JP2006000458A - 遊技機管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機の当り確率の不正な設定変更や、誤設定を検出することが可能な遊技機管理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の実施の形態に係る遊技機管理システム10は、管理用コンピュータ11、非接触型電流センサ31、ケーブル32を含んでいる。管理対象であるパチスロ機40は、設定手段としての設定キースイッチ52、リセットボタン53、電源ボタン54、メイン基板55、ハーネス58等を含んでおり、非接触型電流センサ31は、ハーネス58等に固定されている。管理用コンピュータ11は、非接触型電流センサの出力に基づいて、パチスロ機の当り確率の設定値を管理する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ店、パチスロ店、カジノ等の遊技場に設置されるパチンコ機、スロット機、ゲーム機等の遊技機を管理するための遊技機管理システムに関し、特に、当り確率を設定変更可能な遊技機を管理する遊技機管理システムに関する。
従来、パチスロ機には、当りの発生確率を台毎に設定できるように、設定変更スイッチが設置されている。例えば、当り確率を六段階に設定できるように、設定1(当り確率1/333.3)、設定2(当り確率1/316.7)、設定3(当り確率1/300.0)、設定4(当り確率1/283.1)、設定5(当り確率1/266.7)、設定6(当り確率1/250.0)を用意しておき、設定変更スイッチによって、任意の設定値に設定できるように構成されている。
例えば、下記特許文献1及び特許文献2には、当り確率を設定変更可能なパチスロ機が開示されている。
特開2004−8700号公報 特開2002−200228号公報
特許文献1及び特許文献2に開示されているパチスロ機では、一日中同じ確率に設定されていると、遊技者が特定の台に偏ってしまうという課題を解決するために、朝一番に設定されている基本の当り確率を、所定のタイミングで自動的に変更するといった構成が採用されている。
ところで、通常の店舗では、この当り確率の設定は、店長やホール責任者等の一部の者のみに任されている。そして、経営者等からパチスロ機の各台の設定値の指示を受け、営業時間終了後等に、この指示に従って大当り確率の設定変更がされている。経営者等から指示される設定値は、遊技者の利益と店舗の利益との双方を考慮して綿密に決定されたものである。よって、上述した特許文献1及び特許文献2のように、パチスロ機によって所定の範囲内で自動変更される場合を除いて、勝手に変更されることは望ましくない。
ところが、従来、この設定値が、遊技者によって上述した設定5や設定6等の高い当り確率(高設定)に不正に変更されるケースが発生している。この不正な変更は、例えば、棒状の部材をパチスロ機内部に挿入して設定変更スイッチを押したり、回路に不正な処理を施しておいて、電波等使って回路に指令を送ったりする等して行われている。
また、閉店後に設定変更を行う責任者が、間違って指示された設定値と違う値に設定してしまうといったケースも生じている。設定者の誤設定の場合には、指定された設定値よりも、高設定に誤設定される場合と、低設定に誤設定される場合がある。
このように、不正な設定変更や誤設定により、経営者が決定した設定値と異なる値に設定されると、店舗には大きな被害が生じてしまう。特に、遊技者の不正行為によって、設定値が高設定に変更された場合には、店舗は莫大な被害を被ってしまう。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、遊技機の当り確率の不正な設定変更や、誤設定を検出することが可能な遊技機管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る遊技機管理システムは、当り確率の設定値を変更可能な複数の遊技機を管理するための遊技機管理システムであって、前記複数の遊技機からそれぞれの実際の設定値を取得するための設定値取得手段と、前記各遊技機の実際の設定値を示す設定値リストを格納しておく記憶手段と、前記設定値取得手段及び記憶手段を制御する演算手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機管理プログラムは、コンピュータに当り確率の設定値を変更可能な複数の遊技機を管理させるための遊技機管理プログラムであって、前記遊技機から実際の設定値を取得するステップと、前記各遊技機の実際の設定値を設定値リストとして記憶手段に格納するステップと、前記実際の設定値を、予め決められた設定予定値と照合し、両値の異なる遊技機を抽出するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係る遊技機管理システムによれば、遊技機の当り確率の不正な設定変更や誤設定を検出することが可能になる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。本実施の形態では、パチスロ店に設置されたパチスロ機の管理を行う遊技機管理システムついて説明する。
