JPH08322993A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JPH08322993A
JPH08322993A JP7137919A JP13791995A JPH08322993A JP H08322993 A JPH08322993 A JP H08322993A JP 7137919 A JP7137919 A JP 7137919A JP 13791995 A JP13791995 A JP 13791995A JP H08322993 A JPH08322993 A JP H08322993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
variable display
control board
display control
game
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7137919A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP7137919A priority Critical patent/JPH08322993A/ja
Publication of JPH08322993A publication Critical patent/JPH08322993A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変表示制御用の指令信号を出力する指令信
号出力手段に汎用性を持たせて少品種大量生産によるコ
ストダウンを図る。 【構成】 遊技制御基板から可変表示制御基板に可変表
示制御用の指令信号を伝送する指令信号伝送手段(コネ
クタA201,コネクタB212,コネクタC214)
を、表示方式の異なった複数種類の可変表示装置制御用
の可変表示制御回路に対し共通して用いることのできる
統一仕様の信号伝達手段で構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、パチンコ遊
技機やコイン遊技機あるいはスロットマシン等で代表さ
れる遊技機に関し、詳しくは、表示状態が変化可能な可
変表示装置を有し、該可変表示装置の表示結果が予め定
められた特定の表示態様になった場合に所定の遊技価値
が付与可能となる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機において、従来から一般
的に知られているものに、たとえば、遊技機の遊技状態
を制御する遊技制御基板と、その遊技制御基板から送ら
れてくる可変表示制御用の指令信号を受けて前記可変表
示制御装置を制御する可変表示制御基板とが備えられた
ものがあった。
【0003】一方、可変表示装置には、いわゆる回転ド
ラム型のものや、液晶表示装置を用いたものや、あるい
はCRTを用いたもの等のように、表示方式が異なった
複数種類のものがあった。そして、これら複数種類の可
変表示装置を制御するために可変表示制御基板も複数種
類存在していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、この種の従来の
遊技機においては、前述したように、可変表示制御基板
が複数種類存在しており、前記遊技制御基板から可変表
示制御基板に指令信号を伝送する場合も、複数種類の可
変表示制御基板にそれぞれ合致した指令信号伝送手段を
用いていた。その結果、表示方式の異なった複数種類の
可変表示装置制御用の可変表示制御基板に合わせて前記
指令信号伝送手段が異なる事で、遊技制御基板も複数種
類用意しなければならず、多品種少量生産を余儀なくさ
れてコストアップの原因となる欠点があった。
【0005】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、遊技制御基板に汎用性を持たせ
て少品種大量生産によるコストダウンを図ることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変
表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様に
なった場合に所定の遊技価値が付与可能となる遊技機で
あって、前記遊技機の遊技状態を制御する遊技制御基板
と、前記可変表示装置を制御する可変表示制御基板と、
前記遊技制御基板から前記可変表示制御基板に可変表示
制御用の指令信号を伝送する指令信号伝送手段とを含
み、該指令信号伝送手段は、表示方式の異なった複数種
類の可変表示装置制御用の可変表示制御基板に対し共通
して用いることのできる統一仕様の信号伝送手段で構成
されていることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記複数種類の可変表示装置
制御用の可変表示制御基板に共通に用いられる電圧を前
記遊技制御基板から前記可変表示制御基板に供給する共
通電圧供給手段をさらに含むことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の発明の構成に加えて、前記可変表示制御基板は、前
記共通電圧供給手段から供給される電圧以外の電圧であ
って当該可変表示制御基板での可変表示制御に必要とな
る電圧を発生する電源回路を有することを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、遊技制御基
板により遊技機の遊技状態が制御される。可変表示制御
基板により可変表示装置が制御される。そして、指令信
号伝送手段の働きにより、前記遊技制御基板から前記可
変表示制御基板に可変表示制御用の指令信号が伝送され
る。また、この指令信号伝送手段は、表示方式の異なっ
た複数種類の可変表示装置制御用の可変表示制御基板に
対し共通して用いることのできる統一仕様の信号伝送手
段で構成されている。
【0010】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、共通電圧供給手段の働
きにより、複数種類の可変表示装置制御用の可変表示制
御基板に共通に用いられる電圧が遊技制御基板から可変
表示制御基板に供給される。
【0011】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の発明の作用に加えて、可変表示制御基板に設
けられた電源回路により、前記共通電圧供給手段から供
給される電圧以外の電圧であって当該可変表示制御基板
での可変表示制御に用いられる電圧が発生される。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、本実施例では、遊技機の一例として
パチンコ遊技機を例示するが、本発明はこれに限らず、
コイン遊技機やスロットマシン等であってもよく、表示
状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変表示装置
の表示結果が予め定められた特定の表示態様になった場
合に所定の遊技価値が付与可能となる遊技機であればす
べて対象となる。
【0013】図1は弾球遊技機(パチンコ遊技機)1の
正面図であり、図2は弾球遊技機1の遊技盤10の正面
図であり、図3は弾球遊技機1の背面図である。
【0014】弾球遊技機1は、縦長な方形状に枠組形成
された外枠(図示せず)と、該外枠の一側に開閉自在に
軸支されかつ弾球遊技機1の主要構成部のほぼすべてが
集約して設けられる前面枠2と、該前面枠2の前面上部
に開閉自在に設けられるガラス板保持枠3とから構成さ
れている。また、前面枠2に設けられた主要構成部とし
ては、ガラス板保持枠3,遊技盤10,上皿12,灰皿
18を含む下皿16,操作ハンドル19,機構盤70,
打球発射装置87がある。また、図示の実施例では、弾
球遊技機1の側方にカードユニット20が付設されてい
る。
【0015】ガラス板保持枠3には、後述する遊技盤1
0の遊技領域25をほぼ透視し得る円形透視窓4が開設
され、該円形透視窓4の裏面からガラス板(図示せず)
が装着されている。また、ガラス板保持枠3には、円形
透視窓4の外周に沿って、その上部に装飾LED6が、
その左右両側方に装飾蛍光灯5a,5bが設けられてい
る。この装飾LED6や装飾蛍光灯5a,5bは、遊技
状態に応じて点灯または点滅されるものであり、特別の
遊技状態の発生時や継続時を遊技者に報知するとともに
遊技の雰囲気を盛り上げるものである。また、ガラス板
保持枠3の軸支側上部には、払出すべき景品玉が不足し
たこと(後述する玉切検出器77が作動したとき)を報
知する玉切LED7や、入賞玉の発生に基づいて所定個
数の検出玉が払出されることを報知する払出LED8が
設けられ、さらに、ガラス板保持枠3の上部左右に遊技
の進行に応じた効果音を発生するスピーカ9a,9bが
設けられている。前述した構成のうち、装飾LED60
や玉切LED7および払出LED8は、複数のLEDが
プリント配線基板上に実装されるように構成されるもの
