JP2008161263A - スロットマシン設定値管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】設定値の手動入力の手間を省くことによる作業効率の向上と、入力ミスの低減を図ることでデータの信頼性の向上が図れるようにする。
【解決手段】設定読取センサ3にて実際に設定されている設定値を読み取り、それを保存して表示する。これにより、指示者が予めホールコンピュータ7に入力しておいた設定値と、設定読取センサ3にて読み取った実際に設定されている設定値とを照合し、これらが一致しているか否かを確認することが可能となる。このため、指示者が実際に設定されている設定値を1つ1つ手動入力しなくても、設定者が実際に入力した設定値を確認したり、設定者が設定値を調整した後に不正により設定値が変更されたような場合にも、その設定値変更を確認することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スロットマシンにおける設定値の管理を行うスロットマシン設定値管理システムに関するものである。
従来より、スロットマシンでは、1〜6に段階的に設定された設定値を調整することでボーナスゲームの確率が変えられるようになっている。このため、スロットマシンの設定値の管理は、店舗(パチンコ・スロット遊技ホール)側としては、直接売り上げ、利益に繋がるデータ管理として非常に重要である。また、同様に、スロットマシンの設定値が不正に変更される等、意図しない設定値の変更が為された場合には、それの早期発見が重要となる(例えば、特許文献1参照)。そして、このような早期発見が、営業時間中のみならず営業時間外においても重大な監視になると言える。
特開2004−97334号公報
しかしながら、従来では、このスロットマシンの設定値の管理は、各スロットマシンの設定値を調整したのち、店舗側のホストコンピュータ内に手動入力し、その入力したデータが予めホストコンピュータに入力しておいた設定値と一致するか否かを照合することにより行っている。このため、設定値を調整した後にその設定値を手動入力する手間が掛かって人的労力が大きいし、入力ミスも発生し得るという問題がある。また、スロットマシンの設定値の変更を営業時間中や営業時間外のいずれのときにも、言わば24時間監視することができない。
本発明は上記点に鑑みて、設定値の手動入力の手間を省くことによる作業効率の向上と、入力ミスの低減を図ることでデータの信頼性の向上が図れるようにすることを第1の目的とする。
また、スロットマシンの設定値の変更を営業時間中や営業時間外のいずれのときにも監視できるようにすることを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、複数のスロットマシン(1)にそれぞれ取り付けられ、スロットマシン(1)の設定値を検出する設定読取センサ(3)と、設定読取センサ(3)が検出した設定値に関するデータを含む電気信号を取得する第1手段(6)と、電気信号に含まれた設定値に関するデータから、設定値を取得し、複数のスロットマシン(1)の台番と対応付けて設定値を保存すると共にそれを表示する第2手段(7、20)と、を備えていることを特徴としている。
このように、設定読取センサ(3)にて実際に設定されている設定値を読み取り、それを保存して表示するようにしている。これにより、指示者が予め第2手段(7、20)に入力しておいた設定値と、設定読取センサ(3)にて読み取った実際に設定されている設定値とを照合し、これらが一致しているか否かを確認することが可能となる。このため、指示者が実際に設定されている設定値を1つ1つ手動入力しなくても、設定者が実際に入力した設定値を確認したり、設定者が設定値を調整した後に不正により設定値が変更されたような場合にも、その設定値変更を確認することが可能となる。
例えば、設定読取センサ(3)にて、スロットマシン(1)に備えられた設定値表示器(12)に伝えられる設定値を示す電気信号を読み取り、設定値を示す電気信号から読み取った設定値と対応したパルス数の電気信号を設定値に関するデータを含む電気信号として出力させることができる。
また、設定読取センサ(3)にて、設定値に加えて、設定値表示機(12)への電気信号の入力が開始された電源ON、電気信号の入力が停止された電源OFF、電源ONと電源との切り替わりのタイミングに行われる設定確認、該設定読取センサ(3)に電源が投入されたときに正確に起動しない電源エラー、該設定読取センサ(3)に設定値を示す電気信号が入力されているものの該読取センサ(3)の故障により設定値の読み取りが行えないセンサエラー、該設定読取センサ(3)が故障していないときに設定値の読み取りが行えない読取エラーの少なくとも1つが発生したことを設定値を示す電気信号に基づいて検出し、設定値と対応したパルス数とは異なるパルス数の電気信号を設定値に関するデータを含む電気信号として出力させることもできる。
この場合、第2手段(7、20)は、保存手段(110、120、130、135、150、160、170、180)にて、電気信号に含まれた設定値に関するデータに相当するパルス数に基づき、電源ON、電源OFF、設定確認、設定値の変更、電源エラー、センサエラー、読取エラーという内容の異常が発生する毎に、発生事実、発生回数および発生内容を複数のスロットマシン(1)それぞれの台番と対応付けて保存しておくことができる。また、第2手段(7、20)は、保存手段にて、電源ON、電源OFF、設定確認、設定値の変更、電源エラー、センサエラー、読取エラーの発生日時も記憶することができる。
そして、第2手段(7、20)は、保存手段の保存内容に基づき、設定読取センサ(3)が検出した現在の設定値を表示すると共に、該現在の設定値よりも以前に設定されていた設定値を変更履歴として表示することができる。このような変更履歴を表示することにより、指示者は、設定値がどのように変更されたかを確認することが可能となる。この場合、第2手段(7、20)は、保存手段の保存内容に基づき、異常発生の回数を表示することもできる。
