JP2002035342A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002035342A JP2000220366A JP2000220366A JP2002035342A JP 2002035342 A JP2002035342 A JP 2002035342A JP 2000220366 A JP2000220366 A JP 2000220366A JP 2000220366 A JP2000220366 A JP 2000220366A JP 2002035342 A JP2002035342 A JP 2002035342A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機の裏機構盤に配設される配線にノイズ
が乗るのを防止し、且つ、該配線を整然と配設すること
のできる遊技機を提供することを目的としている。 【解決手段】 複数の電気的遊技装置が配設され遊技球
による遊技を提供する遊技領域を前面に備えた遊技盤
と、遊技者に払い出される遊技球を排出する球排出装置
12や遊技に関わる電気的遊技装置を制御する制御装置
40を備えた裏機構盤100とを具備し、上記遊技盤の
背面側に裏機構盤100が設置されているとともに、裏
機構盤100には遊技球を通過させる球流路25が設け
られる一方、該球流路25の背面側には遊技に必要な電
圧又は信号を導く配線が配設された遊技機において、該
球流路25の背面側に、順に、電磁波を遮断する第1シ
ールド手段80、遊技に必要な配線が配設される取付ベ
ース70、電磁波を遮断する第2シールド手段60、遊
技の制御を行う遊技制御装置40を配設して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の電気的遊
技装置が配設され遊技球による遊技を提供する遊技領域
を前面に備えた遊技盤と、遊技者に払い出される遊技球
を排出する球排出装置や遊技に関わる電気的遊技装置を
制御する制御装置を備えた裏機構盤とを具備し、上記遊
技盤の裏面側に上記裏機構盤が設置されている遊技機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技領域に各種入賞口や役物と呼
ばれる電気的遊技装置が配設された遊技盤が遊技機本体
に対し着脱自在に設置されるとともに、遊技機本体の背
面側に球の排出や遊技制御など遊技に必要な各種装置が
配設された裏機構盤が設置されてなるパチンコ遊技機な
どの遊技機が知られている。
【0003】裏機構盤は、ベースフレームとなる裏機構
盤本体に、遊技者に供給する遊技球を貯留しておくタン
ク、遊技球が入賞口へ入賞した場合などにその入賞に対
して所定数の賞球を排出する球排出装置、賞球排出前の
遊技球を貯留するタンクから遊技球を整列させて球排出
装置へ導くシュート、電気的遊技装置の制御など各種遊
技制御を行う遊技制御装置(遊技制御基板)、球排出装
置の排出制御を行う排出制御装置(排出制御基板)、並
びに、各装置類に電源を分配する電源ユニットなどが設
置されて構成される。
【0004】また、裏機構盤のベースフレームとなる裏
機構盤本体には、中央に遊技盤の背部を臨ませる開口部
が設けられているとともに、該開口部の下方には、遊技
盤から流れ落ちる球(入賞球やアウト球)を集めて島設
備側へと案内する回収樋や、球排出装置から排出された
賞球や貸出球を遊技機前面側の排出皿まで案内する排出
樋などが設けられている。
【0005】すなわち、従来の裏機構盤には、タンクや
シュートからなる球流路、球排出装置内の球流路、回収
樋や排出樋などの球流路など、上記開口部の上方、側
方、下方に幾つもの球流路が設けられていた。
【0006】一方、裏機構盤には、球排出装置内で遊技
球を移動させるモータや、タンク内に貯留された遊技球
の減少を検出する半端センサ、並びに、排出樋で遊技球
のオーバーフローを検出するオーバーフロー状態検出セ
ンサ、球排出装置で排出球を検出する排出球検出センサ
など、数多くの電気部品が設けられており、これらと上
述の制御基板とが配線を介して接続されている。また、
上記の電源ユニットと各制御基板とが電源用配線を介し
て接続され、該電源用配線を介して各制御基板に電源が
供給されている。
【0007】上記のように、裏機構盤にはところ狭しと
多くの制御装置が取り付けられ、また、各装置の電気部
品には信号線や電源線などの配線が接続されている。
【0008】このような状況において、従来、遊技制御
基板や排出制御基板は、比較的にスペースに余裕のある
上記回収樋や排出樋などの背面側に設置されるのが一般
的であった。また、各電気部品に接続される配線は、裏
機構盤の背部に露出させておくと作業者が引っ掛けてコ
ネクタ抜けや切断等が発生し易いので、そのような不具
合を回避するために裏機構盤の内部を配するようにする
のが良い。そのため、従来よりパチンコ遊技機では、遊
技制御基板や排出制御基板などの制御基板と回収樋や排
出樋などの球流路との間にも配線が配設されているのが
一般であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遊技機は、
島設備等の外部装置からノイズを受けるとともに、遊技
機自体からもノイズが発生することが分かっている。例
えば、遊技球が球流路を流下する過程で静電気を蓄え、
該静電気により電磁ノイズを発生させたり、また、複数
の遊技球が離散した状態から接触した際に、遊技球間で
電子が移動して特に大きな電磁ノイズを発生させたりす
ることがある。
【0010】このようなノイズが制御基板内の回路に乗
ってしまうと、プログラムが暴走するなどの恐れがあっ
たため、従来、それを防ぐためにソフト的な回避策を講
じたり、また、制御基板のGND面積を大きく取るな
ど、特に遊技を統括する遊技制御基板では様々なノイズ
対策が施されていた。
