JP4140967B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチンコ機やスロットマシンなどの遊技機は、パチンコ球やメダル等の遊技媒体に一定の価値が与えられて、ゲーム(遊技)を行って獲得した遊技媒体を種々の景品に交換することができる。例えばスロットマシンには、筐体の前面に、リールユニット、ホッパー装置、電源装置等の各種装置やこれら装置の作動を制御するための制御回路基板が組み込まれ、その前面を回動自在に組み付けられた前面扉により被覆されている。
このようにして形成されるスロットマシンは、遊技操作をした際に行われる抽選の結果に基づいて各制御回路基板により駆動制御される。このうち、遊技の際に払い出される遊技媒体のペイアウト率(利益付与確率)の設定変更は、電源装置に組み込まれる設定変更部で行われる。この設定変更部は、例えば6段階のペイアウト率から1つを選択するための設定変更ボタンや、BB(ビッグボーナス)モードが終了した時点で打ち止めにするか否かを決定するスイッチ等から構成される。このうち、ペイアウト率を変更する場合には、電源装置の前面に設けられた鍵穴に専用の鍵となる設定キーを挿入し、設定変更を有効とする位置まで設定キーを所定方向に回転させる。そして、スロットマシンの電源をオンにし、設定変更ボタンを操作した後に所定の操作を行うことでペイアウト率の設定変更を実行することができる。なお、設定キーは遊技場の特定の店員しか保持所有していないので、遊技者等が設定変更を行うことができないようになっている。
しかしながら、上記のような遊技機であっても、例えば、不正な遊技者が前面扉に故意に開けた穴や前面扉の隙間からピアノ線などの道具を挿入することによって電源スイッチを操作したり、設定変更に係る回路部をショートさせたりすることで、不正に電源投入や設定変更を行うといった犯罪行為が可能であり問題となっている。
本発明は、上記問題を解決するために発明されたものであり、不正な電源投入及び設定変更を防止することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、設定情報を変更可能とするための設定変更手段と、電源供給のオン又はオフを切り換える給電操作手段と、鍵による所定の操作に基づいて鍵操作信号を生成し出力する鍵操作信号生成手段と、前記鍵操作信号の入力と前記電源供給とが行われた場合に、前記設定変更手段から入力される設定変更情報に基づいて各種装置の動作の制御を変更する制御手段とを備えた遊技機において、前記鍵にはデータが記憶された記憶手段を有する無線タグが取り付けられており、この鍵によって前記鍵操作信号を生成する際に前記記憶手段に記憶された前記データを読み取る通信手段と、この通信手段が読み取ったデータが予め定められているデータに一致するか否かを判定するデータ判定手段と、このデータ判定手段の判定結果に応じて前記給電操作手段による前記制御手段への前記電源供給を少なくとも有効化する有効化手段とが設けられていることを特徴とするものである。
なお、前記有効化手段は、さらに前記データ判定手段の判定結果に応じて前記鍵操作信号生成手段から前記制御手段への前記鍵操作信号の入力を有効化することが好ましい。
また、前記データ判定手段に、前記鍵の前記無線タグから読み取ったデータが予め定められているデータと一致したとき固有の情報を生成させ、前記通信手段に、前記無線タグの記憶手段にこの固有の情報を記憶させる処理を行う機能を設け、前記制御手段に前記電源供給が行われている状態で、前記給電操作手段によって前記電供給を停止する切り換え操作が行われるとき、前記通信手段は、前記記憶手段に記憶された前記固有の情報を読み取り、前記データ判定手段は、前記通信手段によって読み取られた前記固有の情報と前記データ判定手段によって生成された前記固有の情報とを比較し、不一致であるとき、前記給電操作手段の切り換え操作を無効とすることが好ましい。
さらに、前記設定変更情報を前記無線タグの記憶手段に記憶させ、前記通信手段がこの設定変更情報を読み取って前記制御手段に入力するようにしてもよい。
