JP2008161421A - 遊技機の設定値変更システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機の大幅な仕様変更を伴うことなく設定値の変更作業を行うことができるとともに、十分なセキュリティー対策がなされた遊技機の設定値変更システムを提供する。
【解決手段】設定値変更システムは、場内管理装置と各スロットマシン1の設定値を変更する設定用ICカード41とを含み、場内管理装置は各スロットマシン1の設定値を記憶する設定値記憶部と、設定用ICカード41を受け付けて設定用設定値記憶部43に各スロットマシン1の設定値を書き込む処理を実行する設定値ライターとを備える。各スロットマシン1は、設定用ICカード41を受け付けてこの設定用ICカード41に記憶された設定値を読み出し、読み出された設定値をもとに設定値の変更処理を実行する。また、設定値の変更処理がされたとき、場内管理装置に設定処理済みであることを知らせる信号として遊技機IDを送信する。
【選択図】図4

Description

この発明は、スロットマシンなどの遊技機が設置された遊技場において、賞の当選を決定する内部抽選が実行される複数台の遊技機について、賞の当選確率が異なる予め定められた複数種類の抽選テーブルの中からいずれかの抽選テーブルを選択するための設定値を変更するための遊技機の設定値変更システムに関する。
例えば、スロットマシンなどの遊技機は、遊技媒体であるメダルなどの投入後、遊技者によるスタートレバーの操作により複数のリールを回転させ、ストップボタンの操作により各リールを停止させて、全てのリールが停止したときの有効ライン上における図柄の組み合わせにより所定の枚数のメダルを払い出す仕組みとなっている。
上記したように、遊技機は、所定の図柄が揃ったときにメダルを払い出すが、図柄が揃うかどうか、具体的には、ビッグボーナス,レギュラーボーナス,小役などの様々な賞が成立するかどうかは機械内部の抽選処理の結果に左右される。抽選処理については、複数種類の賞の当選確率が異なる複数の抽選テーブルが予め設けられており、これら抽選テーブルのうちの1つが遊技中に使用されている。これら当選テーブルには、ランク付けされた設定値が割り振られており、いずれかの設定値を選択することで、対応する抽選テーブルが選択される。前記設定値は、所定の範囲内(例えば、設定ランク「1」〜設定ランク「6」)でその変更が可能であり、遊技機が設置される遊技場において店側がその設定作業を行う。
この設定値の設定作業は、例えば、遊技機の電源がOFFの状態で、遊技機内部に設けられたキーシリンダに設定キーを差し込んで所定方向に回転させることで可能となる。その後、遊技機の電源をONにし、設定変更ボタンの操作を行うことにより、設定表示装置に表示される設定値が変更される。設定表示装置に表示される設定値を確認しつつ、スタートレバーなどの確定用操作部を操作した後、設定キーを逆方向に回転させることで設定値が確定する(例えば、特許文献1参照)。設定作業後は、設定された設定値に対応する抽選テーブルが選択され、選択された抽選テーブルを用いた遊技が行われる。
ところで、上記したような設定作業は、設定キーを所持する遊技場の経営者もしくは責任者の指示の下、遊技場の店員により行われるが、設定作業を行う店員は設定値の確認が可能であるため、遊技者を装う不正行為者が設定作業を行う店員と結託すると、不正行為者は容易に現在の設定値を認識することができるという問題がある。
そこで、遊技場の責任者などの特定の人物が、遊技場内の管理装置(いわゆる、「ホールコンピュータ」)で、各遊技機の設定値を設定し、その設定値のデータを各遊技機に送信することにより、遠隔的に設定値の設定作業を行うことが提案されている(例えば、特許文献2の段落[0111]参照)。
特開2006−34749号公報 特開2006−87500号公報
しかしながら、特許文献2に記載の方式は、遊技場内部の管理装置から各遊技機に設定値を送信する一方で、各遊技機から管理装置にメダル投入信号やメダル払出信号などを送信するため、遊技機に管理装置と双方向通信を行う機能を持たせることが前提となっているが、実際には、スロットマシンなどの遊技機は、規則により遊技機と管理装置との双方向の通信ができない仕様になっているため、特許文献2に記載された設定値の設定処理を行うためには、遊技規則を逸脱した遊技機の仕様変更が必要となり、実現が困難である。
この発明は、上記した問題に着目してなされたもので、遊技機の大幅な仕様変更を伴うことなく設定値の変更作業を行うことができるとともに、十分なセキュリティー対策がなされた遊技機の設定値変更システムを提供することを目的とする。
この発明による遊技機の設定値変更システムは、賞の当否を決定するための内部抽選が実行される複数台の遊技機について、前記内部抽選に使用される賞の当選確率が異なる複数種類の抽選テーブルの中からいずれかの抽選テーブルを選択するための設定値を変更するためのものであって、遊技場内に配備される場内管理装置と、各遊技機の前記設定値を記憶するための記憶部を有する設定用記憶媒体とを含んでいる。前記場内管理装置は、各遊技機の予め定められた設定値を記憶する記憶手段と、前記設定用記憶媒体の記憶部に各遊技機の設定値を書き込む処理を実行する書込手段とを備えている。前記の各遊技機は、前記設定用記憶媒体に書き込まれた各遊技機の設定値の中から当該遊技機の設定値を設定用記憶媒体より読み出す処理を実行する読出処理部と、前記読出処理部により読み出された設定値によって設定値の変更処理を実行する変更処理部とを備えている。