【0011】しかしながら、上記制御基板と球流路との
間など、ノイズが発生する球流路の近傍に配線が設けら
れている箇所では、ノイズが配線に乗って制御基板の回
路に影響を与え、誤動作の原因となったり動作が不安定
になるなどの恐れがあった。
【0012】このような不都合を回避するため、ノイズ
が配線に乗らないように、球流路の背面側に配線を配設
しないようにすることも考えられるが、先にも述べたよ
うに、裏機構盤にはところ狭しと各種装置が配設されて
いるので、球流路の背面側を避けるように配線を迂回さ
せて配設するのは難しく、また、制御基板の背面側を通
して裏機構盤の背部に浮かせるように配線を配すること
も考えられるが、制御基板上の電子部品が見えなくなっ
て不正防止上問題となったり、また、先にも述べたよう
に、配線が浮いていると遊技機の搬送時やメンテナンス
時に配線を何処かに引っ掛けてコネクタ抜けや配線の切
断等の不具合が発生しかねない。
【0013】また、例えば交流電源を供給する電源線で
は周囲に磁界変化等を発生させるなど、配線自身もノイ
ズの発生源となっているため、配線で発生したノイズが
配線の近傍に配設された制御基板の回路等に乗ってしま
うという恐れもあった。
【0014】この発明は、上記実状に鑑みなされたもの
で、遊技機の裏機構盤に配設される配線にノイズが乗る
のを防止し、且つ、該配線を整然と配設することのでき
る遊技機を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、複数の電気的遊技装置(変動表示装置、
変動入賞装置、装飾ランプ、入賞センサなど)が配設さ
れ遊技球による遊技を提供する遊技領域を前面に備えた
遊技盤と、遊技者に払い出される遊技球を排出する球排
出装置や遊技に関わる電気的遊技装置を制御する制御装
置を備えた裏機構盤とを具備し、上記遊技盤の裏面側に
上記裏機構盤が設置されているとともに、上記裏機構盤
には遊技球を通過させる球流路が設けられる一方、該球
流路の背面側には遊技に必要な電圧又は信号を導く配線
が配設された遊技機において、上記球流路と上記配線と
の間に両者間を伝わる電磁波を遮断する第1シールド手
段を設けた構成とした。
【0016】このような手段によれば、上記第1シール
ド手段により、球流路で発生された電磁ノイズが配線に
乗ってしまうのを防止し、延いては、該ノイズが配線を
介して各装置の電気回路に影響を与えることを防止でき
る。
【0017】ここで、遊技機は、パチンコ遊技機やアレ
ンジボール遊技機などの弾球遊技機など、遊技球を使用
する遊技機で、裏機構盤に遊技球を通過させる球流路が
設けられている遊技機を全て含む。
【0018】また、本発明は、上記第1シールド手段の
背面側に配線を案内し固定する配線案内部を設けた構成
とした。このような構成により配線を整然と配設するこ
とが出来る。
【0019】また、本発明は、上記配線の背面側に電磁
波を遮断するための第2シールド手段を設けて構成す
る。このような手段によれば、配線から発生する電磁ノ
イズが、背面側の電気回路や電気的な装置に影響するこ
とを防止できる。
【0020】ここで、背面側の電気回路や電気的な機器
としては、遊技盤上の遊技制御を行う遊技制御回路、球
排出装置を制御する排出制御回路、その他、例えばオー
バーフロー検出器からの検出信号により打球発射の停止
などの制御を行なう発射制御回路(発射制御装置)や、
種々の電気回路や電気機器が含まれる。
【0021】また、本発明は、上記制御装置は、制御基
板と該制御基板を収容する基板ボックスとから構成さ
れ、上記第2シールド手段の背面側に上記基板ボックス
が配設されると共に、上記第2シールド手段は上記基板
ボックスの遊技機正面側の面と略同一形状に形成された
構成とした。
【0022】このような手段によれば、配線側や球流路
から発生される電磁ノイズを第2シールド手段が遮断し
て制御基板に影響するのを防止できる。さらに、制御基
板の前面側に配線が隠れるので、見た目上も整然として
好ましいし、また、配線が遊技機の背部に飛び出さない
ので、遊技機の設置時やメンテナンス時に作業者が配線
に引っ掛かってしまうことを防止できる。
【0023】さらに、本発明は、裏機構盤に着脱可能に
取り付けられ上記基板ボックスと裏機構盤との間に介設
される基板ボックス取付ベース部材を備え、該基板ボッ
クス取付ベース部材には、上記配線を案内して固定する
配線案内部と上記第2シールド手段を係止するシールド
手段係止部とが設けられている構成とした。
【0024】このような手段によれば、基板ボックス取
付ベース部材が、基板ボックスの取付け用ベースと、配
線案内部と、第2シールド手段の固定部とを兼ねた構成
となるので、部品点数の削減と組付工程の削減を図るこ
とが出来る。
【0025】また、基板ボックス取付ベース部材は裏機
構盤から分離できる構成なので、例えば基板ボックスの
形状や大きさが変化して、それを裏機構盤に取り付ける
ための止着位置等が変化しても、裏機構盤本体(裏機構
盤のベースフレーム)の変更を伴わずに基板ボックス取
付ベース部材の変更のみで基板ボックスの取付けが可能
となる。従って、例えば、第1種や第2種などの異なる
遊技機種間で制御基板および基板ボックスの形状が異な
る場合でも、裏機構盤本体を共通にすることが可能であ
り、それにより遊技機の製造コストの低減を図ることが
出来る。同様に、基板ボックスの形状や大きさの変更に
伴い第2シールド手段の大きさや形状が変化して、その
固定部の位置が変化しても、基板ボックス取付ベース部
材の変更のみで対応することが出来る。
【0026】また、基板ボックス取付ベース部材の背面
側が配線案内部になっているので、基板ボックスと第2
シールド手段を取り外すことで、隠れていた配線が露出
され、配線の視認が行いやすいし、また、配線や第2シ
ールド手段および基板ボックスの組み付けが容易なもの
となる。
【0027】また、第2シールド手段と基板ボックスと
