JP3683783B2 - 遊技機配線装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に配線を組付ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平11−42318号公報で開示されたパチンコ機の配線装置は、可撓性の有る筒状のコルゲートチューブと呼ばれるソフトタイプのハーネスケースの内部に配線を通し、コルゲートチューブをリアプレートの裏面に設けた機構枠体にチューブ把持爪で固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来例は、ハーネスケースが可撓性を有するソフトタイプである構造のため、ハーネスケースの形が定まりにくいことから、配線処理工程において、ハーネスケースにおける数箇所に点在する把持爪の1つ1つに対応するの部分を手で持って把持爪の全部に嵌め込まねばならず、作業性が悪いことは否めない。
【0004】
そこで、本発明は、配線作業のやり易い遊技機配線装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、額縁状の前枠の前側面には透視性の有るパネルを装着したパネル枠がヒンジで前方横方向に片開き可能に取付けられ、前枠の裏面には遊技盤を格納する前方に開放された凹部を有するリアプレートが設けられ、リアプレートの凹部における上記ヒンジの側に位置する側壁には盤押具が設けられ、遊技盤の前側の化粧盤面に部品を備えた遊技盤の一側部が盤押具より裏側のリアプレートの凹部に挿入されて遊技盤がリアプレートの凹部に格納され、パネル枠が前枠に対し閉じられることによって遊技盤の一側部の前側の化粧盤面と盤押具と遊技盤の前側の化粧盤面の部品とパネル枠とパネルとリアプレートの凹部における上記ヒンジの側に位置する側壁とで囲まれた隙間が形成され、この隙間には内部に配線を通すハーネスケースが配置され、このハーネスケースがヒンジの側に形成された隙間におけるリアプレートに取り付けられるケースベースとケースベースに取り付けられるケースカバーとを備え、ケースベースは遊技盤の前側の化粧盤面に取り付けられた部品の側に開口された縦長な溝状であるとともにケースベースの前後方向に相対峙する開口縁部より外側に突出するフックを備え、ケースカバーはケースベースの開口を被覆する帯状であるとともにケースカバーの前後方向の両側縁部より相対峙するように突出するフックを備え、ケースベースのフックとケースカバーのフックとが相互に嵌め込み装着されることによって、ケースベースとケースカバーとがハーネスケースの内部に配線を通す通路を形成したことを特徴としている。よって、本発明によれば、前枠に対し閉じられたパネル枠とパネルと遊技盤と遊技盤に取り付けられた部品とリアプレートと盤押具とによってデッドスペースとして形成された隙間を、配線を通すハーネスケースの設置場所として活用できるうえ、ケースベースとケースカバーとで囲まれた通路に配線を通す作業とケースベースとケースカバーとを装着する作業とがやり易くなる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図4は本発明の第1実施形態であって、図1は図2をA−A線に沿い切断した断面を示し、図2は遊技機としてのパチンコ機の正面を示し、図3はパチンコ機の裏面を示し、図4はハーネスケースの外観を示す。
【0007】
図2を参照し、パチンコ機について説明する。パチンコ機の遊技機枠体1では、パチンコ店の島に取付けられる額縁状の外枠2と額縁状の前枠3とが枠ヒンジ4で前方横方向に片開き可能に取付けられる。前枠3の前側面には、パネル枠5と上皿装置6とが前枠3で囲まれた中央開口内周縁に固定された枠支持部材7を介して前方横方向に片開き可能に取付けられ、下皿装置8が上皿装置6よりも下部で固定され、ハンドルグリップ9が下皿装置8の右側で回転操作可能に取付けられる。
【0008】
