JP2000140231A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000140231A
JP2000140231A JP10320969A JP32096998A JP2000140231A JP 2000140231 A JP2000140231 A JP 2000140231A JP 10320969 A JP10320969 A JP 10320969A JP 32096998 A JP32096998 A JP 32096998A JP 2000140231 A JP2000140231 A JP 2000140231A
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conductive
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decorative sheet
conductive layer
layer
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Shinji Mutsuka
真次 六鹿
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡単な構造によって遊技盤の遊技領域
内に対する静電気対策を行うことができる遊技機を提供
すること。 【解決手段】 基板20の前面に装飾用シート30が貼
り付けられた遊技盤10を備えた遊技機であって、遊技
盤10の基板10と装飾用シート30との両部材のう
ち、少なくとも一方の部材の表面又は/及び内部には、
導電性インク、導電性塗料等の導電性材料の印刷又は塗
布によって形成された導電層40が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基板の前面に装
飾用シートが貼り付けられた遊技盤を備えた遊技機に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、遊技機としてのパチンコ機にお
いて、近年、遊技の面白味や装飾性等を高めるために、
パチンコ機の各種部材、各種装置が電装化されている。
そして、パチンコ機の所定位置には、電装化された各種
部材、各種装置の電動部材、ランプ、各種電子部品等を
制御するための制御装置が搭載されている。一方、球供
給装置やパチンコ機内において、球通過経路をパチンコ
球が移動する際、そのパチンコ球の移動による摩擦や接
触によって、静電気が発生する。そして、前記静電気が
原因となって、各種電子部品が損傷されたり、あるいは
静電ノイズが発生し、制御装置や、電動部材等が誤動作
する場合もあった。このため、従来では、静電気対策と
して、パチンコ機の前側に装着された上皿や、あるい
は、パチンコ機の裏側に装着された球タンク等に対し、
金属板やリード線等の導電部材を取り付け、その導電部
材の一端側をパチンコ機の金属フレーム部分に接続して
アースしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パチンコ球
は帯電し易いため、パチンコ球の帯電対策としてこれら
の従来のアースだけでは充分とはいえない。例えば、球
払出装置から賞球や貸し球として上皿に供給されたパチ
ンコ球が帯電しており、上皿の金属板やリード線等の導
電部材ではパチンコ球の帯電が除去しきれず、遊技盤の
遊技領域に対し発射されたパチンコ球が帯電している場
合も多い。しかしながら、従来では、遊技盤の前面の遊
技領域内においては、静電気対策がなされていなかっ
た。このため、前記帯電したパチンコ球が、遊技領域に
配設された誘導釘、あるいは、役物、入賞器等の表面に
施されたメッキ部分に接触すると、そのパチンコ球の静
電気が誘導釘やメッキ部分において放電したり、静電ノ
イズを発生し、制御装置や、電動部材等を誤動作させる
場合があった。
【0004】このようなことから、誘導釘、あるいは、
役物、入賞器等に対し、アース線をそれぞれ接続して、
これら各アース線の端末部を、遊技盤を貫通して、その
遊技盤の裏面側において金属部品等に接続することで、
遊技盤前面の遊技領域内において静電気対策を行うこと
が望まれている。しかしながら、誘導釘、あるいは、役
物、入賞器等に対し、アース線をそれぞれ接続して、こ
れらアース線の端末部を、遊技盤を貫通してその遊技盤
の裏面側の金属部品等に接続すると、遊技盤の構造が複
雑化し、コスト高となる。さらに、遊技盤の裏面側に対
し各アース線の端末部をそれぞれ接続するためのスペー
スを確保することが困難となる場合もあった。
【0005】この発明の目的は、前記問題点に鑑み、極
めて簡単な構造によって遊技盤の遊技領域内に対する静
