JP2006255292A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006255292A
JP2006255292A JP2005079711A JP2005079711A JP2006255292A JP 2006255292 A JP2006255292 A JP 2006255292A JP 2005079711 A JP2005079711 A JP 2005079711A JP 2005079711 A JP2005079711 A JP 2005079711A JP 2006255292 A JP2006255292 A JP 2006255292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting change
password
unit
front door
gaming machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005079711A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sasaki
博 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2005079711A priority Critical patent/JP2006255292A/ja
Publication of JP2006255292A publication Critical patent/JP2006255292A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】 前面扉を開いている状態での不正な設定変更を防ぐ。
【解決手段】 スロットマシンには、下扉15の開放を検知して開放するごとに検知信号を送出する前面扉開放センサ42が設けられている。前面扉開放センサ42から得られる検知信号は、カウント部53でカウントされる。設定変更モードでは、設定変更判定部54がカウント部53でカウントしたカウント値と、パスワード記憶部58に記憶した値とを比較して、両者が一致する場合、又はカウント値が前記値を超える場合のみ設定変更を許可する。パスワード記憶部58に記憶した値は、パスワード変更モードのときに、パスワード入力部44からの操作により変更することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、その遊技媒体となっているメダルに一定の価値が与えられて、ゲーム(遊技)を行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。このスロットマシンは、リールユニット、ホッパー装置、電源装置等の各種装置やこれら装置の作動を制御するための制御回路基板を組み込んだ収納箱と、その収納箱の前面に開閉自在に設けた前面扉とからなる筺体を備えている。
電源装置には、遊技機の電源スイッチ、設定変更モードに切り替える錠スイッチ、及び設定変更操作部が設けられており、これらは前面扉を開けた収納箱の内部の操作し易い位置に配されている。設定変更操作部は、遊技時に払い出される複数の利益付与確率(ペイアウト率)のうちのいずれかを択一的に選択する操作部、すなわち設定変更を行う操作部である。電源スイッチは、ONすることに応答して外部から入力される交流(AC)の外部電源(一次電源)を直流(DC)の電源にコンバートし、さらに複直流電源を複数の電圧に変更して遊技機の各装置や回路基板に二次電源として送る。錠スイッチには、シリンダ錠に鍵孔があり、鍵を鍵穴に差し込んでシリンダ錠の内筒を回すことでモードを遊技モードから設定変更モードに切り替えるスイッチである。
遊技機には、複数段階、例えば6段階のペイアウト率が予め記憶されている。設定変更を行う場合には、前面扉を開けて電源スイッチをOFFし、その後に、鍵孔に差し込んだ鍵を設定変更モードの位置に回す。その後に、電源スイッチをONにすることで遊技モードから設定変更モードに切り替わる。その後、設定変更操作部を操作して設定変更した後に、スタートレバーを操作することで設定変更の操作が確定される。その後、鍵を遊技モードの位置に戻して抜くと、変更したペイアウト率で遊技をスタートすることができる。なお、鍵は、遊技場の特定の店員しか保持所有していないので、遊技者等が設定変更を行うことができないようになっている。
近年、パチンコ機やスロットマシンでは、一定の価値を与えた遊技媒体(パチンコ球やコイン)を不正に獲得するための不正行為が増えている。不正行為としては前面扉に穴を開けたり、隙間から道具を用いて電源装置や周辺回路を短絡させて所定の信号を出力させることで不正な設定変更を行う行為がある。
そこで、前面扉が閉じ位置にあるか否かを検出するセンサを設け、前面扉が開いているときのみ設定変更を受け付け、閉じているときには設定変更を受け付けないようにした遊技機が知られている(特許文献1、特許文献2)。
特開2004−135843号公報 特開2004−135844号公報