が分離した状態で遊技機に取り付けられるので、遊技盤
や制御基板を交換して新たな機種替えを行う場合に、第
2シールド手段は交換せずにそのまま流用することがで
きる。従って、遊技機の運用コストの低減が図れる。
【0028】ここで、基板ボックス取付ベース部材に設
けられる第2シールド手段の係止部とは、ネジ等により
第2シールド手段を固着する構成としても良いし、係止
部により第2シールド手段を着脱自在に係止するだけの
構成として、基板ボックスの固着によって第2シールド
手段が挟持固定されるようにしても良い。
【0029】また、本発明は、球流路の背面側に設けら
れる配線案内部、或いは上記基板ボックス取付ベース部
材の背面側に設けられる配線案内部は、配線を収容して
案内する凹部と配線を係止する係止片とを有する構成と
した。これにより配線を整然に且つ組付け容易に配設す
ることが出来る。
【0030】さらに、本発明は、上記基板ボックス取付
ベース部材の遊技機正面側の面に上記第1シールド手段
を固着する構成としても良い。このような構成によれ
ば、基板ボックス取付ベース部材と第1シールド手段と
を一体的に取り扱えるので、組み立て時やメンテナンス
時における作業性が向上する。
【0031】また、本発明は、上記制御装置は、制御基
板と該制御基板を収容する基板ボックスとから構成さ
れ、上記球流路又は第1シールド手段の背面側に配設さ
れた配線の背面側に上記基板ボックスが配設されると共
に、上記基板ボックスの遊技機正面側の表面部、或いは
上記基板ボックスの遊技機正面側と上記制御基板との間
に、電磁波を遮断する第2シールド手段を設けた構成と
しても良い。
【0032】このような手段によれば、上述した第2シ
ールド手段による効果に加えて、基板ボックスと第2シ
ールド手段とを一体的に取り扱えるので、組み立て時や
メンテナンス時における作業性が向上する。
【0033】本発明において、上記球流路は、具体的に
は、上記遊技盤に送り込まれた後に入賞口或いはアウト
口から回収された遊技球が通過される回収樋、または、
遊技機前面側に設けられた排出皿に供給される賞球或い
は貸出球が通過される排出樋である。また、上記制御基
板は、具体的には、上記遊技盤に配設された電気的遊技
装置を制御する遊技制御基板、または、上記球排出装置
を制御する排出制御基板である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0035】図1は、本発明の実施の形態の遊技機であ
るパチンコ遊技機の裏面側の機構を示す裏面図である。
【0036】この実施の形態のパチンコ遊技機1は、図
示は省略するが、正面下方に設けられた操作ダイヤルを
回して、球発射装置により遊技盤上の遊技領域内に遊技
球を打ち込むとともに、遊技球が遊技領域内を流下する
間に遊技盤上の入賞口に入賞することで所定数の賞球が
払い出される一方、入賞せずに下部中央のアウト口に流
入することで遊技球が回収されると云った遊技が行われ
る装置である。さらに、このパチンコ遊技機1では、例
えば、特定入賞口への入賞に基づき3桁の図柄が変動表
示される変動表示遊技が行われ、その結果が例えば
「7,7,7」のぞろ目となって大当たりが発生した場
合に、電気的遊技装置としての変動入賞装置が遊技者に
有利な状態に開くなど、遊技盤上で多種多様な演出の遊
技が行われるようになっている。遊技盤には、上記のよ
うな遊技を行うために、変動表示遊技を行う電気的遊技
装置である例えば液晶ディスプレーなどの変動表示装置
や、入賞口への遊技球の投入を検出する検出器、並び
に、各種装飾ランプ、変動入賞装置を駆動するモータや
ソレノイドなどの電気機器が、多数配設されている。
【0037】上記のパチンコ遊技機1の正面側には、上
述の遊技盤、該遊技盤上に遊技球を発射操作するための
操作ダイヤル、遊技盤上に発射する遊技球が貯留される
とともに入賞や球貸しで遊技球の払い出しが行われる排
出皿の1つである供給皿(上皿とも云う)、供給皿が溢
れた場合に遊技球の払い出しが行われるもう1つの排出
皿である受け皿(下皿とも云う)、遊技球を貸し出す際
にプリペイドカード等の有価情報が記録された遊技カー
ドから有価情報を読み書きするCRユニットのカード挿
入口などが設けられている。なお、上記遊技盤の前面側
には遊技球が通過する遊技領域を設けてガラス板やアク
リル板などの透明板が設置されている。
【0038】図1に示すように、このパチンコ遊技機1
の裏面側には、遊技者に供給する遊技球を貯留しておく
タンク11や、遊技盤上の入賞口や上記変動入賞装置な
どの入賞口へ遊技球が入賞した場合にその入賞に対して
所定数の賞球を排出したり球貸し要求があった場合に所
定数の貸球を排出する球排出装置12、タンク11から
遊技球を整列させて球排出装置12へ導くシュート1
3、前記変動表示装置や変動入賞装置など遊技盤に設置
された種々の機器を制御する遊技制御基板を収容した遊
技制御装置40、前記球排出装置12の動作制御を行う
排出制御基板を収容した排出制御装置50、パチンコ遊
技機1が設置される島設備から供給される電源を受けて
各装置類に所定電圧の動作電源を分配する電源ユニット
14、上述のCRユニットの本体と遊技機とを接続する
ためのCRユニット用中継基板15、上記操作ダイヤル
の操作に基づき遊技球を1個ずつ遊技領域内に打ち込む
球発射装置16、並びに、該発射装置16の動作制御を
行う発射制御装置17などが設置されている。また、図
1において、18は遊技盤の裏面側を保護するカバーで
あり、該カバー18を外すと裏機構盤本体22(図5参
照)の中央に設けられた開口部23を介して遊技盤の背
部が臨み、遊技盤に配設された変動表示装置や変動入賞
装置などが背部に張り出した状態にある。
【0039】また、図1には示されていないが、カバー
18に覆われた遊技盤の裏面側には入賞口やアウト口に
流入された遊技球を遊技盤下部の所定箇所に集める集合