本発明の遊技機は、設定情報を変更可能とするための設定変更手段と、電源供給のオン又はオフを切り換える給電操作手段と、鍵による所定の操作に基づいて鍵操作信号を生成し出力する鍵操作信号生成手段と、前記鍵操作信号の入力と前記電源供給とが行われた場合に、前記設定変更手段から入力される設定変更情報に基づいて各種装置の動作の制御を変更する制御手段とを備えた遊技機において、前記鍵にはデータが記憶された記憶手段を有する無線タグが取り付けられており、この鍵によって前記鍵操作信号を生成する際に前記記憶手段に記憶された前記データを読み取る通信手段と、この通信手段が読み取ったデータが予め定められているデータに一致するか否かを判定するデータ判定手段と、このデータ判定手段の判定結果に応じて前記給電操作手段による前記制御手段への前記電源供給を少なくとも有効化する有効化手段とが設けられているので、制御手段への不正な電源投入及び設定変更を防止することができる。
また、前記有効化手段は、さらに前記データ判定手段の判定結果に応じて前記鍵操作信号生成手段から前記制御手段への前記鍵操作信号の入力を有効化することで、不正な設定変更の防止を強化することができる。
また、前記データ判定手段に、前記鍵の前記無線タグから読み取ったデータが予め定められているデータと一致したとき固有の情報を生成させ、前記通信手段に、前記無線タグの記憶手段にこの固有の情報を記憶させる処理を行う機能を設け、前記制御手段に前記電源供給が行われている状態で、前記給電操作手段によって前記電供給を停止する切り換え操作が行われるとき、前記通信手段は、前記記憶手段に記憶された前記固有の情報を読み取り、前記データ判定手段は、前記通信手段によって読み取られた前記固有の情報と前記データ判定手段によって生成された前記固有の情報とを比較し、不一致であるとき、前記給電操作手段の切り換え操作を無効とすることで、電源供給中における給電操作手段の不正な切り換え操作を防止することができる。
また、前記設定変更情報を前記無線タグの記憶手段に記憶させ、前記通信手段がこの設定変更情報を読み取って前記制御手段に入力することで、不正な設定変更操作を防止することができる。
図1に本発明を用いた遊技機の1実施例であるスロットマシンの外観を示す。スロットマシン10は、筐体11の前面扉12に4個の表示窓13が設けられており、各々の表示窓13の奥に位置するように第1リール14a、第2リール14b、第3リール14c及びサブリール15が回転自在に組み込まれている。周知のように、第1〜第3リール14a〜14cの外周には複数種類の当選絵柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した状態では表示窓13を通して1リール当たり3個の絵柄が観察可能になる。これにより、各リールの絵柄を一個ずつ組み合わせた直線状の入賞有効ラインが横3本斜め2本の合計5本が設定される。
ゲームの開始に先立ってメダル投入口16から1枚のメダルを投入したときには中央横一本の入賞有効ラインが有効化され、2枚では横3本、3枚ではさらに斜め2本を加えた5本の入賞有効ラインが有効化される。また、メダルは50枚を限度にクレジット(貯留)することが可能になっている。なお、表示窓13から1リール当たり例えば4個ずつの絵柄を観察できるようにしておき、横4本の入賞有効ラインのほかに、各リールごとに絵柄を一個ずつ組み合わせるように折れ曲がった別の入賞有効ラインを設定することも可能である。
サブリール15は、スタートレバー17の操作により第1〜第3リール14a〜14cとともに回転を始める。サブリール15は、BBモードに移行させるBBが内部入賞したときに「BIG」を表示する位置で停止され、RBモードに移行させるRBが内部入賞したときに「REG」を表示する位置で停止される。また、電子抽選でハズレが抽選されたときは、何も表示しない位置で停止される。なお、サブリール15の外周に描かれる絵柄は適宜の絵柄にすることが好ましく、絵柄に限らず、例えばマークや数字などにしてもよい。また、サブリール15には、特定の当選役に当選したことを示したり、特定の当選役に当選したか否かの期待度を示す絵柄を描くなど適宜の絵柄を描いて適宜報知を行うようにしてよい。