しかしながら、不正行為には、遊技機の前面扉を開けて電源スイッチや設定変更操作部の操作を行うという大胆な行為がある。この場合、鍵としては合い鍵が使われている。
本発明は、上記問題を解決するために発明されたものであり、前面扉を開けても不正な設定変更を防止することができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技時に動作する各種機器や各種基板を収納する収納箱と、前記収納箱に設けた前面扉とからなる筺体の内部に、遊技時の利益付与確率を変更するための設定変更用操作部を有する設定変更装置を備えた遊技機であり、前記前面扉を開放するごとに検知信号を出力する検出手段と、前記検知信号をカウントするカウンタ手段と、前記設定変更装置での設定変更を有効化にするためのパスワードを数値として入力するためのパスワード入力部と、前記パスワード入力部から入力される数値を記憶するパスワード記憶手段と、前記設定変更用操作部を操作するときに、前記カウンタ手段でカウントしたカウント値と前記パスワード記憶手段に記憶した数値とを比較し、前記カウント値が前記数値に一致又は前記数値を越えるか否かを判定し、一致又は越える場合のみ、前記設定変更用操作部で操作する設定変更を有効にする設定変更有効化手段と、を備えたものである。なお、設定変更装置には、設定変更操作部以外に、例えば遊技モードと設定変更モードとのいずれか一方のモードに切り替えるモード変更操作部、電源スイッチ、初期値に戻す操作部などがある。また、利益付与確率は、ペイアウト率(払出率)である。
利益付与確率は、低い利益を付与する確率から高い利益を付与する確率までの複数の確率が段階的に予め用意されている。その時点に設定されている利益付与確率を異なる利益付与確率に変更する操作を設定変更操作部で行う。このような設定変更を行う前に、本発明では、前面扉を予め決めた回数分だけ開閉しないと、設定変更が有効にはならず、よって遊技機の安全性が向上する。
パスワード入力部からパスワードとして受け付ける数値の範囲としては、3桁以上にすると前面扉を開閉するのに時間がかかり、また2桁でも「00」〜「03」では安全性が低下するため、「04」〜「20」の2桁の数値にしておくのが好適である。
ところで、前面扉を大きく開放させることで、不正な行為を目立たせることができる。そこで、検出手段は、前面扉が所定角度以上開放したときのみ検知信号を出力するように構成するのが望ましい。
パスワードは、頻繁に変えるようにするのがセキュリティの面から好適である。そこで、設定変更の変更を行った後に、又は一定時間(期間)経過後に、記憶手段に記憶した数値を自動的に更新するように構成する。この場合、乱数発生器を設け、乱数発生器で発生した数値をパスワードとしてパスワード記憶手段に更新記憶させればよい。さらに、自動更新した数値は、ホールに配した複数の遊技機を統括的に管理するホールコンピュータに、各遊技機から無線又は有線の伝達手段を用いて自動的に送るように構成する。このとき、遊技機の識別番号と一緒に送る。そうすれば、新たなパスワードは、遊技機の識別番号に対応付けしてホールコンピュータで管理することができ、ホールコンピュータで確認すればその時点のパスワードを容易に知ることができる。
この場合、パスワードを常にホールコンピュータで管理するため、各遊技機での設定変更時のパスワードの認証の時には、ホールコンピュータにパスワードを問い合わせればよいから、各遊技機からパスワードを記憶するパスワード記憶手段を省略することができる。また、最初に利用するパスワードは、ホールコンピュータに接続される入力部で入力するように構成すれば、その後はパスワードが自動更新になるので、各遊技機からパスワードを入力するパスワード入力手段も省略することができる。
遊技機では、トラブルや点検など、設定変更操作以外の時にも前面扉を開けることがある。このときの前面扉の開閉をカウンタ手段がカウントすると、設定変更時に開閉のカウント数が記憶した数値と合わなくなり、設定変更が行えない。そこで、筺体の内部に、検知手段の動作又は検知信号の出力を有効又は無効に切り替える切替手段を設ける。こうすれば、設定変更の時に検出手段の動作又は検知信号の出力を有効にする有効位置に切替手段を切り替えれば、切り替えをした後から前面扉の開閉がカウントされる。なお、他の例としては、カウンタ手段のカウント値をクリアにするクリア操作部を筺体の内部に設け、クリア操作部を操作した後に前面扉の開閉を行うようにしてもよい。
本発明の効果としては、前面扉の開放を検知して検知信号を送出する検出手段と、その検知信号をカウントするカウンタ手段と、カウンタ手段のカウント値を予め決めた値と一致又はその値を越えたときにのみ設定変更を有効にする設定変更有効化手段とを備えたから、設定変更操作部の操作により利益付与確率を変更する前に、前面扉を予め決めた回数分だけ開閉しないと設定変更が有効にはならず、よって従来技術で説明したような不正な行為を行うにはある程度の時間がかかるとともに、その行為が目立つため、不正な行為を未然に防ぐことができる。