図1は、本遊技機管理システムの管理対象であるパチスロ機40の外観構成を示す正面図である。同図に示すように、パチスロ機の前面カバー41には、スタートレバー42、ストップボタン43、メダル投入口44、メダル払出口45、鍵穴46、パチスロ機内部のリールを表示するためのリール窓47が設けられている。このパチスロ機40においては、遊技者が、メダル投入口44にメダルを投入し、スタートレバー42を弾くと、リールが回転する。遊技者が、各ストップボタン43を押すと、各リールが停止し、三つのリール間で所定の絵柄が揃うと、当りとしてメダル払出口45から、所定の枚数のメダルが払出される。
図2は、同じくパチスロ機40の内部構成を示す図である。同図の内部構造には、パチスロ機40の前面カバー41を開けることでアクセスすることができる。前面カバー41は、遊技場の責任者等が所持している図示しないキーが図1の鍵穴46に挿入されることで、扉の如く開閉可能に構成されている。図2に示すように、パチスロ機40の内部には、電源や各種スイッチ等が配置されている電源ボックス51、パチスロ機全体の制御を行うための回路等が実装された制御基板としてのメイン基板55、リール56が設けられている。電源ボックス51には、当り確率を設定変更する設定手段としても作用する設定キースイッチ52、リセットボタン53、電源ボタン54が設けられている。また、設定手段としても作用するスタートレバー42とメイン基板55は、図示しない配線によって接続されている。
本実施の形態では、上述した従来技術と同様に、設定1(低設定)から設定6(高設定)の6段階で当り確率を変更可能に構成されている。詳細は後述するが、パチスロ機40の電源がON状態で、設定キースイッチ52にキーを差し込んでひねり(ON状態)、電源スイッチ54、リセットボタン53、スタートレバー42を操作することで、設定変更を行うことができる。また、電源ボックス51とメイン基板55は、上記設定変更の指令をメイン基板55へ送信するための接続部材であるハーネス58によって接続されている。なお、ここでは図示を省略するが、ハーネス58は、設定キースイッチ52、リセットボタン53及び電源ボタン54からの信号をそれぞれ伝達するための3つの配線を含んでいる。そして、後述するように、本実施の形態に係る遊技機管理システムは、このハーネス58内の上記3つの配線と上述したスタートレバー42の配線に流れる電流を利用して、設定値情報を取り出すように構成されている。
次に、本実施の形態に係る遊技機管理システム10の構成について説明する。図3は、遊技機管理システム10の構成を概略的に示す図である。同図に示すように、遊技機管理システム10は、PC(Personal Computer)本体20及びディスプレイ30からなる管理用コンピュータ11と、ハーネス58に固定された非接触型電流センサ31、PC本体20と非接触型電流センサ31とを接続するケーブル32とを含んでいる。遊技機管理システム10は、設定値取得手段としてのこの非接触型電流センサ31及びケーブル32を介して、遊技機40の設定値情報を取得する。
この非接触型電流センサ31の構成を図4に示す。同図に示すように、非接触型電流センサ31−1〜31−4の中央には貫通穴が設けられており、この貫通穴にハーネス58内の4つの配線59−1〜59−4(それぞれ、設定キースイッチ52、リセットボタン53、電源ボタン54、スタートレバー42に接続されている)を挟み込むようにして固定されている。また、図示は省略するが、各非接触型電流センサ31の内部には、配線59内に電流の変化が起こると起電力が生じるコイルが巻かれている。よって、配線59内に電流が流れると、ハーネス周囲に磁界が発生し、この磁界によりコイルに起電力が生じ、ケーブル32−1〜32−4を介して管理用コンピュータ11に信号が送られる。なお、電流センサとしては、非接触型に変えて接触型電流センサを用いても良い。
管理用コンピュータ11が、この非接触型電流センサ31からの信号を解析することで、パチスロ機40の設定値を把握することができる。なお、図3では2台のパチスロ機のみを表示しているが、管理用コンピュータが管理すべき全てのパチスロ機、例えば、同一遊技場内にある全てのパチスロ機に非接触型電流センサ31が設けられることになる。また、複数の非接触型電流センサ31は、個体を識別するための番号がそれぞれ付されており、信号を受信した管理用コンピュータ11は、どのパチスロ機40のどの配線59に取り付けられた非接触型センサ31からの信号であるかを把握することが可能である。
