JP3290767B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP3290767B2
JP3290767B2 JP17396393A JP17396393A JP3290767B2 JP 3290767 B2 JP3290767 B2 JP 3290767B2 JP 17396393 A JP17396393 A JP 17396393A JP 17396393 A JP17396393 A JP 17396393A JP 3290767 B2 JP3290767 B2 JP 3290767B2
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社ソフィア
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遊技盤を収納用フレ
ームに着脱可能に取り付けた弾球遊技機に係り、より詳
細には、遊技盤上に発生する静電ノイズ等のノイズ成分
を除去できる弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】金属製のパチンコ玉が遊技盤面を伝って
落下する弾球遊技機としてのパチンコ遊技機では、遊技
盤表面の装飾用シート部材(例えば、任意の印刷が施さ
れたセルロイドシート等)と遊技球との摩擦等によって
静電気が発生し、遊技盤上に配設された釘や各種役物等
の遊技具や装飾部材と遊技球との間で放電(スパーク)
を生じる。
【0003】このように、遊技球等の摩擦により発生す
る静電気は、前記遊技具や装飾部材との間で放電を生じ
ると、静電ノイズや電磁波ノイズを発生して、パチンコ
遊技機の制御回路等に侵入して、誤動作を起こす原因と
なっていた。
【0004】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、遊技盤上に設
けられる前記遊技具や装飾部材の表面に金属メッキを施
したり、或いは遊技具自体等を導電性の樹脂等で形成し
たりすると共に、それらの遊技具や装飾部材を接地して
静電気の帯電を防ぎ、静電ノイズや電磁波ノイズの発生
を防止することが考えられる。しかしながら、遊技具等
の一つずつにアース線を接続した場合、そのアース線を
遊技盤の裏側まで導き出して接地する必要があるため、
遊技盤に遊技具等を組み付ける際の作業効率が悪いとい
う問題があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、遊技盤上で発生する放電を防止すること
で、放電によるノイズの発生を有効に防止できる弾球遊
技機を提供することを主な目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、板状の基材の表面に装飾用シート部材を積層して成
る遊技盤が導電性材料により構成される収納用フレーム
に着脱可能に取り付けられる弾球遊技機において、前記
遊技盤、前記基材と前記装飾用シート部材との間に導
電性を有する導電性シート部材を挟んで構成するととも
に、側部に金属で形成されたサイドプレートを取り付
け、 前記装飾用シート部材の側縁部に前記導電性シート
部材の一部を露出させるための露出用切欠部を設けて、
該露出用切欠部から露出した導電性シート部材露出部
に、前記サイドプレートの垂直部を切り込んで遊技盤側
に折り返して形成される接触部を接触可能に配置し、
記収納用フレームの側端部に設けられる導電性の遊技盤
係止部材の係止片を前記接触部に押圧接触させて、前記
遊技盤を収納用フレームに固定することにより、当該収
納用フレームと前記導電性シート部材とを導通させて同
電位とさせ構成とした。請求項に記載の発明は、請
求項1に記載の弾球遊技機において、前記導電性シート
部材は前記収納フレームを介して接地された構成とし
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】本発明に係る弾球遊技機によれば、遊技盤
基材と装飾用シート部材との間に導電性を有する導電性
シート部材を挟んで構成するとともに、側部に金属で形
成されたサイドプレートを取り付け、前記装飾用シート
部材の側縁部に前記導電性シート部材の一部を露出させ
るための露出用切欠部を設けて、該露出用切欠部から露
出した導電性シート部材露出部に、前記サイドプレート
の垂直部を切り込んで遊技盤側に折り返して形成される
接触部を接触可能に配置し、前記収納用フレームの側端
部に設けられる導電性の遊技盤係止部材の係止片を前記
接触部に押圧接触させて、前記遊技盤を収納用フレーム