電気対策を行うことができる遊技機を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る遊技機は、基板の前面に装飾
用シートが貼り付けられた遊技盤を備えた遊技機であっ
て、前記遊技盤の基板と装飾用シートとの両部材のう
ち、少なくとも一方の部材の表面又は/及び内部には、
導電性インク、導電性塗料等の導電性材料の印刷又は塗
布によって形成された導電層が設けられている。したが
って、遊技盤の遊技領域に役物装置、各種の入賞器、装
飾部材、誘導釘、案内レール等が装着されることで、こ
れら各部材のメッキ部分や取付用の釘、あるいは、誘導
釘によって、共通の導電層に電気的にそれぞれ接続され
る。このため、前記各部材をそれぞれ個別にアース線に
接続して、これら各アース線の端末部を、遊技盤の裏面
側の金属部品等の導電部材(アース部材)にそれぞれ接
続する煩わしさが解消される。
【0007】また、請求項2の発明に係る遊技機は、請
求項1に記載の遊技機において、導電層は基板の前面に
設けられている。したがって、基板の前面に対し、導電
性インク、導電性塗料等の導電性材料が印刷又は塗布さ
れることで、導電層が極めて容易に形成されている。こ
のため、基板がベニヤ板よりなり、その前面がベニヤ板
特有の凹凸面である場合においても、その凹凸面に対し
導電性インク、導電性塗料等の導電性材料が印刷又は塗
布されることで、導電層が容易に設けられる。さらに、
基板の前面の凹凸面のうち、凹部に対しては導電性塗料
等の導電性材料が厚肉状となって充填され、凸部に対し
ては薄肉状をなし表面が平滑な導電層とすることもでき
る。さらにまた、基板の導電層の表面を平滑面になすこ
とで、装飾用シートを接着剤によって接着する作業が容
易となるばかりでなく、基板の前面の凹凸面が原因とな
って、装飾用シートの表面に凹凸の歪みが発生する不具
合も防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)この発明の実施
の形態1を図1〜図9にしたがって説明する。遊技機と
してのパチンコ機の遊技盤を正面から表した図5及び図
5のI−I線に基づく断面で表した図1において、遊技
盤10は、ベニヤ板より略四角形に形成された基板20
と、その基板20の前面に貼り付けられた装飾用シート
30とを備えている。基板20と装飾用シート30との
両部材のうち、少なくとも一方の部材には、導電性イン
ク、導電性塗料等の導電性材料が印刷又は塗布されるこ
とで、導電性を有する導電層40が積層状に形成されて
いる。この実施の形態1において、図2に示すように、
基板20の前面に導電性インク、導電性塗料等の導電性
材料が印刷又は塗布されることで、導電性を有する導電
層40が積層状に形成されている。
【0009】前記したように基板20の前面に導電層4
0が形成された後、その導電層40の前面に対し接着剤
が塗布され、その接着剤による接着層36によって装飾
用シート30が全面的に貼り付けられることで、図4に
示すように、遊技盤10が構成される。装飾用シート3
0は、積層フィルムよりなり、その表面側から裏面側に
向けて、透明フィルム層31、絵柄印刷層32、白色裏
打ち層33、接着層34及び裏紙層35を積層状に備え
ている。
【0010】図3に示すように、透明フィルム層31
は、合成樹脂フィルム(例えば、セル板と呼ばれている
セルロイドフィルム)より形成され、その裏面には印刷
によって絵柄印刷層32が形成されている。さらに、絵
柄印刷層32の裏面には白色インクの印刷によって白色
裏打ち層33が形成され、白色裏打ち層33の裏面には
接着剤による接着層34によって裏紙が接着されて裏紙
層35が形成される。
【0011】図5に示すように、遊技盤10の前面(装
飾用シート30の前面)の周縁部には、帯板状の金属板
よりなる案内レール80が所要数の装着釘81によって
取り付けられている。そして、遊技盤10の前面の案内
レール80によって囲まれた内側部分を遊技領域11と
している(図8及び図9参照)。図8と図9に示すよう
に、遊技盤10の前面に案内レール80を取り付ける各
装着釘81の先端部は装飾用シート30、接着層36及
び導電層40をそれぞれ貫通して基板20の前面から所
要深さまで打込まれ、各装着釘81が導電層40に電気
的に接続されている。
【0012】図5に示すように、遊技盤10の前面に
は、その遊技領域11の略中央部に役物装置51が装着
されている。この役物装置51の役物本体52に開口さ
れた窓部には、液晶パネル等の図柄表示装置54が装着
されている。また、遊技盤10の遊技領域11には、そ
の役物装置51の直下にして始動入賞器60が装着され
るとともに、その始動入賞器60の下方にはアタッカ装
置70が装着されている。このアタッカ装置70のアタ
