末となるある種のリーチ演出である特定リーチ演出を実行する特定リーチ演出実行手段と、
前記特定リーチ演出の結末が前記成功結末ではない失敗結末となったときに当否判定結果がはずれであることを示す組み合わせで前記表示装置に前記装飾図柄を擬似停止させた後、当該装飾図柄を揺動させ、当該装飾図柄が完全に停止して当否判定結果がはずれであることが確定するまでのはずれ確定期間を設定するはずれ確定期間設定手段と、
前記特定リーチ演出の結末が前記失敗結末となったときに前記はずれ確定期間が設定されているかのように見せるために前記装飾図柄を揺動させる擬似はずれ確定期間を経て発生する演出であって、実は当否判定結果が当たりであることを示す逆転演出を実行する逆転演出実行手段と、
を備え、
前記はずれ確定期間における前記装飾図柄の揺動回数として選択されうるものとして揺動回数N1および揺動回数N2が設定されており、
前記擬似はずれ確定期間における前記装飾図柄の揺動回数として選択されうるものとして揺動回数Mが設定されていることを特徴とする遊技機。
ただし、N1、N2、Mは、「N1<M<N2」の関係を満たすものである。
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-
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