JP2011092257A - 遊技機 - Google Patents

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貴史 野尻
Minoru Jinno
稔 神野
Takashi Okawa
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尚徳 小宮
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Abstract

【課題】遊技媒体との接触部位側に専用の部材を別途設けることなく、固定部材を利用して遊技媒体の静電気をアースに逃がすことができ、簡単な構造で容易且つ安価に製作できるようにする。
【解決手段】絶縁性を有し且つ遊技媒体と接触する接触部材15と、接触部材15とは別の別部材64と、導電性を有し且つ遊技媒体と非接触状態で接触部材15と別部材64とを固定するネジ等の固定部材77とを備え、遊技媒体の静電気を固定部材77を経て逃がすように固定部材77をアースに接続する。
【選択図】図9

Description

本発明は、遊技球、メダル等の遊技媒体を用いてゲームを行う遊技機に関するものである。
遊技球、メダル等の遊技媒体を用いてゲームを行う遊技機には、パチンコ機、アレンジボール機等の遊技球を用いる弾球遊技機、メダルを用いるスロットマシン,更にはメダルの代わりに遊技球を用いるスロットマシン等がある。
これらの遊技機では、遊技球、メダル等の遊技媒体が通路等を通過する際に、周囲の通路壁等との接触によって静電気が生じ、それによって遊技球、メダル等の遊技媒体が帯電することがある。
例えば、パチンコ機では、遊技盤の入賞手段に遊技球が入賞すれば、払い出し手段が作動して貯留タンクの遊技球を受け皿へと払い出すようになっているが、大当たり等で大入賞手段に多数の遊技球が入賞したときには、払い出し手段が多くの遊技球を間断なく払い出すため、遊技球が通路等を通過するときに合成樹脂製の通路壁との接触によって静電気が生じ、遊技球が帯電する。
この遊技球に帯電した静電気は最終的には放電するが、電子部品を備えた基板等の近傍で静電放電が発生すれば、そのときの電磁波のノイズによって電子部品が誤動作したり、遊技者を介して放電すれば人体に強い衝撃が加わったりすることがある。
そこで、その対策として、遊技球を案内する通路の通路壁を導体により構成して、通路を通過中の遊技球が導体に接触したときに、この導体を経て遊技球の静電気を除去するようにしたもの(特許文献1)、遊技球を受ける受け皿内に静電気除去シートを装着して、受け皿内に入ったときに、この静電気除去シートを経て静電気を除去するようにしたもの(特許文献2)等が考えられている。
特開2001−038020号公報 特開2002−200298号公報
しかし、従来の静電気対策は、通路壁を導体により構成したり、受け皿内に静電気除去シートを設けたりする等、それ専用の部材を別途設けている。このため専用の部材が別途必要である上に、その部材を通路、受け皿に装着する工程が必要であり、組み立て工程が複雑になって、製作コストがアップするという問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑み、遊技媒体との接触部位側に専用の部材を別途設けることなく、遊技媒体と接触する接触部材と別部材とを固定する固定部材を利用して遊技媒体の静電気をアースに逃がすことができ、簡単な構造で容易且つ安価に製作できる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、絶縁性を有し且つ遊技媒体と接触する接触部材15,96と、該接触部材15,96とは別の別部材64,63と、導電性を有し且つ前記遊技媒体と非接触状態で前記接触部材15,96と前記別部材64,63とを固定する固定部材77,90,94とを備えた遊技機において、前記遊技媒体の静電気を前記固定部材77,90,94を経てアースに逃がすように該固定部材77,90,94をアースに接続したものである。
