JP2012161387A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】役の当選確率に関する設定を不正に確認できない遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機としてのスロットマシンSは、設定装置6に設けられた設定錠60に挿脱可能な設定錠80と、通信手段を介して設定装置6から設定鍵80へ設定の情報を送信する設定情報送信手段130とを備える。設定鍵80は、設定の情報を表示可能な設定情報表示手段90を備える。設定錠60に設定鍵80が挿入されて禁止モードから解除モードへ切り替わると、設定情報送信手段130が設定鍵80へ設定の情報を送信して、設定情報表示手段90が当該設定の情報を表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、役の当選確率について複数段階の設定のいずれか1つが選択される遊技機に関するものである。
スロットマシン等の遊技機では、抽選で当選した役に対応した図柄が入賞ライン上に停止して入賞となった場合に、入賞した役に応じた特典が遊技者に付与される。特に、遊技者に有利な特別遊技に移行できる特別役に当選し入賞することにより、多くのメダルを獲得することができる。
スロットマシンの抽選結果に影響を与える役毎の当選確率は、複数段階の設定(例えば「1」から「6」まで)により異ならせることができる。この設定は、値が大きいほど特別役や一般役等の当選確率が高くなっており、遊技者にとって有利な状態である一方、値が小さいほど特別役や一般役等の当選確率が低くなっており、遊技者にとって不利な状態である。そして、遊技店では、出玉を調整するためにスロットマシンの設定を適宜変更している。これに対し、遊技者はより高い設定のスロットマシンで遊技を行うことを希望する。
従来、前扉の正面には、クレジット数や払出数等を表示する表示装置が設けられ、筐体の内部には、設定を変更するための設定装置が設けられていた。そして、設定鍵を用いて設定装置を操作することにより、設定の情報が表示装置に表示されていた。この設定鍵は遊技店の経営者や従業員に所持されており、遊技者は通常設定を確認することができなかった。
しかし、スロットマシンに対し誤作動により表示装置に設定の情報を表示させ、設定を確認する不正行為が行われることがあった。そして、高い設定のスロットマシンで集中的に遊技が行われることにより、遊技店が多大な損失を被るおそれがあった。
そこで、設定の情報を表示可能な設定情報表示手段(設定値表示LED92)を前扉の裏面に設けたスロットマシンが開示されている(特許文献1の段落「0057」参照)。いわゆるゴト師は、誤作動により設定情報表示手段に設定の情報を表示させても、外部から設定情報表示手段の表示を視認できないため、設定を確認できなかった。
特開2009−142462号公報
ところが、前扉にはスロットマシン内からメダルを排出するためのメダル払い出し口が設けられており、このメダル払い出し口を介してゴト師が設定情報表示手段の表示を不正に視認して設定を確認することがあった。また、ゴト師が前扉を抉じ開けて、前扉と筐体との隙間から設定情報表示手段の表示を視認して設定を確認することもあった。
そこで、本発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、役の当選確率に関する設定を不正に確認できない遊技機を提供することである。
(第1の発明)
第1の発明は、
所定の遊技操作を契機に役の抽選を行う役抽選手段(110)と、前記役抽選手段(110)の抽選における役の当選確率について複数段階の設定のいずれか1つを記憶する設定記憶手段(120)と、複数段階の設定のいずれか1つを選択して前記設定記憶手段(120)に記憶させるための設定装置(6)とを備え、前記設定記憶手段(120)の記憶する設定に基づいて前記役抽選手段(110)の抽選を行う遊技機であって、
前記設定装置(6)に設けられた設定錠(60)と、
前記設定錠(60)に挿脱可能であり、且つ前記設定記憶手段(120)の設定の情報について表示を禁止する禁止モードから禁止を解除する解除モードへ切り替えることができる設定鍵(80)と、
前記設定装置(6)と前記設定鍵(80)との間の通信を行う通信手段と、
前記通信手段を介して前記設定装置(6)から前記設定鍵(80)へ前記設定記憶手段(120)の設定の情報を送信する設定情報送信手段(130)とを備え、
前記設定鍵(80)は、設定の情報を表示可能な設定情報表示手段(90)を備え、
前記設定錠(60)に前記設定鍵(80)が挿入されて禁止モードから解除モードへ切り替わると、前記設定情報送信手段(130)が前記設定鍵(80)へ前記設定記憶手段(120)の設定の情報を送信して、前記設定情報表示手段(90)が当該設定の情報を表示することを特徴とする遊技機に関するものである。
(請求項2)
第2の発明は、第1の発明の特徴に加え、
前記設定鍵(80)は、識別情報を記憶する集積回路(84)と、前記通信手段を介して前記設定装置(6)へ前記集積回路(84)の識別情報を送信する識別情報送信手段とを備え、
前記識別情報送信手段の送信する識別情報に基づいて前記設定鍵(80)の認証を行う設定鍵認証手段(140)を備え、
前記設定錠(60)に前記設定鍵(80)が挿入されて禁止モードから解除モードへ切り替わり、且つ前記設定鍵認証手段(140)が前記設定鍵(80)を承認すると、前記設定情報送信手段が前記設定鍵(80)へ前記設定記憶手段(120)の設定の情報を送信することを特徴とする遊技機に関するものである。
なお、第1または第2の発明は、
前記設定錠(60)はシリンダー錠(61)を含んで構成され、
前記設定鍵(80)は、前記シリンダー錠(61)に挿脱可能であり、
前記設定鍵(80)が前記シリンダー錠(61)に挿入されて回動されると、禁止モードから解除モードへ切り替わるように形成されてもよい。
また、第1または第2の発明は、
前記設定錠(60)はカード錠を含んで構成され、
前記設定鍵(80)は、前記カード錠に挿脱可能であり、
前記設定鍵(80)が前記カード錠に挿嵌されると、禁止モードから解除モードへ切り替わるように形成されてもよい。
(第1の発明)