この発明の上記した構成において、「遊技機」は、スロットマシンやパチンコ機など、複数の種類の遊技機を想定することができる。「賞」とは、例えば、スロットマシンでいえば、ビッグボーナス,レギュラーボーナス,小役などの「役」のことを指す。
「設定用記憶媒体」は、フレキシブルディスク,CD−ROM,メモリカード,ICカードなど、情報を記憶する機能を有するものであれば、その種類は問わない。なお、一般に遊技場内の全ての遊技機にはそれぞれ遊技機ID(台番号)が付されていることから、設定用記憶媒体には、それぞれの台毎の設定値が、遊技機IDと対応付けられて格納されることになる。
上記した構成の内部設定変更システムを導入した遊技場においては、設定用記憶媒体が場内管理装置の書込手段に受け付けられると、設定用記憶媒体の記憶部に各遊技機の設定値が、例えば、各遊技機の遊技機IDと対応付けられて格納される。この設定用記憶媒体が遊技機の読出処理部で受け付けられると、この設定用記憶媒体に記憶されている各遊技機の設定値の中から、その遊技機の遊技機IDに該当する設定値が読み出され、その設定値によって設定値の変更処理が実行される。
この発明の好ましい実施態様においては、前記場内管理装置は各遊技機と通信可能に接続され、各遊技機は、前記設定値の変更処理がなされたとき、前記場内管理装置に設定処理済みであることを知らせる信号を送信するようにしている。
この実施態様によれば、各遊技機について設定値の設定変更処理がされると、場内管理装置に設定処理済みであることを知らせる信号が送信されるので、遊技場の経営者や責任者などは、どの遊技機について設定変更処理が行われたか、設定変更処理が未だなされていない遊技機があるかなどの情報を場内管理装置により簡単に確認することができる。なお、送信される「設定処理済みであることを知らせる信号」としては、例えば、各遊技機に設定されている遊技機IDが考えられる。
なお、遊技規則上、前記管理装置は各遊技機と、各遊技機から場内管理装置への一方向に通信可能に接続されるのが好ましい。
この発明のさらに好ましい実施態様においては、前記の各遊技機に設定されている設定値を読み出して確認するための確認用記憶媒体をさらに含み、前記遊技機は、前記確認用記憶媒体に当該遊技機に設定されている設定値を書き込む処理を実行する書込処理部をさらに備えている。前記場内管理装置は、前記確認用記憶媒体から各遊技機に設定されている設定値を読み出す処理を実行する読出手段と、前記確認用記憶媒体から読み出された設定値を遊技機毎に記憶する記憶手段とをさらに備えている。
この実施態様において、「確認用記憶媒体」は、フレキシブルディスク,CD−ROM,メモリカード,ICカードなど情報を記憶する機能を有するものであればその種類は問わない。なお、確認用記憶媒体には、それぞれの台毎の設定値が、設定値リストとして格納されることになる。
この実施態様によれば、実際に各遊技機に設定されている設定値を、例えば、場内管理装置により確認することができるため、遊技場の経営者や責任者などは、予め定められた設定値と実際に設定されている設定値とを比較することにより、正しく設定変更処理が行われたかどうかをチェックすることができる。
この発明のさらに好ましい実施態様においては、前記遊技機が設定用記憶媒体より設定値を読み出す処理を実行したときに、読み出された設定値が設定用記憶媒体の記憶部より消去される。
この実施態様によれば、設定値の設定変更後、万一、設定用記憶媒体を紛失したり盗まれたりしても、設定用記憶媒体の記憶部から各遊技機の設定値が消去されているので、各遊技機の設定値が知れわたることはない。
この発明のさらに好ましい実施態様においては、前記場内管理装置と通信を行う場外管理装置をさらに含んでいる。前記場内管理装置は前記確認用記憶媒体から読み出した前記各遊技機に設定されている設定値を場外管理装置に送信する。前記場外管理装置は、場内管理装置から送信された前記各遊技機に設定されている設定値を記憶する確認用記憶手段と、前記各遊技機の予め定められた設定値を記憶する設定用記憶手段とを備えており、前記場外管理装置において各遊技機の予め定められた設定値と実際に設定されている設定値とを比較することにより、前記設定値の変更処理が正しくなされたかどうかを確認する。
この実施態様は、遊技場の経営者が管理する場外管理装置により設定値に関する情報を全て管理するように構成したものであり、遊技場内の場内管理装置では、実際に各遊技機に設定されている設定値などを確認することができない。この実施態様によれば、各遊技機の設定値は場外管理装置でしか確認することができず、各遊技場の責任者や店員などは設定値を認識することができないため、遊技場の責任者なども加担した店ぐるみの不正を防止することができ、設定値管理のセキュリティーがさらに向上する。
この発明によると、各遊技機の設定値の設定変更作業が記憶媒体によって行われるので、実際に設定作業を行う店員は設定値を確認することができず、不正行為者が設定値の確認を行うことができるというようなことはない。また、遊技機の大幅な仕様変更を伴うことなく、設定値管理のセキュリティーを向上できる。
図1は、この発明が適用された遊技機の設定値変更システムの構成を示す。この設定値変更システムは、遊技場Aにおいて、各スロットマシン1に付された遊技機ID(台番号)に対応付けた設定値が記憶されている記憶媒体(この実施例では、設定用ICカード41)により、各スロットマシン1について抽選テーブルを選定するための設定値の変更処理を行うためのもので、遊技場A内に配備された複数台(例えば、200台。)のスロットマシン1、場内管理装置10、ならびに遊技場A外のシステム管理者(遊技場の経営者)が保有する場外管理装置60により構成されている。なお、この設定値変更システムは、遊技場Aと同様の構成を具備する他の遊技場B,遊技場Cなど、複数の遊技場に適用される。各場内管理装置10は、専用回線またはISDNのような電話通信回線61を介して場外管理装置60に接続されている。
