JPS58575A - 電子錠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 等に適する、鍵組合せ符号を容易に変更できる電子錠に
関する。

ホテル或はアパート等のように居住者が入れ代ることの
多い部屋の鍵は、利用者が代る度に別の鍵組合せ符号に
することが防犯上望ましい。

この為に利用者が入れ代る度に、部屋の鍵組合せ符号全
変更できるようにした錠がいくつか提案された。

従来のこれらの錠は、鍵の鍵組合せ符号を変更するには
、特定の定められた人が、定められた手順をふむことに
よってのみ変更できるものか、或は錠とホテルのフロン
トとを電線で結んだものであった。

しかしホテル等では、一人の客がチェックアウトする度
に、特定の人例えば支配人等が、その都度その部屋へ行
って鍵部合せ符号を変更するのは面倒なことであり、又
総ての錠からフロント迄配線するのも大変なことであっ
た。

本発明はそのような手続をふまずにフロントで新しい客
に対して新しい鍵を発行するだけで古い鍵を無効にする
、配線を必要としない簡便で且つ安全度の高い、ホテル
用等に適した電子錠を提供することを目的とする。

以下発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の電子錠の実施例を示すブロック図であ
る。第１図で１は錠本体、２は鍵、３は読取器、４は照
合器、５は第１メモリ、６は第２メモリ、７は第６メモ
リ、８は制御器、９は閂（デッドボルト）、１ｏは書込
器、１１は鍵２に埋込まれた鍵部合せ符号の−っ１２は
鍵２に埋込まれた他の一つの鍵部合せ符号である。

鍵２には異なった二つの独立した鍵部合せ符号１１およ
び１２がが埋込まれている。

その形態は、磁気ストライプ上の磁気的信号、或は、光
学的模様、或は、半導体メモリ等に依っている。

又、この符号１１は、正規の鍵部合せ符号か又は、正規
の新規鍵組合せ符号の２種類のいずれかによ多構成され
ている。一方もう一つの鍵部合せ符号１２は全く独立し
た鍵部合せ符号であり、乱数表等によって決められるも
のである。

以下本電子錠の動作の説明をする。

今客Ａが持っている鍵２の鍵部合せ符号１１の内容をＸ
、鍵部合せ符号１２の内容をａとし、前記Ｘは正規の鍵
部合せ符号の内容であるとする。

一方錠本体１の中のメモリの内容も予め、決められてお
り、今第１メモリ５の内容がＸ、第２メモリ６の内容が
Ｙ１第３メモリ７の内容がａであるとする。

そして、上述のような鍵部合せ符号を有する鍵２が挿入
されたとする。

鍵部合せ符号Ｘ、およびａは読取器３を通して照合器４
へ送られる。照合器４では第１メモリ５＼および第２メ
モリ６の内容と、鍵部合せ符号Ｘとを、更に第３メモリ
７の内容と鍵部合せ符号ａとをそれぞれ比較する。

そしてこの場合第２図（イ）に示したように１鍵からの
組合せ符号１１の内容Ｘと第１メモリ５の内容Ｘとが、
又鍵からの組合せ符号１２の内容ａと第３メモリ７の内
容ａとがそれぞれ一致するので、この場合は制御器７は
その鍵を正規の鍵と判断して閂９を制御し、施錠或は解
錠する。この際、第６メモリ７の内容ａはそのまま残さ
れる。

即ち、この鍵で何回でも施解錠が可能である。

次にこの鍵（符号内容Ｘ、ａ）の持主Ａが、ホテルをチ
ェックアウトしたとする。そして次の客Ｂが同じ室を使
用するとする。この時にはフロントで新しい鍵２を発行
して客Ｂに渡す。この時折しい鍵２の鍵部合せ符号は次
のようにして作る。