本発明を用いた遊技機の一実施例であるスロットマシン(回胴式遊技機)10は、メダルを用いて遊技する遊技機であり、図1に示すように、筺体11にリールユニットや電気部品等を組み込んだ構成となっている。筺体11は、前面扉12と収納箱13とからなる。前面扉12は、上・下扉14,15とからなり、上・下扉14,15は、それぞれヒンジ16により開閉自在に取り付けられている。
上扉14には、3個の表示窓17〜19が設けられており、3個の表示窓17〜19の奥には、リールユニットの一部を構成する第1〜第3リール21〜23の一部が露呈している。
周知のように、第1〜第3リール21〜23の外周には、複数種類の当選絵柄を含む絵柄が一定ピッチで配列され、1リールにつき3個の絵柄は、表示窓17〜19を通して観察することができる。
下扉15には、メダルを投入するためのメダル投入口25、スタートレバー26、リールの動作を停止させるための第1〜第3ストップボタン27〜29、メダル受皿30、獲得したメダルをメダル受皿30に払い出す払出口31などが設けられている。
メダル投入口25に所定枚数のメダルを投入してスタートレバー26を操作すると、第1〜第3リール21〜23が一斉に回転する。その後、第1〜第3ストップボタン27〜29を順番に操作することで第1〜第3リール21〜23の回転が停止する。このとき、各リール毎に表示された絵柄を一個ずつ組み合わせてなる、例えば横3本斜め2本の合計5本の入賞有効ラインのうちのいずれかに、予め決められた絵柄が揃うことで、払出口31からメダルが払い出される。
収納箱13は、図2に示すように、上下2段に仕切られた上・下収容部34,35を持っている。上収容部34には、リールユニット36が組み込まれており、そのリールユニット36の奥に、スロットマシン10全体を統括的に制御する主制御基板37を封印した封印ケース39が着脱自在に取り付けられている。下収容部35には、払出口31にメダルを払い出すメダルホッパー40などが組み込まれており、そのメダルホッパー40の上方に、設定変更装置41が取り付けられている。
下収容部35には、前面扉開放センサ(検出手段)42が設けられている。この前面扉開放センサ42は、下扉15が閉じ位置から開放位置に向けて所定角度以上開放されるごとに検知信号を送出する。また、下収容部35には、前面扉開放センサ42の作動をONする有効位置とOFFする無効位置とのいずれかに切り替える切替スイッチ(切替手段)43、設定変更時の認証用のパスワードを登録するためのパスワード入力部44とがそれぞれ設けられている。なお、パスワード入力部44としては、例えばキーボードを用いている。
また、設定変更装置41には、電源基板が内蔵されており、電源基板は、スロットマシン10全体の電源供給を統括的に制御する。この設定変更装置41には、電源スイッチ45、設定変更ボタン(設定変更用操作部)46、及び現時点の設定値を表示する表示部49、及び、錠スイッチ48とが露呈して設けられている。電源スイッチ45は、電源基板の電源をON−OFF(リセット)するスイッチである。
設定変更ボタン46は、複数の設定値のうちのいずれかを択一的に選択するボタンであり、押すごとに設定値が循環式に切り替わる。複数の設定値は、低い利益を付与する確率から高い利益を付与する確率までの間で段階的に決めた複数の利益付与確率複数に予め対応付けされている。設定変更ボタン46で設定値を変更することで、その時点に設定されている利益付与確率が異なる利益付与確率に変更される。
設定値の確定は、スタートレバー26の操作となっている。なお、スタートレバー26に限らす、例えば第1〜第3ストップボタン27〜29のうちのいずれか1つに設定してもよい。なお、設定値を変更した後には、電源スイッチ45を操作して電源基板の電源をリセットすることで、新たに設定した設定値が有効になる。
錠スイッチ48は、内筒に設けた鍵孔に鍵を差し込むことで、内筒から外筒まで突き出た複数のピンが内筒内に隠されて、外筒に対して内筒の回転が許容されるシリンダ錠を備えている。内筒は、3位置のうちのいずれか位置に回転する。3位置は、遊技モード位置、設定変更モード位置、及びパスワード変更モード位置となっている。遊技モード位置は、鍵の着脱を許容する位置となっている。この錠スイッチ48には、図3に示すように、シリンダ錠とともに、内筒が前記3位置のいずれかに回転すると、その位置に対応するモードを表す旨のモード信号を出力するロータリスイッチ50を備えている。
主制御基板37に設けた主制御部51は、前記モード信号を受け取ることでそのモード信号に対応するモードに切り替える。表示部49には、錠スイッチ48を設定変更モードに切り替えたときにその時点で設定されている設定値が表示される。
主制御部51には、カウント部(カウンタ手段)53、設定変更判定部54、設定変更決定部55、遊技モード実行部56、パスワード変更有効化部57などを有しており、パスワード記憶部(パスワード記憶手段)58、設定値記憶部59、ROM60、前面扉開放センサ42、パスワード入力部44、設定変更装置41、ランプ制御装置61、及び音声制御装置62などが接続されている。