であるが、このプリント配線基板を金属ベースプリント
配線基板で構成することにより、LEDから発生される
熱の放熱効果を高めることができる。
【0016】次に、ガラス板保持枠3の下部で開閉自在
に取付けられる上皿12の構成について説明すると、上
皿12は、合成樹脂製の上皿開閉板11の表面に複数の
合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することにより
構成されている。上皿開閉板11には、その開放側の上
端に玉抜き操作レバー13が設けられている。この玉抜
き操作レバー13は、左右方向に移動可能に設けられ、
図示しないスプリングの付勢力に抗して一方向に移動さ
せることにより、上皿12に貯留されていた玉を上皿開
閉板11の裏面に形成される玉抜き路(図示せず)を流
下させて下皿16に誘導するものである。また、上皿1
2には、その内部に電圧ブザー14が内蔵されている。
この電圧ブザー14は、遊技玉の貸出異常が生じたとき
(たとえば、ピッ、ピッ、ピッという連続音)、あるい
は遊技玉の貸出(たとえば、100円相当の遊技玉が払
出される毎にピーッという音)に、その旨を報知する報
知音が発生されるものである。また、上皿12には、図
示しないが後述するカードユニット20を操作するため
の操作部(玉貸スイッチ,返却スイッチ,残高表示器
等)がその上面に設けられている。さらに、上皿開閉板
11の開放側上部には、前記ガラス板保持枠3を前面枠
2に対して施錠しかつ前記前面枠2を外枠に対し施錠す
る施錠装置を操作するためのシリンダ錠15が臨んでい
る。
【0017】また、前面枠2の下部に取付けられる下皿
16は、前記上皿12に貯留しきれない余剰の景品玉を
貯留するものであり、その下皿16の前面壁には、玉抜
き操作レバー17がスライド可能に取付けられるように
なっている。この玉抜き操作レバー17を操作すること
により、下皿16に貯留されていた景品玉を下方に玉抜
きして持ち運び可能な玉箱に移し変えることができる。
また、下皿の左側には、灰皿18が設けられ、右側に
は、操作ハンドル19が設けられている。操作ハンドル
19は、後述する打球発射装置87の打球モータ88の
駆動を開始せしめるスイッチを内蔵するとともに、弾発
力を調整するものである。
【0018】弾球遊技機1の正面構造は、概ね上記した
とおりであるが、図示の実施例では、弾球遊技機1に玉
貸カードユニット20が隣接されている。この玉貸カー
ドユニット20は、前記上皿12の上面に設けられる図
示しない操作部を操作することにより作動されるもので
ある。しかして、玉貸カードユニット20は、使用可能
状態であるか否かを表示する使用可能表示器21と、当
該玉貸カードユニット20がいずれの側の弾球遊技機1
に対応しているかを表示する連結台方向標識22と、記
録媒体としての磁気カードを挿入するカード投入口23
とが設けられている。そして、このように構成される玉
貸カードユニットは、独自の制御回路によって制御され
るものであるが、上皿12に設けられる玉貸スイッチ、
返却スイッチ、および残高表示器や後述する景品玉払出
制御基板ボックス83に内蔵される基板等を接続する必
要があるため、弾球遊技機1の裏面に設けられる機構盤
70には、カードユニット接続中継基板84(図3参
照)が設けられており、該カードユニット接続中継基板
84に玉貸カードユニットのコネクタから延設される配
線が接続されている(図3参照)。なお、玉貸カードユ
ニット20を弾球遊技機1に内蔵してもよい。
【0019】次に、弾球遊技機1の正面構造のうち、遊
技盤10の正面構造について図2を参照して説明する。
遊技盤1は、前面枠2の裏面側に一体的に形成される遊
技盤収納枠(図示せず)に収納固定されるべく、ほぼ正
方形状の合板により形成され、その表面には、円形渦巻
状に誘導レール24が取付けられ、該誘導レール24の
内側が遊技領域25とされて発射された玉が落下するも
のである。遊技領域25には、図示の場合、可変表示装
置26や可変入賞球装置51が設けられるとともに、単
に打玉を入賞する入賞口、打玉の流下方向,速度を変化
せしめる風車または多数の障害釘が設けられ、また、遊
技領域25の最下方には、いずれの入賞領域にも入賞し
なかった打玉がアウト玉として取込まれるアウト口64
が設けられている。
【0020】より詳細に説明すると、可変表示装置26
は、遊技盤10の表面に取付けられる取付基板27と遊
技盤10の裏面に取付けられる複数の回転ドラム122
A〜122Cを含む可変表示装置駆動部100とから構
成される。可変表示装置駆動部100については、後に
詳述するが、ここで、簡単に可変表示装置26の遊技動
作における作用について説明する。遊技領域20を落下
する打玉が可変表示装置26の下方に配置される電導役
物始動口48に入賞して始動入賞玉検出器50により検
出されると、回転ドラム122A〜122Cが変動を開
始し、所定時間(たとえば5秒)が経過すると左,右,
中の順で停止し、その停止時に表示される回転ドラム1
22A〜122Cの外周に描かれている図柄の組合せが
予め定められた大当り図柄の組合せと一致したときに大
当り遊技状態となって次に説明する可変入賞球装置51
の開閉板53を一定時間(たとえば25秒〜29秒)が
経過するまで、あるいはその一定時間が経過する前に所
定個数(たとえば10個)の入賞玉が入賞するまで、開
成する。そして、その開閉板53が開成して遊技者にと
って有利となっている可変入賞球装置51内に進入した
打玉が特定入賞領域(Vポケット)に入賞して特定玉検
出器55により検出されれば、その回の可変入賞球装置
の第1の状態が終了するのを待って再度可変入賞球装置
が第1の状態に制御される繰返継続制御が行なわれる。
この繰返継続制御の実行上限回数はたとえば16回と定
められている。
【0021】なお、可変表示装置26の取付基板27に
は、前述した回転ドラム122A〜122Cを透視し得
る透視窓28a〜28cが形成され、その透示窓28の
上部に上部障害突起31が突設され、その上部障害突起
31のほぼ中央に入賞口30が形成されている。入賞口
30の下方の上部障害突起31には、サービス図柄表示
器32が埋設され、前記大当り遊技状態が発生したとき
に変動を開始して表示結果を導出し、その表示結果が遊
技場において予め定められた図柄と一致したときに、遊
技場の用意したサービス(たとえば、大当り遊技状態に
おいて獲得した多量の景品玉でそのまま遊技を継続でき
るサービス等)の提供を受けることができるような場合
に使用する。もちろん、このようなサービスの提供に使
用しない場合には、単なる飾り表示器である。また、上
部障害突起31には、サービス図柄表示器32の左右に
飾りLED33が内蔵されるとともに、飾りLED3
4,35,36,37も埋蔵されている。一方、取付基
板27の下方には、そのほぼ中央に回転ドラム122A
〜122Cを回転せしめる権利を留保した旨を報知する
始動入賞記憶表示器29が設けられているとともに、下
部左右に下部誘導突起38が突設されている。この下部
誘導突起38は、可変表示装置26の左右側方から落下
する打玉を受止めて取付基板27のほぼ中央部分から下
方の電導役物始動口48に向けて落下せしめるもので、
打玉を電導役物始動口48に入賞しやすくしている。ま
た、下部誘導突起38内にも飾りランプ39が内蔵され
ている。
【0022】前記可変表示装置26は、遊技領域25の
ほぼ中央に配置され、可変入賞球装置51は、遊技領域
25の下部であって前記アウト口64の上方に配置され
る。そして、可変表示装置26と可変入賞球装置51と
の間には、前記電導役物始動口48が配置され、可変表
示装置26の左右上方にランプ41を内蔵する風車40
が配置され、さらに、可変表示装置26の左右上部に通
過口42,46が配置されている。一方の通過口42に
は、打玉の通過を検出する通過玉検出器43が内蔵され
るとともに、普通図柄表示器44、通過記憶表示器45
も内蔵されている。しかして、打玉が通過玉検出器43
によって検出されたときには、普通図柄表示器44の表
示結果が所定時間後に導出され、その表示結果が予め定
められた当り図柄と一致したときには、電導役物始動口
48のソレノイド49を所定時間ONして打玉を電導役
物始動口48に入賞しやすくしている。なお、通過記憶
表示器45は、普通図柄表示器44の表示結果を導出す
る権利を留保していることを報知するものである。他方
の通過口46には、他に装飾効果を発揮する飾りLED
47が設けられている。また、誘導レール24の先端で
あって遊技領域25への入口部分には、一旦遊技領域2
5に到達した打玉を誘導レール24内に逆流しないよう
にするための逆流防止装置63が設けられている。本実
施例における可変入賞球装置51は、その主要部分は、
従来の可変入賞球装置とあまり変わらないが、全体の印
象が大きく異なる形状を有している。すなわち、可変入
賞球装置51は、円形状の遊技領域25の下半分の形状
に対応するように円弧状の飾り板62を有し、該飾り板
62のほぼ中央に長方形状の入賞領域52が形成され、
