JP2006014892A - 遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラム - Google Patents

遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 遊技機の内部設定変更の際に用いる設定キーをIDカードとし、パスワードを使ってセキュリティを高める。
【解決手段】 内部設定を変更するためにIDカードキーをセットする。IDカードキーに予め記憶されたパスワードを読み出す。遊技機に予め記憶されたパスワードを読み出し、IDカードキーのパスワードと遊技機のパスワードを照合する。パスワードが一致したときに内部設定を変更するための処理を実行させる。IDカードキーに予め記憶された乱数表から新たなパスワードを取得する。新たなパスワードをIDカードキーに記憶する。同時に、新たなパスワードを遊技機に送り、遊技機に新たなパスワードを記憶する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、回胴式遊技機(スロットマシン)や弾球遊技機などの遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラムに関する。
スロットマシン等の遊技機は、遊技者が所定の枚数のメダルを遊技機に投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要なメダルは、遊技ホール内に設けられたメダル貸機等で借りることができ、所望の遊技機のメダル投入口に投入することによりゲームを開始することができる。
遊技機は、基本的に絵柄が揃ったときにメダルを払い出すものであるが、絵柄が揃うかどうかは内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。また、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、小役などのさまざまな賞も内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。抽選の処理については、所定の範囲内で設定可能であり、遊技機が設置されるホールなどにおいて店側により設定作業が行われる。設定変更は、遊技機の扉を開け、電源部に設けられた設定キースイッチをオンにし、設定変更スイッチを押す等の所定の操作を行うといった手順により行われた。
遊技者のごく一部に不正行為(いわゆるゴト行為)を行う者がいた。例えば、設定操作を不正に行うことにより、遊技機の設定を自己に有利なものに不正に変更する者がいた。遊技機の扉には鍵が設けられて容易に開閉できないようになっているとともに、設定キースイッチの操作のためにも鍵が必要であるが、不正行為を行う者は扉に穴を開けることにより不正に設定を行っているようである。内部設定を変更するためには設定変更モードに移行しなければならないが、そのための設定キースイッチをオンにする従来の設定キー(鍵)は、複数の遊技機に対応しており、1つの設定キーを入手できればこれに対応する全ての遊技機の設定を変更することができた。万一設定キーが不正行為者の手に落ちたとき不正に設定変更をされてしまうおそれがある。
従来の遊技機において鍵という機構面以外のセキュリティ対策がなかった。予め定められた設定変更の手順を知っている者であれば、不正設定を行うことができてしまった。
この発明は、設定キーを各遊技機筐体固有のものとすることにより、斯かる不正行為を未然に防ぐことを可能にする遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
この発明は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出しを行う遊技機において、
遊技機の内部抽選及び入賞判定に係る内部設定の変更を行うための設定キー(IDカードキー100)と通信を行い、前記設定キーに予め記憶された識別情報を読み出す通信部と、予め識別情報を記憶する記憶部と、前記設定キーに記憶された識別情報を前記記憶部に記憶された識別情報と照合する処理部(CPU83a)とを備え、
前記処理部は、前記識別情報が一致したときに前記内部設定の変更処理を実行させるとともに、識別情報を更新するために前記設定キーに対して新たな識別情報を要求し、前記設定キーから受けた新たな識別情報を前記記憶部に記憶させるものである。
設定キー及び記憶部の初期設定を行うとき、前記処理部は、前記記憶部の内容を消去するとともに、前記設定キーに対して新たな識別情報を要求し、前記設定キーから受けた新たな識別情報を前記記憶部に記憶させる。
この発明は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出しを行う遊技機において、
遊技機の内部抽選及び入賞判定に係る内部設定の変更を行うための設定キーと通信を行い、前記設定キーに予め記憶された第1識別情報及び第2識別情報を読み出す通信部と、予め第1識別情報及び第2識別情報を記憶する記憶部と、予め乱数表を記憶する乱数表記憶部と、前記設定キーに記憶された第1識別情報及び第2識別情報を前記記憶部に記憶された第1識別情報及び第2識別情報と照合する処理部とを備え、