カウント部53は、前面扉開放センサ42から得られる検知信号をカウントする。パスワード変更有効化部57は、パスワード変更モードのときに、パスワード入力部44から入力されるパスワード(数値)の受付を許可して、新たなパスワードをパスワード記憶部58に更新(上書き)記憶する。
設定変更判定部54には、錠スイッチ48から得られる設定変更モード信号が入力される。この設定変更判定部54は、設定変更モード信号の入力に応答して、パスワード記憶部58に記憶したパスワードと、カウント部53でカウントしたカウント値とを比較して両者が一致する場合、又はカウント値がパスワードを越えている場合のみ許可信号を設定変更決定部55に送出し、それら以外の場合にはエラー信号を出力する。
設定変更決定部55には、錠スイッチ48から得られる設定変更モード信号、設定変更ボタン46から得られる設定値信号、スタートレバー26から得られる確定信号、及び、設定変更判定部54から得られる許可信号がそれぞれ入力され、設定変更モード信号と許可信号との両方が入力されている間だけ、設定変更ボタン46で選択される設定値に対応する設定値信号を受け取り、確定信号に応答してその時点の設定値信号に対応した設定値を設定値記憶部59に更新記憶する。そして、設定変更モード信号と許可信号とのいずれか一方又は両方が入力されていないときには、設定値信号の受け付けを拒否する。なお、設定変更判定部54と設定変更決定部55とが本発明の設定変更有効化手段を構成する。
遊技モード実行部56は、錠スイッチ48が遊技モード位置のときに遊技モード、すなわち遊技を行うためのプログラムを実行する。この遊技モード実行部56は、プログラムを実行するにあたって、設定値記憶部59に記憶した設定値を参照し、当たりの当選確率が異なる複数の当選確率テーブルから設定値に対応する当選確率テーブルをROM60から読み出してその当選確率を使って遊技を行う。なお、主制御部51は、設定変更判定部54からエラー信号を受け取ることに応答して、ランプ制御装置61や音声制御装置62を制御してスロットマシン10の外部に設けたスピーカー63やランプ64(図1参照)で警告表示を行う。
設定変更の手順は、図4に示すように、下扉15を開けた後に、切替スイッチ43を有効位置に切り替える。これにより前面扉開放センサ42の動作が有効になるから、この時点から下扉15の開閉を繰り返し行う。この開閉のうちの閉じ位置から開放位置に向けた開き量を、所定角度α以上、すなわち、下扉15の開閉をしていることが周囲に目立つ程度の角度α以上、望ましくはα=60〜90度の範囲のうちのいずれかの角度以上開く。この所定角度α以上開いた下扉15を前面扉開放センサ42が検知して、検知するごとに前面扉開放センサ42が1パルスとなる検知信号を出力する。この開き動作を予め決めたパスワードの数値と同じか、あるいはその数値を超える回数分行う。この下扉15の開閉に応じて出力される検知信号は、カウント部53でカウントされる。このカウント部53には、カウント値を更新記憶していくカウントメモリが内蔵されている。なお、下収容部35にカウント部53のカウント値を表示するカウント表示部を設けると、その時点の回数を視認することができるので好適である。
下扉15を予め決めた回数だけ開閉した後には、電源スイッチ45をOFFにし、その後に、錠スイッチ48に鍵を差し込んで遊技モード位置から設定変更モード位置に回し、その後に再び電源スイッチ45をONにする。これにより、設定変更判定部54と設定変更決定部55とに、錠スイッチ48から設定変更モード信号が入力され、設定変更モードが実行される。
設定変更判定部54は、設定変更モード信号の入力に応答してパスワード記憶部58に記憶したパスワードと、カウント部53でカウントしたカウント値とを比較して両者が一致するか、又はカウント値がパスワードを越えているかを判定する。両者が一致する場合、又はカウント値がパスワードを越えている場合のみ、設定変更判定部54は設定変更決定部55に許可信号を送る。また、それら以外の場合にはエラー信号が出力され、ランプ64やスピーカー63からエラーが報知される。したがって、電源スイッチ45をONにした後に、エラーの報知が行われない場合には、パスワードが認証されたと認識をすることができる。
なお、エラーの報知が行われた場合には、報知を解除する操作を行う。この操作としては、別に設けた解除操作部の操作に設定してもよいし、予め設けられている既存の操作部、例えばスタートレバー26などの操作に設定してもよい。そして、その解除操作に応答してカウント部53のカウント値をクリアするようにしておけば、再び下扉15を開閉してパスワード認証を行えばよい。
設定変更決定部55は、設定変更モード信号と許可信号との両方が入力されているときだけ、設定変更ボタン46で選択される設定値に対応する設定値信号を受け付ける。したがって、パスワードが認証された後に、設定変更ボタン46を操作してその時点の設定値を異なる設定値に変えればよい。
なお、設定変更モード位置にしたときには、主制御部51がドライバ65を介して表示部49に、その時点に設定されている設定値を表示する。また、設定変更決定部55が設定値信号の受け付けを許可している間だけ、設定変更ボタン46で操作するごとに変わる設定値を表示部49に表示する。このため、表示部49を見ることで設定変更を簡便に行うことができる。