第1の発明によれば、設定の情報を表示可能な設定情報表示手段は設定鍵に設けられ、設定鍵は設定錠に挿脱可能に形成されている。これにより、設定の確認や変更などが済んだ後に設定錠から設定鍵を引き抜くことにより、遊技機から設定情報表示手段を取り去ることができるため、設定情報表示手段の表示を不正に視認されないようにすることができる。したがって、役の当選確率に関する設定を不正に確認できない遊技機を提供することができる。
(第2の発明)
第2の発明によれば、第1の発明の効果に加え、次の効果を奏する。
すなわち、第2の発明によれば、設定鍵認証手段が設定鍵を承認すると、設定情報送信手段が設定鍵へ設定記憶手段の設定の情報を送信して、設定情報表示手段が設定の情報を表示するようになっている。しかし、設定鍵の合鍵が不正に複製されて挿入された場合は、設定鍵認証手段の承認がなされず、設定情報送信手段が設定の情報を送信しない。したがって、不正な合鍵の設定情報表示手段に設定の情報が表示されないため、設定を不正に確認できない。
第1の実施の形態に係るスロットマシンを示す正面図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおいて前扉を開放した状態を示す正面図である。 第1の実施の形態に係る電源ユニットを示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンの制御システムの概略を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るシリンダー錠及び設定鍵を示す概略図である。 第2の実施の形態に係るリーダライタ及び非接触型ICカードを示す概略図である。 第2の実施の形態に係るスロットマシンの制御システムの概略を示すブロック図である。 第3の実施の形態に係るシリンダー錠及び設定鍵を示す概略図である。 第3の実施の形態に係るスロットマシンの制御システムの概略を示すブロック図である。 第4の実施の形態に係る電源ユニットを示す斜視図である。 第4の実施の形態に係るシリンダー錠、設定鍵、第2シリンダー錠及び設定回し鍵を示す概略図である。 第4の実施の形態に係るスロットマシンの制御システムの概略を示すブロック図である。
本発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
なお、「正面」とは、スロットマシンSにおける、遊技者が遊技を行う際に向き合う面をいう。また、「右側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て右側を意味し、「左側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て左側を意味する。
(第1の実施の形態)
(スロットマシンS)
本実施の形態に係るスロットマシンSは、遊技媒体としてメダルを用いて遊技が行われる。
スロットマシンSは、図2に示すように、正面側に開口する正面開口部11を有する箱形の筐体1を備えている。また、筐体1の正面には、筐体1の正面開口部11を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられている。
(筐体1)
筐体1は、図2に示すように、底板15、左右の側板である左側板16Bと右側板16A、天板17及び背板18からなる正面側に開口する箱形に形成されている。また、筐体1における高さ方向略中央の位置には、中板12が略水平に設けられている。
背板18の上部には、メイン制御基板ユニット24が設けられている。メイン制御基板ユニット24は、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えたメイン制御基板100を、基板ケースに収納したものである。そして、メイン制御基板100は、スロットマシンSの遊技の進行や役の抽選などを制御する。
中板12には、リールユニット22が設けられている。リールユニット22は、回転リール23と、回転リール23を回転駆動するステッピングモータとを、それぞれ3個ずつ備えている。各回転リール23は、合成樹脂からなる回転ドラムと、回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
底板15の上面には、メダルを払い出すためのホッパー5が設置されている。ホッパー5は、複数のメダルを貯留可能なタンクと、タンク内のメダルを1枚ずつ送り出す送出装置とを備えている。
また、底板15の上面には、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット4が固定されている。電源ユニット4の前面には、電源のオン/オフの切り替えを行うための電源スイッチ71等が設けられている(図3参照)。また、電源ユニット4には、複数段階の設定のいずれか1つを選択してメイン制御基板100に記憶させるための設定装置6を備えられている。なお、設定装置6については後述する。
(前扉3)
前扉3は、筐体1の正面開口部11を開閉可能に閉塞するための扉である。前扉3は、筐体1の左側板16Bに蝶番によって回動自在に取り付けられている。
図1に示すように、前扉3における略中央の位置には、各回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31が備えられている。図柄表示窓31は、各回転リール23の図柄を3個ずつ表示可能となるように形成されている。
前扉3の上部には、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置34が設けられている。画像表示装置34は、各当選役の図柄配列や遊技履歴等の情報の画像や、遊技の状態や当選役の抽選結果を報知する画像等を表示する。前扉3における画像表示装置34の周囲には、ランプ33が設けられている。ランプ33は、様々な点滅パターンで点滅することにより、遊技を盛り上げることができる。
前扉3における高さ方向略中央の位置には、クレジットされたメダルを減じてメダルの投入に代えるためのベットスイッチ51、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ52、ゲームを開始させるためのスタートスイッチ53、回転リール23の回転を停止させるためのストップスイッチ54、及び、メダルを1枚ずつ投入するためのメダル投入口42が設けられている。