本発明では、遊技媒体との接触部位側に専用の部材を別途設けることなく、遊技媒体と接触する接触部材15,96と別部材64,63とを固定する固定部材77,90,94を利用して遊技媒体の静電気をアースに逃がすことができるので、簡単な構造で容易且つ安価に製作できる利点がある。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の全体正面図である。 同じくガラス扉及び下部開閉扉を外した状態の正面図である。 同じく全体背面図である。 同じく下部開閉扉の分解斜視図である。 同じく下受け皿側の分解斜視図である。 同じく下受け皿側の平面断面図である。 同じく下部開閉扉側の側面断面図である。 同じく下部開閉扉側の側面断面図である。 同じく作用説明図である。 本発明の第2の実施形態を示す下受け皿側の側面断面図である。 同じく要部の拡大断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す下受け皿側の側面断面図である。 本発明の第4の実施形態を示す下受け皿側の背面断面図である。 同じく側面断面図である。 本発明の第5の実施形態を示す下受け皿側の側面断面図である。 同じく背面断面図である。 本発明の第6の実施形態を示す下受け皿側の側面断面図である。 本発明の第7の実施形態を示す下受け皿側の側面断面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図9は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示している。図1、図2において、遊技機本体1は矩形状の外枠2と、この外枠2の左右一側、例えば左側のヒンジ3を介して縦軸心廻りに開閉自在及び着脱自在に枢着された前枠4とを備えている。
前枠4には上部側の上部装着部5に遊技盤6が、下部側の下部装着部7に発射手段8等が夫々配置されている。前枠4の前側には、上部装着部5に対応するガラス扉9と、下部装着部7に対応する下部開閉扉10とが、ヒンジ3と同じ側のヒンジ11により開閉及び着脱自在に枢着されている。ガラス扉9には遊技盤6側の遊技領域12に対応するガラス窓13が設けられている。下部開閉扉10には後述の払い出し手段38により払い出された遊技球を受けて貯留し且つその遊技球を発射手段8側へと供給するための上受け皿14と、この上受け皿14の遊技球が満杯のときに余剰球を受けて貯留する下受け皿15と、発射手段8を作動させるための発射ハンドル16等が設けられている。
上部装着部5には、遊技盤6を装着するための遊技盤装着枠17が設けられている。遊技盤6は遊技盤装着枠17に対して前側から装着され、1又は複数の固定具18により着脱自在に固定されている。遊技盤6の前面側には、発射手段8により発射された遊技球を遊技領域12の上部側に案内するガイドレール19が環状に装着され、また遊技領域12内には画像表示手段21、普通図柄始動手段22、特別図柄始動手段23、大入賞手段24、普通入賞手段25等の各種の遊技部品が装着されている。
遊技盤6の裏面には、図3に示すように、画像表示手段21等の遊技部品を後側から覆う裏ケース27と、その裏ケース27の下側に配置される集球ケース28とが装着されている。集球ケース28の裏面には主制御基板29を収容する主基板ケース30が装着され、裏ケース27の裏面に演出制御基板31を収容する演出基板ケース32と、液晶制御基板33を収容する液晶基板ケース34とが装着されている。
前枠4の裏面には、裏ケース27、演出基板ケース32、液晶基板ケース34等の後側を略覆う裏カバー35が開閉自在に装着されている。また前枠4の裏面には、裏カバー35の上側に遊技球タンク36及びタンクレール37とが、左右一側(例えばヒンジ3側)に払い出し手段38と払い出し通路39とが夫々装着されており、遊技球が大入賞手段24等に入賞したとき、及び図外の自動球貸し機から球貸し指令があったときに、遊技球タンク36内の遊技球をタンクレール37を経て払い出し手段38により払い出し、その遊技球を払い出し通路39等を経て上受け皿14に案内するようになっている。
下部装着部7の裏面には基板装着台40が着脱自在に装着され、この基板装着台40の裏面に、電源基板41を収容する電源基板ケース42と、払い出し制御基板43を収容する払い出し基板ケース44とが着脱自在に装着されている。
下部装着部7の前面には、図2に示すように左右方向略中央に発射手段8が配置され、この発射手段8の一側に、払い出し手段38の下流側の払い出し通路39に接続された分岐通路ユニット46等が、他側にスピーカ47等が夫々配置されている。分岐通路ユニット46は上受け皿14内が満杯状態になるまでは払い出し手段38から払い出された遊技球を上供給口48から上受け皿14へと案内し、上受け皿14内が満杯状態になった後は、払い出し手段38からの遊技球を戻し通路ユニット49へと分岐させるようになっている。