ストップボタン18a〜18cが操作されることにより、各ボタンに対応した第1〜第3リール14a〜14cが個別に停止する。ストップボタン18a〜18cの上方の操作パネルには、メダルがクレジットされた状態でゲームを行うときに操作される1ベットボタン、MAXベットボタン、ペイアウトボタンなどの各種の操作ボタンが設けられている。これらの操作ボタンの機能はいずれも周知であるのでその詳細については省略する。
筐体11の下部にはメダル受け皿19が設けられており、このメダル受け皿19には、ゲームで入賞が得られたときに得られる配当メダルが払い出し口20から払い出される。
前面扉12は、上扉12aと下扉12bとから構成されている。上扉12a及び下扉12bはそれぞれヒンジ21により取り付けられ、それぞれ図中の矢印の方向に回動させることができるようになっている。上扉12aには情報表示手段である液晶パネル22が設けられている。液晶パネル22では、例えばBB、RB、小役などが入賞された際の配当メダルの枚数を表示する配当メダル枚数表示部22a、クレジット枚数表示部22b、BBモードやRBモードで行われたゲーム数を表示するゲーム数表示部22c、メダルの払い出し枚数を表示する払い出し枚数表示部22dなどが設けられ、スロットマシン10の機種ごとに応じた情報が表示される。
図2に示すように、上記の下扉12bを開くと、筐体11の下部にはメダルの払い出しを行うためのホッパー装置23、このホッパー装置23にメダルを供給するためのメダル供給箱24が設けられている。これら装置の側方には、スロットマシン10の後述する主制御回路基板(制御手段)50に給電を行うための電源装置30が設けられている。この電源装置30の前面には、給電のオン/オフの切り換え操作を行うための電源スイッチ(給電操作手段)31aの他に、ペイアウト率などの設定変更を行う設定変更ボタン32aと、BBモードが終了した時点で打ち止めにするか否かを選択できるスライドスイッチ32bとが設けられ、設定変更ボタン32aとスライドスイッチ32bが設定変更部(設定変更手段)32を構成している。例えばペイアウト率の変更は、設定変更ボタン32aの押圧操作により行われ、6段階の間でペイアウト率を可変できるようになっている。ペイアウト率の変更時には、各当選テーブルのグループ割り当ての調整も行われる。
また、電源装置30の前面には、設定キー(鍵)40が挿入される鍵穴33aを備えたキーシリンダ(鍵操作信号生成手段)33や、後述するように設定キー40のRFID(Radio Frequency IDentification)タグ(無線タグ)43に記憶されたIDコード(データ)Cを読み取るためのRFIDリーダ(通信手段)34が設けられている。RFIDリーダ34は、無線通信によってRFIDタグ43のIDコードCを読み取ることのできる周知の装置である。
図3に示すように、設定キー40は、固有の形状の溝が刻まれ、鍵穴33aに挿入される鍵挿入部41と、施錠時に回転操作される操作部42とからなる。この操作部42には、通信回路部と記憶回路部(記憶手段)とを備えるICチップ(集積回路)43aと、銅線がコイル状に巻かれてなる送受信アンテナ43bとから構成されるRFIDタグ43がインサート成形などによって内蔵されている。RFIDタグ43は電源を備えていない。このため、送受信アンテナ43bは、RFIDリーダ34又は後述するRFIDライタ44が発信するから電波を受けて電磁誘導によって電力として蓄積し、これを電源としてICチップ43aを動作させる。
ICチップ43aが備える記憶回路部は、不揮発性で随時書き換え可能なメモリ(例えば、FRAM(登録商標))であり、通信回路部は、送受信アンテナ43bを介してRFIDリーダ34又はRFIDライタ44と無線でデータ通信を行うことを可能とする回路である。ICチップ43aは、その記憶回路部に暗証番号等のスロットマシン10固有のIDコードCを記憶する。このIDコードCとして、例えばスロットマシン10の各機種毎のコードが用いられるが、これに限られず、遊技場において適宜設定される任意のコードでもよい。