前記処理部は、前記第1識別情報が一致したときに前記内部設定の変更処理を実行させ、前記第2識別情報が一致したときに前記変更処理による内部設定の変更を許可し、前記第1識別情報を更新するために前記設定キーに対して新たな第1識別情報を要求し、前記設定キーから受けた新たな第1識別情報を前記記憶部に記憶させ、前記乱数表記憶部からいずれかの乱数を読み出し、これを新たな第2識別情報として前記記憶部に記憶させるとともに、前記新たな第2識別情報を前記設定キーへ送り記憶させる。
変更処理は遊技機のスイッチ類を用いて内部設定の値を設定するまでの処理である。変更された内部設定の値を遊技機のメモリに書き込んで、実際の遊技で有効にするためには内部設定の変更の許可を要する(例えば第2識別情報が一致したときに初めて設定スイッチ/リセットスイッチ84を有効にする)。設定変更を完了するために複数の照合を要求し、それぞれに第1識別情報と第2識別情報を用いているので、複数の識別情報(パスワード)による二重のチェックを行うことができる。
設定キー及び記憶部の初期設定を行うとき、前記処理部は、前記記憶部の内容を消去し、前記設定キーに対して第1識別情報を要求し、前記設定キーから受けた第1識別情報を前記記憶部に記憶させるとともに、前記乱数表記憶部からいずれかの乱数を読み出し、これを第2識別情報として前記記憶部に記憶させるとともに、前記第2識別情報を前記設定キーへ送り記憶させる。
前記処理部による照合の結果が不一致のときにエラー報知を行うエラー報知部を備えるようにしてもよい。
この発明に係る遊技機における不正行為防止方法は、
遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出しを行う遊技機において、その内部抽選及び入賞判定に係る内部設定を変更するために設定キーをセットするステップと、
前記設定キーに予め記憶された識別情報を読み出すステップと、
前記遊技機に予め記憶された識別情報を読み出すステップと、
前記設定キーの識別情報と前記遊技機の識別情報との照合処理を行うステップと、
前記照合処理において識別情報が一致したときに内部設定を変更するための処理を実行させるステップと、
前記設定キーに予め記憶された乱数表から新たな識別情報を取得するステップと、
前記新たな識別情報を前記設定キーに記憶させるステップと、
前記新たな識別情報を前記遊技機に送るステップと、
前記遊技機に前記新たな識別情報を記憶させるステップと、を備えるものである。
この発明に係る遊技機における不正行為防止方法は、
遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出しを行う遊技機において、その内部抽選及び入賞判定に係る内部設定を変更するために設定キーをセットするステップと、
前記設定キーに予め記憶された第1識別情報を読み出すステップと、
前記遊技機に予め記憶された第1識別情報を読み出すステップと、
前記設定キーの第1識別情報と前記遊技機の第1識別情報との照合処理を行うステップと、
前記照合処理において第1識別情報が一致したときに内部設定を変更するための変更処理を実行させるステップと、
前記設定キーに予め記憶された第2識別情報を読み出すステップと、
前記遊技機に予め記憶された第2識別情報を読み出すステップと、
前記設定キーの第2識別情報と前記遊技機の第2識別情報との照合処理を行うステップと、
前記照合処理において第2識別情報が一致したときに前記変更処理による内部設定の変更を許可するステップと、
前記設定キーに予め記憶された乱数表から新たな第1識別情報を取得するステップと、
前記新たな第1識別情報を前記設定キーに記憶させるステップと、
前記新たな第1識別情報を前記遊技機に送るステップと、
前記新たな第1識別情報を前記遊技機に記憶させるステップと、
前記遊技機に予め記憶された乱数表から新たな第2識別情報を取得するステップと、
前記新たな第2識別情報を前記遊技機に記憶させるステップと、
前記新たな第2識別情報を前記設定キーに送るステップと、
前記設定キーに前記新たな第2識別情報を記憶させるステップと、を備えるものである。
この発明に係るプログラムは、上記遊技機の通信部や処理部の動作をコンピュータに行わせるためのプログラムに関する。
この発明に係るプログラムは、例えば、記録媒体に記録される。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
また、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等の通信媒体を含む。インターネットもここでいう通信媒体に含まれる。
媒体とは、何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができるものである。
この発明によれば、設定キーの識別情報を設定キースイッチの識別情報と比較し、一致したときに設定変更を受け付けるので、設定キースイッチの識別情報と一致する識別情報を記憶する設定キーを用いない限り設定変更は不可能となる。しかも識別情報は設定変更ごとに更新されるため、第三者が識別情報を知るのは容易ではない。よって不正行為は困難となり、不正な設定値変更を防止できる。
発明の実施の形態1.
