JP2005143596A - 遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 内部動作の設定について不正な変更要求があった場合に音や光で報知したり遊技を受け付けないようにして不正行為を防止する。
【解決手段】 メイン基板1とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板2とを備える。メイン基板1は、セキュリティコード登録部1a、同記憶部1b、正しい手順で操作がなされたかどうかをセキュリティコードに基づき判定する同照合部1c、照合結果が一致したときに設定変更を実行する設定変更部1dを含み、サブ基板2は、セキュリティコード記憶部2a、照合部1cと同様の処理を行う同照合部2bを含む。照合が不一致のとき音や光で報知したり遊技を受け付けないようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】 メイン基板1とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板2とを備える。メイン基板1は、セキュリティコード登録部1a、同記憶部1b、正しい手順で操作がなされたかどうかをセキュリティコードに基づき判定する同照合部1c、照合結果が一致したときに設定変更を実行する設定変更部1dを含み、サブ基板2は、セキュリティコード記憶部2a、照合部1cと同様の処理を行う同照合部2bを含む。照合が不一致のとき音や光で報知したり遊技を受け付けないようにする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、スロットマシン等の遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラムに関する。
スロットマシン等の遊技機は、遊技者が所定の枚数のメダルを遊技機に投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要なメダルは、遊技ホール内に設けられたメダル貸機等で借りることができ、所望の遊技機のメダル投入口に投入することによりゲームを開始することができる。
遊技機は、基本的に絵柄が揃ったときにメダルを払い出すものであるが、絵柄が揃うかどうかは内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。また、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、小役などのさまざまな賞も内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。抽選の処理について所定の範囲内で設定可能であり、遊技機が設置されるホールなどにおいて店側により設定作業が行われる。設定変更は、遊技機の扉を開け、電源部に設けられた設定キースイッチをオンにし、設定変更スイッチを押す等の所定の操作を行う、などの手順により行われた。
遊技者のごく一部に不正行為(いわゆるゴト行為)を行う者がいた。例えば、設定操作を不正に行うことにより、遊技機の設定を自己に有利なものに不正に変更する者がいた。遊技機の扉には鍵が設けられて容易に開閉できないようになっているとともに、設定キースイッチの操作のためにも鍵が必要であるが、不正行為を行う者は扉に穴を開け、設定キースイッチの配線に工作を加えることにより不正設定を行っているようである。
このように、従来の遊技機において鍵という機構面以外のセキュリティ対策がなかった。予め定められた設定変更の手順を知っている者であれば、不正設定を行うことができてしまった。
この発明は、係る不正行為を店側の意思によって未然に防ぐことを可能にする遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
この発明は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う制御部を備える遊技機において、
遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録する登録部と、
前記セキュリティコードを記憶する記憶部と、
内部動作に関する設定変更を行うための設定スイッチと、
少なくとも前記設定スイッチから設定変更の要求を受けたとき、遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する照合部と、
前記照合部の照合結果が一致したときに設定変更を行う設定変更部とを備えることを特徴とするものである。
遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録する登録部と、
前記セキュリティコードを記憶する記憶部と、
内部動作に関する設定変更を行うための設定スイッチと、
少なくとも前記設定スイッチから設定変更の要求を受けたとき、遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する照合部と、
前記照合部の照合結果が一致したときに設定変更を行う設定変更部とを備えることを特徴とするものである。
この発明は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う制御部を備える遊技機において、
遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録する登録部と、
前記セキュリティコードを記憶する記憶部と、
少なくとも電源投入時に、遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する照合部と、
前記照合部の照合結果が一致しなかったときに、遊技を受け付けない状態に遊技機を設定する遊技不能状態設定部とを備えることを特徴とするものである。
遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録する登録部と、
前記セキュリティコードを記憶する記憶部と、
少なくとも電源投入時に、遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する照合部と、
前記照合部の照合結果が一致しなかったときに、遊技を受け付けない状態に遊技機を設定する遊技不能状態設定部とを備えることを特徴とするものである。
前記照合部の照合結果が一致しなかったときにエラー報知を行うようにしてもよい。
前記照合部は、予め定められた時間以上前記操作スイッチに対する操作がなされなかったとき、タイムアウト処理を行うようにしてもよい。タイムアウト処理には、例えば、エラー報知処理、及び、遊技を受け付けない状態に遊技機を設定する処理を含む。
この発明に係る遊技機は、遊戯者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う第1処理部と、前記第1処理部からコマンドを受けて内部抽選の結果の報知を含む演出を行う第2処理部とを備え、
前記第1処理部に、
遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録する登録部と、
前記セキュリティコードを記憶する第1記憶部と、
内部動作に関する設定変更の要求を受けたとき、遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する第1照合部と、
前記第1照合部の照合結果が一致したときに設定変更を行う設定変更部とを備え、
前記第2処理部に、