なお、本実施の形態においては、ハーネス58内を通過する出力信号は、設定キースイッチ52については、ON/OFF信号、リセットボタン53については、ボタンが押下されたことを示す押下信号、電源ボタン54については、電源のON/OFF信号、スタートレバー42については、レバーが押下されたことを示す押下信号である。
次に、管理用コンピュータ11のPC本体20の構成について詳細に説明する。図5は、PC本体20の構成をイメージ的に示す図である。同図に示すように、PC本体20は、各種演算を実行するための演算装置21、演算装置21に演算時に一時的に情報を格納するためのメモリ22、非接触型電流センサ31等の外部機器と通信するためのインターフェースとしての通信部23、各種プログラムやデータ等の情報を格納しておく記憶装置24を備えている。
演算装置21は、CPUやMPU等によって構成され、メモリ22は、SDRAM等によって構成される。記憶装置24は、HDD、MO、DVD−RAM等の内部及び/又は外部の記憶媒体によって構成される。
また、記憶装置24内には、管理用コンピュータとしての機能を実現するための各種プログラムを格納しておくプログラムDB(データベース)241、非接触型電流センサ31を介して得た各パチスロ機の設定値を格納しておく設定値管理DB242、遊技場の経営者、店長等によって予め決められている各パチスロ機の設定値を格納しておく設定予定値DB243が含まれている。
図6は、設定値管理DB242内に格納されるデータの一例を示す図である。遊技場内のパチスロ機には、それぞれ番号が付されており、それぞれの台毎の実際の設定値が、設定値リストとして格納されることになる。設定値管理DB242の更新は、上述した非接触型電流センサ31からの信号を受信する度に行われる。また、過去の設定値は、リセットされるまで設定値管理DB242内に保存されている。よって、設定管理値DB242を参照することで、台毎の現在及び過去の設定値を把握することが可能である。
図7は、設定予定値DB243内に格納されるデータの一例を示す図である。同図に示すように、設定予定値DB243には、それぞれの台毎の設定予定値のリストが格納される。この設定予定値の入力は、店長や経営者からの指示リストに基づいて、管理用コンピュータの管理者が、PC本体20に接続された図示しないキーボード等を用いて行う。このとき、パスワード認証や指紋認証等を利用した本人認証により、管理者であることを確認された者のみが管理用コンピュータにログインできるように構成されている。なお、本人認証には、パスワード認証、指紋認証、虹彩認証、顔認証等を用いても良い。
以上、本実施の形態に係る遊技機管理システム10の構成について説明したが、続いて、遊技機管理システム10の機能について、管理者等によって設定変更が行われる際の設定変更モード、設定値が変更されると警告を出すように監視する際の監視モード、実際の設定値と設定予定値との比較を行う際の設定値照合モードの順に説明する。
(1)設定変更モード
設定変更モードは、例えば、営業時間終了後、経営者等から指示された設定予定値に基づいて、設定責任者が設定変更をする際に、演算装置21が、プログラムDB241内の設定変更プログラムを実行することで実現される。
ここで、設定責任者が各パチスロ機40の設定値を変更する際の処理の流れについて、図8を参照して説明する。図8は、パチスロ機の設定値変更の処理の流れを示すフローチャートである。この設定値変更処理の流れは、全メーカー共通に、現在販売されているパチスロ機に採用されている手法である。
同図に示すように、まず、パチスロ機の電源ONの通常状態から、ステップ10(S10)において、設定責任者が設定キーを設定キースイッチ52に差し込み、スイッチONにする。次に、S11において、電源ボタン54により、電源OFFとし、続いて、S12において、電源ONとする。このS10〜S12の処理が行われると、パチスロ機40は、リセットボタン53が押下される度に、設定値を1設定ずつ上げる状態になっている。また、設定値6の次は設定値1に戻るように構成されており、すなわち、1,2,3,4,5,6,1,2,3…の順に設定値が変更される。
よって、S13において、設定責任者がリセットボタン53をn回押下すれば、設定値がn設定だけ変更された値に設定される。例えば、設定値5の状態で、リセットボタン53が3回押下されると、設定値2に変更されることになる。次に、S14において、スタートレバー42を押下し、S15に進んで、設定キースイッチをOFFにすることで、電源ONの通常状態に戻り、設定値変更が終了する。