発射手段8は、図2に示すように板金製の取り付け板50と、この取り付け板50の前面に装着された発射レール51と、取り付け板50の前面で前後方向の駆動軸52廻りに揺動自在に支持された打撃槌53と、取り付け板50の裏側に装着され且つ打撃槌53を駆動軸52を介して打撃方向に駆動するロータリソレノイド等の発射駆動手段54等を備え、発射レール51上に供給された遊技球を打撃槌53により打撃して遊技盤6側へと発射させるようになっている。
下部開閉扉10は、図4〜図8に示すように、下部装着部7の前側に略平行に配置された開閉板56を有し、この開閉板56の前側には上下に配置された上受け皿14及び下受け皿15と、これら上受け皿14及び下受け皿15を含む開閉板56側の略全体を前側から覆う化粧カバー57と、下受け皿15の右側で化粧カバー57の前側に突設された発射ハンドル16とが装着され、また開閉板56の裏側には球送り手段58と戻し通路ユニット49とが着脱自在に装着されている。
開閉板56は下部装着部7を略覆う横長矩形状に形成された合成樹脂製であって、図4、図6〜図8に示すように裏側に板金製の補強板60が装着されている。上受け皿14は、図4〜図8に示すように開閉板56の前面に装着されており、分岐通路ユニット46を経て開閉板56の上供給口48から供給される遊技球を受けて貯留する一方、この上受け皿14内の遊技球を球送り通路59を経て球送り手段58へと供給するようになっている。球送り手段58は発射手段8の発射動作に連動して、球送り通路59からの遊技球を1個ずつ発射手段8の発射レール51上に送るようになっている。
化粧カバー57は、図4〜図8に示すように、上受け皿14を覆う上部皿カバー62と、下受け皿15を覆う下部皿カバー63と、開閉板56を前側から覆う支持板64とを備えている。上部皿カバー62は上受け皿14の外周及び下側を覆うもので、その後端が支持板64に前面から当接して裏側からネジ等により固定されている。上部皿カバー62の上面には、上受け皿14の前側に操作部兼用の回転発光手段65が、左右一側部に演出操作部66が、他側部に貸し球操作部67が夫々設けられている。
下受け皿15は支持板64の下供給口69から供給される余剰球を受けて貯留するためのもので、図5〜図8に示すように支持板64の前面に装着されている。下受け皿15は支持板64の前面に当接する後端縁70と、発射ハンドル16側が低くなる底壁部71とを有する。下受け皿15には底壁部71の最低部に排出口72が上下に貫通状に形成され、また左右方向に複数の取り付け部73が後端縁70から前側へと前後方向に一体に形成されている。
下受け皿15の後端縁70には、図5〜図8に示すように底壁部71から後側に突出する嵌合突部74が設けられ、この嵌合突部74が支持板64の孔等の嵌合部75に嵌合されている。取り付け部73には支持板64の裏側から挿通されたタッピングネジ77が螺合されている。従って、下受け皿15は嵌合突部74の嵌合部75に対する嵌合構造と、取り付け部73に螺合するタッピングネジ77とにより支持板64に固定されている。
下供給口69は、図4〜図8に示すように、下受け皿15の底壁部71の低部側に対応して支持板64に形成され、補強板60の裏側の戻し通路ユニット49の球戻し通路78と、開閉板56と支持板64との間の球抜き通路79とに連通しており、球戻し通路78、球抜き通路79からの遊技球を下受け皿15へと供給するように構成されている。
球送り通路59と球抜き通路79との間には、図4に示すように、両者間を開閉する開閉部材76が設けられている。なお、下供給口69は下受け皿15の側壁部80の上部に対応して配置されている。戻し通路ユニット49は分岐通路ユニット46で分岐された余剰球等を球戻し通路78を経て下受け皿15へと戻すようになっている。
下供給口69に対して球送り通路59、球抜き通路79と反対側で開閉板56と支持板64との間には、図5、図6、図8に示すように中継基板82が配置されている。中継基板82は支持板64の裏側にネジ等で固定され、裏側から保護カバー83により覆われている。
