JP2006320510A - 遊技機及び遊技機の設定変更方法並びにプログラム - Google Patents

遊技機及び遊技機の設定変更方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 遊技機筐体に設定変更用の機器を設けなくてすむようにする。
【解決手段】 内部抽選及び入賞判定に使用する複数のテーブルと、内部動作に関する設定値を記憶する設定値記憶部と、前記設定値記憶部の設定値に対応するテーブルを前記複数のテーブルから選択し、遊技者の操作を受けたとき選択された当該テーブルに基づき内部抽選及び入賞判定を行い、入賞に応じて遊技媒体を払い出す制御部と、を備える遊技機において、予め定められた時間間隔で又は予め定められた時刻に外部(ホールコンピュータ)からパスワードを受信し、当該パスワードを前記遊技機に予め記憶されたパスワードと照合し、これらが一致したときに外部へ設定変更可能信号を送信し、外部から設定値を受信して前記設定値記憶部に記憶し、外部へ設定変更終了信号を送る。
【選択図】 図2

Description

この発明は、スロットマシン等の遊技機に関し、特に、設定変更のための機器を遊技機に設ける必要のないものに関する。
スロットマシン等の遊技機において、遊技者が所定の枚数のメダルや遊技球等の遊技媒体を遊技機に投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要な遊技媒体は、遊技ホール内に設けられた遊技媒体貸機等で借りることができ、所望の遊技機の遊技媒体投入口に投入することによりゲームを開始することができる。
スロットマシンは、基本的に絵柄が揃ったときに賞品としてメダルを払い出すものであるが、絵柄が揃うかどうかは内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。また、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、小役などのさまざまな賞も内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。抽選の処理の内容は所定の範囲内で設定変更が可能であり、遊技機が設置されるホールなどにおいて店側により設定作業が行われる。設定変更は、遊技機の扉を開け、電源部に設けられた設定キースイッチをオンにしつつ電源スイッチをオフからオンにし、設定変更可能なモードに移行した後、設定変更スイッチを押す等の所定の操作手順により行われた。
特開2003−299722号公報 特開平07−289735号公報 特開2004−113651号公報 特開2004−154307号公報 特開平09−187549号公報
従来の遊技機においては、設定を変更するためのスイッチ等を筐体内部の電源部に設けていた。設定変更を遊技機側で行う以上、筐体側には必ず設定変更に用いる機器を搭載しなければならなかった。
本発明は、遊技機筐体に設定変更用の機器を設ける必要のない遊技機及び遊技機の設定変更方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
この発明は、内部抽選及び入賞判定に使用する複数のテーブルと、内部動作に関する設定値を記憶する設定値記憶部と、前記設定値記憶部の設定値に対応するテーブルを前記複数のテーブルから選択し、遊技者の操作を受けたとき選択された当該テーブルに基づき内部抽選及び入賞判定を行い、入賞に応じて遊技媒体を払い出す制御部と、を備える遊技機において、
前記制御部は、予め定められた時間間隔で又は予め定められた時刻に外部からパスワードを受信し、当該パスワードを前記遊技機に予め記憶されたパスワードと照合し、これらが一致したときに外部へ設定変更可能信号を送信し、外部から設定値を受信して前記設定値記憶部に記憶し、外部へ設定変更終了信号を送る、ことを特徴とするものである。
前記制御部は、予め定められた時間間隔で又は予め定められた時刻に外部から前記パスワード又は前記設定値のいずれか一方を受信しなかったとき、前記設定値記憶部で記憶されている前記設定値を消去するようにしてもよい。
前記複数のテーブルのいずれよりも内部抽選及び入賞の確率が低く設定されたペナルティテーブルをさらに備え、
前記制御部は、予め定められた時間間隔で又は予め定められた時刻に外部から前記パスワード又は前記設定値のいずれか一方を受信しなかったとき、前記ペナルティテーブルを選択するようにしてもよい。
前記制御部は、遊技開始時点で前記パスワード又は前記設定値を受信したとき、前記パスワード又は前記設定値を一時的にバッファに記憶し、遊技終了時点で前記バッファから前記パスワード又は前記設定値を読み出して処理を行うようにしてもよい。
この発明に係る遊技機の設定変更方法は、
ホールコンピュータ等の外部装置から遊技機へ予め定められた時間間隔で又は予め定められた時刻にパスワードを送信するステップと、