に固定することにより、当該収納用フレームと前記導電
性シート部材とを導通させて同電位とさせ構成とした
ことから、遊技具等が導電性シート及び収納用フレーム
と導通して同電位となって放電が生じ難くなるので、静
電ノイズや電磁波ノイズの発生を防止することができ
る。
【0012】しかも、釘等の導電性の遊技具は、遊技盤
に取り付けるだけで前記導電性シート部材と電気的に接
触するため、各遊技具等を簡単に導通させることがで
き、作業効率を向上させることができる。
【0013】また、遊技盤の側部に金属で形成されたサ
イドプレートを取り付け、装飾用シート部材の側縁部に
導電性シート部材の一部を露出させるための露出用切欠
部を設けて、該露出用切欠部から露出した導電性シート
部材露出部に、前記サイドプレートの垂直部を切り込ん
で遊技盤側に折り返して形成される接触部を接触可能に
配置し、収納用フレームの側端部に設けられる導電性の
遊技盤係止部材の係止片を前記接触部に押圧接触させ
て、前記遊技盤を収納用フレームに固定するだけで、
電性シート部材とフレームとを電気的に接続することが
でき、作業効率を向上させることができる。
【0014】尚、請求項2に記載のように、導電性シー
ト部材は収納フレームを介して接地されるので、釘等の
導電性の遊技具を接地することが可能となる。
【0015】
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明に係る弾球遊
技機としてのパチンコ遊技機の実施例について説明す
る。
【0017】図1はこの実施例のパチンコ遊技機Pを示
す正面図である。
【0018】なお、実施例としてはパチンコ遊技機Pを
例にとったが、本発明はこの遊技機に限定されるもので
はなく、帯電する可能性のある遊技球を用いて遊技を行
なう弾球遊技機であればどのような弾球遊技機であって
も良い。
【0019】まず、弾球遊技機Pの遊技盤面2aの説明
を行なう。
【0020】図1に示すように、遊技盤2の前面(遊技
盤面2a)には、遊技球が流入する遊技領域Yが形成さ
れている。
【0021】この遊技領域Yは、遊技盤面2aに取付け
られたガイドレール12によって囲まれたものである。
【0022】そして、この遊技領域Yには、複数種類の
識別情報が可変表示可能な液晶表示装置1(特別図柄表
示装置)と、変動入賞装置13とが配設されている。
【0023】尚、可変表示装置1は、外観装飾と表示面
の保護を兼ねる表示部装飾部材1aを介して遊技盤2に
取り付けられている。
【0024】さらに、遊技領域Yには、始動口14が設
けられており、この始動口14に入賞した入賞球が、そ
れぞれ始動入賞球検出スイッチ(図示略)により検出さ
れる。 それらの始動入賞球検出スイッチの検出出力に
基づいて、遊技球が始動口14に入賞したことが検知さ
れ、液晶表示装置1が可変表示される。
【0025】この液晶表示装置1の可変表示は、可変表
示のスタート時に、乱数発生手段(図示省略)から発生
した値を予め決められた当たりの値と比較し、一致した
場合に、予め図柄記憶手段(図示省略)に記憶された当
たり図柄を表示し、比較値が一致しない場合に、同じく
図柄記憶手段に記憶されたハズレ図柄を表示するもので
ある。
【0026】そして、当たり図柄表示がなされた場合、
すなわち、乱数発生手段(図示省略)から発生した値と
予め決められた当たりの値とが一致した場合に、変動入
賞装置13は、遊技球が入賞し易い遊技者にとって有利
な第1の状態に変化する。
【0027】なお、変動入賞装置13は、大当たりによ
る第1の状態以外の場合は、遊技球が入賞し難い第2の
状態となっている。
【0028】また、この液晶表示装置1の可変表示の最
中に再度遊技球が始動口14に入賞した場合には、その
始動入賞毎の貯留数が記憶されて、その記憶値が始動入
賞記憶LED(図示省略)により表示される。
【0029】前記変動入賞装置13の第1の状態では、
変動入賞装置13の入賞領域(図示せず)が開放され、
その入賞領域に入賞した遊技球がすべて10カウント検
出スイッチ(図示省略)により検出される。
【0030】また、入賞領域に入賞した遊技球の内その
入賞領域の中央に形成されている特定入賞口(所謂Vポ
ケット)に入賞した遊技球は、特定入賞球検出スイッチ
(図示せず)により検出される。
【0031】また、遊技領域Yには、さらに通常入賞口
15,15・・・や、所謂風車や風車ランプと呼ばれる
遊技球方向変換部材16,16・・・などが設けられて
いる。 遊技領域Yに打込まれた遊技球がいずれの入賞
口14、15や変動入賞装置13にも入賞しなかった場
