JPH09720A - パチンコ遊技台の施錠装置 - Google Patents

パチンコ遊技台の施錠装置

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JPH09720A
JPH09720A JP15800895A JP15800895A JPH09720A JP H09720 A JPH09720 A JP H09720A JP 15800895 A JP15800895 A JP 15800895A JP 15800895 A JP15800895 A JP 15800895A JP H09720 A JPH09720 A JP H09720A
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JP
Japan
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key
keyhole
code
locking
transponder element
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Application number
JP15800895A
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English (en)
Inventor
Shiro Nakamura
司朗 中村
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
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Publication of JPH09720A publication Critical patent/JPH09720A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ遊技台に対する不正解錠を有効に防
止しうる「パチンコ遊技台の施錠装置」を提供する。 【構成】 トランスポンダ素子6を使ってIDコードの
照合を行い、IDコードが一致したときに盤面または枠
面のロックを電気的に解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技台の施錠
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技台として、たとえば、図5
に示すようなパチンコ台がある。このパチンコ台は、適
当な場所に鍵穴1を備えており、この鍵穴1にキーを差
し込んで回すとパチンコ台の盤面(ガラス面)2と枠面
(遊技台全面)3とがそれぞれ選択的に開くように構成
されている。たとえば、キーを鍵穴1に差し込んで右に
回せば盤面2用のロックが解錠されて盤面2が開き、キ
ーを鍵穴1に差し込んで左に回せば枠面3用のロックが
解錠されて枠面3が開く。鍵穴1の形状は、通常、適当
な台数ごとにそれぞれ異なっている。なお、同図中、符
号「4」はハンドルである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパチンコ台の施錠装置にあっては、単にキー
を鍵穴1に差し込んで回すだけでロックが解錠されるた
め、鍵穴1の形状に合ったキーを複製(コピー)すれば
容易にパチンコ台の盤面2や枠面3を不正に開けること
ができる。上記のように鍵穴1の種類は通常それほど多
くはなく、キーのコピーは比較的容易になされうるた
め、パチンコ台が不正に開けられるおそれは比較的大き
いといえる。パチンコ台が不正に開けられるのを防止し
てその安全性を高めるためには、鍵穴1の形状のパター
ンを多くする、たとえば、個々のパチンコ台ごとに鍵穴
1の形状を変えることが考えられるが、この場合には、
キーの個数が多くなり店員が数多くのキーを持ち歩かね
ばならなくなるので、管理の上で不便である。今日のパ
チンコ台はマイコンを使ったものが主流であり、マイコ
ンに内蔵されるROM(メモリ)を交換するだけで容易
にパチンコ台の入賞の確率などを変えることができるの
で、パチンコ台に対する不正行為を防止することはきわ
めて重要な課題となっている。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、パチンコ遊技台が不正に開
けられるのを有効に防止しうるパチンコ遊技台の施錠装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、内蔵メモリにIDコードを