前扉3の下部には、スロットマシンS内からメダルを排出するためのメダル払い出し口41と、メダル払い出し口41から排出されたメダルを溜めておくための受け皿43とが形成されている。
図2に示すように、前扉3の裏面における高さ方向略中央の位置には、メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながら真贋で選別するためのメダルセレクター7が設けられている。また、前扉3の裏面には、メダルセレクター7の下方に開口し、メダル払い出し口41に連通するメダル排出部44が設けられている。また、前扉3の裏面上部及び下部には、種々のサウンドを出力するためのスピーカ35が2つずつ設けられている。
前扉3の裏面上部には、サブ制御基板ユニット25が設けられている。サブ制御基板ユニット25は、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えたサブ制御基板200を、基板ケースに収納したものである。サブ制御基板200は、スピーカ35の音声出力やランプ33の点灯などの演出を制御する。そして、前述のメイン制御基板100とサブ制御基板200とは、ワイヤーハーネスによって接続されている。
(メイン制御基板100)
メイン制御基板100は、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、所定の遊技操作を契機に役の抽選を行う「役抽選手段110」や、役抽選手段110の抽選における役の当選確率について複数段階の設定のいずれか1つを記憶する「設定記憶手段120」などとして機能することができる(図4参照)。
具体的には、また、メイン制御基板100のCPUは、スタートスイッチ54の操作を契機に乱数発生器から乱数値を抽出する。そして、役抽選テーブルを参照することで、抽出した乱数値に応じた役の当選またはハズレを決定する。
また、メイン制御基板100のROMは、乱数発生器の発生させる各乱数値について、役の当選またはハズレを割り振った複数種の役抽選テーブルを格納している。複数種の役抽選テーブルは、1から6までの設定のいずれかに対応しており、役の当選またはハズレの割り振りがそれぞれ異なっている。
そして、メイン制御基板100のRAMは、1から6までの設定のいずれか1つを記憶しており、メイン制御基板100のCPUは、この設定に対応した役抽選テーブルを参照して役の抽選を行う。
また、メイン制御基板100は、設定記憶手段120の設定の情報について、後述の設定情報表示手段90への表示を禁止する「禁止モード」、またはこの表示の禁止を解除する「解除モード」のいずれか一方のモードでスロットマシンSを制御する。
また、メイン制御基板100は、設定記憶手段120の記憶する設定について、変更できない「設定不変モード」、または変更できる「設定可変モード」のいずれか一方のモードでスロットマシンSを制御する。
(設定装置6、設定鍵80)
図3に示すように、電源ユニット4には、シリンダー錠61を含んで構成された設定錠60と、設定記憶手段120の記憶する設定を変更するための設定変更スイッチ72とを備えている。電源ユニット4の正面には、シリンダー錠61の鍵穴62と、設定変更スイッチ72のボタン73とが形成されている。そして、上述の設定装置6は、設定錠60や設定変更スイッチ72等により構成されている。
図5に示すように、シリンダー錠61には設定鍵80を挿脱することができる。この設定鍵80は、設定記憶手段120の設定の情報について表示を禁止する「禁止モード」から禁止を解除する「解除モード」へ切り替える際に用いられる。
シリンダー錠61の内筒には、設定鍵80に電力を供給するための電源用端子(以下「電源用錠側端子63a,63b」という。)が設けられている。電源用錠側端子63a,63bは、電源ユニット4の電源装置と電気的に接続されている。
設定鍵80は、鍵穴62からシリンダー錠61の内筒に挿入される挿入部81と、シリンダー錠61に挿入部81を挿入される際に把持される把持部82と、を備えている。設定鍵80の挿入部81には、設定錠60から電力の供給を受けるための電源用端子(以下「電源用鍵側端子83a,83b」という。)が設けられている。
鍵穴62からシリンダー錠61の内筒に設定鍵80が挿入されたとき(以下「第1状態」という。)には、電源用錠側端子63a,63bと電源用鍵側端子83a,83bとが離れている。さらに第1状態から設定鍵80によりシリンダー錠61が時計回りに回転されたとき(以下「第2状態」という。)には、電源用錠側端子63a,63bと電源用鍵側端子83a,83bとが接触して通電するようになる。そして、第2状態から設定鍵80によりシリンダー錠61が反時計回りに回転される(第1状態に戻る)と、再び電源用錠側端子63a,63bと電源用鍵側端子83a,83bとが離れて通電しなくなる。
設定鍵80には、設定の情報を表示可能な「設定情報表示手段90」を備えている。本実施の形態では、設定鍵80の把持部82には、設定情報表示手段90として7セグメントディスプレイ91が設けられている。また、設定鍵80の把持部82には集積回路84が設けられている。集積回路84は、7セグメントディスプレイ91の表示を制御する。
集積回路84、7セグメントディスプレイ91及び電源用鍵側端子83a,83bは導線(図示せず)によって接続されている。第2状態では、電源用錠側端子63a,63bと電源用鍵側端子83a,83bとが接触し、集積回路84や7セグメントディスプレイ91に電力が供給されるようになる。
また、スロットマシンSには、設定装置6と設定鍵80との間の通信を行う通信手段が設けられている。具体的には、シリンダー錠61の内筒には通信用出力端子64が設けられ、設定鍵80の挿入部81には通信用入力端子85が設けられている。この通信用出力端子64は、メイン制御基板100と電気的に接続されている。また、通信用入力端子85は、集積回路84と導線(図示せず)によって接続されている。
鍵穴62からシリンダー錠61の内筒に設定鍵80が挿入された(第1状態になった)ときには、通信用出力端子64と通信用入力端子85とが離れている。さらに第1状態から設定鍵80によりシリンダー錠61が時計回りに回転された(第2状態になった)ときには、通信用出力端子64と通信用入力端子85とが接触し、信号の送受信が可能となる。そして、設定鍵80によりシリンダー錠61が反時計回りに回転される(第1状態に戻る)と、再び通信用出力端子64と通信用入力端子85とが離れ、信号の送受信が不可能となる。