この発明の実施の形態に係る遊技機について図面を参照して説明する。
図1は遊技機(スロットマシン、回胴式遊技機とも呼ばれる)の正面図である。
スロットマシン10で遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口63に直接メダルを入れる。メダル投入口63は、スロットマシン10の正面右側で略中央の高さに設けられている。
スロットマシン10は、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この中央部の表示窓12の中央には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。ベットスイッチ16は、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、メダル投入口63に連続してメダル投入をして貯留させた貯留メダル数を減じてメダル投入に代える。精算スイッチ17は、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出す。スタートスイッチ30は回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の操作を条件に、リールユニット60の駆動を開始させる。ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。リールユニット60は、三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。62は各種の演出を行うための液晶表示部である。
スロットマシン10の内部には、後述のように、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置が内蔵されている。制御装置は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPU(処理部)が遊技者の操作を受けてROM(記憶部)に記憶されたプログラムを読み込むことで動作させるものであり、具体的には、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作に基づき回転リール40の回転及び停止を制御するとともに、ランプやスピーカ等の表示を制御する。CPUが動作する際に必要な一時的なデータなどはRAM(記憶部:一般にRAMは揮発性メモリであり、その電源断によりデータは原則失われるが、本遊技機においてはその一部又は全部についてバッテリなどのバックアップ電源が用意されていることがあり、この場合は電源断でもデータは失われない)に記憶される。CPUはROMに記録されたプログラムに従って所定の動作を行うとともに、処理に必要な一時的なデータをRAMに記録するとともに記録されたデータを必要に応じて読み出して参照する。
スタートスイッチ30は、前述のように回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、入賞判定に応じて得られる「再遊技(Replay)」時には前遊技からの所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
ストップスイッチ50は、前述のようにリールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40の回転を停止するように設定されている。
メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、前記「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作すると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓13の有効入賞ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると入賞と判定され、図示しないホッパーユニットを介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしてもよい。
図2はスロットマシン10の電気的な概略構造を示すブロック図である。この図において電源系統についての表示は省略されている。スロットマシン10は、その主要な処理装置としてメイン基板1とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板2とを備える。なお、少なくともメイン基板1は、外部から接触不能となるようにケース内部に収容され、これら基板を取り外す際に痕跡が残るように封印処理が施されている。
メイン基板1は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行ったり、リールの回転・停止やメダルの払い出しなどの処理を行うためのものである。メイン基板1は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。前述したように、本遊技機においてはRAMの一部又は全部についてバッテリなどのバックアップ電源が用意されていて、この場合は電源断でもデータは失われない。
メイン基板1は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う。さらに、設定変更処理を行う。図示しない電源部のパネルに設けられた設定キースイッチ83(図2ではカード読取機)に設定キー(図2ではIDカードキー100)がセットされたとき設定変更モードに移行させ、当該設定変更モードにおいて設定スイッチ/リセットスイッチ84から入賞確率などの内部設定の変更要求を受け、当該内部設定を変更する。本発明の実施の形態に係る設定キーは単なるキー(鍵)ではなく、少なくともその内部に記憶部(メモリ)を備え、識別情報であるパスワードを記憶するとともに、当該パスワードを遊技機と通信可能なものである。具体的には、設定キーはCPUとメモリを備えるICチップを内蔵するICチップ内蔵キー、無線で外部と通信可能な非接触式ICカード、予め設けられたスロットに挿入して本体と電気的接触を得る接触式ICカードなどである。