また、この発明は、上記したような内部抽選に使用される抽選テーブルを選択するための設定値が設定される遊技機であれば、スロットマシンの他にも、パチンコ機など、種々の遊技機に適用できる。
前記場外管理装置60は、遊技場毎に、各遊技場が目標とする営業成績に応じて遊技場内の各スロットマシン1について設定値を決定し、対応するスロットマシンの遊技機ID(台番号)とともに設定値を、前記電話通信回線61によって各遊技場の場内管理装置10へ送信する。なお、送信される設定値は暗号化されているのが望ましい。
ここで、「設定値」は、所定期間の遊技を行ったときに遊技者が賭け数として使用したメダルの総数に対して、払い出されるメダルの総数の割合を調整するために設定されるものであり、いわゆる「払出率」と同意義のものである。スロットマシン毎に、複数段階の設定値(設定ランク「1」〜設定ランク「6」)を設定可能であり、設定値に応じてビッグボーナス,レギュラーボーナス,小役などの様々な役の当選確率が異なる。なお、通常、設定ランク「1」が最低確率、設定ランク「6」が最高確率となっている。
前記場内管理装置10は、一般に、「ホールコンピュータ」と呼ばれるもので、各スロットマシン1の稼働状態を管理したり、遊技場内の情報収集のために用いられる。各スロットマシン1は、この場内管理装置10と通信回線40で接続されており、例えば、メダルの投入信号、役の成立信号(役毎に個別に設定される。)、またはメダルの払出数などのゲームの実行により生じた稼働データを場内管理装置10に送信する。また、詳細は後述するが、各スロットマシン1において設定値の変更処理が行われると、設定処理済みであることを知らせる信号として遊技機ID(台番号)を場内管理装置10に送信する。場内管理装置10では、各スロットマシン1からの送信データを順次蓄積するとともに、これらのデータに基づき、遊技場内の稼働率や出玉率を認識したり、設定値の設定処理済みのスロットマシン1を特定したりするなどの処理を実行する。
図2および図3は、この発明が適用されたスロットマシン1の構成を示す。このスロットマシン1の機体は、前面開口の筐体2に前面扉3を開閉可能に取り付けて構成されるもので、図2には正面から見た前面扉3の構成が、図3には前面扉3を除いた筐体2の内部構造が、それぞれ示されている。
前記筐体2の内部には、リールユニット4、低音出力用のスピーカー5、電源ユニット6、ホッパー70を備えたメダル払出機7などが組み込まれている。また、筐体2の後板には主制御装置80が搭載された回路基板8が、筐体2の内側面には外部集中端子板9が、それぞれ取り付けられている。前記回路基板8は、外部から接触不能となるようにケース内部に収容されている。
前記リールユニット4は、3個のリール11a,11b,11cと各リール駆動用のステッピングモータ12a,12b,12cとがフレーム13に一体に組み付けられたものである。各リール11a,11b,11cの外周面には、ボーナスや小役などの役を成立させる図柄、はずれの図柄など、複数個の図柄が表されている。
前記前面扉3は、正面パネル14、上部パネル15、および下部パネル16を用いて構成されている。上部パネル15の中央には液晶表示器17が設けられ、その両側に効果音出力用のスピーカー18,19が配置されている。
前記液晶表示器17は、ゲーム内容に関わる演出表示を実行するためのもので、ゲーム結果に関わる抽選処理の結果を液晶表示器17による演出表示と前記スピーカー18,19より発せられる効果音とによって遊技者へ報知する。
正面パネル14は、透明な合成樹脂板または強化ガラスの表面にシルクスクリーン印刷を施して形成されている。正面パネル14の板面中央には、印刷領域によって囲まれた無着色で透明の矩形状の図柄表示窓20が形成されている。前記リール11a,11b,11cは、この図柄表示窓20に対向する位置に配備されており、各リール11a,11b,11cの停止時には、それぞれ図柄表示窓20内に3個の図柄が停止表示される。
正面パネル14の表面には、図柄表示窓20より見える各リール11a,11b,11cの3駒分の図柄を横方向に結ぶ3本の水平な入賞ラインL1〜L3と、右下がりおよび左下がりの各斜め方向に結ぶ2本の斜めの入賞ラインL4,L5とが表されている。リール停止時、これら5本の入賞ラインL1〜L5上に各リール11a,11b,11cの図柄が整列して位置する。
正面パネル14の図柄表示窓20の下方位置には、貯留枚数表示器21や払出枚数表示器22などが設けられている。貯留枚数表示器21には機械に貯留(クレジット)された貯留メダルの枚数が、払出枚数表示器22には役の成立により配当として払い出されるメダルの枚数が、それぞれデジタル表示される。なお、「貯留メダル」とは、ゲームの実行に先立ち、メダル投入口23より投入して機械に貯留された(電気的に記憶された)メダルのことであり、この貯留メダルを使ってゲームが実行されるようになっている。また、ゲームの結果、役が成立すると、役に応じた枚数のメダルが付与され、そのメダルは、前記クレジットの上限値(例えば50枚)以下であれば、メダル受け皿29に放出されずにメダルの貯留数に加算される。
