JPH11104297A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH11104297A
JPH11104297A JP30806997A JP30806997A JPH11104297A JP H11104297 A JPH11104297 A JP H11104297A JP 30806997 A JP30806997 A JP 30806997A JP 30806997 A JP30806997 A JP 30806997A JP H11104297 A JPH11104297 A JP H11104297A
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JP
Japan
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circuit
game
game control
board
motor
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JP30806997A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たな機種を開発する場合などに、モータ駆
動回路を搭載した遊技制御基板の構成を変更する必要が
あり、設計コストの低減化と遊技制御基板の再利用化が
図れない。 【解決手段】 遊技制御基板331におけるスイッチン
グレギュレータ404は、高速回転時の電圧と低速回転
時の電圧とを切り替えて出力する。遊技制御基板331
とステッピングモータ200との間に設置された中継基
板380には、調整回路500が実装される。調整回路
500はステッピングモータ200によって回転される
回転体のイナーシャに合致した電圧がステッピングモー
タ200の駆動コイルに供給されるように調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機等
に代表される遊技機に関し、特に、識別情報が配された
ドラムやベルト等の回転体を構成要素とする可変表示装
置を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の遊技機には、複数種
類の識別情報(以下、図柄という。)を可変表示装置に
おける複数列の表示部に可変表示し、停止時の図柄の組
合せがあらかじめ定められた大当たり図柄の組合せと一
致したときに、特定遊技状態(大当たり遊技状態)を発
生するものがある。特定遊技状態では、短時間に多量の
入賞玉が発生する機会が遊技者に与えられる。
【0003】可変表示装置における表示部の可変表示は
始動入賞口への入賞にもとづいて開始されるが、可変表
示中の表示速度は、遊技者の大当たりへの期待感を高め
る等のために一定ではない。可変表示装置において、図
柄が配されたドラムやベルト等の回転体による各表示部
を可変表示させるものとして、ステッピングモータが用
いられることが多い。ステッピングモータを高速回転さ
せるときには、脱調防止のために駆動コイルの電流を速
く立ち上げる必要がある。そこで、駆動コイルには比較
的高い電圧が供給される。しかし、そのままでは低速回
転時の効率が悪いので、ステッピングモータを低速回転
させるときには、比較的低い電圧が駆動コイルに供給さ
れる。そこで、図14(A)に示すように、ステッピン
グモータを制御するモータ駆動回路には、複数種類(図
14(A)に示す例では、+20Vと+10Vの2種
類)の電圧を駆動コイルに供給するスイッチングレギュ
レータ220等が設けられる。そして、スイッチングレ
ギュレータ220は、図柄が配されたドラムやベルト等
の変動速度を示す表示制御信号を入力し、図14(B)
に示すように、ステッピングモータが高速回転するとき
には比較的高い電圧を駆動コイルC1〜C4に供給し、
ステッピングモータが低速回転するときには比較的低い
電圧を駆動コイルC1〜C4に供給する(図14(B)
(e)参照)。このようにして、高速時の脱調防止とス
テッピングモータの高効率化を図っている。なお、図1
4(B)には、駆動コイルC1に流れる電流のみが示さ
れている。
【0004】上述した表示制御信号は、遊技の進行を制
御するマイクロコンピュータ等の遊技制御手段が出力す
る。遊技制御手段は、遊技機における各装置と信号の授
受を行うための各種インターフェース回路、各種直流電
圧(5V,12V,30V等)を発生する電源回路、お
よびモータ駆動回路などとともに、遊技制御基板に実装
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の遊技機は以上の
ように構成されているので、イナーシャ(形状、大き
さ、重さ、材質等により決まる固有の慣性)の異なる他
のドラムやベルト等の回転体を用いた場合には、同一の
モータ駆動回路を用いたときにも必要なトルクがモータ
から供給されるように、モータを変更する必要がある。
しかし、市販されているモータの中に、使用されている
回転体のイナーシャに合致したモータが存在するとは限
らない。また、各機種間で同一のモータを用いた方が、
設計変更が容易である。そこで、イナーシャの異なる他
の回転体を用いる場合には、モータを変更しなくても必
要なトルクが得られるように、モータ駆動回路の構成を
変更するのが得策である。従って、新たな機種を開発す
る場合などに、モータ駆動回路を搭載した遊技制御基板
の構成を変更する必要がある。遊技制御基板の構成変更
が要求されるので、従来の遊技機では、設計コストが大
きくなるとともに、遊技制御基板の再利用ができず資源
の有効利用がはかれないという課題があった。
【0006】そこで、本発明は、可変表示部においてイ
ナーシャの異なるドラムやベルト等の回転体が用いられ
る場合であっても従前の遊技制御基板をそのまま使用す
ることができる遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による遊技機は、
識別情報が配された回転体による変動機構を有する可変
表示装置と、変動機構を駆動するモータと、モータを制
御するモータ駆動回路が設けられた遊技制御基板とを備
え、遊技制御基板とモータとを中継する基板であってモ
ータへの電源供給を調整するための調整手段が実装され
た中継基板を備えたことを特徴とする。そして、調整手
段は抵抗で構成されていてもよいし、複数の抵抗が接続