ICカードの他に、無線ICタグ(RF−ID)を用いることができる。RFID(radio frequency identification)は、読取り機で電波をICチップに当てると、その電波を電力としてチップが識別番号を発信する方式又はそのための装置のことである。内部にメモリを備え、一定量のデータの読み書きが可能である。商品タグとして物流や在庫管理に使用されている。対環境性に優れた数cm程度の大きさのタグにデータを記憶し、電波で読み取り器と交信する。近年ではアンテナ側からの非接触電力伝送技術により、電池を持たない半永久的に利用可能なタグも登場している。タグは、ラベル型、カード型、コイン型、スティック型など様々な形状があり、用途に応じて選択する。通信距離は数mm程度のものから数mのものがあり、これも用途に応じて使い分けられる。
サブ基板2は、メイン基板1からコマンド信号を受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うためのものである。サブ基板2は、前記コマンド信号に応じた予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。
サブ基板2はメイン基板1からコマンドを受け、これに従って演出等の処理を行う。コマンドの流れはメイン基板1からサブ基板2への一方のみであり、逆にサブ基板2からメイン基板1へコマンド等が出されることはない。
メイン基板1にはスタートスイッチ30,ストップスイッチ50,リール駆動部70,リール位置検出回路71、ホッパー駆動部80、ホッパー81、貯留したメダルを要求に応じて払い出すホッパー81、ホッパー81から払い出されたメダルの枚数を数えるためのメダル検出部82、設定キースイッチ83及び設定スイッチ/リセットスイッチ84が接続されている。
サブ基板2には液晶表示装置62の制御基板200、スピーカ201、LED基板202などの周辺基板(ローカル基板)が接続されている。以下、スタートスイッチ30,ストップスイッチ50を除く、これらの周辺基板/装置について説明する。
リール駆動部70は、3つのリール40を回転駆動する図示しないステッピングモータを駆動する回路である。各ステッピングモータはリール駆動回路70によって1−2相励磁されており、所定数のパルスの駆動信号が供給されるとそれぞれ1回転する。
リール位置検出回路71は、リール40の近傍に設けられてリール40の回転位置を検出するための図示しないフォトインタラプタから出力パルス信号を受け、3つのリール40それぞれの回転位置を検出し、その検出信号を出力するものである。図示しないフォトインタラプタは各リール40が一回転する毎に各リール40に設けられた遮蔽板を検出してリセットパルスを発生する。このリセットパルスはリール位置検出回路71を介してメイン基板1のCPUに与えられる。メイン基板1のRAM内には、各リール40について一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納されており、CPUはリセットパルスを受け取ると、RAM内に形成されたこの計数値を“0”にクリアする。このクリア処理により、各シンボルの移動表示と各ステッピングモータの回転との間に生じるずれが、一回転毎に解消されている。
ホッパー駆動部80は、メダルを収納するとともに指示された入賞に応じた枚数のメダルを払い出すホッパー81のモーターを駆動する回路である。
メダル検出部82は、ホッパー81から払い出されるメダル数を計数するためのものである。メイン基板1のCPUは、このメダル検出部82から受けた実際に払い出しのあったメダル計数値が入賞に応じた所定の配当枚数データに達した時に、ホッパー駆動部80による駆動を停止させ、メダル払い出しを終了させる。ホッパー駆動回路80,メダル検出部82により、遊技の結果にて得られた入賞に基づいて所定枚数のメダルが遊技者に払い出される。
設定キースイッチ83及び設定スイッチ/リセットスイッチ84は図示しない電源部のパネルに設けられている。設定スイッチ/リセットスイッチ84は内部設定の値(設定値)を選択するための設定スイッチとエラー解除を行うリセットスイッチを兼用している。なお、以下の説明において、設定キーとしてその内部にICを備えるIDカードキーとし、設定キースイッチ83を当該カード用のカード読取機とした場合を例にとり説明を加える。
液晶制御基板200は、液晶表示部62を駆動するための回路である。
スピーカ201は、音声や効果音等の音響を発生するためのものである。
LED基板202は、図示しない表示ランプやバックランプを駆動するための回路である。
液晶制御基板200により表示制御される液晶表示装置62、スピーカ201や表示ランプ等を含むLED基板202は演出表示装置を構成する。この演出表示装置は、遊技者に入賞等を報知したり、いわゆるアシストタイム(AT)において、一定ゲーム間に特定の小役を台自体が何らかのアクションを伴ってユーザに教えるためのものである。
なお、メイン基板1のROMには、このスロットマシン10で実行されるゲーム処理の手順がシーケンスプログラムとして記憶されている他、入賞確率テーブル,シンボルテーブルおよび入賞シンボル組合せテーブル等がそれぞれ区分されて格納されている。入賞確率テーブルは、抽出された乱数を各入賞態様に区分けするように区分されており、発生する一定範囲の数値の中から抽出される乱数を各入賞態様に区画するデータを記憶している。すなわち、入賞確率テーブルは、乱数の全領域に対応して、各入賞態様ごとに区分された領域を有するものである。例えば、0〜一定数の範囲を複数に区分し、ひとつの区分(領域)を外れとし、他の区分(領域)を入賞1、入賞2、・・・というように設定する。抽出された乱数データは、生成される乱数と対応するようにした全領域中の各入賞態様ごとに区分された入賞判定領域データそれぞれと照合し、当該抽出乱数データが属する入賞態様に対応する当選が決定される。例えば、抽出された乱数の数値が、入賞確率テーブルのどの区分(領域)に属するか調べ、その区分が例えば入賞1の区分であれば「入賞1」と判定される。同様に、抽出された乱数の数値が入賞判定テーブルの外れの区分(領域)に属すれば「外れ」と判定される。抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。そして、所定の図柄が揃えば入賞図柄に相当するメダルが払い出される。各種の入賞はこのような入賞確率テーブルのデータ設定に応じた確率の下で発生し図柄の停止制御が行われるため、遊技者の技量に極端に左右されることなく、例えば1日の営業時間内でのトータル的なメダル支払い率がほぼ一定に維持されている。