設定値を確定するには、スタートレバー26を操作する。この操作に応答して設定変更決定部55は、その時点に入力されている設定値信号に応じた設置値を設定値記憶部59に更新記憶する。また、設定変更決定部55は、設定値の確定操作に応答してカウント部53のカウント値をクリアする。そして、設定値の確定操作後に錠スイッチ48に差し込んだ鍵を回して遊技モード位置に戻す。遊技モード位置に戻すと、鍵を鍵孔から抜くことができる。その後に、切替スイッチ43を無効位置に戻した後に、下扉15を閉じ位置に戻すことで設定変更の操作が終了する。これにより、新たに設定した利益付与確率で遊技モードが実行される。
パスワードを変更する場合には、図5に示すように、下扉15を開け、電源スイッチ45をOFFにしてから錠スイッチ48に鍵を差し込んで鍵をパスワード変更モード位置に回す。その後に、電源スイッチ45をONにする。これにより、パスワード変更有効化部57がパスワードの変更を許可し、パスワード入力部44から新たなパスワードを登録することができる。このときも確定操作としてスタートレバー26の操作を行う。この確定操作に応答してパスワード変更有効化部57は、新たなパスワードをパスワード記憶部58に更新記憶する。なお、パスワードの確定操作としては、スタートレバー26の操作に限らず、他の操作部の操作に設定してもよい。
カウントメモリ、パスワード記憶部58、及び、設定値記憶部59としては、RAMや、電源を切っても内容が消えないフラッシュメモリなどを用いることができる。RAMを使用する場合には、バックアップ電源を搭載すればよい。
ところで、フラッシュメモリとしては、カード型にパッケージした着脱自在なメモリカードを利用することができる。パスワード記憶部58にメモリカードを利用すれば、メモリカードを抜いて他の機器に差し込むことでパスワードの変更を他の機器で行うことができる。この場合には、パスワード入力部44を省略してもよい。また、メモリカードを抜くことで、半永久的にパスワードの変更が行えないように制限することもできる。
前面扉開放センサ42としては、周知の接触型又は非接触型のセンサを用いて構成することができる。センサ42の設置箇所及び設置個数は適宜設定してよい。また、上記実施形態では、不正な行為を目立たせるために、下扉15が所定角度以上開放したときに前面扉開放センサ42が検知する構成にしているが、単に下扉15の開き位置を検知する構成にする場合には、接触型又は非接触型のセンサ以外に、閉じ位置でONとなるメカ的なスイッチを用いてもよい。
上記実施形態では、スロットマシン10の点検やトラブルの対処のために下扉15を開けることがあるため、センサ42の動作を無効にする切替スイッチ43を設け、下扉15を閉じるときには必ず無効位置に設定しているが、設定変更操作だけに限って下扉15を開ける場合には、切替スイッチ43を省略してもよい。また、切替スイッチ43としては、センサ42から出力される検知信号を無効又は有効にするスイッチでもよい。さらに、切替スイッチ43としてはスイッチ式に限らず、ボタン式などの切替手段としてもよい。
パスワードは、定期的に変えるのがセキュリティの面から好適である。そこで、設定変更の変更を行った直後、又は変更を行った時点から一定時間(期間)経過後に、パスワード記憶部58に記憶したパスワード(数値)を自動的に更新するようにしてもよい。この実施形態を図6及び図7に示す。
この実施形態では、図3で説明した実施形態と比べて、パスワード入力部44、パスワード変更有効化部57、パスワード記憶部58、及び錠スイッチ48のパスワード変更モード位置をそれぞれ省略し、新たに、パスワード乱数発生部70、及びパスワード送受信部71を設けている。
設定変更決定部73は、設定変更時に、設定変更を確定する操作、すなわち、スタートレバー26の操作に応答して、変更した設定値を設定値記憶部59に記憶するとともに、確定操作に応答してパスワード乱数発生部70を作動させ、新たなパスワードを生成させる。パスワード乱数発生部70は、新たに生成したパスワードの情報をパスワード送受信部71に送る。パスワード送受信部71は、パスワード乱数発生部70から受け取った情報を、無線又は有線の通信手段を用いて、ホールに配した複数の遊技機を統括的に管理するホールコンピュータ74に自動的に送る。このとき、パスワード送受信部71はパスワードの情報に、遊技機の識別番号を関連付けした情報を送る。
ホールコンピュータ74は、パスワード送受信部75、パスワード記憶部76、表示部77、及び入力部78などが設けられている。ホールコンピュータ74に設けたパスワード送受信部75は、ホスト側のインターフェースであり、各遊技機のパスワード送受信部71であるクライアント側のインターフェースとの間で識別番号付きパスワードなどの情報を無線又は有線で送受信する。ホールコンピュータ74は、パスワード送受信部75で受け取ったパスワードの情報を、スロットマシンやその他の遊技機を含めた各遊技機の識別番号に対応付けしてパスワード記憶部76に蓄積する。