記憶したトランスポンダ素子と、パチンコ遊技台の開閉
部を電気的にロックするロック手段と、前記トランスポ
ンダ素子とアクセスし、そのトランスポンダ素子に記憶
されているIDコードを読み込む読込手段と、前記読込
手段によって読み込まれたIDコードを照合用のIDコ
ードと照合する照合手段と、前記照合手段による照合の
結果として前記読み込まれたIDコードが前記照合用の
IDコードと一致するときに、前記ロック手段を解錠す
る信号を出力する解錠信号出力手段とを有することを特
徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
のパチンコ遊技台の施錠装置において、前記トランスポ
ンダ素子は鍵穴に差し込まれるキーに埋め込まれている
ことを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
のパチンコ遊技台の施錠装置において、前記トランスポ
ンダ素子は鍵穴に差し込まれるキーに連結されているこ
とを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
のパチンコ遊技台の施錠装置において、パチンコ遊技台
が複数の開閉部を有する場合には、当該複数の開閉部を
それぞれ電気的にロックする複数のロック手段と、当該
複数のロック手段の中から解錠の対象となるロック手段
を選択する選択手段とを有することを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
のパチンコ遊技台の施錠装置において、前記複数のロッ
ク手段は、パチンコ遊技台の盤面を電気的にロックする
第1ロック手段と、パチンコ遊技台の枠面を電気的にロ
ックする第2ロック手段であることを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、上記請求項5記載
のパチンコ遊技台の施錠装置において、前記トランスポ
ンダ素子は鍵穴に差し込まれるキーに埋め込まれてお
り、また、前記選択手段は、鍵穴に差し込まれたキーが
回された方向によりそれぞれ前記第1ロック手段または
前記第2ロック手段を選択することを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明は、上記請求項5記載
のパチンコ遊技台の施錠装置において、前記トランスポ
ンダ素子は鍵穴に差し込まれるキーに連結されており、
また、前記選択手段は、鍵穴に差し込まれたキーが回さ
れた方向によりそれぞれ前記第1ロック手段または前記
第2ロック手段を選択することを特徴とする。
【0012】請求項8記載の発明は、上記請求項2、
3、6、または7記載のパチンコ遊技台の施錠装置にお
いて、前記読込手段はアンテナを備えており、当該アン
テナは前記鍵穴の周囲にそれと一体に形成されているこ
とを特徴とする。
【0013】請求項9記載の発明は、上記請求項2、
3、6、または7記載のパチンコ遊技台の施錠装置にお
いて、前記読込手段はアンテナを備えており、当該アン
テナは前記キーが前記鍵穴に差し込まれた状態において
前記トランスポンダ素子とアクセスしうる位置に設置さ
れていることを特徴とする。
【0014】
【作用】このように構成された請求項1記載の発明にあ
っては、トランスポンダ素子は内蔵メモリにIDコード
を記憶しており、読込手段はそのトランスポンダ素子と
アクセスし、そのトランスポンダ素子に記憶されている
IDコードを読み込む。読み込まれたIDコードは照合
手段によって照合用のIDコードと照合される。この照
合の結果として読み込まれたIDコードが照合用のID
コードと一致すれば、解錠信号出力手段からロック手段
へ解錠信号が出力され、ロック手段はパチンコ遊技台の
開閉部を電気的に解錠する。これにより、パチンコ遊技
台の開閉部を開けることが可能となる。
【0015】請求項2記載の発明にあっては、上記請求
項1記載の発明の作用において、トランスポンダ素子を
鍵穴に差し込まれるキーに埋め込んだので、キーによっ
て持ち運びができるとともに、トランスポンダ素子を使
った電気的なロック機構と、キーと鍵穴による従来の機
械的なロック機構との併用が可能となる。
【0016】請求項3記載の発明にあっては、上記請求
項1記載の発明の作用において、トランスポンダ素子を
鍵穴に差し込まれるキーに連結したので、キーと一緒に
持ち運びができるとともに、トランスポンダ素子を使っ
た電気的なロック機構と、キーと鍵穴による従来の機械