された抵抗体で構成されていてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。まず、遊技機の一例であるパチン
コ遊技機1の全体の構成について説明する。図1はパチ
ンコ遊技機1を正面からみた正面図、図2はパチンコ遊
技機1における遊技盤10を正面からみた正面図、図3
はパチンコ遊技機1を背面からみた背面図である。パチ
ンコ遊技機1は、縦長の方形状に形成された外枠(図示
せず)と、外枠の左側で開閉可能に支持された前面枠
2、および前面枠2に開閉可能に設けられているガラス
板保持枠3で構成される。前面枠2には、遊技盤10、
上皿12、灰皿18を含む下皿16、操作ハンドル1
9、機構板70および打球発射装置87も設けられる。
【0009】ガラス板保持枠3には、遊技盤10におけ
る遊技領域25を透視可能にする円形透視窓4が設けら
れ、円形透視窓4の裏面からガラス板(図示せず)が装
着されている。また、ガラス板保持枠3における上部に
は、円形透視窓4の外周に沿って、装飾LED6および
その左右両側方に配された装飾蛍光灯5a,5bが設け
られている。装飾LED6や装飾蛍光灯5a,5bは、
遊技状態に応じて点灯または点滅され遊技の雰囲気を盛
り上げる。特に、特定遊技状態の発生や継続を遊技者に
報知する。さらに、ガラス板保持枠3における支持側上
部には、払い出すべき景品玉が不足したことを報知する
玉切れLED7や入賞玉の発生にもとづいて所定個数の
景品玉が払い出されたことを報知する払出LED8が設
けられ、ガラス板保持枠3における上部左右には、遊技
の進行に応じた効果音を発生するスピーカ9a,9bが
設けられている。
【0010】ガラス板保持枠3の下部には、開閉可能な
上皿開閉板11が設けられ、上皿開閉板11の表面に
は、複数の皿部材が固着されて成形された上皿12が設
けられている。また、上皿開閉板11における開放側上
部には、左右方向に移動可能な玉抜き操作レバー13が
設けられている。玉抜き操作レバー13が一方向に移動
されると、上皿12に貯留されている玉が、上皿開閉板
11の裏面に形成されている玉抜き路(図示せず)を流
下して下皿16に誘導される。また、上皿12には、圧
電ブザー14が内蔵されている。圧電ブザー14は、遊
技玉の貸出異常が生じたときや遊技玉の貸出時に、その
旨を報知するために報知音を発するものである。さら
に、上皿12には、図示されていないが、パチンコ遊技
機1に隣接して設けられているカードユニット20を操
作するための操作部(玉貸スイッチ、返却スイッチ、残
高表示器等)が設けられている。
【0011】前面枠2の下部に取り付けられている下皿
16は、上皿12に貯留しきれない余剰の玉を貯留する
ものであり、下皿16の前面壁には、操作レバー17が
スライド可能に取り付けられている。操作レバー17が
操作されると下皿16に貯留されていた玉が下方に流下
し、遊技客等は、流下した玉を持ち運び可能な玉箱に移
し替えることができる。また、下皿16の左側には灰皿
18が設けられ、右側には操作ハンドル19が設けられ
ている。操作ハンドル19は、後述する打球発射装置8
7の打球モータ88の駆動を開始するスイッチを内蔵す
るとともに、弾発力を調整するものである。
【0012】パチンコ遊技機1に隣接して設けられてい
るカードユニット20は独自の制御回路によって制御さ
れるが、上皿12に設けられている玉貸スイッチ、返却
スイッチ、残高表示器や、後述する景品玉払出制御基板
ボックス83に内蔵される賞球基板に接続される必要が
あるので、パチンコ遊技機1に裏面に設けられる機構板
70には、カードユニット接続中継基板84が設けられ
ている(図3参照)。カードユニット接続中継基板84
には、カードユニット20のコネクタからの配線が接続
される。なお、カードユニット20は、パチンコ遊技機
1に内蔵されていてもよい。
【0013】次に、遊技盤10の正面構造を図2を参照
して説明する。遊技盤10の表面には、円弧状の誘導レ
ール24が取り付けられている。誘導レール24の内側
が遊技領域25とされる。遊技領域25には、可変表示
装置26や可変入賞球装置51が設けられるとともに、
単に打球を入賞とする入賞口、および打球の流下方向や
速度を変化させる風車や多数の障害釘が設けられる。ま
た、遊技領域25における最下方には、いずれの入賞領
域にも入賞しない打球が取り込まれるアウト口64が設
けられている。
【0014】可変表示装置26は、遊技盤10の正面に
取り付けられる取付基板27と、遊技盤10の裏面に取
り付けられる複数の回転ドラム122A〜122Cを含
む可変表示装置駆動部100とで構成される。可変表示
装置駆動部100の構成および作用については、図8〜
図9を参照して後で詳しく説明する。遊技領域25内を
落下する打球が可変表示装置26の下方に配置されてい
る始動入賞口48に入賞して始動口センサ50がオンす
ると、回転ドラム122A〜122Cが回転を開始し、
所定時間(例えば5秒)が経過すると、左、中、右の順
で停止する。停止時に表示される回転ドラム122A〜
122Cの外周に描かれている図柄の組合せがあらかじ
め定められている大当たり図柄と一致すると大当たり遊
技状態(特定遊技状態、ただし、特定遊技状態とは、可
変入賞球装置を所定期間開放するだけのものの他、始動
口を無効から有効にする権利発生状態も含む)となる。
大当たり遊技状態では、一定時間(例えば25〜29
秒)が経過するまで、または所定個数(例えば10個)
の入賞があるまで、可変入賞球装置51の開閉板53が
開放する開放サイクルが所定回数(例えば16回)繰り
返される。
【0015】可変表示装置26の取付基板27には、回
転ドラム122A〜122Cを透視可能にするための表
示窓28a〜28cが形成される。表示窓28a〜28
cの上部には上部障害突起31が設けられ、上部障害突
起31のほぼ中央に入賞口30が形成されている。上部
障害突起31における入賞口30の下方部分には、サー
ビス図柄表示器32が埋設されている。サービス図柄表
示器32は、例えば、大当たり遊技状態が発生すると可
変表示を開始して停止時の状態が遊技場においてあらか
じめ定められている図柄と一致すると、遊技場が用意し
たサービス(例えば、大当たり遊技状態において獲得し
た多数の玉でそのまま遊技を続行できるサービス)を遊
技客が受けることができるような場合に使用される。ま
た、上部障害突起31において、サービス図柄表示器3
2の左右に飾りランプ33が内蔵される。さらに、飾り
LED34,35,36,37も内蔵される。取付基板