特定の遊技機のパスワードは、入力部78から特定の遊技機の識別番号を入力することで、それに対応するパスワードを検索して該当するパスワードが表示部77に表示されるため、簡便に調べることができる。
この実施形態の場合、パスワードを常にホールコンピュータ74で管理するため、各遊技機で行う設定変更時のパスワード認証の時には、設定変更モード信号が入力されることに応答して設定変更判定部79が、ホールコンピュータ74にパスワードの問い合わせをする。これにより、設定変更判定部79は、カウント部53のカウント値と問い合わせをしたパスワードとを比較して判定することができる。
最初に利用するパスワードは、ホールコンピュータ74に接続される入力部78で入力すればよい。その後は、設定変更直後に、パスワードが自動更新される。このようにこの実施形態で説明した設定変更決定部73,設定変更判定部79、パスワード乱数発生部70、及びパスワード送受信部71が本発明のパスワード自動更新手段を構成する。なお、パスワードの自動更新の時期としては、各遊技機での設定変更の直後に限らず、設定変更後から一定時間経過後に行うようにしてもよい。この場合には、タイマ回路を設け、タイマ回路でその一定時間を計時すればよい。
図6及び図7で説明した実施形態では、スロットマシン10からパスワード入力部44やパスワード変更有効化部57、及び錠スイッチ48のパスワード変更モード位置をそれぞれ省略しているが、各遊技機でパスワードの変更を行うようにする場合には、これらを設けておいてもよい。これによれば、例えばホールコンピュータ74がダウンした場合などの緊急時に、各遊技機で新たなパスワードを設定して設定変更が行える。
上記各実施形態では、設定変更装置41を下収容部35に設けているため、設定変更時に下扉15を開放しているが、上収容部34に設定変更装置41を設ける場合には、上扉14を開放すればよい。この場合には、前面扉開放センサ42で上扉14を開放するごとに検知信号を出力するように構成すればよい。
上記実施形態では、本発明をスロットマシン10に採用した例として説明しているが、本発明ではこれに限らず、利益付与確率(払出率)の異なる設定値に変更することができる遊技機、例えば遊技球を用いて遊技するパチンコ機、スマートボール機、パチンコ玉を使ってスロットを遊技するパチロット機などにも本発明を採用することができるのは言うまでもない。
本発明を実施したスロットマシンの外観を示す斜視図である。 収納箱を示す斜視図であり、上・下扉を省略して記載している。 スロットマシンの電気的概略を示すブロック図である。 スロットマシンでの設定変更時の手順を示すフローチャート図である。 スロットマシンでのパスワード変更時の手順を示すフローチャート図である。 パスワードを自動的に更新する他の実施形態のスロットマシンを示すブロック図である。 図6で説明したスロットマシンでの設定変更時の手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
15 下扉
41 設定変更装置
42 前面扉開放センサ
43 切替スイッチ
44 パスワード入力部
46 設定変更ボタン
53 カウント部
54 設定変更判定部
55 設定変更決定部
58 パスワード記憶部
59 設定値記憶部

Claims (5)

  1. 遊技時に動作する各種機器や各種基板を収納する収納箱と、前記収納箱に設けた前面扉とからなる筺体の内部に、遊技時の利益付与確率を変更するための設定変更用操作部を有する設定変更装置を備えた遊技機において、
    前記前面扉を開放するごとに検知信号を出力する検出手段と、
    前記検知信号をカウントするカウンタ手段と、
    前記設定変更装置での設定変更を有効化にするためのパスワードを数値として入力するためのパスワード入力部と、
    前記パスワード入力部から入力される数値を記憶するパスワード記憶手段と、
    前記設定変更用操作部を操作するときに、前記カウンタ手段でカウントしたカウント値と前記パスワード記憶手段に記憶した数値とを比較し、前記カウント値が前記数値に一致又は前記数値を越えるか否かを判定し、一致又は越える場合のみ、前記設定変更用操作部で操作する設定変更を有効にする設定変更有効化手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記検出手段は、前記前面扉を所定角度以上開放したときに検知信号を出力することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 設定変更用操作部で利益付与確率を変更した後に、前記パスワード記憶手段に記憶した数値を自動的に更新するパスワード自動更新手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記検出手段の動作又は検知信号の出力を有効又は無効に切り替える切替手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の遊技機。
