JP2004016300A - 遊技機 - Google Patents

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Shohachi Ugawa
鵜川 詔八
Masakazu Sakakura
坂倉 雅和
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Abstract

【目的】開閉検知部材の取付加工以外に特別な加工を必要とせず、然も透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のより綿密な開閉状態の検知を可能とする遊技機を提供する。
【構成】ガラス扉枠2Cからの押圧状態を検知することでガラス扉枠2Cの閉鎖状態を検知する一方、ガラス扉枠2Cからの押圧の解除状態を検知することでガラス扉枠2Cの開放状態を検知する第1検知部49と、外枠2Aからの押圧状態を検知することで外枠2Aの閉鎖状態を検知する一方、外枠2Aからの押圧の解除状態を検知することで外枠2Aの開放状態を検知する第2検知部50と、を備えた扉開放スイッチ47を設ける。これにより、扉開放スイッチ47の取付加工以外の特別な加工が不要となり、また、ガラス扉枠2C、前面枠2B、及び外枠2Aのより綿密な開閉状態の検知が可能となる。
【選択図】   図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、透明板を保持する透明板保持枠と該透明板保持枠の後面側に設けられる前面枠と該前面枠の後面側に設けられる後面側構成部材とを備え、前記透明板保持枠と前記前面枠とを開閉自在に設け、前記前面枠と前記後面側構成部材とを開閉自在に設けた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、遊技機としての例である弾球遊技機は、前面枠の前面側で該前面枠に対して開閉自在に設けられ、遊技盤に形成された遊技領域を視認可能に被覆する透明板を保持する透明板保持枠と、前記前面枠の後面側で該前面枠に対して開閉自在に設けられる後面側構成部材(例えば、外枠や機構板)と、を備えている。このような構成において、従来では、外枠に単一の開閉検知部材を取り付け、これによって透明板保持枠あるいは前面枠の開閉状態を検知するものが提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の開閉状態を検知する構成は、透明板保持枠及び前面枠の閉鎖状態で外枠側の開閉検知部材を押圧する一方、透明板保持枠又は前面枠の開放状態で外枠側の開閉検知部材に対する押圧を解除する押圧突起部を透明板保持枠の裏面側に設けることで行われていた。なお、前面枠には、透明板保持枠裏面の押圧突起部を外枠側の開閉検知部材に挿通するための筒状の収納部が形成されていた。しかしながら、このような構成では、開閉検知部材を取り付ける外枠以外に、透明板保持枠及び前面枠に対しても開閉状態を検知するための特別な加工(押圧突起部及び収納部の形成)が必要であった。さらに、従来の構成では、透明板保持枠だけが開放したのか、あるいは前面枠が開放(この場合、透明板保持枠も必ず一緒に開放される)したのかを検知することができず、さらには前面枠が開放した状態においても、前面枠に対して透明板保持枠が開放した状態にあるのか否かを検知することができなかった。即ち、従来では、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材の開閉状態をより綿密に検知することができなかった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材の開閉状態を単一の開閉検知部材で検知する構成において、開閉検知部材の取付加工以外に特別な加工を必要とせず、然も透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のより綿密な開閉状態の検知を可能とする遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、透明板を保持する透明板保持枠と該透明板保持枠の後面側に設けられる前面枠と該前面枠の後面側に設けられる後面側構成部材とを備え、前記透明板保持枠と前記前面枠とを開閉自在に設け、前記前面枠と前記後面側構成部材とを開閉自在に設けた遊技機において、前記前面枠に単一の開閉検知部材を設け、該開閉検知部材は、前記透明板保持枠からの押圧状態を検知することで前記前面枠と前記透明板保持枠との閉鎖状態を検知する一方、前記透明板保持枠からの押圧の解除状態を検知することで前記前面枠と前記透明板保持枠との開放状態を検知する第1検知部と、前記後面側構成部材からの押圧状態を検知することで前記前面枠と前記後面側構成部材との閉鎖状態を検知する一方、前記後面側構成部材からの押圧の解除状態を検知することで前記前面枠と前記後面側構成部材との開放状態を検知する第2検知部と、を備えたことを特徴とする。このように構成することにより、開閉検知部材の取付加工以外の特別な加工が不要となる。また、このような構成では、前面枠に対する透明板保持枠の開閉状態を検知する第1検知部と、前面枠に対する後面側構成部材の開閉状態を検知する第2検知部とを開閉検知部材に設けることで、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のより綿密な開閉状態の検知が可能となる。即ち、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のいずれが開放状態にあるのか判断できるようになる。
【0005】