パネル枠5には遊技機枠体1の内部に格納された遊技盤10を遊技機枠体1の前側より見ることが可能な透視性の有る合成樹脂又はガラスのようなパネル11が装着される。遊技盤10における化粧盤面側のガイドレール12で囲まれた内側の遊技領域には、各種の入賞口装置13、センタ役物として特別図柄表示装置14、大当り遊技用の変動入賞口装置15、アウト口16が配置される。
【0009】
上皿装置6を閉じた場合に上皿装置6で被覆され上皿装置6を開いた場合に前側に露出される前枠3の前壁には、音スイッチ17や下放音部18及び図外の発射機構部が設けられる。この前枠3の前壁は遊技盤10が搭載される棚を形成する。前枠3の左右縁部の前面側には左右上放音部19;20が個別に設けられ、前枠3の右縁部には施錠装置21が設けられ、前枠3の左縁部の裏面側にはハーネスケース22が設けられる。
【0010】
図3を参照し、パチンコ機の裏側について説明する。前枠3の裏面には前枠3に遊技盤10を格納する部材であるリアプレート25が取付けられる。リアプレート25の裏面には上タンク26と下タンク27、枠用表示灯中継基板28、枠用音中継基板29、枠用外部情報基板30、貸球中継基板31、枠用賞球中継基板32、球払出機構34、球払出制御装置35及び球発射制御装置36が設けられる。リアプレート25に形成された開口部37に対応する遊技盤10の裏面には音制御装置38、特別図柄制御装置39、表示灯制御装置40、主制御装置41及び盤用中継基板42が設けられる。これらの制御装置35;36;38〜41は別々に形成された外側より内部を見ることが可能な透視性の有る合成樹脂製のケースに収められるプリント配線基板のような配線基板にコンピュータやインターフェース及びコネクタ並びにその他の必要な電気部品が実装された形態で機能分割されている。
【0011】
主制御装置41は賞球関係各種スイッチや入賞球関係各種スイッチ(入賞口装置や変動入賞口装置に設けられた球検出器)からの入力信号により遊技内容の全般に関する制御するためのコンピュータによる制御処理を行い、処理結果であるコマンド信号を配線を通して一方向に音制御装置38、表示灯制御装置40、特別図柄制御装置39、球払出制御装置35及び球発射制御装置36等に個別に出力する。音制御装置38や表示灯制御装置40及び特別図柄制御装置39並びに球払出制御装置35それぞれは主制御装置41から入力されたコマンド信号によりそれぞれの制御処理を実行する。
【0012】
音制御装置38は図2の下放音部18に対応して設けられる低音用スピーカや図2の左右上放音部19;20に対応して設けられる左右中高音用スピーカで音を発生するためのコンピュータによる制御処理を行い、処理結果である駆動信号を低音用スピーカや左右中高音用スピーカに出力する。特別図柄制御装置39は遊技盤10に設けられた特別図柄表示器を図柄表示動作するためのコンピュータによる制御処理を行い、処理結果である駆動信号を上記特別図柄表示器に出力する。球払出制御装置35は球払出機構34を球払出動作するためのコンピュータによる制御処理を行い、処理結果である駆動信号を球払出機構34に出力する。表示灯制御装置40は遊技盤10や前枠3に設けられた各種表示灯を点灯又は点滅するためのコンピュータによる制御処理を行い、処理結果である駆動信号を上記表示灯に出力する。
【0013】
球払出機構34は球払出制御装置35からの駆動信号により上タンク26から下タンク27を経由して供給された球を払出し、払出された球を検出した信号を球払出制御装置35及び主制御装置41に出力する。そして、球払出制御装置35が球払出機構34からの球検出信号により計数した値が主制御装置41からの設定球払出数に到達すると、球払出制御装置35が球払出機構34に停止信号を出力し、この停止信号により球払出機構34は球払出動作を停止する。球払出機構34より払出された球は図2の上皿装置6に排出される。球払出機構34は賞球用の単独であっても、賞球用及び貸球用の複数であっても良いが、複数の場合は前後又は左右に重ね合されることにより実施し得る。
【0014】
図1を参照し、第1実施形態の要部について説明する。ハーネスケース22はリアプレート25と遊技盤10とによって形成された隙間45に配置されかつリアプレート25の側壁に両面粘着テープのような接着剤46で固定される。63はパネル枠5と枠支持部材7とを相互に回転可能に連結するヒンジである。