前記第1処理部から前記セキュリティコードを受けてこれを記憶する第2記憶部と、
前記第1処理部から前記操作スイッチの操作に関する情報を受け、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記第2記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する第2照合部とを備え、前記第2処理部は前記第2照合部の出力に基づき報知処理を行うことを特徴とするものである。
前記第1処理部に、
遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録する登録部と、
前記セキュリティコードを記憶する第1記憶部と、
内部動作に関する設定変更の要求を受けたとき、遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する第1照合部と、
前記第1照合部の照合結果が一致したときに設定変更を行う設定変更部とを備え、
前記第2処理部に、
前記第1処理部から前記セキュリティコードを受けてこれを記憶する第2記憶部と、
前記第1処理部から前記操作スイッチの操作に関する情報を受け、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記第2記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する第2照合部とを備え、前記第2処理部は前記第2照合部の出力に基づき報知処理を行うことを特徴とするものである。
この発明に係る遊技機は、遊戯者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う第1処理部と、前記第1処理部からコマンドを受けて内部抽選の結果の報知を含む演出を行う第2処理部とを備え、
前記第1処理部に、
遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録する登録部と、
前記セキュリティコードを記憶する第1記憶部と、
少なくとも電源投入時に、前記操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する第1照合部と、
前記第1照合部の照合結果が一致しなかったときに、遊技機の遊技を受け付けない状態に設定する遊技不能状態設定部とを備え、
前記第2処理部に、
前記第1処理部から前記セキュリティコードを受けてこれを記憶する第2記憶部と、
前記第1処理部から前記操作スイッチの操作に関する情報を受け、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記第2記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する第2照合部とを備え、前記第2処理部は前記第2照合部の出力に基づき報知処理を行うことを特徴とするものである。
前記第1処理部に、
遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録する登録部と、
前記セキュリティコードを記憶する第1記憶部と、
少なくとも電源投入時に、前記操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する第1照合部と、
前記第1照合部の照合結果が一致しなかったときに、遊技機の遊技を受け付けない状態に設定する遊技不能状態設定部とを備え、
前記第2処理部に、
前記第1処理部から前記セキュリティコードを受けてこれを記憶する第2記憶部と、
前記第1処理部から前記操作スイッチの操作に関する情報を受け、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記第2記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する第2照合部とを備え、前記第2処理部は前記第2照合部の出力に基づき報知処理を行うことを特徴とするものである。
この発明は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う制御部を備える遊技機における不正行為防止方法であって、
遊技機の操作スイッチの信号を監視するステップと、
前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録するステップと、
少なくとも前記制御部の内部動作に関する設定変更の要求を受けたとき、前記操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を既に登録されたセキュリティコードと照合するステップと、
照合結果が一致したときに内部動作に関する設定変更を行うステップとを備えるものである。
遊技機の操作スイッチの信号を監視するステップと、
前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録するステップと、
少なくとも前記制御部の内部動作に関する設定変更の要求を受けたとき、前記操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を既に登録されたセキュリティコードと照合するステップと、
照合結果が一致したときに内部動作に関する設定変更を行うステップとを備えるものである。
この発明は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う制御部を備える遊技機における不正行為防止方法であって、
遊技機の操作スイッチの操作を受け付けるステップと、
前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録するステップと、
少なくとも電源投入時に、前記操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を既に登録されたセキュリティコードと照合するステップと、
照合結果が一致したときに遊技を受け付けるステップとを備えるものである。
遊技機の操作スイッチの操作を受け付けるステップと、
前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録するステップと、
少なくとも電源投入時に、前記操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を既に登録されたセキュリティコードと照合するステップと、
照合結果が一致したときに遊技を受け付けるステップとを備えるものである。
この発明は、上記遊技機における不正行為防止方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
この発明に係るプログラムは、例えば、記録媒体に記録される。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
この発明に係るプログラムは、例えば、記録媒体に記録される。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
また、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等の通信媒体を含む。インターネットもここでいう通信媒体に含まれる。
媒体とは、何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができるものである。
この発明によれば、セキュリティコードを用いることにより不正な設定値変更を防止できる。
発明の実施の形態1.