該入賞領域52を長方形状の開閉板53が開閉してい
る。開閉板53は、ソレノイド54によって開閉駆動さ
れるが、具体的な動作は、前記した大当り遊技状態にお
ける動作である。このため、開閉板53内の入賞領域
は、明瞭に図示しないが、2つに区分され、一方の区分
に打玉が入賞したときには、特定玉検出器55によって
検出されて前記開放サイクルの継続を保証することとな
り、他方の区分に打玉が入賞したときには、入賞玉検出
器56によって検出されて開放サイクルにおける開閉板
53の開放長さを規制することとなる。また、開閉板5
3の下方には、突出障害部材が突設されているが、この
突出障害部材の前面には、大当り遊技状態における開放
サイクルの回数を表示する回数表示器57と、1回の開
放サイクルにおける開閉板53内への入賞玉数を表示す
る入賞個数表示器58とが臨むようになっている。な
お、入賞領域52を開閉する部材として図示のような1
枚の板からなる開閉板53だけでなく、1対の羽根状の
開閉部材であってもよい。
【0023】上記した構成だけからなる可変入賞球装置
は、従来から数多く知られているが、本実施例において
は、上記した構成に加えて飾り板62の左右に円弧状に
延設された部分には、複数の飾りランプ59,60、お
よびアタッカーLED61が設けられている。このた
め、飾りランプ59,60およびアタッカーLED61
が点灯または点滅作動されたときには、開閉板53の両
端部から円弧状の上端、すなわち、誘導レール24の下
半分に沿った状態で光学的な装飾効果を高めることがで
きる。このような遊技領域25の下方であって誘導レー
ル24に沿った飾り板62による装飾および飾りランプ
59,60およびアタッカーLED61による光学的装
飾は、従来においては全くなく、遊技者に与える印象は
大幅に異なるものである。
【0024】一方、遊技盤10の裏面には、図3に示す
ように、前記可変表示装置26の後面構造物である可変
表示装置駆動部100のドラム収納ボックス101が遊
技盤10の裏面に直接的に止着され、該ドラム収納ボッ
クス101の周囲を囲むように入賞玉集合カバー体(符
号なし)が取付けられている。入賞玉集合カバー体は、
各種の入賞口や入賞球装置に入賞した入賞玉を所定の流
路に従って誘導する誘導経路が形成されているものであ
る。また、入賞玉集合カバー体の裏面には、遊技盤10
に配置される入賞口や入賞球装置等に付設されるスイッ
チや装飾用発光源の電装部品の配線が接続される第1中
継基板72と第2中継基板73(これらを1つの中継基
板にまとめたものでもよい)とが設けられている。第1
中継基板72と第2中継基板73は、遊技盤10に設け
られる各種の電装部品と後述する遊技制御回路基板ボッ
クス82に収容される遊技制御基板(図示しないが、そ
の回路ブロック図は、図4に示す)とを中継するために
設けられるものである。なお、前記したドラム収納ボッ
クス101および中継基板72,73は、次に詳述する
機構盤70のほぼ中央に開設される窓開口71から外側
に突出あるいは視認し得るようになっている。
【0025】次に、弾球遊技機1の裏面に開閉自在に設
けられる機構盤70の構成について図3を参照して説明
する。機構盤70は、前記遊技盤10の裏面を覆うよう
に設けられるが、遊技盤10の後面に取付けられる図示
しない入賞玉集合カバー体と対応する部分に方形状の窓
開口71が形成され、機構盤70が閉じられたときに、
前述したように、遊技盤10に設けられる可変表示装置
26の後方突出部を覆うドラム収納ケース101が後方
に貫通し、前記中継基板72,73が後方に臨むように
なっている。また、機構盤70の前面側には、主として
前記入賞玉集合カバー体に形成された誘導経路に沿って
流下した入賞玉を集合せしめる入賞玉集合樋(図示せ
ず)が形成されるが、機構盤70の後面側には、その最
上部に景品玉として供される多量の玉を貯留する景品玉
タンク74が止着され、該景品玉タンク74の後方に景
品玉タンク74から流出する玉を複数列(たとえば2
列)に整列しながら流下せしめる景品玉誘導レール75
が傾斜状に設けられ、該景品玉誘導レール75の末端に
前記窓開口71の側方に配置されかつ前記景品玉誘導レ
ール75からの整列された玉を受入れて入賞玉信号に基
づいて所定個数の景品玉を払出す景品玉払出装置76が
接続されている。なお、景品玉誘導レール75の上流側
には、玉切検出器77が設けられ、該玉切検出器77が
ONしたときに前記玉切LED7が点灯するようになっ
ている。
【0026】前記景品玉払出装置76から払出された景
品玉は、景品玉払出通路を介して前記上皿12または下
皿16に導かれる。なお、前記景品玉払出装置76は、
前記入賞玉集合樋に集められた入賞玉を1個ずつ処理す
る入賞玉処理装置(図示せず)に含まれる入賞玉検出器
79が入賞玉を検出することにより駆動されるものであ
る。また、この入賞玉検出器79がONすると前記払出
LED8が所定時間点灯されるものである。さらに、前
記下皿16の上流側の払出通路の一側には、満タンスイ
ッチ78が設けられ、該満タンスイッチ78がONする
と、打球発射装置87の打球モータ88の駆動が停止さ
れるようになっている。
【0027】機構盤70の概ねの構造は、前述したとお
りであるが、図示の実施例では、機構盤70の裏面上部
にターミナルボックス80が設けられ、さらに、窓開口
71の下部に遊技制御基板ボックス82が着脱自在に取
付けられ、前記景品玉払出装置76の下部表面にカード
ユニット接続中継基板84が取付けられ、前記遊技制御
基板ボックス82の下方に景品玉払出制御基板ボックス
83が取付けれらている。
【0028】ターミナルボックス80は、弾球遊技機1
に電源を供給する電源線や弾球遊技機1と遊技場のホー
ル用管理コンピュータ(図示せず)との情報信号をやり
とりするための情報出力端子81等が設けられている基
板が収納されるものであり、遊技制御基板ボックス82
は、遊技盤10に設けられる可変表示装置26や可変入
賞球装置51等の動作を制御するための遊技制御回路基
板が収納されるのもである。このため、遊技制御基板ボ
ックス82には、前記入賞玉集合カバー体の裏面に取付
けられる前記第1中継基板72や第2中継基板73から
の配線や、可変表示装置26からの配線が接続されるよ
うになっている。なお、機構盤70を開閉する際には、
これらの配線の接続を取外すことが必要となる。また、
カードユニット接続中継基板84は、前記玉貸カードユ
ニット20と前記上皿12に設けられる操作部や景品玉
払出制御基板ボックス82に収納される払出制御回路基
板等を中継するものであり、景品玉払出制御基板ボック
ス83内の払出制御回路基板は、入賞信号または貸出信
号を受けて前記景品玉払出装置76を制御して景品玉ま
たは遊技玉を払出すものである。
【0029】前面枠2のその他の裏面構成としては、図
3に示すように、前面枠2の裏面下部一側に打球発射装
置87が取付けられている。この打球発射装置87は、
打玉を弾発する打球杆89と、該打球杆89に往復回動
動作を付与する打球モータ88とから構成されており、
前記操作ハンドル19と関連づけられている。また、打
球発射装置87の設置位置と反対側には、ガラス板保持
枠3に設けられる伝送部品(装飾蛍光灯5a,5bや装
飾LED6等)の動作を制御しかつスピーカ9a,9b
の音量を段階的に調整する音量調整スイッチを含む装飾
制御基板85および装飾蛍光灯5a,5bで使用される
高電圧電流に変圧する変圧器86が取付けられている。
そして、この装飾制御基板85とガラス板保持枠3に設
けられる伝送部品とを接続する配線が乱雑にならないよ
うに前面枠2の軸支側裏面一側には、配線処理部材が設
けられている。この配線処理部材は、前面枠2と一体的
に形成してもよいし、あるいは別体の処理部材を止着し
てもよい。また、配線処理部材の形状は、配線をまとめ
ることができるものであればどのような形状、構造のも
のであってもよい。
【0030】上記したように弾球遊技機1の裏面および
機構盤70には、ターミナルボックス80、遊技制御基
板ボックス82、景品玉払出制御基板ボックス83にそ
れぞれ収納される制御基板、およびカードユニット接続
中継基板84、装飾制御基板85等のように多数のプリ
ント配線基板からなる基板が設けられているが、これら
の基板を金属ベースプリント配線基板で構成することに
より、機械的強度、電磁シールド性、および放熱効果を
高めることができる。
【0031】ところで、上記した各種基板のうち、遊技
制御基板ボックス82内に収納される遊技制御基板に形
成される遊技制御回路は、ブロック図で示すと図4のよ
うになる。この遊技制御回路は、ターミナルボックス8
0および景品玉払出制御基板ボックス83内に収納され
る基板や装飾制御基板85と電気的に接続されて各種の
信号をやりとりしているが、可変表示装置駆動部100
に設けられる後述する回転ドラム制御基板(可変表示制
御基板)165(金属ベースプリント配線基板によって
構成されている)とも接続されて各種の信号をやりとり