中継基板82にはその裏側にコネクタ84等の電子部品が装着されており、またコネクタ84に着脱自在に接続されたハーネス等を介して、発射ハンドル16、回転発光手段65、演出操作部66、貸し球操作部67側の電子部品(電気部品)と、電源基板41その他の電気系統とを電気的に中継するようになっている。
保護カバー83は支持板64のボス部85に固定されている。中継基板82はその下端が下受け皿15の底壁部71と略同等か又は底壁部71よりも若干低い位置にあり、支持板64を挟んで下受け皿15と前後に相対応している。
タッピングネジ77には導電性を有する金属製のものが使用されている。複数のタッピングネジ77の内、下供給口69の下側にあって、中継基板82に最も近い位置にある1個のタッピングネジ77は、図5〜図8に示すように、アース線86を介してアースに接続されている。アース線86はコ字状、U字状、丸孔状等のネジ挿通部が形成された端子具87を有し、その端子具87に挿通されたタッピングネジ77により支持板64の裏側に着脱自在に固定されている。
即ち、タッピングネジ77用の取り付け部73は、下受け皿15内に溜まるか又は排出口72側へと移動する遊技球が接触する接触部に近い位置にあり、その取り付け部73に螺合するタッピングネジ77にアース線86が接続されている。従って、下受け皿15内の静電気を帯びた遊技球が、図9に示すようにタッピングネジ77の上側に位置した場合には、両者間に電界が生じて遊技球の電荷がタッピングネジ77へと移動しアース線86を介してアースへと流れることになり、遊技球の静電放電による電磁波の影響で中継基板82の電子部品が誤動作する惧れはない。
なお、アース線86は開閉板56と支持板64との間を経て、ヒンジ11近傍で開閉板56等に形成された切り欠き部88から裏側に引き出されて、下部装着部7の前面側のアース用の導体に接続されている。アースには各基板29,31,33等のアース系と、遊技球の静電気を逃がすアース系とが別にあり、アース線86は後者のアース系を経てアースされている。アース線86の一端側をタッピングネジ77に巻き付ける等により直接接続してもよい。
下部皿カバー63は下受け皿15の外周及び下側を覆うもので、その後端が支持板64に前面から当接して裏側からタッピングネジ77等により固定されている。下受け皿15の底壁部71と下部皿カバー63との間には排出口72を開閉する開閉部材89が組み込まれており、下部皿カバー63の前面側の球抜き操作部89aを操作したときに開閉部材89が排出口72を開放して、下受け皿15内の遊技球を下方に排出するようになっている。
遊技球タンク36、タンクレール37、払い出し手段38、上受け皿14等には、必要に応じて遊技球の帯電を防止するための帯電防止板(図示省略)が装着されており、アース線86はそれらの各帯電防止板をアースするアース系に接続されている。このアース系は各基板29,31,33等をアースする基板アース系とは別に設けられている。また下受け皿15、化粧カバー57を構成する支持板64、上部皿カバー62及び下部皿カバー63、開閉部材89等は合成樹脂製であって、絶縁性を有する。
なお、この実施形態では、支持板64の裏側に中継基板82を設けているが、中継基板82とは別に又は中継基板82に代えて、貸し球操作部と球貸し機とを接続するインターフェース基板、その他の基板を設けてもよい。
このような構成のパチンコ機では、下受け皿15の底壁部71の下側には導体であるタッピングネジ77があり、そのタッピングネジ77がアース線86を介してアースされている。このため静電気を帯びた下受け皿15内の遊技球が底壁部71上に堆積すると、その静電気を帯びた遊技球と導体であるタッピングネジ77との間に電界が生じることになり、遊技球の電荷がタッピングネジ77へと移動し、アース線86を経て瞬時にアースに流すことができる。
即ち、遊技球と導体であるタッピングネジ77とが図9に示すように一対の電極を構成し、遊技球に帯電した静電気により両電極間に異なる電荷が加わるため、両電極間に電界が生じる。このため一方の電極である遊技球の電荷は、絶縁材である下受け皿15の底壁部71を介して他方の電極であるタッピングネジ77へと速やかに移動し、アース線86を経てアースへと流れる。
従って、下受け皿15内の遊技球の静電放電による電磁波をノイズとして中継基板82側の電子部品が拾って誤動作するようなこともないし、下受け皿15内の遊技球に遊技者が接触しても、遊技者の人体を介して放電するようなこともない。