また、請求項2の発明においては、前記第1検知部により前記透明板保持枠の開放状態が検知された旨と前記第2検知部により前記後面側構成部材の開放状態が検知された旨とを発光によって報知する発光部材と、該発光部材の発光を前記第1検知部による開放検知と前記第2検知部による開放検知とで発光態様を異ならせて制御する発光制御手段と、を備えたことを特徴とする。このように構成することにより、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のより綿密な開閉状態が一目で確認できるように報知できる。即ち、発光部材の発光具合により、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のいずれが開放状態にあるのか判断できるようになる。
【0006】
また、請求項3の発明においては、前記開閉検知部材と前記発光部材と前記発光制御手段とを前記前面枠に設けたことを特徴とする。このように構成することにより、開閉検知部材、発光部材、及び発光制御手段の電気配線の取り回しが合理化できる。また、このような構成において、各種構成部材に電源を供給する電源基板を前面枠に設けた場合、電源供給用の配線がヒンジ部分をまたがないので配線が容易になり、然も断線の虞れがない。
【0007】
また、請求項4の発明においては、前記第1検知部による開放検知と前記第2検知部による開放検知とを外部装置で把握可能なように当該遊技機と外部装置とを接続する外部接続基板を備えたことを特徴とする。このように構成することにより、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のより綿密な開閉状態が外部装置で把握できるので、不正行為の発見等が容易となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。先ず、図1及び図2を参照して実施形態に係る弾球遊技機1の全体の構成について説明する。弾球遊技機1は、図1及び図2に示すように、縦長な方形状に枠組み形成される外枠2Aと、該外枠2の一側に開閉自在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けられる前面枠2Bと、該前面枠2Bの前面上部に開閉自在に設けられるガラス扉枠2Cとから構成されている。前面枠2Bに設けられる主要構成部としては、上記したガラス扉枠2C、遊技盤6、上皿3、該上皿3からあふれた遊技球を貯留する下皿4、打球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5、前面枠2Bの裏面側に取り付けられる機構板52(図5参照)等がある。また、図示の実施形態では、弾球遊技機1の側方に遊技者に遊技球を貸し出すためのカードユニット51が付設されている。なお、ガラス扉枠2Cは、上下一対の連結蝶番21a,21bによって前面枠2Bに開閉自在に取り付けられる。
【0009】
ガラス扉枠2Cには、後述する遊技盤6の遊技領域8をほぼ透視し得る円形透視窓22が開設され、該円形透視窓22の裏面から複層ガラス板が装着されている。また、ガラス扉枠2Cにおける円形透視窓22の外周部分には、前面枠2Bの前面側に取り付けられた遊技効果LED42、賞球ランプ43、球切れランプ44、及び扉開放ランプ45,46が臨んでいる。遊技効果LED42は、遊技状態に応じて点灯又は点滅されるものであり、特別の遊技状態の発生時や継続時を遊技者に報知すると共に遊技の雰囲気を盛り上げるものである。賞球ランプ43は、入賞に基づいて所定個数の賞球が払い出されたことを報知するものである。球切れランプ44は、払い出すべく賞球が不足したことを報知するものである。扉開放ランプ45は、前面枠2Bに対するガラス扉枠2Cの開閉状態を報知ものであり、扉開放ランプ46は、外枠2Aに対する前面枠2Bの開閉状態(前面枠2Bに対する外枠2Aの開閉状態ともいえる)を報知するものである。前面枠2Bにおける開放側の上枠部分には、前面枠2Bに対するガラス扉枠2Cの開閉状態及び外枠2Aに対する前面枠2Bの開閉状態を検知するための扉開放スイッチ47が設けられている。また、ガラス扉枠2Cの上部左右には、遊技の進行に応じた効果音を発生するスピーカ41が設けられている。なお、扉開放スイッチ47の構成については後で詳述する。
【0010】
遊技盤6の表面には、図3に示すように、円形うず巻き状に誘導レール7が取り付けられ、該誘導レール7の内側が遊技領域8とされて発射された打玉が落下するものである。遊技領域8には、図示の場合、特別図柄表示装置9、特別可変入賞球装置10、普通可変入賞球装置11等が設けられると共に、単に打玉を入賞とする入賞口、打玉の流下方向,速度を変化せしめる風車又は多数の障害釘が設けられ、遊技領域8の最下方には、いずれの入賞領域にも入賞しない打玉が取り込まれるアウト口12が設けられている。また、特別図柄表示装置9の左右の両側方には、それぞれ通過玉検出器13a,13bが設けられている。この通過玉検出器13a,13bは、該通過玉検出器13a,13b内を通過する打玉を検出すると、その検出信号に基づいて特別図柄表示装置9(表示部装飾部材18)の上側に設けられる左右一対のLEDからなる普通図柄表示器14a,14bを可変表示(点灯移動)して表示結果を導出する(左右いずれか一方のLEDのみを点灯表示する)。なお、左側の普通図柄表示器14aには「○」が付され、右側の普通図柄表示器14bには「×」が付されている。即ち、「×」が付された右側の普通図柄表示器14bが点灯した場合には、普通図柄表示器14a,14bがハズレの表示結果を導出したことになる。一方、「○」が付された左側の普通図柄表示器14aが点灯した場合には、普通図柄表示器14a,14bが当りの表示結果を導出したことになり、普通可変入賞球装置11が所定時間開放される。また、普通図柄表示器14a,14bの可変時間は、通常確率モードのときに相対的に長く(例えば、30秒)、確率変動(確変)モードのときに相対的に短く(例えば、3〜5秒)設定されている。また、特別図柄表示装置9(表示部装飾部材18)の上側には、普通図柄表示器14a,14bの可変表示中に通過玉検出器13a,13bを通過した打玉数を記憶表示するゲート通過記憶表示器15(最高4個まで記憶表示する)が設けられている。