している。図5は、その回転ドラム制御基板(可変表示
制御基板)165に形成される制御回路のブロック図で
あるが、以下、図4および図5を参照して、遊技制御回
路と回転ドラム制御回路(可変表示制御回路)について
簡単に説明する。
【0032】図4において、遊技制御回路は、CPU2
39,ROM,RAM,入出力回路を含むメイン基本回
路A90によって制御される。アドレスデコード回路9
1からメイン基本回路A90にチップセレクト信号が与
えられる。また、電源投入時に初期リセット回路92か
らメイン基本回路A90にリセット信号が与えられ、所
定時間前(たとえば2msec)にクロック用リセット
パルス発生回路93からメイン基本回路A90に定期リ
セット信号が与えられる。さらに、メイン基本回路A9
2は、スイッチ入力回路98を介して通過玉検出器4
3、始動入賞玉検出器50、特定検出器55および入賞
玉検出器56からの検出信号が入力される。
【0033】一方、メイン基本回路A90からは、以下
の装置および回路に制御信号が与えられる。音回路95
を介してスピーカ9a,9bに音声信号が与えられ、7
セグ・LEDランプ駆動回路96を介して回数表示器5
7、入賞個数表示器58、飾りLED47、普通図柄表
示44、通過記憶表示器45、飾りLED33、アタッ
カーLED61に表示制御信号が与えられる。また、ソ
レノイド・ランプ回路97を介して、ソレノイド49,
54にソレノイド励磁制御信号が出力され、風車ランプ
41、飾りランプ39,59,60にランプ制御用信号
が出力され、さらにランプ制御データD0〜D3が出力
される。また、情報出力回路200を介して、ホール用
管理コンピュータ等に、有効始動情報,大当り情報,確
率変動情報が出力される。さらに、基本回路90は、可
変表示装置の可変表示制御用の指令用信号(コマンドデ
ータ)を8ビットのデータとしてコネクタA201,B
212を介して可変表示制御基板165の基本回路17
5(図5参照)に出力する。
【0034】さらに遊技制御基板には、電源回路A24
2が設けられており、交流電源207からの交流を直流
に変換して+5v,+12v,+30v,+Lvの電圧
を発生させる。この+5Vと+12Vとの直流電圧がコ
ネクタA201に供給され、コネクタA201,コネク
タB212を介して可変表示制御基板165に供給され
る。また、+5vの電圧は遊技制御回路にも供給され、
+12vは各種スイッチと各種LEDと情報出力回路2
00とに供給され、30vはソレノイド49,54と、
各種LEDに供給され、+Lvは交流が半波整流された
電流である+Lvは、各種ランプに供給される。なお、
図中206はヒューズである。また、前記コネクタA2
01は、グランドに取付けられたグランド端子を有す
る。
【0035】図5は、可変表示制御基板165に設けら
れた可変表示制御回路を示すブロック図である。可変表
示制御基板165には、CPU240,ROM,RA
M,入出力回路を含む基本回路B175が設けられてい
る。前記コネクタA201とコネクタB212とを接続
することにより、基本回路A239から出力された可変
表示制御指令信号(8ビットのコマンドデータ)が基本
回路B175に入力される。さらにこの基本回路175
には、コネクタA201,コネクタB212を介して+
12V,+5Vの電圧が入力され、その+5Vの電圧が
基本回路B175に与えられる。
【0036】基本回路B175は、7セグLED・LE
D回路179を介して、サービス図柄表示器32、始動
記憶表示器29、飾りLED34,35,36,37に
表示制御信号を出力する。
【0037】基本回路B175は、ドラムランプ回路1
78を介して後述する蛍光管213からなるドラムラン
プ回路151に駆動信号を与え、モータドライブ回路1
76を介して後述するドラムモータ135に駆動信号を
与え、ドラムモータ135に内蔵される後述するドラム
センサ139からは、センサ入力回路177を介して基
本回路B175に基準位置検出信号が入力される。な
お、遊技制御基板から供給されてきた+12Vの電圧
は、センサ入力回路177,7セグLED・LED回路
179に供給される。
【0038】さらに、この可変表示制御基板165に
は、電源回路B243が設けられており、交流電源20
7からの交流電流が整流されて、+20vまたは+10
v,+5.5v,+24vの直流電力が生成される。そ
して、ドラムモータ135の駆動時においては+20v
の直流電力がモータドライブ回路176に供給され、ド
ラムモータ135の停止時においては+10vの直流電
力がモータドライブ回路176に供給され、+5.5v
の直流電力がドラムランプ回路178に供給されてドラ
ムランプ151と後述する蛍光管ヒータに供給され、+
24vの直流電力がドラムランプ回路178に供給され
てドラムランプ151と後述する蛍光管213の点灯に
使用される。
【0039】前記コネクタB212は、グランドに接続
されたグランド端子を有する。図6は、可変表示装置の
分解斜視図である。可変表示装置26は、前述した遊技
盤10の表面に取付けられる取付基板27と、遊技盤1
0の裏面に取付けられる回転ドラムユニット120を含
む可変表示装置駆動部100とに分けられる。遊技盤1
0の裏面に設けられる取付基板27の構成については、
既に説明したので、可変表示装置駆動部100の構成に
ついて以下に詳述する。可変表示装置駆動部100は、
図6に示すように、ドラム収納ケース101と回転ドラ
ムユニット120A〜120Cとから構成される。そこ
で、まず、ドラム収納ケース101について図6および
図7を参照して説明する。
【0040】図において、回転ドラムユニット120を
収納するドラム収納ケース101は、前方が開放した箱
状に形成され、その前方の開口から3つの回転ドラムユ
ニット120A〜120Cを挿入支持することができる
ようになっている。具体的には、ドラム収納ケース10
1の上下には、各回転ドラムユニット120A〜120
Cに対応するように複数の係合溝105が形成され、回
転ドラムユニット120A〜120Cの後述するプリン
ト配線取付基板121A〜121Cの前端上下に形成さ
れる係合凸部123が係合するようになっている。ま
た、ドラム収納ケース101の開口上下には、取付片1
03および係合片104が設けられている。取付片10
3および係合片104は、ドラム収納ケース101の上
部から後方および底面に沿ってあてがわれる金属製の取
付バンド102の各先端を曲折して形成され、前記遊技
盤10の裏面に止着される額縁状の取付板(図示せず)
に装着して可変表示装置駆動部100全体を遊技盤10
に取付けるものである。
【0041】また、ドラム収納ケース101の後部上方
は、回転ドラムユニット120A〜120Cの回転ドラ
ム122A〜122Cの形状に沿った円弧状の湾曲部と
なっており、この湾曲部にドラム収納ケース101の内
部で発熱する熱を放熱する放熱孔が形成されている。ま
た、ドラム収納ケース101の底面には、各回転ドラム
ユニット120に対応する接続用開口112が開設さ
れ、この接続用開口112を介してプリント配線取付基
板121A〜121Cの後述する接続凸片部127と回
転ドラム制御基板165に設けられるコネクタ167と
が接続されるようになっている。さらに、ドラム収納ケ
ース101の後面には、回転ドラムユニット120A〜
120Cを装着したときにプリント配線取付基板121
の後述する取付部125が臨む係止開口(図示せず)が
形成されている。そして、その図示しない係止開口に臨
んだ取付部125が、図7に示すようにドラム収納ケー
ス101に形成された止着孔109にビス111で止着
固定される放熱板110とともに螺着されることによ
り、回転ドラムユニット120A〜120Cをドラム収
納ケース101に移動できないように固定されるもので
ある。放熱板110は、薄い金属板で構成されるもの
で、この放熱板110が前述したように同じく金属板で
構成されるプリント配線取付基板121に接触接続して
いるので、プリント配線取付基板121に蓄積された熱
が放熱板110に伝導されて外部に放出されるものであ
る。なお、本実施例においては、ドラム収納ケース10
1の後部上方を湾曲部55とすることで、少しでもドラ
ム装置収納体63の容積を減少させることができ、この
ため、パチンコ遊技機を遊技機設置島に設置した際に遊
技機設置島の内部に設けられる各種の装置(たとえば玉
貸機へ玉を供給するパイプや電源配線等)の邪魔になる
ことを避けることができる。
【0042】さらに、ドラム収納ケース101の下面裏
側には、回転ドラム制御基板(可変表示制御基板)16
5をビスで取付けるための取付ボス106が突設されて
いる。そして、この取付ボス106に回転ドラム制御基
板165を取付けた状態で、その回転ドラム制御基板1
65を保護するための回転ドラム制御基板ボックス16
0がドラム収納ケース101に着脱自在に取付けられ
る。このため、ドラム収納ケース101には、底面前方
には、係合孔108が形成され、後面下端には、取付孔
107が形成されている。なお、回転ドラム制御基板1