同様に、第2手段(7、20)は、保存手段の保存内容に基づき、参照情報として、前日の設定値を表示すると共に、該前日の設定値よりも以前に設定されていた設定値を変更履歴として表示することもできる。さらに、第2手段(7、20)は、保存手段の保存内容に基づき、参照情報として、前々日の設定値を表示すると共に、該前々日の設定値よりも以前に設定されていた設定値を変更履歴として表示することもできる。
また、第2手段(7、20)は、予定設定値記憶手段(200、300)にて予め設定すべき複数のスロットマシン(1)それぞれの設定値を記憶しておき、照合手段(210、310)にて予定設定値記憶手段(200、300)に記憶された設定すべき設定値と、設定読取センサ(3)が検出した設定値に関するデータを含む電気信号に示された設定値とが一致するか否かを照合することができる。
このような照合を行うことで、一致しないという結果が得られたときには、例えば一致しなかった設定値を強調表示するなどにより、指示者にそれを伝えることが可能となる。
この場合、第2手段(7、20)は、予定設定値記憶手段(200、300)に記憶された設定すべき設定値と、設定読取センサ(3)が検出した設定値に関するデータを含む電気信号に示された設定値とを表示すると共に、設定値に関するデータを含む電気信号に示された設定値が変更されたときに、該設定値変更が行われたときの異常内容を時系列的に表示すると好ましい。
このように、予定設定値記憶手段(200、300)に記憶された設定すべき設定値と、設定読取センサ(3)が検出した設定値に関するデータを含む電気信号に示された設定値とを表示することで、指示者によるこれらの比較が容易に行えるようにできる。また、設定値変更が行われたときの異常内容を時系列的に表示することで、仮に、設定値が一致していなかったときに、時系列的に表示された異常内容を確認することで、その異常の発生原因を認識することが可能となる。
具体的には、第2手段を店舗に備えられたホールコンピュータ(7)とすることができる。この場合、ホールコンピュータ(7)に照合手段(210、310)を備え、ホールコンピュータ(7)にて上記照合を行うことができる。
また、第2手段を本部に備えられた通信システム(20)と店舗に備えられたホールコンピュータ(7)とすることもできる。この場合、通信システム(20)に照合手段を備えらておき、通信システム(20)にて上記照合を行うことができる。すなわち、通信システム(20)に設定すべき設定値のデータを入力したのち、該データを設定指示データとしてホールコンピュータ(7)に送信し、ホールコンピュータ(7)において設定読取センサ(3)が検出した設定値に関するデータを含む電気信号に示された設定値を取得したのち、該設定値のデータを通信システム(20)で受信し、通信システム(20)にて照合を行う。このように、通信システム(20)にて照合が行われるようにすれば、店舗のホールコンピュータ(7)で照合する場合のように店舗側で照合結果を確認できないようにすることができるため、より設定セキュリティを向上させることが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態のスロットマシン設定値管理システムの導入形態を表した模式図である。本実施形態は、店舗スタンドアロン形式に対して本発明の一実施形態を適用したものである。すなわち、図1に示すように、パチンコ店の管理者がスロットマシン1の設定値の指示者P1となり、設定者P2に対して具体的な指示を出すことによって設定者P2にスロットマシン1の設定値の調整を実際に行わせる。そして、スロットマシン1の設定値を読み取り、ホールコンピュータ7側に予め入力しておいた設定値と照合することで、指示者P1の指示した通りの設定値に調整されているか否かを確認する。
図2は、本実施形態が適用されるパチンコ店におけるスロットマシン設定値管理システムの全体構成を示した図である。以下、この図に基づき本実施形態のスロットマシン設定値管理システムの構成について説明する。
スロットマシン設定値管理システムは、スロットマシン1、各台基板2、設定読取センサ3、補助基板4、島CPU5、中継サーバ6、ホールコンピュータ7を有して構成され、これらがLANを通じて接続された構成とされている。
スロットマシン1は複数あり、パチンコホール内において機種別に並べられ、島と呼ばれる1列のグループ毎に設置されている。各スロットマシン1には、図示しないが投入されたコイン枚数を検出するイン枚数センサ、払い出されたコイン枚数を検出するアウト枚数センサ、ローラ回転もしくはデジタル回転を検出する回転センサ、大当りを検出する大当たりセンサ、確率変動(以下、確変という)を検出する確変センサ等の各種センサが取り付けられており、これら各センサの検出信号が各スロットマシン1に備えられた各台基板2に出力されるようになっている。なお、このスロットマシン1における各種センサは、周知なものであり、かつ、本発明の特徴部分と直接的に関係ない部分であるため、詳細については省略する。
各台基板2は、各スロットマシン1のイン枚数やアウト枚数に関する情報、さらには、大当りや確変情報などの稼動情報を示す電気信号を各スロットマシン1に取り付けられた各種センサから得て、その電気信号をそのまま又は決められた形式の電気信号に変換して島CPU5に出力する周知のものである。この各台基板2により、後述するように補助基板4から出力されたスロットマシン1の設定値等に関する情報を示す電気信号を受け取り、その電気信号をそのまま又は決められた形式の電気信号に変換して島CPU5に出力する。
設定読取センサ3は、スロットマシン1の設定値、つまりボーナスゲームの確率を段階的に変化させる1〜6の設定値の読み取りなど、設定値に関する各種異常に関する情報を取得するためのものである。この設定読取センサ3の具体的な役割について図3を参照して具体的に説明する。
図3は、設定読取センサ3を各スロットマシン1に取り付けた様子を示した模式図である。この図に示すように、スロットマシン1には、設定値を設定するためのスイッチ10と、スイッチ10の押下に応じた設定値を記憶する設定値記憶部11と、設定値記憶部11から出力される電気信号に基づいて設定値の表示を行う7セグメント12とが備えられている。スイッチ10が押下されると、それに対応して設定値記憶部11で記憶される設定値が変化し、設定値記憶部11から記憶された設定値を示す電気信号が出力されることで、その設定値が7セグメント12に表示されるように構成されている。