【0011】
普通可変入賞球装置11は、遊技領域8のほぼ中央に配置される特別図柄表示装置9とアウト口12の上方に配置される特別可変入賞球装置10との間に配置され、ソレノイド16によって開閉駆動される電動チューリップタイプの可変入賞球装置である。そして、普通可変入賞球装置11には、始動玉検出器17が内蔵され、開放中又は閉成中に受け入れた入賞玉を検出するようになっている。しかして、打玉が始動玉検出器17によって検出されると特別図柄表示装置9が可変表示を開始する。なお、普通可変入賞球装置11の開放時間は、通常確率モードのときに相対的に短く(例えば、0.5秒)、確率変動モードのときに相対的に長く(例えば、2秒)設定されている。また、普通可変入賞球装置11が開放していない場合でも打玉を受け入れるようになっている。
【0012】
特別図柄表示装置9は、左・中・右の特別図柄を個々に可変表示する可変表示部を備えた表示領域80が形成された液晶タイプの表示器であり、その前方外周には、縦長形状の窓枠部19が開設された表示部装飾部材18が設けられる。そして、特別図柄表示装置9の変動停止(左図柄、右図柄、中図柄の順で停止)時における図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せ(本実施形態では、同一の図柄が当りラインのいずれかに揃った場合)である場合に、特定遊技状態を発生して、特別可変入賞球装置10を次に説明する所定の表示態様で開閉駆動するものである。但し、大当り図柄の組合せの一部は、確率変動図柄として設定され、この確率変動図柄で特定遊技状態となったときには、その特定遊技状態終了後における前記普通図柄表示器14a,14bにおける当り(当りLEDの点灯)の出現確率や特別図柄表示装置9における大当り図柄の出現確率が高くなる確率変動モードとなるように設定されている。なお、表示部装飾部材18には、前述したような普通図柄表示器14a,14b及びゲート通過記憶表示器15に加えて、特別図柄の可変動作中に前記始動玉検出器17によって検出された玉数を記憶表示する始動記憶表示器20(最高4個まで記憶表示する)が設けられている。また、表示部装飾部材18の上側には、7色に点灯が可能な多色LEDからなる左右一対の表飾りランプ33a,33bが設けられている。
【0013】
特定遊技状態となったときに駆動制御される特別可変入賞球装置10は、ソレノイド26によって開閉駆動される開閉板25を有し、その開閉板25に受け入れられた打玉を検出する入賞個数検出器27が設けられている。また、特別可変入賞球装置10内(開閉板25の内側)には、打玉の検出(V入賞検出)に伴って特定遊技状態の継続権を成立させる特定玉検出器28が設けられており、該特定玉検出器28の上方には、一旦V入賞検出があると次に開閉板25を開放するまでは打玉が特定玉検出器28を通過しないようにするVシャッター29が設けられている。このVシャッター29は、ソレノイド30によって開閉駆動が行われる。しかして、特定遊技状態となった場合には、一定時間(例えば、28秒)が経過するまで又はその一定時間内に所定個数(例えば、10個)の入賞玉が入賞するまで開閉板25を開放(以下、この開放を開放サイクルという)し、その開放サイクル中に受け入れられた打玉が特定玉検出器28によって検出されたときに継続権が成立して、再度上記した開放サイクルが実行され、各開放サイクルにおいて継続権が成立していることを条件に最高16回の開放サイクルを繰り返すことができるようになっている。
【0014】
なお、本発明に係る特定遊技状態は、上記に限らず以下に示す▲1▼〜▲5▼の制御のうちいずれか1つの制御又は組合せた制御を実行する状態であればよい。
【0015】
▲1▼ 打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一の状態にする制御
▲2▼ 特定の入賞又は通過領域での打玉の検出を介在させ、打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一の状態にする制御
▲3▼ 打玉の入賞に関わらず所定数の景品玉を直接排出する制御
▲4▼ 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)に対して有価数を加算する制御
▲5▼ 得点があることに基づいて遊技可能な弾球遊技機に対して得点を付与する制御
また、特別可変入賞球装置10の左右両側には、それぞれ入賞玉検出器31a,32aを内蔵する入賞口31,32が設けられている。また、遊技領域8には、上記した構成以外に、入賞玉検出器35a,36a及び装飾ランプ35b,36bを内蔵する入賞口35,36や、サイド飾り39,40等が設けられている。
【0016】
また、遊技領域8の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ41が設けられている。遊技領域8の外周には、遊技効果LED42が設けられている。そして、この例では、遊技領域8の左側外周に、賞球残数があるときに点灯する賞球ランプ43が設けられ、遊技領域8の上側外周に、補給球が切れたときに点灯する球切れランプ44が設けられている。さらに、図1には、弾球遊技機1に隣接して設置され、プリペイドカードが挿入されることによって球貸しを可能にするカードユニット51も示されている。
【0017】
次に、弾球遊技機1の裏面に配置されている各基板について説明する。
【0018】
図4に示すように、弾球遊技機1の裏面では、外枠2A内の機構板52の上部に玉貯留タンク53が設けられ、弾球遊技機1が遊技機設置島に設置された状態でその上方から遊技球が球貯留タンク53に供給される。球貯留タンク53内の遊技球は、誘導樋54を通って賞球ケース55で覆われる球払出装置68に至る。
【0019】