正面パネル14の下方には、ゲームのためのメダルを受け付けるメダル投入口23、各リール11a,11b,11cを一斉に回転させるための始動レバー24、各リール11a,11b,11cを個別に停止させるための停止スイッチ25a,25b,25c、ベットスイッチ26、および精算スイッチ27が設けられている。また、下部パネル16の下方には、メダル放出口28やメダル受け皿29が設けられている。前記メダル払出機7から放出されたメダルは、図示しないメダル払出通路を介してメダル払出口28まで運ばれ、メダル受け皿29へ払い出しされる。
前記ベットスイッチ26は、1回のゲームに対して3枚の貯留メダルを消費することを遊技者が機械へ指示するためのものである。このベットスイッチ26が押されると、貯留メダルが3枚引き落とされるが、貯留メダルの残り枚数が2枚しかなければ2枚の貯留メダルが、1枚しかなければ1枚の貯留メダルが、それぞれ引き落とされる。
3枚の貯留メダルが使用されることに対して5本全ての入賞ラインL1〜L5が有効化される。1枚の貯留メダルの使用に対しては中央の水平な入賞ラインL1のみが、2枚の貯留メダルの使用に対しては3本の水平な入賞ラインL1〜L3のみが、それぞれ有効化される。
ベットスイッチ26の押操作で入賞ラインを有効化させた後、始動レバー24を操作すると、機械内部で役に関わる抽選処理が実行される。この抽選処理の結果、ビッグボーナスやレギュラーボーナスなどのボーナスや小役に当選すると、後述する主制御装置80内で該当するフラグが設定され、停止スイッチ25a,25b,25cが押操作されたとき、該当する図柄を有効化された入賞ライン上に引き込んでリールを停止させる制御(引込み制御)が実行される。その結果、有効化された入賞ライン上に、抽選に当たった図柄が3個並んだパターンが出現し易くなる。
前記精算スイッチ27は貯留メダルの精算を指示するのに遊技者によって操作される。精算スイッチ27が操作されると、前記貯留枚数表示器21に表示された枚数の貯留メダルがメダル放出口28からメダル受け皿29に放出される。
前記正面パネル14の下部位置には、カード受付口30が設けられている。カード受付口30は、詳細は後述するが、各スロットマシン1の設定値を設定するために用いられる設定用ICカード41および既に設定されている各スロットマシン1の設定値を確認するために用いられる確認用ICカード51を受け付ける部分である。
カード受付口30の内部には、図示していないが、通信部(この実施例では、ICカード対応のカードリーダー)86が組み込まれており、受け付けた各ICカード41,51より所定の情報を読み取り、各ICカード41,51との間で設定値に関する情報の送受信を行う。
なお、図2中、31は、各ICカード41,51の受付が可能かどうか、または設定値の設定変更が可能かどうかなどの情報を表示するための表示器である。
図4は、上記したスロットマシン1の電気的な構成を示す。なお、この図には電源系統の図示は省略してある。スロットマシン1は、その主要な処理装置として主制御装置80と、これからコマンドを受けて動作する副制御装置50とを備えている。
主制御装置80は、マイクロコンピューターより成り、制御、演算の主体であるCPU81、ROM82、RAM83の他に抽選処理に用いられる乱数発生器(図示せず。)を含む。前記ROM82には、プログラムのほか、役に関わる抽選のための複数の抽選テーブルなどが格納されている。RAM83は、前記抽選で役に当選したときの当選フラグ(当選状態を記憶するためのもの)など、ゲームを進行させるのに必要なデータの読み書きに用いられる。
また、当該スロットマシン1の遊技機ID(台番号)を記憶するID記憶部84や前記複数の抽選テーブルから1つを選択するための設定値を記憶する設定値記憶部85を備えている。
主制御装置80には、外部集中端子基板9、各ICカード41,51と交信を行う通信部(カードリーダー)86および表示器31が接続されている。
また、主制御装置80には、図示していないが、始動レバー24、停止スイッチ25a,25b,25c、ベットスイッチ26、精算スイッチ27、各種センサ(メダル投入口23内のメダル検出用センサ、前面扉開閉検知センサなど)、各リール8a,8b,8cの駆動源であるステッピングモータ9a,9b,9cの駆動を制御するリール駆動回路、メダル払出機7、貯留枚数表示器21、払出枚数表示器22などが接続されている。
前記外部集中端子基板9は、メダルの投入や払い出しがあったことを示す信号やビッグボーナス,レギュラーボーナスなどの役が成立したことを示す信号など、ゲーム実行中に発生した種々の信号を場内管理装置10に出力するためのものである。この実施例のスロットマシン1では、各スロットマシン1が設定用ICカード41から設定値を受信し、設定値記憶部85に記憶すると、設定処理済みであることを知らせる信号として当該スロットマシン1の遊技機ID(台番号)を前記外部集中端子基板9から場内管理装置10に出力するようにしている。
外部集中端子基板9には、図示していないが、前記CPU81から出力される上記した信号を並列入力することが可能な複数個の入力端子と、上記した信号を場内管理装置10へ並列出力することが可能な複数個の出力端子とが備えられている。
前記CPU81は、ROM82に格納されたプログラムに従ってRAM83に対するデータの読み書きを行いつつ、前記入出力各部の動作を一連に制御する他、前記乱数発生器が発生した乱数値をサンプリングして役に関わる抽選処理などを実行する。
さらに、CPU81は、設定用ICカード41から設定値を受信すると、設定値記憶部85に設定値を記憶したり、設定値に基づきROM82内に記憶されている抽選テーブルを選択したりするなどの処理を実行する。
