JP6889624B2 - 遊技場システム - Google Patents

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Description

本発明は遊技場システムに関する。
従来、遊技場では複数の遊技機を設置している。遊技機によっては長い期間に亘って遊技場に設置されていることがあり、遊技場の従業員によるメンテナンス作業(例えば特許文献1参照)や、スロットマシンの出率を変更する設定値の変更作業等の作業を遊技機に対して行うことが考えられる。
また、遊技場では、防犯の観点からカメラを設置し、営業時間外等においても不審者の監視を行っている。
特開2015−8814号公報
しかしながら、カメラにより不審者の監視を行う場合、従業員による作業も記憶することになってしまう。特に設定値を変更する作業は、変更する設定値によっては遊技機の出率に影響を与えることがあり、撮像結果が流出した場合に悪用されるおそれがある。
尚、従業員による作業は、メンテナンス作業や設定値の変更作業等に限られるものではなく、従業員が遊技機に対して行う作業であれば該当し得る。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技場の監視を良好に行うことができる遊技場システムを提供することにある。
請求項1及び請求項4の発明によれば、遊技機に対して作業を行っている従業員ではない人物の撮像結果を記憶するので、不正行為に関する撮像結果は残ることになり最低限の監視機能を担保できる。また、遊技機に対して作業を行っている従業員の作業に関する結果を必要以上に記憶してしまうことを抑制できるので、従業員の作業内容が意図せず流出するおそれを抑制できる。これにより、遊技場の監視を良好に行うことができる。
一実施形態における遊技場システムの全体構成を概略的に示す図 管理装置を示す機能ブロック図 設定値登録画面を示す図 島全体の撮像結果を示す図 拡大撮像結果を示す図 不正時の発生履歴画面を示す図 正常時の発生履歴画面を示す図 管理装置による人物特定処理を示すフローチャート
以下、一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場システムの全体構成を概略的に示している。遊技場には、遊技機(スロットマシン)1が設置されていると共に、遊技機1に対応して遊技装置2及び遊技情報表示装置3が設置されている。2台の遊技機1及び遊技装置2並びに遊技情報表示装置3は1台の中継装置4に接続されており、中継装置4はLAN5を介して管理装置6に接続されている。
管理装置6は、遊技場内の例えば管理室に設置されており、キーボード7、モニタ8やプリンタ(図示せず)等が組み合わされて構成されている。LAN5には、景品交換処理を行う図示しないPOS等の周辺機器が管理装置6と通信可能に接続されている。
尚、図1では省略しているが、数百台の遊技機が管理装置6の管理対象となる。本実施形態では管理対象となる遊技機はスロットマシンであることから、遊技価値(遊技媒体)はメダルである。遊技機がパチンコ機であれば、遊技価値はパチンコ玉であるが、説明の都合上、メダルであっても持玉等と表現する場合がある。
遊技機1は、表示窓9、表示ランプ部10、液晶表示部11、クレジットメダルの投入を行うBETボタン12、クレジットメダルの精算を行う精算ボタン13、メダルを投入するメダル投入口14、スタートレバー15、左ストップボタン16、中ストップボタン17、右ストップボタン18、払出数表示部19、クレジット数表示部20、受皿21等を備えている。
遊技者は、表示窓9を通じて内部に設けられたリールの図柄を視認可能となっている。各図柄は、左リール22、中リール23及び右リール24の円周面に描かれており、各リール22〜24が停止した状態では、表示窓9の上段、中段及び下段に対応して停止表示される。即ち、遊技機1には、各リール22〜24それぞれについて3図柄ずつ、合計9図柄分の図柄表示領域が形成されている。
遊技機1は、遊技者によってメダル投入口14からメダル(遊技価値)が投入された状態、或いはBETボタン12を操作することでクレジットメダル(遊技価値)が投入された状態でスタートレバー15が操作されると(ゲームが開始されると)、内部抽選を実行すると共にリール22〜24の変動を開始させ、ストップボタン16〜18が操作されることによって所謂引込制御(予め規定された引込範囲、例えば4図柄までにある図柄を後述する有効ライン上に引込んで停止表示させる制御)によってリール22〜24の変動を停止し、停止した役に応じた枚数のメダルを払い出す。