機構板52の裏面側には、各可変表示部(特別図柄表示装置9及び普通図柄表示器14a,14b)、スピーカ41、及び各種ランプ・LEDを制御する表示制御基板56と、球払出制御を行う払出制御用マイクロコンピュータ等が搭載された払出制御基板58と、各種ランプ・LEDを駆動するためのランプ制御基板59と、スピーカ41を駆動するための音制御基板60と、打球発射装置を制御するための発射制御基板61とが設けられている。但し、遊技制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技制御基板(主基板)57は、図2に示すように、前記扉開放ランプ45,46及び前記扉開放スイッチ47と同様に前面枠2Bに取り付けられている。なお、ランプ制御基板59及び音声制御基板60は、それぞれ表示制御基板56を介して主基板57からの制御信号を受信するようになっている(図6参照)。
【0020】
さらに、DC30V、DC21V、DC12V及びDC5Vを作成する電源回路が搭載された電源基板62が設けられ、上方には、各種情報を遊技機外部に出力するための各端子を備えたターミナル基板63が設置されている。ターミナル基板63には、少なくとも、球切れ検出スイッチの出力を導入して外部出力するための球切れ用端子、賞球個数信号を外部出力するための賞球用端子及び球貸し個数信号を外部出力するための球貸し用端子が設けられている。また、中央付近には、主基板57からの各種情報を遊技機外部に出力するための各端子を備えた情報端子盤64が設置されている。なお、図4には、ランプ制御基板59及び音声制御基板60からの信号を、枠側に設けられている各種ランプ・LEDに供給するための電飾中継基板65が示されているが、信号中継の必要に応じて他の中継基板も設けられる。
【0021】
図4は、弾球遊技機1の機構板52を背面からみた背面図である。球貯留タンク53に貯留された玉は誘導樋54を通り、図4に示されるように、球切れ検出器66a,66bを通過して球供給樋67a,67bを経て球払出装置68に至る。球切れ検出器66a,66bは、遊技球通路内の遊技球の有無を検出するスイッチであるが、球貯留タンク53内の補給球の不足を検出する球切れ検出器69も設けられている。球払出装置68から払い出された遊技球は、連絡口70を通って弾球遊技機1の前面に設けられている上皿3に供給される。連絡口70の側方には、弾球遊技機1の前面に設けられている下皿4に連通する余剰玉通路71が形成されている。また、球払出装置68には、払い出した遊技球(賞球)の個数をカウントする賞球カウントスイッチ68a(図6参照)が設けられている。
【0022】
入賞に基づく景品球が多数払い出されて上皿3が満杯になり、ついには遊技球が連絡口70に到達した後さらに遊技球が払い出されると遊技球は、余剰玉通路71を経て下皿4に導かれる。さらに遊技球が払い出されると、感知レバー72が満タンスイッチ73を押圧して満タンスイッチ73がオンする。その状態では、球払出装置68内のステッピングモータの回転が停止して球払出装置68の動作が停止すると共に打球発射装置の駆動も停止する。
【0023】
図6は、主基板57における回路構成の一例を示すブロック図である。なお、図6には、払出制御基板58、ランプ制御基板59、音制御基板(音声制御基板)60、及び表示制御基板56も示されている。主基板57には、プログラムに従って弾球遊技機1を制御する基本回路74と、扉開放スイッチ47、ゲートスイッチ(通過玉検出器)13a,13b、始動口スイッチ(始動玉検出器)17、カウントスイッチ(入賞個数検出器)27、Vカウントスイッチ(特定玉検出器)28、入賞口スイッチ(入賞玉検出器)31a,32a,35a,36a、満タンスイッチ73、球切れスイッチ(球切れ検出器)66a,66b、球切れ検出スイッチ(球切れ検出器)69、及び賞球カウントスイッチ68aからの信号を基本回路74に与えるスイッチ回路75と、特別可変入賞球装置10(開閉板25)を開閉するソレノイド26、普通可変入賞球装置11を開閉するソレノイド16、Vシャッター29を開閉するソレノイド30を、基本回路74からの指令に従って駆動するソレノイド回路76とが搭載されている。
【0024】
また、基本回路74から与えられるデータに従って、大当りの発生を示す大当り情報、特別図柄表示装置9の可変表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報、払い出された賞球の個数を示す賞球情報等の情報出力信号をホールコンピュータ等の外部機器に対して出力する情報出力回路77が搭載されている。
【0025】
基本回路74は、ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM74a、ワークメモリとして使用される記憶手段の一例であるRAM74b、プログラムに従って制御動作を行うCPU74c、及びI/Oポート部74dを含む。この実施形態では、ROM74a、RAM74bはCPU74cに内蔵されている。即ち、CPU74cは、1チップマイクロコンピュータである。なお、1チップマイクロコンピュータは、少なくともRAM74bが内蔵されていればよく、ROM74a及びI/Oポート部74dは外付けであっても内蔵されていてもよい。また、主基板57には、基本回路74からのアドレスデータをデコードし、基本回路74内のRAM74b、I/Oポート部74d、あるいはROM74aにそれぞれチップセレクト信号を与えるアドレスデコード回路78が設けられている。
【0026】