的なロック機構との併用が可能となる。
【0017】請求項4記載の発明にあっては、上記請求
項1記載の発明の作用において、パチンコ遊技台に複数
の開閉部がある場合には、それら複数の開閉部は対応す
るロック手段によって電気的にロックされ、選択手段は
複数のロック手段の中から解錠の対象となるロック手段
を選択する。解錠信号出力手段からの解錠信号は、その
選択手段によって選択されたロック手段に対して出力さ
れる。
【0018】請求項5記載の発明にあっては、上記請求
項4記載の発明の作用において、複数のロック手段は第
1ロック手段と第2ロック手段の二つのロック手段から
なり、選択手段によって第1ロック手段が選択されこれ
に解錠信号出力手段から解錠信号が入力された場合はパ
チンコ遊技台の盤面のロックが電気的に解錠され、選択
手段によって第2ロック手段が選択されこれに解錠信号
出力手段から解錠信号が入力された場合はパチンコ遊技
台の枠面のロックが電気的に解錠される。
【0019】請求項6記載の発明にあっては、上記請求
項5記載の発明の作用において、トランスポンダ素子を
鍵穴に差し込まれるキーに埋め込んだので、キーによっ
て持ち運びができるとともに、トランスポンダ素子を使
った電気的なロック機構と、キーと鍵穴による従来の機
械的なロック機構との併用が可能となる。その際、選択
手段は、鍵穴に差し込まれたキーが回された方向によっ
てそれぞれ第1ロック手段または第2ロック手段を選択
する。
【0020】請求項7記載の発明にあっては、上記請求
項5記載の発明の作用において、トランスポンダ素子を
鍵穴に差し込まれるキーに連結したので、キーと一緒に
持ち運びができるとともに、トランスポンダ素子を使っ
た電気的なロック機構と、キーと鍵穴による従来の機械
的なロック機構との併用が可能となる。その際、選択手
段は、鍵穴に差し込まれたキーが回された方向によって
それぞれ第1ロック手段または第2ロック手段を選択す
る。
【0021】請求項8記載の発明にあっては、上記請求
項2、3、6、または7記載の発明の作用において、読
込手段を構成するアンテナを鍵穴の周囲にそれと一体に
形成したので、単にキーを鍵穴に差し込むだけでトラン
スポンダ素子に記憶されたIDコードが読込手段によっ
て読み込まれる。
【0022】請求項9記載の発明にあっては、上記請求
項2、3、または7記載の発明の作用において、読込手
段を構成するアンテナを、キーが鍵穴に差し込まれた状
態においてトランスポンダ素子とアクセスしうる位置に
設置したので、単にキーを鍵穴に差し込むだけでトラン
スポンダ素子に記憶されたIDコードが読込手段によっ
て読み込まれる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例によるパチンコ台の概略
正面図である。なお、図5と共通する部分には同一の符
号を付してある。この実施例では、従来のパチンコ台に
おける鍵穴1を使用した施錠装置に対し、トランスポン
ダ素子を使った電気的なキーシステムを付加した構成と
なっている。すなわち、このパチンコ台は、適当な場所
に鍵穴1を有し、この鍵穴1にキーを差し込んで、たと
えば、右に回すと盤面(ガラス面)2が開き、左に回す
と枠面(遊技台全面)3が開くようになっているが、そ
の際、後述するように、盤面2と枠面3にはそれぞれ電
気的なロック機構が設けられており、トランスポンダ素
子のIDコードによってそれら電気的なロック機構が解
錠されるように構成されている。この場合、電気的キー
システムを構成するものとして、トランスポンダ素子の
IDコードを読み取るためのアンテナが必要となるが、
ここでは、かかるアンテナ5を鍵穴1の周囲にこれと一
体に形成している。一体化されたアンテナ5と鍵穴1部
は、パチンコ台の使い勝手の良い場所であればどこに設
置してもよい。
【0024】トランスポンダ素子は、周知のように、自
ら電源を持たずに(バッテリーレス)外部磁界からのエ
ネルギーを受けてデータの送受信を行うことができるも
のであって、コイル(アンテナ)とICからなってい
る。ICは、さらに、メモリ、制御部、非接触インタフ
ェースなどの機能単位からなっている。メモリは、たと
えば、記憶内容を電気的に書き替え可能な不揮発性メモ
リであるEEPROMで構成されている。このメモリに
は、あらかじめ、パチンコ台解錠用のIDコード(たと
えば、48ビット)が記憶されている。このように構成
されたトランスポンダ素子は、コイルを介して外部から
の磁界エネルギー(たとえば、125kHz)を受ける