樋が設けられ、その下側には集合樋により集められた遊
技球を回収する回収樋25(図11参照)が設けられて
いる。該回収樋25で回収された遊技球は複数のパチン
コ遊技機1が設置された島設備の球補給タンクへと送ら
れる。また、球排出装置12の排出口12a(図16参
照)から遊技盤下の供給皿および受皿までの間には排出
された遊技球を案内する排出樋28(図16参照)が設
けられている。これら集合樋や回収樋25並びに排出樋
28が遊技球が通過する球流路となる。
【0040】図2には裏機構盤が組み付けられるパチン
コ遊技機1のフレーム構成を示す分解斜視図を、図3に
はパチンコ遊技機1の裏機構盤の裏面図を、図4には裏
機構盤の斜視図を、図5には裏機構盤のベースフレーム
である裏機構盤本体の斜視図をそれぞれ示す。
【0041】上記パチンコ遊技機1の裏面側に配設され
る機構のうち、球発射装置16やCRユニット用中継基
板15はパチンコ遊技機1のベースフレームとなる前面
枠本体20(図2参照)に直接取り付けられる。一方、
タンク11、球排出装置12、シュート13、遊技制御
装置40、排出制御装置50、電源ユニット14、発射
制御装置17などは、図5に示すフレーム状に形成され
た裏機構盤本体22に取り付けられて裏機構盤100を
構成する。また、裏機構盤本体22には、上記の回収樋
25や排出樋28が設けられている。
【0042】図2に示すように、裏機構盤100は、パ
チンコ遊技機1のベースフレームとなる前面枠本体20
に例えば金属フレームからなる遊技盤収納部材21と共
に止着されて取り付けられる。なお、遊技盤は上記遊技
盤収納部材21に着脱可能に取り付けられる一方、前面
枠本体20の正面側にはガラス板等の透明部材を収容し
た前面ガラス枠(図示略)が開閉可能な状態で取り付け
られる。
【0043】上記のように構成される裏機構盤100に
おいては、図3、図4に示すように、必然的に、その上
部にはタンク11やシュート13が配設され、中央部分
には遊技盤の裏側に配設された変動表示装置や変動入賞
装置などが張り出した状態にされ、中段右側には球排出
装置12が配設される。そのため、遊技制御装置40や
排出制御装置50および電源ユニット14等が設置でき
るスペースは、残りの中段左側のスペースと下段のスペ
ースとなる。さらに、各装置間を接続する配線のしやす
さ、並びに、遊技制御装置40や排出制御装置50およ
び電源ユニット14のそれぞれ大きさ等を考慮すると、
電源ユニット14は中段左のスペース、遊技制御装置4
0は下段中央から左側のスペース、排出制御装置50は
下段の右側のスペースにそれぞれ配置されるのが望まし
い。遊技制御装置40が取り付けられる下段中央から左
側のスペースにはその奥方に回収された遊技球が通過す
る回収樋25があり、排出制御装置50が取り付けられ
る下段右側のスペースにはその奥方に排出された遊技球
が通過する排出樋28がある。
【0044】図6には、裏機構盤100の下段中央から
左側の部分に配設された装置や部品を分離させた分解斜
視図を示す。
【0045】裏機構盤100の下段中央から左側の部分
には、裏機構盤本体22に設けられた回収樋25がプラ
スチック製のカバーに覆われて形成されており、その背
面側には、順に、電磁波遮断用の第1シールド手段8
0、基板ボックス取付ベース部材70、電磁波遮断用の
第2シールド手段60、および遊技制御装置40が取り
付けられる。
【0046】遊技制御装置40は、止着具41a,41
a(例えばワンタッチ式で且つ着脱可能な状態でボス孔
に止着できるナイラッチなど)を介して基板ボックス取
付ベース部材70に取り付けられる。すなわち、遊技制
御装置40の基板ボックス40Aの側方に張り出して形
成された止着用片41,41の孔に止着具41a,41
aを通し、該止着具41a,41aを取付ベース部材7
0のボス孔71,71に挿入して止着することで、遊技
制御装置40が取付ベース部材70に取り付けられる。
【0047】図7には、裏機構盤100から遊技制御装
置40を外して第2シールド手段60を露出させた状態
の裏面図を示す。
【0048】第2シールド手段60は、例えば、鉄板な
どの金属等から形成された略平面状の導電性の部材であ
り、周縁部と中央とで段差62を設けることで強度を低
下させることなく薄くて軽量に形成されている。この第
2シールド手段60は、遊技制御装置40の遊技機正面
側すなわち基板ボックス40Aの底面とほぼ同一形状同
一の大きさに形成されている。第2シールド手段60に
は複数の係止孔64…が設けられ、取付ベース部材70
の係止爪73…に掛けて簡単に係止できるようになって
いる。そして、遊技制御装置40が取付ベース部材70
に止着されることで、取付ベース部材70と遊技制御装
置40との間に第2シールド手段60が固定される。な
お、導電性部材として、導電性樹脂等のほかの材質の部
材を利用するようにしても良い。
【0049】図8は、裏機構盤100から第2シールド
手段60を外して基板ボックス取付ベース部材70を露
出させた状態の裏面図、図9は、図8の裏機構盤100
から配線を除いた状態の裏面図である。
【0050】基板ボックス取付ベース部材70は、主
に、遊技制御装置40を裏機構盤100に取り付ける際
に裏機構盤本体22(図5)と遊技制御装置40との間
に介設されるもので、取付ベース部材70を介して遊技
制御装置40を取り付けることで、例えば、遊技制御装
置40の大きさや形状が変わるなどしてその止着位置が
変更された場合でも、裏機構盤本体22の形状や止着部
の位置を変更することなく、取付ベース部材70の形状
や止着部の位置を修正するのみで対応することが可能に
なっている。
【0051】この実施の形態の基板ボックス取付ベース
部材70は、例えば透明なアクリルなどのプラスチック
により形成され、その背面側には、遊技制御装置40を
止着するためのボス孔71,71が形成されたボスや、