副制御装置50は、主制御装置80からコマンド信号を受けて内部抽選処理の結果を報知したり、各種演出を行ったりするためのものである。副制御装置50は、前記コマンド信号に応じた予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMと、処理結果などを一時的に記憶するRAMとを含む。
副制御装置50には、図示していないが、液晶表示器17、各種スピーカー5,18,19が接続されている。
図5は、図1に示した場内管理装置10の電気的な構成を示す。場内管理装置10は、コンピュータにより構成されており、場外管理装置60および各スロットマシン1の外部集中端子板9と電気的に接続されている。
同図中、100は制御装置であり、制御の主体であるCPU101とROM102とRAM103とを含んでいる。制御装置100には、キーボードなどの入力操作部104、モニターなどの表示部105、各種データなどの情報を格納しておく集計データ保存部106、設定用ICカード41と通信するためのインターフェイスとしての通信部(以下、「設定値ライター」という。)107、および確認用ICカード51と通信するためのインターフェイスとしての通信部(以下、「設定値リーダー」という。)108が接続されている。
前記RAM103には、場外管理装置60、各スロットマシン1の外部集中端子板9、および確認用ICカード51から受信する各種受信データを一時的に記憶するための受信データ記憶部103Aが備えられている。CPU101は、これらの受信データに基づき各種データを集計するなどの様々な処理をし、RAM103の集計データ記憶部103Bに集計したデータを一時的に記憶させる。
前記集計データ保存部106は、例えば、HD(ハードディスク)などの記憶媒体によって構成される。集計データ保存部106内には、確認用ICカード51より得た各スロットマシン1に設定されている設定値を格納しておく確認用設定値記憶部106A、各スロットマシン1の外部集中端子板9より得た設定処理済みの各スロットマシン1の遊技機ID(台番号)を格納しておく設定済ID記憶部106B、場外管理装置60より得た各スロットマシン1の予め定められた設定値を格納しておく設定値記憶部106Cが含まれている。
これらの情報データは入力操作部104の操作により、表示部105に表示される。これにより、既に設定されている各スロットマシン1の設定値を確認したり、設定値の設定処理済みのスロットマシン1を特定したり、遊技場A内の各スロットマシン1の予め定められた設定値を認識することができる。
なお、これらの情報データを見るためには、入力操作部104によりパスワードを打ち込む必要があるようにするのが望ましい。これにより、遊技場の責任者など、特定の者以外の者に前記情報が知られるおそれがなくなり、セキュリティーが向上する。
図6は、設定値記憶部106C内に格納されるデータの一例を示す図である。遊技場A内の200台のスロットマシンには、上述しているように、それぞれ遊技機ID(台番号)が付されており、それぞれの台毎の設定値が、設定値リストとして格納される。設定値記憶部106Cの更新は、前記場外管理装置60から設定値のデータを受信する度に行われる。また、過去の設定値は、リセットされるまで設定値記憶部106C内に保存されている。よって、設定用設定値記憶部106Cを参照することで、台毎に現在および過去の設定値を把握することが可能である。
この実施例に用いられる設定用ICカード41は、図4に示すように、CPU42と設定用設定値記憶部(メモリ)43とを備えるICチップが埋め込まれた板状体である。設定用ICカード41を、場内管理装置10の設定値ライター107にセットすることにより、設定用設定値記憶部43には、図6に示すような、各スロットマシン1の設定値(設定ランク)が各スロットマシンの遊技機ID(台番号)に対応付けられて記憶される。
なお、後述するように、設定用ICカード41によりスロットマシン1に設定値を設定すると、設定値とこれに対応する遊技機IDとが設定用設定値記憶部43より消去されるので、新たに場外管理装置60から送信される設定値のデータを設定用ICカード41に書き込む際に前日の設定値データが残っていた場合、場内管理装置10はエラー信号を場外管理装置60に送信するように構成するのが望ましい。
また、設定用ICカード41をスロットマシン1のカード受付口30に挿入することにより、送受信アンテナなどの通信部44を通じて各スロットマシン1の通信部86との間で交信が行われ、記憶された設定値のうち、通信中のスロットマシンの遊技機ID(台番号)に対応する設定値が設定用ICカード41からスロットマシン1へ送信される。このとき、送信された設定値とこれに対応する遊技機IDとを設定用ICカード41の設定用設定値記憶部43より消去する。
この実施例に用いられる確認用ICカード51は、図7に示すように、CPU52と設定済設定値記憶部(メモリ)53とを備えるICチップが埋め込まれた板状体である。この確認用ICカード51を各スロットマシン1のカード受付口30に挿入することにより、送受信アンテナなどの通信部54を通じて各スロットマシン1の通信部86との間で交信が行われ、設定済設定値記憶部53には、通信中のスロットマシンに設定されている設定値が遊技機ID(台番号)に対応付けて記憶される。
さらに、確認用ICカード51を場内管理装置10の設定値リーダー108にセットすることにより、各スロットマシン1に設定されている設定値が確認用ICカード51から場内管理装置10に送信される。
なお、この実施例では、カード状の記憶媒体を用いているが、これに限らず、スティック状のもの、メダル状のものなど、種々の形態のものを用いることができる。また、無線でスロットマシンの通信部86などと通信可能な非接触式ICカード、その他に、無線ICタグ(RF−ID)などを用いることができる。