(設定情報送信手段130)
図4に示すように、メイン制御基板100には、通信手段を介して設定装置6から設定鍵80へ設定記憶手段120の設定の情報を送信する「設定情報送信手段130」が設けられている。
図5に示すように、設定鍵80がシリンダー錠61の鍵穴62に挿入されて時計回りに回転される(第2状態になる)と、電源用錠側端子63a,63bと電源用鍵側端子83a,83bとが接触するとともに、通信用出力端子64と通信用入力端子85とが接触する。そうすると、スロットマシンSは、禁止モードから解除モードへ切り替わり、設定情報送信手段130は、設定記憶手段120の記憶する設定を示す設定情報信号をメイン制御基板100から発信する。この設定情報信号は、通信用出力端子64及び通信用入力端子85を経由して設定鍵80へ送信される。設定情報信号を受信した集積回路84は、7セグメントディスプレイ91が設定情報信号に応じた設定を表示するように制御する。これにより、設定記憶手段120の記憶する設定が7セグメントディスプレイ91に表示される。
また、設定鍵80によりシリンダー錠61が反時計回りに回転される(第1状態に戻る)と、再び電源用錠側端子63a,63bと電源用鍵側端子83a,83bとが離れるとともに、通信用出力端子64と通信用入力端子85とが離れる。これにより、設定鍵80に電力が供給されなくるため、7セグメントディスプレイ91の表示が消えるとともに、スロットマシンSが禁止モードから解除モードへ切り替わる。そして、設定鍵80をシリンダー錠61から引き抜くことで、設定鍵80をスロットマシンSから取り出すことができる。
次に、設定を変更する場合について説明する。
第2状態のときに電源スイッチ71がオフからオンに入れられると、設定の表示について禁止モードから解除モードへ切り替わるとともに、設定の変更について設定不変モードから設定可変モードへ切り替わる。
そして、設定情報送信手段130は、設定変更スイッチ72のボタン73が押下される度に、インクリメントした設定を示す設定情報信号をメイン制御基板100から発信する。この設定情報信号は、通信用出力端子64及び通信用入力端子85を経由して設定鍵80へ送信される。集積回路84は、設定情報信号を受信する度に7セグメントディスプレイ91が設定情報信号に応じた設定を表示するように制御する。例えば、現在の設定が「1」である場合には、最初に7セグメントディスプレイ91に「1」が表示され、設定変更スイッチ72のボタン73が押下される度に7セグメントディスプレイ91の表示が「2」→「3」→「4」→「5」→「6」と切り替わる。そして、7セグメントディスプレイ91に「6」が表示されている場合に、設定変更スイッチ72のボタン73が押下されると、7セグメントディスプレイ91の表示が「1」に戻る。
そして、設定可変モード中にスタートスイッチ53が操作されると、7セグメントディスプレイ91の表示する値を設定記憶手段120に記憶させる。つまり、スロットマシンSの設定が7セグメントディスプレイ91の表示する値に確定する。さらには、設定の変更について設定可変モードから設定不変モードへ切り替わる。したがって、設定変更スイッチ72のボタン73が押下されても、7セグメントディスプレイ91の表示は切り替わらない。
そして、設定鍵80によりシリンダー錠61が反時計回りに回転される(第1状態に戻る)と、上述のように7セグメントディスプレイ91の表示が消えるとともに、設定の表示について禁止モードから解除モードへ切り替わる。
以上のように、第1の実施の形態によれば、設定の情報を表示可能な7セグメントディスプレイ91(設定情報表示手段90)は設定鍵80に設けられ、設定鍵80は設定錠60のシリンダー錠61に挿脱可能に形成されている。これにより、設定の確認や変更などが済んだ後に設定錠60のシリンダー錠61から設定鍵80を引き抜くことにより、スロットマシンSから7セグメントディスプレイ91を取り去ることができるため、7セグメントディスプレイ91の表示を不正に視認されないようにすることができる。したがって、役の当選確率に関する設定を不正に確認できないスロットマシンSを提供することができる。
また、スロットマシンSの内部に不正器具が挿入されて不正に設定の変更が行われたとしても、スロットマシンSから7セグメントディスプレイ91が取り外されているため、どの設定に変更されるのか視認できない。したがって、ゴト師の希望する設定に変更することは困難である。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、設定錠はシリンダー錠61を含んで構成されているが、第2の実施の形態では、設定錠60はカード錠を含んで構成されている。また、設定鍵80はカード錠に挿脱可能に形成されている。
第2の実施の形態では、設定鍵80の集積回路(ICチップ)は、予め識別情報を記憶しており、通信手段を介して設定装置6へ識別情報を送信する「識別情報送信手段870」を備えている。
第2の実施の形態では、設定装置6は、識別情報送信手段870の送信する識別情報に基づいて設定鍵80の認証を行う「設定鍵認証手段400」を備えている。
そこで、第2の実施の形態では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
(設定装置6、設定鍵80)
図6に示すように、第2の実施の形態では、設定鍵80として非接触型ICカード86を用いている。また、カード錠として、この非接触型ICカード86に対応したスロットイン方式のリーダライタ65を用いている。このリーダライタ65は、電源ユニット4に設けられており、電源装置と電気的に接続されている。
非接触型ICカード86がリーダライタ65に挿嵌されると、非接触型ICカード86の備えるICタグ87のアンテナ(図示せず)とリーダライタ65の備えるアンテナ(図示せず)とで通信が可能となっている。また、リーダライタ65にはイジェクトボタン66が設けられている。イジェクトボタン66が押下されると、非接触型ICカード86がリーダライタ65から排出される。