65および回転ドラム制御基板ボックス160について
は、後に詳述する。
【0043】回転ドラムユニット120は、図6に示す
ように、回転ドラム122と該回転ドラム122を回転
駆動するステッピングモータが固着されるプリント配線
取付基板121とから構成される。回転ドラム122
は、複数の識別情報(図柄)が形成される筒状の図柄表
示面を有したドラム状に形成され、その図柄表示面から
中心に向かって6角対角線状に形成されるリールフレー
ムの中心の軸部分が後述する回転子140のD型カット
嵌合部143にビス144で固着されるようになってい
る。前述した回転ドラム122を回転駆動するステッピ
ングモータが取付けられるプリント配線取付基板121
は、全体が金属ベースプリント配線基板として構成され
るとともに、各種の機械加工処理が施されている。すな
わち、プリント配線取付基板121の前端上下には、ド
ラム収納ケース101の前記係合溝105に係合する係
合凸部123が突設され、また、上面から後部側方にか
けてプリント配線取付基板121自体の構成をより高め
る補強凸部124が形成され、後端下部に取付孔126
を有して前記ドラム収納カバー101に止着するための
取付部125が折曲形成され、また、底辺後部にプリン
ト配線によって形成される導電端子部が転写される接続
凸片部127が突設されている。また、後述するドラム
ランプ151を収納支持するランプカバー153を取付
けるための取付孔128も前方部に穿設されている。さ
らに、ステッピングモータを構成する回転子140の軸
部を回転自在に軸支する軸受137を固着するための軸
取付孔136もそのほぼ中央に穿設されている。また、
電気・電子部品を実装するための微小孔も多数穿設され
ている。
【0044】プリント配線取付基板121のほぼ中央に
ステッピングモータを構成するモータコイルを内蔵する
円筒状のコイルケース135が固着される。このコイル
ケース135は、図示しないビスによってプリント配線
取付基板121に止着されるが、内部のモータコイルの
端部は、プリント配線の導電部にはんだ付されている。
また、コイルケース135と軸取付孔136に固着され
る軸受136との間には、センサ139および各種の電
子素子が実装され、また、コイルケース135の外側に
も各種の電子素子が実装されている。これらの電子素子
は、プリント配線取付基板121に形成されるプリント
導電線によって接続されている。また、前述した軸受1
37には、ステッピングモータを構成する回転子140
の軸部が貫通せしめられるが、回転子140と軸受13
7との間には、スプリングワッシャ141および平ワッ
シャ142が介挿される。また、回転子140の周辺内
側に前記センサ139によって検出され得る被検出部
(図示せず)が形成されてさらに、回転子140の先端
に前記回転ドラム122を嵌合するためのD型カット嵌
合部143が形成されている。前述のように回転子14
0の軸部を軸受137に軸支した状態で前方からモータ
カバー148を貼着し、そのモータカバー148から前
方に突出したD型カット嵌合部143に回転ドラム12
2を嵌合してビス止めすることにより、回転ドラム12
2をプリント配線取付基板121に装着することができ
る。なお、前記説明から明らかなように、ステッピング
モータは、モータコイル,コイルケース135,回転子
140から構成されるものであり、そのステッピングモ
ータによる回転位置を検出するためにセンサ139が設
けられているのである。
【0045】プリント配線取付基板121の前方には、
複数(3つ)のドラムランプ151が実装されている。
そして実装されたドラムランプ151は、ランプカバー
153によって覆われるが、そのランプカバー153
は、各ドラムランプ151を受けるランプ受台156を
有し、そのランプ受台156でドラムランプ151を支
持した状態で、その上下に形成される取付孔154を前
記取付孔128に合致させてビス155で止着すること
により、ランプカバー153をプリント配線取付基板1
21に固着している。なお、3つのドラムランプ151
は、遊技者から視認し得る縦横3個ずつの識別情報(図
柄)を後方から照射してその装飾効果を高めるようにし
ている。前述したように、ステッピングモータおよびド
ラムランプ151が実装されたプリント配線取付基板1
21においては、ステッピングモータ部分およびドラム
ランプ151部分から前記接続凸片部127に延びるプ
リント配線が転写されているが、この接続凸片部127
における導電パターンが接続端子として形成されている
ので、接続凸片部127がコネクタ機能を有しているこ
ととなる。したがって、プリント配線取付基板121を
ドラム収納ケース101に装着した状態で接続凸片部1
27が接続開口112からケース101の下方に突出し
た状態となっており、その突出した接続凸片部127に
回転ドラム制御基板165のコネクタ167を差込むこ
とにより、簡単かつ確実に回転ドラム制御基板165と
プリント配線取付基板121とを接続することができ
る。
【0046】また、回転ドラム制御基板165を保護す
る回転ドラム制御基板ボックス160は、上面が開放し
たボックス状に形成され、その側壁の全長にわたって放
熱孔161が穿設されている。また、回転ドラム制御基
板165の前方には、ケース101の前記係合孔108
と係合するための係合爪162が穿設されるとともに、
その後方には、ケース101の前記取付孔107に対応
する取付孔163が穿設されている。回転ドラム制御基
板ボックス160をケース101に止着するためには、
係合爪162を係合孔180に係合させた後、取付孔1
63を取付孔107に一致させてビス164を螺着する
ことにより行なうことができる。
【0047】一方、前述した回転ドラム制御基板ボック
ス160に収納される回転ドラム制御基板165には、
ケース101の取付ボス106に止着するための取付孔
166が穿設され、その上面側に各回転ドラムユニット
120の前記接続凸片部127に接続される複数のコネ
クタ167が実装され、その下面側に前記遊技制御基板
ボックス82内に収納される遊技制御回路基板に接続さ
れる外部コネクタ173,CPU168,トランス16
9,トランジスタ171等が実装されている(図7参
照)。トランス169の左右には、放熱部材としてのヒ
ートシンク170a,170bが設けられ、また、トラ
ンジスタ171は、ビス172によって回転ドラム制御
基板165に止着されている。
【0048】図8,図9は、遊技制御基板の基本回路9
0から可変表示制御基板165の基本回路B175に出
力される可変表示制御指令信号としてのコマンドデータ
を示す表を表わす図である。コマンドデータは、COM
1〜COM17からなる。COM1はコマンドヘッダで
あり、「0CAH」に固定されている。このCOM1が
送信されて可変表示制御基板の基本回路B175に入力
されることにより、基本回路B175は、基本回路A9
0からコマンドデータが送られてきたことを判断する。
【0049】COM2は、コマンドコードであり、可変
表示装置26の表示制御の種類を指定するためのコマン
ドである。COM2が「00H」のときにドラム122
を通常回転させる制御が指定され、「01H」のときに
は、エラー発生後の復旧時のコマンドとなる。そして本
実施例では、「02H」以降は使用していない。
【0050】COM3は、リール(ドラム)左停止図柄
を指定するものである。そして、「00H」〜「13
H」の範囲内でリール左(左ドラム122A)の予定停
止図柄が指定される。「14H」以降は本実施例では使
用しない。
【0051】COM4は、リール中停止図柄を指定する
コマンドであり、「00H」〜「13H」の範囲内でリ
ール中(中ドラム122B)の予定停止図柄を指定す
る。「14H」以降は未使用である。
【0052】COM5は、リール右停止図柄を指定する
ものであり、「00H」〜「13H」の範囲内でリール
右(右ドラム122C)の予定停止図柄を指定する。
「14H」以降は未使用である。
【0053】COM6は、大当りフラグ等を指定するも
のである。そして、D0〜D7の計8ビットのうち、D
7〜D5の3ビットは「0」未使用であり、D4〜D2
の3ビットはリーチ動作フラグを指定するものであり、
D1の1ビットがリーチ滑りフラグを指定するものであ
り、D0はリーチ4の回転増しのあるなしを指定するも
のである。
【0054】COM7は、ドラム動作モードを指定する
コマンドであり、「00H」の場合には低確率時におけ
るドラムの通常変動を指定し、「01H」の場合には低
確率時におけるドラム短縮変動が指定される。前述した
始動入賞記憶が「3」以上になった場合には、このドラ
ム短縮変動が指定されて、可変表示装置26の可変表示
動作時間が短縮される。「02H」の場合には高確率時
におけるドラム通常変動が指定され、「03H」の場合
には高確率時におけるドラム短縮変動が指定される。
「04H」以降は未使用である。
【0055】COM8は、大当り図柄停止位置を指定す