この発明の実施の形態に係る遊技機について図面を参照して説明する。
図1は遊技機(スロットマシン、回胴式遊技機とも呼ばれる)の正面図である。
スロットマシン10で遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口100に直接メダルを入れる。メダル投入口100は、スロットマシン10の正面で略中央の高さに設けられている。
この発明の実施の形態に係る遊技機について図面を参照して説明する。
図1は遊技機(スロットマシン、回胴式遊技機とも呼ばれる)の正面図である。
スロットマシン10で遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口100に直接メダルを入れる。メダル投入口100は、スロットマシン10の正面で略中央の高さに設けられている。
スロットマシン10は、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この中央部の表示窓12の中央には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。ベットスイッチ16は、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、メダル投入口100に連続してメダル投入をして貯留させた貯留メダル数を減じてメダル投入に代える。精算スイッチ17は、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出す。スタートスイッチ30は回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、リールユニット60の駆動を開始させる。ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。リールユニット60は、三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。62は各種の演出を行うための液晶表示部である。
スロットマシン10の内部には、後述のように、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置が内蔵されている。制御装置は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPU(処理部)が遊技者の操作を受けてROM(記憶部)に記憶されたプログラムを読み込むことで動作させるものであり、具体的には、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作に基づき回転リール40の回転及び停止を制御するとともに、ランプやスピーカ等の表示を制御する。CPUが動作する際に必要な一時的なデータなどはRAM(記憶部:一般にRAMは揮発性メモリであり、その電源断によりデータは原則失われるが、本遊技機においてはその一部又は全部についてバッテリなどのバックアップ電源が用意されていることがあり、この場合は電源断でもデータは失われない)に記憶される。CPUはROMに記録されたプログラムに従って所定の動作を行うとともに、処理に必要な一時的なデータをRAMに記録するとともに記録されたデータを必要に応じて読み出して参照する。
スタートスイッチ30は、前述のように回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、入賞判定に応じて得られる「再遊技(Replay)」時には前遊技からの所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
ストップスイッチ50は、前述のようにリールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40の回転を停止するように設定されている。
メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、前記「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作すると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓13の有効入賞ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると入賞と判定され、図示しないホッパーユニットを介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしてもよい。
前述の制御装置は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作に基づき回転リール40の回転及び停止を制御する際に、予め定めた内部抽選確率に基づいて入賞資格を得たか否かの入賞判定のための抽選を行う入賞抽選手段を含む。この入賞抽選手段による内部抽選結果が当選である場合に入賞フラグが成立し、この入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、遊技者にとって有利な特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