また、主基板57側の基本回路74が接続された表示制御基板56には、特別図柄を可変表示する可変表示部(特別図柄表示装置9)及び普通図柄を可変表示する可変表示器(普通図柄表示器14a,14b)の接続に加えて、前述したように音制御基板60とランプ制御基板59とが接続されている。言い換えれば、表示制御基板56は、各可変表示部(特別図柄表示装置9及び普通図柄表示器14a,14b)の表示制御に加えて、スピーカ41からの音声発生制御と、各種ランプ・LED(遊技効果LED42、賞球ランプ43、、球切れランプ44、装飾ランプ35b,36b、表飾りランプ33a,33b、ゲート通過記憶表示器15、及び始動記憶表示器20)、扉開放ランプ45,46の表示制御を行うようになっている。表示制御基板56は、主基板57と同様に、表示制御用のプログラム等を記憶するROM56a、ワークメモリとして使用される記憶手段の一例であるRAM56b、プログラムに従って制御動作を行うCPU56cを含む。この実施形態では、ROM56a、RAM56bはCPU56cに内蔵されている。即ち、CPU56cは、1チップマイクロコンピュータである。なお、1チップマイクロコンピュータは、少なくともRAM56bが内蔵されていればよく、ROM56aは外付けであっても内蔵されていてもよい。
【0027】
また、従来では、メイン基板(実施形態中では、主基板57に相当する基板)で行っていた制御をサブ基板となる表示制御基板56に分割することで、本実施形態では、主基板57のプログラム量や回路構成を簡素化している。これにより、主基板57に不正があった場合でも、その不正行為が発見し易くなっており、然も不正行為を発見するための検査も容易に行える。なお、主基板57は、大当りの発生や大当りの中でも確変当り等の判定を行うことから、不正行為の対象となり易くなっていた。
【0028】
次に、本実施形態の要部を構成する扉開放スイッチ47について図7及び図8を参照して説明する。扉開放スイッチ47は、図7に示すように、該扉開放スイッチ47を前面枠2Bに取り付けるための取付基部48と、前面枠2Bに対するガラス扉枠2Cの開閉状態を検知するための第1検知部49と、外枠2Aに対する前面枠2Bの開閉状態(前面枠2Bに対する外枠2Aの開閉状態ともいえる)を検知するための第2検知部50と、扉開放スイッチ47と主基板57とを電気的に接続して第1検知部49及び第2検知部50による各検知信号を主基板57のスイッチ回路75に送信する接続配線47aと、から構成されている。
【0029】
なお、主基板57は、第1検知部49からの検知信号に基づいて前記扉開放ランプ45の点灯を制御すると共に、第2検知部50からの検知信号に基づいて前記扉開放ランプ46の点灯を制御するようになっている。具体的な点灯制御としては、第1検知部49によって前面枠2Bに対するガラス扉枠2Cの開放状態が検知されると扉開放ランプ45を点灯制御し、また、第2検知部50によって前面枠2Bに対する外枠2Aの開放状態が検知されると扉開放ランプ46を点灯制御するようになっている。言い換えれば、扉開放ランプ45は、点灯によって前面枠2Bに対するガラス扉枠2Cの開放状態を報知し、扉開放ランプ46は、点灯によって前面枠2Bに対する外枠2Aの開放状態を報知するようになっている。
【0030】
取付基部48は、額縁形状をなし、その四隅部分にはそれぞれ取付穴48bを穿設した嵌合凹部48aが形成されている。一方、前面枠2Bにおける開放側の上枠部分には、扉開放スイッチ47を取り付けるための長方形状の取付開口23が穿設されており、該取付開口23の四隅部分には、取付基部48の各嵌合凹部48aと嵌合する嵌合凸部23aが形成されている。また、嵌合凸部23aには、嵌合凹部48aの取付穴48bと対応するように取付穴23bが穿設されている。しかして、扉開放スイッチ47は、取付基部48の嵌合凹部48aを前面枠2B側の嵌合凸部23aに嵌合させた状態で取付開口23内に挿入され、各取付穴48b,23bがビス24で共締めされることで、前面枠2Bにおける開放側の上枠部分に取り付けられるようになっている。なお、このような取付状態において、第1検知部49は、前面枠2Bの前面側(ガラス扉枠2Cと対向する側)に臨むようにして配置される一方、第2検知部50は、前面枠2Bの後面側(外枠2Aと対向する側)に臨むようにして配置されるようになっている。
【0031】
第1及び第2の各検知部49,50は、それぞれ図示しない弾性部材(例えば、スプリングや板バネ等)とスイッチ部品とが内蔵されて構成されている。そして、図8(A)に示すように、前面枠2Bに対してガラス扉枠2Cと外枠2Aとが閉鎖された状態では、第1検知部49は、弾性部材の弾性力に抗してガラス扉枠2Cの押圧力が付加されて退行した状態(取付開口23内に押し込められた状態)となり、第2検知部50は、弾性部材の弾性力に抗して外枠2Aの押圧力が付加されて退行した状態(取付開口23内に押し込められた状態)となる。これにより、第1検知部49は、前面枠2Bに対するガラス扉枠2Cの閉鎖状態を検知し、扉開放ランプ45は消灯状態となる。また、第2検知部50は、前面枠2Bに対する外枠2Aの閉鎖状態を検知し、扉開放ランプ46は消灯状態となる。
【0032】
また、図8(B)に示すように、前面枠2Bに対してガラス扉枠2Cが開放され、外枠2Aが閉鎖された状態では、第1検知部49は、ガラス扉枠2Cによる押圧が解除されることで弾性部材の弾性力によって進出した状態(取付開口23から若干前面に突き出た状態)となり、第2検知部50は、前記図8(A)の状態と同様に退行した状態となる。これにより、第1検知部49は、前面枠2Bに対するガラス扉枠2Cの開放状態を検知し、扉開放ランプ45は点灯状態となる。また、第2検知部50は、前面枠2Bに対する外枠2Aの閉鎖状態を検知し、扉開放ランプ46は消灯状態となる。
【0033】
また、図8(C)に示すように、前面枠2Bに対してガラス扉枠2Cが閉鎖され、外枠2Aが開放された状態では、第1検知部49は、前記図8(A)の状態と同様に退行した状態となり、第2検知部50は、外枠2Aによる押圧が解除されることで弾性部材の弾性力によって進出した状態(取付開口23から若干後面に突き出た状態)となる。これにより、第1検知部49は、前面枠2Bに対するガラス扉枠2Cの閉鎖状態を検知し、扉開放ランプ45は消灯状態となる。また、第2検知部50は、前面枠2Bに対する外枠2Aの開放状態を検知し、扉開放ランプ46は点灯状態となる。
【0034】