RFIDライタ44には、RFIDタグ43との間で電波の送受信を行う送受信部44aや、RFIDタグ43に送信するIDコードCの入力を行う入力操作部44bなどが設けられている。RFIDライタ44は、無線通信によって非接触でRFIDタグ43のIDコードCを随時書き換えることのできる周知の装置である。なお、RFIDライタ44として携帯可能な装置を示したが、これに限られず、固設された装置であってもよい。
図4に示すように、電源装置30は、その外装から露呈された電源スイッチ31a、設定変更ボタン32a、スライドスイッチ32b、キーシリンダ33、RFIDリーダ34の他、その内部に、電源スイッチ31aの操作によって給電のオン/オフが切り換えらる電源基板31、RFIDリーダ34が読み取ったデータを判定するデータ判定部(データ判定手段)35、判定結果に応じて電源電圧V及びキー操作信号Kを有効化する有効化回路(有効化手段)36、及び、電源電圧Vとキー操作信号Kとの入力順序を判定する順序判定部38からなる設定基板39とを備える。
この電源装置30は、スロットマシン10に内蔵された主制御回路基板50が電気的に接続され、主制御回路基板50には電源装置30から電源電圧V及び設定変更信号Sが供給される。主制御回路基板50は、スロットマシン10の各種装置の動作を制御し、設定変更信号Sに基づいてこの制御を変更するCPU51と、ROM(Read Only Memory)領域とRAM(Random Access Memory)領域とからなるメモリ52とを備えている。
設定基板39のデータ判定部35は、予め定められている所定のデータを記憶しており、RFIDリーダ34が設定キー40から読み取ったIDコードCがそれに一致するか否か、すなわちIDコードCが正しいかどうかを判定する。データ判定部35によって判定された結果は、例えば「0」と「1」の2値のデータとして有効化回路36のデータラッチ36aに一時的に保持される。データラッチ36aは、電源基板31からリセット信号Rが入力されるまでこのデータを保持し、リセット信号Rが入力されたときこのデータをリセットする。
有効化回路36は、データラッチ36aとスイッチ37a,37bとによって構成されている。スイッチ37a,37bは、データラッチ36aに保持されているデータに応じてオン/オフされ、IDコードCが正しい場合にはオン状態となり、IDコードCが正しくない場合にはオフ状態となる。
スイッチ37aは、電源基板31と順序判定部38との間に接続されている。スイッチ37aがオン状態である場合に電源スイッチ31aをオンとする操作が行われると、順序判定部38に電源電圧Vが入力される。また、スイッチ37bは、キーシリンダ33と順序判定部38との間に接続されている。キーシリンダ33は、設定キー40が鍵穴33aに挿入されて、図2に示す矢印方向の所定位置まで回転操作された場合に、キー操作信号Kを生成する。スイッチ37bがオン状態である場合に設定キー40が鍵穴33aに挿入されて回転操作されると、順序判定部38にキー操作信号Kが入力される。
順序判定部38は、この電源電圧Vとキー操作信号Kとが入力される順序を判定する回路である。順序判定部38には、電源電圧Vとキー操作信号Kとの他、設定変更部32から設定変更信号Sが入力される。この設定変更信号Sは、設定変更ボタン32a及びスライドスイッチ32bの入力操作に応じた遊技の設定変更情報である。順序判定部38は、キー操作信号Kが入力された後に電源電圧Vが入力されると、電源電圧Vを主制御回路基板50のCPU51に供給し、設定変更信号SをCPU51に入力することを許可する。一方、電源電圧Vとキー操作信号Kとが上記の順序でない場合には、CPU51に電源電圧Vを供給するが、設定変更信号SをCPU51に入力することは許可しない。
電源基板31は、主制御回路基板50へ電源電圧Vを供給することの他、電源スイッチ31aをオフとする操作が行われると、前述のようにリセット信号Rを生成してデータラッチ36aに送信し、保持されているデータをリセットする。この結果、有効化回路36のスイッチ37a及びスイッチ37bはオフ状態となり、初期状態へと戻る。
