JP2003190494A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003190494A
JP2003190494A JP2001394584A JP2001394584A JP2003190494A JP 2003190494 A JP2003190494 A JP 2003190494A JP 2001394584 A JP2001394584 A JP 2001394584A JP 2001394584 A JP2001394584 A JP 2001394584A JP 2003190494 A JP2003190494 A JP 2003190494A
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JP2001394584A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Masahito Tani
雅人 谷
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニット化された可変表示器の取り付け及び
取り外しの作業性を向上することで、可変表示器のリサ
イクル性を向上し得る遊技機を提供する。 【構成】 表示器取付部材50は、LCD表示器33の
着脱が可能な開口部52を有して遊技盤の裏面側に取り
付けられる取付基体51と、開口部52の少なくとも一
部分を閉塞する閉塞部材60と、を備え、LCD表示器
33は、開口部52から装着された後に該開口部52を
閉塞部材60によって閉塞することで、表示器取付部材
50内に収容保持される。これにより、開口部52を閉
塞部材60で閉塞するだけでLCD表示器33を表示器
取付部材50内に収容保持することができるので、LC
D表示器33の取り付け及び取り外しの作業性を向上す
ることができ、ひいてはLCD表示器33のリサイクル
性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類の画像を
表示する液晶パネル、該液晶パネルを照射する光源、及
び前記液晶パネルを表示駆動制御するドライバ基板を有
する可変表示装置と、該可変表示装置を遊技盤に取り付
ける表示装置取付部材と、を備えた遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機としての弾球遊技機には、
液晶パネルの画像表示によって図柄の可変表示を行う液
晶表示装置(可変表示装置)を備えたものが提案されて
いる。このような液晶表示装置は、液晶パネル、光源、
及びドライバ基板がユニット化して構成され、液晶表示
装置の表示動作を制御する表示制御基板と共に箱形状の
表示装置取付部材に取り付けられて遊技盤の裏面側に取
り付けられるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ユニット化された液晶表示装置は、表示装置取付部材に
対してビス等の固着手段によって固着して取り付けられ
るようになっていた。このため、液晶表示装置をリサイ
クルする場合、液晶表示装置の取り外し及び取り付けに
対して作業工数がかかってしまい、コストや作業時間が
かかるという問題を有していた。本発明は、上記した事
情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、ユ
ニット化された可変表示装置(液晶表示装置)の取り付
け及び取り外しの作業性を向上することで、可変表示装
置のリサイクル性を向上し得る遊技機を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、複数種類の画像を表示
する液晶パネル、該液晶パネルを照射する光源、及び前
記液晶パネルを表示駆動制御するドライバ基板を有する
可変表示装置と、該可変表示装置を遊技盤に取り付ける
表示装置取付部材と、を備えた遊技機において、前記表
示装置取付部材は、前記可変表示装置の着脱が可能な開
口部を有して前記遊技盤の裏面側に取り付けられる取付
基体と、前記開口部の少なくとも一部分を閉塞する閉塞
部材と、を備え、前記可変表示装置は、前記取付基体の
開口部から装着された後に該開口部を前記閉塞部材によ
って閉塞することで、前記表示装置取付部材内に収容保
持されることを特徴とする。このように構成することに
より、開口部を閉塞部材で閉塞するだけで可変表示装置
を表示装置取付部材内に収容保持することができるの
で、可変表示装置の取り付け及び取り外しの作業性を向
上することができ、ひいては可変表示装置のリサイクル
性を向上することができる。
【0005】また、請求項2の発明においては、前記取
付基体及び前記閉塞部材のうち少なくともいずれか一方
には、前記表示装置取付部材内における前記可変表示装
置の保持位置を位置決めするための位置決め部が設けら
れ、該位置決め部は、前記表示装置取付部材内で所定間