図2はスロットマシン10の電気的な概略構造を示すブロック図である。この図において電源系統についての表示は省略されている。スロットマシン10は、その主要な処理装置としてメイン基板1(第1処理部)とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板2(第2処理部)とを備える。なお、少なくともメイン基板1は、外部から接触不能となるようにケース内部に収容され、これら基板を取り外す際に痕跡が残るように封印処理が施されている。
メイン基板1は、遊技者の操作を受けて内部抽選を行ったり、リールの回転・停止やメダルの払い出しなどの処理を行うためのものである。メイン基板1は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。前述したように、本遊技機においてはRAMの一部又は全部についてバッテリなどのバックアップ電源が用意されていて、この場合は電源断でもデータは失われない。
メイン基板1は、セキュリティコード登録部1a(ソフトウエア又はハードウエアで実現される)、セキュリティコード記憶部1b(RAMの一部を利用してもよい)、入力された操作手順(チェックコード)をメイン基板1の記憶部1bのセキュリティコードと照合するセキュリティコード照合部1c(ソフトウエア又はハードウエアで実現される)、照合の結果がOKのときに設定変更を実行する設定変更部1d(ソフトウエア又はハードウエアで実現される)を含む。設定変更部1dは、例えば電源部に設けられた設定スイッチ83からの信号に基づき設定変更を実行するが、それには照合部1cにおける照合結果が正しいという前提がある。
サブ基板2は、メイン基板1からコマンド信号を受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うためのものである。サブ基板2は、前記コマンド信号に応じた予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。
サブ基板2は、セキュリティコード記憶部2a(RAMの一部を利用してもよい)、メイン基板1から受けた操作手順(チェックコード)をサブ基板2の記憶部2aのセキュリティコードと照合するセキュリティコード照合部2b(ソフトウエア又はハードウエアで実現される)を含む。
サブ基板2はメイン基板1からコマンドをうけ、これに従って演出等の処理を行う。コマンドの流れはメイン基板1からサブ基板2への一方のみであり、逆にサブ基板2からメイン基板1へコマンド等が出されることはない。
メイン基板1には乱数発生部20、スタートスイッチ30,ストップスイッチ50,リール駆動部70,リール位置検出回路71、ホッパー駆動部80、ホッパー81及びホッパー81から払い出されたメダルの枚数を数えるためのメダル検出部82が接続されている。サブ基板2には液晶表示装置62の制御基板200、スピーカ201、LED基板202などの周辺基板(ローカル基板)が接続されている。以下、スタートスイッチ30,ストップスイッチ50を除く、これらの周辺基板/装置について説明する。
乱数発生部20は、一定範囲の数値を高速更新することで擬似的な乱数を発生させる乱数発生機能と、発生した乱数の中から任意の乱数を遊技者の操作を受けて抽出するサンプリング機能を備えるものである。具体例を挙げればカウンタとラッチで構成されるものである。
リール駆動部70は、3つのリール40を回転駆動する図示しないステッピングモータを駆動する回路である。各ステッピングモータはリール駆動回路70によって1−2相励磁されており、所定数のパルスの駆動信号が供給されるとそれぞれ1回転する。
リール位置検出回路71は、リール40の近傍に設けられてリール40の回転位置を検出するための図示しないフォトインタラプタから出力パルス信号を受け、3つのリール40それぞれの回転位置を検出し、その検出信号を出力するものである。図示しないフォトインタラプタは各リール40が一回転する毎に各リール40に設けられた遮蔽板を検出してリセットパルスを発生する。このリセットパルスはリール位置検出回路71を介してメイン基板1のCPUに与えられる。メイン基板1のRAM内には、各リール40について一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納されており、CPUはリセットパルスを受け取ると、RAM内に形成されたこの計数値を“0”にクリアする。このクリア処理により、各シンボルの移動表示と各ステッピングモータの回転との間に生じるずれが、一回転毎に解消されている。
ホッパー駆動部80は、メダルを収納するとともに指示された入賞に応じた枚数のメダルを払い出すホッパー81のモーターを駆動する回路である。
メダル検出部82は、ホッパー81から払い出されるメダル数を計数するためのものである。メイン基板1のCPUは、このメダル検出部82から受けた実際に払い出しのあったメダル計数値が入賞に応じた所定の配当枚数データに達した時に、ホッパー駆動部80による駆動を停止させ、メダル払い出しを終了させる。ホッパー駆動回路80,メダル検出部82により、遊技の結果にて得られた入賞に基づいて所定枚数のメダルが遊技者に払い出される。
液晶制御基板200は、液晶表示部62を駆動するための回路である。
スピーカ201は、音声や効果音等の音響を発生するためのものである。
LED基板202は、図示しない表示ランプやバックランプを駆動するための回路である。
スピーカ201は、音声や効果音等の音響を発生するためのものである。
LED基板202は、図示しない表示ランプやバックランプを駆動するための回路である。