るコマンドであり、「00H」〜「13H」の範囲内で
大当り図柄の停止位置が指定される。
【0056】COM9はドラム再回転をするか否かを指
定するコマンドであり、「00H」の場合には再回転し
ない旨が指定され、「01H」の場合にはリール1周再
回転が指定される。このリール1周再回転が指定された
場合には、ドラムが一旦停止した後再回転する制御が行
なわれる。
【0057】COM10は、第2停止図柄仮停止位置を
指定するコマンドである。「00H」〜「13H」の範
囲内で図柄の仮停止位置が指定される。
【0058】COM11はドラムランプデータ制御コー
ドを指定するコマンドである。「00H」の場合には通
常時が指定され、「01H」の場合にはドラム回転中が
指定され、「02H」の場合にはドラムリーチ回転中が
指定され、「03H」の場合には大入賞口開放前が指定
され、「04H」の場合には大入賞口開放中が指定さ
れ、「05H」の場合には大入賞口開放後が指定され
る。これらの各指定に従って、基本回路B175はドラ
ムやランプの表示制御を行なう。
【0059】COM12はドラムランプデータを指定す
るコマンドである。D0〜D7の8ビットのうち、D7
によりドラムランプ左上のデータが指定され、D6によ
りドラムランプ左中,右中が指定され、D5によりドラ
ムランプ左下が指定され、D4によりドラムランプ中上
が指定され、D3によりドラムランプ中中が指定され、
D2によりドラムランプ中下が指定され、D1によりド
ラムランプ右上が指定され、D0によりドラムランプ右
下が指定される。そしてこれら各ビットの信号が「1」
でドラムランプがONに制御され、「0」ではドラムラ
ンプがOFFに制御される。
【0060】COM13はサービス図柄表示停止(7セ
グメントLED)の状態を指定するコマンドである。デ
ータ内容が「40H」〜「48H」の範囲内、すなわち
4xHの場合にサービス図柄表示停止が指定され、5x
Hの場合に障害発生表示が指定される。そして50Hの
場合にはエラーを表わす「E」が表示される。
【0061】COM14はLEDデータ制御コードを指
定するコマンドである。「00H」の場合には通常時が
指定され、「01H」の場合にはドラム回転中が指定さ
れ、「02H」の場合にはドラムリーチ回転中が指定さ
れ、「04H」の場合には大入賞口開放中が指定され、
「05H」の場合には大入賞口開放後が指定される。
【0062】COM15は、LEDデータ制御コードを
指定するコマンドである。「00H」の場合には低確率
時における通常時が指定され、「01H」の場合には高
確率時が指定され、「02H」の場合には大当り発生時
が指定され、「03H」の場合には特定玉入賞時が指定
される。
【0063】COM16は始動記憶表示LEDデータ制
御コードを指定するコマンドである。「00H」の場合
には始動入賞記憶なしが指定され、「01H」の場合に
は始動入賞記憶が1個ある場合が指定され、「02H」
の場合には始動入賞記憶が2個ある場合が指定され、
「03H」の場合には始動入賞記憶が3個ある場合が指
定され、「04H」の場合には始動入賞記憶が4個ある
場合が指定される。
【0064】COM14〜COM16の各コマンドデー
タに従って、基本回路B175はLEDを表示制御す
る。
【0065】COM17は、データ転送時に誤ったデー
タを転送することを防止するために用いられるチェック
サムである。COM1からCOM16までの各データを
加算し、最上位ビットを0クリアした値がこのCOM1
7にセットされる。
【0066】なお、各コマンドデータは前述したように
8ビット単位で伝送されるためOOH〜FFHまで使用
できるのであるが、たとえばCOM3は00H〜13H
までしか使っていないために、COM3〜COM5を1
つのコマンドデータ(たとえばCOM3のみ)として転
送することも可能である。
【0067】図10は、コマンドデータの転送方法を説
明するためのタイミングチャートである。基本回路A9
0は、コネクタA201,コネクタB212を介して基
本回路B175に前述したコマンドを出力する。基本回
路A90から基本回路B175へのコマンドデータの転
送は一方向の転送であり、基本回路B175は、基本回
路A90へ自己のステータスを送信できない構成となっ
ている。しかしながら、基本回路A90は、シーケンシ
ャルなステータスを常に発行するように構成されてお
り、基本回路B175側では、常にステータスの取込み
を行ない、現在実行中のステータスでないものが転送さ
れた場合、遅れてきたステータスを実行するように構成
されている。その結果、基本回路B175側で何らかの
トラブルが発生しても、新たなステータスの取込み後に
は、常に通常動作に復帰することができる。したがっ
て、前述の構成により、基本回路B175側での誤動作
を防止するとともに、簡単なデータ転送を行なうことが
でき、回路構成およびデータバス構成を簡略化すること
が可能となる。
【0068】前述したコマンドデータの通信は、8ビッ
トパラレル転送であり、1回の転送により8ビットのデ
ータを転送する。また、必要なデータを転送するため
に、1コマンドは以下に説明するブロックで構成され
る。まず、1コマンドは、ある一定の時間間隔で常に転
送される。また、コマンドブロックのデータ長、データ
順序は、どのシーケンスでも同じである。さらに、コマ
ンドには、前述に説明した最終バイトのチェックサム用
バイトCOM17が付加されており、コマンドの受信を
より確実に行なうことができる。
【0069】コマンドブロックは、17バイト連続でコ
マンドが送信されるが、コマンドデータの間隔は2ms
ecである。基本回路A90から出力される信号は、8
ビットのデータラインと1本のSTRV信号の合計9本
の単一方向バスで構成される。送信側である基本回路A
90は、出力データであるコマンドデータ1をデータラ
インに出力する(データラインはラッチ出力)と、その
都度STRV信号が500μsの間Hの状態で送信され
る。このSTRV信号は、ノンマスカブルインターラプ
ト以外の割込信号(IND信号)のことである。以下、
同様にコマンドデータ2、コマンドデータ3が順次基本
回路A90から基本回路B175へ転送される。なお、
コマンドブロックの先頭は、ヘッダコマンドであるCO
M1(「0CH」で固定)であり、基本回路B175
は、このヘッダコマンドが入力されることにより新規コ
マンド受信を開始する。そして基本回路B175は、ス
トローブ信号のパルス幅である500bSの間でデータ
読込準備を完了させ、そのスラブ信号の立下がりのタイ
ミングでコマンドデータを読込む。
【0070】図11は、可変表示制御基板(LCD制御
基板)215に設けられた可変表示制御回路を示すブロ
ック図である。この可変表示制御回路は、図5に示した
可変表示制御回路とは表示方式の異なった種類の可変表
示制御回路である。すなわち、図5に示した可変表示制
御回路は、回転ドラムを回転制御することにより可変表
示を行なうタイプのものであるが、この図11に示すも
のは、後述する液晶表示装置237による画像表示制御
を行なうタイプのものである。
【0071】可変表示制御基板(液晶制御基板)215
には、基本回路C216、キャラクタROM218、V
DP(Video Display Processor )217、VRAM2
19、ワークRAM220、制御ROM221、発振回
路222およびリセット回路223が設けられている。
【0072】基本回路C216は、CPU241,入出
力ポートを内蔵している。そして、液晶表示装置237
からなる可変表示装置を弾球遊技機1に設ける場合に
は、図5に示した可変表示制御基板(回転ドラム制御基
板)165の代わりに図11に示した可変表示制御基板
(液晶制御基板)215を設ける。そしてこの可変表示
制御基板(液晶表示基板)の基本回路C216に接続さ
れているコネクタC214と遊技制御基板側のコネクタ
A201とを接続して、基本回路A90からのコマンド
データ(図13,図14で後述する)がこの基本回路C
216に伝送されるように構成する。基本回路C216
は、遊技制御基板からのコマンドデータDAT1〜DA
T7、コマンドデータのスローブ信号STRVを受け
る。さらに、基本回路C216は、コネクタC214を
介して、+12Vおよび+5Vの2種類の電源電圧を受
ける。
【0073】基本回路C216は、受信したコマンドデ
ータDAT1〜DAT7に応答して、可変表示制御基板
215に形成された回路全体を制御する。基本回路C2
16は、VDP217および制御ROM221に、アド
レス信号、データ信号および制御信号を送ってVDP2
17と制御ROM221との間で、データ信号の送受信
を行なう。そして、基本回路C216は、受信したデー
タに基づいて、ワークRAM220を作業領域として用
いて可変表示制御基板215に形成された回路全体の制
御を行なう。制御ROM221は、基本回路C216の
動作を制御するための制御用プログラムを予め記憶して
おり、基本回路C216から送信されてきたアドレス信
号および制御信号に応答して、該当する制御用プログラ