設定読取センサ3は、7セグメント12に入力される電気信号を読み取ることで設定値の読み取りや電源のON・OFF等、設定値に関して何らかの異常が発生したことを検出し、検出される毎にその異常内容に応じた出力信号を発生させる。図3中に示すように、スロットマシン1には、7セグメント12に電気信号を入力する配線13から分岐した端子14、つまり7セグメント12に入力される電気信号を得るための端子14が備えられており、この端子14に設定読取センサ3の端子15が接続されている。このため、設定読取センサ3に設定値を示す電気信号が入力されるようになっている。設定読取センサ3は、この設定値を示す電気信号を入力信号として、電源のON・OFF、設定値、設定確認、電源エラー、センサエラー、読取エラー等の各種異常の発生を認識する。
設定値を示す電気信号は、例えば、スロットマシン1の電源がONされると出力され、OFFされると出力されない。つまり、電源がOFFからONに切り替わると、設定値を示す電気信号が出力され、電源がONからOFFに切り替わると設定値を示す電気信号が出力されない。このため、電気信号の立上り時に電源ONを認識し、電気信号の立下がり時に電源OFFを認識する。
また、設定値の認識は、電気信号そのものが表す設定値を読み取ることにより行われる。設定確認は、設定読取センサ3側で設定値を確認すべきタイミングの時に自動的に行われるものであり、例えば、電源がONからOFFに切り替えられたタイミングや、電源がOFFからONに切り替えられたタイミングで行われる。つまり、設定値が変更される可能性があるときに設定確認が行われる。電源エラーは、設定読取センサ3に電源が投入されたときに、通常起動に必要とされる時間が経過しても設定読取センサ3が正確に起動しないときに認識される。なお、設定読取センサ3の電源は、基本的にパチンコ店の営業時間内だけでなく営業時間外にもONされたままにされるが、最初の起動時等にこの電源エラーが発生する可能性がある。
また、設定読取センサ3に設定値を示す電気信号が入力されているものの、設定読取センサ3自身が何らかの故障により設定値の読み取り等が行えなくなっている場合には、センサエラーと認識する。さらに、設定読取センサ3に設定値を示す電気信号が入力され、設定読取センサ3自身には故障が認められないものの、電気信号から設定値等の読み取りが行えなかった場合には、読取エラーと認識する。
そして、設定読取センサ3は、上記各種認識を行うと、それに応じたパルス数の出力信号を設定値に関する各種情報を示す信号として出力する。例えば、電源ONの場合には1パルス、電源OFFの場合には2パルス、設定値1〜6はそれぞれ3〜8パルス、設定確認は9パルス、電源エラーは10パルス、センサエラーは11パルス、読取エラーは12パルスとされる。なお、設定値に関する各種情報を示す信号を出力するに際し、各設定読取センサ3のID情報と共に出力すれば、中継サーバ6でどのスロットマシン1の情報か読み取ることが可能となる。勿論、上述した各台基板2において、設定読取センサ3から送られてきた信号にID情報を添付するようにしても良い。
補助基板4は、設定読取センサ3の出力する信号を受け取り、各台基板2に出力するものであり、各台基板2も、この補助基板4から受け取った信号をそのまま島CPU5に出力するようになっている。なお、本実施形態では、設定読取センサ3および補助基板4を備えることで、各スロットマシン1の設定値に関する電気信号を得るようにしているが、補助基板4は必ずしも必要であるという訳ではなく、各台基板2により補助基板4の役割を果たさせても良い。
島CPU5は、機種別に並べられたスロットマシン1の島ごとに備えられている制御装置である。この島CPU5は、LANを通じて各台基板2からの各種稼動情報を示す電気信号および設定値に関する各種情報を示す信号を受け取り、その各種稼動情報を必要に応じて処理したのち中継サーバ6に送る役割を果たす。
中継サーバ6は、CPU、RAM、ROMなどのメモリおよびI/Oなどを有する周知のマイクロコンピュータによって構成されている。この中継サーバ6は、LANを通じて各島CPU5からの電気信号を受け取り、電気信号に示されるパルス数の読み取りを行うと共に、そのパルス数を示す電気信号をホールコンピュータ7に出力する。
なお、中継サーバ6では、島CPU5から送られてきた電気信号が通常のパルス波形でなかった場合に、設定読取センサ3に接続された配線が断線したと判定することもできる。例えば、図4(a)に示すように、設定読取センサ3から定常状態がハイレベルで設定値に関する情報が出力されるときにローレベルのパルスとされる電気信号が出力されるようにし、かつ、パルス幅およびパルス間隔を50msに設定する。この場合、図に示すように、電源OFFになると2パルスが50msの間隔を空けて連続して出力される。また、例えば、電源OFFにされた後、即座に電源ONにされた場合のように、設定値に関する情報が連続した場合には、例えば1秒間ウェイトされる。したがって、図4(b)に示すように、パルス幅以上にローレベルが続いた場合には、設定読取センサ3に繋がる配線が断線したと判定することができる。この場合には、電気信号に示されるパルス数を1〜12以外の数もしくはパルス数無しを示す電気信号をホールコンピュータ7に出力することができる。
ホールコンピュータ7は、監視用表示部71や遊技台データ表示部72等を備えた構成とされている。