ッカ本体71には大入賞口72が開閉可能に設けられて
いる。また、遊技盤10の遊技領域11の上部左右両側
には、風車器65がそれぞれ装着されている。さらに、
遊技領域11の中央部左右両側、下部寄り左右両側に
は、各種の入賞器61、62、63がそれぞれ装着さ
れ、遊技領域11の周縁部左右両側には装飾部材66が
装着されている。
【0013】図6に示すように、役物装置51の役物本
体52、始動入賞器60、各種の入賞器61、62、6
3、風車器65及び装飾部材66のそれぞれの意匠面の
所要とする部分(図において斜線で表した部分)には、
メッキが施されている。さらに、役物本体52、始動入
賞器60、各種の入賞器61、62、63、風車器65
及び装飾部材66は、メッキ部分90を通して釘95や
ビスによって遊技盤10の前面の遊技領域11にそれぞ
れ取り付けられている。
【0014】図1と図7に示すように、例えば、風車器
65や入賞器62において、そのメッキ部分90を通し
て釘95やビスが装飾用シート30及び導電層40をそ
れぞれ貫通して基板20の前面から所要深さまで打ち込
まれ装着されることで、風車器65や入賞器62は、そ
れぞれのメッキ部分90及び釘95、ビスを介して導電
層40に電気的に接続される。また、その他の役物本体
52、始動入賞器60、各種の入賞器61、63、装飾
部材66においても、同様にして、それぞれのメッキ部
分90及び釘95、ビスを介して導電層40に電気的に
接続される。
【0015】また、遊技盤10の遊技領域11には、そ
の遊技領域11に発射されたパチンコ球Bを誘導案内す
るための多数の誘導釘50が打ち付けられている。これ
ら誘導釘50の先端部は、図1と図7に示すように、装
飾用シート30及び導電層40をそれぞれ貫通して基板
20の前面から所要深さまで達しており、導電層40に
電気的に接続されている。
【0016】遊技盤10の前面の遊技領域11から外れ
た所定位置(図5に向かって上部右角部近傍)にはアー
ス用の釘、ビス、ピン等の導電性のアース端子96が打
ち付け、あるいは、ねじ込まれている。そして、このア
ース端子96の先端部においても、装飾用シート30及
び導電層40をそれぞれ貫通して基板20の前面から所
要深さまで達しており、導電層40に電気的に接続され
ている。アース端子96にはアース線97の一端部が接
続されている。アース線97の他端部はパチンコ機の金
属フレーム部分又はアース専用の導電部材98に接続さ
れて接地される。なお、役物本体52、始動入賞器6
0、各種の入賞器61、62、63、風車器65及び装
飾部材66の取付用の釘95、ビス、誘導釘50、案内
レール80の装着釘81は真鍮、鋼、ステンレス等の導
電性材料によって形成されることは言うまでもない。
【0017】この実施の形態1は上述したように構成さ
れる。したがって、パチンコ遊技の際、球発射装置から
発射されたパチンコ球Bは案内レール80に案内されて
遊技盤10の遊技領域11の上部に向けて飛ばされる。
このパチンコ球Bは、誘導釘50に案内されながら遊技
領域11の下部に向けて流れる。この間において、パチ
ンコ球Bは、風車器65に当たったり、各種の入賞器6
1、62、63や始動入賞器60の入賞口に入ったり、
あるいは、入賞口に入ることなく遊技領域11の下部ま
で流れてアウト口に流入し、排出される。
【0018】球払出装置を移動する際などで帯電し、遊
技盤10の遊技領域11の上部に向けて飛ばされたパチ
ンコ球Bが、帯電状態のままの場合がある。また、遊技
領域11の下部に向けて流れる際、パチンコ球Bと装飾
用シート30との摩擦や接触等によって静電気が発生
し、パチンコ球Bが帯電する場合がある。図1に示すよ
うに、帯電したパチンコ球Bが誘導釘50に接触する
と、パチンコ球Bの静電気が誘導釘50を通して導電層
40、アース端子96、アース線97及びパチンコ機の
金属フレーム部分又はアース専用の導電部材98に流れ
る。また、帯電したパチンコ球Bが役物本体52、始動
入賞器60、各種の入賞器61、62、63等の各メッ
キ部分90に接触すると、パチンコ球Bの静電気が各メ
ッキ部分90及び釘95やビスを通して導電層40、ア
ース端子96、アース線97及びパチンコ機の金属フレ
ーム部分又はアース専用の導電部材98に流れる。
【0019】また、球発射装置から発射されたパチンコ
球Bがすでに帯電している場合、そのパチンコ球Bが案
内レール80に接触して発射案内されるときに、パチン
コ球Bの静電気が案内レール80及び装着釘81を通し
て導電層40、アース端子96、アース線97及びパチ
ンコ機の金属フレーム部分又はアース専用の導電部材9
8に流れる。このため、静電気が原因となる静電ノイズ
等の発生を防止することができる。
【0020】また、実施の形態1において、役物本体5