ムをデータ信号として基本回路C216へ返信する。
【0074】VDP217は、基本回路C216からの
制御信号に応答して、画像データを生成する。VDP2
17は、VRAMアドレス信号、VRAMデータ信号、
およびVRAM制御信号等の信号をVRAM219へ送
信する。VRAM219からVDP217へは、VRA
Mデータ信号等の信号が返信される。VDP217は、
キャラクタROMアドレス信号、キャラクタROMデー
タ信号、キャラクタROM制御信号をキャラクタROM
218へ送信する。キャラクタROM218からVDP
217へは、キャラクタROMデータ信号等の信号が返
信される。
【0075】VDP217は、基本回路C216から出
力される制御信号に応答して、可変表示装置26に表示
される画像を構成するための画像データを生成する。V
RAM219は、VDP217から生成した画像データ
を一時的に記憶する。VDP217が生成し、VRAM
219に記憶される画像データは、所定数のドットの集
合を単位としたキャラクタの識別番号である。画像デー
タには、複数のキャラクタの識別番号が、表示される配
置関係に従って含まれている。これをマップデータと言
う。個々のキャラクタの識別番号は、制御ROM221
に予め記憶されている。可変表示装置26に表示される
画像を構成するために必要なキャラクタの識別番号が制
御ROM221から読出され、VDP217により、表
示画像におけるキャラクタの配置関係を示すためのマッ
プデータとして、VRAM219に記憶される。
【0076】キャラクタROM218は、キャラクタの
識別番号に対応するドットデータを予め記憶している。
VDP217は、所定のタイミングでVRAM219か
らマップデータを読出し、マップデータに含まれる各キ
ャラクタの識別番号に基づいて、各キャラクタのドット
データを読出す。VDP217は、読出したドットデー
タに基づいて、RGB信号(RED,GREEN,BL
UE)信号を生成する。VDP217は、生成したRG
B信号をコネクタCN2を介してLCDモジュール(図
示せず)へ送信する。さらにVDP217は、復号同期
信号SYNCおよび+12Vの電源電圧をコネクタCN
2を介してLCDモジュールへ送信する。LCDモジュ
ールは、送信されてきたRGB信号および復号同期信号
SYNCに基づいて、LCD表示器226に画像を表示
する。
【0077】以上説明したように、この図11に示した
表示方式の異なる他の可変表示制御回路も、図4に示し
た遊技制御基板の遊技制御回路にコネクタC214を介
して接続できるように構成されている。図12は、図1
1に示した可変表示制御回路により表示駆動される液晶
表示装置の分解斜視図である。液晶表示装置237は、
大きく分けて、LCDユニット232、基板収容基体2
34、液晶制御基板(可変表示制御基板)215、バッ
クライト蛍光管217を含む。
【0078】前記液晶制御基板215は、前後両側から
基板収納基体234に囲まれた状態で収納される。そし
て液晶制御基板215には、コネクタD224とコネク
タC214とが設けられている。図中235は基板カバ
ーであり、液晶制御基板215をカバーするものであ
る。
【0079】LCDユニット232を基板収納基体23
4側に取付ける取付基体233の裏面側には、LCDモ
ジュール基板225がビス止め固定される。このLCD
モジュール基板225には、コネクタE229が設けら
れており、このコネクタE229にLCDユニット23
2のLCD表示器226がケーブルにより接続される。
このLCD表示器226の裏面にはバックライト蛍光管
227が配設され、このバックライト蛍光管227に接
続されるコネクタF230がLCDモジュール基板22
5に接続される。そして、LCDユニット232とバッ
クライト蛍光管227とLCDモジュール基板225と
が取付けられた取付基体233を基板収納基体234に
取付けることにより、液晶表示装置237が構成され
る。この組付け状態では、液晶制御基板215のコネク
タD224とLEDモジュール基板225のコネクタと
が接続されて電気的に繋がった状態となる。その結果、
液晶制御基板215からの液晶表示駆動制御信号がLC
Dモジュール基板225に伝送されて、このLCDモジ
ュール基板225が、LCD表示器226の表示駆動信
号をLCD表示器226に出力して画像表示がなされ
る。そして、コネクタC214を介して遊技制御基板側
から供給された+12Vの電圧電流がコネクタ224,
LCDモジュール基板225,コネクタF230を介し
てバックライト蛍光管227に供給される。図中228
は反射板である。
【0080】図13は、図11に示した液晶制御基板2
15を用いる場合の、遊技制御基板から送信されてくる
コマンドデータを示す表を表わす図である。コマンド信
号は、COM1〜COM8を含む。COM1はコマンド
ヘッダであり、「0CAH」に固定されている。
【0081】COM2はメインステータスであり、液晶
表示装置237の表示制御の種類を指定するためのコマ
ンドである。図示したように、メインステータスが00
Hであれば、表示画面をオフ状態にする制御が指定され
る。メインステータスが10Hであれば、表示画面にデ
モ画面を表示するためのモードが指定される。メインス
テータスが20H〜25Hであれば、図柄の変動表示を
行なうための各制御が指定される。メインステータスが
26Hの場合には、リーチ3(スペシャル)の場合のリ
ール右停止が指定される。27Hの場合には全図柄停止
表示が指定される。また、メインステータスが3xHの
場合には、図示するように各アニメーションの表示が指
定され、4xHの場合には、図示するように各ラウンド
表示が指定され、5xHの場合には障害発生の表示が指
定される。
【0082】COM3はリール左停止図柄を指定するた
めのコマンドである。COM4はリール中停止図柄を指
定するためのコマンドである。COM5はリール右停止
図柄を指定するためのコマンドである。COM6は、ス
クロール表示される図柄の周回数と移動図柄数とを指定
するためのコマンドであり、10H〜0AHの範囲内
で、図示するように周回数と移動図柄数が指定される。
COM7は権利状態を指定するためのコマンドである。
この権利状態とは、特定遊技状態(大当り状態)が発生
する確率が向上した高確率状態を生じさせるためのもの
である。COM8は、チェックサムのコマンドであり、
図9に示したCOM17のチェックサムのコマンドと同
様のものである。
【0083】以上説明した実施例の特徴点や変形例等を
以下に列挙する。 (1) カードユニット20に挿入される磁気カード
は、全国共通カードであってもよい。全国共通カードと
は、全国共通カードシステムに加盟している遊技場であ
ればどこでも使用可能な第三者発行のプリペイドカード
のことである。この全国共通カードにより、遊技者の購
入代金の対価としての共通有価価値を特定可能な情報が
記録された共通記録媒体が構成される。カードユニット
20により、前記共通記録媒体の記録情報を読取り、そ
の記録情報により特定される共通有価価値を使用して玉
貸し指令を行なう共通記録媒体受付処理手段が構成され
ている。
【0084】(2) 図4に示した遊技制御基板に設け
られた基本回路A90には、遊技機の遊技状態を制御す
るための制御中枢手段(CPU239)と、該制御中枢
手段の制御プログラムを記憶しているプログラム記憶手
段(RAM)と、前記制御中枢手段の制御に伴うデータ
を記憶する制御データ記憶手段(ROM)とが設けられ
ている。そして、コネクタA201,B212,C21
4により、前記遊技制御回路から前記可変表示制御基板
に可変表示制御用の指令信号を伝送する指令信号伝送手
段が構成されている。そして前述したように、この指令
信号伝送手段は、表示方式の異なった複数種類の可変表
示装置制御用の可変表示制御基板に対し共通して用いる
ことのできる統一仕様の信号伝送手段で構成されてい
る。
【0085】また、前記複数種類の可変表示装置制御用
の可変表示制御基板に共通に用いられる電圧(+12
V,+5V)を前記遊技制御基板から前記可変表示制御
基板に供給する共通電圧供給手段が、図4に示した電源
回路とコネクタA201とにより構成されている。一
方、可変表示制御基板165の方は、前記共通電圧供給
手段から供給される電圧以外の電圧であって可変表示制
御に使用される電圧(+20v,+10v,+5.5
v,+24v)を発生する電源回路を有している。
【0086】以上説明したように、本実施例では、可変
表示制御基板(回転ドラム制御基板)165と可変表示
制御基板(液晶表示制御基板)215とでは、それぞれ
出力されるコマンドデータの内容が異なるものを示した
が、このコマンドデータの内容をも統一すれば、基本回
路A90のROMに記憶すべきプログラムデータも共通
のものを用いることができる。
【0087】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、遊技
制御基板から可変表示制御基板に可変表示制御用の指令