図3は発明の実施の形態1に係る設定キースイッチ(カード読取機)83とIDカードキー100のブロック図である。図3に示すように、設定キースイッチ(カード読取機)83は次の要素を備える。
(1)CPU83a
設定キーに記憶された識別情報を遊技機側に予め記憶された識別情報と照合する処理を行う(以下、識別情報のことをパスワードと表現することがある。識別情報とパスワードは同じものである)。CPU83aは識別情報が一致したときに設定キーON信号をメイン基板1へ送る。従来の設定キースイッチでは設定キーを挿入し右に90度回すと同信号が送られていた。一致しないときは、CPU83aは図示しないエラー情報をメイン基板1又はサブ基板2へ送る。
CPU83aは、設定変更を実行した後においてパスワードを更新する処理も行う。更新されたパスワードは、設IDカードキーの記憶部100cと設定キースイッチ(カード読取機83)の記憶部83cの両方に記憶される。
(2)通信部83b
設定キースイッチ83にセットされたIDカードキー100と通信を行うための回路又は機能である。有線又は無線で通信を行う。
(3)記憶部83c
識別情報(パスワード)を記憶する記憶部(メモリ)である。記憶部83cは、電源断のときでも記憶した内容を保持するように構成されている(例えばバッテリバックアップを備えたり、EEPROMなどの不揮発性メモリにより構成されている)。
図3に示すように、IDカードキー100は、内部に処理部(CPU)100a、通信部100b、記憶部100c及び乱数表記憶部100dを備える。通信部100bは遊技機10側の通信部83bと通信を行う。記憶部100cはパスワードを記憶している。乱数表記憶部100dには、予め複数の乱数が記憶されていて、パスワードを更新する際に新たな乱数が選択され記憶部100cに記憶される。同時に、当該新たな乱数が設定キースイッチ(カード読取機)83へ送られ、記憶部83cに記憶される。新たな乱数を選択する際には、簡単には次のアドレスの乱数を読み取るようにする。又はアドレスをランダムに発生させてもよい。
図4は発明の実施の形態1に係る遊技機における内部設定処理フローチャートである。
図5は、図4のS3、S4のパスワード照合処理及び同図のS8のパスワード更新処理のフローチャートである。
図6はパスワード初期化処理のフローチャートである。
図4乃至図6を参照して発明の実施の形態1に係る装置及び方法について詳細に説明する。
まず、図4に基づき入賞確率テーブルを選択する内部設定を変更するための手順を説明する。
S1:IDカードキー100をセットして、設定キースイッチ83をオンする。設定キースイッチ83は図示しない電源部(扉の内側に設けられている)のパネルに設けられている。
S2:図示しない電源スイッチをオンにする。これにより遊技機に電源が供給される。設定キースイッチ83がオンであるので、メイン基板1のCPUがこれを読み取りS3以降の処理を実行する。設定キースイッチ83がオフのときは直ちにS10:通常遊技処理を実行する。
S3:パスワードの照合処理を行う。IDカードキー100に記憶されたパスワードを設定キースイッチ(カード読取機)83に記憶されたパスワードと照合する。
S4:S3の照合の結果が一致したときは、正規のIDカードキー100による操作と判断してS5以降の設定変更処理を実行する。S3の照合の結果が不一致であるときは、不正行為と判断してS11:エラー報知を行う。S3とS4の処理については図5を参照して後にさらに詳しく説明する。
S5:内部設定を選択する。内部設定は例えば1〜6段階に設定できる。設定スイッチ/リセットスイッチ84を操作すると、表示される設定値が変化する。(設定値の変更を別のパスワードで保護するようにしてもよい。例えば、別のパスワードが一致しなければ設定値の変更を許可しない。発明の実施の形態2参照)
S6:スタートスイッチ30を押し下げる。
S7:S6の操作により設定値が確定し、当該設定値がメイン基板1に記憶される。(設定値の確定を別のパスワードで保護するようにしてもよい。例えば、別のパスワードが一致しなければ設定値の書込みを許可しない。発明の実施の形態2参照)
S8:パスワードの更新処理を行う。パスワードを更新することにより不正行為を困難にするとともに、当該IDカードキー100を当該遊技機に固有のものとすることができる。遊技機ごとに設定変更を行うタイミングや回数は異なるので、更新処理は全ての遊技機について同一ではない。なお、パスワードの更新のための乱数表をIDカードキー100側に持たせているので、IDカードキー100の管理を十分に行えば乱数表が第三者の手に渡ることはない(遊技機側に乱数表を持たせた場合に比べて管理しやすい)。乱数表を別のものに変えることも容易である。パスワード更新処理については図5を参照して後にさらに詳しく説明する。
S9:設定キースイッチ(カード読取機)83からIDカードキー100を外す。すると図示しない表示器の設定値表示が消える。
S10:遊技機を通常遊技状態にする。これ以降、遊技受付可能状態になる。
S11:エラー報知。エラーの報知は、サブ基板2で制御可能なランプやLED,液晶表示装置62の全部又は一部を発光あるいは点滅させたり、特定のパターンを点灯表示又は画像表示させることにより行う。又は、スピーカを吹鳴若しくは、前記報知態様を任意に組合わせることにより行う。これに代えてあるいはこれとともに外部へエラー信号を出力するようにしてもよい。このエラー信号は例えばホールのコンピュータで受信され、ホールの監視装置上にエラーを表示させる。
次に図5を参照してパスワード照合処理とパスワード更新処理について説明する。なお、同図でS20乃至S28は設定キースイッチ(カード読取機)83の動作を示し、S30乃至S35はIDカードキー100の動作を示す。