第2シールド手段60を係止するシールド手段係止部と
しての係止爪73…、該係止爪73…との間で第2シー
ルド手段60を挟持固定するために張り出されたボス7
4、裏機構盤本体22に止着固定するための止着孔7
2、電源線や信号線を案内する配線案内部としての配線
案内用凹部75…、配線を係止する係止片76…などが
設けられている。上記の係止爪73…の先端部には上側
に張り出された返しが形成され、第2シールド手段60
を持ち上げて引かないと第2シールド手段60が外れな
いようになっている。取付ベース部材70の遊技機正面
側の面はほぼ平面的に形成されている。
【0052】上記取付ベース部材70の背面側に配設さ
れる配線は、電源ユニット14から発射制御装置17に
接続される電源線L1、電源ユニット14から排出制御
装置50に接続される電源線L2、CRユニット用中継
基板用の電源線L3、遊技制御装置40と球排出装置1
2とを接続する制御線L4などである。取付ベース部材
70に設けられた配線案内用凹部75…および係止片7
6…は、上記の配線を整然と案内し係止できるように構
成されている。
【0053】図10には、裏機構盤100から基板ボッ
クス取付ベース部材70を外して第1シールド手段80
を露出させた状態の裏面図を、図11には裏機構盤10
0の回収樋25と第1シールド手段80との拡大図を示
す。図11において、OUT1は遊技領域の中央下端に
設けられアウト球を回収するアウト口、Bは流下中の遊
技球である。
【0054】第1シールド手段80は、例えば、土台紙
にアルミシートを張って形成した導電性部材となってお
り、低コストで且つ薄く軽量に形成されている。第1シ
ールド手段80は、裏機構盤本体22に設けられた回収
樋25や遊技盤下側の段にある集合樋24並びにアウト
口OUT1など、遊技球が通過する部分を覆う形状に設
けられている。なお、導電性部材として、導電性樹脂等
ほかの材質の部材を利用するようにしても良い。
【0055】なお、第1シールド手段80の形状は、球
流路を全て覆う形状ではなく、取付ベース部材70に配
線が配設される箇所を主に覆うような形状にしても良
い。
【0056】第1シールド手段80には係止孔81…が
設けられ、該係止孔81…や第1シールド手段80の側
辺に裏機構盤本体22に設けられたボス(突起部)K…
が嵌合されて簡単に固定されるようになっている。そし
て、その背面側から取付ベース部材70が取り付けられ
ることで、取付ベース部材70と裏機構盤本体22との
間に第1シールド手段80が挟持固定されるようになっ
ている。
【0057】また、図11に示すように、回収樋25に
は、遊技球が接触する面に沿って開口されたゴミ掃き出
し用長孔M,Mが設けられており、上記第1シールド手
段80にも、これに対応する位置が開口するように同様
に長孔82又は切欠き83が設けられている。
【0058】しかして、この実施の形態の裏機構盤本体
22によれば、回収樋25や集合樋24下部の背面に第
1シールド手段80が介設されるとともに、その背面側
に取付ペース部材70が取り付けられてその配線案内用
凹部75…に配線が配されるので、集合樋24下部や回
収樋25を流下する複数の遊技球が接触したり離れたり
する際に発生される電磁ノイズが第1シールド手段80
により遮断されて、該電磁ノイズが上記配線に乗ること
を防止できる。
【0059】また、取付ベース部材70に配された配線
の背面側には第2シールド手段60が介設された上で遊
技制御装置40が設置されるので、配線から発生する電
磁ノイズ(例えば交流電源による電磁ノイズ)が遊技制
御装置40の制御回路に乗って悪影響を与えるといった
ことも防止できる。
【0060】図12には、実施例の裏機構盤100の下
段右側の部分に配設された装置や部品を分離させた分解
斜視図を示す。
【0061】裏機構盤100の下段右側の部分には、裏
機構盤本体22に設けられた排出樋28が露出した状態
で形成されており、その背面側には、順に、排出樋28
のカバーと取付ベース部材90の固定用ベースを兼ねた
球流路カバー30、電磁波遮断用の第1シールド手段8
5、排出制御装置50用の取付ベース部材90、電磁波
遮断用の第2シールド手段65、および排出制御装置5
0が取り付けられている。
【0062】排出制御装置50の制御基板を収容する基
板ボックス50Aにはその側方に張り出して設けられた
取付片51,51にネジ挿通孔が設けられ、該ネジ挿通
孔にネジを通して基板ボックス取り付けベース90のネ
ジ孔91,91に螺着することで、排出制御装置50が
取付ベース部材90に取り付けられている。
【0063】図13は、実施例の裏機構盤100から排
出制御装置50を外して第2シールド手段65を露出さ
せた状態を示す裏面図である。
【0064】第2シールド手段65は、例えば、鉄板な
ど金属等の導電性部材を略平面状に形成した部材であ
り、周縁部と中央とで段差66を設けることで強度を低
下させることなく薄く且つ軽量に形成されている。この
第2シールド手段65は、排出制御装置50の遊技機正
面側すなわち基板ボックス50Aの底面とほぼ同一形状
で同一の大きさに形成されている。第2シールド手段6
5には複数の係止孔67…が設けられており、取付ベー
ス部材90の係止爪92…に掛けて簡単な固定が可能に
なっている。そして、排出制御装置50が取付ベース部
材90に止着されることで、取付ベース部材90と排出
制御装置50との間に第2シールド手段65が固定され
るようになっている。本実施形態では、第2シールド手
段65は単に固定されているだけであるが、取付ベース
部材90と排出制御装置50との間で挟持固定されるよ
うにしても良い。
【0065】図14は、裏機構盤100から第2シール
ド手段65を外して取付ベース部材と配線を露出させた
状態の裏面図である。
【0066】基板ボックス取付ベース部材90は、排出
制御装置50を裏機構盤100に取り付けるためのベー