合は、アウト球としてアウト口(図示せず)から回収さ
れる。
【0032】なお、図1中、符号17はレール飾りラン
プ、符号18は変動入賞装置13が第1の状態となった
当り状態時に点滅するサイドランプ、符号19は前記大
当り発生時に点灯または点滅するアタッカーランプ、符
号20はセンターランプである。
【0033】次に、図2,図3を参照して本発明の特徴
部分である遊技盤2の構成を説明する。
【0034】ここに、図2は遊技盤2の構成を示す分解
斜視図、図3はその要部を拡大して示す拡大斜視図であ
る。
【0035】遊技盤2は、図に示すように、ボード状
(板状)の基材20と、装飾用シート部材21との間
に、導電性シート部材22を挟み込んだ構成となってい
る。
【0036】ボード状の基材20は、ベニヤボード或い
は樹脂製ボードで構成され、前記液晶表示装置1の表示
部装飾部材1aや変動入賞装置13等を組み込むための
切抜き部23,23・・・を設けたものである。
【0037】この基材20の表面20aには、導電性シ
ート部材22として、例えば、ポリアセチレン製の薄膜
シートが接着剤によって貼着されている。
【0038】尚、前記導電性シート部材22の構成材料
は、前記ポリアセチレンに限らず、他の導電性高分子で
も良いし、また、カーボンファイバーやグラファイト等
の導電性フィラーを添加した導電性プラスチック等であ
っても良い。
【0039】また、導電性シート部材22には、前記基
材20と同様に、前記液晶表示装置1の表示部装飾部材
1aや変動入賞装置13等を組み込むための切抜き部2
4,24・・・が設けられている。
【0040】この導電性シート部材22の表面22aに
は、装飾用シート部材21として、表面に任意の図柄等
の印刷を施したセルロイド製のシートが接着剤によって
貼着されている。
【0041】また、装飾用シート部材21には、前記基
材20と同様に、前記液晶表示装置1の表示部装飾部材
1aや、変動入賞装置13等を組み込むための切抜き部
25,25・・・が設けられている。
【0042】また、この装飾用シート部材21の左右側
縁部の上下二箇所には、前記導電性シート部材22の一
部を露出させるための、露出用切欠部21a,21a・
・・が設けられている。
【0043】そして、前記基材20,導電性シート部材
22,装飾用シート部材21を積層して構成された遊技
盤2の側部および上部には、アルミなどの金属で形成さ
れた遊技盤2の保護および装飾を兼ねるサイドプレート
26a,26b,27が取り付けられている。
【0044】また、前記側部側のサイドプレート26
a,26bには、前記装飾用シート部材21の露出部と
しての露出用切欠部21a,21a・・・を介して露出
する導電性シート部材22の表面22aの一部に接触す
る接触部28,28・・・が設けられている。 尚、本
実施例では、図3に示すように、前記接触部28,28
・・・は、サイドプレート26aの垂直部を切込み、そ
の切込み部を遊技盤2側に90度折り返して形成されて
いる。
【0045】また、サイドプレート26bも上記と同様
に構成されている。
【0046】次に、図4を参照して、遊技盤2の表面2
aへの遊技具や装飾部材の取付け状態を説明する。
【0047】遊技盤2の表面2aを形成する前記装飾用
シート部材21の表面側には、ガイドレール12,通常
入賞口15,15・・・,液晶表示装置1の表示面を保
護する表示部装飾部材1a,釘(図示省略)等の各種遊
技具YGと、サイドランプ18等の装飾部材SBが金属
製の取付用釘(即ち、導電性を有する釘)等によって取
り付けられている。
【0048】そして、前記取付用釘は、前記装飾用シー
ト部材21の表面から打ち込まれる際に、前記導電性シ
ート部材22を介して前記ベニヤボード等の基材20に
達するため、その導電性シート部材22によって各取付
用釘は相互に電気的に導通する状態となる。
【0049】即ち、その取付用釘によって取り付けられ
る前記遊技具YGや装飾部材SBは、導電性シート部材
22を介して、常に同電位に保たれることとなる。
【0050】したがって、各遊技具YGや装飾部材SB
間で、電位差が生じないので、放電の発生を防止するこ
とができ、静電ノイズや電磁波ノイズの発生を有効に防
止することができる。
【0051】また、前記サイドプレート26a,26b
も、前記接触部28,28・・・を介して遊技盤2の導
電性シート部材22と電気的に接続されているため、前
記遊技具YG,装飾部材SBとサイドプレート26a,
26bとは同電位となり、放電がより一層発生し難くな
る。
【0052】尚、前記遊技具YGおよび装飾部材SBに