27の下方には、回転ドラム122A〜122Cを回転
させる権利を留保した旨を報知する始動記憶表示器29
が設けられる。また、始動記憶表示器29の左右には、
下部誘導突起38が設けられる。下部誘導突起38は、
可変表示装置26の左右側方から流入する玉を受け止め
て、始動入賞口48に向けて落下させる。また、下部誘
導突起38にも、飾りランプ39が内蔵されている。
【0016】可変表示装置26は遊技領域25のほぼ中
央に設置され、可変入賞球装置51は、遊技領域25に
おける下部であってアウト口64の上方に設置される。
可変表示装置26の左右上方には、ランプ41を内蔵す
る風車40が設置され、可変表示装置26の左右上部に
は、通過口42,46が設置されている。一方の通過口
42には、打球の通過を検出する通過玉センサ43、普
通図柄表示器44および通過記憶表示器45が内蔵され
ている。打球が通過玉センサ43によって検出される
と、普通図柄表示器44の表示結果が所定時間後に導出
され、表示結果があらかじめ定められている当たり図柄
と一致すると、始動入賞口48のソレノイド49がオン
して始動入賞口48に入賞しやすくなる状態となる。通
過記憶表示器45は、普通図柄表示器44の表示結果を
導出する権利を留保していることを報知するものであ
る。他方の通過口46には、単に装飾効果を発揮する飾
りLED47が設けられている。また、誘導レール24
の先端の遊技領域25への入口部分には、遊技領域25
に到達した打球が誘導レール24内に逆流しないように
するための逆流防止装置63が設けられている。
【0017】可変入賞球装置51は、円形状の遊技領域
25の下半分の形状に対応するような円弧状の飾り板6
2を有する。飾り板62のほぼ中央に、長方形状の入賞
領域52が形成される。そして、入賞領域52は、開閉
板53によって開閉される。開閉板53は、ソレノイド
54によって開閉される。入賞領域52は2つに区分さ
れ、一方の領域に打球が入賞すると、打球はVカウント
センサ55によって検出される。Vカウントセンサ55
による検出があると、大当たり遊技状態における次の開
放サイクルの開始が保証される。他方の領域に打球が入
賞すると、打球はカウントセンサ56によって検出され
る。開閉板53の下方には突出障害部材が設けられてい
るが、突出障害部材の前面には、大当たり遊技状態にお
ける開放サイクルの回数を表示する回数表示器57と、
1回の開放サイクルにおける開閉板53内への入賞玉数
を表示する入賞個数表示器58とが設置されている。ま
た、飾り板62には、複数の飾りLED59,60、お
よびアタッカーランプ61が設けられている。
【0018】図3に示すように、遊技盤10の裏面に
は、可変表示装置26の後面構造物である可変表示装置
駆動部100のドラム収納ボックス101が固定されて
いる。また、ドラム収納ボックス101の周囲を囲むよ
うに、入賞玉集合カバー体(図示せず)が取り付けられ
ている。入賞玉集合カバー体には、各種の入賞口や入賞
球装置に入賞した入賞玉を所定の流路に従って誘導する
誘導経路および入賞玉集合樋が形成される。入賞玉集合
カバー体の裏面には、遊技盤10に配置される入賞口や
入賞球装置等に付設されるスイッチや装飾用発光源の電
装部品の配線が接続される第1中継基板72および第2
中継基板73が取り付けられている。第1中継基板72
および第2中継基板73は、遊技盤10に設けられてい
る各種の電装部品と遊技制御基板ボックス82に収納さ
れる遊技制御基板とを中継するために設けられている。
なお、ドラム収納ボックス101、第1中継基板72お
よび第2中継基板73は、機構板70のほぼ中央に設け
られている窓開口71から突出したり、外から視認でき
るように設置されている。
【0019】つぎに、機構板70の構成を図3を参照し
て説明する。機構板70は遊技盤10の裏面を覆うよう
に設けられているが、機構板70の背面側の最上部に
は、景品玉として供される多量の玉を貯留する景品玉タ
ンク74が取り付けられている。景品玉タンク74の下
方には、景品玉タンク74から流出する玉を複数列(例
えば2列)に整列させながら流下させる景品玉誘導レー
ル75が傾斜状に設けられている。景品玉誘導レール7
5の末端には、窓開口71の側方に配置され、景品玉誘
導レール75からの整列した玉を受け入れて、入賞玉信
号にもとづいて所定個数の景品玉を払い出す玉払出装置
76が接続されている。なお、玉払出装置76における
上流側には、玉切れ検出器77が設けられている。玉切
れ検出器77がオンしたときには、玉切れLED7が点
灯する。
【0020】玉払出装置76から払い出された景品玉
は、景品玉払出通路を介して上皿12または下皿16に
導かれる。なお、玉払出装置76は、入賞玉集合樋に集
められた入賞玉を1個ずつ処理する入賞玉処理装置(図
示せず)に含まれる入賞玉検出器79が入賞玉を検出す
ることによって起動される。また、入賞玉検出器79が
オンすると、払出LED8は所定期間点灯される。さら
に、下皿16の上流側の払出通路の一側には、満タンス
イッチ78が設けられる。満タンスイッチ78がオンす
ると、打球発射装置87の打球モータ88の駆動が停止
される。また、機構板70の裏面上部には、ターミナル
ボックス80が設けられている。ターミナルボックス8
0は、パチンコ遊技機1に電源を供給する電源線や、遊
技場の管理コンピュータと情報信号をやりとりするため
の情報入出力端子81等が設けられた基板が収納され
る。さらに、窓開口71の下部に遊技制御基板ボックス
82が着脱自在に取り付けられている。遊技制御基板ボ
ックス82の下方には、景品玉払出制御基板ボックス8
3が取り付けられている。
【0021】また、図3に示すように、前面枠2の裏面
下部一側に打球発射装置87が取り付けられている。打
球発射装置87は、打球を発射する打球杆89と打球杆
89に往復動作を与える打球モータ88とで構成され
る。打球発射装置87の設置位置とは反対側に、ガラス
板保持枠3に設けられている電飾部品(装飾蛍光灯5
a,6bや装飾LED6等)の動作を制御するとともに
スピーカ9a,9bの音量を段階的に調整する音量調整
スイッチを含む装飾制御基板85と、装飾蛍光灯5a,
6bで使用される高電圧電流を生成する変圧器86とが
設置されている。
【0022】図4は、遊技制御基板ボックス82内に収
納される遊技制御基板(メイン基板)331に形成され
る遊技制御回路の構成を示すブロック図である。遊技制
御回路は、ターミナルボックス80、景品玉払出制御基