【0015】
第1実施形態の場合、遊技盤10の側縁部はリアプレート25に固定された盤受具47で横方向に受止められリアプレート25に固定された盤押具48で前側よりリアプレート25に押付けられ、リアプレート25の側壁の外側面には図3の球払出機構34を回転可能に取付ける固定側ヒンジ44が固定され、隙間45はパネル枠5、図2のパネル11を形成する図1の内外側パネル11a;11b、枠支持部材7、遊技盤10、リアプレート25、盤押具48、遊技盤10に取付けられた部品49等で囲まれる。内側パネル11aは図外の板ばねのような弾性体により前側よりパネル枠5に押付けられる。内側パネル11aと外側パネル11bとの間には隙間50が存在する。部品49は図2のガイドレール12、入賞口装置13、センタ役物として特別図柄表示装置14、大当り遊技用の変動入賞口装置15、アウト口16や遊技釘等である。前枠3の前側面には合成樹脂性の前飾り3aを備える。
【0016】
ハーネスケース22は、定形を保持し得るハードタイプであって、外側より内部を見ることが可能な透視性の有る合成樹脂よりなる縦長な溝状のケースベース51と、ケースベース51の遊技盤10側の開口を被覆するようにケースベース51に装着された外側より内部を見ることが可能な透視性の有る合成樹脂よりなる帯状のケースカバー52とを備え、ケースベース51が接着剤46でリアプレート25の側壁の遊技盤10側に位置する内面に取付けられ、ケースベース51とケースカバー52とで囲まれた上下に開口する通路に多数本の配線53を通す筒状である。配線53は電線が合成樹脂のような絶縁材で被覆された被覆線である。
【0017】
ケースベース51は相対峙する開口縁部より外側に突出するフック51aを備え、ケースカバー52は両側縁部より同一側に相対峙するように突出するフック52aを備え、フック52aがフック51aに外側より自身の弾性作用下で係合されることにより、ケースベース51とケースカバー52とが相互に嵌め込み装着される。
【0018】
図4を参照し、ハーネスケース22の詳細について説明する。ケースカバー52は長寸なケースカバー54と短寸なケースカバー55とを備え、ケースカバー54の上端部がケースベース51の上端部に位置が合うように、ケースカバー55の下端部がケースベース51の下端部に位置があうように、ケースカバー54;55がケースベース51に嵌め込まれることにより、ケースカバー54とケースカバー55との間にはケースベース51の開口の露出する隙間56が形成される。
【0019】
配線53中における数本の配線53aの一端部がハーネスケース22の内部より隙間56を経由して外側に引出され、それらの一端部にはコネクタ57が結線される。コネクタ57は図2の音スイッチ17と一緒にプリント回路基板のような回路基板に実装された図外のコネクタに嵌め込まれることにより、配線53aが音スイッチ17に接続される。
【0020】
スピーカ配線53中における残る配線53bの一端部がハーネスケース22の内部より下端開口部を経由して外側に引出され、それらの一端部にはコネクタ58が結線される。コネクタ58は図3の球払出制御装置35の図外のコネクタに嵌め込まれることにより、配線53bが球払出制御装置35に接続される。
【0021】
上記配線53a;53b等に相当する配線53c;53d;53e;53fの他端部がハーネスケース22の内部より上端開口部を経由して外側に引出され、それらの他端部にはコネクタ59;60;61;62が個別に結線される。コネクタ59は図3の枠用表示灯中継基板28に実装された図外のコネクタに嵌め込まれることにより、配線53cが図3の表示灯御制御装置40に接続される。
【0022】
コネクタ60は図3の枠用音中継基板29に実装された図外のコネクタに嵌め込まれることにより、配線53dが図3の音制御装置38に接続される。コネクタ61は図3の貸球中継基板31に実装された図外のコネクタに嵌め込まれることにより、配線53eが図3の球払出機構34に相当する図外の球払出機構に接続される。コネクタ62は図3の賞球中継基板32に実装された図外のコネクタに嵌め込まれることにより、配線53fが図3の球払出機構34に接続される。