2、始動入賞器60、各種の入賞器61、62、63、
風車器65、装飾部材66、誘導釘50、案内レール8
0は、共通の導電層40、アース端子96、アース線9
7及びパチンコ機の金属フレーム部分又はアース専用の
導電部材98に接続されているため、前記各部材をそれ
ぞれ個別にアース線97に接続して、これら各アース線
97の端末部を、遊技盤10の裏面側アース部材にそれ
ぞれ接続する煩わしさを解消することができる。特に、
多数の誘導釘50をそれぞれ個別にアース線に接続する
ことは事実上困難であるが、この実施の形態1では、こ
れを実質的に実現するものである。この結果、遊技盤1
0の構造が複雑化し、コスト高となる不具合が解消され
るとともに、遊技盤10の裏面側に対し各アース線97
の端末部をそれぞれ接続するためのスペースを確保する
必要性も解消される。
【0021】また、実施の形態1において、基板20の
前面に対し、導電性インク、導電性塗料等の導電性材料
が印刷又は塗布されることで、導電性を有する導電層4
0が積層状に形成されている。このため、ベニヤ板より
なる基板20の前面がベニヤ板特有の凹凸面である場合
においても、その凹凸面に対し導電性インク、導電性塗
料等の導電性材料が印刷又は塗布されることで、導電層
40が容易に設けられる。さらに、基板20の前面の凹
凸面のうち、凹部に対しては導電性塗料等の導電性材料
が厚肉状となって充填され、凸部に対しては薄肉状をな
し表面が平滑な導電層40とすることもできる。さらに
また、基板20の導電層40の前面(表面)を平滑面に
なすことで、装飾用シート30を接着剤によって接着す
る作業が容易となるばかりでなく、基板20の前面の凹
凸面が原因となって、装飾用シート30の表面に凹凸の
歪みが発生する不具合も防止することができる。
【0022】また、導電性材料が導電性インクである場
合、基板20の前面に対しシルク印刷によって導電性イ
ンクが前面的に印刷されることで、基板20の前面には
導電層40が容易に形成される。導電性インクとして
は、例えば、ラッカー系溶剤に溶融されたポリエステル
樹脂を主材とし、その主材に黒鉛、銀等の導電性粒子が
適宜割合で混合された導電性インクが用いられる。ま
た、基板20の前面に対しシルク印刷等の印刷によって
導電性インクが印刷されることで導電層40が容易に形
成される他、塗布ローラによって導電性インクが塗布さ
れることでも容易に導電層40が形成される。また、導
電性材料において、導電性粒子が割合された導電性塗料
が用いられた場合、基板20の前面に対し導電性塗料が
塗布ローラ、刷毛、スプレー等によって塗布されること
で、導電層40が容易に形成される。
【0023】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図10と図11にしたがって説明する。この実
施の形態2においては、装飾用シート30に対し導電性
インク、導電性塗料等の導電性材料が印刷又は塗布され
ることで、導電性を有する導電層40が積層状に形成さ
れている。すなわち、この実施の形態2において、図1
0に示すように、装飾用シート30は、積層フィルムよ
りなり、その表面側から裏面側に向けて、透明フィルム
層31、絵柄印刷層32、白色裏打ち層33、導電層4
0、接着層34及び裏紙層35を積層状に備えている。
透明フィルム層31は、実施の形態1と同様にして合成
樹脂フィルムより形成され、その裏面には印刷によって
絵柄印刷層32及び白色裏打ち層33が形成されいる。
【0024】白色裏打ち層33の裏面には、シルク印刷
によって導電性インクが全面的に印刷されることで、基
板20の前面には導電層40が形成されている。導電層
40の裏面には接着剤による接着層34によって裏紙が
接着されて裏紙層35が形成され、これをもって装飾用
シート30が形成される。なお、白色裏打ち層33の裏
面に対しシルク印刷に代え塗布ローラによって導電性イ
ンクが全面的に塗布されることでも、導電層40が形成
される。また、装飾用シート30の裏紙層35の裏面に
対し導電性インク、導電性塗料等の導電性材料の印刷又
は塗布によって導電層40が形成されてもよい。さら
に、装飾用シート30に対し複数層の導電層40を形成
してもよい。また、装飾用シート30が単層の装飾シー
ト層と、その装飾シート層に積層状に設けられた導電層
40との2層構造に形成することも可能である。
【0025】前記したように構成された装飾用シート3
0は、図11に示すように、基板20の前面に対し接着
剤による接着層36を介して貼り付けられることで遊技
盤10が構成される。また、遊技盤10の前面には、実
施の形態1と略同様にして、役物本体、始動入賞器、各
種の入賞器、風車器、装飾部材、誘導釘、案内レール、
アース端子、アース線等が組み付けられる。