板ボックス83内に収納される賞球基板337、および
装飾制御基板85と電気的に接続されている。また、遊
技制御回路は、中継基板380に形成される調整回路と
も接続されている。メイン基板331には、プログラム
に従って、特定遊技状態を発生する大当たり制御などの
パチンコ遊技機1の制御を行う基本回路353と、通過
玉センサ43、始動口センサ50、Vカウントセンサ5
5およびカウントセンサ56からの信号を基本回路35
3に与えるスイッチ回路358と、始動入賞口48を開
閉するソレノイド49および開閉板53を開閉するソレ
ノイド54を基本回路353からの指令に従って駆動す
るソレノイド回路359と、各種表示器および飾りラン
プ・LEDを点滅させるランプ・LED回路360と、
賞球基板337に基本回路353からの賞球個数信号を
送信するとともに賞球基板337からの入賞データ信号
を基本回路353に入力する賞球基板入出力回路361
とが設けられている。入賞があったことは入賞玉検出器
79で検出されるが、その場合に、賞球基板337は入
賞データ信号を出力する。基本回路353は、賞球基板
337からの入賞データ信号に応じて、賞球基板337
に賞球個数信号を与える。例えば、基本回路353は、
始動口センサ50のオンに対応した入賞データ信号の入
力があると、賞球個数信号に「6」を出力し、カウント
センサ56またはVカウントセンサ55のオンに対応し
た入賞データ信号の入力があると、賞球個数信号に「1
5」を出力する。そして、それらのセンサがオンしない
場合に入賞データ信号の入力があると、賞球個数信号に
「10」を出力する。
【0023】また、メイン基板331には、装飾制御基
板85に基本回路353からのコマンドを送信するラン
プ回路362と、可変表示装置26に接続される中継基
板380に所定の駆動電圧を与えるための信号を供給す
るモータ駆動回路363と、基本回路353から与えら
れるデータに従って、大当たりの発生を示す大当たり情
報、可変表示装置26の図柄変動開始に利用された始動
入賞球の個数を示す有効始動情報、確率変動が生じたこ
とを示す確変情報等をホール管理コンピュータ等のホス
トコンピュータに対して出力する情報出力回路364
と、基本回路353からの制御信号に応じて効果音等の
音声信号を出力する音声合成回路371と、音声合成回
路371からの音声信号を増幅して図1に示されている
スピーカ9a,9bに与える音量増幅回路372とが設
けられている。また、各回路を動作させるための5V電
圧、ランプ駆動のための12V電圧、モータ駆動のため
の24V電圧等を生成する電源回路350も設けられて
いる。
【0024】基本回路353は、遊技制御用のプログラ
ム等を記憶するROM354、ワークメモリとして使用
されるRAM355、制御用のプログラムに従って制御
動作を行うCPU356およびI/Oポート部357を
含む。なお、RAM355,ROM354はCPU35
6に内蔵されている場合もある。
【0025】さらに、メイン基板331には、電源投入
時に基本回路353をリセットするための初期リセット
回路365と、定期的(例えば、2ms毎)に基本回路
3353にリセットパルスを与えて遊技制御用のプログ
ラムを先頭から再度実行させるための定期リセット回路
366と、基本回路353から与えられるアドレス信号
をデコードしてI/Oポート部357のうちのいずれか
のI/Oポートを選択するための信号を出力するアドレ
スデコード回路367とが設けられている。
【0026】図5は、図4に示されたモータ駆動回路3
63、中継基板380、ステッピングモータ200およ
び電源回路350の一部を示す回路図である。この実施
の形態では3つの回転ドラム122A〜122Cを回転
させるための各ステッピングモータ200が設けられて
いるが、図5では、そのうちの1つが示されている。ま
た、ステッピングモータ200の4つの駆動コイルが、
4つの抵抗分R1〜R4およびインダクタンス成分L1
〜L4で示されている。
【0027】図5に示すように、この実施の形態におけ
る電源回路350は、トランス401を介して交流電圧
を導入するダイオードブリッジ402、およびダイオー
ドブリッジ402の整流出力を電圧変換するスイッチン
グレギュレータ404を有している。スイッチングレギ
ュレータ404の入力側および出力側には、平滑用の電
解コンデンサ403,405が接続されている。上述し
たように電源回路350は遊技機で用いられる各種の直
流電圧を発生するが、図5では、モータ駆動用の電圧
(この実施の形態では、24Vまたは12V)のみが示
されている。
【0028】スイッチングレギュレータ404からの2
4Vまたは12V電圧は、中継基板380に実装された
調整回路500を介してステッピングモータ200に印
加される。調整回路500は、ステッピングモータ20
0の回転が安定するように、スイッチングレギュレータ
404の出力を調整するものである。
【0029】モータ駆動回路363において、パルス発
生回路410は、基本回路353からの表示制御信号に
応じた速度でステッピングモータ200が回転するよう
に、速度に応じた周波数の4相のパルス信号を発生す
る。各パルス信号のON期間においてトランジスタ42
1〜424が導通する。トランジスタ421〜424の
コレクタはステッピングモータ200の各駆動コイルに
接続され、エミッタは接地されているので、各パルス信
号のON期間において駆動コイルは励磁される。なお、
トランジスタ421〜424のコレクタと電源(スイッ
チングレギュレータ404の出力の+側)には、逆起電
力によってトランジスタ421〜424が破壊されない
ようにクランプ用のダイオード431〜434およびツ
ェナーダイオード441が接続されている。
【0030】図6は、調整回路500の一構成例を示す
回路図である。この例では、抵抗511,512の並列
体、抵抗521,522の並列体および抵抗531,5
32の並列体が直列接続された抵抗体が、調整回路50
0として用いられている。図7は、図5および図6に示
された回路における主要地点における電圧または電流の
波形例を示す波形図である。
【0031】図8は、可変表示装置26の可変表示装置
駆動部100の一構成例を示す分解斜視図、図9は可変
表示装置駆動部100の断面図である。なお、図9は、
回転ドラムユニット120A〜120Cのうちの1つを
代表して示すものであり、図9では、回転ドラムユニッ
ト120A〜120C、プリント配線取付基板121A