非接触型ICカード86に設けられたICタグ87のICチップには、識別情報が記憶されている。この識別情報は、製造時に予めICチップに記憶させ、その後書き換えができないようにしてもよいし、書き換えができるようにしてもよい。または、出荷後に遊技店の経営者や従業員が任意の識別情報をICチップに記憶させるようにしてもよい。また、識別情報は、スロットマシンSごとに異なるようにしてもよいし、島や遊技店ごとに異なるようにしてもよい。
また、ICタグ87のICチップには、通信手段(アンテナ)を介してリーダライタ65へ識別情報を送信する「識別情報送信手段870」が設けられている(図7参照)。この識別情報送信手段870は、非接触型ICカード86がリーダライタ65に挿嵌されると、ICチップの記憶する識別情報を示す識別情報信号をリーダライタ65へ送信するようになっている。
非接触型ICカード86には、設定情報表示手段90として電子ペーパー92が設けられている。電子ペーパー92は、リーダライタ65から送信された設定情報信号に基づき、設定の情報を表示可能に形成されている。
(設定鍵認証手段400)
リーダライタ65を制御する制御装置には、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品が設けられており、メイン制御基板100に電気的に接続されている。制御装置のRAMには、予め認証用の識別情報が記憶されている。図7に示すように、制御装置には、識別情報送信手段870の送信する識別情報に基づいて設定鍵80の認証を行う設定鍵認証手段400が設けられている。
非接触型ICカード86からリーダライタ65へ識別情報信号が送信されると、設定鍵認証手段400は非接触型ICカード86の認証を行う。ICチップの識別情報が制御装置の認証用の識別情報と合致する場合には、非接触型ICカード86を承認する。そして、非接触型ICカード86を承認した旨の承認信号がリーダライタ6の制御装置からメイン制御基板100へ送信され、スロットマシンSが禁止モードから解除モードへ切り替わる。
また、設定鍵認証手段400は、ICチップの識別情報が制御装置の認証用の識別情報と合致しない場合には、非接触型ICカード86を否認する。これにより、承認信号がリーダライタ6の制御装置からメイン制御基板100へ送信されず、スロットマシンSは禁止モードのままとなっている。したがって、設定情報送信手段130は、設定記憶手段120の記憶する設定を示す設定情報信号をメイン制御基板100から発信しない。
(設定情報送信手段130)
メイン制御基板100が承認信号を受信して禁止モードから解除モードへ切り替わると、設定情報送信手段130は、設定記憶手段120の記憶する設定を示す設定情報信号をメイン制御基板100から発信する。この設定情報信号は、アンテナを介してリーダライタ65から非接触型ICカード86へ送信される。設定情報信号を受信したICタグ87のICチップは、電子ペーパー92が設定情報信号に応じた設定を表示するように制御する。これにより、設定記憶手段120の記憶する設定が電子ペーパー92に表示される。
そして、リーダライタ65のイジェクトボタン66が押下されると、その旨を示すイジェクト信号がリーダライタ65から発信される。このイジェクト信号は、アンテナを介して非接触型ICカード86へ送信される。イジェクト信号を受信したICタグ87のICチップは、電子ペーパー92が表示を消去するように制御する。これにより、リーダライタ65から非接触型ICカード86が排出された際に、電子ペーパー92の表示が消去される。また、イジェクト信号はメイン制御基板100にも送信され、スロットマシンSが禁止モードから解除モードへ切り替わる。
次に、設定を変更する場合について説明する。
設定鍵認証手段400が非接触型ICカード86を承認した場合には、設定の表示について禁止モードから解除モードへ切り替わるとともに、設定の変更について設定不変モードから設定可変モードへ切り替わる。そして、設定情報送信手段130は、設定変更スイッチ72のボタン73が押下される度に、インクリメントした設定を示す設定情報信号をメイン制御基板100から発信する。この設定情報信号は、アンテナを介してリーダライタ65から非接触型ICカード86へ送信される。設定情報信号を受信したICタグ87のICチップは、電子ペーパー92が設定情報信号に応じた設定を表示するように制御する。例えば、現在の設定が「1」である場合には、最初に電子ペーパー92に「1」が表示され、設定変更スイッチ72のボタン73が押下される度に電子ペーパー92の表示が「2」→「3」→「4」→「5」→「6」と切り替わる。
そして、設定可変モード中にスタートスイッチ53が操作されると、電子ペーパー92の表示する値を設定記憶手段120に記憶させる。つまり、スロットマシンSの設定が7セグメントディスプレイ91の表示する値に確定する。さらには、設定の変更について設定可変モードから設定不変モードへ切り替わる。そして、リーダライタ65のイジェクトボタン66が押下されると、上述のように電子ペーパー92の表示が消去されるとともに、設定の表示について禁止モードから解除モードへ切り替わる。
なお、設定鍵認証手段400が非接触型ICカード86を否認した場合には、スロットマシンSは設定可変モードへ切り替わらず、設定不変モードのままとなっている。したがって、設定の変更を行うことができない。
以上のように、第2の実施の形態によれば、設定の情報を表示可能な電子ペーパー92(設定情報表示手段90)は非接触型ICカード86(設定鍵80)に設けられ、非接触型ICカード86はリーダライタ65(設定錠60)に挿脱可能に形成されている。これにより、設定の確認や変更などが済んだ後にリーダライタ65から非接触型ICカード86を引き抜くことにより、スロットマシンSから電子ペーパー92を取り去ることができるため、電子ペーパー92の表示を不正に視認されないようにすることができる。したがって、役の当選確率に関する設定を不正に確認できないスロットマシンSを提供することができる。
また、スロットマシンSの内部に不正器具が挿入されて不正に設定の変更が行われたとしても、スロットマシンSから電子ペーパー92が取り外されているため、どの設定に変更されるのか視認できない。したがって、ゴト師の希望する設定に変更することは困難である。
また、設定鍵認証手段400が非接触型ICカード86を承認すると、設定情報送信手段130が非接触型ICカード86へ設定記憶手段120の設定の情報を送信して、電子ペーパー92が設定の情報を表示するようになっている。しかし、非接触型ICカード86の合鍵が不正に複製されて挿入された場合は、設定鍵認証手段400の承認がなされず、設定情報送信手段130が設定の情報を送信しない。したがって、不正な合鍵の電子ペーパー92に設定の情報が表示されないため、設定を不正に確認できない。