隔を置いて複数設けられることを特徴とする。このよう
に構成することにより、表示装置取付部材内での可変表
示装置の収容保持を確実に行わせることができると共
に、位置決め部が所定間隔を置いて設けられているの
で、可変表示装置から発生する熱を放熱することができ
る。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記位
置決め部のうち少なくとも一部分は、弾性変形により前
記可変表示装置を押圧する押圧部として形成されること
を特徴とする。このように構成することにより、押圧部
の弾性変形によって位置決め部分の精度誤差を吸収する
ことができ、ひいては可変表示装置及び表示装置取付部
材に高い部品精度を求めることなく、表示装置取付部材
内での可変表示装置の収容保持を確実に行わせることが
できる。
【0007】また、請求項4の発明においては、前記可
変表示装置を保護する保護板を備え、該保護板は、前記
取付基体と前記可変表示装置との間で挟持固定されるこ
とを特徴とする。このように構成することにより、可変
表示装置の保護板を容易に取り付けることができる。
【0008】また、請求項5の発明においては、前記可
変表示装置は、前記液晶パネル、前記光源、及び前記ド
ライバ基板をユニット化して収容するユニットケースを
備え、該ユニットケースには、前記液晶パネルの裏面側
に前記光源を差し入れるための差入口が設けられること
を特徴とする。このように構成することにより、取り換
え頻度の高い光源の取り付け及び取り外しの作業性を向
上することができる。
【0009】また、請求項6の発明においては、前記取
付基体及び前記閉塞部材のうち少なくともいずれか一方
には、前記表示装置取付部材内の熱を外部に放出するた
めの放熱孔が設けられることを特徴とする。このように
構成することにより、表示装置取付部材内で発生する可
変表示装置の熱を外部に放出することができ、ひいては
可変表示装置の熱による悪影響を回避することができ
る。
【0010】また、請求項7の発明においては、遊技の
進行を制御する遊技制御基板と、前記遊技制御基板から
の制御信号に基づいて前記ドライバ基板に制御信号を送
信し、少なくとも前記可変表示装置の表示内容を制御す
る表示制御基板と、を備え、前記表示制御基板は、前記
閉塞部材の閉塞に干渉しない位置に取り付けられること
を特徴とする。このように構成することにより、可変表
示装置と表示制御基板との接続距離を近付けることがで
きるので、外部からのノイズ等の影響を受け難くするこ
とができ、然も表示制御基板を取り付ける部品を別途設
ける必要がないので、コスト低減と部品点数の削減を招
来することができる。また、この構成によれば、表示制
御基板を取り付けた状態であっても、表示装置取付部材
に対する可変表示装置の取り付け及び取り外しの作業性
を低減させることがない。
【0011】また、請求項8の発明においては、前記取
付基体及び前記閉塞部材のうち少なくともいずれか一方
には、前記可変表示装置と前記表示制御基板とをコネク
タ接続する配線を挿通するための配線開口を設けたこと
を特徴とする。このように構成することにより、可変表
示装置を表示装置取付部材内に収容した状態、言い換え
れば取付基体の開口部を閉塞部材によって閉塞した状態
で可変表示装置を表示制御基板に接続することができ
る。このため、表示制御基板を取り換えるような場合で
も、可変表示装置を表示装置取付部材から取り出す必要
がなく、可変表示装置と表示制御基板との電気的な接続
作業性を向上することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形
態に係る遊技機としての弾球遊技機の遊技盤1の構成に
ついて説明する。図1は、遊技盤1を示す正面図であ
る。図1において、遊技盤1の表面には、発射された打
玉を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植設さ
れ、該誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を構
成している。遊技領域3のほぼ中央には、画像表示部3
8での特別図柄の可変表示(以下、変動ともいう)を可
能にする特別可変表示装置30が配置されている。特別
可変表示装置30の詳細な構成については後に詳述す
る。
【0013】特別可変表示装置30の下方には、特別図
柄の変動を許容する始動機能を有する普通可変入賞球装
置5が配置されている。普通可変入賞球装置5は、ソレ
ノイド6によって垂直(通常入賞口)位置と傾動(拡大
入賞口)位置との間で可動制御される一対の可動翼片7
a,7bを備え、いわゆるチューリップ型役物として構
成され、その普通可変入賞球装置5には入賞した打玉を
検出する始動玉検出器8が設けられている。なお、可動
翼片7a,7bが垂直(通常入賞口)位置のときも普通
可変入賞球装置5に入賞可能になっている。また、普通
可変入賞球装置5への入賞に基づく特別図柄の変動は、