【0023】
第1実施形態の構造によれば、図3に示すように、配線53を通したハーネスケース22がリアプレート25と遊技盤10とによって必然的にデッドスペースとして形成された隙間45に配置されたので、係る隙間45が配線53を通される場所として活用できる。ハーネスケース22が定形を保持し得るハードタイプであるので、上記隙間45にハーネスケース22を挿入する場合、ハーネスケース22が所定形状を維持したまま隙間45に挿入でき、ハーネスケース22が隙間45に挿入し易く、ハーネスケース22のリアプレート25への組付性を向上することができる。
【0024】
ハーネスケース22がリアプレート25の側壁に両面粘着テープのような接着剤46で固定されるので、接着剤46をハーネスケース22に取付け、ハーネスケース22を隙間45に入れてリアプレート25に押付ければ、ハーネスケース22がリアプレート25の側壁に固定でき、ハーネスケース22のリアプレート25への組付性を向上することができる。
【0025】
ハーネスケース22が筒状であるので、配線53がハーネスケース22よりパネル枠5、内外側パネル11a;11b、枠支持部材7、遊技盤10、盤押具48及び部品49等の周辺配置部材側に出ることがなく、遊技盤10を前枠3に取付ける場合やパネル枠5を開閉する場合等においても、配線53が遊技盤10や盤押具48或いはパネル枠5に挟み込まれることがなく、ハーネスケース22が配線53を適切に保護することができる。
【0026】
ハーネスケース22がケースベース51とケースカバー52とにより形成されたので、ケースベース51に配線53を通した後に、ケースカバー52をケースベース51に装着すれば良いので、配線53をハーネスケース22に通す作業が容易である。
【0027】
図5は本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態は、ハーネスケース65が溝状に形成され、相対峙する開口縁部より内側に返し部66;67を備え、返し部66;67相互間の隙間より図1の配線53をハーネスケース65の溝内部に押込むことにより、返し部66;67がハーネスケース65の内部からの配線53抜けを防止することができるようにしたものである。
【0028】
図6〜図7は本発明の第3実施形態を示す。第3実施形態は、図6に示すように、ハーネスケース70が溝状に形成され、相対峙する開口縁部より外側に係合部71;72を備える。そして、図7に示すように、ハーネスケース70の溝内部に配線53を取込み、係合部71;72をリアプレート25に形成された孔73;74に嵌め込むことにより、配線53がハーネスケース70とリアプレート25とで囲まれる配線通路に収納されるようにしたものである。
【0029】
第1実施形態ではハーネスケース22がケースベース51とケースカバー52とよりなる分割構造であるが、筒状の単一体であっても良い。
【0030】
第1実施形態ではハーネスケース22をリアプレート25と遊技盤10とによる隙間45に配置しリアプレート25の側壁の内側面に取付けたが、ハーネスケース22をリアプレート25の外側に配置してリアプレート25の側壁の外側面に取付けることも可能である。
【0031】
第1;第2実施形態では接着剤46が両面粘着テープであるが、ハーネスケース22とリアプレート25との取付後に固化する溶剤タイプでも良い。ハーネスケース22とリアプレート25との取付は接着以外の嵌め込み又は止ねじでも良い。嵌め込みの場合は、例えば、リアプレート25に設けた爪をハーネスケース22に設けた孔に嵌め込むか、ハーネスケース22に設けた爪をリアプレート25に設けた孔に嵌め込むことにより可能である。
【0032】