ス部材であり、該取付ベース部材90を介して排出制御
装置50を取り付けることで、例えば、排出制御装置5
0の大きさや形状が変わるなどしてその止着位置が変更
された場合でも、裏機構盤本体22の形状や止着部の位
置を変更することなく、取付ベース部材90の形状や止
着部の位置を修正するのみで対応することが出来る。
【0067】この実施の形態の基板ボックス取付ベース
部材90は、例えば透明アクリルなどのプラスチックに
より形成され、その背面側には、排出制御装置50を止
着するためのボスとネジ孔91,91、第2シールド手
段65を係止するシールド手段係止部としての係止爪9
2…、電源線や信号線を案内する配線案内部としての配
線案内用凹部93…、配線を係止する係止片94…など
が設けられている。上記の係止爪92…の先端部には上
側に張り出された返しが設けられ、第2シールド手段6
5を持ち上げて引かないと第2シールド手段65が外れ
ないようになっている。
【0068】上記取付ベース部材90の背面側に案内さ
れる配線は、電源ユニット14から排出制御装置50に
供給される電源の電源線L2、CRユニット用中継基板
用の電源線L3、遊技制御装置40と球排出装置12と
を接続する制御線L4、球排出装置12と排出制御装置
50とを接続する制御線L5などである。取付ベース部
材90に設けられた配線案内用凹部93…および係止片
94…は、上記の配線を整然と案内し係止できるように
形成されている。
【0069】図15は、裏機構盤100から取付ベース
部材90を外して第1シールド手段85を露出させた状
態の裏面図である。同図において、第1シールド手段8
5は斜線を付して示している。また、図16は、裏機構
盤100の排出樋28と第1シールド手段85との関係
を示す拡大図である。同図において、OUT2は供給皿
への排出口、NとSWは遊技球が受皿でも溢れたことを
検出するための可動片とオーバーフロースイッチであ
る。
【0070】第1シールド手段85は、例えば、土台紙
にアルミシートを張って形成した導電性部材からなるも
ので、低コストで且つ薄くて軽量に形成される。第1シ
ールド手段85には複数の係止孔86,86が設けら
れ、該係止孔86,86に球流路カバー30のボスK,
Kが挿通されることで仮固定され、その背面側から取付
ベース部材90が止着されることで、取付ベース部材9
0と球流路カバー30との間に第1シールド手段85が
挟持固定されるようになっている。球流路カバー30は
球流路を覆う面部と反りを防ぐ桟32…とを有している
が、この桟32…に囲まれる1つの凹部内に第1シール
ド手段85が挿入されるようになっている。
【0071】図16に示すように、この第1シールド手
段85は、排出樋28に囲まれた球流路の全てを覆うよ
うには形成されておらず、その背面側に配線が配設され
る部分を主に覆うように形成されている。
【0072】しかして、この実施の形態の裏機構盤本体
22によれば、排出樋28の背面で配線が配される範囲
に第1シールド手段85が介設されるとともに、この第
1シールド手段85の背面側に取付ベース部材が取り付
けられてその配線案内用凹部93に配線が配設されるの
で、球排出装置12から排出樋28を流下する遊技球が
接触したり離れたりすることで発生される電磁ノイズを
第1シールド手段85により遮断して、該電磁ノイズが
配線に乗ることを防止できる。
【0073】また、取付ベース部材90に配設された配
線の背面側には第2シールド手段65が介設され、その
上で排出制御装置50が設置されるので、配線から発生
する電磁ノイズが排出制御装置50の制御回路に乗って
悪影響を及ぼすといったことも防止できる。
【0074】以上のように、この実施の形態のパチンコ
遊技機1によれば、第1シールド手段80,85の電磁
シールドにより、回収樋25や排出樋28などの球流路
で発生された電磁ノイズがその背面側に配設された電気
配線に乗ってしまうのを防止し、延いては、該ノイズが
配線を介して各装置の電気回路に伝わり悪影響を及ぼす
といったことを防止できる。
【0075】また、第1シールド手段80,85の背面
側、具体的には、基板ボックス取付ベース部材70,9
0の背面部に、配線を収容し案内する凹形状に形成され
た配線案内部75…,93…と、案内された配線を係止
する係止片76…,94…とが設けられているので、多
数の装置が入り組んだ状態で配設される裏機構盤100
において、球流路で発生する電磁ノイズが配線に悪影響
を及ぼさないようにした上で、配線を整然と配設するこ
とが出来る。
【0076】また、第1シールド手段80,85の背面
側に配設された配線の更に背面側に、電磁波を遮断する
ための第2シールド手段60、65を設けたので、これ
らの配線から発生する電磁ノイズ(例えば交流電源やパ
ルス信号による電磁ノイズ)が、その背面側に設置され
る電気回路や電気的な装置(具体的には遊技制御装置4
0や排出制御装置50)に悪影響を及ぼすことを防止で
きる。
【0077】また、回収樋25や排出樋28などに囲ま
れた球流路とその背面側に設置される遊技制御装置40
や排出制御装置50などの機器との間に配線を収容して
いるので、配線や機器に及ぼされる電磁ノイズの影響を
除去した上で、見た目上配線が隠れて好ましいし、ま
た、配線が遊技機の背部に飛び出さないので、パチンコ
遊技機1の搬送時や設置時、並びにメンテナンス時など
に、配線が作業者に引っ掛かってしまうと云った不都合
を防止できる。
【0078】また、基板ボックス取付ベース部材70,
90に第2シールド手段60,65を係止する係止爪7
3…,92…を設けたので、基板ボックス取付ベース部
材70,90が、基板ボックス40A,50Aの取付け
用ベースと、配線案内部と、第2シールド手段60,6
5の固定部とを兼ねた構成となり、パチンコ遊技機1の
部品点数の削減と組付工程の削減を図ることが出来る。
【0079】また、遊技制御装置40や排出制御装置5