前記遊技機で前記パスワードを受信するステップと、
当該パスワードを前記遊技機に予め記憶されたパスワードと照合し、これらが一致したときに前記遊技機から前記外部装置へ設定変更可能信号を送信するステップと、
前記外部装置で前記設定変更可能信号を受信するステップと、
前記外部装置から前記設定変更可能信号の送信元の前記遊技機へ設定値を送信するステップと、
前記遊技機で前記設定値を受信するステップと、
予め用意された内部抽選及び入賞判定に使用する複数のテーブルから前記遊技機で受信した前記設定値に対応するテーブルを選択するステップと、
前記遊技機から前記外部装置へ設定変更終了信号を送るステップと、を備えるものである。
この発明は、内部抽選及び入賞判定に使用する複数のテーブルと、内部動作に関する設定値を記憶する設定値記憶部とを備える遊技機において設定変更をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
予め定められた時間間隔で又は予め定められた時刻に外部からパスワードを受信するステップと、
当該パスワードを前記遊技機に予め記憶されたパスワードと照合するステップと、
これらが一致したときに外部へ設定変更可能信号を送信するステップと、
外部から設定値を受信して前記設定値記憶部に記憶するステップと、
前記設定値記憶部の設定値に対応するテーブルを前記複数のテーブルから選択するステップと、
外部へ設定変更終了信号を送るステップと、
遊技者の操作を受けたとき、選択された当該テーブルに基づき内部抽選及び入賞判定を行い、入賞に応じて遊技媒体を払い出すステップと、を実行させるためのものである。
この発明に係るプログラムは、例えば、記録媒体に記録される。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
媒体とは、何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができるものである。
本発明によれば、ホールコンピュータ等の外部装置より遊技機へ設定値を送信するので、筐体側に設定変更を行うための機器を設ける必要がなくなる。併せて、不正行為に対するセキュリティの向上というメリットもある。
発明の実施の形態1.
この発明の実施の形態に係る遊技機(スロットマシン)について図面を参照して説明する。
図1は前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。
図1において、100はスロットマシンを示すもので、このスロットマシン100は、図1に示すように、スロットマシン本体120と、このスロットマシン本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた前扉130とを備えている。前記前扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132の下側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートボタン134を設けてあり、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップボタン140を設けてある。前扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。
図2は発明の実施の形態に係るスロットマシン100の機能ブロック図を示す。
図2において、200、201はそれぞれCPU、ROM及びRAMを内蔵するメイン基板(制御部)、サブ基板である。メイン基板200はメダルの投入、払い出し、リールの制御、当選処理などを行う。サブ基板201は演出表示などの処理を行う。202はスタートボタン134やストップボタン140、符号を付していないベットスイッチなどのスイッチからなる操作部である。203は三個の回転リールからなるリールユニットである。204はゲーム表示部131やリールの内部照明、液晶表示装置、スピーカなどを含む演出表示部である。演出表示部204により当選役や押し順の報知がなされる。205は各部に電源を供給する電源部である。121は、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置である。
206は、押し当てられた指の指紋を検出して予め登録された指紋と照合する指紋照合機である。指紋照合機206は、図示しないが、指紋の検出部と、数字等を入力する入力部と、CPU及びメモリとを備える。指紋照合機206は公知のものであり、検出部に押し当てられた指紋を読み取り、予め登録されている指紋と比較し、その比較結果を出力するものである。複数の指紋を登録することができ、登録の操作は入力部を通じて行う。