【0026】したがって、この実施の形態2において
も、実施の形態1と略同様にして、役物本体、始動入賞
器、各種の入賞器、風車器、装飾部材、誘導釘、案内レ
ールが共通の導電層40、アース端子、アース線及びパ
チンコ機の金属フレーム部分又はアース専用の導電部材
98に接続されているため、前記各部材をそれぞれ個別
にアース線に接続して、これら各アース線の端末部を、
遊技盤10の裏面側アース部材にそれぞれ接続する煩わ
しさを解消することができる。
【0027】なお、前記実施の形態1では、遊技盤10
の基板20の前面に対し導電性インク又は導電性塗料が
印刷又は塗布されることで導電層40が形成され、実施
の形態2では、装飾用シート30に対し導電性インクが
印刷又は塗布されることで導電層40が形成される場合
をそれぞれ例示したが、これに限定するものではない。
【0028】例えば、図12に示すように、基板20と
装飾用シート30とを接着するための接着剤に対し、黒
鉛、銀等の導電性粒子を適宜割合で混合して導電性をも
たせ、基板20と装飾用シート30とを前記導電性接着
剤によって接着することで、その接着剤による接着層を
導電層40とすることも可能である。この場合、基板2
0の前面に導電性接着剤を塗布してもよく、装飾用シー
ト30の裏面側に導電性接着剤を塗布してもよい。さら
に、基板20と装飾用シート30の双方に導電性接着剤
を塗布し、これら接着剤による接着層を導電層40とす
ることも可能であり、この発明の課題を解決することが
できる。
【0029】また、基板20前側の全面あるいは装飾用
シート30の全面に導電層40が形成されたが、これに
限定するものではなく、例えば、基板20と装飾用シー
ト30との両部材のうち、少なくとも一方の部材に対
し、遊技盤10の遊技領域11の一部分又は略全域にわ
たって導電層40を形成することでも、この発明の課題
を解決することができる。また、基板20がベニヤ板で
ある場合には、その基板20の内部に導電層40を設け
ることも可能である。さらに、表面(前面)又は/及び
内部に導電層を有する基板20の前面に、表面(裏面)
又は/及び内部に導電層を有する装飾用シート30を貼
り付けて遊技盤10を構成してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
遊技盤の遊技領域に装着される各部材をそれぞれ個別に
アース線に接続して、これら各アース線の端末部を、遊
技盤の裏面側アース部材にそれぞれ接続する煩わしさを
解消することができ、構造を極めて簡単化して遊技盤の
遊技領域内に対する静電気対策を良好に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1のパチンコ機の遊技盤
を一部分を示す図5のI−I線に基づく断面図である。
【図2】同じく遊技盤の基板の前面に導電層が形成され
た状態を示す断面図である。
【図3】同じく装飾用シートを示す断面図である。
【図4】同じく遊技盤の基板前面に導電層及び接着剤を
介して装飾用シートが貼り付けられた状態を示す断面図
である。
【図5】同じく遊技盤全体を示す正面図である。
【図6】同じく遊技盤の遊技領域に配設された各種部材
のメッキ部分をそれぞれ示す説明図である。
【図7】同じく図6のVII−VII線に基づく断面図
である。
【図8】同じく遊技盤前面の案内レールを部分的に示す
正面図である。
【図9】同じく図8のIX−IX線に基づく案内レール
の取付状態を示す断面図である。
【図10】この発明の実施の形態2の遊技盤の基板と装
飾用シートとが分離された状態を示す断面図である。
【図11】同じく遊技盤の基板前面にと装飾用シートが
接着された状態を示す断面図である。
【図12】この発明の他の実施態様を示す遊技盤の断面
図である。
【符号の説明】
10 遊技盤 20 基板 30 装飾用シート 40 導電層 50 誘導釘 51 役物装置 61、62、63 各種の入賞器 80 案内レール 81 装着釘 90 メッキ部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の前面に装飾用シートが貼り付けら
    れた遊技盤を備えた遊技機であって、 前記遊技盤の基板と装飾用シートとの両部材のうち、少
    なくとも一方の部材の表面又は/及び内部には、導電性
    インク、導電性塗料等の導電性材料の印刷又は塗布によ
    って形成された導電層が設けられている遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、導電
    層は基板の前面に設けられている遊技機。
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