液晶制御基板200により表示制御される液晶表示装置62、スピーカ201や表示ランプ等を含むLED基板202は演出表示装置を構成する。この演出表示装置は、遊技者に入賞等を報知したり、いわゆるアシストタイム(AT)において、一定ゲーム間に特定の小役を台自体が何らかのアクションを伴ってユーザに教えるためのものである。
なお、メイン基板1のROMには、このスロットマシン10で実行されるゲーム処理の手順がシーケンスプログラムとして記憶されている他、入賞確率テーブル,シンボルテーブルおよび入賞シンボル組合せテーブル等がそれぞれ区分されて格納されている。入賞確率テーブルは、乱数発生部20で抽出された乱数を各入賞態様に区分けするように区分されており、乱数発生部20で発生する一定範囲の数値の中から抽出される乱数を各入賞態様に区画するデータを記憶している。すなわち、入賞確率テーブルは、乱数発生器20がとる乱数の全領域に対応して、各入賞態様ごとに区分された領域を有するものである。例えば、0〜一定数の範囲を複数に区分し、ひとつの区分(領域)を外れとし、他の区分(領域)を入賞1、入賞2、・・・というように設定する。抽出された乱数データは、乱数発生器20から生成される乱数と対応するようにした全領域中の各入賞態様ごとに区分された入賞判定領域データそれぞれと照合し、当該抽出乱数データが属する入賞態様に対応する当選が決定される。例えば、抽出された乱数の数値が、入賞確率テーブルのどの区分(領域)に属するか調べ、その区分が例えば入賞1の区分であれば「入賞1」と判定される。同様に、抽出された乱数の数値が入賞判定テーブル5の外れの区分(領域)に属すれば「外れ」と判定される。抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。そして、所定の図柄が揃えば入賞図柄に相当するメダルが払い出される。各種の入賞はこのような入賞確率テーブルのデータ設定に応じた確率の下で発生し図柄の停止制御が行われるため、遊技者の技量に極端に左右されることなく、例えば1日の営業時間内でのトータル的なメダル支払い率がほぼ一定に維持されている。
上述のようにメイン基板1のROMには、プログラム、入賞確率テーブル,シンボルテーブルおよび入賞シンボル組合せテーブル等がそれぞれ区分されて格納されているが、ROMに記憶されているという点でこれらを総称してROMデータと呼ぶことにする。あるいはCPUに読み込ませて制御処理をする動作させるためのプログラム及びこれに関連するデータという点でそれらを総称してプログラムデータとも呼ぶことがある。
図3は本発明の実施の形態に係る遊技機の処理フローチャートを示す。同図は当該遊技機に特徴的な処理、すなわちセキュリティコードに関する処理を示す。
セキュリティコードとは、遊技機のスタートスイッチ30,ストップスイッチ50などの各種操作スイッチを利用して、ホールの管理者が登録する任意のコードである。当該コードは、遊技機の操作スイッチのうち押下されたもの及びその順番からなるものである。例えば図4に示すように、STOP1→STOP3→START_LEVER+STOP2がセキュリティコードである。セキュリティコードに基づき不正な設定変更要求を拒否できるのである。
図3において、遊技機の電源投入時に所定のスイッチを操作する(または操作しない)ことにより、セキュリティコードを有効にするか、それとも無効にするかを選択できる(S1,S2,S9)。無効にされた場合はセキュリティコードの処理は行われず、常に通常遊技が提供される(S10a)。なお、遊技機の電源投入時に所定のスイッチを操作することにより、S4:セキュリティコードの登録を直接行うようにしてもよい。この場合、既にセキュリティコードが登録されているとき、当該セキュリティコードの正しい入力を受けてから登録を行うことが好ましい。
有効とされた場合はセキュリティコードの処理を行う。すなわち、セキュリティコードが登録済みであるかどうか調べ(S3)、未登録の場合にはセキュリティコードの登録を受け付ける(S4)。設定変更要求があるかどうか調べ、なければ通常遊技が提供される(S5,S10b)。設定変更要求がある場合は設定変更手順照合処理が行われる(S5,S6)。ここでの照合結果がOKであれば当該設定変更要求は受け付けられ、設定変更が実行された後、通常遊技が提供される(S7,S8,S10c)。照合結果がNGであればエラー報知処理が行われる(S7,S7b)。エラー報知がされると遊技の続行は事実上不可能になる。
図5は登録モードの処理フローチャートを示す。例えば、第1ストップボタン30を押しながら電源投入することにより登録モードに移行する。
S11:サブ基板へセキュリティコードの登録を行うことを通知する。
S12:スイッチの操作順序を監視する。具体的には、どのスイッチが押されたかを監視する。ひとつのスイッチが押下されることもあれば、複数のスイッチが同時に押下されることもある。
S13:スタックスイッチが押下されたかどうか監視する。スタックスイッチは、例えばベットスイッチ16である。
S14:スタックスイッチが押下されたら、スイッチの操作順序をオペレートコードとしてメイン基板のRAMへスタックする。図4を参照して具体的に説明する。最初に第1ストップスイッチ30が押下され、次にベットスイッチ16が押下されると、第1ストップスイッチ30のデータAがメモリMにスタックされる(図4(a))。次に第3ストップスイッチが押下され、次にベットスイッチ16が押下されると、第3ストップスイッチのデータBがメモリMにスタックされる(図4(b))。次にスタートスイッチ30と第2ストップスイッチが押下され、次にベットスイッチ16が押下されると、スタートスイッチ30と第2ストップスイッチが同時に押下されたというデータCがメモリにスタックされる(図4(c))。A〜Cによりどのスイッチをどのような順序で操作したかについてのデータが得られる。