変動中を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶
され、その旨が後述の特別図柄記憶表示LED36によ
って表示されるようになっている。
【0014】また、遊技領域3の下方部位には、ソレノ
イド10によって入賞領域を開閉制御する開閉板11を
備えた特別可変入賞球装置9が配置されている。特別可
変入賞球装置9の入賞領域内には、打玉の検出(V入賞
検出)に伴って特定遊技状態の継続権を成立させる特定
玉検出器12と、入賞玉数を検出するために入賞個数検
出器13と、が設けられている。特定玉検出器12の上
方には、一旦V入賞検出があると次に開閉板11を開放
するまでは打玉が特定玉検出器12を通過しないように
するVシャッター(図示しない)が設けられている。こ
のVシャッターは、ソレノイド14によって開閉駆動が
行われる。また、特別可変入賞球装置9には、入賞玉検
出器15a,15bを内蔵する通常入賞口16a,16
bや開閉板11が開放していることを表示するアタッカ
ーランプ17や継続権が成立していることを表示する飾
りランプ、及び特定遊技状態である旨を報知する飾りラ
ンプや飾りLED20が設けられている。
【0015】しかして、上記のように構成される特別可
変入賞球装置9は、以下のように作動する。即ち、打玉
が普通可変入賞球装置5に入賞して始動玉検出器8をO
Nさせると、特別可変表示装置30が変動を開始し、一
定時間が経過すると、例えば左・右・中の順で特別図柄
が確定され、その確定された図柄の組み合せが所定の大
当り組合せ(同一図柄のゾロ目)となったときに特定遊
技状態となる。この特定遊技状態においては、特別可変
入賞球装置9の開閉板11が所定期間(例えば、29
秒)あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発
生するまで開放するように設定され、その開放している
間遊技盤1の表面を落下する打玉を受け止めるようにな
っている。そして、受け止められた打玉が特定玉検出器
12をON(V入賞)すると、再度上記した開放サイク
ル(遊技ラウンド)を繰り返し、V入賞する毎に継続権
が成立して開放サイクルを最高16回(ラウンドR1〜
R16)繰り返すことができるようになっている。
【0016】また、特別可変表示装置30の左側方に
は、通過口18が配置されており、該通過口18には、
通過する打玉を検出する通過玉検出器19が設けられて
いる。該通過玉検出器19は、通過玉を検出すると後述
する普通図柄表示器34に表示される普通図柄の変動を
許容するようになっている。なお、普通図柄表示器34
は、普通図柄が当り図柄となったときに、普通可変入賞
球装置5の可動翼片7a,7bを所定時間が経過するま
で開放制御するものである。また、普通図柄の変動は、
変動中を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶
され、その旨が後述する普通図柄記憶表示LED35に
よって表示されるようになっており、その変動時間は、
予め定めた制御条件の決定に伴う時間短縮時に通常時に
比べて短縮されるようになっている。この普通図柄の時
間短縮は、遊技者にとって有利な制御となる。具体的
に、通常時では、普通図柄の変動時間が長いため、普通
図柄の始動記憶が満タンになった状態で、それ以後の通
過検出がほとんど記憶されずに無効となる。一方、時間
短縮時では、通過検出後に普通図柄が変動して即停止す
るので、通過検出が無効になることがない。
【0017】また、遊技領域3を含む遊技盤1の表面に
は、上記した構成以外にも、入賞玉検出器22a及び袖
ランプ22bを内蔵した入賞口22、サイドランプ23
aを内蔵したサイドランプ飾り23、アウト口24、バ
ック玉防止部材25等が設けられている。また、弾球遊
技機には、特定遊技状態時あるいは変動時に点灯又は点
滅してその旨を報知する図示しない遊技効果ランプ及び
遊技効果LEDが設けられると共に、効果音を発生する
左右一対のスピーカ26a,26b(図9に符号のみ記
載)が設けられている。
【0018】次に、特別可変表示装置30の構成につい
て説明する。特別可変表示装置30は、遊技盤1の表面
に取り付けられる表示部飾り部材31を備え、該表示部
飾り部材31には、横長形状の窓枠部32が開設されて
いる。そして、この窓枠部32の後方には、左・中・右
の各特別図柄を可変表示し得る画像表示部38を有する
LCD表示器33が臨設されている。また、窓枠部32
の上方には、左右一対のLEDからなる普通図柄表示器
34、普通図柄記憶表示LED35、及び特別図柄記憶
表示LED36が設けられ、窓枠部32上方の左右二隅
の周辺には、飾りLED37が設けられている。
【0019】一方、遊技盤1の裏面には、図2に示すよ
うに、前記特別可変表示装置30の裏面が突出して設け
られている。この特別可変表示装置30の裏面部分に