監視用表示部71は、入力装置71aやCPU、RAM、ROMなどのメモリおよびI/Oを有する周知のマイクロコンピュータ71bとディスプレイ71cとを有して構成されている。監視用表示部71は、入力装置71aから各スロットマシン1毎に予め決めた設定値を入力できるようになっていると共に、それをメモリに記憶している。また、監視用表示部71は、中継サーバ6から送られる電気信号に基づき、補助基板4、各台基板2および島CPU5を通じて送られてきた設定読取センサ3の電気信号のパルス数を取得する。そして、取得したパルス数が1パルスであれば電源ON、2パルスであれば電源OFF、3〜8パルスであれば設定値1〜6、9パルスであれば設定確認、10パルスであれば電源エラー、11パルスであればセンサエラー、12パルスであれば読取エラーがそれぞれ発生したと判定する。また、取得したパルス数が1〜12以外の数、もしくはパルス数無しであれば、断線が発生したと判定する。そして、それぞれの発生回数を図示しないカウンタに記憶すると共に、日付や時刻と共に、スロットマシン1の機種および台番と発生した異常内容やその回数をディスプレイ71cに表示させる処理を行う。なお、これらの処理に関しては、後で詳細に説明する。
また、監視用表示部71は、判定した各スロットマシン1の設定値、つまり設定読取センサ3が読み取った各スロットマシン1の設定値が、監視用表示部71に記憶された予め決めた設定値と一致しているか否かの判定を行う。そして、これらが一致していなければ、スロットマシン1の台番を記憶し、その台番および設定値がディスプレイ71cに表示されるようにするという処理も行う。例えば、警報情報として、ディスプレイの画面中に各島に配置されたスロットマシン1の機種名と共に、各スロットマシン1の台番と対応させて各スロットマシン1の異常に関する情報(例えば、異常内容、回数、数値)を表示する。また、警報履歴を表示することもでき、例えば、日付けや時刻と共に、機種名や台番と対応付けてスロットマシン1の異常に関する情報を表示する。警報履歴は、例えば、24時間分、すなわち当日から前日までの警報管理を行うものにしてある。この処理に関しても、後で詳細に説明する。
遊技台データ表示部72は、CPU、RAM、ROMなどのメモリおよびI/Oを有する周知のマイクロコンピュータ72bとディスプレイ72aとを有して構成されている。遊技台データ表示部72のマイクロコンピュータ72bは、LANを通じて監視用表示部71のメモリに記憶された内容、すなわち判定結果や予め決めた設定値等のデータを受け取り、受け取った判定結果や設定値等のデータを履歴データとして記憶すると共に、その内容に基づいて、ディスプレイの画面中に各島に配置されたスロットマシン1の機種名と共に、各スロットマシン1の台番と対応させて各スロットマシン1の現在の設定値を示したり、以前の設定値と現在の設定値とを比較して示す。また、異常に関する情報が送られてきた回数も各スロットマシン1の台番と対応させて表示する。さらに、記憶した履歴データを元に、より詳細化したデータの表示を行う。
例えば、電気信号のパルス数が3〜8であった場合には、そのパルス数から2を差し引いた値が設定値として認識されるが、設定値を示すパルス数に変化があれば、設定値変更が為されたと認識できる。通常、設定値変更は、電源が一度ONからOFFに切り替えられた後、さらにONにされたときに行われるため、電源がOFFのまま設定値変更が為されるのは異常と考えられる。そして、上述したように、設定値が変更される可能性があるときに設定確認が行われるようにしているため、この設定確認のときに設定値変更が認識されればその変更は正常であると判定でき、設定確認ではないときに設定値変更が認識されればその変更は異常であると判定できる。したがって、電源のON・OFFの切り替えや設定確認、設定値変更等のデータを表示することで、指示者P1が設定値変更が正常に行われたものであるか、異常な状態で行われたものであるかを確認できるようにすることができる。
以上のように、本実施形態のパチンコ店におけるスロットマシン設定値管理システムが構成されている。続いて、このようなスロットマシン設定値管理システムおける作動について、図5および図6を参照して説明する。
図5は、監視用表示部71で実行される出力パルス取得処理を示したフローチャート、図6は、遊技台データ表示部72で実行される設定照合処理のフローチャートである。まず、図5を参照して出力パルス取得処理について説明する。
出力パルス取得処理は、監視用表示部71において所定の演算周期毎に繰り返し実行されるもので、中継サーバ6から送られてくる各スロットマシン1毎の設定読取センサ3の出力信号のパルス数、つまり各スロットマシン1の設定値に関する信号のパルス数に基づいて、各スロットマシン1毎に別々に実行される。なお、どのスロットマシン1と対応するかに関しては、例えば、設定読取センサ3の出力する信号に付されたID情報もしくは各台基板2にて設定読取センサ3の出力する信号に付したID情報に基づいて認識することができる。
まず、ステップ100では、中継サーバ6から送られる各スロットマシン1の設定値に関する信号のパルス数を取得する。すなわち、設定読取センサ3の出力信号が補助基板4や各台基板2および島CPU5を通じて中継サーバ6に伝えられると、中継サーバ6にてその信号に示されたパルス数が読み取られ、中継サーバ6からそのパルス数を示す信号が監視用表示部71に送られてくるため、それを取得する。なお、本処理でパルス数の読み取りを行っているが、同じパルス数の信号が継続的に取得される場合には、そのパルス数を取得していないものとしたり、パルス数を1〜12以外の数であって断線のときの数とは異なる数とするなどの処理が行われるようにしており、そのパルス数の信号が最初に来たときにのみ、そのパルス数の信号を取得したものとしている。
そして、ステップ105に進み、パルス数が1であるか否かを判定する。ここでパルス数が1であれば、ステップ110に進み、電源ONが発生したものとして、監視用表示部71に備えられた電源ONの回数をカウントする図示しないカウンタをインクリメントし、そのカウント値を保存しておく。また、ここで否定判定されればステップ115に進む。
ステップ115では、パルス数が2であるか否かを判定する。ここでパルス数が2であれば、ステップ120に進み、電源OFFが発生したものとして、監視用表示部71に備えられた電源OFFの回数をカウントする図示しないカウンタをインクリメントし、そのカウント値を保存しておく。また、ここで否定判定されればステップ125に進む。