またタッピングネジ77を一方の電極として、下受け皿15内の遊技球の静電気をアースに逃がすので、下受け皿15内に別途放電用の電極を設ける必要がなく、電極用の材料が不要である上に、その電極を下受け皿15内に組み込む作業等が不要であるため、容易且つ安価に製作することができる。またタッピングネジ77により下受け皿15を支持板64に固定する際に、複数のタッピングネジ77の内その1個のタッピングネジ77にアース線86を接続すればよいので、アース線86の接続作業も容易にできる。
更に複数のタッピングネジ77の内、下受け皿15内の遊技球に近いタッピングネジ77、中継基板82に近いタッピングネジ77にアース線86を接続して、そのタッピングネジ77にアース線86を接続しているので、このタッピングネジ77を介して遊技球の静電気を確実に逃がし、中継基板82側の誤動作等も防止することができる。
図10、図11は本発明の第2の実施形態を例示する。この実施形態では、下受け皿15を支持板64に固定する固定部材として圧入ピン90を用い、この圧入ピン90を経て遊技球の静電気をアースに流すようにしたものである。
圧入ピン90は合成樹脂製であって、頭部90aと圧入軸部90bとを一体に有し、少なくともその圧入軸部90bの外周面には導電性皮膜90cがコーティングされている。圧入ピン90はその圧入軸部90bが支持板64の通孔91から下受け皿15の取り付け部73の圧入孔73a内に圧入され、また支持板64と頭部90aとの間で圧入軸部90bの外周の導電性皮膜90cにアース線86が接続されている。他の構成は第1の実施形態と略同様である。
この場合にも下受け皿15内の遊技球が静電気に帯電すれば、その静電気を圧入ピン90の外周の導電性皮膜90cを経てアースに逃がすことができる。従って、固定部材はタッピングネジ77に限定されるものではなく、導電性を有するものであれば、このような圧入ピン90等を使用することも可能である。また圧入ピン90のように外周に導電性皮膜90cを設ける等により導電性を持たせれば、主要部が合成樹脂材等の絶縁材により構成された固定部材でもよい。
図12は本発明の第3の実施形態を例示する。この実施形態では、下受け皿15の底壁部71に下側に突出する取り付け部73が一体に設けられ、この取り付け部73に下部皿カバー63を下側から固定するタッピングネジ77が螺合されている。そして、アース線86は下部皿カバー63の下側でタッピングネジ77に接続されている。
この実施形態のタッピングネジ77は、下受け皿15の底壁部71に対して厚さ方向(上下方向)に配置されているが、下受け皿15内の遊技球と近接した状態にある。従って、遊技球が静電気に帯電すれば、その静電気をタッピングネジ77、アース線86を経てアースに逃がすことができる。
従って、タッピングネジ77、圧入ピン90等の固定部材を設けるに当たっては、その固定部材を介して遊技球の静電気を逃がすことが可能であるならば、下受け皿15の底壁部71に対する固定部材の方向は別段問題ではない。またタッピングネジ77を利用する場合にも、第1の実施形態のように放電時に遊技球と接触状態にある下受け皿(接触部材)15を支持板(別部材)64に固定するためのものでもよいし、第3の実施形態のように下受け皿15に下部皿カバー(別部材)63を固定するためのものでもよい。
図13、図14は本発明の第4の実施形態を例示する。下受け皿15は合成樹脂製であって、底壁部71には開閉部材89により開閉自在な排出口72が設けられている。下受け皿15の内面にはその全面に金属メッキ等の導電性皮膜92が形成されている。下受け皿15は支持板64を貫通して底壁部71及び周壁部80側の各取り付け部73に螺合する複数のタッピングネジ77により支持板64に着脱自在に固定されている。
そして、この複数のタッピングネジ77の内、少なくとも何れか1個のタッピングネジ77、例えば一方の周壁部80側の取り付け部73に螺合するタッピングネジ77aにアース線86が接続され、このタッピングネジ77aを介して遊技球の静電気をアースに逃がすようになっている。
この下受け皿15のように底壁部71側の遊技球が溜まる部分から、タッピングネジ77のある側壁部80に跨がってその内面に導電性皮膜92等の導体がある場合には、その導電性皮膜92等の導体のタッピングネジ77aに対応する部分と、そのタッピングネジ77aとを一対の電極として遊技球の静電気がかかるため、遊技球の静電気を導電性皮膜92等の導体、タッピングネジ77a、アース線86を介してアースに逃がすことができる。