また、図8(D)に示すように、前面枠2Bに対してガラス扉枠2Cと外枠2Aとが開放された状態では、第1検知部49は、前記図8(B)の状態と同様に進出した状態となり、第2検知部50は、前記図8(C)の状態と同様に進出した状態となる。これにより、第1検知部49は、前面枠2Bに対するガラス扉枠2Cの開放状態を検知し、扉開放ランプ45は点灯状態となる。また、第2検知部50は、前面枠2Bに対する外枠2Aの開放状態を検知し、扉開放ランプ46は点灯状態となる。
【0035】
以上のように、本実施形態の構成によれば、透明板(複層ガラス板)を保持する透明板保持枠(ガラス扉枠2C)と該透明板保持枠の後面側に設けられる前面枠(2B)と該前面枠の後面側に設けられる後面側構成部材(外枠2A)とを備え、前記透明板保持枠と前記前面枠とを開閉自在に設け、前記前面枠と前記後面側構成部材とを開閉自在に設けた遊技機(弾球遊技機1)において、前記前面枠に単一の開閉検知部材(扉開放スイッチ47)を設け、該開閉検知部材は、前記透明板保持枠からの押圧状態を検知することで前記前面枠と前記透明板保持枠との閉鎖状態を検知する一方、前記透明板保持枠からの押圧の解除状態を検知することで前記前面枠と前記透明板保持枠との開放状態を検知する第1検知部(49)と、前記後面側構成部材からの押圧状態を検知することで前記前面枠と前記後面側構成部材との閉鎖状態を検知する一方、前記後面側構成部材からの押圧の解除状態を検知することで前記前面枠と前記後面側構成部材との開放状態を検知する第2検知部(50)と、を備えたことを特徴とする。このように構成することにより、開閉検知部材の取付加工以外の特別な加工が不要となる。また、このような構成では、前面枠に対する透明板保持枠の開閉状態を検知する第1検知部と、前面枠に対する後面側構成部材の開閉状態を検知する第2検知部とを開閉検知部材に設けることで、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のより綿密な開閉状態の検知が可能となる。即ち、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のいずれが開放状態にあるのか判断できるようになる。
【0036】
なお、実施形態中では、前面枠の後面側で該前面枠との間で開閉自在に設けられる後面側構成部材を外枠2Aとしているが、これに限らず、機構板52を後面側構成部材としてもよい。
【0037】
また、上記したような綿密な開閉状態の検知によって遊技機に対する不正行為をより的確に発見することができ、遊技場側でのより速やかで且つ的確な対処が可能になる。ここで、透明板保持枠又は前面枠の開放によって行われる不正行為の具体例について説明する。先ず、透明板保持枠を開放して行われる不正行為としては、入賞口へ遊技球やピアノ線等を挿入して不正に入賞させ、出球(賞球)を不正に多く出させる行為が考えられる。この場合は、透明板を透してその不正が見えるので発見し易く、主に不正行為を行う人物が遊技機の前に座っている間だけなので、例え不正行為が行われたとしても遊技場側の被害は比較的小さい。一方、前面枠を開放して行われる不正行為としては、大当りを決定する部分のROM等を交換する行為が考えられる。この場合は、大当りを多く誘発するため、不正行為を行う人物が遊技機から離れて一般の遊技者が座ったとしても不正に遊技機から出球を多く取られることがある。また、不正改造されたROMに交換されたことが判明したときには、その遊技機が正規のROMを備えていないことから、稼動を停止させなければならず、然も遊技機を正規のものに交換する等の費用や交換するときの手続きが必要となり、遊技場側の被害は大きい。
【0038】
また、上記した実施形態では、前記第1検知部により前記透明板保持枠の開放状態が検知された旨と前記第2検知部により前記後面側構成部材の開放状態が検知された旨とを発光によって報知する発光部材(扉開放ランプ45,46)と、該発光部材の発光を制御する発光制御手段(主基板57)と、を備えており、これによって、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のより綿密な開閉状態が一目で確認できるようになっている。即ち、発光部材の発光具合により、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のいずれが開放状態にあるのか判断できるようになっている。但し、発光部材による開放状態の報知態様としては、実施形態中に記載のものに限定しない。実施形態中では、第1検知部及び第2検知部による各検知毎で報知用の発光部材(扉開放ランプ45,46)を設けているが、単一の発光部材の発光態様を第1検知部及び第2検知部による各検知毎で異ならせることで報知するようにしてもよい。例えば、第1検知部によって前面枠に対する透明板保持枠の開放状態が検知されると、単一の発光部材を連続的に点灯制御する一方、第2検知部によって後面側構成部材に対する前面枠の開放状態が検知されると、単一の発光部材を断続的に点灯制御(点滅制御)するようにしてもよい。また、単一の発光部材として2色発光のものを用い、第1検知部によって前面枠に対する透明板保持枠の開放状態が検知されると、単一の発光部材を赤色に発光制御する一方、第2検知部によって後面側構成部材に対する前面枠の開放状態が検知されると、単一の発光部材を青色に発光制御するようにしてもよい。なお、このような構成とした場合には、発光部材の発光を制御する発光制御手段としての主基板57は、前記発光部材の発光を前記第1検知部による開放検知と前記第2検知部による開放検知とで発光態様を異ならせて制御する構成となる。
【0039】