金属メッキを施すなどして導電性をもたせた場合には、
前記取付用釘を介して帯電した電荷が移動し易くなり、
電荷が一箇所に集中して蓄積されることがなくなるの
で、遊技具等の各部間での放電を防止して効果的にノイ
ズ成分を除去することが可能となる。
【0053】次に、図5を参照してパチンコ遊技機Pの
全体構成を簡単に説明する。
【0054】ここに、図5は、パチンコ遊技機Pを開放
した状態を示す斜視図である。
【0055】図中、30は、遊技店において島設備に固
定される外枠であり、この外枠30に係合する内枠32
が蝶番31,31によって開閉自在に取り付けられてい
る。この内枠32の裏側には、収納用フレーム33が取
り付けられ、この収納用フレーム33には、蝶番34,
34を介して遊技球排出装置等を備える裏機構体35が
開閉自在に設けられている。
【0056】前記収納用フレーム33は、その裏面側に
前述した遊技盤2を開口部33aに臨ませて着脱自在に
装着するものであり、該収納用フレームの左右側端部の
上下二箇所(計4箇所)には、遊技盤2を固定すると共
に、遊技盤2のサイドフレーム26a,26bの接触部
28,28・・・と電気的に接続する導電性の接続手段
としての遊技盤係止具36,36・・・が設けられてい
る。
【0057】尚、収納用フレーム33は、遊技盤係止具
36を介して前記遊技盤2と同電位となるように、アル
ミ等の金属で形成されている。
【0058】また、前記内枠32の裏側の下方には、収
納用フレーム33に装着された遊技盤2に対して遊技球
を打込む発射装置37が配設されている。
【0059】また、収納用フレーム33はアース線を接
続するなどしてゼロ電位に接地するようにでき、その場
合には、この収納用フレーム33の遊技盤係止具36,
36・・・を介して、前記遊技盤2に配設される前記遊
技具YGや装飾部材SBの全てを簡単にアースすること
ができ、放電の発生を確実に防止することができるよう
になる。
【0060】次に、図6から図10を参照して前記遊技
盤係止具36の構成について説明する。
【0061】ここに、図6は遊技盤係止具36の取付け
状態を示す斜視図、図7は遊技盤係止具36の開放状態
を示す斜視図、図8は遊技盤係止具36の締結状態を示
す斜視図、図9は遊技盤係止具36が遊技盤2を係止す
る状態を示す斜視図、図10は遊技盤係止具36を取り
付けた収納用フレームおよび内枠を示す斜視図である。
【0062】まず、図6において、40は、遊技盤係止
具36を収納用フレーム33に取り付ける係止具本体で
あり、その上下端部には収納フレーム33の側端部に設
けられた切込み33aに差し込まれる折返し部40a,
40aが形成されている。
【0063】また、係止具本体40の略中央に形成され
る開口部40bを介して操作子41が支持軸42によっ
て回動可能に軸支されている。
【0064】この操作子41は、リンク機構(図示省
略)を介して遊技盤2を係止する係止片43に係合され
ていて、この係止片43は、前記操作子41を下げた状
態(図6,図7参照)において係止具本体40側に引っ
込んで遊技盤2を着脱できる状態となり、操作子41を
上げた状態(図8,図9参照)において遊技盤2側に突
出した状態に回動して遊技盤2を固定するようになって
いる。
【0065】尚、図7及び図8に示すように、前記係止
片43の角部43aは、遊技盤2のサイドプレート26
a,26bの接触部28,28・・・と係合し易いよう
に、テーパーがつけられている。
【0066】また、本実施例では、前記支持軸42は、
係止具本体40の側部と前記開口部40bの内側部とを
遊技盤2側に折り返した突片40c,40dを軸受とし
て支持されている。
【0067】また、係止部本体40の上方には、前記操
作子41が上げられた際に、その上端部と係合して留め
るストッパー部材44がスナップ44aによって取り付
けられている。
【0068】概略上記のように構成された遊技盤係止具
36は、図6に示すように、ビス50,50によって収
納用フレーム33の側端部に取り付けられる。
【0069】この際、遊技盤係止具36の折返し部40
a,40aおよび係止片43,突片40c,40dは、
収納用フレーム33の差込み部33aおよび開口部33
bを介して収納用フレーム33の内側に突出される。
【0070】尚、上記遊技盤係止具36,36・・・
は、収納用フレーム33の左右側端部の上下の計4箇所
に取り付けられている。
【0071】次に、図7から図10を参照して遊技盤係
止具36による遊技盤2の係止状態を説明する。
【0072】まず、図7に示すように遊技盤係止具36