図8は、この発明が適用されたスロットマシンにおける設定値の設定変更処理についての制御の流れを示している。同図中、「ST」は「STEP」の略であり、一連の流れにおける各手順を示している。
まず、スロットマシン1の電源がOFFの状態で、カード受付口30に設定用ICカード41をセットする(ST1,ST2)。この状態でスロットマシン1の電源をONにすると(ST3)、設定値の設定変更モードに移行し、主制御装置80のCPU81は、セットされた設定用ICカード41が正規なものであるかどうかの照合処理を行う(ST4)。
この照合処理は、例えば、設定用ICカード41を日付別に管理することにより行う。すなわち、設定用ICカード41を複数枚用意し、それぞれに使用する日付を記憶させておく。これにより、例えば、前日に使用された設定用ICカード41が何らかの原因で第3者に拾得されたり、盗難を受けたりしても、日付確認で不一致となり設定値の設定変更が不可能となる。
前記ST4の照合処理の結果、照合結果が一致したときは、ST5の判定は「YES」であり、CPU81は、正規の設定用ICカード41と判断して、設定値の変更処理を実行する(ST6)。もし、S4による照合の結果が不一致であるときは、ST5の判定は「NO」であり、CPU81は、正規の設定用ICカード41ではないと判断して、表示器31にエラー表示を行う(ST7)。
図9は、ST6の詳細を示している。同図において、スロットマシン1のCPU81は、まず、ID記憶部84に記憶されている当該スロットマシン1の遊技機IDを設定用ICカード41に送信する(ST60)。
設定用ICカード41がスロットマシン1より遊技機IDの送信を受けると(ST600)、設定用ICカード41のCPU42は、設定用設定値記憶部43に記憶されているデータを参照し、受信した遊技機IDの設定値が記憶されているかどうかの確認を行う(ST601)。
もし、設定用設定値記憶部43に受信した遊技機IDの設定値が記憶されていないと、ST601の判定が「NO」となり、設定用ICカード41のCPU42は、スロットマシン1へ設定値のデータが欠如している旨の信号を送信する(ST602)。
スロットマシン1において、設定用ICカード41より設定値のデータが欠如している旨の信号の送信を受けると(ST61)、スロットマシン1のCPU81は、設定値の設定が可能ではないと判断して、表示器31にエラー表示を行う(ST62)。
設定用ICカード41において、設定用設定値記憶部43に受信した遊技機IDの設定値が記憶されていると、ST601の判定が「YES」となり、ST603へ進む。そして、設定用ICカード41のCPU42は、受信した遊技機IDに対応する設定値のデータを設定用設定値記憶部43より読み出し(ST603)、読み出した設定値のデータとこれに対応する遊技機IDをスロットマシン1に送信するとともに(ST604)、読み出した設定値のデータと遊技機IDを設定用設定値記憶部43から消去する(ST605)。
スロットマシン1において、設定用ICカード41より設定値のデータと遊技機IDの送信を受けると(ST63)、スロットマシン1のCPU81は、受信した設定値のデータを設定値記憶部85に記憶させ、設定値の設定変更を実行するとともに(ST64)、設定変更済みの信号として遊技機IDを外部集中端子9より場内管理装置10に送信する(ST65)。
設定用ICカード41がカード受付口30から抜き取られると、スロットマシン1は通常ゲームモードに移行し、これ以降、設定された設定値に基づいてゲームが実行可能になる。上記した手順を繰り返すことにより、遊技場内の200台のスロットマシン全てに対して、設定値の変更処理を行う。
なお、上記の設定変更が行われていないスロットマシン1は、自身を稼動不能状態になるように制御する構成にしても良い。
図10および図11は、各スロットマシン1に設定済みの設定値の確認処理についての制御の流れを示している。図10は、確認用ICカード51への設定済み設定値の記憶処理についての制御の流れが、図11には、場内管理装置10への設定済み設定値の記憶処理についての制御の流れが、それぞれ示されている。同図中、「ST」は「STEP」の略であり、一連の流れにおける各手順を示している。
図10において、スロットマシン1のCPU81は、確認用ICカード51がカード受付口30にセットされたかどうかに待機している。いま、スロットマシン1のカード受付口30に確認用ICカード51がセットされると(ST10)、スロットマシン1のCPU81は、セットされた確認用ICカード51が正規なものであるかどうかの照合処理を行う(ST11)。この照合処理は、上記した設定用ICカード41のときと同様である。もし、照合結果が一致すれば、ST12の判定は「YES」であり、スロットマシン1のCPU81は、ID記憶部84に記憶されている遊技機IDと設定済設定値記憶部85に記憶されている設定済み設定値を確認用ICカード51へ送信する(ST13)。
もし、照合結果が一致しなければ、ST12の判定が「NO」であり、スロットマシン1のCPU81は、正規の確認用ICカード51ではないと判断して、表示器31にエラー表示を行う(ST14)。
確認用ICカード51において、スロットマシン1より設定済み設定値と遊技機IDの送信を受けると(ST100)、確認用ICカード51のCPU52は、受信した設定済み設定値と遊技機IDを確認用設定値記憶部53に記憶する(ST101)。