また、発光部材を発光制御する発光制御手段は、主基板57に限定しない。例えば、図9(A)〜(C)に示す各変形例の構成であってもよい。図9(A)に示す変形例の構成では、扉開放スイッチ47(第1検知部49及び第2検知部50)が、扉開放ランプ45,46を接続したランプ制御基板59に直接的に接続される構成であり、ランプ制御基板59が発光部材(扉開放ランプ45,46)の発光を制御する発光制御手段を構成するようになっている。また、図9(B)に示す変形例の構成では、扉開放スイッチ47(第1検知部49及び第2検知部50)が、音制御部81a、ランプ制御部81b、表示制御部81cを備え且つ扉開放ランプ45,46を接続した演出制御基板81に接続される構成であり、演出制御基板81が発光部材(扉開放ランプ45,46)の発光を制御する発光制御手段を構成するようになっている。また、図9(C)に示す変形例の構成では、扉開放スイッチ47を構成する第1検知部49及び第2検知部50毎にそれぞれ扉開放ランプ45,46が直接的に接続されると共に、扉開放スイッチ47に電源基板62が直接的に接続される構成であり、扉開放スイッチ47と電源基板62とが発光部材(扉開放ランプ45,46)の発光を制御する発光制御手段を構成するようになっている。即ち、この構成では、第1検知部49が前面枠に対する透明板保持枠の開放状態を検知(ON)すると、電源基板62からの電源電圧が扉開放ランプ45に供給されることで扉開放ランプ45が点灯し、第2検知部50が後面側構成部材に対する前面枠の開放状態を検知(ON)すると、電源基板62からの電源電圧が扉開放ランプ46に供給されることで扉開放ランプ46が点灯するようになっている。
【0040】
また、上記した図9(A)に示す変形例の構成において、発光制御手段を構成するランプ制御基板59を、開閉検知部材及び発光部材と同様に、他の枠や盤を介すことなく直接的に前面枠に設けるようにしてもよい。こうすることで、開閉検知部材、発光部材、及び発光制御手段の電気配線の取り回しが合理化できる。また、このような構成において、各種構成部材に電源を供給する電源基板を前面枠に設けた場合、電源供給用の配線がヒンジ部分をまたがないので配線が容易になり、然も断線の虞れがなくなる。なお、このように開閉検知部材及び発光部材と同様に前面枠に設けられる発光制御手段は、ランプ制御基板に限定せず、いずれの基板で発光制御手段を構成してもよい。
【0041】
また、図10(A)(B)の各変形例に示すように、第1検知部49による開放検知と第2検知部50による開放検知とを外部装置(ホールコンピューター83)で把握可能なように遊技機と外部装置とを接続する外部接続基板82を備えるようにしてもよい。図10(A)に示す変形例では、扉開放スイッチ47の第1検知部49を外部接続基板82の第1接続部82aに接続し、該第1接続部82aをホールコンピューター83に接続する。また、扉開放スイッチ47の第2検知部50を外部接続基板82の第2接続部82bに接続し、該第2接続部82bをホールコンピューター83に接続する。そして、常時、ホールコンピューター83から扉開放スイッチ47に対して電源電圧をかけておく。これにより、第1及び第2の各検知部49,50による開放検知がない状態では、ホールコンピューター83から供給される電源電圧は使用されないので、このことからホールコンピューター83は、第1及び第2の各検知部49,50による開放検知がないことを把握する。一方、第1又は第2の検知部49,50による開放検知がある状態では、ホールコンピューター83から供給される電源電圧が開放検知した検知部で通電されて使用されるので、このことからホールコンピューター83は、第1又は第2の検知部49,50による開放検知があることを把握する。
【0042】
また、図10(B)に示す変形例は、前記図9(B)に示した演出制御基板81を発光制御手段として設けた構成に外部接続基板82を設けた場合を例示している。具体的には、演出制御基板81に外部接続基板82を接続し、該外部接続基板82をホールコンピューター83に接続する。これにより、第1及び第2の各検知部49,50による開放検知がない状態では、演出制御基板81に対して開放検知信号が出力されないため、ホールコンピューター83に対しても開放検知信号が出力されず、このことからホールコンピューター83は、第1及び第2の各検知部49,50による開放検知がないことを把握する。一方、第1又は第2の検知部49,50による開放検知がある状態では、演出制御基板81に対して開放検知信号が出力されるため、ホールコンピューター83に対しても開放検知信号が出力され、このことからホールコンピューター83は、第1又は第2の検知部49,50による開放検知があることを把握する。
【0043】
なお、実施形態中の遊技機は、始動入賞に基づいて特別図柄表示装置9に可変表示される特別図柄の停止図柄が所定の図柄の組合せになると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第1種弾球遊技機であったが、始動入賞に基づいて開放する電動役物の所定領域への入賞があると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第2種弾球遊技機や、始動入賞に基づいて可変表示される図柄の停止図柄が所定の図柄の組合せになると開放する所定の電動役物への入賞があると所定の権利が発生又は継続する第3種弾球遊技機であってもよく、さらにはスロットマシンやコインゲーム等の遊技機であってもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、請求項1の発明においては、透明板を保持する透明板保持枠と該透明板保持枠の後面側に設けられる前面枠と該前面枠の後面側に設けられる後面側構成部材とを備え、前記透明板保持枠と前記前面枠とを開閉自在に設け、前記前面枠と前記後面側構成部材とを開閉自在に設けた遊技機において、前記前面枠に単一の開閉検知部材を設け、該開閉検知部材は、前記透明板保持枠からの押圧状態を検知することで前記前面枠と前記透明板保持枠との閉鎖状態を検知する一方、前記透明板保持枠からの押圧の解除状態を検知することで前記前面枠と前記透明板保持枠との開放状態を検知する第1検知部と、前記後面側構成部材からの押圧状態を検知することで前記前面枠と前記後面側構成部材との閉鎖状態を検知する一方、前記後面側構成部材からの押圧の解除状態を検知することで前記前面枠と前記後面側構成部材との開放状態を検知する第2検知部と、を備えたことを特徴とする。