JP2010002983A - 行動管理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定エリア内の人物の行動を管理する行動管理装置10において、所定エリア内の映像を撮像するビデオカメラV1〜Vnによって撮像された映像を記憶する映像バッファB1〜Bnと、ビデオカメラV1〜Vnによって撮像された映像から人物を特定する人物特定部31と、映像バッファB1〜Bnに記憶された映像の内、人物特定部31により人物が特定された映像のみを抽出する人物特定映像抽出部32と、人物特定映像抽出部32により抽出された映像を記憶する人物映像メモリ群33とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
また、この種の行動管理装置として、映像に基づいて複数の通行人の位置座標を求め、この位置座標に基づいて通行人毎の通行軌跡を記録表示させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
一方、後者の場合には、顧客の一人一人を特定することができず、また、全ての通行軌跡の中から所定の行動を推定して抽出する必要があるため、顧客を特定してその行動を検出すること自体が困難であるという課題がある。
また、撮像手段によって撮像された映像の内、人物が特定された映像のみを抽出して人物特定映像記憶手段に記憶することができるため、撮像手段により撮像された映像全てを記憶する場合と比較して、人物が特定されない映像を記憶しない分だけ映像データの記憶容量を削減することができる効果がある。
図1は、この実施の形態における行動管理装置10の概略構成を示したものである。この行動管理装置10は、金融機関などの店舗に設置されて、人物の行動を監視および記録するため装置であり、複数のビデオカメラV1〜Vnと、制御装置30、表示部60、操作入力部61とを備えて構成されている。
人物特定映像抽出部32は、人物特定部31により人物が特定された映像のみを抽出して人物映像メモリM1〜Mnにそれぞれ記憶する。
ここで、人物の特定方法としては、各ビデオカメラV1〜Vnで撮像された映像の中から人物の顔を検出する方法などを用いることができる。
行動検出部38は、人物特定部31で特定された人物の所定の行動を検出するものであり、記憶部35に予め記憶されている店舗内部のレイアウト情報(図2参照)、および、ビデオカメラV1〜Vnにより撮像された映像に基づいて、人物特定部31で特定された人物の所定の行動を検出するものである。また、行動検出部38は、認証部34で店舗の店員であると判別された人物と、認証部34で顧客であると認証された人物との位置関係と、店舗内部のレイアウト情報とに基づいて人物が行っている所定の行動を検出してその情報を文字データ変換部39およびメモリ処理部42へ出力する。
静止画抽出部40は、行動検出部38が所定の行動を検出する際に、人物特定部31で特定された人物の静止画像を当該人物の映像から抽出し、この抽出した静止画像データを記憶部35へ出力する。
表示部60は、検索部41から出力された情報の表示および映像データの再生を行う。
個人特定映像削除部43は、人物映像メモリ群33の各人物映像メモリM1〜Mnに記憶されている映像データの中から認証部34により個人が特定された人物の映像データを所定の第1タイミングで削除する。ここで、第1タイミングとしては、映像が撮像された日の営業終了後すなわち、店舗の営業終了時間から翌日の営業開始時間までの間の適宜のタイミングとするのが好ましい。これにより、映像が撮像された翌日の営業時間(以下、翌営業時間と称す)の開始時までには、人物映像メモリM1〜Mnの記憶残量を、個人が特定された人物の映像データの分だけ前日の営業終了時間の記憶残量より増大させることができる。なお、映像データを削除する際に確認操作を要求するようにしても良い。
まず、行動管理装置10の電源を立ち上げると、ビデオカメラV1〜Vnによる撮像が開始され、ビデオカメラV1で撮像された映像データを映像バッファB1に、ビデオカメラV2で撮像された映像データを映像バッファB2に、ビデオカメラV3で撮像された映像データを映像バッファB3に、同様に、ビデオカメラVnで撮像された映像データを映像バッファBnに一時的に保存する。
この認証処理において、まず、人物の特徴として、例えば顔の画像からその顔の特徴を抽出し、記憶部35に予め記憶されている人物の特徴情報(例えば、顔の特徴など)に、抽出した人物の特徴(例えば、顔の特徴など)と一致する特徴情報があるか否かを判定する。この判定の結果、人物特定部31で特定された人物の特徴と一致する人物の特徴情報が記憶部35に含まれている場合は、記憶部35の人物の特徴に関連付けられた識別情報を特定する。
ここで、認証部34の認証処理に際しては、過去において認証できず、認証処理において仮の識別情報が与えられている人物の認証も行う。例えば、過去に記憶部35に記憶された仮の識別情報「Unknown325」を有する人物の顔の特徴情報と一致すると認証部34が判定すると、この仮の識別情報「Unknown325」を特定する。