ステップ125では、パルス数が3〜8であるか否かを判定する。上述したように、同じパルス数の信号が継続的に取得される場合には、そのパルス数の信号が最初に来たときにのみ、そのパルス数の信号を取得したものとしている。つまり、このステップで肯定判定されるのは設定値変更があったときや、電源OFFなどにより設定値を示すパルス数の信号が途絶えた後に再びその信号を取得したとき等に限定される。したがって、設定値変更があった場合には、それが正常に行われたものであるか否かを判定する必要がある。
このため、ステップ125で肯定判定された場合には、ステップ130に進み、設定確認フラグがONされているか否かを判定する。設定確認フラグとは、設定確認が発生したとき、つまり設定値変更が行われる可能性があるときにONされるフラグである。具体的には、後述するステップ150に進むとONされる。この設定確認フラグがONされている場合には、設定値変更が行われていても、それが正常な設定値変更であると想定される。従って、ステップ135を飛ばしてステップ140に進み、設定値の確認を行う。すなわち、読み取ったパルス数から2減算した値を設定値として認識し、それを保存する。
一方、ステップ125で否定判定された場合、設定値変更が不正に行われた可能性がある。このため、ステップ135に進み、設定値変更が発生したものとして、監視用表示部71に備えられた設定値変更の回数をカウントする図示しないカウンタをインクリメントし、そのカウント値を保存しておく。その後、ステップ140に進み、上記と同様の手法により設定値の確認を行う。
また、パルス数が3〜8でなければ、ステップ145に進み、パルス数が9であるか否かを判定する。ここでパルス数が9であれば、ステップ150に進み、設定確認が発生したとして、確認フラグをONすると共に、監視用表示部71に備えられた設定確認の回数をカウントする図示しないカウンタをインクリメントし、そのカウント値を保存しておく。また、ここで否定判定されればステップ155に進む。
ステップ155では、パルス数が10であるか否かを判定する。ここでパルス数が10であれば、ステップ160に進み、電源エラーが発生したものとして、監視用表示部71に備えられた電源エラーの回数をカウントする図示しないカウンタをインクリメントし、そのカウント値を保存しておく。また、ここで否定判定されればステップ165に進む。
ステップ165では、パルス数が11であるか否かを判定する。ここでパルス数が11であれば、ステップ170に進み、センサエラーが発生したものとして、監視用表示部71に備えられたセンサエラーの回数をカウントする図示しないカウンタをインクリメントし、そのカウント値を保存しておく。また、ここで否定判定されればステップ175に進む。
ステップ175では、パルス数が12であるか否かを判定する。ここでパルス数が12であれば、ステップ180に進み、読取エラーが発生したものとして、監視用表示部71に備えられた読取エラーの回数をカウントする図示しないカウンタをインクリメントし、そのカウント値を保存しておく。また、ここで否定判定されればステップ100に戻り、上述した各処理を繰り返す。
なお、上述したように、断線が発生したときに、パルス数無しもしくはパルス数が1〜12以外の数とされるようにする場合、図5に対して断線に該当するパルス数を判定するステップを挿入すれば、断線発生およびその回数も認識することができる。また、同じパルス数の信号が継続して出力されている場合に、パルス数を取得していないとしたり、もしくはパルス数が1〜12以外の数であって断線のときの数とは異なる数としているため、ステップ125等で否定判定される。したがって、設定値変更がされていない場合に連続して同じ設定値を示す信号が設定読取センサ3から出力されたとしても、設定変更発生と認識されることはない。
以上説明した出力パルス取得処理により、スロットマシン1毎に電源ON、電源OFF、設定値変更、設定確認、電源エラー、センサエラー、読取エラーの発生を認識すると共に、その回数を認識することができる。そして、スロットマシン1の台番と対応付けて、異常の発生事実や発生回数に加え、発生内容および発生日時をデータとして保存することが可能となる。そして、これらのデータを監視用表示部71のディスプレイ71cに、各データを表示する。
図7は、ディスプレイ71cでの表示内容の一例を示したものであり、図7(a)は、警報画面の一例、図7(b)は、警報履歴画面の一例を示したものである。
図7(a)に示すように、何らかの異常が発生した場合には、日付や時刻と共に、異常が発生したスロットマシン1の機種および台番と発生した異常内容やその回数を表示することができる。これにより、パチンコ店の指示者P1は、ディスプレイ71cを確認することで、どのスロットマシン1に何時、どのような異常が何回発生したかを確認することが可能となる。
また、図7(b)に示すように、何らかの異常が発生するたびに、日付や時刻と共に、スロットマシン1の機種および台番と発生した異常内容やその回数の履歴を表示することができる。このため、その履歴を見て、指示者P1は、設定値変更の作業内容(作業手順)を確認できると共に、その設定値変更が意図しないものであるか否かを確認することが可能となる。
続いて、図6を参照して、遊技台データ表示部72で実行される設定照合処理について説明する。本処理は、遊技台データ表示部72において各スロットマシン1毎に繰り返し実行されるもので、監視用表示部71が上述した出力パルス取得処理により取得したスロットマシン1の台番と対応付けた設定値、異常の発生事実や発生回数、発生内容および発生日時のデータを遊技台データ表示部72が読み出し、そのデータに基づいて実行される。
まず、ステップ200では、各スロットマシン1の設定指示データの読み込みを行う。各スロットマシン1の設定指示データは、パチンコ店において、指示者P1により事前に入力してあるため、その入力済みのデータを読み取ることにより本処理が行われる。
次に、ステップ205では、スロットマシン1の全台に関して設定値に関するチェックが完了しているか否かを判定する。例えば、設定照合処理を行う順番は決められるため、後述するステップ220で記憶された台番が、設定照合処理を最後に実行するスロットマシン1の台番になったか否かを判定することにより、全台完了しているか否かの判定を行うことができる。勿論、パチンコ店内に装備されたスロットマシン1の数は予め分かっているため、例えばステップ220に進むたびにチェック台数をカウントするためのカウンタのカウント値をインクリメントするようにし、そのカウント値がスロットマシン1の全台数に達したか否かを判定することにより、全台完了しているか否かの判定を行うようにしても良い。ここで否定判定された場合には、ステップ210に進む。