0を裏機構盤本体22に直接取り付けずに、裏機構盤本
体22から分離できる基板ボックス取付ベース部材7
0,90を介して取り付けているので、例えば制御装置
の基板ボックス40A,50Aの形状や大きさが変化し
て、それを裏機構盤100に取り付けるための止着位置
等が変化しても、裏機構盤本体22の変更を伴わずに基
板ボックス取付ベース部材70,90の変更のみで基板
ボックス40A,50Aの取付けが可能となる。従っ
て、例えば、第1種や第2種などの異なる遊技機種間で
も、裏機構盤本体22を共通にすることが可能であり、
それによりパチンコ遊技機1の製造コストの低減を図る
ことが出来る。同様に、第2シールド手段60,65の
大きさや形状が変化して、その固定部の位置が変化して
も、基板ボックス取付ベース部材70,90の変更のみ
で対応することが出来る。
【0080】また、基板ボックス取付ベース部材70,
90の背面側に配線案内部が設けられているので、基板
ボックス40A,50Aと第2シールド手段60,65
を取り外すことで、隠れていた配線が露出され、配線の
視認が行いやすいし、また、配線や第2シールド手段6
0,65および基板ボックス40A,50Aの組み付け
も容易なものとなる。
【0081】また、第2シールド手段60と基板ボック
ス40Aとが分離した状態で裏機構盤100に取り付け
られているので、例えば、遊技盤や遊技制御装置40を
交換して新たな機種替えを行う場合に、第2シールド手
段60は交換せずにそのまま流用することができる。従
って、パチンコ遊技機1の運用コストの低減が図れる。
【0082】なお、本発明の遊技機は、この実施の形態
のパチンコ遊技機1に限られず、発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で適宜変更可能である。
【0083】例えば、本発明は第1種や第2種などのパ
チンコ遊技機のほか、アレンジボール遊技機など、遊技
球を使用するもので、裏機構盤に遊技球を通過させる球
流路が設けられている全ての遊技機に適用することがで
きる。
【0084】また、第1シールド手段は、実施の形態の
回収樋25や排出樋28の背面側に設置するほか、例え
ば遊技盤裏の集合樋の背面側、供給皿から球発射装置の
発射位置まで遊技球が送られる球流路の背面側、球発射
装置により打ち込まれる遊技球が通過する球流路の背面
側など、背面側に配線が配設される球流路であればその
間に設置することで同様の効果が得られる。
【0085】また、上記実施の形態では、第1シールド
手段と基板ボックス取付ベース部材とを別体の構成とし
たが、基板ボックス取付ベース部材の遊技機正面側の面
に第1シールド手段を固着して、第1シールド手段と基
板ボックス取付ベース部材とを一体的に構成しても良
い。このような構成によれば、組み立て時やメンテナン
ス時において第1シールド手段の取扱いが省けて作業性
が向上する。
【0086】また、第2シールド手段も、遊技制御装置
40や排出制御装置50の裏機構盤本体22側の面に設
置するほか、電源線や信号線などの配線の背面側に制御
装置などの電気機器を配設する場合に、その間に設置す
ることで同様の効果が得られる。
【0087】また、その他の実施の形態として遊技制御
装置40の縦断面図である図17に示すように、第2シ
ールド手段の設置箇所についても次のような幾つかの変
形例がある。すなわち、図17(a)に示すように、遊
技制御装置40の基板ボックス40Aの底面部(遊技機
正面側の面部)を金属板60Aで形成し、その金属板A
を非導電性の合成樹脂で覆って第2シールド手段とした
り、或いは、図17(b)に示すように、金属性の第2
シールド手段60Bを基板ボックス40Aの内部、遊技
制御基板45と基板ボックス40Aの底面との間に収容
するように構成しても良い。このように構成すること
で、基板ボックス40Aと第2シールド手段とを一体的
に取り扱えるので、組み立て時やメンテナンス時におけ
る作業性が向上する。
【0088】その他、裏機構盤に配設される装置や機構
の種類、裏機構盤が組み付けられる遊技機のフレーム構
成、遊技機の前面側に配設される装置や機構の種類な
ど、この実施の形態で示した具体的な構成は様々な変更
が可能である。
【0089】
【発明の効果】以上、本発明の遊技機によれば、球流路
と制御基板等の電気機器との間に配線を整然と収容でき
るとともに、球流路を流下する遊技球から発生される電
磁ノイズが配線に乗って電機回路の動作を狂わすといっ
た不具合を第1シールド手段により防止でき、更に配線
から生じる電磁ノイズが制御基板等の電気機器に影響し
てその動作を狂わすといった不具合を第2シールド手段
により防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のパチンコ遊技機の裏面側
の構成を示す裏面図である。
【図2】同、パチンコ遊技機において裏機構盤が組み付
けられるフレーム構成を示す分解斜視図である。
【図3】同、パチンコ遊技機の裏機構盤のみを示す裏面
図である。
【図4】同、裏機構盤を示す斜視図である。
【図5】同、裏機構盤のベースフレームである裏機構盤
本体を示す斜視図である。
【図6】同、裏機構盤から遊技制御装置と第2シールド
手段と取付ベース部材と第1シールド手段とを分離した
状態を示す分解斜視図である。
【図7】図2の裏機構盤から遊技制御装置を外して第2
シールド手段を露出させた状態を示す裏面図である。
【図8】図7の裏機構盤から第2シールド手段を外して
基板ボックス取付ベース部材を露出させた状態を示す裏
面図である。
【図9】図8の裏機構盤から配線を除いた状態を示す裏
面図である。
【図10】図9の裏機構盤から基板ボックス取付ベース
部材を外して第1シールド手段を露出させた状態を示す
裏面図である。
【図11】実施例の裏機構盤において回収樋と第1シー
ルド手段との関係を示す拡大図である。