CPU51は、メモリ52のROM領域に格納されているメインプログラムを読み出して、このプログラム及び設定情報に基づいた各種装置の駆動制御を実行する。CPU51に、例えば設定変更ボタン32aの操作による設定変更情報が設定変更信号Sとして入力された場合には、CPU51は設定変更されたペイアウト率の設定値をメモリ52のRAM領域に一時記憶させる。また、ゲームが実施される際には、このペイアウト率の設定値に対応する確率テーブルをメモリ52のROM領域に読み出して各ゲームでの当選の有無を決定する。
次に、上記構成を有するスロットマシン10の作用について説明する。遊技場の特定の店員がペイアウト率の変更を行おうとする場合には、まず、筐体11の下扉12bを開ける。RFIDライタ44によってIDコードCが書き込まれた設定キー40をキーシリンダ33に近接させると、電源装置30のRFIDリーダ34が無線通信によって設定キー40のIDコードCを読み取る。RFIDリーダ34が読み取ったIDコードCが正しい場合には、スイッチ37a,37bがオン状態となる。この状態で、設定キー40をキーシリンダ33の鍵穴33aに差し込んで、オンとなる位置まで回転させると、キーシリンダ33からキー操作信号Kが順序判定部38に入力される。この後、電源スイッチ31aをオンとすると、電源電圧Vは順序判定部38に入力されるとともにCPU51に供給される。このとき、順序判定部38は、キー操作信号Kと電源電圧Vとの入力は正しい入力順序であると判定し、設定変更信号SをCPU51に入力すること許可し、入力可能な状態とする。
この状態で、設定変更部32の入力操作、すなわち設定変更が可能となり、例えば設定変更ボタン32aの操作(他の操作が必要な場合は、その所定の操作も含む)を行うと、設定変更の情報が設定変更信号SとしてCPU51に入力される。CPU51は、この設定変更信号Sに対応するペイアウト率の設定値をメモリ52のRAM領域に記憶させる。そして、設定変更が完了した場合、設定キー40を逆方向に回転させ、キーシリンダ33から設定キー40を抜いた後に筐体11の下扉12bを閉じるとゲームが行える状態となる。このとき、キー操作信号Kが消滅し、順序判定部38がこれを認識してCPU51への設定変更信号Sの入力が禁止され、設定変更が行えなくなる。
また、この後、筐体11の下扉12bを開いて電源スイッチ31aをオフとすると、スイッチ37a,37bはオフ状態となり、主制御回路基板50への電源供給あるいは設定変更を行うには再度設定キー40による上記の操作が必要となる。なお、RFIDリーダ34が読み取ったIDコードCが不正な場合には、スイッチ37a,37bはオフ状態のままであり、電源スイッチ31aをオンとしても主制御回路基板50に電源供給は行われない。
このような遊技機であると、遊技場で遊技者が前面扉12に故意に穴を開けてピアノ線を挿入したり、偽造キーを用いたりして設定変更に不正に行おうとした場合であってもIDコードCが認証されることはないため、スイッチ37a,37bはオン状態とはならず、電源スイッチ31a、キーシリンダ33、設定変更部32の操作は全て無効となる。なお、電源スイッチ31a、キーシリンダ33が不正に操作されたとき、適宜の報知手段を用いてエラーを報知することが好適である。
図5は、上記の構成に加え、一旦電源スイッチ31aをオンとして主制御回路基板50に電源電圧Vが供給された状態で、電源スイッチ31aが不正に操作されても電源供給が停止することのないようにした電源装置60の構成を示す。これは、電源供給が行われた状態から設定変更を行うには、一旦電源供給を停止してから上記の操作を行う必要があるので、不正な電源供給の停止を行えないようにすることで、不正な設定変更の防止を強化したものである。