設定変更モードにおいて、遊技機管理システム10は、上記設定変更処理による設定値の変更を監視しており、設定値の変更があった場合には、その台の番号を認識して、PC本体内の20内の設定値管理DB242に格納されている現在の設定値リストを更新する。
設定値変更の検知は、非接触型電流センサ31からの信号を検出することで行われる。上述したように、非接触型電流センサ31は、設定キースイッチ52、リセットボタン53、電源ボタン54、スタートレバー42の各配線39に固定設置されているので、それぞれの電流のON/OFFを検出することが可能である。そして、各配線39から、上述した手順に沿った信号を拾うと、設定変更があったことを検知することができ、リセットボタン53が押下された回数を解析することで、設定値が幾つ変更されたかを検知することができる。
本設定変更モードによれば、設定責任者による設定変更作業において、パチンコ機内の信号を監視することで、設定変更を監視しており、設定値が変更された場合には、PC本体20内の実際の設定値リストを更新することができる。よって、経営者や店舗責任者等が、現在の各遊技機の設定値を確認したい場合には、PC本体20を操作するだけで、実際の設定値リストを簡単に表示することができる。また、この実際の設定値リストを用いれば、詳細に後述するように、設定値が誤設定されていないかを、簡単にチェックすることもできる。
(2)監視モード
次に、監視モードについて説明する。監視モードは、演算装置21がプログラムDB241内の監視プログラムを実行することで実現される。
この監視モードにおいては、上記設定変更モードで設定された設定値が変更されないように監視しており、営業時間中(例えば、午前10時から午後11時)にパチスロ機の当り確率の設定値が変更された場合に、警告を発するように構成されている。具体的には、管理用コンピュータ11が、非接触型電流センサ31からの信号を監視し、いずれかのパチスロ機40に関して設定値を変更する信号(上記設定値変更の手順に沿った信号)を受信すると、発信した台を特定すると共に、設定値が変更されたという警告を発する。
この警告方法としては、ディスプレイ30上に設定変更された台の番号を表示すると共に、図示しないPC本体20のスピーカーから警告音を発するようにすれば良い。また、遊技場内のスピーカーから店員にのみ分かるようなアナウンスをするようにしても良い。また、通報する対象は、店内だけでなく、店外の本部に居る経営者等に、メールや携帯電話で通報するように構成しても良い。また、監視モードにおいて設定値の変更を検知したとき、管理用コンピュータ11が、図示しない遊技場内に設置されている監視カメラに対して、設定値が変更された台をクローズアップさせる制御指令を出すように構成しても良い。この構成によれば、監視モードにおいて遊技台の設定値が変更されたとき、監視カメラによる監視モニタに、即座に当該遊技台がアップで映し出されるので、警備員等が不正行為の有無を容易に確認することができる。
上述したように、通常の遊技場では、営業時間終了後に、店長や経営者から指示された設定値に基づいて、各パチスロ機の設定を行い、翌日の営業時間中には、基本的に設定変更を行わない。もし、店長や経営者の指示によって決められた設定値以外の値に設定すると、警告対象となる。したがって、本監視モードにより、設定変更を検知した場合には、遊技者等が不正に設定値を変更したと考えられる。そして、管理用コンピュータ11の警告に基づき、即座に店員が設定変更されたパチスロ機40を確認することで、不正行為を防ぐことができる。
以上、本監視モードによれば、遊技者がパチスロ機の当り確率を不正に高め、不正な利益を得ることを防止することが可能である。さらに、店舗の従業員等の内部の人間が、不当に高設定値に設定するのを防止することも可能である。
(3)設定値照合モード
次に、設定値照合モードについて説明する。設定値照合モードは、演算装置21がプログラムDB241内の設定値照合プログラムを実行することで実現される。
この設定値照合モードにおいては、管理用コンピュータ11において、現在のパチスロ機40の設定値と、設定予定値との照合を行い、両設定値が異なる場合に警告を発するように構成されている。具体的な処理の流れを図9に基づいて説明する。図9は、設定値照合モードにおける処理の流れを示すフローチャートである。
まず、演算装置21が、S20(S20)において、設定値管理DB242からパチスロ機の現在の設定値リストを取得する。取得した各台の設定値は、メモリ22に一時的に保存される。次に、S21において、同じく演算装置21が、設定予定値DB243からパチスロ機の設定予定値リストを取得し、メモリ22に保存する。