〜121Cおよび回転ドラム122A〜122Cは、回
転ドラムユニット120、プリント配線取付基板121
および回転ドラム122として示されている。
【0032】図8に示すように、可変表示装置26の可
変表示装置駆動部100は、回転ドラムユニット120
A〜120Cと、それらを収納するドラム収納ケース1
01とで構成される。ドラム収納ケース101は、前方
が開放した箱状に形成される。そして、開口から回転ド
ラムユニット120A〜120Cが挿入された後、それ
らを支持する。すなわち、ドラム収納ケース101の上
部および下部には、各回転ドラムユニット120A〜1
20Cに対応する係合溝105が形成されている。一
方、各回転ドラムユニット120A〜120Cにおける
プリント配線取付基板121A〜121Cには係合突部
123が形成され、係合突部123がドラム収納ケース
101に設けられた係合溝105に係合する。回転ドラ
ム122A〜122Cを回転駆動するドラムモータ(ス
テッピングモータ200)は、プリント配線取付基板1
21A〜121Cに取り付けられる。また、ドラム収納
ケース101の開口上下には、取付片103および係合
片104が設けられている。取付片103および係合片
104は、ドラム収納ケース101の上部から後方およ
び底面に沿ってあてがわれる金属製の取付バンド102
の先端を折り曲げて形成される。そして、取付片103
および係合片104が遊技盤10の裏面に固定されてい
る額縁状の取付板(図示せず)に装着されることによっ
て、可変表示装置駆動部100全体が遊技盤10に取り
付けられる。
【0033】ドラム収納ケース101の底面には、各回
転ドラムユニット120A〜120Cに対応する接続用
開口112が設けられ、接続用開口112を介して、プ
リント配線取付基板121A〜121Cにおけるコネク
タ127と中継基板380に設けられるコネクタ167
とが接続される。さらに、ドラム収納ケース101の後
面には、回転ドラムユニット120A〜120Cが装着
されたときに取付部125が臨む係止開口(図示せず)
が形成されている。そして、その係止開口に臨んだ取付
部125が、図9に示すように、ドラム収納ケース10
1に形成された穴109にビス111がねじ込まれるこ
とによって、回転ドラムユニット120A〜120C
は、ドラム収納ケース101に固定される。このとき、
放熱板110も、取付部125とともにねじ止めされ
る。放熱板110は金属で形成され、金属製のプリント
配線取付基板121A〜121Cと接触することによ
り、プリント配線取付基板121A〜121Cに蓄積さ
れた熱が放熱板110を介して外部に放出される。
【0034】ドラム収納ケース101の下側裏面には、
中継基板380をビス162で止めるための取付ボス1
06が設けられている。そして、取付ボス106に中継
基板380が取り付けられた状態で、中継基板380を
保護するためのカバー160がドラム収納ケース101
に取り付けられる。なお、カバー160は、透明な合成
樹脂板で形成され、その裏面から中継基板380の部品
実装面を透視できるようになっている。また、カバー1
60には、中継基板380からの発熱を逃がすための放
熱穴161が設けられている。
【0035】回転ドラムユニット120A〜120Cに
おける回転ドラム122A〜122Cは、複数の図柄を
有する筒状の図柄表示面を含むドラム状に形成されてい
る。そして、図柄表示面から中心に向かって六角対角線
状に形成されたリールフレームの軸支部が、回転子のD
型カット突部143にビスで固定される。なお、回転ド
ラム122A〜122Cは、回転子の軸部が軸受に支持
された状態で前方からモータカバーが貼られ、モータカ
バーから前方に突出したD型カット突部143に回転ド
ラム122A〜122Cがはめられてビス止めされるこ
とにより、プリント配線取付基板121A〜121Cに
装着される。
【0036】ドラムランプ151はランプカバー153
によって覆われるが、ランプカバー153は、各ドラム
ランプ151を受け止めるランプ受け台156を有す
る。ランプ受け台156がドラムランプ151を支持し
た状態で、その上下に形成されている取付穴154が取
付穴にビスで止められることにより、ランプカバー15
3はプリント配線取付基板121A〜121Cに固定さ
れる。なお、ドラムランプ151は、装飾効果を高める
ために遊技者から視認しうる図柄に後方から光を照射す
るものである。
【0037】中継基板380には、プリント配線取付基
板121A〜121C(ステッピングモータ200およ
びドラムランプ151に接続されている)におけるコネ
クタ127に接続されるコネクタ167が設けられてい
る。また、遊技制御基板331と信号授受を行うための
コネクタ560も設けられている。なお、図5には示さ
れていないが、モータ駆動回路363には、ドラムラン
プ151を駆動するドラムランプ駆動回路も設けられて
いる。また、中継基板380には、図6に示された抵抗
511,512,521,522,531,532も実
装されている。さらに、この実施の形態では3つのステ
ッピングモータ200が用いられているので、他の2つ
のステッピングモータ200のための調整回路となる他
の抵抗も実装されている。
【0038】以下、図4〜図7を参照して遊技制御回路
および調整回路500の動作を説明する。遊技制御回路
は、CPU356、ROM354、RAM355および
I/Oポート部357を含む基本回路353(遊技制御
手段)によって制御される。また、可変表示装置26の
可変表示装置駆動部100は、基本回路353によって
制御されるモータ駆動回路363および中継基板380
に形成された調整回路500によって制御される。遊技
制御基板331において、電源投入時に、初期リセット
回路365から基本回路353にリセット信号が与えら
れ、その後、所定時間おきに定期リセット回路366か
ら基本回路353に定期リセット信号が与えられる。さ
らに、基本回路353には、スイッチ回路358を介し
て、通過玉センサ43、始動口センサ50、Vカウント
センサ55およびカウントセンサ56からの検出信号が
入力される。
【0039】また、基本回路353は、音声合成回路3
71および音量増幅回路372を介して、スピーカ9
a,9bに音信号を与え、ランプ・LED回路360を
介して回数表示器57、入賞個数表示器58、始動記憶
表示器29、普通図柄表示器44、サービス図柄表示器
32、飾りLED34〜37および通過記憶表示器45