メイン基板200は、内部抽選及び入賞判定に使用するテーブルである抽選テーブル1(200a−1)乃至抽選テーブル6(200a−6)と、上記6つのテーブルから一つを選択するための設定値を記憶する設定値記憶部200bと、設定値を変更する際の認証に用いるパスワードを記憶するパスワード記憶部200cと、外部装置であるホールコンピュータHCから受けたパスワードや設定値を一時的に記憶するバッファ200dとを含む。
スロットマシン100は、外部のホールコンピュータHCと通信を行うことができる。通信の内容は後述する。
メイン基板200は、スタートボタン134が押された遊技開始時点で、外部装置からパスワード又は設定値を受信したとき、パスワード又は設定値を一時的にバッファ200dに記憶する。そして、ストップボタン140が押され全回胴が停止した遊技終了時点でバッファ200dからパスワード又は設定値を読み出して、パスワード記憶部200cに記憶されたパスワードと比較したり、設定値記憶部200bに設定値を記憶したり、設定値に基づき抽選テーブルを選択したりといった処理を行う。スタートボタン134が押された直後は、遊技処理を優先することが好ましく、上述のようにバッファ200dを使用するとよい。
スロットマシンで遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口132に直接メダルを入れることができる。スロットマシンの筐体の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓131が形成されている。そして、この中央部の表示窓の中央には、三個の回転リールの図柄を見ることができる図柄表示窓が形成されている。スタートボタン134は回転リールの斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入を条件に、リールユニット203の駆動を開始させる。リールユニット203は、ストップボタン140によりその駆動が停止される。リールユニットは、三個の回転リールから構成されている。そして、各回転リールは、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
遊技機は、基本的に絵柄が揃ったときにメダルを払い出すものであるが、絵柄が揃うかどうかは内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。また、ビッグボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)、小役などのさまざまな賞も内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。抽選の処理については、所定の範囲内で設定可能(当選の確率を高くしたり低くしたり)であり、遊技機が設置されるホールなどにおいて店側により設定作業が行われる。通常のスロットマシンは、BB,RB、小役等の抽選確率の異なる複数(例えば6つ)の抽選テーブル(図2の符号200a−1乃至200a−6)を予め備える。スロットマシンの抽選では、それら複数の抽選テーブルの中から1つが設定され、この設定された抽選テーブルに基づいて抽選による当たり/ハズレの判定がなされる。どの抽選テーブルを選択するかは、設定値記憶部200bに記憶されている設定値に従う。
例えば、設定値=1であれば抽選テーブル200a−1が選択され、設定値=6であれば抽選テーブル200a−6が選択される。各抽選テーブルで記憶されている確率はテーブルごとに異なり、例えば抽選テーブル200a−6は比較的当選しやすい高確率が記憶され、抽選テーブル200a−1は低確率が記憶されている。複数の抽選テーブルのうちどれを使用するかに関する設定を変更することを、設定の変更(設定変更)と称している。
メイン基板1のROMには、このスロットマシン100で実行されるゲーム処理の手順がシーケンスプログラムとして記憶されているとともに、入賞確率テーブル,シンボルテーブルおよび入賞シンボル組合せテーブル等がそれぞれ区分されて格納されている。これらのうち、入賞確率テーブルが前述の6つの抽選テーブル200a−1乃至200a−6に相当する。入賞確率テーブルは、図示しない乱数発生部で抽出された乱数を各入賞態様に区分けするように区分されており、乱数発生部で発生する一定範囲の数値の中から抽出される乱数を各入賞態様に区画するデータを記憶している。すなわち、入賞確率テーブルは、乱数発生器がとる乱数の全領域に対応して、各入賞態様ごとに区分された領域を有するものである。例えば、0〜一定数の範囲を複数に区分し、ひとつの区分(領域)を外れとし、他の区分(領域)を入賞1、入賞2、・・・というように設定する。抽出された乱数データは、乱数発生器から生成される乱数と対応するようにした全領域中の各入賞態様ごとに区分された入賞判定領域データそれぞれと照合し、当該抽出乱数データが属する入賞態様に対応する当選が決定される。