  5. 前記設定変更有効化手段は、前記カウント値が前記数値未満の場合に、エラー信号を出力することを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の遊技機。
JP2005079711A 2005-03-18 2005-03-18 遊技機 Pending JP2006255292A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005079711A JP2006255292A (ja) 2005-03-18 2005-03-18 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005079711A JP2006255292A (ja) 2005-03-18 2005-03-18 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006255292A true JP2006255292A (ja) 2006-09-28

Family

ID=37095123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005079711A Pending JP2006255292A (ja) 2005-03-18 2005-03-18 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006255292A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008245820A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Samii Kk 遊技機
JP2009223619A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Kita Denshi Corp アンケート集計システム、及びこのアンケート集計システムを構成する端末装置
JP2010162156A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Olympia:Kk 遊技機
JP2018149087A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 株式会社三共 遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008245820A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Samii Kk 遊技機
JP2009223619A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Kita Denshi Corp アンケート集計システム、及びこのアンケート集計システムを構成する端末装置
JP2010162156A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Olympia:Kk 遊技機
JP2018149087A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 株式会社三共 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4847908B2 (ja) 遊技台
JP4373945B2 (ja) 遊技機
JP4530777B2 (ja) 遊技台
JP2007011420A (ja) 認証装置及びこれを備えるゲーム装置
JP2006262929A (ja) 遊技台
JP4222999B2 (ja) 遊技機
JP2004097334A (ja) スロットマシンおよび遊技場管理システム
JP2006255292A (ja) 遊技機
JP2006218200A (ja) 遊技機
JP4199682B2 (ja) 遊技機、遊技機における不正行為防止方法及びプログラム並びに記録媒体
JP5194092B2 (ja) 遊技機
JP2009172179A (ja) 遊技機及び遊技システム
JP2006263035A (ja) 遊技機及び遊技機の制御方法
JP2006000458A (ja) 遊技機管理システム
JP5194090B2 (ja) 遊技機
JP5194091B2 (ja) 遊技機
JP5109017B2 (ja) 遊技機
JP4350671B2 (ja) 遊技機
JP2006087501A (ja) 遊技機
JP4297445B2 (ja) 遊技機
JP2008212228A (ja) 遊技機
JP4563149B2 (ja) 遊技機
JP2010233623A (ja) 遊技機、主制御部、主制御基板、中間部、周辺基板、認証方法及び認証プログラム
JP4425658B2 (ja) 遊技機
JP2006304977A (ja) ゲームシステム及びサーバ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100310