遊技機1は、遊技機設定値(以下、モード)の変更作業(監視不要作業)を行うことによりBB役及びRB役(ボーナス役)の内部当選確率を変更可能となっており、1〜6の6段階のモードが設けられている。このモードは遊技場の管理者によりいずれか1つが選択されて使用される。
各モードには理論上の出率が対応付けられている。この出率はアウト(ベットしたメダル数)に対するセーフ(払い出したメダル数)の割合を示すもので、上記したボーナス役の内部当選確率により調節される。つまり、遊技機1では、モードが大きいほどボーナス役当選確率が高くなり、それに伴って理論上の出率が大きくなることで遊技者の有利度合いを調整可能としているが、例えば出率に関わらずボーナスや特別状態、或いは後述する天井特典等の特典の付与条件や付与度合等により遊技者の有利度合いが調整されても良い。尚、小役確率については全設定共通であるが、異なっていても良く、小役確率や他の条件等により出率を調整しても良い。
上記したモードは遊技場の従業員が設定キーを使用することで変更される。具体的には、遊技機1は、遊技可能状態から電源スイッチが操作されて電源がオフされ、設定キーが設定モード切替部(図示せず)のキー穴に挿入されて「遊技」位置から「設定」位置に回動され、その後、電源スイッチが操作されて電源がオンされると、モードを変更可能な設定変更可能状態に移行する。設定変更可能状態に移行すると、現在のモードをクレジット数表示部20に表示し、遊技場の管理者が設定ボタン(図示せず)を操作する毎にクレジット数表示部20におけるモードを切替えて表示する。そして、スタートレバー15が操作されると、そのスタートレバー15が操作された時点で表示しているモードを確定し、電源スイッチが操作されて電源がオフされ、設定キーが「設定」位置から「遊技」位置に回動され、その後、電源スイッチが操作されて電源がオンされると、電源がオフされる直前に確定したモードを有効化して遊技可能状態に移行し、その確定したモードでの遊技を可能とする。
尚、遊技機1は、遊技可能状態から電源がオンされたままで設定キーが設定モード切替部のキー穴に挿入されて「遊技」位置から「設定」位置に回動されると、設定キーが「設定」位置に回動されている期間だけ設定確認状態に移行して現在のモードをクレジット数表示部20に表示し、設定キーが「設定」位置から「遊技」位置に回動されると、遊技可能状態に移行する。
遊技装置2は、図1に示すように遊技者が貨幣を投入するための貨幣投入口25、遊技者がICカードを挿入するためのカード挿入口26、ICカードを発行するための発行ボタン27、メダルを投入するためのメダル投入部28(図1では蓋で閉鎖されている)、払出操作用の払出ボタン29、この払出ボタン29の押下に応じてメダルを遊技機1の受皿21に払出す払出ノズル30等を備えている。
遊技装置2は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部により動作する。つまり、貨幣を受付すると、遊技装置2に入金額が残高に加算して表示し、残高がある状態で遊技装置2の払出ボタン29が押下されると払出単位(例えば1000円)分の貸出玉を払出ノズル30から払出し、その対価分を残高から引落とす。尚、貨幣は複数回分の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。
また、遊技者が獲得したメダルがメダル投入部28に投入されることで受付可能で、受け付けた場合には持玉として管理し、その持玉を対価とした払戻処理(価値付与処理)も可能とし、払戻した場合はその対価分(払戻したメダルと同数)を持玉より減算する。
残高や持玉が残存する状態で発行ボタン27が押下されると残高や持玉を特定可能なICカードを発行する。尚、ICカードを受付けた場合は、その残高や持玉を引継ぐ。
遊技装置2は中継装置4を介したシリアル通信による売上信号により管理装置6にて貨幣受付処理や対価付与処理、残高や持玉、貸出玉数、払戻玉数、入金額、計数玉数や貸出玉数や貸出玉の対価となる売上額、及びICカードの受付や発行処理等の各種情報を特定可能とするが、これらをパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)にて特定可能としても良い。
各遊技機1に対応した遊技情報表示装置3は中継装置4を介して遊技機1や管理装置6等と接続されて各種情報の送受信を行い、遊技信号により特定される遊技情報を遊技者向けに表示する。