記憶部35においては、文字データに変換した所定の行動と、静止画抽出部40で抽出した静止画像とをそれぞれ関連情報として識別情報および仮の識別情報に関連付けて記憶する。
そして、メモリ処理部42においては、検索部41より出力される映像データの確認作業が完了した旨の情報に基づいて、確認済の映像データのうち、自動削除禁止設定がなされた映像データを除くものを確認済映像削除部44によって上述した第2タイミングで削除する。
そして、個人が特定された映像データを、店舗の営業終了時間から翌営業開始時間までの間に削除することができるので、翌営業日に記憶する映像データのための人物映像メモリM1〜Mnの記憶可能な残量を自動的に確保することができる。
また、一部の人物の映像データを表示部60を介して確認する際に、削除したくない確認済の映像データを、自動削除などが行われない他の記憶装置に選択的に隔離して保存することができる。
V1〜Vn ビデオカメラ(撮像手段)
B1〜Bn 映像バッファ(映像記憶手段)
31 人物特定部(人物特定手段)
32 人物特定映像抽出部(人物特定映像抽出手段)
33 人物映像メモリ群(人物特定映像記憶手段)
34 認証部(認証手段)
38 行動検出部(行動検出手段)
39 文字データ変換部(文字データ変換手段)
35 記憶部(記憶手段)
43 個人特定映像削除部(個人特定映像削除手段)
44 確認済映像削除部(確認済映像削除手段)
45 問題行動判定部(問題行動判定手段)
46 要注意人物判定部(要注意人物判定手段)
Claims (9)
- 所定エリア内の人物の行動を管理する行動管理装置において、
前記所定エリア内の映像を撮像する撮像手段と、
該撮像手段によって撮像された映像を記憶する映像記憶手段と、
前記撮像手段によって撮像された映像から人物を特定する人物特定手段と、
前記映像記憶手段に記憶された映像の内、前記人物特定手段により人物が特定された映像のみを抽出する人物特定映像抽出手段と、
該人物特定映像抽出手段により抽出された映像を記憶する人物特定映像記憶手段と、
前記人物特定手段によって特定された人物の認証を行う認証手段と、
前記認証手段によって認証が行われた人物による所定の行動を検出する行動検出手段と、
前記行動検出手段によって特定された所定の行動を文字データに変換する文字データ変
換手段と、
前記文字データ変換手段によって変換された文字データを前記認証手段により認証された人物の識別情報と関連付けて記憶する文字データ記憶手段と、
を備えることを特徴とする行動管理装置。 - 前記人物特定映像記憶手段に記憶された映像データの中から、前記認証手段により個人が特定されていない一部の人物の映像データを残し、他の映像データを所定の第1タイミングで削除する個人特定映像削除手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の行動管理装置。
- 前記所定のエリアは店舗であり、前記第1タイミングは、店舗の営業終了時間から翌営業開始時間までの間の何れかのタイミングであることを特徴とする請求項2に記載の行動管理装置。
- 前記一部の人物の映像データを、該映像データが撮像された店舗の営業時間帯を基準として、翌営業時間帯に確認可能に構成したことを特徴とする請求項2又は3の何れか一項に記載の行動管理装置。
- 前記一部の人物の映像データの確認時に該映像データを選択的に他の記憶手段へ保存可能に構成したことを特徴とする請求項4に記載の行動管理装置。
- 前記人物特定映像記憶手段に記憶された一部の人物の映像データのうち、確認済みの映像データを所定の第2タイミングで削除する確認済映像削除手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の行動管理装置。
- 前記第2タイミングは、前記一部の人物の映像データを確認した時から、当該確認を行った営業日の翌営業日の営業開始時間までの間の何れかのタイミングであることを特徴とする請求項6に記載の行動管理装置。
- 前記行動検出手段により検出された行動が予め設定された所定の問題行動に該当するか否かを判定する問題行動判定手段を備え、前記行動検出手段によって検出された行動が問題行動に該当すると前記問題行動判定手段により判定された場合、当該問題行動に該当する行動が検出された映像データを削除禁止にすることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の行動管理装置。
- 前記認証手段により認証された人物が予め記憶された要注意人物であるか否かを判定する要注意人物判定手段を備え、該要注意人物判定手段により要注意人物と特定された人物の映像データを削除禁止にすることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の行動管理装置。
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