データ判定部(データ判定手段)62は、前述のデータ判定部35のようにIDコードCが正しいかどうかを判定することの他に、IDコードCが正しい場合に乱数値等の固有の情報Dを生成し、この情報Dを保持するとともにRFIDリーダ/ライタ(通信手段)61に送信する。RFIDリーダ/ライタ61は、前述のRFIDリーダ34のように無線通信によってRFIDタグ43のIDコードCを読み取ることの他に、前述のRFIDライタ44のように無線通信によって、RFIDタグ43の記憶回路部のIDコードCが記憶された領域外に情報Dを書き込み、また、それを読み取る機能を備える。さらに、データ判定部62は、RFIDリーダ/ライタ61がRFIDタグ43から読み取った情報Dの正否を判定し、この読み取った情報Dがデータ判定部62の保持している情報Dに一致する場合には電源スイッチ31aのオン/オフ操作を有効にし、このデータ判定部62の情報Dをクリアする。一方、一致しない場合には電源スイッチ31aのオン/オフ操作を無効にする。なお、情報Dはデータ判定部62で生成される毎に異なる値とすることが好適である。同図において、データ判定部62とRFIDリーダ/ライタ61以外の部分は上記電源装置30と同じであるので同一の符号を付している。
電源装置60をこのように構成することで、電源スイッチ31aのオン/オフ操作をする場合には常に設定キー40が必要となる。特に、一旦電源スイッチ31aをオンとして主制御回路基板50に電源電圧Vが供給された状態で電源スイッチ31aをオフと操作する場合に、電源スイッチ31aをオンとしたときに用いられたものと同一の設定キー40が必要となるため、設定キー40を偽造してIDコードCを記憶させたとしても電源供給を停止させることができない。これにより、不正な設定変更を防止することに繋がる。
なお、上記実施形態では、電源装置30あるいは電源装置60に設定変更部32を設けたが、これに限られるものではなく、設定変更部32で入力される設定変更情報(設定変更信号S)を設定キー40のRFIDタグ43にIDコードCと併せて記憶させ、この設定変更情報をRFIDリーダ34あるいはRFIDリーダ/ライタ61に読み取らせ、順序判定部38を介してCPU51に入力するようにしてもよい。なお、設定変更情報は、RFIDライタ44を操作して設定キー40のRFIDタグ43に書き込むようにする。図6は、電源装置30にこれを適用した電源装置70を示す。図7は、電源装置60にこれを適用した電源装置80を示す。
また、上記実施形態では、設定キー40の操作部42にRFIDタグ43を封入したが、これに限られるものではなく、鍵穴33aに挿入される鍵挿入部41にRFIDタグ43を封入するようにしてもよい。例えば、図8に示すように、設定キー40の鍵挿入部41の先端に上記ICチップ43aと送受信アンテナ43bとからなるRFIDタグ43を封入する。そして、この鍵挿入部41が挿入されるキーシリンダ33の鍵穴33aに近接するようにRFIDリーダ34を設ければよい。なお、この鍵挿入部41を挿入する鍵穴33a及びキーシリンダ33にはアルミニウムが用いられることが好ましい。このアルミニウムにより、RFIDタグ43を封入したRFIDタグ43の周囲が電磁シールドされるので外部からIDコードCなどが不正に読み取られにくくなる。また、同図に示すように、鍵穴33aを覆う蓋33bを設けることにより、鍵穴33bに対する不正な操作が行われにくくなる。
また、上記実施形態では、電源装置にキーシリンダ33や設定変更部32を取り付けたが、これに限られるものではなく、これらを電源装置の外に配置するようにしてもよい。例えば、キーシリンダ33や設定変更部32を筐体11の奥に配置された主制御回路基板50に取り付け、電源装置から距離をとることで不正な設定操作が行われにくくなる。
また、上記実施形態では、1つのIDコードCの判定結果によってスイッチ37a,37bのオン/オフを行うようにしたが、これに限られるものではなく、2つのIDコードをRFIDタグ43に書き込み、それぞれのIDコードで、スイッチ37aとスイッチ37bとを別々に制御するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、有効化回路36に2つのスイッチ37a,37bを設けたが、これに限られるものではなく、少なくとも不正な電源スイッチ31aの操作で電源電圧Vが主制御回路基板50に供給されなければ、不正な設定変更を防止することができるので、スイッチ37bを設けずに、キーシリンダ33からのキー操作信号Kを直接順序判定部38に入力するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、本発明を用いた遊技機としてスロットマシンを例にして説明を行ったが、これに限られるものではなく、パチンコ機等の遊技機に本発明を用いてもよい。