S15:サブ基板へオペレートコードをそのスタックコマンドとともに送信する。これによりサブ基板でも図4のようなデータが蓄えられる。
S16:登録スイッチが押下されたかどうか監視する。登録スイッチは、例えばスタートスイッチ30である。スタートスイッチ30を単独で押下すると登録スイッチとして機能するが、上述のように他のスイッチと同時に押下する場合はデータとして扱われてスタックされる。ベットスイッチ16も同様である。
S17:登録スイッチが押下されたら、メイン基板のRAMにスタックされているオペレートコードをセキュリティコードとしてRAMに保存する。図4(d)のように、A,B,CのデータがセキュリティコードSCとして保存される。
S18:スタックされているオペレートコードをセキュリティコードとしてRAMへ保存するコマンドをサブ基板へ送信する。これによりサブ基板でも図4(d)のセキュリティコードSCが保存される。
S19:セキュリティコードを登録したことを示すフラグを立てる。このフラグは例えば図3のS3の判定に際して利用される。
図6はセキュリティコード照合処理のフローチャートを示す。通常は電源投入時に、図示しない電源部に設けられた設定キースイッチが設定可能状態にされ、かつ、設定スイッチ83がオンのとき設定変更が要求されるが、図6の照合処理は設定変更処理の前に実行され、照合結果がOKのときのみ設定変更処理が実行される。不正に設定変更の要求がなされたときも照合処理が実行されるのはもちろんである。
S20:サブ基板へセキュリティコードの照合を行うことを通知する。
S21:スイッチの操作順序を監視する。具体的には、どのスイッチが押されたかを監視する。ひとつのスイッチが押下されることもあれば、複数のスイッチが同時に押下されることもある。
S22:スタックスイッチが押下されたかどうか監視する。スタックスイッチは、例えばベットスイッチ16である。なお、どのスイッチも押下されない状態が予め定められた時間以上継続した場合、タイムアウト処理を行う。具体的には、S21,S22の処理を抜けてS32:エラー報知及び遊技不能状態の処理を行う。
S23:スタックスイッチが押下されたら、スイッチの操作順序をオペレートコードとしてメイン基板のRAMへスタックする。詳細は前述の通りである(図4参照)。
S24:サブ基板へオペレートコードをそのスタックコマンドとともに送信する。これによりサブ基板でも図4のようなデータが蓄えられる。
S25:登録スイッチが押下されたかどうか監視する。登録スイッチは、例えばスタートスイッチ30である。スタートスイッチ30を単独で押下すると登録スイッチとして機能するが、上述のように他のスイッチと同時に押下する場合はデータとして扱われてスタックされる。ベットスイッチ16も同様である。
S26:メイン基板のRAMにスタックされているオペレートコード(例えば図4(d))をチェックコードとして取得する。
S27:スタックされているオペレートコードを登録されたセキュリティコードと照合するコマンドをサブ基板へ送信する。
S28:チェックコードを記憶部1b、2bに予め記憶されたセキュリティコードと照合する。正しい操作が行われていれば両者は一致するはずである。すなわち、メイン基板1の照合部1cとサブ基板2の照合部2bの両方において一致したという結果が得られる。これに対し、不正行為の場合、正しいセキュリティコードを知らないのであるからいずれにおいても不一致となり、照合は失敗する。なお、メイン基板1のROMが交換されたなどの理由で記憶部1bのセキュリティコードが失われたり、改変されたとき、メイン基板1の照合部1cの照合をパスする可能性も否定できないが、この場合でもサブ基板2の照合部2bでの照合は失敗し、エラー報知が行われる。メイン基板1とサブ基板2の両方で照合を行うことにより、不正行為はより困難になっていると言える。
S29:照合の結果、セキュリティコードが一致している場合には、メイン基板1における照合OKコマンドをサブ基板へ送信する。
S30:設定変更を受け付ける。設定変更の具体的な手順は従来のものと同様である。
S31:照合の結果、セキュリティコードが一致していない場合には、照合エラーコマンドをサブ基板へ送信する。
S32:セキュリティコードが一致していないということは不正行為が行われたと判断できるので、メイン基板1側で遊技を受け付けなくするとともに、サブ基板側でエラー報知する。
エラーの報知は、サブ基板2で制御可能なランプやLED,液晶表示装置62の全部又は一部を発光あるいは点滅させたり、特定のパターンを点灯表示又は画像表示させることにより行ったり、スピーカを吹鳴若しくは、前記報知態様を任意に組合わせるさせることにより行う。これに代えてあるいはこれとともに外部へエラー信号を出力するようにしてもよい。このエラー信号は例えばホールのコンピュータで受信され、ホールの監視装置上にエラーを表示させる。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、設定変更を行う際に予め登録された手順の操作を要求し、当該操作を行わなかったり、予め登録されたセキュリティコードと一致しない操作を行ったりしたときに、エラーを報知したり遊技できなくすることができ、設定変更に係る不正行為を防止することができる。
発明の実施の形態2.