また、第2の実施の形態では、設定錠60(リーダライタ65)に設定鍵認証手段400を設けた。これにより、メイン制御基板100及びサブ制御基板200については従来のものから大幅に改変しないで済む。また、本発明に係る「設定装置6・設定鍵80」または従来の「設定装置・設定鍵」のいずれか一方を適宜スロットマシンSに設け、メイン制御基板100及びサブ制御基板200を共通にすることも可能である。
なお、第2の実施の形態では、カード型の設定鍵80として非接触型ICカード86を用いたが、接触型ICカードまたは磁気ストライプカードを用いてもよい。また、カードにパンチ穴を形成し、このパンチ穴の配列でカード錠を解錠するようにしてもよい。また、カードに磁石を内蔵し、この磁石の配列でカード錠を解錠するようにしてもよい。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態では、設定変更スイッチ72は電源ユニット4に設けられているが、第3の実施の形態では、設定変更スイッチ72は設定鍵80に設けられている。
そこで、第3の実施の形態では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
(設定装置6、設定鍵80)
図8に示すように、設定鍵80の把持部82には、7セグメントディスプレイ91(設定情報表示手段90)及び集積回路84に加え、電池99及び設定変更スイッチ72が設けられている。設定鍵80の挿入部81には、発光素子(以下「鍵側発光素子88」という。)及び受光素子(以下「鍵側受光素子89」という)が設けられている。電池99は、集積回路84及び7セグメントディスプレイ91に電力を供給する。集積回路84は、7セグメントディスプレイ91、電池99、設定変更スイッチ72、鍵側発光素子88及び鍵側受光素子89と電気的に接続されている。また、集積回路84には、後述の操作信号送信手段840が設けられている(図9参照)。
シリンダー錠61の内筒には、発光素子(以下「錠側発光素子67」という。)及び受光素子(以下「錠側受光素子68」という)が設けられている。錠側発光素子67及び錠側受光素子68は、メイン制御基板100と電気的に接続されている。
(設定情報送信手段130)
図9に示すように、メイン制御基板100には設定情報送信手段130が設けられている。
設定鍵80がシリンダー錠61の鍵穴62に挿入されて時計回りに回転される(第2状態になる)と、スロットマシンSが禁止モードから解除モードへ切り替わる。そして、設定情報送信手段130は、設定記憶手段120の記憶する設定を示す設定情報信号をメイン制御基板100から発信する。この設定情報信号は、錠側発光素子67によって光信号に変換されて鍵側受光素子89へ送信され、受光した鍵側受光素子89によって再び電気信号に変換されて集積回路84へ送信される。そして、設定情報信号を受信した集積回路84は、7セグメントディスプレイ91が設定情報信号に応じた設定を表示するように制御する。これにより、設定記憶手段120の記憶する設定が7セグメントディスプレイ91に表示される。
(操作信号送信手段840)
次に、設定を変更する場合について説明する。
第2状態のときに電源スイッチ71がオフからオンに入れられると、設定の表示について禁止モードから解除モードへ切り替わるとともに、設定の変更について設定不変モードから設定可変モードへ切り替わる。
そして、操作信号送信手段840は、設定変更スイッチ72のボタン73が押下される度に、その旨を示すスイッチ操作信号を集積回路84から発信する。この設定情報信号は、鍵側発光素子88によって光信号に変換されて錠側受光素子68へ送信され、受光した錠側受光素子68によって再び電気信号に変換されてメイン制御基板100へ送信される。
そして、設定情報送信手段130は、スイッチ操作信号を受信する度に、インクリメントした設定を示す設定情報信号をメイン制御基板100から発信する。この設定情報信号は、錠側発光素子67及び鍵側受光素子89を経由して集積回路84へ送信される。集積回路84は、設定情報信号を受信する度に7セグメントディスプレイ91が設定情報信号に応じた設定を表示するように制御する。例えば、現在の設定が「1」である場合には、最初に7セグメントディスプレイ91に「1」が表示され、設定情報信号を受信する度に7セグメントディスプレイ91の表示が「2」→「3」→「4」→「5」→「6」と切り替わる。
なお、集積回路84は、設定情報信号の受信後に所定時間(例えば10秒)が経過する間に新たに設定情報信号を受信しない場合に、7セグメントディスプレイ91が表示を消灯するように制御する。したがって、設定鍵80をシリンダー錠61から引き抜く、または第2状態のまま設定変更スイッチ72を操作せずにいると、7セグメントディスプレイ91の表示が消灯される。
以上のように、第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、以下の効果を相する。
すなわち、第3の実施の形態では、設定変更スイッチ72は設定鍵80に設けられ、設定鍵80は設定錠60のシリンダー錠61に挿脱可能に形成されている。これにより、設定錠60のシリンダー錠61から設定鍵80を引き抜くことにより、7セグメントディスプレイ91及び設定変更スイッチ72をスロットマシンSから同時に取り去ることができる。したがって、ゴト師はスロットマシンSの内部に不正器具を挿入しても、設定変更スイッチ72を操作できないため、役の当選確率に関する設定を変更することができない。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態では、設定鍵80の集積回路(ICチップ)は、予め識別情報を記憶しており、通信手段を介して設定装置6へ識別情報を送信する「識別情報送信手段870」を備えている。
第4の実施の形態では、サブ制御基板200は、識別情報送信手段870の送信する識別情報に基づいて設定鍵80の認証を行う「設定鍵認証手段400」を備えている。