鍵部合せ符号１１の内容には、Ｘの代りに、正規の新規
鍵組合せ符号内容を示すＹを割当てる。

そして鍵部合せ符号１２の内容には、ａの代シに乱数表
等を使用して全く新しい鍵部合せ符号すを割当てる。客
Ｂはこの鍵を持って指定された室に行き、鍵を差し込む
。

−の組合せ符号Ｙおよびｂは読取器６によって読取られ
、照合器４へ送られる。

この時照合器４では、第１メモリ５および第２メモリ乙
の内容と鍵部合せ符号Ｙとを比較し、Ｙが第２メモリ６
の内容Ｙと合っているので、これが新しい正規の鍵であ
ると判定し、制御器７を動かして、閂８を操作して施解
錠を行う。その後制御器７により、書込器’１０を操作
し、鍵の組合せ符号１１の内容ＹをＸに書き換えるとと
もに、更に正規の新規な鍵の組合せ符号１２の内容すを
第３メモリに書き込む。

客Ｂが２回目以後に鍵を使う場合は、鍵部合せ符号１１
の内容又と、第１メモリ５の内容Ｘとが、又鍵部合せ符
号１２の内容すと、第６メモリ７の内容すが一致するの
で、先の客Ａの場合と同じく何回でも正規の鍵として使
用できる。この場合第６メモリ７の内容すは、第１メモ
リ５の内容Ｘと、鍵部合せ符号１１の内容Ｘとが一致し
ているので変らない。

又先客人が前の鍵（ｆｉｔ！組合せ符号Ｘ、ａ）金持つ
ていて、これを錠に挿入しても第２図（ハ）に示したよ
うに鍵組合せ符号ａと、第６メモリ７の内容すが一致し
ないから、この鍵は無効である。

従って客Ｂが室の使用を開始して第５メモリ７の内容が
ｂに変った瞬間から客人の鍵は無効となる。

今この鍵組合せ符号１１、および１２にそれぞれ２０ビ
ツトを割当てたとすると、鍵違いはそれぞれ１００万個
づつ位になり、合鍵を作ることは困難で防犯性は高い。

又客Ｂが鍵を使用した後も客Ａの鍵が有効である為には
、客Ｂの鍵組合せ符号すと同じでなければならないが、
前述したように鍵組合せ符号の数は１００万通シあるか
ら、フーロンドで新しい鍵を発行する時に先客の鍵組倉
せ符号と異なる鍵組合せ符号を選ぶことは容易である。

このようにして客が交替する度に先客の鍵を無効にする
ことができる。

又本発明では鍵の組合せ符号１１の内容Ｘ、又はＹはホ
テルの室番号に関連して割付けることができる。即ち家
屋１．２・・・・・・に対してそれぞれ、Ｘ、Ｙ、、　
　ＸλＹｉ、・・・・・・を対応させる。

このようにすることによって、例えば前述の客Ｂは指定
された室以外の室に行って鍵を挿入して入れない。又上
述の家屋に対応させた鍵の組合せ符号１１の内容Ｘ、　
Ｙ＋　、Ｌ　Ｙｘ、・・・・・・は、前述のごと（ｌｏ
ｏ万個もの組合せがあるので、任意の室で鍵組合せ符号
とメモリの内容が一致することは殆んどなく、客Ｂは指
定された室以外には入れないこと、になる。

新しい客が新しい鍵を使って入る迄先客の鍵は有効であ
るが、無人の室は特に防護する意味はないから、このこ
とは本方式の欠点とはならない。

又、先客が自分の室の鍵の符号を解読していたとしても
、次の客が入った後にはその室に入ることは殆んど不可
能である。何故ならフロントで発行。

された新しい鍵組合せ符号（前述の例ではｂ）を１００
万通りの組合せ中から当てなければならないからである
。

照合器４は前述のように、鍵から読出される二つの鍵組
合せ符号と、錠本体に内蔵されている三つのメモリ内容
とを、照合して正規な鍵か否か或は正規な新規の鍵か否
かを判断し、新規の鍵の場合はメモリ内容を新しいのに
変えるように制御器に指令を出さなければならないが、
このような能力を持つ照合器４はマイクロコンピュータ
で実現することができる。又制御器７もマイクロコンピ
ュータで、第１メモリ５、第２メモリ６、第３メモｌＪ
７＋ｊ）マイクロコンピュータのＲＡＭやＲＯＭで容易
に実現できる。