第3実施形態ではハーネスケース70の係合部71;72をリアプレート25の孔73;74に嵌め込むことによりリアプレート25とハーネスケース70と配線53を囲むようにしたが、ハーネスケース70より係合部71;72を除去し、係る溝状のハーネスケース70の内部に配線53を挿入し、配線53がハーネスケース70の溝開口より出ないように結束バンドをハーネスケース70に取付け、ハーネスケース70の背壁をリアプレート25に固定することも可能である。
【0033】
第1実施形態ではハーネスケース22をリアプレート25の側壁の内側面に取付けたが、図8及び図9に示すように取付けることも可能である。図8は、リアプレート25の前枠3に固定される部分の裏面にケース収納部80を形成し、ハーネスケース22に相当するハーネスケース81をケース収納部80に裏側より嵌め込み装着した形態である。図9は、リアプレート25の前枠3に固定される部分の横幅を小さくし、リアプレート25より突出する前枠3の裏面にハーネスケース22に相当するハーネスケース82を固定した形態である。
【0034】
リアプレート25を金属や導電性合成樹脂で形成したり、又は、リアプレート25の表面にメッキや塗装等で導電層を形成すれば、配線53は周囲のリアプレート25によってシールドされるため、遊技機裏面の球通路で発生する静電気が配線53に放電したり、放電による電磁ノイズが配線53に混入することは防止できる。又、ハーネスケース22を金属や導電性合成樹脂で形成したり、ハーネスケース22の表面にメッキや塗装等で導電層を形成すれば、リアプレート25の材質に係らずに同様のシールド効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示す図2のA−A線断面図。
【図2】 同第1実施形態のパチンコ機を示す正面図。
【図3】 同第1実施形態のパチンコ機を示す背面図。
【図4】 同第1実施形態のハーネスケースを示す斜視図。
【図5】 本発明の第2実施形態のハーネスケースを示す斜視図。
【図6】 本発明の第3実施形態のハーネスケースを示す斜視図。
【図7】 同第3実施形態の取付構造を示す断面図。
【図8】 本発明の第4実施形態を示す断面図。
【図9】 本発明の第5実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
3 前枠
10 遊技盤
22 ハーネスケース
25 リアプレート
45 隙間
46 接着剤
51 ケースベース
52 ケースカバー
53 配線
65 ハーネスケース
66 返し部
67 返し部
70 ハーネスケース
71 係合部
72 係合部
Claims (1)
- 額縁状の前枠の前側面には透視性の有るパネルを装着したパネル枠がヒンジで前方横方向に片開き可能に取付けられ、前枠の裏面には遊技盤を格納する前方に開放された凹部を有するリアプレートが設けられ、リアプレートの凹部における上記ヒンジの側に位置する側壁には盤押具が設けられ、遊技盤の前側の化粧盤面に部品を備えた遊技盤の一側部が盤押具より裏側のリアプレートの凹部に挿入されて遊技盤がリアプレートの凹部に格納され、パネル枠が前枠に対し閉じられることによって遊技盤の一側部の前側の化粧盤面と盤押具と遊技盤の前側の化粧盤面の部品とパネル枠とパネルとリアプレートの凹部における上記ヒンジの側に位置する側壁とで囲まれた隙間が形成され、この隙間には内部に配線を通すハーネスケースが配置され、このハーネスケースがヒンジの側に形成された隙間におけるリアプレートに取り付けられるケースベースとケースベースに取り付けられるケースカバーとを備え、ケースベースは遊技盤の前側の化粧盤面に取り付けられた部品の側に開口された縦長な溝状であるとともにケースベースの前後方向に相対峙する開口縁部より外側に突出するフックを備え、ケースカバーはケースベースの開口を被覆する帯状であるとともにケースカバーの前後方向の両側縁部より相対峙するように突出するフックを備え、ケースベースのフックとケースカバーのフックとが相互に嵌め込み装着されることによって、ケースベースとケースカバーとがハーネスケースの内部に配線を通す通路を形成したことを特徴とする遊技機配線装置。
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