に点灯/滅灯のための信号を与える。さらに、基本回路
353は、ランプ回路362を介して、装飾蛍光灯5
a,5bおよび装飾LED6の動作を制御する装飾制御
基板85にランプ制御データを与えるとともに、風車4
0のランプ41、飾りランプ33,39、およびアタッ
カーランプ61に動作信号を与える。また、ソレノイド
回路359を介してソレノイド49,54に動作信号を
与えるとともに、情報出力回路364を介して、大当た
り情報、有効始動情報および高確率情報を出力する。
【0040】可変表示装置26の可変表示装置駆動部1
00は、モータ駆動回路363によって制御されるが、
モータ駆動回路363には、基本回路353から表示制
御信号が与えられる。表示制御信号には、例えば左右中
の回転ドラム122A〜122Cの回転開始タイミング
や回転速度の情報が含まれる。モータ駆動回路363に
おいて、パルス発生回路410は、表示制御信号で示さ
れた速度に応じて4相のパルス信号を生成する。それら
のパルス信号によって、トランジスタ421〜424が
ON/OFFされる。
【0041】表示制御信号は電源回路350のスイッチ
ングレギュレータ404にも入力されている。スイッチ
ングレギュレータ404は、表示制御信号が、回転ドラ
ム122A〜122Cが高速回転すべきことを示してい
る場合には、高い電圧(この実施の形態では24V)を
出力する。また、表示制御信号が、回転ドラム122A
〜122Cが低速回転すべきことを示している場合に
は、低い電圧(この実施の形態では12V)を出力す
る。
【0042】スイッチングレギュレータ404の出力
は、調整回路500を経て、ステッピングモータ200
に印加される。この実施の形態では、図6に示されたよ
うに、調整回路500として抵抗体が用いられているの
で、抵抗体において電圧降下(例えば4Vまたは2V)
が生じ、その分を差し引いた電圧(例えば20Vまたは
10V)がステッピングモータ200の駆動コイルに印
加される。パルス発生回路410からのパルス信号によ
ってON状態となったトランジスタに接続されている駆
動コイルには(図7(a)〜(d)参照)、図7(e)
に示す駆動電圧と駆動コイルの抵抗分R1〜R4で決ま
る電流が流れ、駆動コイルは励磁される。図7(a)〜
(d)に示すように、励磁される駆動コイルは、各パル
ス信号のON期間が変化していくことによって、順次変
化していく。ステッピングモータ200は、パルス信号
の変化の速さに応じた速度で回転する。ステッピングモ
ータ200は回転ドラム122A〜122Cに接続され
ているので、回転ドラム122A〜122Cは、パルス
信号の変化の速さに応じた速度で回転することになる。
【0043】印加される電圧が一定の場合には、ステッ
ピングモータ200のトルクは高速回転するほど低下し
ていく。図7(f)において破線で示されているように
駆動コイルに流れる有効電流分が少ないためである。そ
こで、この実施の形態のように、高速回転時には、駆動
コイルに印加される電圧を高くして駆動コイルに流れる
有効電流分が多くなるようにする。その結果、高速回転
時でも、トルクが低下しないようになる。また、駆動コ
イルに流れる電流は、電気的時定数(例えば第1の駆動
コイルでは、R1/L1)によって立ち上がりがなま
る。駆動電流の立ち上がりのなまりは、やはり、トルク
の低下につながる。電気的時定数の値が小さいほど、駆
動電流の立ち上がりのなまりの程度は大きい。しかし、
この実施の形態では、抵抗による調整回路500が駆動
コイルに接続されているので、電気的時定数は((調整
回路500の抵抗分)+R1)/L1の改善され、その
結果、駆動電流の立ち上がりのなまりの程度が緩和され
るので、トルクの低下は生じない。
【0044】そして、この発明では、調整回路500が
中継基板380に設けられている。回転ドラム122A
〜122C等の回転体が変更されたときに、それに応じ
て回転体のイナーシャは変わる。すると、従前の回転体
に適するように調整されている調整回路500をそのま
ま使用すると、トルク不足等が生ずる。そこで、回転体
が変更される場合には、新たな回転体に適するように調
整回路500における抵抗511〜532の抵抗値を変
更する。具体的には、新たな回転体に適する抵抗値を有
する新たな抵抗を実装する。すなわち、中継基板380
は、新たな回転体に適するものに置き換えられる。
【0045】しかし、その場合であっても、遊技制御基
板331自体を変更する必要はない。遊技制御基板33
1におけるスイッチングレギュレータ404は従前のま
ま24Vまたは12Vの電圧を発生すれば、中継基板3
80における調整回路500における抵抗値を変えるだ
けで、新たな回転体に適する電圧値をステッピングモー
タ200の駆動コイルに供給でき、また、新たな回転体
に適する電気的時定数を選定できる。従って、本発明に
よれば、新たな機種を開発するにあたって、従前の遊技
制御基板331およびステッピングモータ200をその
まま使用でき、設計コストを低減することができる。調
整回路500が実装された中継基板380を用いない場
合、または、調整回路500が存在しても遊技制御基板
331側に設けられている場合には、遊技制御基板33
1を設計変更しなければならない。
【0046】なお、この実施の形態では、抵抗511,
512の並列体、抵抗521,522の並列体および抵
抗531,532の並列体が直列接続された抵抗体が調
整回路500として用いられた。抵抗による発熱を分散
して、回転ドラムユニット120A〜120Cが熱変形
しないようにするためである。しかし、回転ドラムユニ
ット120A〜120Cが熱変形しない範囲内であれ
ば、調整回路500を構成する抵抗の本数を少なくして
もよい。例えば、抵抗511,512の並列体および抵
抗521,522の並列体が直列接続されたものでもよ
いし、2本の抵抗が直列接続されたものでもよいし、1
本の抵抗で構成してもよい。逆に、発熱の問題が大きけ
れば、調整回路500を構成する抵抗の本数を多くすれ
ばよい。
【0047】また、この実施の形態では24Vまたは1
2Vの直流電圧を発生するスイッチングレギュレータ4
04を電源回路380の一部のものとしたが、そのよう
なスイッチングレギュレータ404はモータ駆動回路3
63に備えられていてもよい。その場合には、モータ駆
動回路363が、電源回路380から所定の直流電圧を
導入して、24Vまたは12Vの直流電圧を発生する。
【0048】図10は、この発明の他の実施の形態の遊