一方、遊技場の天井には複数のセキュリティカメラ31(撮像手段)が設置されており、LAN5を介して管理装置6と接続されている。このセキュリティカメラ31は、管理装置6からの指示に応じてパン及びチルトが可能であり、対応する島に設置された所定の遊技機1の周辺を撮像可能に角度調整した状態で拡大撮像可能となっている。
管理装置6は、セキュリティカメラ31の撮像結果をリアルタイムで常時記憶すると共に拡大撮像結果に基づいて人物の顔認証を行うことで人物を特定可能である。この顔認証による識別は顔(目、鼻、口等)の特徴を抽出して数値化し、その数値化データを比較することで行われるもので、現在では一般的な技術であることからその詳細については省略する。
図2は、管理装置6の機能ブロック図である。管理装置6は、制御部32(判定情報記憶手段、判定手段、撮像結果記憶手段、登録手段)、I/F33を有しており、制御部32は、CPU32a、ROM32b、RAM32cから構成されている。制御部32は、遊技機側から出力された遊技信号を中継装置4及びI/F33を介して入力し、入力した遊技信号に基づいて遊技情報を集計する。遊技機1には前面扉が開放されたことを検出する扉センサ34が設けられており、制御部32は、扉センサ34から出力される扉開放信号を中継装置4及びI/F33を介して入力し、入力した扉開放信号に基づいて遊技機1の前面扉が開放したことを検出する。また、制御部32は、セキュリティカメラ31から出力される撮像信号を中継装置4及びI/F33を介して入力し、入力した撮像信号を画像処理したり、セキュリティカメラ31に対してパン及びチルトして角度調整したり、セキュリティカメラ31の撮像倍率を調整して拡大撮像したりする。
さて、遊技場では、遊技機1の設定値の変更履歴に基づいて営業時間外に遊技機1の設定値を変更する作業(監視不要作業)を行うようにしている。
即ち、管理装置6は、使用した設定値、及び使用する予定の設定値の変更履歴を示す設定変更作業情報(監視不要作業情報)を管理者の操作により作成することが可能であり、管理者により機種が選択された場合は、選択された機種の設定変更作業情報を設定値登録画面にて表示する。
図3は設定値登録画面を示している。設定値登録画面には、現在の日時を示す日時表示部35、機種を選択するための機種選択部36、設定値の変更履歴を示す設定値履歴表示部37、「登録」ボタン38が表示されている。図3に例示した画面では、現在日時が4月3日の23時であり、機種選択部36により機種Aが選択され、設定値履歴表示部37には機種Aである台番11〜16に対応した設定値の履歴が表示されている。この場合、本日が4月3日であることから、4月1〜3日が本日までに使用した設定値の履歴を示し、4月4、5日が明日から使用する予定の設定値を示している。
尚、図中に例示した画面にて太字で示す設定値(図3中に斜線で示す)は前日の値から変更した設定値(または変更予定の設定値)であり、後述するように撮像結果の記憶の消去対象となる。
さて、本日の営業が終了して営業時間外となった場合は、従業員は、図3に示す設定変更作業情報に基づいて変更対象となる機種Aの設定値を変更する。
管理装置6は、営業時はセキュリティカメラ31により島全体を常時撮像して撮像結果を記憶しているが、営業時間以外となった場合にも島全体を常時撮像して撮像結果を記憶している(図4参照)。
ここで、管理装置6は、営業時間以外(管理装置6に対する閉店操作から開店操作までの間)においては、遊技機1の前面扉が開放したかを判定し、開放した人物を特定する人物特定処理を実行している。尚、管理装置6は、従業員の顔データ(判定情報)を予め記憶しており、セキュリティカメラ31により撮像した人物が従業員か否かを特定可能となっている。
図8は、管理装置6による人物特定処理を示すフローチャートである。尚、説明の便宜上、図8では1台の遊技機1に対する処理を示しているが、実際には全ての遊技機1に対して並列に処理している。
管理装置6は、扉開放したかを判定している(S101:NO)。
さて、不審者が営業時間以外に遊技場に不正に侵入し、設定値を不正に変更するために遊技機1の前面扉を開放すると、扉センサ34から扉開放信号が出力されるので、管理装置6は、扉開放したと判定し(S101:YES)、発生履歴として扉開放レコードを作成する(S102)。この扉開放レコードは、扉開放された日時及び台番を記憶するものである。