鍵には独立した二つの鍵組合せ符号１１．１２がなけれ
ばならないか、Ｉ）これは一つの鍵組合せ符７号を２０
ビツトで構成すると、４０ビツトの内容が必要であると
いうことであり、これが一つの磁気ストライプ上に連続
して記録されていても或は別々に二つのストライプ上に
記録されていても差支えない。

要は同じ数のビットで構成される二つの鍵組合せ符号に
分解できるような構成の情報が鍵の中に入っていればよ
い。

又、錠本体１内部の第３メモリ７の内容は新規の鍵が挿
入されるごとに書き換えられる為、書き換え可能なメモ
リでなければならないが、第１メモリ５、および第２メ
モリ６は、書き換えが不可能でも可能でもいずれでもよ
い。

例えば本電子錠をホテルで使用する場合は室の数も多く
なる為、書き換え可能なメモリを使用し、に メモリ乙の内容を変更する等することにより安全性は非
常に高まるっ一方玄関錠等に本電子錠を使用する場合は
、第１メモリ５、および第２メモリ６は固定メモリであ
っても鍵組合せ符号１２の内容は前述のとと（，１００
万個の組合せがあるので１２の内容を変えるだけでも充
分である。

上述のように独立した二つ以上の鍵組合せ符号を具えた
鍵と、書き換え可能なメモリと、鍵組合せ符号とメモリ
内容を照合する装置とを具えた本発明の電子錠によって
、次のような色々の特長を得ることができる。

（１）新しい鍵を錠本体に挿入することにより自動的に
古い鍵は無効となる故、鍵の紛失、盗難、複製等による
防犯性能の低下を心配する必要がない。

（２）錠本体に内蔵されている鍵組合せ符号を新しい鍵
の鍵組合せ符号に変更する為に特別な道具を必要とせず
、単に一定の法則に従った新規の鍵を発行しさえすれば
よい。

従って例えば本電子錠を玄関錠に使っている場合、複数
個の鍵の一つを紛失した場合、製造元等から新規の鍵を
送ってもらえば、簡単に紛失した鍵を無効にできる。又
ホテル等では鍵組合せ符号の変更の為に特別な道具を持
って従業員が錠の所迄行く必要がない。

（５）電子錠本体を電池で動作させれば、鍵組合せ符号
の変更或は管理の為の配線を必要とし々い。

（４）一度新しい鍵が使われた後は、例え古い鍵の鍵組
合せ符号が解読されても、合鍵が作られるおそれは殆ん
どない。

以上のように本発明は数々の長所を持つ簡便な電子錠を
提供できてその効果は著しい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すブロック図、第２図はメ
モリと鍵組合せ符号との関係を示す図である。 １・・・錠本体、２・・・鍵、３・・・読取器、４・・
・照合器、５．６．７・・・メモリ、８・・・制御器、
９・・閂、１０・・・書込器、１１．１２・・・鍵組合
せ符号特許出願人　　国際技術開発株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）独立した二つ以上の鍵組合せ符号を有しそのうち
   の一つは正規の鍵組合せ符号か又は正規の新規鍵組合せ
   符号を示す鍵と、正規の鍵組合せ符号を記憶したメモリ
   と、正規の新規鍵組合せ符号を記憶したメモリと、鍵組
   合せ符号を記憶する為の書き換え可能なメモリと、前記
   鍵の鍵組合せ符号を読取る読取器と、読取られた鍵組合
   せ符号と前記メモリの内容とが一致するかどうか照合す
   る照合器と、前記照合器で正規の新規鍵と判定された時
   は前記鍵の鍵組合せ符号のうち正規の新規鍵組合せ符号
   を正規の鍵組合せ符号に書き換え、更に前記書き換え可
   能なメモリの内容を前記鍵のもう一つの鍵組合せ符号に
   書き換える手段と、前記照合器の出力で制御される施解
   錠手段とを備えたことを特徴とする電子錠。
2. （２）正規の鍵組合せ符号か又は正規の新規鍵組合せ符
   号を示す鍵組合せ符号を室番号に対応する組合せ符号と
   した特許請求の範囲第１項記載の電子錠。