例えば、抽出された乱数の数値が、入賞確率テーブルのどの区分(領域)に属するか調べ、その区分が例えば入賞1の区分であれば「入賞1」と判定される。同様に、抽出された乱数の数値が入賞確率テーブルの外れの区分(領域)に属すれば「外れ」と判定される。抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップボタンが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。そして、所定の図柄が揃えば入賞図柄に相当するメダルが払い出される。各種の入賞はこのような入賞確率テーブルのデータ設定に応じた確率の下で発生し図柄の停止制御が行われるため、遊技者の技量に極端に左右されることなく、例えば1日の営業時間内でのトータル的なメダル支払い率がほぼ一定に維持されている。
発明の実施の形態1に係る遊技機及び遊技機の設定変更方法は、ホールコンピュータ等の外部装置から送信された情報によってのみ設定変更を行うことを特徴とする。外部装置の送信情報にはパスワードが含まれ、これと遊技機側に記憶されているパスワードで認証を行う。両者のパスワードと一致しない限り、設定変更は行われない。遊技機側のパスワードを設定及び変更する場合にはいずれも指紋認証が要求される。
図3及び図4のフローチャート及び図6のタイミングチャートを参照して、発明の実施の形態1に係る遊技機及び遊技機の設定変更方法を説明する。
図3は外部装置(ホールコンピュータHC)における処理手順を示す。図4は遊技機における処理手順を示す。
パスワード送信タイミングであるかどうかを判定し(S1−1)、その結果に従い(S1−1でYES)、ホールコンピュータ等の外部装置から遊技機へパスワードを送信する(S1−2)。送信は、例えば、予め定められた時間間隔Tで繰り返し行ったり、予め定められた時刻(例えば営業時間内の毎正時、15分、20分、40分、50分)に繰り返し行う。あるいは図示しない設定変更ボタンをオンすることで手動で送信するようにしてもよい。
遊技機でパスワードを受信する(2−1)。
パスワードが正しいとき(S2−2でYES)、遊技機から外部装置へ設定変更可能信号を送信する(S2−3)。パスワードが正しくないとき(S2−2でNO)は当該パスワードを無視する。
外部装置で設定変更可能信号を受信した場合(S1−3でYES)、S1−4乃至S1−6の処理を実行する。外部装置で設定変更可能信号を受信しない場合(S1−3でNO)、外部装置で異常終了を表示する(S1−7)。例えば、パスワードの送信(S1−2)から一定時間経過しても設定変更可能信号を受信しないとき(タイムアウト)、S1−3でNOと判定する。
外部装置から設定変更可能信号の送信元の遊技機へ設定値を送信する(S1−4)。
遊技機で設定値を受信する(S2−4)。
遊技機で受信した設定値に基づき設定変更を行う(S2−5)。
設定変更が正常に行われたとき(S2−6でYES)、遊技機から外部装置へ設定変更終了信号を送る(S2−7)。
外部装置で設定変更終了信号を受信した場合(S1−5でYES)、外部装置で正常終了を表示する(S1−6)。外部装置で設定変更終了信号を受信しない場合(S1−5でNO)、外部装置で異常終了を表示する(S1−7)。例えば、設定値の送信(S1−4)から一定時間経過しても設定変更終了信号を受信しないとき(タイムアウト)、S1−5でNOと判定する。
例えば、図6(a)のように、外部装置から遊技機へ設定値=1,2,2,2,・・・を送信すると、遊技機では設定値=2を最初に受信した符号aのタイミングで設定値が1から2へ変化することになる。それ以降は設定値=2のままであるが、一定間隔Tで繰り返し設定値を送信することにより、不正行為や他の何らかの原因で設定値が変化したときでもその影響は最小限に留めることができる。例えば、図6(b)のように、外部装置から遊技機へ設定値=1,1,1,1,・・・を送信しているときに符号bのタイミングで遊技機の設定値=6に変化した場合でも、符号cのタイミングで設定値=1に復帰する。図6(b)の例では、少なくとも時間T以内に正しい設定値に復帰することになる。
図5のフローチャートを参照して遊技機側のパスワード設定処理について説明を加える。
指紋認識装置206で指紋を読み取り(S10),予め登録された指紋と一致するかどうか照合する(S11)。一致した場合(S11でYES)、パスワードを変更する(S12)。
本発明の実施の形態1によれば、外部装置(ホールコンピュータ)から遊技機へ繰り返し設定値を送信することで遊技機の設定値を管理するので、遊技機側に設定変更を行うための装置を設ける必要がなくなる。しかも、不正な設定値が記憶されたときでも正しい設定値に速やかに復帰するので、不正行為に対するセキュリティも向上する。
発明の実施の形態2.