ステップ210では、今回の設定照合を行う該当番台のスロットマシン1の設定指示データと読取設定データが一致しているか否かを判定する。設定指示データは、上述したステップ200で読み込まれたデータ、すなわちパチンコ店において指示者P1が予め入力しておいた設定値のデータのことである。読取設定データは、上記出力パルス取得処理により取得したスロットマシン1の台番と対応付けた設定値のデータのことである。このように、本処理により、指示者P1が予め入力しておいた設定すべき設定値と、実際に設定読取センサ3にて検出した設定値とが照合される。ここで一致していれば、そのままステップ205に戻って処理を繰り返し、一致していなければステップ215に進む。
ステップ215では、設定変更帳票の該当台番を行を強調表示し、チェックを入れる処理を行う。図8は、設定変更チェックリストの一例を示した図である。この図に示すように実際に設定読取センサ3にて検出した設定値(読取設定)と、指示者P1が指示する設定値(指示設定)が同じであればチェック欄を○にし、異なっていれば×にすると共にそのスロットマシン1の台番のデータを太枠で囲むなど強調表示する。その後、ステップ220に進み、マイクロコンピュータ72bのメモリに、本処理を行ったスロットマシン1の台番を記憶させたのち、ステップ205からの処理を繰り返す。
一方、全台チェックが完了し、上述したステップ205において肯定判定されると、設定変更チェックリストとしてリスト化し、遊技台データ表示部72のディスプレイ72cに、設定変更チェックリストを表示する。
図9および図10は、ディスプレイ72cでの表示内容の一例を示したものであり、図9は、設定変更チェックリストの表示画面の一例、図10は、設定変更履歴画面の一例を示したものである。
図9の左側の表に示すように、各スロットマシン1の機種別に、台番毎に、順に、現在の設定値を設定の欄、現在の設定値の変更前後の関係を情報内容の欄、異常発生の回数を情報の欄にそれぞれ表示している。また、参照用として、前日(06年6月11日)の同じ内容を前日の日にちと対応させて表示すると共に、前々日(06年6月10日)の同じ内容を参考として前々日の日にちと対応させて表示するようにしている。そして、例えば、設定読取センサ3で読み取った現在の設定値と指示者P1が予め入力しておいた設定値とが一致していなければ、必要に応じて、その台番の行を色付けするなどの強調表示を行うことで、指示者P1が一見して設定値の異常を検出できる表示とすることもできる。
また、図9の右側の表に示すように、指示者P1が設定値の変更などを行いたい場合には、そのスロットマシン1の台番を入力し、変更することができる。その場合、スロット情報として、変更前の設定値と変更後の設定値を表示することができる。
さらに、指示者P1が予め入力しておいた設定値を反映して、設定値の変更などを行いたい場合にも、そのスロットマシン1の台番を入力すれば、自動的にそれが反映された設定値に変更された形で変更前の設定値と変更後の設定値を表示することができる。
また、図10に示すように、スロットマシン1の機種毎に、指示者P1が予め入力しておいた設定値(指示設定)と設定読取センサ3で検出した設定値(読取設定)とを比較し易くするために、これらの表示と以前に設定されていた設定値から現在の指示値への変更履歴、さらには設定値が変更されたときの異常の発生回数や異常内容を時系列的に表示することもできる。このような表示とすることで、仮に、指示設定と読取設定とが一致していなかったときに、時系列的に表示された異常内容を確認することで、その異常の発生原因を認識することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態では、設定読取センサ3にて実際に設定されている設定値を読み取り、それを保存して表示するようにしている。これにより、指示者P1が予めホールコンピュータ7に入力しておいた設定値と、設定読取センサ3にて読み取った実際に設定されている設定値とを照合し、これらが一致しているか否かを確認することが可能となる。このため、指示者P1が実際に設定されている設定値を1つ1つ手動入力しなくても、設定者P2が実際に入力した設定値を確認したり、設定者P2が設定値を調整した後に不正により設定値が変更されたような場合にも、その設定値変更を確認することが可能となる。
このため、設定値の手動入力の手間を省くことによる作業効率の向上と、入力ミスの低減を図ることが可能となり、データの信頼性を向上させることが可能となる。
また、このように設定読取センサ3を用いてスロットマシン1の設定値の変更を確認することが可能となるため、営業時間中だけでなく、営業時間外にも、つまり24時間いつであってもスロットマシン1の設定値を監視することが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態では、各パチンコ店の店舗ごとにスタンドアロン形式でスロットマシン1の設定値の確認を行う場合について説明したが、本実施形態では、パチンコ店の本部でスロットマシン1の設定値の確認を行っている通信システム連動リモート指示形式に対して本発明の一実施形態を適用した場合について説明する。
図11は、本実施形態が適用される通信システム連動リモート指示形式を表した模式図である。この図に示すように、本実施形態は、パチンコ店の本部の管理者がスロットマシン1の設定値の指示者P1となり、本部の通信システム20から店舗側のホールコンピュータ7に各スロットマシン1の設定値を指示する設定指示データを送信する。そして、この設定指示データに基づいて設定者P2にスロットマシン1の設定値の設定を実際に行わせたのち、スロットマシン1の設定値を読み取り、さらに、ホールコンピュータ7において読み取った設定値と設定指示データが示す設定値との照合などを行う。その後、ホールコンピュータ7での処理結果を示すデータを本部の通信システム20で受信することで、本部側で指示者P1が通信システム20のディスプレイを通じて、店舗側の各スロットマシン1の設定値が指示者P1の指示した通りの設定値に調整されているか否かを確認できるようにしている。