次に、扉開放された遊技機1の周辺の拡大撮像を開始してから(S103)(図4参照)、その拡大撮像結果の記憶を開始する(S104)(図5参照)。この場合、扉開放した人物を撮像可能な複数のセキュリティカメラ31により異なる方向から人物を撮像し、その人物の顔を拡大撮像し易いアングルに調整した状態で撮像する。このように複数のセキュリティカメラ31により複数の方向から撮像することで、人物の顔を確実に拡大撮像することが可能となる。
次に、拡大撮像結果に基づいて顔認証し(S105)、扉開放している人物は従業員か否かを判定する(S106)。この場合、複数のセキュリティカメラ31により異なる方向から拡大撮像していることから、それらの拡大撮像結果に基づいて多角的に顔認証することができる。この場合、扉開放している人物は従業員でないことから(S106:NO)、変更履歴として異常レコードを作成し(S111)、前面扉が閉鎖されたところで(S112:YES)、記憶を終了してから(S113)、拡大撮像を終了する(S114)。異常レコードは、当該異常レコードを作成した時刻と、異常報知の対象なった台番とを記憶することで作成されている。
以上の動作により、扉開放された台番に対応して扉開放レコードと異常レコードとが作成されることになる。
管理装置6は、例えば翌日に開店操作が行われた場合に発生履歴に異常レコードが含まれている場合はトップ画面等で異常が発生していることの報知を行う。
管理者は、管理装置6により異常が報知された場合は、当該異常に対応した発生履歴画面を表示して異常を確認する。
図6は、異常レコードに対応した発生履歴画面を示している。発生履歴画面には、撮像結果39及び扉開放の日時等を示す扉開放情報40が表示されている。また、発生履歴画面の下部には、撮像結果の次画像にコマ送りするための「次画像」ボタン41、撮像結果の前画像にコマ送りするための「前画像」ボタン42、撮像結果を連続再生するための「連続」ボタン43、撮像結果を拡大するための「拡大」ボタン44、次レコードに移行するための「次レコード」ボタン45、前レコードに移行するための「前レコード」ボタン46が表示されている。扉開放情報40には、該当する扉開放レコードに記憶されている日時と扉開放された台番が表示されると共に、「不正ドアオープン検知」というメッセージが表示される。
以上のようにして、営業時間以外に不正に扉開放された場合は、撮像結果が記憶されるので、撮像結果を確認することで不審者による不正行為を確認することができる。
ところで、従業員による設定変更作業は、変更する設定値によって遊技機1の出率に大きく影響を与えることがあることから、従業員による設定変更作業も管理装置6に記憶する構成では、記憶している撮像結果等が流出した場合は悪用されるおそれがある。つまり、現在の遊技場では、グループの所属する複数の遊技場の管理装置6をネットワークで接続し、グループのサーバで統合的に管理するのが一般化している。このため、管理装置6に記憶されているデータは外部からアクセス可能であることから、不正なアクセスにより意図せず流出することが懸念される。
そこで、管理装置6は、顔認証の結果、予め登録した従業員であると判定した場合は(S106:YES)、設定変更作業が登録されているか否かを判定する(S107)。設定変更作業が登録されている場合は(S107:YES)、従業員による通常の設定変更作業であることから、該当する記憶を消去し(S109)、拡大撮像を終了する(S110)。つまり、該当する扉開放レコード、拡大撮像結果、扉開放検知前の例えば2分前までの全体撮像結果を消去する。この場合、扉開放から例えば10分が経過するまで撮像結果の消去を継続する。これは、設定変更作業を実行している作業員の撮像結果を確実に消去するための処理であるが、扉閉鎖されるまで撮像結果の消去する処理を実行し続けても良いし、扉閉鎖されるまで新たな撮像を開始しないようにしても良い。
ここで、設定変更作業情報に登録されている過去の設定値は設定変更作業に応じて変更することができる。即ち、本来なら設定変更作業情報に基づいて遊技機の設定値の変更を行うことから、過去の設定値を変更する必要を生じることはないが、遊技機の設定値の変更後に設定変更作業情報の設定値を変更する場合もあり得る。このような場合、管理装置6は、扉開放した人物が従業員の場合に(S106:YES)、設定変更作業情報に登録されていないので(S107:NO)、扉閉鎖したところで(S112:YES)、記憶を終了してから(S113)、拡大撮像を終了する(S114)。つまり、従業員であっても設定作業情報に登録されていない場合には、撮像結果を記憶することになる。