予め定められた時間間隔で又は予め定められた時刻に遊技機でパスワード又は設定値のいずれか一方を受信しなかったとき、設定値記憶部200bで記憶されている設定値を消去するようにしてもよい。設定値が消去されると遊技処理を実行できなくなる。
発明の実施の形態2に係る処理フローチャートを図7に示す。
パスワード又は設定値を受信したら(S20)、次回の受信の有無を検知するために図示しないタイマーに予め定められた値をセットする(S21)。タイムアウト、すなわちタイマーの値がゼロになったかどうか調べる(S22)。ゼロでなければ(S22でNO)、S20乃至S22の処理を繰り返す。ゼロになる前にパスワード又は設定値を受信すると(S20)、再びタイマーがセットされるので、タイマーにセットする値を送信間隔T以上にしておけば、タイマーがゼロになることはない。
タイマーの値がゼロになったとき(S22でYES)、設定値を消去する(S23)。これにより当該遊技機での遊技は不可能になる。
タイマーの値がゼロになり、設定値を消去するのは、図8のタイミングチャートで点線で示すように、本来受信すべきタイミングでパスワード又は設定値を受信できなかった場合である。図8の例ではタイマーにセットする値をT2としている。タイマーの値がゼロになったということは、パスワード又は設定値が受信不能になったことであるから、回線の切断や機器の故障等何らかの不具合が生じたおそれがある。そこで、上記のように設定値を消去して遊技動作を停止させる。なお、同時にエラー報知を行うようにしてもよい。
なお、設定値を消去することに代えて、S23で設定値=1(遊技者に最も不利な設定値)に自動的に変更するようにしてもよい。この場合、遊技は実行できるものの遊技者に与えられる利益は最小のものとなり、不正行為によりパスワード又は設定値を受信できなかった場合でも不正行為者に利益を与えることがなく、不正行為を抑止できる。
発明の実施の形態3.
他の抽選テーブルに比べて内部抽選及び入賞の確率が低く設定されたペナルティテーブルを備えるようにし、予め定められた時間間隔で又は予め定められた時刻に遊技機でパスワード又は設定値のいずれか一方を受信しなかったとき、ペナルティテーブルを選択するようにしてもよい。
図9に発明の実施の形態3に係る遊技機のブロック図を示す。図9において、図2と同一又は相当部分については同一符号を付してある。200eは抽選確率が他の抽選テーブル200a−1乃至200a−6いずれよりも低く抑えられているペナルティ抽選テーブルである。例えば、ペナルティ抽選テーブル200eのビッグボーナス(BB)の当選確率はゼロに設定されている。
発明の実施の形態3の処理は、図7のフローチャートと同様であるが、同図のS23で設定値=ペナルティ抽選テーブルを選択する値、とする点で相違する。この処理により、遊技は実行できるものの遊技者に与えられる利益は、通常のいかなる場合よりも小さくなり、不正行為によりパスワード又は設定値を受信できなかった場合でも不正行為者に利益を与えることなく、遊技媒体をより多く消費させることにより却って損失を与えることになり、不正行為を抑止できる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
また、本明細書において、手段とは必ずしも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。さらに、一つの手段の機能が、二つ以上の物理的手段により実現されても、若しくは、二つ以上の手段の機能が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図である。 発明の実施の形態1に係るスロットマシンの機能ブロック図である。 発明の実施の形態1に係る外部装置(ホールコンピュータ)の処理フローチャートである。 発明の実施の形態1に係るスロットマシンの設定変更処理のフローチャートである。 発明の実施の形態1に係るスロットマシンのパスワード設定処理のフローチャートである。 発明の実施の形態1に係るスロットマシンの動作を説明するためのタイミングチャートである。 発明の実施の形態2に係るスロットマシンの設定変更タイムアウト処理のフローチャートである。 発明の実施の形態2に係るスロットマシンの動作を説明するためのタイミングチャートである。 発明の実施の形態3に係るスロットマシンの機能ブロック図である。
符号の説明
1 メダルセレクタ
100 スロットマシン
120 スロットマシン本体
121 ホッパ装置
130 前扉
131 ゲーム表示部
132 メダル投入口