の操作子41を下げた状態で、収納用フレーム33の裏
面側に遊技盤2を位置合わせして装着する。
【0073】次いで、操作子41を上げてストッパー部
材44に係合させると、図9に示すように、係止片43
は遊技盤2側に突出して、遊技盤2のサイドプレート2
6bを押さえつけるように係合する。
【0074】この際、係止片43の先端部は、サイドプ
レート26bの接触部28まで達し、接触部28と導電
性シート部材22の露出部とが十分に接触するようにそ
の接触部28を押圧する。
【0075】これにより、遊技盤2の導電性シート部材
22と、サイドプレート26bの接触部28と、遊技盤
係止具36および収納用フレーム33とが、電気的に接
続され、結果的に遊技盤2上の前記遊技具YG,装飾部
材SBを含めた全ての部位を同電位に保つことができ
る。
【0076】また、上記の収納用フレーム33を接地さ
せた場合には、これと導通する他の部位もアースされた
ことになる。
【0077】そして、同様にして計4箇所の遊技盤係止
具36,36・・・を操作して遊技盤2を完全に固定し
てから、図5に示す前記裏機構体35を閉め、次いで、
内枠32を外枠30に対して閉める。
【0078】これにより、遊技盤2はパチンコ遊技機P
内に納められて、遊技が可能な状態となる。
【0079】以上述べたように、本実施例に係るパチン
コ遊技機Pによれば、遊技盤2が、ボード状の基材20
と装飾用シート部材21との間に、導電性を有する導電
性シート部材22を挟んで構成され、遊技具YGや装飾
部材SBが取付用釘等によって導電性シート部材を介し
て互いに導通するように取り付けられている。
【0080】そのため、各遊技具YGや装飾部材SBが
同電位となることから、遊技球を介して放電し難くな
り、静電ノイズや電磁波ノイズの発生を防止することが
できる。
【0081】しかも、前記遊技具YGや装飾部材SB
は、取付用釘等によって遊技盤2上に打ち付けるだけで
前記導電性シート部材22と電気的に接触するため、各
遊技具YGや装飾部材SBとを簡単に導通させることが
でき、面倒な配線処理が不要となるから、組立効率を向
上させることができる。
【0082】また、前記収納用フレーム33が、該フレ
ームと前記導電性シート部材22とを電気的に接続する
遊技盤係止具36を備えているので、導電性シート部材
22を介して前記遊技具YGや装飾部材SBと収納用フ
レーム33とを同電位にできるため、一層、放電が生じ
難くなり、静電ノイズや電磁波ノイズの発生をより有効
に防止することができる。
【0083】また、収納用フレーム33にアース線を接
続するなどして接地した場合は、前記遊技盤2上に取り
付けられた前記遊技具YG及び装飾部材SBの全てが、
前記導電性シート部材22を介して一斉に接地された状
態となり、個々の遊技具等にアース線を接続する面倒な
作業を行う必要がなくなり、効率良く接地することがで
きると共に、静電ノイズや電磁波ノイズの発生を効果的
に防止することが可能となる。
【0084】また、導電性シート部材22は、その導電
性によって外部からパチンコ遊技機P内への電磁波の侵
入を阻止する電磁波シールドとしての役目を果たし、制
御装置等の信頼性を高める効果も期待できる。
【0085】尚、上記に亘って本発明に係るパチンコ遊
技機Pを好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本
発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまで
もない。
【0086】すなわち、本発明を適用可能な弾球遊技機
は特定の機種のパチンコ遊技機に限定されるものではな
く、第一種、第二種、第三種等のあらゆる機種の弾球遊
技機に対して適用可能であることは勿論である。
【0087】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る弾球
遊技機によれば、遊技盤、基材と装飾用シート部材と
の間に導電性を有する導電性シート部材を挟んで構成す
るとともに、側部に金属で形成されたサイドプレートを
取り付け、前記装飾用シート部材の側縁部に前記導電性
シート部材の一部を露出させるための露出用切欠部を設
けて、該露出用切欠部から露出した導電性シート部材露
出部に、前記サイドプレートの垂直部を切り込んで遊技
盤側に折り返して形成される接触部を接触可能に配置
し、前記収納用フレームの側端部に設けられる導電性の
遊技盤係止部材の係止片を前記接触部に押圧接触させ
て、前記遊技盤を収納用フレームに固定することによ
り、当該収納用フレームと前記導電性シート部材とを導