は、表示制御基板75が表示制御基板カバー74に被覆
されて取り付けられている。表示制御基板75は、特別
可変表示装置30を構成するLCD表示器33の可変表
示動作を主基板151(図9参照)からの情報信号の種
類に応じて駆動制御するものである。なお、このような
表示制御基板75、表示制御基板カバー74、及びLC
D表示器33は、後で詳述するようにLCDユニット4
0として遊技盤1裏面のカバー体70に取り付けられる
ものである。
【0020】また、上記した特別可変表示装置30裏面
の周囲には、カバー体70が取り付けられ、このカバー
体70に連通するようにその下部に入賞玉誘導カバー体
71が取り付けられている。カバー体70には、その中
央に表示部飾り部材31の裏面が貫通する窓孔(図示し
ない)が形成されると共に、一側後面に盤用電飾中継基
板76及び情報端子基板78が取り付けられている。盤
用電飾中継基板76は、前述したように遊技盤1の遊技
領域3に設けられるスイッチ、ランプ、ソレノイド、L
ED等の電気部品と主基板151又は電飾制御基板80
との接続を中継するものである。情報端子基板78は、
弾球遊技機の営業管理上必要な遊技情報(例えば、特定
遊技状態中である旨を報知する大当り1情報、確率変動
図柄で特定遊技状態となり、その大当り状態中及びその
大当りによる確率変動中である旨を報知する大当り2情
報(大当り中と確率変動中に出力され続ける信号)、確
率変動図柄による大当り状態終了後の確率変動中である
旨を報知する確率変動情報、始動玉検出器をONした打
玉の数を報知する始動口情報、特別可変表示装置の可変
動作回数を報知する図柄確定回数1情報、普通可変表示
装置の可変動作回数を報知する図柄確定回数2情報、及
び普通可変入賞球装置の開閉回数を報知する役物回数情
報)を遊技場に設置される管理コンピュータに出力する
ための外部接続端子を有し、これらの情報が主基板15
1から与えられるようになっている。更に、どの図柄で
大当りしたか、どの図柄で停止したか等の情報を出力す
るようにしてもよい。
【0021】また、入賞玉誘導カバー体71の後面側に
は、中継基板77と、電飾制御基板80及び効果音制御
基板82を収容する制御基板ボックス79と、が取り付
けられている。電飾制御基板80は、遊技盤1の遊技領
域3(必ずしも遊技領域3の内部に設けられなくてもよ
く、遊技盤1に設けられていればよい)に設けられる飾
りランプや飾りLED、及び図示しない前面枠や前面開
閉枠に設けられる飾りランプや飾りLED等を主基板1
51からの情報信号に応じて一括して駆動制御するもの
である。また、効果音制御基板82は、スピーカ26
a,26bを駆動制御するものであり、主基板151か
らの情報信号に応じて遊技内容に対応した効果音を発生
させるものである。また、効果音制御基板82には、音
量を切り替える音切替スイッチ83(図9参照)が設け
られている。
【0022】次に、本実施形態の要部をなすLCDユニ
ット40の構成について図3乃至図8を参照して説明す
る。LCDユニット40は、図3及び図4に示すよう
に、LCD表示器33、保護板46、表示器取付部材5
0、表示制御基板カバー74、及び表示制御基板75か
ら構成されている。LCD表示器33は、図5に示すよ
うに、前記画像表示部38を構成する液晶表示板41
と、該液晶表示板41の裏面側に光を投射するためのバ
ックライト42と、液晶表示板41を駆動するためのド
ライバ回路基板43と、が前後に組み付けられた各収容
ケース44,45内に収容されてユニット化して構成さ
れている。収容ケース44,45は、それぞれ導電性を
有する金属板から形成されており、前側の収容ケース4
4の前面には、液晶表示板41(画像表示部38)を外
部に露出する長方形状の窓開口47が形成されている。
また、収容ケース44,45の長手方向一端(一側端
部)には、図6に示すように、バックライト42とドラ
イバ回路基板43を前後に重畳した状態で側方から収容
ケース44,45内に差し入れるための差入口48が形
成されている。これにより、バックライト42とドライ
バ回路基板43は、個々に差入口48を通して収容ケー
ス44,45に着脱可能に設けられている。
【0023】また、バックライト42とドライバ回路基
板43には、それぞれ相互間で電気的な接続を行うため
の接続用コネクタ42a,43aが設けられており、該
接続用コネクタ42a,43aは、バックライト42と
ドライバ回路基板43を差入口48から収容ケース4
4,45内に差し入れた状態で収容ケース44,45の
外側に出た状態となる。言い換えれば、収容ケース4
4,45内にバックライト42とドライバ回路基板43
を装着した状態で、接続用コネクタ42a,43a(バ
ックライト42及びドライバ回路基板43)間の電気的
な接続が可能になっている。また、ドライバ回路基板4
3には、表示制御基板75との電気的な接続を行うため
の接続用コネクタ49が設けられている(図4参照)。
そして、この接続用コネクタ49は、収容ケース45に