信号を伝送する指令信号伝送手段が、表示方式の異なっ
た複数種類の可変表示装置制御用の可変表示制御基板に
対し共通して用いることのできる統一仕様の信号伝送手
段で構成されているために、前記複数種類の可変表示制
御基板にそれぞれ対応した遊技制御基板を用意する必要
がなく、少品種大量生産によるコストダウンを図ること
が可能となった。
【0088】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の効果に加えて、前記複数種類の可変表
示制御基板に共通に用いられる電圧を遊技制御基板から
前記可変表示制御基板に供給するようにしたために、そ
の共通使用の電圧に関しては、可変表示制御基板側で生
成する必要がなくなり、共通使用の電圧電源を共通化で
き、より一層コストダウンを図ることが可能となる。
【0089】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の発明の効果に加えて、前記共通使用の電圧以
外の電圧であって、可変表示制御に必要となる電圧を発
生する電源回路が可変表示制御基板に設けられているた
めに、前記共通使用の電圧電源を共通化してコストダウ
ンを図ることができながらも、それ以外の可変表示制御
基板の種類に応じて必要となる電圧はその可変表示制御
基板において発生するために、種類の異なった個々の可
変表示制御基板に必要となる特有の電圧もその可変表示
制御基板で発生して制御に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例の弾球遊技機を示す全体正面図で
ある。
【図2】弾球遊技機の遊技盤面を示す正面図である。
【図3】弾球遊技機の一部内部構造を示す全体背面図で
ある。
【図4】遊技制御基板に設けられている遊技制御回路を
示すブロック図である。
【図5】可変表示制御基板(回転ドラム制御基板)に設
けられている可変表示制御回路を示すブロック図であ
る。
【図6】ドラムユニットを示す分解斜視図である。
【図7】可変表示制御基板(回転ドラム制御基板)を示
す斜視図である。
【図8】可変表示制御基板(回転ドラム制御基板)に出
力されるコマンドデータを表わす表を示す図である。
【図9】可変表示制御基板(回転ドラム制御基板)に出
力されるコマンドデータを表わす表を示す図である。
【図10】コマンドデータの転送状態を示すタイミング
チャートである。
【図11】可変表示制御基板(液晶制御基板)に設けら
れた可変表示制御回路を示すブロック図である。
【図12】液晶表示装置を示す分解斜視図である。
【図13】可変表示制御基板(液晶制御基板)に出力さ
れるコマンドデータを示す表を表わす図である。
【図14】可変表示制御基板(液晶制御基板)に出力さ
れるコマンドデータを示す表を表わす図である。
【符号の説明】
1は遊技機の一例の弾球遊技機、26は可変表示装置、
90,175,216は基本回路、165は可変表示制
御基板(回転ドラム制御基板)、201,212,21
4は指令信号伝送手段の一例のコネクタ、100はドラ
ムユニット、215は可変表示制御基板(液晶制御基
板)、237は液晶表示装置である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示状態が変化可能な可変表示装置を有
    し、該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の
    表示態様になった場合に所定の遊技価値が付与可能とな
    る遊技機であって、 前記遊技機の遊技状態を制御する遊技制御基板と、 前記可変表示装置を制御する可変表示制御基板と、 前記遊技制御基板から前記可変表示制御基板に可変表示
    制御用の指令信号を伝送する指令信号伝送手段とを含
    み、 該指令信号伝送手段は、表示方式の異なった複数種類の
    可変表示装置制御用の可変表示制御基板に対し共通して
    用いることのできる統一仕様の信号伝送手段で構成され
    ていることを特徴とする、遊技機。
  2. 【請求項2】 前記複数種類の可変表示装置制御用の可
    変表示制御基板に共通に用いられる電圧を前記遊技制御
    基板から前記可変表示制御基板に供給する共通電圧供給
    手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1記載の遊
    技機。
  3. 【請求項3】 前記可変表示制御基板は、前記共通電圧
    供給手段から供給される電圧以外の電圧であって当該可
    変表示制御基板での可変表示制御に必要となる電圧を発
    生する電源回路を有することを特徴とする、請求項2記
    載の遊技機。
JP7137919A 1995-06-05 1995-06-05 遊技機 Pending JPH08322993A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7137919A JPH08322993A (ja) 1995-06-05 1995-06-05 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7137919A JPH08322993A (ja) 1995-06-05 1995-06-05 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08322993A true JPH08322993A (ja) 1996-12-10

Family

ID=15209758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7137919A Pending JPH08322993A (ja) 1995-06-05 1995-06-05 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08322993A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002018077A (ja) * 2000-07-12 2002-01-22 Heiwa Corp 遊技機
JP2002028315A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Sankyo Kk 遊技機
JP2002136692A (ja) * 2000-11-02 2002-05-14 Heiwa Corp 遊技機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002018077A (ja) * 2000-07-12 2002-01-22 Heiwa Corp 遊技機
JP2002028315A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Sankyo Kk 遊技機
JP2002136692A (ja) * 2000-11-02 2002-05-14 Heiwa Corp 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7452276B2 (en) Simulation of mechanical reels on a gaming machine
US11915541B2 (en) Display device for a gaming machine
US20040147303A1 (en) Gaming machine
US20040192445A1 (en) Gaming machine
GB2401705A (en) Valued end bonus event for a gaming machine
JP2001314623A (ja) 遊技機
US20040235553A1 (en) Gaming machine and gaming system with a plurality of gaming machines
US20050054433A1 (en) Gaming machine
JP2000084175A (ja) 遊技機
JP3330063B2 (ja) 遊技機
JPH08322993A (ja) 遊技機
JP2005130909A (ja) 回路基板収納ケース、及びそれを備えた遊技機
JP2002011202A (ja) 遊技機
JPH11104297A (ja) 遊技機
JP7324250B2 (ja) 遊技機
JP3756359B2 (ja) 遊技機
JP2005094910A (ja) モータ停止制御装置
JP4053944B2 (ja) 遊技機
JP2001327724A (ja) 遊技機
JPH0580917B2 (ja)
JP2002011153A (ja) アレンジボール遊技機
JP2001104566A (ja) 遊技機
JP7262428B2 (ja) 遊技機
JPH07116326A (ja) 弾球遊技用装置
JP2002126196A (ja) 遊技機