従って、複数のタッピングネジ77がある場合には、下受け皿15内の遊技球と最も近い位置にあるタッピングネジ77にアース線86を接続せずに、他の位置にあるタッピングネジ77aに接続してもよい。導電性皮膜92等の導体は、遊技球側からタッピングネジ77a側に跨がって内面の一部に設けてもよい。
図15、図16は本発明の第5の実施形態を例示する。この実施形態は通路ユニット93を通過中の遊技球の静電気をボルト94を経てアースに逃がすようにしたものである。通路ユニット93は合成樹脂製であって、隔壁95の両側に通路部96aが形成された断面H状の通路本体96と、この通路本体96の両側に各通路部96aの開放側を塞ぐように装着された側板98とを備えている。
通路本体96、側板98は金属製のボルト94とナット97とにより固定されている。ボルト94は両側板98に跨がって通路本体96の取り付け部99に挿通され、その一端側にナット97が螺合されている。複数のボルト94の内、通路本体96の底壁部100の取り付け部99に挿通されたボルト94にアース線86が接続されている。
この場合には、遊技球に静電気が帯電しても、遊技球が底壁部100上を転動するときに、その静電気をボルト94を経てアースに逃がすことができる。なお、遊技球の移動中にその静電気をボルト94等の固定部材を経て逃がす構成を採用する場合には、落下する遊技球を受ける位置の底壁部100、遊技球の移動速度が遅い位置の底壁部71等に設けることが望ましい。
図17は本発明の第6の実施形態を例示する。この実施形態では遊技球とタッピングネジ77との間の誘電率を下受け皿15の底壁部71を構成する合成樹脂材よりも低くして、遊技球の静電気をスムーズにアースへと逃がすようにしている。
即ち、図17(A)では、遊技球とタッピングネジ77との間に対応して開口101が下受け皿15の底壁部71に形成されている。このように少なくともタッピングネジ77の上側に開口101を設けることにより、開口101内の空気層により遊技球とタッピングネジ77との間の誘電体が構成されるので、その誘電率を合成樹脂材のそれよりも下げることができる。
図17(B)では、タッピングネジ77の上側に対応して丸孔、角孔、長孔等の小孔状の複数個の開口102が下受け皿15の底壁部71に形成されている。図17(A)の場合には開口101が1個であるため、その開口101上で遊技球が滞留しないような位置、大きさにする等の制約があるが、このように小孔状の開口102を複数個設ける場合には遊技球の滞留等の問題を解消することができる。
図17(C)では、上側が導体等の閉塞体103により閉塞された空間104が下受け皿15の底壁部71に設けられている。このように閉塞体103により閉塞された空間104を設けることにより、遊技球とタッピングネジ77との間の誘電率を下げながら、空間内へのゴミ等の侵入を防止できる。また閉塞体103が導電性を有する場合には、タッピングネジ77との距離が更に短くなる利点がある。なお、閉塞体103は嵌合式のキャップにより構成され、外れ止め部105を有する。
図18は本発明の第7の実施形態を例示する。この実施形態ではタッピングネジ77が直接的又は間接的に遊技球に接触して、このタッピングネジ77を介して遊技球の静電気をアースに逃がすように構成されている。
即ち、図18(A)では、下受け皿15の底壁部71の取り付け部73に螺合して下部皿カバー63を底壁部71に固定するタッピングネジ77の上端が底壁部71内に露出しており、その下受け皿15内の遊技球がタッピングネジ77に直接接触するようになっている。
図18(B)(C)では、タッピングネジ77の上側で下受け皿15の底壁部71に形成される凹部106内に、導電性ゴムその他の導電性を有する充填物107が充填されている。充填物107は底壁部71の上面と略面一状又は若干突出する程度であって、下受け皿15内の遊技球が充填物107に接触するようになっている。
これらの場合には、静電気を帯びた遊技球がタッピングネジ77に直接接触するか、または充填物107を介してタッピングネジ77に間接的に接触すると、その静電気をタッピングネジ77からアース線86を介してアースに逃がすことができる。