続いて、S22に進み、演算装置21は、メモリ22に保存されている実際の設定値リストと設定予定値リストとを参照して、台毎に実際の設定値と設定予定値とを照合する。そして、S23において、全ての台の設定予定値と現在の設定値が同一であれば、不正な設定変更や誤設定が行われていないとして、そのまま終了する。反対に、S23において、両設定値が一致しない台がある場合には、S24に進み、設定値が一致しない台の番号を特定する。
例えば、図6及び図7に示すリストであれば、1番の台の設定予定値が「2」、9番の台の設定予定値が「3」であるのに対して、実際の設定値は、両台とも最も高設定の「6」になっている。よって、この場合には、S23からS24に進み、設定予定値と実際の設定値が異なっている台が、1番及び9番であると特定される。
そして、S25において、設定予定値と実際の設定値が一致しない台が存在することを、その台番号と共に店員等に知らせるための警告が行われる。この警告は、管理用コンピュータ11のディスプレイ30に、台番号を示す警告画面を表示することで行わる。また、遊技場のスピーカーを介して、店員だけに分かるようにアナウンスすることで行われるようにしても良い。
通常、パチスロ機の当り確率の設定は、閉店後に、設定予定値リストを参照しながら、設定責任者が一台一台手動で設定を行う。しかし、従来技術のところで説明したように、人為的ミスにより、設定予定値と実際の設定値が異なるという誤設定が発生してしまう。本設定値照合モードによれば、各台の設定予定値と実際の設定値とを対比するので、このような誤設定を確実に検出することができるという効果を奏する。また、上記監視モードにおいて、何らかの理由で設定変更の警告が見逃されていた場合であっても、本設定値照合モードの実行により、設定値の異変を店長等に知らせることができ、監視モードと共に、二重に設定値の不正な変更を監視することも可能である。
以上、詳細に説明した、設定変更モード、監視モード、設定値照合モードは、それぞれ所定のタイミングで実行される。例えば、遊技機管理システムが店舗毎に運営されている場合には、以下のようなタイミングで実行すれば良い。まず、営業時間終了後の設定変更作業に先立って、経営者や店舗責任者等は設定予定値リストを作成し、PC本体内に格納する。そして、この設定予定値リストに従って設定変更作業に入る際には、遊技機管理システムにおいて、設定変更モードを実行する。設定変更モードでは、設定変更作業中の設定値の変更は、PC本体内に格納されている実施の設定値リストに反映されることになる。
設定変更作業終了後、設定変更が正しく行われたか否かを確認するため、設定値照合モードを実行する。これにより、実際の設定値と設定予定値とが異なっている台が発見された場合には、再度作業を行い、正しい設定値に修正設定する。なお、この修正のための設定変更作業中は、再度設定変更モードを実行する。そうすれば、修正される設定値を、実際の設定値リストに反映させることができ、再度、設定値照合モードを実行することで、正しく修正作業が行われたか確認することができる。そして、修正作業が終了した後は、監視モードを実行することで、不正な設定値の変更を監視ことができる。
また、遊技機管理システムが、複数の店舗を統括する本部によって、遠隔で運営されている場合には、以下のようなタイミングで実行すれば良い。まず、経営者等が各店舗の設定予定値リストを作成し、各店舗のPC本体(端末)を管理するための本部の管理コンピュータに入力する。管理コンピュータは、設定予定値リストを各店舗の端末にオンラインで送信すると共に、各端末で設定変更モードを実行する。各店舗の設定責任者は、この設定予定値リストに基づいて設定変更作業を行う。
各端末では、設定変更作業に伴い、実際の設定値リストが更新される。この実際の設定値リストは、本部の管理コンピュータに送信され、管理コンピュータにおいて、設定値照合モードが実行される。実際の設定値と設定予定値とが異なっている台が発見された場合には、当該台が設置されている店舗の端末に、修正指令が送られ、再度設定値変更作業が行われる。なお、設定値照合モードは、各店舗の端末上で実行するように構成しても良い。この場合には、全ての台の設定値変更が正しく行われたことを確認した後に、設定変更作業終了を示す信号を、管理コンピュータに送信するようにすれば良い。
そして、全ての台の設定変更が正しく行われた店舗に対して、当該店舗の端末を監視モードに変更するための指令が送られ、各店舗の端末で管理モードが実行される。
また、設定値照合モードは、さらに、所定のタイミングで定期的に行われるように構成すれば良い。例えば、毎朝開店前に設定値照合モードを実行すれば、前日の設定変更が正しく行われているかを開店前に確認することができ、誤った設定値で営業が開始されるのを未然に防止することができる。
このように、設定変更モード、監視モード及び設定値照合モードを所定のタイミングで実施することで、設定値の誤設定を確実に防止することができると共に、遊技者による不正な設定値変更を確実に検知することができる。