このように構成することにより、開閉検知部材の取付加工以外の特別な加工が不要となる。また、このような構成では、前面枠に対する透明板保持枠の開閉状態を検知する第1検知部と、前面枠に対する後面側構成部材の開閉状態を検知する第2検知部とを開閉検知部材に設けることで、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のより綿密な開閉状態の検知が可能となる。即ち、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のいずれが開放状態にあるのか判断できるようになる。
【0045】
また、請求項2の発明においては、前記第1検知部により前記透明板保持枠の開放状態が検知された旨と前記第2検知部により前記後面側構成部材の開放状態が検知された旨とを発光によって報知する発光部材と、該発光部材の発光を前記第1検知部による開放検知と前記第2検知部による開放検知とで発光態様を異ならせて制御する発光制御手段と、を備えたことを特徴とする。このように構成することにより、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のより綿密な開閉状態が一目で確認できるように報知できる。即ち、発光部材の発光具合により、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のいずれが開放状態にあるのか判断できるようになる。
【0046】
また、請求項3の発明においては、前記開閉検知部材と前記発光部材と前記発光制御手段とを前記前面枠に設けたことを特徴とする。このように構成することにより、開閉検知部材、発光部材、及び発光制御手段の電気配線の取り回しが合理化できる。また、このような構成において、各種構成部材に電源を供給する電源基板を前面枠に設けた場合、電源供給用の配線がヒンジ部分をまたがないので配線が容易になり、然も断線の虞れがない。
【0047】
また、請求項4の発明においては、前記第1検知部による開放検知と前記第2検知部による開放検知とを外部装置で把握可能なように当該遊技機と外部装置とを接続する外部接続基板を備えたことを特徴とする。このように構成することにより、透明板保持枠、前面枠、及び後面側構成部材のより綿密な開閉状態が外部装置で把握できるので、不正行為の発見等が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における弾球遊技機を示す正面図である。
【図2】ガラス扉枠と前面枠と外枠とを示す斜視図である。
【図3】遊技盤を示す正面図である。
【図4】弾球遊技機の裏面に設けられる各基板を示す説明図である。
【図5】機構板を示す背面図である。
【図6】遊技制御基板(主基板)の回路構成を示すブロック図である。
【図7】扉開放スイッチを示す斜視図である。
【図8】同図(A)〜(D)は開放状態を検知するための扉開放スイッチの押圧状態を示す縦断面図である。
【図9】同図(A)〜(C)は変形例における回路構成を示すブロック図である。
【図10】同図(A)(B)は変形例における回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機(遊技機)
2A 外枠(後面側構成部材)
2B 前面枠
2C ガラス扉枠(透明板保持枠)
45,46 扉開放ランプ(発光部材)
47 扉開放スイッチ(開閉検知部材)
49 第1検知部
50 第2検知部
57 主基板(発光制御手段)
59 ランプ制御基板
82 外部接続基板
83 ホールコンピューター(外部装置)

Claims (4)

  1. 透明板を保持する透明板保持枠と該透明板保持枠の後面側に設けられる前面枠と該前面枠の後面側に設けられる後面側構成部材とを備え、前記透明板保持枠と前記前面枠とを開閉自在に設け、前記前面枠と前記後面側構成部材とを開閉自在に設けた遊技機において、
    前記前面枠に単一の開閉検知部材を設け、
    該開閉検知部材は、前記透明板保持枠からの押圧状態を検知することで前記前面枠と前記透明板保持枠との閉鎖状態を検知する一方、前記透明板保持枠からの押圧の解除状態を検知することで前記前面枠と前記透明板保持枠との開放状態を検知する第1検知部と、
    前記後面側構成部材からの押圧状態を検知することで前記前面枠と前記後面側構成部材との閉鎖状態を検知する一方、前記後面側構成部材からの押圧の解除状態を検知することで前記前面枠と前記後面側構成部材との開放状態を検知する第2検知部と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1検知部により前記透明板保持枠の開放状態が検知された旨と前記第2検知部により前記後面側構成部材の開放状態が検知された旨とを発光によって報知する発光部材と、該発光部材の発光を前記第1検知部による開放検知と前記第2検知部による開放検知とで発光態様を異ならせて制御する発光制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記開閉検知部材と前記発光部材と前記発光制御手段とを前記前面枠に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記第1検知部による開放検知と前記第2検知部による開放検知とを外部装置で把握可能なように当該遊技機と外部装置とを接続する外部接続基板を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
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