技機におけるモータ駆動回路363、中継基板380、
ステッピングモータ200および電源回路350の一部
を示す回路図である。この場合には、電源回路380に
おけるスイッチングレギュレータ409は、遊技機で使
用される5V、12V等の直流電圧を生成するととも
に、調整回路500に与えられる電圧(例えば30V)
を生成するものである。調整回路500には、ステッピ
ングモータ200の駆動コイルに印加される電圧(例え
ば20Vまたは10V)を発生するスイッチングレギュ
レータ501が実装される。
【0049】このような構成によっても、電気的時定数
の調整はできないものの、使用される回転体のイナーシ
ャに応じた調整を行うことができる。すなわち、回転体
が変更される場合には、新たな回転体に適した電圧を発
生する新たなスイッチングレギュレータを実装した中継
基板380を用意すればよい。従って、このような構成
によっても、新たな機種を開発するにあたって、従前の
遊技制御基板331およびステッピングモータ200を
そのまま使用でき、設計コストを低減することができ
る。また、新たなスイッチングレギュレータを実装せ
ず、回転体のイナーシャに応じたスイッチングレギュレ
ータ409を中継基板380に実装するようにしてもよ
い。
【0050】この場合には、上述した実施の形態の場合
に比べて、中継基板380にスイッチングレギュレータ
501が実装されるので中継基板380が厚くなったり
大きくなったりしてしまうが、電圧調整の自由度を増す
ことができる。また、上述した実施の形態の場合には中
継基板380に実装された抵抗による電力消費がある
が、この実施の形態ではそのようなことはない。すなわ
ち、上述した実施の形態に比べて、電力使用効率はよ
い。なお、図10に示された調整回路500に、スイッ
チングレギュレータ501を実装するとともに、その後
段に図6に示されたような抵抗体を実装してもよい。そ
のようにすれば、抵抗による電力消費はあるものの、上
述した実施の形態の場合と同様に電気的時定数の調整も
行うことができる。
【0051】図11は、この発明のさらに他の実施の形
態の遊技機における中継基板380の構成を示す回路図
である。モータ駆動回路363、中継基板380、ステ
ッピングモータ200および電源回路350の一部は、
図5に示された構成と同じでよい。この場合には、中継
基板380に実装される調整回路500は、抵抗51
1,512の並列体、抵抗521,522の並列体およ
び可変抵抗器530が直列接続された抵抗体で構成され
る。
【0052】その作用は図6に示された調整回路500
の場合と同様であるが、この場合には、さらに、可変抵
抗器530の抵抗値を調整することによって、ステッピ
ングモータ200の駆動コイルに印加される電圧および
電気的時定数を調整できる。従って、新たな機種を開発
するにあたって、従前の遊技制御基板331およびステ
ッピングモータ200をそのまま使用できるのは当然と
して、中継基板380もそのまま使用できる可能性があ
る。すなわち、従前の中継基板380を用いて、新たな
回転体のイナーシャに適するように可変抵抗器530の
抵抗値を調整すればよい。
【0053】なお、この場合にも、回転ドラムユニット
120A〜120Cが熱変形しない程度であれば、調整
回路500を構成する抵抗の本数を少なくしてもよい。
例えば、抵抗511,512の並列体および可変抵抗器
530が直列接続されたものでもよいし、1個の可変抵
抗器530のみで構成してもよい。また、調整回路50
0を、複数の可変抵抗器で構成してもよい。
【0054】図12は、この発明のさらに他の実施の形
態の遊技機における中継基板380の構成を示す回路図
である。モータ駆動回路363、中継基板380、ステ
ッピングモータ200および電源回路350の一部は、
図5に示された構成と同じでよい。調整回路500にお
ける抵抗体は駆動コイルの印加電圧を調整するとともに
電気時定数を改善する作用を果たすことは既に述べた
が、上述したように、抵抗によって電力消費および発熱
が生ずる。電気的時定数の改善の要求の程度は、回転体
が高速回転する方が大きい。従って、高速回転時には調
整回路500における抵抗値を大きくし、低速回転時に
は抵抗値を小さくしてもよいはずである。そのようにす
れば、低速回転時には、抵抗体による電力消費および発
熱を緩和することができる。
【0055】図12に示された調整回路500は、その
ような考え方にもとづいて構成されたものである。中継
基板380は遊技制御基板331から表示制御信号を導
入し、表示制御信号が高速回転を示していれば、スイッ
チングレギュレータ404からの入力電流が抵抗51
1,512の並列体、抵抗521,522の並列体およ
び抵抗531,532の並列体が直列接続されたものに
流れるようにスイッチ570が切り替えられる。また、
表示制御信号が低速回転を示していれば、入力電流が抵
抗531,532の並列体のみに流れるようにスイッチ
570が切り替えられる。なお、スイッチ570は、ト
ランジスタ等で実現される。
【0056】このような構成によれば、新たな機種を開
発するにあたって、従前の遊技制御基板331およびス
テッピングモータ200をそのまま使用できるととも
に、中継基板380に実装された調整回路500におけ
る電力消費を低減できる効果がある。
【0057】図13は、この発明の別の実施の形態の遊
技機におけるモータ駆動回路363、中継基板380、
ステッピングモータ200および電源回路350の一部
を示す回路図である。この場合には、中継基板380に
は、調整回路500とともに、ステッピングモータ20
0の駆動コイルへの電流をスイッチングするトランジス
タ421〜424と、クランプ回路を構成するダイオー
ド431〜434およびツェナーダイオード441とが
実装される。なお、モータ駆動制御については、図5に
示された実施の形態の場合と同様である。
【0058】中継基板500において、部品実装面積に
余裕があり、かつ、トランジスタ421〜424および
クランプ回路による発熱が許容できるのであれば、この
ような構成も有効である。この構成では、トランジスタ
421〜424、ダイオード431〜434およびツェ
ナーダイオード441の部品の種類変更を行いたいとき
でも、遊技制御基板331の構成を変更しないで容易に
行うことができる。
【0059】以上のように、本発明によれば、新たな遊
技機の機種を開発するときなど、複数の回転ドラム12
2A〜122C等の回転体を含む可変表示装置駆動部1