穿設される図示しない開口から外部に露出し、表示制御
基板75側の後述する配線コネクタ75aと接続される
ようになっている。
【0024】表示器取付部材50は、LCD表示器33
の着脱が可能な開口部52を有して遊技盤1の裏面側に
取り付けられる取付基体51と、開口部52を閉塞する
閉塞部材60とを備えた箱形状をなし、その内部(取付
基体51と閉塞部材60の間の空間)には、LCD表示
器33と該LCD表示器33の液晶表示板41の前面
(画像表示部38)を保護するための透明な保護板46
とが収容保持されるようになっている。取付基体51
は、保護板46を介してLCD表示器33の画像表示部
38を外部に露出する窓開口53が前面側に形成された
額縁形状をなしている。なお、保護板46は、その外周
部分に形成された段差部46a(図4参照)が窓開口5
3と係合することで取付基体51に対する位置決めが行
われ、この状態からLCD表示器33が表示器取付部材
50内に収容されることで、取付基体51とLCD表示
器33との間で挟持されて取り付け固定されるようにな
っている。取付基体51の前面側の左右両端には、それ
ぞれ外方に突出して取付フランジ部54が形成されてお
り、該取付フランジ部54の上、中、下の3箇所には、
取付基体51(LCDユニット40)を遊技盤1の裏面
側にビス止めするための取付穴55が穿設されている。
取付基体51の内壁側の四隅部分には、閉塞部材60と
表示制御基板カバー74とを一体的にビス56で取り付
けるための取付ボス57が突設されている。また、取付
基体51の内壁部分には、全周に亘って所定間隔を置い
て複数の位置決め突起部58が設けられている。この位
置決め突起部58は、ゴム等の弾性体からなり、その先
端部分(押圧部)が表示器取付部材50(取付基体5
1)内に収容されるLCD表示器33の外周壁を押圧す
ることで(図4参照)、LCD表示器33を取付基体5
1内に位置決めした状態で収容保持するようになってい
る。また、取付基体51の上側及び下側の各壁部には、
図7に示すように、表示器取付部材50内の熱(具体的
には、表示器取付部材50内に収容されるLCD表示器
33の熱)を外部に放出するための放熱孔59が複数穿
設されている。
【0025】閉塞部材60は、取付基体51の開口部5
2をその裏面側から全体的に被覆する長方形の板形状を
なし、その四隅部分には、表示制御基板カバー74と共
に前記取付ボス57にビス56止めされる取付穴61が
穿設されている。閉塞部材60の前面側(取付基体51
と対向する側)には、取付基体51に閉塞部材60を取
り付けた状態で表示器取付部材50(取付基体51)内
に収容されるLCD表示器33の後側壁面と当接する位
置決め凸部67が4箇所に設けられている。この位置決
め凸部67は、前記位置決め突起部58と同様にゴム等
の弾性体からなり、その先端部分(押圧部)がLCD表
示器33の後側壁面を押圧することで(図4参照)、L
CD表示器33を取付基体51内に位置決めした状態で
収容保持するようになっている。一方、閉塞部材60の
後面側には、表示制御基板75を閉塞部材60と一体的
にビス62止めするための取付ボス63が4箇所に突設
されている。これにより、表示制御基板75は、取付ボ
ス63を介して閉塞部材60の後面側、言い換えれば、
取付基体51の開口部52とは反対側の閉塞部材60に
よる開口部52の閉塞に影響しない位置に取り付けられ
るようになっている。
【0026】表示制御基板75は、複数の電気部品が実
装された方形状の基板からなり、実装される電気部品と
しては、普通図柄表示器34及び主基板151との接続
用のコネクタに加えて、表示制御基板75をLCD表示
器33(ドライバ回路基板43)と接続するための配線
コネクタ75aも実装されている。そして、表示制御基
板75は、主基板151からの指令信号に基づいて普通
図柄表示器34及びLCD表示器33(特別図柄表示
器)による図柄表示動作を制御するようになっている。
なお、閉塞部材60には、該閉塞部材60の後面側に取
り付けられる表示制御基板75の配線コネクタ75aを
表示器取付部材50内に収容されるLCD表示器33の
ドライバ回路基板43(接続用コネクタ49)に接続す
るための配線開口64が穿設されている。また、閉塞部
材60には、複数の放熱孔65と、表示制御基板75を
被覆した状態で閉塞部材60の後面側に取り付けられる
表示制御基板カバー74の後述する係合爪74cと係合
する2つの係止穴66と、が穿設されている。
【0027】表示制御基板カバー74は、前面側が開口
した箱形状をなし、その前端側には鍔状フランジ部74
aが形成されている。鍔状フランジ部74aの四隅部分
には、前記閉塞部材60の4つの取付穴61と個々に対
応する取付穴74bが穿設されており、鍔状フランジ部
74aの下端部分には、閉塞部材60の2つの係止穴6
6と個々に対応する係合爪74cが形成されている。表
示制御基板カバー74の上面及び下面には、それぞれ表