図3のフローチャートはセキュリティコードに基づき設定変更を受け付けるかどうかを判定し、予め登録されたセキュリティコードと一致しない操作を行ったりしたときに、エラー報知を行うものであった。この処理とともに又はこの処理に代えて図8のフローチャートの処理を行うようにしてもよい。図7は発明の実施の形態2に係るスロットマシン10の電気的な概略構造を示すブロック図である。図7では、セキュリティコード照合部1cの照合結果に基づき遊技機が遊技を受け付けないようにする遊技不能状態設定部1eを備える。
図3のフローチャートはセキュリティコードに基づき設定変更を受け付けるかどうかを判定し、予め登録されたセキュリティコードと一致しない操作を行ったりしたときに、エラー報知を行うものであった。この処理とともに又はこの処理に代えて図8のフローチャートの処理を行うようにしてもよい。図7は発明の実施の形態2に係るスロットマシン10の電気的な概略構造を示すブロック図である。図7では、セキュリティコード照合部1cの照合結果に基づき遊技機が遊技を受け付けないようにする遊技不能状態設定部1eを備える。
図8のフローチャートはセキュリティコードに基づき通常遊技モードに移行するかどうかを判定し、電源投入時に予め登録されたセキュリティコードと一致しない操作を行ったりしたときに、エラー報知を行うとともに、遊技を受け付けないようにするものである。図8においては、セキュリティコードが登録されていないときは登録モードに移行してセキュリティコードの登録を受け、その後に通常遊技状態になる(S3,S4,S10b)。なお、S4:登録モードをスキップしてもよい。セキュリティコードが登録されているときはセキュリティコードの照合処理を行い、照合結果がOKであれば通常遊技状態になり(S6,S7,S10b)、照合結果がNGであればエラー報知を行うとともに、遊技を受け付けないようにするものである(S6,S7,S7b)。図7の遊技不能状態設定部1e以外の構成要素、及び、図8の各処理S1〜S10bは、図3のものと同様の内容であるので、その説明は省略する。
発明の実施の形態2によれば、電源投入時に予め登録された手順の操作を要求し、当該操作を行わなかったり、予め登録されたセキュリティコードと一致しない操作を行ったりしたときに、エラーを報知したり遊技できなくすることができる。不正な設定変更の際に電源をオン/オフすることが多いので、発明の実施の形態2によっても設定変更に係る不正行為を防止することができる。
以上の説明において、好適な例としてメイン基板1とサブ基板2の両方で照合を行っていたが、いずれか一方で照合を行うようにしてもよい(一方にセキュリティコード照合部を備えるようにする)。メイン基板1で照合を行い、サブ基板2へエラー報知コマンドを出力するようにすれば、通常遊技を受け付けなくするとともに、エラーを報知することができる。サブ基板2で照合を行うときには、エラーを報知することができる。エラー報知によりホール管理者の注意を引くので、それだけでも遊技の続行は事実上不可能になる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
また、本明細書において、部とは必ずしも物理的手段を意味するものではなく、部の機能が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。さらに、一つの部の機能が、二つ以上の物理的手段により実現されても、若しくは、二つ以上の部の機能が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
1 メイン基板
1a セキュリティコード登録部
1b セキュリティコード記憶部
1c セキュリティコード照合部
1d 設定変更部
1e 遊技不能状態設定部
2 サブ基板
2a セキュリティコード記憶部
2b セキュリティコード照合部
10 スロットマシン
11 筐体
12 表示窓
13 図柄表示窓
16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
20 乱数発生部
30 スタートスイッチ
40 回転リール
42 リールテープ
50 ストップスイッチ
60 リールユニット
61 図柄
62 液晶表示部
70 リール駆動部
71 リール位置検出回路
80 ホッパー駆動部
81 ホッパー
82 メダル検出部
83 設定スイッチ
100 メダル投入口
200 液晶制御基板
201 スピーカ
202 LED基板
304 メダル払い出し口
311 メダル受け部(下皿)
1a セキュリティコード登録部
1b セキュリティコード記憶部
1c セキュリティコード照合部
1d 設定変更部
1e 遊技不能状態設定部
2 サブ基板
2a セキュリティコード記憶部
2b セキュリティコード照合部
10 スロットマシン
11 筐体
12 表示窓
13 図柄表示窓
16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
20 乱数発生部
30 スタートスイッチ
40 回転リール
42 リールテープ
50 ストップスイッチ
60 リールユニット
61 図柄
62 液晶表示部
70 リール駆動部
71 リール位置検出回路
80 ホッパー駆動部
81 ホッパー
82 メダル検出部
83 設定スイッチ
100 メダル投入口
200 液晶制御基板
201 スピーカ
202 LED基板
304 メダル払い出し口
311 メダル受け部(下皿)
Claims (10)
- 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う制御部を備える遊技機において、
遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録する登録部と、
前記セキュリティコードを記憶する記憶部と、
内部動作に関する設定変更を行うための設定スイッチと、
少なくとも前記設定スイッチから設定変更の要求を受けたとき、遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する照合部と、
前記照合部の照合結果が一致したときに設定変更を行う設定変更部とを備える遊技機。 - 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う制御部を備える遊技機において、
遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録する登録部と、
前記セキュリティコードを記憶する記憶部と、
少なくとも電源投入時に、遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する照合部と、