第1の実施の形態では、設定変更スイッチ72は電源ユニット4に設けられているが、第4の実施の形態では、設定錠80とは別個に形成された設定回し鍵に設定変更スイッチ72が設けられている。
そこで、第4の実施の形態では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
(設定装置6、設定鍵80)
図10に示すように、電源ユニット4には第2シリンダー錠74が設けられている。図11に示すように、この第2シリンダー錠74には、設定回し鍵300を挿脱することができる。
設定回し鍵300の把持部310には、設定変更スイッチ72が設けられている。設定回し鍵300の挿入部320には、設定変更スイッチ72用の端子(以下「スイッチ用鍵側端子330a,330b」という。)が設けられている。設定変更スイッチ72とスイッチ用鍵側端子330a,330bとは導線(図示せず)によって接続されている。
第2シリンダー錠74の内筒には、設定変更スイッチ72用の端子(以下「スイッチ用錠側端子76a,76b」という。)が設けられている。このスイッチ用錠側端子は、電源ユニット4に設けられた設定装置6の制御部600と電気的に接続されている。また、制御部600はメイン制御基板100と電気的に接続されている。
第2シリンダー錠74の鍵穴75から内筒に設定回し鍵300が挿入されたときには、スイッチ用錠側端子76a,76bとスイッチ用鍵側端子330a,330bとが離れている。この状態から設定回し鍵300により第2シリンダー錠74が時計回りに回転されたときには、スイッチ用錠側端子76a,76bとスイッチ用鍵側端子330a,330bとが接触するようになる。そして、設定回し鍵300により第2シリンダー錠74が反時計回りに回転されると、再びスイッチ用錠側端子76a,76bとスイッチ用鍵側端子330a,330bとが離れるようになっている。
図11に示すように、シリンダー錠61の内筒には、電源用錠側端子63a,63bが設けられている。また、電源ユニット4にはリーダライタ95(図12参照)が内蔵されている。このリーダライタ95は制御部600と電気的に接続されている。
設定鍵80の把持部82には、液晶ディスプレイ93(設定情報表示手段90)とICタグ97とが設けられている。設定鍵80の挿入部81には、電源用鍵側端子83a,83bが設けられている。ICタグ97、液晶ディスプレイ93及び電源用鍵側端子83a,83bは導線(図示せず)によって接続されている。第2状態では、電源用錠側端子63a,63bと電源用鍵側端子83a,83bとが接触し、液晶ディスプレイ93やICタグ97に電力が供給されるようになる。
ICタグ97のICチップには、識別情報が記憶されている。また、ICタグ97のICチップには、通信手段(アンテナ)を介してリーダライタ95へ識別情報を送信する「識別情報送信手段870」が設けられている(図12参照)。この識別情報送信手段870は、設定鍵80によりシリンダー錠61が時計回りに回転されて第2状態になると、ICチップの記憶する識別情報を示す識別情報信号をリーダライタ95へ送信するようになっている。
(設定鍵認証手段400)
サブ制御基板200のRAMには、予め認証用の識別情報が記憶されている。また、図12に示すように、サブ制御基板200には、識別情報送信手段870の送信する識別情報に基づいて設定鍵80の認証を行う設定鍵認証手段400が設けられている。
設定鍵80によりシリンダー錠61が時計回りに回転されて第2状態になると、設定鍵80からリーダライタ95へ識別情報信号を送信する。この識別情報信号が制御部600を経由してサブ制御基板200へ送信されると、設定鍵認証手段400は設定鍵80の認証を行う。ICチップの識別情報がサブ制御基板200の認証用の識別情報と合致する場合には、設定鍵80を承認する。これにより、設定鍵80を承認した旨の承認信号がサブ制御基板200から制御部600へ送信される。そして、制御部600がメイン制御基板100へ解除信号を送信し、スロットマシンSが禁止モードから解除モードへ切り替わる。
また、設定鍵認証手段400は、ICチップの識別情報がサブ制御基板200の認証用の識別情報と合致しない場合には、設定鍵を否認する。そのため、サブ制御基板200が制御部600へ承認信号を送信せず、制御部600もメイン制御基板100へ解除信号を送信しないので、スロットマシンSは禁止モードのままとなっている。したがって、設定情報送信手段130は、設定記憶手段120の記憶する設定を示す設定情報信号をメイン制御基板100から発信せず、設定鍵80の液晶ディスプレイ93は、設定の情報を表示しない。
(設定情報送信手段130)
メイン制御基板100が解除信号を受信して禁止モードから解除モードへ切り替わると、設定情報送信手段130は、設定記憶手段120の記憶する設定を示す設定情報信号をメイン制御基板100から発信する。この設定情報信号は、制御部600及びリーダライタ95を経由して設定鍵80へ送信される。設定情報信号を受信した設定鍵80のICチップは、液晶ディスプレイ93が設定情報信号に応じた設定を表示するように制御する。これにより、設定記憶手段120の記憶する設定が液晶ディスプレイ93に表示される。
なお、第2状態から第1状態に戻る(設定鍵80によりシリンダー錠61が反時計回りに回転される)と、電源用錠側端子63a,63bと電源用鍵側端子83a,83bとが離れる。これにより、設定鍵80に電力が供給されなくるため、液晶ディスプレイ93の表示が消える。また、制御部600がメイン制御基板100へ禁止信号を送信し、スロットマシンSが解除モードから禁止モードへ切り替わる。
次に、設定を変更する場合について説明する。
設定鍵80及びシリンダー錠61が第2状態にあり、且つ設定回し鍵300により第2シリンダー錠74が時計回りに回転されてスイッチ用錠側端子76a,76bとスイッチ用鍵側端子330a,330bとが接触する状態にある場合に、電源スイッチ71がオフからオンに入れられたことを契機に設定鍵80からリーダライタ95へ識別情報信号を送信する。この識別情報信号が制御部600を経由してサブ制御基板200へ送信されると、設定鍵認証手段400は設定鍵80の認証を行う。設定鍵認証手段400が設定鍵80を承認してサブ制御基板200から承認信号が発信されると、これを受けた制御部600はメイン制御基板100へ解除信号を送信し、スロットマシンSは設定の表示について禁止モードから解除モードへ切り替わる。また、制御部600はこれとほぼ同時にメイン制御基板100へ可変信号を送信し、スロットマシンSは設定の変更について設定不変モードから設定可変モードへ切り替わる。