次に、図11において、遊技機IDとこれに対応する設定済み設定値を記憶させた確認用ICカード51を場内管理装置10の設定値リーダー108にセットすると(ST15)、場内管理装置10のCPU101は、セットされた確認用ICカード51が正規なものであるかどうかの照合処理を行う(ST16)。
前記ST16の照合処理の結果、照合結果が一致したときは、ST17の判定は「YES」であり、場内管理装置10のCPU101は、正規の確認用ICカード51による操作と判断して、確認用ICカード51に対して遊技機IDとこれに対応する設定済み設定値の送信を要求する(ST18)。もし、S16による照合の結果が不一致であるときは、ST17の判定は「NO」であり、場内管理装置10のCPU101は、正規の確認用ICカード51ではないと判断して、エラー処理を行う(ST19)。
確認用ICカード51において、場内管理装置10より設定済み設定値と遊技機IDの送信要求を受けると(ST102)、確認用ICカード51のCPU52は、設定済設定値記憶部53に記憶されている設定済み設定値とこれに対応する遊技機IDを場内管理装置10へ送信する(ST103)。
場内管理装置10において、確認用ICカード51より設定済み設定値と遊技機IDの送信を受けると(ST20)、場内管理装置10のCPU101は、受信した設定済み設定値と遊技機IDを集計データ保存部106の確認用設定値記憶部106Aに記憶し(ST21)、遊技場の責任者などによる入力操作部104の操作に応じて、設定済みの設定値を遊技機IDに対応付けて表示部105に表示する(ST22)。
なお、上記した実施例では、各スロットマシン1に設定済みの設定値を確認用ICカード51に記憶させ、そのデータを場内管理装置10で読み出すことによって、設定値を確認しているが、これに限らず、確認用ICカード51に表示部と操作部を設け、責任者などが操作部によりパスワードなどを入力することによって、確認用ICカード51の表示部で設定値を確認できるようにしても良い。
上記した構成の設定値変更システムによると、各スロットマシン1の設定値の設定変更作業が設定用ICカード41によって行われるので、実際に設定作業を行う店員は設定値を確認することができず、設定作業を行う店員の不正により不正行為者が設定値を認識することができるというようなことはない。また、スロットマシン1に場内管理装置10と双方向通信を行う機能を持たせる必要がないため、スロットマシン1の大幅な仕様変更を伴うことなく設定値管理のセキュリティーを向上できる。
なお、上記した実施例では、各遊技場の場内管理装置10で確認用ICカード51より取り込んだ各スロットマシン1に設定済みの設定値を確認する構成となっているが、これに限らず、各遊技場の場内管理装置10ではその設定値の確認ができず、システム管理者(遊技場の経営者)が管理する場外管理装置60においてのみその設定値の確認ができるように構成してもよい。
この実施例は、遊技場の責任者なども加担した店ぐるみの不正を防止することを目的とするもので、システム管理者が設定値に関する情報を全て管理するように構成したものである。この実施例では、確認用ICカード51で各スロットマシン1に設定済みの設定値を場内管理装置10に記憶させることはできるが、場内管理装置10の表示部105ではその設定済み設定値の確認、さらには場外管理装置60より送信される各スロットマシン1の予め定められた設定値の確認をすることはできない。各遊技場の責任者などは、確認用ICカード51より得た各スロットマシン1に設定されている設定値を前記電話通信回線61によって場内管理装置10から場外管理装置60へと送信する。また、各スロットマシン1の外部集中端子板9より得た設定処理済みの各スロットマシン1の遊技機ID(台番号)を場内管理装置10から場外管理装置60へと送信する。
なお、この実施例の設定値変更システムも、基本的な構成は上記した実施例の構成と同様であり、ここでは対応する構成に同一の符号を付することで説明を省略する。
図12は、この実施例の設定値変更システムを構成する場外管理装置60の電気的な構成例を示している。
同図中、600は制御装置であり、制御の主体であるCPU601とROM602とRAM603とを含んでいる。制御装置600には、キーボードなどの入力操作部604、モニターなどの表示部605、および各種データなどの情報を格納しておく集計データ保存部606が接続されている。
前記RAM603には、各遊技場の場内管理装置10から受信する各種受信データを一時的に記憶するための受信データ記憶部603Aが備えられている。CPU601は、これらの受信データに基づき各種データを集計するなどの様々な処理をし、RAM603の集計データ記憶部603Bに集計したデータを一時的に記憶させる。
前記集計データ保存部606は、例えば、HD(ハードディスク)などの記憶媒体によって構成される。集計データ保存部606内には、各遊技場の場内管理装置10より送信される各スロットマシン1に設定されている設定値を格納しておく確認用設定値記憶部606A、各遊技場の場内管理装置10より送信される設定処理済みの各スロットマシン1の遊技機ID(台番号)を格納しておく設定済ID記憶部606B、予め定めた各遊技場のスロットマシン1の設定値を格納しておく設定値記憶部606Cが含まれている。
これらの情報データは入力操作部604の操作により、表示部605に表示される。これにより、既に設定されている各遊技場のスロットマシン1の設定値を場外管理装置60においてのみ確認することができる。