要するに、管理装置6は、扉開放した人物が従業員と判定した場合は、設定変更作業情報に登録されているかを判定し、設定変更作業情報に登録されていれば、設定変更作業を行っているものとして該当する撮像結果を消去し、設定変更作業情報に登録されていなければ設定変更作業を行っているわけではないものとして、撮像結果を消去することなく記憶し続けるのである。以上のように本実施形態では、設定変更作業が監視する必要がない作業(監視不要作業)に対応しており、設定変更作業情報が監視不要作業情報に対応している。
このように撮像結果が消去されることなく記憶し続けている状態は、撮像結果が外部へ流出してしまうおそれがあることから、次のようにして消去することも可能である。
即ち、管理装置6は、発生履歴に異常レコードと対応付けられていない扉開放レコードが含まれる場合は、図7に示すように、撮像結果39を表示すると共に扉開放情報40に「従業員ドアオープン検知」というメッセージを表示する。このとき、扉開放情報40には従業員が扉開放した台番号が表示されるので、図3の設定値登録画面において該当する台番の過去の設定値を変更して「登録」ボタン38を押下する。
すると、管理装置6は、入力された過去の設定値を登録すると共に、このように過去の設定値の履歴を変更した場合は、該当する扉開放レコードの有無を判定し、扉開放レコードを作成している場合は、該当する扉開放レコード、拡大撮像結果、及び扉開放検知前2分前までの撮像結果を消去する。つまり、設定変更作業であったことの登録を過去に遡って行うことができ、その登録によって過去に遡ってレコードの削除を行うことができる。
以上のようにして、扉開放した従業員の撮像結果が消去されることなく記憶し続けている場合は、管理装置6に対する操作により該当する撮像結果を消去することができる。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
管理装置6は、遊技機1に対して作業している従業員ではない人物の撮像結果を記憶するので、不正行為に関する撮像結果は残ることになり最低限の監視機能を担保できる。また、遊技機1に対して作業している従業員の作業に関する結果を必要以上に記憶してしまうことを抑制できるので、従業員の作業内容が意図せず流出するおそれを抑制できる。これにより、遊技場の監視を良好に行うことができる。
従業員による作業であっても設定変更作業でなければ記憶するため、必要以上の撮像結果を消去してしまうことを抑制できる。
遊技場では、設定変更作業の履歴を残すために設定変更作業を行うことや行ったことを示す設定変更作業情報の登録を行っている。上記実施形態であれば、その設定変更作業情報を流用して撮像結果における従業員の作業が設定変更作業か否かを判定できるので、設定変更作業か否かの判定精度を高くすることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張したり、各変形例を上記実施形態と組み合せたり、各変形例を組み合わせるようにしても良い。
例示したスロットマシンとは異なる遊技機に適用しても良く、例えば、メダルを使用せずクレジットを消費して遊技が進行する完全クレジット式スロットマシンや、玉が封入されており、得点(遊技価値)を消費して玉を発射する封入式パチンコ遊技機に適用することも可能である。
監視不要作業として、スロットマシンにおける設定値の変更を例示したが、かかる構成に限定されるものではない。例えば、パチンコ遊技機において釘の角度の調整を行うメンテナンス作業や、遊技機を設置した場合の遊技領域の傾斜角度を調整するメンテナンス作業を監視不要作業とすることも可能である。また、劣化が進んだ部品の交換を行うメンテナンス作業を監視不要作業として採用することも可能である。尚、監視不要作業情報の登録によって監視不要作業を行ったか否かを判定する構成においては、監視不要作業として採用する内容に応じて監視不要作業情報の内容を適宜変更しても良い。
従業員か否かを顔認証にて行う構成にしたが、かかる構成に限定されるものではない。例えば、従業員が所持するICカードを認識することや、リモコン操作を認識することで判定する構成が考えられる。本構成においては、ICカードやリモコン操作の認識を遊技機や当該遊技機に対応するデータ表示機にて実行する構成にしても良い。つまり、判定情報は従業員の顔画像だけでなく、ICカード、リモコンによるID情報等も含まれる。
撮像手段を任意に変更しても良い。例えば、貸出機等に顔認証用のカメラを設け、当該カメラを撮像手段として使用することも可能である。