次に、本実施の形態の変形例について説明する。上記実施の形態では、制御基板としてのメイン基板55と別体に、当り確率を設定するための電源ボックス51を設け、設定値の設定・変更が行われるように構成されている。これは、通常、パチスロ機のメイン基板は、不正な細工が施されることを防止するために、アクセスできないように構成するよう義務づけられているからである。このため、上記実施の形態では、電源ボックス51とメイン基板55を接続するハーネス58内の配線及びスタートレバー42とメイン基板55を接続する配線から設定値に関する情報を得ている。
これに対して、本変形例では、メイン基板から直接設定値に関する情報を得るように構成したことを特徴とする。例えば、メイン基板上に設定値を取り出すための端子を設け、管理用コンピュータからのケーブルをこの端子に接続するように構成すればよい。また、メイン基板上に、設定値を取り出すための無線通信機能を設け、設定値を管理用コンピュータに直接無線送信するように構成しても良い。設定値を取得するタイミングは、メイン基板の設定値が変更された際に、変更後の設定値が管理用コンピュータに送信されるように構成すれば良い。さらに、管理用コンピュータから設定値の要求信号が送られる際にも、その時の設定値が管理用コンピュータに送信されるように構成しても良い。
このように、メイン基板から直接設定値を取り出すように構成した本変形例によれば、非接触型電流センサが必要なく簡単な構成で確実に設定変更の管理を行うことができる。
以上、本実施の形態について詳細に説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。 例えば、本実施の形態では、電源ボックスの出力は、設定値がプラス又はマイナス1ずつ変更されたことを示す信号であったが、直接設定値の数字を示す信号であっても良い。また、非接触型電流センサと管理用コンピュータは、ケーブル接続ではなく、無線接続されていても良い。無線接続としては、Bluetooth(登録商標)、無線LAN等の通信規格が用いられる。
また、本実施の形態では、設定手段としての設定キースイッチ52、リセットボタン53、電源ボタン54及びスタートレバー42の操作により設定値が変更されるように構成されているが、適宜、他の構成を採用することが可能である。例えば、設定値1〜6に対応して切換可能な設定スイッチやテンキーやタッチパネル等の入力デバイスを電源ボックスに設置し、この入力デバイスを操作することで設定値を変更できるように構成しても良い。
また、遊技場としても、種々の店舗形態が考えられ、パチンコ店、カジノ、ゲーム場等、遊技機が設置されている場所であれば、本遊技機管理システムを適用できる。もちろん、遊技機は、パチスロ機に限定されるものではなく、当り確率の設定が変更可能な、パチンコ機や、ポーカーゲームや麻雀等のゲーム機であっても良い。また、遊技機の当り確率の設定値も、6段階に限定されるものではなく、複数の当り確率に変更可能であれば、本発明を適用することができる。さらに、当りとは、一種類の当りだけではなく、当りの規模(当りによって得られる景品の数など)に応じて、小当り、中当り、大当たり等、複数種類の当りがある場合であっても、それぞれの当りの確率を変更できる遊技機であれば、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態における当り確率の設定を、管理用コンピュータによる個人認証をパスした者のみが行えるように構成しても良い。例えば、管理用コンピュータに、パスワード認証や指紋認証の機能を持たせ、設定値変更の権限を有する者であるか否か確認するようにすれば良い。この場合には、各パチスロ機の電源ボックスと管理用コンピュータをオンラインで接続し、個人認証をパスして設定変更モードになっている場合のみ、設定キースイッチ、リセットボタン等による設定変更を有効にするように構成する必要がある。このように、設定変更にあたって、個人認証を組み合わせれば、セキュリティを高めることができる。
また、本実施の形態では、当り確率の設定値変更は、図8に示した手順に沿って行われているが、適宜、異なる手順で変更できるように構成しても良いのはいうまでもない。また、本実施の形態では、当り確率の設定は、一台一台、手動で行われているが、管理用コンピュータから、オンラインで行えるように構成しても良い。この場合には、メイン基板に当り設定用の回路を設け、管理用コンピュータがこの設定用回路にアクセス可能に構成する必要がある。さらに、上述した個人認証の機能と組み合わせれば、確実にセキュリティを確保することができる。