S20:IDカードキー100が設定キースイッチ(カード読取機)83にセットされたかどうか調べる。
S21:IDカードキー100が設定キースイッチ(カード読取機)83にセットされているとき(S20でYES)、設定キースイッチ(カード読取機)83からIDカードキー100へパスワードの送信を要求する。
S30:設定キースイッチ(カード読取機)83からパスワード要求を受信する。
S31:パスワードを読み出して、IDカードキー100から設定キースイッチ(カード読取機)83へ送る。
S22:IDカードキー100からパスワードを受信する。
S23:設定キースイッチ(カード読取機)83で、受信したIDカードキー100のパスワードを自分が予め記憶していたパスワードと照合する。
S24:パスワードの一致/不一致を判定する。
S25:パスワードが一致したら(S24でYES)、正しいIDカードキー100がセットされたと判断し、設定変更を行うために設定キーON信号をメイン基板1へ出力する。この信号を受けてメイン基板1は設定変更処理を行う。
S26:パスワードが一致しなかったら(S24でNO)、設定キーON失敗フラグを立てる。必要に応じてエラー処理(図4のS11)を行う。
次にパスワード更新処理を行う。
S27:設定キースイッチ(カード読取機)83からIDカードキー100へ新しいパスワードの送信を要求する。
S32:設定キースイッチ(カード読取機)83から新しいパスワードの要求を受信する。
S33:乱数表から任意の乱数を選択する。簡単には次のアドレスの乱数を選択する。アドレスが、各遊技機で異なる乱数になるように次のアドレスをランダムに発生させるとよい。乱数を選択する際の記憶部のアドレスとして時刻情報を利用するようにしてもよい。
S34:選択した乱数を新しいパスワードとして記憶部100cに記憶する。
S35:同時に、選択した乱数を新しいパスワードとして設定キースイッチ(カード読取機)83へ送信する。
S28:設定キースイッチ(カード読取機)83で、受信した新しいパスワードを記憶部83cに記憶する。
S27及びS28、S32乃至S35の更新処理により、IDカードキー100をセットするたびにパスワードが変更されるため、各筐体固有の設定キーになり、設定変更の不正行為を防ぐことができる。
発明の実施の形態1に係る遊技機によれば、遊技機の設定変更を行う作業において、設定キーのパスワードを遊技機のパスワードと照合するので、正しいパスワードを記憶した設定キーを用いない限り設定変更を行うことができなくなる。しかも、設定変更毎にパスワードを更新するので現在のパスワードを知ることは困難であり、そのため設定キーを用意してもそれだけでは不正に設定変更を行うことができない。本発明の実施の形態1によれば、不正な設定変更行為を効果的に防止することができる。
ところで、パスワードの更新処理により、IDカードキー100は遊技機固有のものとなるのでセキュリティの点で好ましいが、万一、IDカードキー100を紛失したり盗難にあったりすると他のIDカードキー100で代替できず、設定変更ができなくなってしまう。そこで、図5の処理と別に図6のパスワード初期化処理を行うようにするとよい。パスワード初期化処理は特別な場合に行うものであって、例えば図示しない初期化スイッチにより実行が開始されるものである。初期化スイッチは、容易に操作されないように、筐体の奥や密閉された電源ユニットの内部のように、ネジを外しパネルを外さないとアクセスできないような場所に設けるとよい。
図6を参照してパスワード初期化処理について説明する。
S40:設定キースイッチ(カード読取機)83で記憶しているパスワードをクリア(消去)する。新しいパスワードを上書きする場合はこのステップはなくてもよい。
S41:IDカードキー100が設定キースイッチ(カード読取機)83にセットされたかどうか調べる。
S42:IDカードキー100が設定キースイッチ(カード読取機)83にセットされているとき(S41でYES)、設定キースイッチ(カード読取機)83からIDカードキー100へ新しいパスワードの送信を要求する。
S50:設定キースイッチ(カード読取機)83から新しいパスワードの要求を受信する。
S51:乱数表から任意の乱数を選択する。選択の方法は図5のS33と同様である。
S52:選択した乱数を新しいパスワードとして記憶部100cに記憶する。
S53:同時に、選択した乱数を新しいパスワードとして設定キースイッチ(カード読取機)83へ送信する。
S43:設定キースイッチ(カード読取機)83で、受信した新しいパスワードを記憶部83cに記憶する。
図6のパスワード初期化処理により、任意のIDカードキー100を当該遊技機用のIDカードキー100に設定することができる。
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態2はパスワードを二重にしたものである。すなわち、1つのパスワードで設定キーON信号の出力するかどうかを決定し、もう1つのパスワードで設定変更許可信号を出力するかどうか決定する。パスワードを二重にするので、さらに安全性が向上する。
図7乃至図10を参照して発明の実施の形態2に係る装置/方法の動作を説明する。図中において、発明の実施の形態1のものと同一又は相当部分には同一符号を付している。同一又は相当部分の説明は割愛し、発明の実施の形態2に特有の部分について主に説明を加える。内部設定処理及びパスワード初期化処理の説明は省略したが、発明の実施の形態2についても、発明の実施の形態1の場合と同様にして適用することができる。
図7は発明の実施の形態2に係る遊技機のブロック図である。設定キースイッチ(カード読取機)83から2つの出力、すなわち設定キーON信号及び設定変更許可信号をメイン基板1に出力する点に特徴がある。設定キーON信号によれば遊技機は設定変更モードに移行するものの、設定変更許可信号がなければ設定値を変更したり、新たな設定値をメモリに書き込むことができない。2つの信号のうちいずれか一方が欠けた場合には設定変更を完了できないことになる。このことは、図7の点線で示すように設定キースイッチ(カード読取機)83が出力する設定変更許可信号で設定スイッチ/リセットスイッチ84の有効又は無効を制御することに相当する。図示しない電源パネルに設定キースイッチ(カード読取機)83と設定スイッチ/リセットスイッチ84の2つのスイッチが設けられているのに対応して、発明の実施の形態2ではこれら2つのスイッチをそれぞれパスワードで認証するようにしたのである。