示制御基板カバー74によって被覆される表示制御基板
75の熱を外部に放出するための放熱孔74dが多数穿
設され、表示制御基板カバー74の下面には、表示制御
基板75をLCDユニット40外部の普通図柄表示器3
4及び主基板151と接続するための配線(図示しな
い)を挿通する配線開口74eが穿設されている。
【0028】しかして、前記LCD表示器33、保護板
46、表示器取付部材50(取付基体51及び閉塞部材
60)、表示制御基板75、及び表示制御基板カバー7
4を図4に示すように一体的に組み付けることでLCD
ユニット40が構成される。具体的な組み付け方法は、
先ず、開口部52から保護板46とLCD表示器33を
重畳して取付基体51内に収容する。このとき、保護板
46は、段差部46aが取付基体51の窓開口53に係
合されることで、取付基体51に対する位置決めが行わ
れる。また、LCD表示器33は、画像表示部38を保
護板46に対向させた状態で取付基体51内に収容され
るものであるが、この際の取り付けは、図8に示すよう
に、ビス等の固着手段を用いることなく、LCD表示器
33の外周壁部を弾性体の押圧部となる位置決め突起部
58の先端部分が押圧することで、位置決め突起部58
内の空間にLCD表示器33が嵌合して位置決めされた
状態で取り付けられるようになっている。そして、取付
ボス63に表示制御基板75をビス62止めした閉塞部
材60と表示制御基板カバー74をそれぞれの取付穴6
1,74bを介して取付基体51の取付ボス57に一体
的にビス56止めする。また、このとき、閉塞部材60
の弾性体の押圧部となる位置決め凸部67の先端部分
は、LCD表示器33の後側壁面を押圧することで、表
示器取付部材50内でLCD表示器33を位置決めして
収容保持するようになっている。また、表示制御基板7
5は、配線コネクタ75aが閉塞部材60の配線開口6
4を通って表示器取付部材50内のLCD表示器33
(ドライバ回路基板43の接続用コネクタ49)と接続
され、さらにはLCDユニット40外部の普通図柄表示
器34及び主基板151からの配線が配線開口74eを
通って接続されるようになっている。そして、LCDユ
ニット40は、表示器取付部材50(取付基体51)の
取付穴55を介して遊技盤1の裏面側にビス止めされ
る。また、このようなLCDユニット40の取り付け状
態において、表示器取付部材50を遊技盤1から取り外
すことなく、LCD表示器33の着脱が可能になってお
り、LCD表示器33の取り付け及び取り外しの作業性
が向上するようになっている。
【0029】次に、配線接続される回路構成について図
9を参照して説明する。図9に示すように、主基板15
1には、遊技盤1に設けられる各スイッチ12,13,
15a,15b,19,22aからの信号が入力される
と共に始動玉検出器8からの信号も入力され、また、図
示しない機構板に設けられた満タンスイッチ129及び
玉切れスイッチ115からの信号が入力される。更に、
主基板151には、払い出された賞球を検出する賞球カ
ウントスイッチ120からの信号が入力されるものであ
る。
【0030】また、主基板151は、遊技盤1に設けら
れるソレノイド6,10,14を制御すると共に、外部
情報端子78へ遊技情報を出力する。また、主基板15
1は、電飾制御基板80、効果音制御基板82、表示制
御基板75、払出制御基板144と接続され、制御信号
を主基板151から各制御基板80,82,75,14
4への一方向通信によりそれぞれ出力する。電飾制御基
板80は、主基板151から入力される電飾制御信号に
応じて、各種ランプ200〜202,17,22b,2
3a及び各種LED203,20,35〜37を表示駆
動制御し、効果音制御基板82は、主基板151から入
力される効果音制御信号に応じてスピーカ26a,26
bを駆動制御する。また、表示制御基板75は、主基板
151から入力される表示制御信号に応じて特別図柄表
示器(LCD表示器)33、普通図柄表示器34の表示
結果を導出するように制御する。払出制御基板144
は、主基板151から入力される払出制御信号に応じて
玉払出装置116を駆動制御すると共に、発射制御基板
204へ発射制御信号を出力する。また、払出制御基板
144は、カードユニット装置208、球貸スイッチ2
05及び返却スイッチ206を備えた残高表示基板20
7と接続され、貸玉払出の制御を行う。発射制御基板9
0は、払出制御基板144からの発射制御信号に応じて
発射装置87の制御を行う。また、外部情報出力基板1
32は、主基板151、払出制御基板144と接続さ
れ、外部へ遊技情報を出力する。
【0031】なお、上記した実施形態では、取付基体5
1の開口部52を閉塞する閉塞部材60をビス56止め
する構成としているが、これに限定するものではなく、
図10及び図11に示す変形例1,2の構成としてもよ
い。但し、図10及び図11中には、前記表示器取付部
材50と同様の機能を有する構成部については前記実施