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の外観構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るパチスロ機の内部構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る遊技機管理システムの構成を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る非接触型電流センサの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るPC本体の構成をイメージ的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る設定値管理DB内に格納されるデータの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る設定予定値DB内に格納されるデータの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るパチスロ機の設定値変更の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る設定値照合モードにおける処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 遊技機管理システム
11 管理用コンピュータ
20 PC本体
21 演算装置
22 メモリ
23 通信部
24 記憶装置
241 プログラムDB
242 設定値管理DB
243 設定予定値DB
30 ディスプレイ
31 非接触型電流センサ
32 ケーブル
40 パチスロ機
51 電源ボックス
52 設定キースイッチ
53 リセットボタン
54 電源ボタン
55 メイン基板
58 ハーネス
59 配線

Claims (7)

  1. 当り確率の設定値を変更可能な複数の遊技機を管理するための遊技機管理システムであって、
    前記複数の遊技機からそれぞれの実際の設定値を取得するための設定値取得手段と、
    前記各遊技機の実際の設定値を示す設定値リストを格納しておく記憶手段と、
    前記設定値取得手段及び記憶手段を制御する演算手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機管理システム。
  2. 管理対象である遊技機は、前記設定値を設定するための設定手段、遊技機全体を制御するためのメイン基板、及び前記設定手段と前記メイン基板とを接続するための接続部材をそれぞれ備えており、
    前記設定値取得手段は、前記遊技機の接続部材に取り付けられた非接触型電流センサを含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機管理システム。
  3. 前記設定値取得手段は、前記遊技機の設定値が変更されると設定値が変更されたことを示す信号を生成するよう構成されており、
    前記演算手段は、この設定値が変更されたことを示す信号に基づいて、前記遊技機の設定値の変更を監視することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機管理システム。
  4. 前記演算手段は、前記設定値が変更されたことを示す信号を受信すると、何れの遊技機からの信号であるかを算出し、前記記憶手段に格納されている実際の設定値リストの当該遊技機の設定値を更新することを特徴とする請求項3記載の遊技機管理システム。
  5. 前記記憶手段は、予め決定された各遊技機の設定予定値を示す設定予定値リストをさらに格納しており、
    前記演算手段は、前記設定値リストと前記設定予定値リストに示された両設定値を照合し、両設定値の異なる遊技機を抽出することを特徴とする請求項1乃至4何れか1項に記載の遊技機管理システム。
  6. 前記演算手段は、前記設定値が変更されたことを示す信号を受信すると、何れの遊技機からの信号であるかを算出し、さらに、遊技機を関するための監視カメラに対して、当該遊技機をアップで映し出させる制御指令を出すように構成されていることを特徴とする請求項3記載の遊技機管理システム。
  7. コンピュータに当り確率の設定値を変更可能な複数の遊技機を管理させるための遊技機管理プログラムであって、
    前記遊技機から実際の設定値を取得するステップと、
    前記各遊技機の実際の設定値を設定値リストとして記憶手段に格納するステップと、
    前記実際の設定値を、予め決められた設定予定値と照合し、両値の異なる遊技機を抽出するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする遊技機管理プログラム。
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