133 リジェクトボタン
134 スタートボタン
135 払出し口
140 ストップボタン
200 メイン基板(制御部)
200a−1乃至200a−6 抽選テーブル
200b 設定値記憶部
200c パスワード記憶部
200d バッファ
200e ペナルティ抽選テーブル
201 サブ基板
202 操作部
203 リールユニット
204 演出表示部
205 電源部
206 指紋照合機
HC ホールコンピュータ

Claims (6)

  1. 内部抽選及び入賞判定に使用する複数のテーブルと、内部動作に関する設定値を記憶する設定値記憶部と、前記設定値記憶部の設定値に対応するテーブルを前記複数のテーブルから選択し、遊技者の操作を受けたとき選択された当該テーブルに基づき内部抽選及び入賞判定を行い、入賞に応じて遊技媒体を払い出す制御部と、を備える遊技機において、
    前記制御部は、予め定められた時間間隔で又は予め定められた時刻に外部からパスワードを受信し、当該パスワードを前記遊技機に予め記憶されたパスワードと照合し、これらが一致したときに外部へ設定変更可能信号を送信し、外部から設定値を受信して前記設定値記憶部に記憶し、外部へ設定変更終了信号を送る、ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記制御部は、予め定められた時間間隔で又は予め定められた時刻に外部から前記パスワード又は前記設定値のいずれか一方を受信しなかったとき、前記設定値記憶部で記憶されている前記設定値を消去することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記複数のテーブルのいずれよりも内部抽選及び入賞の確率が低く設定されたペナルティテーブルをさらに備え、
    前記制御部は、予め定められた時間間隔で又は予め定められた時刻に外部から前記パスワード又は前記設定値のいずれか一方を受信しなかったとき、前記ペナルティテーブルを選択することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記制御部は、遊技開始時点で前記パスワード又は前記設定値を受信したとき、前記パスワード又は前記設定値を一時的にバッファに記憶し、遊技終了時点で前記バッファから前記パスワード又は前記設定値を読み出して処理を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の遊技機。
  5. ホールコンピュータ等の外部装置から遊技機へ予め定められた時間間隔で又は予め定められた時刻にパスワードを送信するステップと、
    前記遊技機で前記パスワードを受信するステップと、
    当該パスワードを前記遊技機に予め記憶されたパスワードと照合し、これらが一致したときに前記遊技機から前記外部装置へ設定変更可能信号を送信するステップと、
    前記外部装置で前記設定変更可能信号を受信するステップと、
    前記外部装置から前記設定変更可能信号の送信元の前記遊技機へ設定値を送信するステップと、
    前記遊技機で前記設定値を受信するステップと、
    予め用意された内部抽選及び入賞判定に使用する複数のテーブルから前記遊技機で受信した前記設定値に対応するテーブルを選択するステップと、
    前記遊技機から前記外部装置へ設定変更終了信号を送るステップと、を備える遊技機の設定変更方法。
  6. 内部抽選及び入賞判定に使用する複数のテーブルと、内部動作に関する設定値を記憶する設定値記憶部とを備える遊技機において設定変更をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
    予め定められた時間間隔で又は予め定められた時刻に外部からパスワードを受信するステップと、
    当該パスワードを前記遊技機に予め記憶されたパスワードと照合するステップと、
    これらが一致したときに外部へ設定変更可能信号を送信するステップと、
    外部から設定値を受信して前記設定値記憶部に記憶するステップと、
    前記設定値記憶部の設定値に対応するテーブルを前記複数のテーブルから選択するステップと、
    外部へ設定変更終了信号を送るステップと、
    遊技者の操作を受けたとき、選択された当該テーブルに基づき内部抽選及び入賞判定を行い、入賞に応じて遊技媒体を払い出すステップと、を実行させるためのプログラム。
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