このような形態とされる場合、スロットマシン設定値管理システムの構成はほぼ第1実施形態と変わらないが、本部の通信システム20が加わり、ホールコンピュータ7が本部の通信システム20と通信が行える形態とされること、ホールコンピュータ7で実行される処理が多少変わることが第1実施形態と異なる。このため、ここでは第1実施形態と異なるホールコンピュータ7で実行される処理、具体的には遊技台データ表示部72で実行される設定照合処理について説明する。図12は、遊技台データ表示部72で実行される設定照合処理のフローチャートである。
まず、ステップ300では、各スロットマシン1の設定指示データの受信を行う。本部において、指示者P1により通信システム20に対して事前に各スロットマシン1の設定指示データが入力され、その設定指示データが送信されるため、そのデータを受信することにより本処理が行われる。
この後、ステップ305〜325において、第1実施形態の図5に示すステップ205〜225の処理と同様の処理を実行し、設定変更チェックリストを作成する。そして、この設定変更チェックリストのデータを通信システム20側に送信するという処理を実行する。
これにより、通信システム20で設定変更チェックリストを表示することが可能となり、本部側で指示者P1が通信システム20のディスプレイを通じて、店舗側の各スロットマシン1の設定値が指示者P1の指示した通りの設定値に調整されているか否かを確認することが可能となる。このように、通信システム連動リモート指示形式としても、上記第1実施形態と同様の効果を得る事ができると共に、指示者P1が本部から各店舗に行かなくても各スロットマシン1の設定値を指示できると共に、その設定値に正しく調整されているか否かを確認することが可能となる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、通信システム連動リモート指示形式に対して、より設定セキュリティを重視する場合について説明する。
上記第2実施形態では、本部の通信システム20から店舗のホールコンピュータ7に設定指示データを送信し、ホールコンピュータ7内において、指示者P1が指示した設定値と実際の設定値との照合を行うようにしたが、本実施形態では、その照合を本部の通信しシステム20で行うようにする。
図13は、本実施形態が適用される通信システム連動リモート指示形式を表した模式図である。この図に示すように、本部の通信システム20から店舗側のホールコンピュータ7に各スロットマシン1の設定値を指示する設定指示データを送信し、この設定指示データに基づいて設定者P2にスロットマシン1の設定値の設定を実際に行わせたのち、スロットマシン1の設定値を読み取るという手順は第2実施形態と同様である。ただし、本実施形態では、スロットマシン1の設定値を読み取った後、その設定値のデータを本部の通信システム20に送り、それを通信システム20で受信することで、本部側で指示者P1がホールコンピュータ7側に予め入力しておいた設定値と照合する。これにより、本部の通信システム20でのみ照合結果が確認できるようにすることができる。
このような形態とすることで、店舗側で照合結果を確認できないようにすることが可能となり、より設定セキュリティを向上させることが可能となる。なお、このような形態とされた場合、ホールコンピュータ7は、中継サーバ6から送られてくるパルス数を示した電気信号を収集したデータを通信システム20に送るという処理を実行するだけで良い。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、各スロットマシン1の実際に調整された設定値や、異常の発生事実や発生回数に加え、発生内容および発生日時をデータとして保存し、これらを図6〜図9に示す態様で表示する例を説明したが、これらは単なる一例であり、他の態様の表示としても構わない。
また、ホールコンピュータ7を監視用表示部71と遊技台データ表示部72の2つに分けた場合について説明したが、1つのコンピュータとされていても構わない。また、中継サーバ6やホールコンピュータ7の役割を記載したが、これらの役割を行う場所を特定するものではない。
本発明の第1実施形態におけるスロットマシン設定値管理システムの導入形態を表した模式図である。 第1実施形態が適用されるパチンコ店におけるスロットマシン設定値管理システムの全体構成を示した図である。 設定読取センサを各スロットマシンに取り付けた様子を示した模式図である。 (a)は、設定値に関する情報が連続した場合のタイミングチャートであり、(b)は、断線が発生した場合のタイミングチャートである。 監視用表示部で実行される出力パルス取得処理を示したフローチャートである。 遊技台データ表示部で実行される設定照合処理のフローチャートである。 監視用表示部のディスプレイの表示画面の一例を示した図であり、(a)は、警報画面の一例を示した図、(b)は、警報履歴画面の一例を示した図である。 設定変更チェックリストの一例を示した図である。 遊技台データ表示部のディスプレイで表示する設定変更チェックリストの表示画面を示した図である。 遊技台データ表示部のディスプレイで表示する設定変更履歴画面を示した図である。 本発明の第2実施形態におけるスロットマシン設定値管理システムの導入形態を表した模式図である。 遊技台データ表示部で実行される設定照合処理で実行される処理のフローチャートである。 本発明の第3実施形態におけるスロットマシン設定値管理システムの導入形態を表した模式図である。
符号の説明
1…スロットマシン、2…各台基板、3…設定読取センサ、4…補助基板、5…島CPU、6…中継サーバ、7…ホールコンピュータ、10…スイッチ、11…設定値記憶部、12…7セグメント、13…配線、14、15…端子、15…端子、20…通信システム、71…監視用表示部、71a…入力装置、71b…マイクロコンピュータ、71c…ディスプレイ、72…遊技台データ表示部、72a…ディスプレイ、72b…マイクロコンピュータ、72c…ディスプレイ。