図8は発明の実施の形態2に係る設定キースイッチ(カード読取機)83とIDカードキー100のブロック図である。設定キースイッチ(カード読取機)83とIDカードキー100それぞれで2つのパスワード1と2を記憶するとともに、設定キースイッチ(カード読取機)83に乱数表記憶部83dを設けた点を特徴とする。2つのパスワードの一方をIDカードキー100側の乱数表を使って更新し、他方を設定キースイッチ(カード読取機)83側の乱数表を使って更新する。
図9及び図10は発明の実施の形態2に係るパスワード照合処理及びパスワード更新処理のフローチャートである。各処理の内容は発明の実施の形態1の場合と同様であるのでその説明は割愛し、特徴点のみを説明する。
S21−1乃至S25−1並びにS30−1及びS31−1は、パスワード1についての照合処理である。パスワード1の照合をパスすると、設定キースイッチON信号が出力される(S25−1)。これらの処理は発明の実施の形態1にも存在した。
S21−2乃至S25−2並びにS30−2及びS31−2は、パスワード2についての照合処理である。パスワード2の照合をパスすると、設定変更許可信号が出力される(S25−2)。
S27−1及びS28−1並びにS32−1乃至S35−1は、パスワード1についての更新処理である。パスワード1の照合をパスすると、IDカードキー100の乱数表を使ってパスワードを更新する。これらの処理は発明の実施の形態1にも存在した。
S27−2及びS28−2並びにS32−2乃至S35−2は、パスワード2についての更新処理である。パスワード2の照合をパスすると、設定キースイッチ(カード読取機)83の乱数表を使ってパスワードを更新する。
パスワード1とパスワード2は別々の乱数表に基づき生成されることになる。したがって、いずれかの乱数表が盗まれたとしても、他の乱数表に基づくパスワードにより不正行為は阻止されることになる。この意味で発明の実施の形態2の安全性はより高くなっていると言える。
発明の実施の形態2でも初期化処理を行うようにしてもよい。すわなち、初期設定を行うための信号を受けたときに、記憶部83cのパスワード1と2を消去し(図6のS40)、IDカードキー100に対してパスワード1(第1識別情報)を要求し(図6のS42)、IDカードキー100から受けたパスワード1を記憶部83cに記憶させる(図6のS43)。さらに、乱数表記憶部83dからいずれかの乱数を読み出し、これをパスワード2(第2識別情報)として記憶部83cに記憶させるとともに、パスワード2をIDカードキーへ送り記憶させる(図10のS33−2乃至S35−2、及びS28−2)。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
回胴式遊技機の正面図である。 発明の実施の形態1に係る遊技機の概略ブロック図である。 発明の実施の形態1に係るパスワード照合処理の説明図である。 発明の実施の形態1に係る内部設定処理のフローチャートである。 発明の実施の形態1に係るパスワード照合処理のフローチャートである。 発明の実施の形態1に係るパスワード初期化処理のフローチャートである。 発明の実施の形態2に係る遊技機の概略ブロック図である。 発明の実施の形態2に係るパスワード照合処理の説明図である。 発明の実施の形態2に係るパスワード照合処理のフローチャートである。 発明の実施の形態2に係るパスワード更新処理のフローチャートである。
符号の説明
1 メイン基板
2 サブ基板
10 スロットマシン
11 筐体
12 表示窓
13 図柄表示窓
16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
30 スタートスイッチ
40 回転リール
42 リールテープ
50 ストップスイッチ
60 リールユニット
61 図柄
62 液晶表示部
63 メダル投入口
70 リール駆動部
71 リール位置検出回路
80 ホッパー駆動部
81 ホッパー
82 メダル検出部
83 設定キースイッチ
83a CPU(処理部)
83b 通信部
84c 記憶部
84d 乱数表記憶部
84 設定スイッチ/リセットスイッチ
100 設定キー(IDカードキー)
100a CPU(処理部)
100b 通信部
100c 記憶部
100d 乱数表記憶部
200 液晶制御基板
201 スピーカ
202 LED基板
304 メダル払い出し口
311 メダル受け部(下皿)

Claims (9)

  1. 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出しを行う遊技機において、
    遊技機の内部抽選及び入賞判定に係る内部設定の変更を行うための設定キーと通信を行い、前記設定キーに予め記憶された識別情報を読み出す通信部と、予め識別情報を記憶する記憶部と、前記設定キーに記憶された識別情報を前記記憶部に記憶された識別情報と照合する処理部とを備え、
    前記処理部は、前記識別情報が一致したときに前記内部設定の変更処理を実行させるとともに、識別情報を更新するために前記設定キーに対して新たな識別情報を要求し、前記設定キーから受けた新たな識別情報を前記記憶部に記憶させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記処理部は、初期設定を行うための信号を受けたときに、前記記憶部の内容を消去するとともに、前記設定キーに対して新たな識別情報を要求し、前記設定キーから受けた新たな識別情報を前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出しを行う遊技機において、
    遊技機の内部抽選及び入賞判定に係る内部設定の変更を行うための設定キーと通信を行い、前記設定キーに予め記憶された第1識別情報及び第2識別情報を読み出す通信部と、予め第1識別情報及び第2識別情報を記憶する記憶部と、予め乱数表を記憶する乱数表記憶部と、前記設定キーに記憶された第1識別情報及び第2識別情報を前記記憶部に記憶された第1識別情報及び第2識別情報と照合する処理部とを備え、