【図12】実施例の裏機構盤から遊技制御装置と第2シ
ールド手段と取付ベース部材と第1シールド手段とを分
離した状態を示す分解斜視図である。
【図13】実施例の裏機構盤から排出制御装置を外して
第2シールド手段を露出させた状態を示す裏面図であ
る。
【図14】図13の裏機構盤から第2シールド手段を外
して取付ベース部材と配線を露出させた状態を示す裏面
図である。
【図15】図14の裏機構盤から配線と取付ベース部材
を外して第1シールド手段を露出させた状態を示す裏面
図である。
【図16】実施例の裏機構盤において排出樋と第1シー
ルド手段との関係を示す拡大図である。
【図17】第2シールド手段の設置箇所のその他の実施
の形態を示す遊技制御装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 11 タンク 12 球排出装置 13 シュート 14 電源ユニット 15 CRユニット用中継基板 16 球発射装置 17 発射制御装置 20 前面枠本体 21 遊技盤収容部材 22 裏機構盤本体 24 集合樋 25 回収樋 28 排出樋 30 球流路カバー 40 遊技制御装置 40A 基板ボックス 50 排出制御装置 50A 基板ボックス 60 第2シールド手段 64 係止孔 65 第2シールド手段 67 係止孔 70 基板ボックス取付ベース 73 係止爪 75 配線案内用凹部 76 配線係止用の係止片 80 第1シールド手段 81 係止孔 82 ゴミ払出用孔 85 第1シールド手段 86 係止孔 90 基板ボックス取付ベース 92 係止爪 93 配線案内用凹部 94 配線係止用の係止片 100 裏機構盤 K 第1シールド手段を係止するボス L1,L2,L3 電源線(配線) L4,L5 制御線(配線) OUT1 アウト口 OUT2 排出口

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電気的遊技装置が配設され遊技球
    による遊技を提供する遊技領域を前面に備えた遊技盤
    と、遊技者に払い出される遊技球を排出する球排出装置
    や遊技に関わる電気的遊技装置を制御する制御装置を備
    えた裏機構盤とを具備し、上記遊技盤の裏面側に上記裏
    機構盤が設置されているとともに、 上記裏機構盤には遊技球を通過させる球流路が設けられ
    る一方、該球流路の背面側には遊技に必要な電圧又は信
    号を導く配線が配設された遊技機において、 上記球流路と上記配線との間に両者間を伝わる電磁波を
    遮断する第1シールド手段を設けたことを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】 上記第1シールド手段の背面側には配線
    を案内して固定する配線案内部が設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 上記配線の背面側に電磁波を遮断するた
    めの第2シールド手段を設けたことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 上記制御装置は、制御基板と該制御基板
    を収容する基板ボックスとから構成され、 上記第2シールド手段の背面側に上記基板ボックスが配
    設されると共に、上記第2シールド手段は上記基板ボッ
    クスの遊技機正面側の面と略同一形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 裏機構盤に着脱可能に取り付けられ上記
    基板ボックスと裏機構盤との間に介設される基板ボック
    ス取付ベース部材を備え、 該基板ボックス取付ベース部材には、上記配線を案内し
    て固定する配線案内部と上記第2シールド手段を係止す
    るシールド手段係止部とが設けられていることを特徴と
    する請求項3又は4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 上記配線案内部は、配線を収容して案内
    する凹部と配線を係止する係止片とから構成されること
    を特徴とする請求項2又は5に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 上記基板ボックス取付ベース部材の遊技
    機正面側の面に上記第1シールド手段を固着したことを
    特徴とする請求項5記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 上記制御装置は、制御基板と該制御基板
    を収容する基板ボックスとから構成され、 上記球流路又は第1シールド手段の背面側に配設された
    配線の背面側に上記基板ボックスが配設されると共に、
    上記基板ボックスの遊技機正面側の表面部に、或いは上
    記基板ボックスの遊技機正面側と上記制御基板との間
    に、電磁波を遮断する第2シールド手段を設けたことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 上記球流路は、上記遊技盤に送り込まれ
    た後に入賞口に入賞或いはアウト口から回収された遊技
    球が通過する回収樋、または、上記球排出装置から遊技
    機前面側に設けられた排出皿まで遊技球を導く排出樋で
    あることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の遊
    技機。
  10. 【請求項10】 上記制御基板は、上記遊技盤に配設さ
    れた電気的遊技装置を制御する遊技制御基板、または、
    上記球排出装置を制御する排出制御基板であることを特
    徴とする請求項1〜9の何れかに記載の遊技機。
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