なお、上記した実施例では、各遊技場の責任者などは、確認用ICカード51より場内管理装置10に記憶させた各スロットマシン1に設定されている設定値のデータを場外管理装置60へと送信しているが、これに限らず、確認用ICカード51自体をシステム管理者の元に届けるようにしてもよい。図12において点線で示すように、制御装置600に確認用ICカード51と通信するための設定値リーダー608を接続し、届けられた確認用ICカード51をシステム管理者が場外管理装置60の設定値リーダー608にセットすることにより、設定値を確認用ICカード51から読み取り、場外管理装置60に送信する。
上記した構成の実施例によると、各スロットマシン1の設定値はシステム管理者しか確認することができず、各遊技場の責任者や店員などは設定値を認識することができないため、設定値管理のセキュリティーをさらに向上できる。
この発明が適用された設定値変更システムの構成を示すブロック図である。 スロットマシンの外観を示す正面図である。 内部構造を示すスロットマシンの正面図である。 設定用ICカードおよびスロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。 場内管理装置の電気的構成を示すブロック図である。 設定値記憶部内に格納されるデータの一例を示す図である。 確認用ICカードの電気的構成を示すブロック図である。 設定値の設定変更処理についての制御の流れを示すフローチャートである。 図8のフローチャートにおけるST6の詳細を示すフローチャートである。 確認用ICカードへの設定済み設定値の記憶処理についての制御の流れを示すフローチャートである。 場内管理装置への設定済み設定値の記憶処理についての制御の流れを示すフローチャートである。 場外管理装置の電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 スロットマシン
8 主制御装置
10 場内管理装置
30 カード受付口
41 設定用ICカード
42 CPU
43 設定用設定値記憶部
44 通信部
51 確認用ICカード
52 CPU
53 設定済設定値記憶部
54 通信部
60 場外管理装置
80 主制御装置
81 CPU
82 ROM
83 RAM
84 ID記憶部
85 設定値記憶部
86 通信部(カードリーダー)
100 制御装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
106 集計データ保存部
106A 確認用設定値記憶部
106B 設定済ID記憶部
106C 設定値記憶部
107 設定値ライター
108 設定値リーダー
600 制御装置
601 CPU
602 ROM
603 RAM
606 集計データ保存部
606A 確認用設定値記憶部
606C 設定値記憶部

Claims (5)

  1. 賞の当否を決定するための内部抽選が実行される複数台の遊技機について、前記内部抽選に使用される賞の当選確率が異なる複数種類の抽選テーブルの中からいずれかの抽選テーブルを選択するための設定値を変更するための遊技機の設定値変更システムであって、
    遊技場内に配備される場内管理装置と、各遊技機の前記設定値を記憶するための記憶部を有する設定用記憶媒体とを含み、
    前記場内管理装置は、各遊技機の予め定められた設定値を記憶する記憶手段と、前記設定用記憶媒体の記憶部に各遊技機の設定値を書き込む処理を実行する書込手段とを備え、
    前記の各遊技機は、前記設定用記憶媒体に書き込まれた各遊技機の設定値の中から当該遊技機の設定値を設定用記憶媒体より読み出す処理を実行する読出処理部と、前記読出処理部により読み出された設定値によって設定値の変更処理を実行する変更処理部とを備えて成る遊技機の設定値変更システム。
  2. 前記場内管理装置は各遊技機と通信可能に接続され、各遊技機は、前記設定値の変更処理がなされたとき、前記場内管理装置に設定処理済みであることを知らせる信号を送信する請求項1に記載された遊技機の設定値変更システム。
  3. 請求項1または2に記載された遊技機の設定値変更システムであって、
    前記の各遊技機に設定されている設定値を読み出して確認するための確認用記憶媒体をさらに含み、前記遊技機は、前記確認用記憶媒体に当該遊技機に設定されている設定値を書き込む処理を実行する書込処理部をさらに備え、
    前記場内管理装置は、前記確認用記憶媒体から各遊技機に設定されている設定値を読み出す処理を実行する読出手段と、前記確認用記憶媒体から読み出された設定値を遊技機毎に記憶する記憶手段とをさらに備えている遊技機の設定値変更システム。
  4. 前記遊技機が設定用記憶媒体より設定値を読み出す処理を実行したときに、読み出された設定値が設定用記憶媒体の記憶部より消去される請求項1〜3のいずれかに記載された遊技機の設定値変更システム。
  5. 請求項3または4に記載された遊技機の設定値変更システムであって、
    前記場内管理装置と通信を行う場外管理装置をさらに含み、前記場内管理装置は前記確認用記憶媒体から読み出した前記各遊技機に設定されている設定値を場外管理装置に送信し、
    前記場外管理装置は、場内管理装置から送信された前記各遊技機に設定されている設定値を記憶する確認用記憶手段と、前記各遊技機の予め定められた設定値を記憶する設定用記憶手段とを備えており、
    前記場外管理装置において各遊技機の予め定められた設定値と実際に設定されている設定値とを比較することにより、前記設定値の変更処理が正しくなされたかどうかを判定する判定手段を有する遊技機の設定値変更システム。
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