通させて同電位とさせ構成としたことから、遊技具等
が導電性シート及び収納用フレームと導通して同電位と
なって放電が生じ難くなるので、静電ノイズや電磁波ノ
イズの発生を防止することができる。
【0088】しかも、例えば、釘等の導電性の遊技具
は、遊技盤に取り付けるだけで前記導電性シート部材と
電気的に接触するため、遊技具等を簡単に導通させるこ
とができ、作業効率を向上させることができる。
【0089】また、遊技盤の側部に金属で形成されたサ
イドプレートを取り付け、装飾用シート部材の側縁部に
導電性シート部材の一部を露出させるための露出用切欠
部を設けて、該露出用切欠部から露出した導電性シート
部材露出部に、前記サイドプレートの垂直部を切り込ん
で遊技盤側に折り返して形成される接触部を接触可能に
配置し、収納用フレームの側端部に設けられる導電性の
遊技盤係止部材の係止片を前記接触部に押圧接触させ
て、前記遊技盤を収納用フレームに固定するだけで、
電性シート部材とフレームとを電気的に接続することが
でき、作業効率を向上させることができる。また、装飾
用シート部材の側縁部に設けられた露出用切欠部から露
出した導電性シート部材露出部に、サイドプレートに設
けられた接触部を接触可能に配置し、収納用フレームの
側端部に設けられる導電性の遊技盤係止部材の係止片を
前記接触部に押圧接触させて、前記遊技盤を収納用フレ
ームに固定することで、導電性シート部材露出部に遊技
盤係止部材の係止片が直接当たることによって、遊技盤
の着脱の繰り返し等により導電性シートが損傷しないよ
うになっている。
【0090】また、請求項2に係る弾球遊技機によれ
ば、導電性シート部材は収納フレームを介して接地され
るので、釘等の導電性の遊技具を接地することが可能と
なる。
【0091】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾球遊技機としてのパチンコ遊技
機Pの全体を示す正面図である。
【図2】該パチンコ遊技機Pの遊技盤2の構成を示す分
解斜視図である。
【図3】前記遊技盤2の要部を示す拡大斜視図である。
【図4】前記遊技盤2の遊技具および装飾部材の取付状
態を示す斜視図である。
【図5】前記パチンコ遊技機Pを開放した状態を示す斜
視図である。
【図6】遊技盤係止具36の構成を示す斜視図である。
【図7】前記遊技盤係止具36の開放状態を示す斜視図
である。
【図8】前記遊技盤係止具36の閉塞状態を示す斜視図
である。
【図9】前記遊技盤係止具36による遊技盤2の係止状
態を示す斜視図である。
【図10】前記遊技盤係止具36の取付状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
2 遊技盤 20 基材 21 装飾用シート部材 21a 露出用切欠部(露出部) 22 導電性シート部材26a,26b,27 サイドプレート 28 接触部 33 収納用フレーム 36 遊技盤係止具(接続手段)43 係止片 P パチンコ遊技機(弾球遊技機)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の基材の表面に装飾用シート部材を
    積層して成る遊技盤が導電性材料により構成される収納
    用フレームに着脱可能に取り付けられる弾球遊技機にお
    いて、 前記遊技盤、前記基材と前記装飾用シート部材との間
    に導電性を有する導電性シート部材を挟んで構成すると
    ともに、側部に金属で形成されたサイドプレートを取り
    付け、 前記装飾用シート部材の側縁部に前記導電性シート部材
    の一部を露出させるための露出用切欠部を設けて、該露
    出用切欠部から露出した導電性シート部材露出部に、前
    記サイドプレートの垂直部を切り込んで遊技盤側に折り
    返して形成される接触部を接触可能に配置し、 前記収納用フレームの側端部に設けられる導電性の遊技
    盤係止部材の係止片を前記接触部に押圧接触させて、前
    記遊技盤を収納用フレームに固定することにより、当該
    収納用フレームと前記導電性シート部材とを導通させて
    同電位とさせた構成とした ことを特徴とする弾球遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記導電性シート部材は前記収納フレー
    ムを介して接地されることを特徴とする前記請求項1に
    記載の弾球遊技機。
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