撮像結果を記憶した後に、従業員の監視不要作業であれば撮像結果を消去する構成にしたが、従業員の監視不要作業であればそもそも撮像結果を記憶しない(撮像自体実行しない)構成にしても良い。例えば、タグ認証等によって人物認証を行い、従業員でなければ撮像を開始し、従業員であれば撮像しない構成等が考えられる。この場合、従業員ではない人物の撮像結果を記憶するので、不正行為に関する撮像結果は残ることになり最低限の監視機能を担保できる。また、従業員の作業に関する撮像結果は記憶しないので、従業員の作業内容が意図せず流出するおそれを抑制できる。これにより、遊技場の監視を良好に行うことができる。
画像解析用にリアルタイムで撮像結果を記憶し、顔認証の結果、従業員でなければ異常レコードを作成するために撮像結果を異常レコード用に抽出して新たに記憶する一方、従業員であればレコードを作成せず、撮像結果を新たに記憶しない構成が考えられる。本構成においては、顔認証用に撮像結果を常に記憶することになるが、レコード用に撮像結果を記憶する場合と記憶しない場合が発生するため、請求項4の「遊技場の従業員を撮像した撮像結果を記憶しないようにする一方、遊技場の従業員ではない人物を撮像した撮像結果を記憶する」に該当する。尚、本構成においては、顔認証用の撮像結果を、所定周期で上書きしていくと良い。
監視不要作業を行ったか否かの判定方法として監視不要作業を行うことを管理装置で登録する方法を例示したが、監視不要作業を行った否かの判定方法を変更しても良い。例えば、撮像結果を解析して従業員の動作から監視不要作業を行ったか否かを判定する方法が考えられる。例えば、スロットマシンの設定変更であれば、前面扉を開放した後に、手を遊技機内部に入れた後に前面扉を閉め、その後にレバーやストップボタンの操作を行った場合に監視不要作業を行ったと判定する構成や、パチンコ遊技機の釘調整が監視不要作業であれば、パチンコ遊技機の前面扉を開放した後に、手を振り下ろす動作(釘を打つ動作)を検出した場合に監視不要作業を行ったと判定する構成が考えられる。
従業員であっても監視不要作業を行っていなければ撮像結果を記憶する構成にしたが、従業員であれば作業内容に関わらず撮像結果を消去する構成にしても良い。
扉開放した人物が従業員でない場合は異常レコードを作成したが、異常レコードを作成するのに代えて、扉開放時に作成した扉開放レコードに異常の発生を対応付けるようにしても良い。また、扉開放を検出した場合に扉開放レコードを作成したが、扉開放した人物が従業員の場合において該当する設定変更作業情報が登録されていないときに扉開放レコードを作成するようにしても良い。
図面中、1は遊技機、31はセキュリティカメラ(撮像手段)、32は制御部(判定情報記憶手段、判定手段、撮像結果記憶手段、登録手段)である。

Claims (1)

  1. 複数の遊技機を設置した遊技場に対応した遊技場システムにおいて、
    遊技機に対して作業を行っている人物を撮像可能な撮像手段と、
    遊技場の従業員であるか否かを判定するための判定情報を記憶する判定情報記憶手段と、
    前記判定情報に基づいて前記撮像手段が撮像した人物が遊技場の従業員であるか否かに加えて、その人物が遊技機に対して行っている作業が、監視する必要がない作業として設定された監視不要作業であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記撮像手段の撮像結果のうち、遊技場の従業員を撮像した撮像結果を消去する一方、遊技場の従業員ではない人物を撮像した撮像結果を記憶する撮像結果記憶手段と、
    遊技場の従業員による登録操作に基づいて、従業員が何れの遊技機に対して前記監視不要作業を行うか又は行ったことを特定可能な監視不要作業情報を登録する登録手段と、を備え
    前記判定手段は、前記撮像手段の撮像結果のうち、前記監視不要作業情報の登録がある遊技機に対して遊技場の従業員が行っている作業を前記監視不要作業であると判定し、
    前記撮像結果記憶手段は、前記撮像手段の撮像結果のうち、遊技場の従業員による前記監視不要作業が含まれる撮像結果を消去する一方、前記監視不要作業が含まれない撮像結果を記憶すると共に、当該記憶した撮像結果のうち前記登録手段により前記監視不要作業情報が登録された場合に、対応する前記撮像結果を遡って消去することを特徴とする遊技場システム。
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