Claims (13)

  1. 複数のスロットマシン(1)にそれぞれ取り付けられ、前記スロットマシン(1)の設定値を検出する設定読取センサ(3)と、
    前記設定読取センサ(3)が検出した設定値に関するデータを含む電気信号を取得する第1手段(6)と、
    前記電気信号に含まれた前記設定値に関するデータから、前記設定値を取得し、前記複数のスロットマシン(1)の台番と対応付けて前記設定値を保存すると共にそれを表示する第2手段(7、20)と、を備えていることを特徴とするスロットマシン設定値管理システム。
  2. 前記設定読取センサ(3)は、前記スロットマシン(1)に備えられた設定値表示器(12)に伝えられる前記設定値を示す電気信号を読み取り、前記設定値を示す電気信号から読み取った前記設定値と対応したパルス数の電気信号を前記設定値に関するデータを含む電気信号として出力することを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン設定値管理システム。
  3. 前記設定読取センサ(3)は、前記設定値に加えて、前記設定値表示機(12)への前記電気信号の入力が開始された電源ON、前記電気信号の入力が停止された電源OFF、前記電源ONと前記電源との切り替わりのタイミングに行われる設定確認、該設定読取センサ(3)に電源が投入されたときに正確に起動しない電源エラー、該設定読取センサ(3)に前記設定値を示す電気信号が入力されているものの該読取センサ(3)の故障により前記設定値の読み取りが行えないセンサエラー、該設定読取センサ(3)が故障していないときに前記設定値の読み取りが行えない読取エラーの少なくとも1つが発生したことを前記設定値を示す電気信号に基づいて検出し、前記設定値と対応したパルス数とは異なるパルス数の電気信号を前記設定値に関するデータを含む電気信号として出力することを特徴とする請求項2に記載のスロットマシン設定値管理システム。
  4. 前記第2手段(7、20)は、前記電気信号に含まれた前記設定値に関するデータに相当する前記パルス数に基づき、前記電源ON、前記電源OFF、前記設定確認、前記設定値の変更、前記電源エラー、前記センサエラー、前記読取エラーという内容の異常が発生する毎に、発生事実、発生回数および発生内容を前記複数のスロットマシン(1)それぞれの台番と対応付けて保存しておく保存手段(110、120、130、135、150、160、170、180)を有していることを特徴とする請求項3に記載のスロットマシン設定管理システム。
  5. 前記第2手段(7、20)は、前記保存手段にて、前記電源ON、前記電源OFF、前記設定確認、前記設定値の変更、前記電源エラー、前記センサエラー、前記読取エラーの発生日時も記憶することを特徴とする請求項4に記載のスロットマシン設定管理システム。
  6. 前記第2手段(7、20)は、前記保存手段の保存内容に基づき、前記設定読取センサ(3)が検出した現在の設定値を表示すると共に、該現在の設定値よりも以前に設定されていた設定値を変更履歴として表示することを特徴とする請求項5に記載のスロットマシン設定管理システム。
  7. 前記第2手段(7、20)は、前記保存手段の保存内容に基づき、前記異常発生の回数を表示することを特徴とする請求項6に記載のスロットマシン設定管理システム。
  8. 前記第2手段(7、20)は、前記保存手段の保存内容に基づき、参照情報として、前日の設定値を表示すると共に、該前日の設定値よりも以前に設定されていた設定値を変更履歴として表示することを特徴とする請求項6または7に記載のスロットマシン設定管理システム。
  9. 前記第2手段(7、20)は、前記保存手段の保存内容に基づき、参照情報として、前々日の設定値を表示すると共に、該前々日の設定値よりも以前に設定されていた設定値を変更履歴として表示することを特徴とする請求項8に記載のスロットマシン設定管理システム。
  10. 前記第2手段(7、20)は、予め設定すべき前記複数のスロットマシン(1)それぞれの設定値を記憶する予定設定値記憶手段(200、300)を有し、該予定設定値記憶手段(200、300)に記憶された設定すべき前記設定値と、前記設定読取センサ(3)が検出した設定値に関するデータを含む電気信号に示された前記設定値とが一致するか否かを照合する照合手段(210、310)を有していることを特徴とする請求項4ないし9のいずれか1つに記載のスロットマシン設定管理システム。
  11. 前記第2手段(7、20)は、前記予定設定値記憶手段(200、300)に記憶された設定すべき前記設定値と、前記設定読取センサ(3)が検出した設定値に関するデータを含む電気信号に示された前記設定値とを表示すると共に、前記設定値に関するデータを含む電気信号に示された前記設定値が変更されたときには、該設定値変更が行われたときの異常内容を時系列的に表示することを特徴とする請求項10に記載のスロットマシン設定管理システム。
  12. 前記第2手段は、店舗に備えられたホールコンピュータ(7)であり、該ホールコンピュータ(7)に前記照合手段(210、310)が備えられていることを特徴とする請求項10または11に記載のスロットマシン設定管理システム。
  13. 前記第2手段は、本部に備えられた通信システム(20)と店舗に備えられたホールコンピュータ(7)を含み、前記通信システム(20)に前記照合手段が備えられており、前記通信システム(20)に設定すべき前記設定値のデータを入力したのち、該データを設定指示データとして前記ホールコンピュータ(7)に送信し、前記ホールコンピュータ(7)において前記設定読取センサ(3)が検出した設定値に関するデータを含む電気信号に示された前記設定値を取得したのち、該設定値のデータを前記通信システム(20)で受信し、前記通信システム(20)にて前記照合を行うことを特徴とする請求項10または11に記載のスロットマシン設定管理システム。
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