そして、設定情報送信手段130は、設定変更スイッチ72のボタン73が押下される度に、インクリメントした設定を示す設定情報信号をメイン制御基板100から発信する。この設定情報信号は、制御部600及びリーダライタ95を経由して設定鍵80へ送信される。設定情報信号を受信したICタグ97のICチップは、液晶ディスプレイ93が設定情報信号に応じた設定を表示するように制御する。例えば、現在の設定が「1」である場合には、最初に液晶ディスプレイ93に「1」が表示され、設定変更スイッチ72のボタン73が押下される度に液晶ディスプレイ93の表示が「2」→「3」→「4」→「5」→「6」と切り替わる。
なお、第2状態から第1状態に戻る(設定鍵80によりシリンダー錠61が反時計回りに回転される)と、制御部600がメイン制御基板100へ禁止信号を送信し、スロットマシンSが解除モードから禁止モードへ切り替わる。また、制御部600はこれとほぼ同時にメイン制御基板100へ不変信号を送信し、スロットマシンSは設定の変更について設定可変モードから設定不変モードへ切り替わる。
以上のように、第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、以下の効果を相する。
すなわち、第4の実施の形態では、設定鍵80とは別個の設定回し鍵300に設定変更スイッチ72を設け、シリンダー錠61とは別個の第2シリンダー錠74に設定回し鍵300を挿脱可能に形成した。これにより、第2シリンダー錠74から設定回し鍵300を引き抜くことにより、設定変更スイッチ72をスロットマシンSから取り去ることができる。したがって、ゴト師はスロットマシンSの内部に不正器具を挿入しても、設定変更スイッチ72を操作できないため、役の当選確率に関する設定を変更することができない。
また、第4の実施の形態では、サブ制御基板200に設定鍵認証手段400を設けた。これにより、メイン制御基板100については従来のものから大幅に改変しないで済む。また、本発明に係る「設定装置6・設定鍵80・サブ制御基板200」または従来の「設定装置・設定鍵・サブ制御基板」のいずれか一方を適宜スロットマシンSに設け、メイン制御基板100を共通にすることも可能である。
なお、本発明の実施の形態として第1ないし第4の実施の形態を挙げたが、これらを適宜組み合わせる又は組み替えることもできる。
また、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形や改良も含むものである。
6 設定装置
60 設定錠 61 シリンダー錠
62 鍵穴 63 電源用錠側端子
64 通信用出力端子 65 リーダライタ
66 イジェクトボタン 67 錠側発光素子
68 錠側受光素子
71 電源スイッチ 72 設定変更スイッチ
73 ボタン 74 第2シリンダー錠
75 鍵穴 76 スイッチ用錠側端子
80 設定鍵 81 挿入部
82 把持部 83 電源用鍵側端子
84 集積回路 85 通信用入力端子
86 非接触型ICカード 87 ICタグ
88 鍵側発光素子 89 鍵側受光素子
90 設定情報表示手段 91 7セグメントディスプレイ
92 電子ペーパー 93 液晶ディスプレイ
95 リーダライタ 97 ICタグ
99 電池
100 メイン制御装置 110 役抽選手段
120 設定記憶手段 130 設定情報送信手段
300 設定回し鍵 310 把持部
320 挿入部 330 スイッチ用鍵側端子
400 設定鍵認証手段
840 操作信号送信手段 870 識別情報送信手段

Claims (4)

  1. 所定の遊技操作を契機に役の抽選を行う役抽選手段と、前記役抽選手段の抽選における役の当選確率について複数段階の設定のいずれか1つを記憶する設定記憶手段と、複数段階の設定のいずれか1つを選択して前記設定記憶手段に記憶させるための設定装置とを備え、前記設定記憶手段の記憶する設定に基づいて前記役抽選手段の抽選を行う遊技機であって、
    前記設定装置に設けられた設定錠と、
    前記設定錠に挿脱可能であり、且つ前記設定記憶手段の設定の情報について表示を禁止する禁止モードから禁止を解除する解除モードへ切り替えることができる設定鍵と、
    前記設定装置と前記設定鍵との間の通信を行う通信手段と、
    前記通信手段を介して前記設定装置から前記設定鍵へ前記設定記憶手段の設定の情報を送信する設定情報送信手段とを備え、
    前記設定鍵は、設定の情報を表示可能な設定情報表示手段を備え、
    前記設定錠に前記設定鍵が挿入されて禁止モードから解除モードへ切り替わると、前記設定情報送信手段が前記設定鍵へ前記設定記憶手段の設定の情報を送信して、前記設定情報表示手段が当該設定の情報を表示することを特徴とする遊技機。
  2. 前記設定鍵は、識別情報を記憶する集積回路と、前記通信手段を介して前記設定装置へ前記集積回路の識別情報を送信する識別情報送信手段とを備え、
    前記識別情報送信手段の送信する識別情報に基づいて前記設定鍵の認証を行う設定鍵認証手段を備え、
    前記設定錠に前記設定鍵が挿入されて禁止モードから解除モードへ切り替わり、且つ前記設定鍵認証手段が前記設定鍵を承認すると、前記設定情報送信手段が前記設定鍵へ前記設定記憶手段の設定の情報を送信することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記設定錠はシリンダー錠を含んで構成され、
    前記設定鍵は、前記シリンダー錠に挿脱可能であり、
    前記設定鍵が前記シリンダー錠に挿入されて回動されると、禁止モードから解除モードへ切り替わることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記設定錠はカード錠を含んで構成され、
    前記設定鍵は、前記カード錠に挿脱可能であり、
    前記設定鍵が前記カード錠に挿嵌されると、禁止モードから解除モードへ切り替わることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
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