形態と同一の符号を付記し、その詳細な説明を省略す
る。先ず、図10に示す変形例1の表示器取付部材90
は、上面部分に開口部92を有する箱形状の取付基体9
1と、開口部92を全体的に閉塞する閉塞部材93と、
から構成されており、閉塞部材93は、その一端部分が
支軸94を中心として回動自在に取付基体91に取り付
けられている。そして、LCD表示器33を開口部92
から取付基体91内に挿入した後、閉塞部材93を支軸
94を中心に回動させて開口部92を閉塞し、この状態
で取付基体91に穿設された取付穴95と閉塞部材93
に穿設された取付穴96とをビス97で共締めすること
で、表示器取付部材90内にLCD表示器33を収容保
持する。
【0032】一方、図11に示す変形例2の表示器取付
部材100は、上面部分に開口部102を有する箱形状
の取付基体101(前記取付基体91と同一の形状)
と、開口部102の左右両端側を個々に部分的に閉塞す
る左右一対の閉塞部材103,104と、から構成され
ており、閉塞部材103,104は、それぞれ一端部分
が支軸105,106を中心として回動自在に取付基体
101に取り付けられている。また、閉塞部材103,
104には、それぞれ前記位置決め突起部58と同様の
機能を有する弾性体からなる位置決め突起部107,1
08と、支軸105,106を中心として閉塞部材10
3,104を回動操作するための操作突起部109,1
10と、が設けられている。そして、LCD表示器33
を開口部102から取付基体101内に挿入した後、各
閉塞部材103,104を支軸105,106を中心に
回動させて開口部102の左右両端側を部分的に閉塞す
る。なお、この状態で閉塞部材103,104に設けら
れる図示しない係合部が取付基体91に設けられる図示
しない係止部と係合することで、閉塞部材103,10
4は、開口部102の左右両端側を部分的に閉塞した状
態を保持する。言い換えれば、表示器取付部材90内に
LCD表示器33を収容保持する。
【0033】以上のように、本実施形態(変形例1,2
を含む)の構成によれば、複数種類の画像を表示する液
晶パネルとしての液晶表示板41、該液晶表示板41を
照射する光源としてのバックライト42、及び前記液晶
表示板41を表示駆動制御するドライバ基板としてのド
ライバ回路基板43を有する可変表示装置としてのLC
D表示器33と、該LCD表示器33を遊技盤1に取り
付ける表示装置取付部材としての表示器取付部材50
と、を備えた遊技機としての弾球遊技機において、前記
表示器取付部材50は、前記LCD表示器33の着脱が
可能な開口部52を有して前記遊技盤1の裏面側に取り
付けられる取付基体51と、前記開口部52の少なくと
も一部分を閉塞する閉塞部材60と、を備え、前記LC
D表示器33は、前記取付基体51の開口部52から装
着された後に該開口部52を前記閉塞部材60によって
閉塞することで、前記表示器取付部材50内に収容保持
されることを特徴とする。このように構成することによ
り、開口部52を閉塞部材60で閉塞するだけでLCD
表示器33を表示器取付部材50内に収容保持すること
ができるので、LCD表示器33の取り付け及び取り外
しの作業性を向上することができ、ひいてはLCD表示
器33のリサイクル性を向上することができる。
【0034】また、前記取付基体51及び前記閉塞部材
60のうち少なくともいずれか一方には、前記表示器取
付部材50内における前記LCD表示器33の保持位置
を位置決めするための位置決め部としての位置決め突起
部58及び位置決め凸部67が設けられ、該位置決め突
起部58及び位置決め凸部67は、前記表示器取付部材
50内で所定間隔を置いて複数設けられることを特徴と
する。このように構成することにより、表示器取付部材
50内でのLCD表示器33の収容保持を確実に行わせ
ることができると共に、位置決め突起部58及び位置決
め凸部67が所定間隔を置いて設けられているので、L
CD表示器33から発生する熱を放熱することができ
る。なお、実施形態中では、位置決め部を取付基体と閉
塞部材にそれぞれ設けた構成としているが、これに限ら
ず、いずれか一方にのみ位置決め部を設けた構成として
もよい。
【0035】また、前記位置決め突起部58及び位置決
め凸部67のうち少なくとも一部分(実施形態中では、
先端部分)は、弾性変形により前記LCD表示器33を
押圧する押圧部として形成されることを特徴とする。こ
のように構成することにより、押圧部の弾性変形によっ
て位置決め部分の精度誤差を吸収することができ、ひい
てはLCD表示器33及び表示器取付部材50に高い部
品精度を求めることなく、表示器取付部材50内でのL
CD表示器33の収容保持を確実に行わせることができ
る。なお、実施形態中では、位置決め部に形成される押
圧部をゴムとしているが、これに限らず、板バネや巻バ
ネ等の弾性体(弾性変形し得る部材)によって押圧部を
形成するようにしてもよい。
【0036】また、前記LCD表示器33を保護する保