前記照合部の照合結果が一致しなかったときに、遊技を受け付けない状態に遊技機を設定する遊技不能状態設定部とを備える遊技機。 - 前記照合部の照合結果が一致しなかったときにエラー報知を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
- 前記照合部は、予め定められた時間以上前記操作スイッチに対する操作がなされなかったとき、タイムアウト処理を行うことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載の遊技機。
- 遊戯者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う第1処理部と、前記第1処理部からコマンドを受けて内部抽選の結果の報知を含む演出を行う第2処理部とを備える遊技機であって、
前記第1処理部に、
遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録する登録部と、
前記セキュリティコードを記憶する第1記憶部と、
内部動作に関する設定変更の要求を受けたとき、遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する第1照合部と、
前記第1照合部の照合結果が一致したときに設定変更を行う設定変更部とを備え、
前記第2処理部に、
前記第1処理部から前記セキュリティコードを受けてこれを記憶する第2記憶部と、
前記第1処理部から前記操作スイッチの操作に関する情報を受け、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記第2記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する第2照合部とを備え、前記第2処理部は前記第2照合部の出力に基づき報知処理を行うことを特徴とする遊技機。 - 遊戯者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う第1処理部と、前記第1処理部からコマンドを受けて内部抽選の結果の報知を含む演出を行う第2処理部とを備える遊技機であって、
前記第1処理部に、
遊技機の操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録する登録部と、
前記セキュリティコードを記憶する第1記憶部と、
少なくとも電源投入時に、前記操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する第1照合部と、
前記第1照合部の照合結果が一致しなかったときに、遊技機の遊技を受け付けない状態に設定する遊技不能状態設定部とを備え、
前記第2処理部に、
前記第1処理部から前記セキュリティコードを受けてこれを記憶する第2記憶部と、
前記第1処理部から前記操作スイッチの操作に関する情報を受け、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を前記第2記憶部に登録されたセキュリティコードと照合する第2照合部とを備え、前記第2処理部は前記第2照合部の出力に基づき報知処理を行うことを特徴とする遊技機。 - 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う制御部を備える遊技機における不正行為防止方法であって、
遊技機の操作スイッチの信号を監視するステップと、
前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録するステップと、
少なくとも前記制御部の内部動作に関する設定変更の要求を受けたとき、前記操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を既に登録されたセキュリティコードと照合するステップと、
照合結果が一致したときに内部動作に関する設定変更を行うステップとを備える遊技機における不正行為防止方法。 - 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う制御部を備える遊技機における不正行為防止方法であって、
遊技機の操作スイッチの操作を受け付けるステップと、
前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録するステップと、
少なくとも電源投入時に、前記操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を既に登録されたセキュリティコードと照合するステップと、
照合結果が一致したときに遊技を受け付けるステップとを備える遊技機における不正行為防止方法。 - 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う制御部を備える遊技機の制御プログラムであって、
遊技機の操作スイッチの信号を監視するステップと、
前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録するステップと、
少なくとも前記制御部の内部動作に関する設定変更の要求を受けたとき、前記操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を既に登録されたセキュリティコードと照合するステップと、
照合結果が一致したときに内部動作に関する設定変更を行うステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う制御部を備える遊技機の制御プログラムであって、
遊技機の操作スイッチの操作を受け付けるステップと、
前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番をセキュリティコードとして登録するステップと、
少なくとも電源投入時に、前記操作スイッチの信号を監視し、前記操作スイッチのうちで操作されたもの及びその順番を既に登録されたセキュリティコードと照合するステップと、
照合結果が一致したときに遊技を受け付けるステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2003381752A JP2005143596A (ja) | 2003-11-11 | 2003-11-11 | 遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラム |
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