00が従前のものから変更される場合に、その変更に伴
って、回転体を回転させるモータを駆動する部分の変更
が要求されるときに、中継基板380の構成を変更する
だけで、そのような変更要求に対応できる。従って、遊
技制御基板331およびモータとして、従前のものをそ
のまま使用でき、遊技機の設計コストや変更コストを低
減することができる。また、遊技制御基板331を他の
機種にそのまま適用できるようになるので、資源の再利
用の面からも有利である。
【0060】なお、上述したように、中継基板380の
下部に取り付けられるカバー110は透明な合成樹脂板
で形成されているので、遊技機が遊技店に設置された後
でも容易に中継基板380の部品実装面を視認できる。
従って、中継基板380において不正な部品変更が行わ
れても、容易にそのことを発見できる。また、中継基板
380の端部に回動部材を設け180°回転できるよう
にしてもよい。そのようにすれば、上面から中継基板3
80の部品実装面を視認することができる。さらに、遊
技制御基板331と3つのドラムモータの間を中継する
中継基板380に抵抗等の調整回路をまとめて取り付け
るように構成したので、遊技機において調整回路を容易
に実現することができる。
【0061】さらに、回転ドラムユニット120A〜1
20Cからなるドラムセットが複数種類ある場合に、各
ドラムセットに対応した各中継基板380の大きさを変
えるようにすれば、取り付け間違えを防止することがで
きる。大きさの変化に代えて、ビス162の取り付け穴
の位置を異ならせるようにしてもよい。また、各中継基
板380とドラムモータをセット化すれば、中継基板3
80の組付けがさらに容易になる。
【0062】なお、上記の各実施形態では、ドラム式の
可変表示装置26を例にとって説明したが、本発明は、
そのような方式に限られない。ステッピングモータで図
柄変動が行われる可変表示装置を有するものであれば、
ベルト式(駆動プーリおよび従動プーリに張架され識別
情報が配されたベルトを用いた変動機構)やリーフ式
(ドラムに板状の識別情報が配された表示板を吊り下げ
た変動機構)などの他の方式による可変表示装置を有す
る遊技機に適用可能である。また、上記の各実施の形態
ではステッピングモータを用いた場合について説明した
が、モータはステッピングモータに限られない。サーボ
モータやDCモータ等を用いてもよい。さらに、スロッ
トマシンやコイン式遊技機等の遊技機にも本発明を適用
することができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、遊技機
が、遊技制御基板とモータとを中継する基板であってモ
ータへの電源供給を調整するための調整手段が実装され
た中継基板を備えた構成としたので、イナーシャの異な
るドラムやベルト等の回転体が用いられる場合であって
も従前の遊技制御基板をそのまま使用することができ、
設計コストを低減できるとともに、遊技制御基板の再利
用化を図ることができる効果がある。また、調整手段が
抵抗で構成されている場合には、中継基板をコンパクト
に構成することができ、その結果、中継基板を回転体ユ
ニットに容易に取り付けることができる。そして、複数
の抵抗が接続された抵抗体で調整手段が構成されている
場合には、調整手段による発熱を抑えることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機を正面からみた正面図であ
る。
【図2】 パチンコ遊技機の遊技盤を正面からみた正面
図である。
【図3】 パチンコ遊技機を背面からみた背面図であ
る。
【図4】 遊技制御基板の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】 図4に示されたモータ駆動回路、中継基板、
ステッピングモータおよび電源回路の一部を示す回路図
である。
【図6】 調整回路の一構成例を示す回路図である。
【図7】 図5および図6に示された回路における主要
地点における電圧または電流の波形例を示す波形図であ
る。
【図8】 可変表示装置の可変表示装置駆動部の一構成
例を示す分解斜視図である。
【図9】 可変表示装置駆動部の断面図である。
【図10】 他の実施の形態の遊技機におけるモータ駆
動回路、中継基板、ステッピングモータおよび電源回路
の一部を示す回路図である。
【図11】 さらに他の実施の形態の遊技機における中
継基板の構成を示す回路図である。
【図12】 さらに他の実施の形態の遊技機における中
継基板の構成を示す回路図である。
【図13】 別の実施の形態の遊技機におけるモータ駆
動回路、中継基板、ステッピングモータおよび電源回路
の一部を示す回路図である。
【図14】 (A)は従来のモータ駆動回路の構成を示
すブロック図、(B)はステッピングモータの駆動方法
を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 26 可変表示装置 82 遊技制御基板ボックス(メイン基板ボックス) 100 可変表示装置駆動部 122A〜122C 回転ドラム 200 ステッピングモータ 331 遊技制御基板 353 基本回路 363 モータ駆動回路 380 中継基板 404 スイッチングレギュレータ 500 調整回路 501 スイッチングレギュレータ 511,512,521,522,531,532 抵
抗 530 可変抵抗器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別情報が配された回転体を用いた変動
    機構を有する可変表示装置と、 前記変動機構を駆動するモータと、 遊技の進行を制御する遊技制御手段を含み、前記モータ
    を制御するモータ駆動回路が設けられた遊技制御基板と
    を備えた遊技機において、 前記遊技制御基板と前記モータとを中継する基板であっ
    て、前記モータへの電源供給を調整するための調整手段
    が実装された中継基板を備えたことを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 調整手段は抵抗で構成されている請求項
    1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 調整手段は複数の抵抗が接続された抵抗
    体で構成されている請求項2記載の遊技機。
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