と起動し、メモリに記憶されているIDコードのデータ
を外部へ送信する機能を有している。トランスポンダ素
子の通信可能距離は、通常、最大で、たとえば、3〜5
cmである。
【0025】図2はトランスポンダ素子の使い方を示す
図である。トランスポンダ素子6をパチンコ台のキーシ
ステムに取り込む場合、キー7に対する装着の仕方によ
って二つの使い方がある。すなわち、図2(A)に示す
ように、スティック型のトランスポンダ素子6aをキー
7のグリップ部8に埋め込んで使う場合(キーグリップ
タイプ)と、図2(B)に示すように、コイン型のトラ
ンスポンダ素子6bをキーホルダーのようにして連結部
材9によりキー7に吊り下げて使う場合(キーホルダー
タイプ)とである。どちらの使い方をするかによって、
好ましいアンテナの設置場所や操作の仕方などが若干違
ってくる。本実施例では、アンテナ5を鍵穴1の周囲に
装着しているので(図1参照)、この場合により適合す
るものとして、ここでは、図2(A)に示すキーグリッ
プタイプのものを例にとって説明する。アンテナ5を鍵
穴1と一体に形成した場合、単にキー7を鍵穴1に差し
込むだけで、キー7の中のトランスポンダ素子6はアン
テナ5との通信が可能な領域内にくることになる。
【0026】図3は本実施例におけるパチンコ台の電気
的キーシステムの構成を示すブロック図である。この電
気的キーシステムは、トランスポンダ素子6を埋め込ん
だキー7(キーグリップタイプ)と、トランスポンダ素
子6のIDコードを読み取るための読込手段としてのア
ンテナ5と、アンテナ5を介してトランスポンダ素子6
に磁気エネルギーを供給するとともにデータの送受信を
行う送受信回路10と、鍵穴1にキー7が差し込まれど
ちらの方向に回されたかを検出する選択手段としてのキ
ー差し込み検出スイッチ11と、パチンコ台の盤面(ガ
ラス面)2を電気的にロックする第1ロック手段として
の盤面電磁ロック機構12と、パチンコ台の枠面(遊技
台全面)3を電気的にロックする第2ロック手段として
の枠面電磁ロック機構13と、外部電源14とから構成
されている。キー差し込み検出スイッチ11は鍵穴1の
内部に装着されている。また、各電磁ロック機構12、
13は電磁ソレノイドを有しており、電気的信号により
電磁ソレノイドを励磁させることによってロック状態が
解除されるように構成されている。外部電源は、たとえ
ば、通常の家庭用AC100V電源である。
【0027】送受信回路10は、IDコードを照合し各
部を制御する照合手段および解除信号出力手段として機
能するCPU15と、あらかじめ設定された照合用のI
Dコード(たとえば、48ビット)を記憶するEEPR
OM16と、アンテナ5を駆動する送信回路17と、ア
ンテナ5で受信した信号を処理(増幅、整形など)する
受信回路18と、外部電源14からの入力電圧を変換し
て各部に送る電源回路19とから構成されている。CP
U15の入力ポートにはキー差し込み検出スイッチ11
が接続され、CPU15の出力ポートには盤面電磁ロッ
ク機構12(電磁ソレノイド)と枠面電磁ロック機構1
3(電磁ソレノイド)がそれぞれ接続されている。CP
U15は、キー差し込み検出スイッチ11からの信号に
より、たとえば、鍵穴1に差し込まれたキー7が右に回
された場合は盤面2を解錠対象とし、左に回された場合
は枠面3を解錠対象とするものと認識するように構成さ
れている。
【0028】図4は上記のように構成されたパチンコ台
キーシステムの動作を示すフローチャートである。キー
7が鍵穴1に差し込まれ左右のどちらか一方に回される
と、CPU15は、キー差し込み検出スイッチ11から
の信号により、鍵穴1に差し込まれたキー7が左右のど
ちら側に回されたかを判断する(ステップS1)。
【0029】ステップS1の判断の結果としてキー7が
右に回された場合は、CPU15は、盤面(ガラス面)
2が解錠の対象となっているものと認識し(ステップS
2)、送信回路17を介してアンテナ5から磁界(たと
えば、125kHz)を発生させ(ステップS3)、キ
ー7の中に設置されたトランスポンダ素子6からキーI
Dコードを読み込む(ステップS4)。すなわち、アン
テナ5から磁界(125kHz)が発生すると、その磁
界のエネルギーを受けてキー7の中のトランスポンダ素
子6が起動し、メモリに記憶されているキーIDコード
のデータをコイルを介して外部へ送信する。このキーI
Dコードのデータはアンテナ5で受信されて電気信号に
変換された後、受信回路18においてその受信信号の増
幅や整形などの処理を経て、CPU15に送られる。