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明は各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば各実施形態では、遊技機としてパチンコ機を、遊技媒体として遊技球を夫々例示し、その遊技球が接触する接触部材として、下受け皿15、通路ユニット93等を例示しているが、遊技機はスロットマシンとし、遊技媒体はそのスロットマシンに使用されるメダルとしてもよい。
また遊技媒体と接触する接触部材と、これとは別の別部材とを1個又は複数個の固定部材により固定する場合に、その固定部材の少なくとも1個をアースに接続すればよいが、別部材は絶縁材、導電材の何れでもよい。例えば別部材は、遊技球と非接触の場合に金属材等の導電材とし、遊技球と接触する場合に絶縁材としてもよい。
固定部材はタッピングネジ77、ボルト94の他、ドリルネジ、木ネジ、ビス等の各種のネジを使用可能であるし、2部材を固定可能な圧入ピン90、リベット等、ネジ以外のものでもよい。中継基板82に代えて他の基板を設けてもよい。また基板に装着する電子部品はコネクタ84以外のIC素子、スイッチ等でもよい。固定部材は静電気が帯電する遊技媒体と直接的又は間接的に接触してもよいし、接触しなくてもよい。
更に遊技媒体として遊技球を使用する遊技機には、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機の他、メダルの代わりにパチンコ球を用いたスロットマシン等があり、それらでも同様に実施可能であることは言うまでもない。
1 遊技機本体
15 下受け皿(接触部材)
63 下部皿カバー(別部材)
64 支持板(別部材)
69 下供給口
73 取り付け部
77,77a タッピングネジ(固定部材)
82 中継基板
84 コネクタ(電子部品)
86 アース線
90 圧入ピン(固定部材)
94 ボルト((固定部材)
96 通路本体(接触部材)

Claims (7)

  1. 絶縁性を有し且つ遊技媒体と接触する接触部材(15,96)と、該接触部材(15,96)とは別の別部材(64,63)と、導電性を有し且つ前記遊技媒体と非接触状態で前記接触部材(15,96)と前記別部材(64,63)とを固定する固定部材(77,90,94)とを備えた遊技機において、前記遊技媒体の静電気を前記固定部材(77,90,94)を経てアースに逃がすように該固定部材(77,90,94)をアースに接続したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記固定部材はネジ(77,94)であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記接触部材(15,96)は前記遊技媒体の接触部に近接して取り付け部(73)を有し、該取り付け部(73)に挿通又は螺合する前記ネジ(77,94)により前記別部材(64,63)を固定したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記別部材は遊技機本体(1)の前面側に配置された支持板(64)であり、前記接触部材は前記支持板(64)の前面に配置され且つ前記遊技媒体を受ける受け皿(15)であることを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。
  5. 前記支持板(64)の後側に、電子部品(84)が搭載された基板(82)を配置し、該基板(82)よりも前記受け皿(15)内の前記遊技媒体又は前記受け皿(15)へと送られる前記遊技媒体に近い位置の前記ネジ(77)にアース線(86)を接続したことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記受け皿(15)に前記遊技媒体を供給するための供給口(69)に近い位置を含む複数箇所に前記ネジ(77)があり、該複数箇所の前記ネジ(77)の内、前記供給口(69)に近い位置の前記ネジ(77)にアース線(86)を接続したことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 前記遊技媒体の静電気は前記接触部材(15,96)を構成する絶縁材を介して逃がすことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の遊技機。
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