本発明を実施したスロットマシンの概観を示す斜視図である。 筐体内部に設けられた電源装置及びその近傍を示す斜視図である。 設定キー及びRFIDライタの詳細を示す斜視図である。 電源装置及び主制御回路基板の構成を示すブロック図である。 電源装置及び主制御回路基板の別の実施形態を示すブロック図である。 電源装置及び主制御回路基板の別の実施形態を示すブロック図である。 電源装置及び主制御回路基板の別の実施形態を示すブロック図である。 設定キー及びキーシリンダの別の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
10 スロットマシン(遊技機)
11 筐体
12 前面扉
12a 上扉
12b 下扉
30 電源装置
31 電源基板
31a 電源スイッチ(給電操作手段)
32 設定変更部(設定変更手段)
32a 設定変更ボタン
32b スライドスイッチ
33 キーシリンダ(鍵操作信号生成手段)
33a 鍵穴
34 RFIDリーダ(通信手段)
35 データ判定部(データ判定手段)
36 有効化回路(有効化手段)
36a データラッチ
37a,37b スイッチ
38 順序判定部
39 設定基板
40 設定キー(鍵)
41 鍵挿入部
42 操作部
43 RFIDタグ(無線タグ)
43a ICチップ
43b 送受信アンテナ
44 RFIDライタ
44a 送受信部
44b 入力操作部
50 主制御回路基板(制御手段)
51 CPU
52 メモリ
60,70,80 電源装置
61 RFIDリーダ/ライタ(通信手段)
62 データ判定部(データ判定手段)

Claims (3)

  1. 源供給のオンオフを切り換える給電操作手段と、鍵による所定の操作に基づいて鍵操作信号を生成し出力する鍵操作信号生成手段と、前記鍵操作信号の入力と前記電源供給とが行われた場合に、設定変更情報に基づいて各種装置の動作制御を変更する制御手段とを備えた遊技機において、
    前記鍵は、前記設定変更情報とともにIDコードを記憶した無線タグを備え、
    前記鍵操作信号生成手段が前記鍵操作信号を生成する際に前記無線タグに記憶された前記設定変更情報及び前記IDコードを読み取る通信手段と、
    この通信手段が読み取った前記IDコード所定のデータに一致するか否かを判定するデータ判定手段と、
    このデータ判定手段の判定結果に応じて、前記制御手段への前記電源供給及び前記設定変更情報の入力を有効化する有効化手段と
    を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記無線タグに記憶する前記設定変更情報は、無線通信により書き込み可能であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 記無線タグから読み取った前記IDコード所定のデータと一致したとき固有の情報を生成するとともに、この固有の情報を前記無線タグに書き込む機能を備え
    前記制御手段に前記電源供給が行われている状態で、前記給電操作手段によって前記電供給を停止する切り換え操作が行われるとき、前記通信手段は、前記無線タグ書き込まれた前記固有の情報読み取りを行い、前記データ判定手段は、前記通信手段によって読み取られた情報が前記固有の情報と不一致であるとき、前記給電操作手段の切り換え操作を無効とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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