【0030】ステップS4でCPU15にキーIDコー
ドが読み取られると、CPU15は、EEPROM16
から照合用のIDコードを読み出して、IDコードの解
析を行い、トランスポンダ素子6のキーIDコードが照
合用のIDコードと一致するかどうかを判断する(ステ
ップS5)。この判断の結果としてIDコードが一致す
れば、盤面電磁ロック機構12を解錠する信号をそれを
構成する電磁ソレノイドに出力し、盤面電磁ロック機構
12を解錠させる(ステップS6)。これにより、盤面
2を開けることが可能となる。これに対し、ステップS
5の判断の結果としてIDコードが一致しなければ、処
理を終了し、盤面2のロック状態はそのまま維持され
る。
【0031】ステップS1の判断の結果としてキー7が
左に回された場合には、CPU15は、枠面(遊技台全
面)3が解錠の対象となっているものと認識し(ステッ
プS7)、上記と同様に、送信回路17を介してアンテ
ナ5から磁界(125kHz)を発生させ(ステップS
8)、キー7の中に設置されたトランスポンダ素子6か
らキーIDコードを読み込む(ステップS9)。読み込
まれたキーIDコードは、CPU15で、EEPROM
16に記憶されている照合用のIDコードと照合され、
これらのIDコードが一致するかどうかが判断される
(ステップS10)。この判断の結果としてIDコード
が一致すれば、枠面電磁ロック機構13を解錠する信号
をそれを構成する電磁ソレノイドに出力し、枠面電磁ロ
ック機構13を解錠させる(ステップS11)。これに
より、枠面3を開けることが可能となる。これに対し、
ステップS10の判断の結果としてIDコードが一致し
なければ、処理を終了し、枠面3のロック状態はそのま
ま維持される。
【0032】次に、第2の実施例について説明する。こ
の実施例は、図2(B)に示すキーホルダータイプのト
ランスポンダ素子付きキーを用いてパチンコ台を電気的
に解錠するものであって、好ましくは、コイン型のトラ
ンスポンダ素子6bと通信可能な位置にアンテナが設置
されている。たとえば、キー7を鍵穴1に差し込んだ時
にコイン型のトランスポンダ素子6bが吊り下がった位
置の真正面にアンテナを設置する。この場合、上記の第
1の実施例と異なり、アンテナは鍵穴1とは別の場所に
設けられたことになる。なお、連結部材9の長さが短い
場合には、第1実施例と同様に、アンテナと鍵穴1を一
体に形成してもよい。その他の構成(図3参照)および
動作(操作方法を含む。)(図4参照)は第1実施例と
同様であるから、その説明は省略する。
【0033】次に、第3の実施例について説明する。こ
の実施例では、上記の第1実施例および第2実施例と異
なり、鍵穴1を廃止し、アンテナ5だけをパチンコ台に
形成している。鍵穴の廃止によりキーは不要となるの
で、トランスポンダ素子は、たとえば、携帯または管理
に便利な適当なケースに収容されたり、そうした適当な
形状に成形されている。このトランスポンダ素子を用い
たキーシステムの構成は、図3に示した構成とほぼ同じ
であるから、その説明は省略する。ただし、第1実施例
と第2実施例では、キー7が鍵穴1に差し込まれ左右の
どちらかに回されたことをキー差し込み検出スイッチ1
1で検出したときにアンテナ5に通電し磁界を発生させ
るようにしているが、この実施例では、鍵穴1がないの
で、キー差し込み検出スイッチ11に代わるものとし
て、アンテナ5に通電するタイミングを形成するための
スイッチなどが必要となる。具体的には、たとえば、盤
面2用と枠面3用のそれぞれの隠しスイッチを設けてお
き、解錠したいどちらか一方の隠しスイッチを押してか
らトランスポンダ素子をアンテナに近づけると、トラン
スポンダ素子からIDコードが読み取られ、照合用のI
Dコードと一致すれば、選択されたスイッチに対応する
電磁ソレノイドにより盤面2または枠面3のロックが解
除される。なお、盤面2用と枠面3用の各隠しスイッチ
に代えて、アンテナ5に通電するための共通の隠しスイ
ッチと解錠対象を選択するための隠しスイッチとを設け
るようにしてもよい。
【0034】したがって、上記した各実施例によれば、
トランスポンダ素子6を使ってIDコードの照合を行
い、IDコードが一致したときにロックを電気的に解除
するようにしたので、IDコードを知らない限りパチン
コ台を不正に開けることがほとんど不可能となり、キー
による解錠のみに比べパチンコ台の安全性が向上する。
特に第1実施例と第2実施例では、キーのコピーを使っ
たとしても、さらにIDコード(電気的信号)が一致し