    前記処理部は、前記第1識別情報が一致したときに前記内部設定の変更処理を実行させ、前記第2識別情報が一致したときに前記変更処理による内部設定の変更を許可し、前記第1識別情報を更新するために前記設定キーに対して新たな第1識別情報を要求し、前記設定キーから受けた新たな第1識別情報を前記記憶部に記憶させ、前記乱数表記憶部からいずれかの乱数を読み出し、これを新たな第2識別情報として前記記憶部に記憶させるとともに、前記新たな第2識別情報を前記設定キーへ送り記憶させることを特徴とする遊技機。
  4. 前記処理部は、初期設定を行うための信号を受けたときに、前記記憶部の内容を消去し、前記設定キーに対して第1識別情報を要求し、前記設定キーから受けた第1識別情報を前記記憶部に記憶させるとともに、前記乱数表記憶部からいずれかの乱数を読み出し、これを第2識別情報として前記記憶部に記憶させるとともに、前記第2識別情報を前記設定キーへ送り記憶させることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 前記処理部による照合の結果が不一致のときにエラー報知を行うエラー報知部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれかに記載の遊技機。
  6. 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出しを行う遊技機において、その内部抽選及び入賞判定に係る内部設定を変更するために設定キーをセットするステップと、
    前記設定キーに予め記憶された識別情報を読み出すステップと、
    前記遊技機に予め記憶された識別情報を読み出すステップと、
    前記設定キーの識別情報と前記遊技機の識別情報との照合処理を行うステップと、
    前記照合処理において識別情報が一致したときに内部設定を変更するための処理を実行させるステップと、
    前記設定キーに予め記憶された乱数表から新たな識別情報を取得するステップと、
    前記新たな識別情報を前記設定キーに記憶させるステップと、
    前記新たな識別情報を前記遊技機に送るステップと、
    前記遊技機に前記新たな識別情報を記憶させるステップと、を備える遊技機における不正行為防止方法。
  7. 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出しを行う遊技機において、その内部抽選及び入賞判定に係る内部設定を変更するために設定キーをセットするステップと、
    前記設定キーに予め記憶された第1識別情報を読み出すステップと、
    前記遊技機に予め記憶された第1識別情報を読み出すステップと、
    前記設定キーの第1識別情報と前記遊技機の第1識別情報との照合処理を行うステップと、
    前記照合処理において第1識別情報が一致したときに内部設定を変更するための変更処理を実行させるステップと、
    前記設定キーに予め記憶された第2識別情報を読み出すステップと、
    前記遊技機に予め記憶された第2識別情報を読み出すステップと、
    前記設定キーの第2識別情報と前記遊技機の第2識別情報との照合処理を行うステップと、
    前記照合処理において第2識別情報が一致したときに前記変更処理による内部設定の変更を許可するステップと、
    前記設定キーに予め記憶された乱数表から新たな第1識別情報を取得するステップと、
    前記新たな第1識別情報を前記設定キーに記憶させるステップと、
    前記新たな第1識別情報を前記遊技機に送るステップと、
    前記新たな第1識別情報を前記遊技機に記憶させるステップと、
    前記遊技機に予め記憶された乱数表から新たな第2識別情報を取得するステップと、
    前記新たな第2識別情報を前記遊技機に記憶させるステップと、
    前記新たな第2識別情報を前記設定キーに送るステップと、
    前記設定キーに前記新たな第2識別情報を記憶させるステップと、を備える遊技機における不正行為防止方法。
  8. 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出しを行う遊技機において、
    遊技機の内部抽選及び入賞判定に係る内部設定の変更を行うための設定キーと通信を行い、前記設定キーに予め記憶された識別情報を読み出すステップと、
    前記設定キーに記憶された識別情報を遊技機に記憶された識別情報と照合するステップと、
    前記識別情報が一致したときに前記内部設定の変更処理を実行させるステップと、
    前記識別情報を更新するために前記設定キーに対して新たな識別情報を要求するステップと、
    前記設定キーから受けた新たな識別情報を遊技機に記憶させるステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出しを行う遊技機において、
    遊技機の内部抽選及び入賞判定に係る内部設定の変更を行うための設定キーと通信を行い、前記設定キーに予め記憶された第1識別情報及び第2識別情報を読み出すステップと、
    前記設定キーに記憶された第1識別情報及び第2識別情報を遊技機に記憶された第1識別情報及び第2識別情報と照合するステップと、
    前記第1識別情報が一致したときに前記内部設定の変更処理を実行させるステップと、
    前記第2識別情報が一致したときに前記変更処理による内部設定の変更を許可するステップと、
    前記第1識別情報を更新するために前記設定キーに対して新たな第1識別情報を要求するステップと、
    前記設定キーから受けた新たな第1識別情報を遊技機に記憶させるステップと、
    予め用意された乱数表からいずれかの乱数を読み出し、これを新たな第2識別情報として遊技機に記憶させるステップと、
    前記新たな第2識別情報を前記設定キーへ送り記憶させるステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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