ない限りはパチンコ台を開けることが不可能であるか
ら、パチンコ台の安全性はきわめて向上することにな
る。
【0035】なお、上記の各実施例では、IDコードは
あらかじめ設定されたままとなっているが、これに限定
されるわけではない。たとえば、通信しIDコードの照
合を行うたびに、その都度、CPU15で新しいIDコ
ードを乱数により作成し、ローリングIDコードとして
トランスポンダ素子6のメモリ(EEPROM)のデー
タおよび送受信回路10内のEEPROM16のデータ
をその新IDコードに書き替え、登録するようにしても
よい。その都度書き替えられるローリングIDコードを
使用することにより、パチンコ台に対する不正行為をさ
らにより一層有効に防止することができる。
【0036】また、上記の第1実施例および第2実施例
では、キー7を鍵穴1に差し込んで回すと自動的にトラ
ンスポンダ素子6からIDコードが読み取られるように
なっているが、これに限定されるわけではない。たとえ
ば、アンテナと鍵穴を別々の場所に設けておき、トラン
スポンダ素子をアンテナの場所に近づけてIDコードの
照合をした後キーを鍵穴に差し込んでロックを解錠する
ようにしてもよい。この場合には、第3実施例と同様、
アンテナに通電するタイミングを形成しまた解錠対象を
選択するための隠しスイッチなどが必要となる。
【0037】また、上記の各実施例では、本発明のキー
システムをパチンコ台に適用した場合を例にとって説明
したが、本発明は、開閉部を持った遊技台であればどの
ようなものにでも適用可能であることはもちろんであ
る。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、トランスポンダ素子を用いてIDコードの照
合によりパチンコ遊技台の開閉部を解錠するので、ID
コードが一致しない限りパチンコ台を開けることが不可
能となり、パチンコ遊技台の安全性が向上する。
【0039】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、トランスポンダ素子を鍵
穴に差し込まれるキーに埋め込んだので、キーとの併用
により利便性および安全性が向上する。
【0040】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、トランスポンダ素子を鍵
穴に差し込まれるキーに連結したので、キーとの併用に
より利便性および安全性が向上する。
【0041】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果において、パチンコ遊技台に複数の
開閉部がある場合にも同一のシステムで対応できる。
【0042】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
4記載の発明の効果において、パチンコ遊技台の盤面お
よび枠面が不正に開けられるのが有効に防止される。
【0043】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
5記載の発明の効果に加えて、鍵穴に差し込まれたキー
の回された方向によって解錠対象を選択するので、所望
の部位の解錠に際し、単にキーを鍵穴に差し込んで回す
だけでよく、操作の簡単化が図られる。
【0044】請求項7記載の発明によれば、上記請求項
5記載の発明の効果に加えて、鍵穴に差し込まれたキー
の回された方向によって解錠対象を選択するので、所望
の部位の解錠に際し、単にキーを鍵穴に差し込んで回す
だけでよく、操作の簡単化が図られる。
【0045】請求項8記載の発明によれば、上記請求項
2、3、6、または7記載の発明の効果に加えて、アン
テナを鍵穴と一体に形成したので、単にキーを鍵穴に差
し込むだけでトランスポンダ素子のIDコードの読取り
が可能となり、操作の簡単化が図られる。
【0046】請求項9記載の発明にあっては、上記請求
項2、3、または7記載の発明の効果に加えて、アンテ
ナをキーが鍵穴に差し込まれた状態でトランスポンダ素
子とアクセスしうる位置に設置したので、単にキーを鍵
穴に差し込むだけでトランスポンダ素子のIDコードの
読取りが可能となり、操作の簡単化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるパチンコ台の概略正
面図
【図2】 トランスポンダ素子の使い方を示す図
【図3】 第1の実施例におけるパチンコ台の電気的キ
ーシステムの構成を示すブロック図
【図4】 図3のパチンコ台キーシステムの動作を示す
フローチャート
【図5】 従来のパチンコ台の一例を示す概略正面図
【符号の説明】
1…鍵穴 2…盤面 3…枠面 5…アンテナ(読込手段) 6…トランスポンダ素子 7…キー 10…送受信回路 11…キー差し込み検出スイッチ(選択手段) 12…盤面電磁ロック機構(第1ロック手段) 13…枠面電磁ロック機構(第2ロック手段) 15…CPU(照合手段、解錠信号出力手段) 16…EEPROM 17…送信回路 18…受信回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵メモリにIDコードを記憶したトラ
    ンスポンダ素子(6)と、 パチンコ遊技台の開閉部を電気的にロックするロック手
    段(12、13)と、 前記トランスポンダ素子(6)とアクセスし、そのトラ
    ンスポンダ素子(6)に記憶されているIDコードを読
    み込む読込手段(5)と、 前記読込手段(5)によって読み込まれたIDコードを
    照合用のIDコードと照合する照合手段(15)と、 前記照合手段(15)による照合の結果として前記読み
    込まれたIDコードが前記照合用のIDコードと一致す
    るときに、前記ロック手段(12、13)を解錠する信
    号を出力する解錠信号出力手段(15)と、 を有することを特徴とするパチンコ遊技台の施錠装置。
  2. 【請求項2】 前記トランスポンダ素子(6)は鍵穴
    (1)に差し込まれるキー(7)に埋め込まれているこ
    とを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技台の施錠装
    置。
  3. 【請求項3】 前記トランスポンダ素子(6)は鍵穴
    (1)に差し込まれるキー(7)に連結されていること
    を特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技台の施錠装
    置。
  4. 【請求項4】 パチンコ遊技台が複数の開閉部を有する
    場合には、当該複数の開閉部をそれぞれ電気的にロック
    する複数のロック手段(12、13)と、当該複数のロ
    ック手段(12、13)の中から解錠の対象となるロッ
    ク手段を選択する選択手段(11)とを有することを特
    徴とする請求項1記載のパチンコ遊技台の施錠装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のロック手段(12、13)
    は、パチンコ遊技台の盤面(2)を電気的にロックする
    第1ロック手段(12)と、パチンコ遊技台の枠面
    (3)を電気的にロックする第2ロック手段(13)で
    あることを特徴とする請求項4記載のパチンコ遊技台の
    施錠装置。
  6. 【請求項6】 前記トランスポンダ素子(6)は鍵穴
    (1)に差し込まれるキー(7)に埋め込まれており、
    また、前記選択手段(11)は、鍵穴(1)に差し込ま
    れたキー(7)が回された方向によりそれぞれ前記第1
    ロック手段(12)または前記第2ロック手段(13)
    を選択することを特徴とする請求項5記載のパチンコ遊
    技台の施錠装置。
  7. 【請求項7】 前記トランスポンダ素子(6)は鍵穴
    (1)に差し込まれるキー(7)に連結されており、ま
    た、前記選択手段(11)は、鍵穴(1)に差し込まれ
    たキー(7)が回された方向によりそれぞれ前記第1ロ
    ック手段(12)または前記第2ロック手段(13)を
    選択することを特徴とする請求項5記載のパチンコ遊技
    台の施錠装置。
  8. 【請求項8】 前記読込手段(5)はアンテナ(5)を
    備えており、当該アンテナ(5)は前記鍵穴(1)の周
    囲にそれと一体に形成されていることを特徴とする請求
    項2、3、6、または7記載のパチンコ遊技台の施錠装
    置。
  9. 【請求項9】 前記読込手段(5)はアンテナ(5)を
    備えており、当該アンテナ(5)は前記キー(7)が前
    記鍵穴(1)に差し込まれた状態において前記トランス
    ポンダ素子(6)とアクセスしうる位置に設置されてい
    ることを特徴とする請求項2、3、6、または7記載の
    パチンコ遊技台の施錠装置。
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