護板46を備え、該保護板46は、前記取付基体51と
前記LCD表示器33との間で挟持固定されることを特
徴とする。このように構成することにより、LCD表示
器33の保護板46を容易に取り付けることができる。
【0037】また、前記LCD表示器33は、前記液晶
表示板41、前記バックライト42、及び前記ドライバ
回路基板43をユニット化して収容するユニットケース
としての収容ケース44,45を備え、該収容ケース4
4,45には、前記液晶表示板41の裏面側に前記バッ
クライト42を差し入れるための差入口48が設けられ
ることを特徴とする。このように構成することにより、
取り換え頻度の高いバックライト42の取り付け及び取
り外しの作業性を向上することができる。
【0038】また、前記取付基体51及び前記閉塞部材
60のうち少なくともいずれか一方には、前記表示器取
付部材50内の熱を外部に放出するための放熱孔59,
65が設けられることを特徴とする。このように構成す
ることにより、表示器取付部材50内で発生するLCD
表示器33の熱を外部に放出することができ、ひいては
LCD表示器33の熱による悪影響を回避することがで
きる。なお、実施形態中では、放熱孔を取付基体と閉塞
部材にそれぞれ設けた構成としているが、これに限ら
ず、いずれか一方にのみ放熱孔を設けた構成としてもよ
い。
【0039】また、遊技の進行を制御する遊技制御基板
としての主基板151と、前記主基板151からの制御
信号に基づいて前記ドライバ回路基板43に制御信号を
送信し、少なくとも前記LCD表示器33の表示内容を
制御する表示制御基板75と、を備え、前記表示制御基
板75は、前記閉塞部材60の閉塞に干渉しない位置に
取り付けられることを特徴とする。このように構成する
ことにより、LCD表示器33と表示制御基板75との
接続距離を近付けることができるので、外部からのノイ
ズ等の影響を受け難くすることができ、然も表示制御基
板75を取り付ける部品を別途設ける必要がないので、
コスト低減と部品点数の削減を招来することができる。
また、この構成によれば、表示制御基板75を取り付け
た状態であっても、表示器取付部材50に対するLCD
表示器33の取り付け及び取り外しの作業性を低減させ
ることがない。
【0040】また、前記取付基体51及び前記閉塞部材
60のうち少なくともいずれか一方には、前記LCD表
示器33と前記表示制御基板75とをコネクタ接続する
配線を挿通するための配線開口64を設けたことを特徴
とする。このように構成することにより、LCD表示器
33を表示器取付部材50内に収容した状態、言い換え
れば取付基体51の開口部52を閉塞部材60によって
閉塞した状態でLCD表示器33を表示制御基板75に
接続することができる。このため、表示制御基板75を
取り換えるような場合でも、LCD表示器33を表示器
取付部材50から取り出す必要がなく、LCD表示器3
3と表示制御基板75との電気的な接続作業性を向上す
ることができる。なお、実施形態中では、表示制御基板
75を表示器取付部材50の外側に取り付けることで、
表示制御基板75の取り換え作業性を向上するようにな
っている。また、実施形態中では、配線開口を閉塞部材
に設けた構成としているが、これに限らず、取付基体に
配線開口を設けた構成としてもよい。
【0041】また、上記した実施形態(変形例を含む)
は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で
種々の変更が可能である。例えば、実施形態中では、弾
球遊技機の構成として、始動玉検出器の入賞玉の検出に
伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識
別情報が所定の表示結果となると特定遊技状態が発生し
て可変入賞球装置を開放する弾球遊技機(これを俗に第
1種という)を例示しているが、特にこれに限定するも
のではなく、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変
表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所
定の表示結果となると権利発生状態となり、この状態で
特定領域に打玉が入賞すると特定遊技状態が発生する弾
球遊技機(これを俗に第3種という)であってもよい。
また、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変入賞球
装置を開放し、該可変入賞球装置内の特定領域への打玉
の入賞により特定遊技状態を発生する弾球遊技機(これ
を俗に第2種という)や、スロットマシンあるいはコイ
ンゲーム等であってもよく、液晶表示装置を使用する遊
技機全般に本発明を適用することが可能である。
【0042】また、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1)前記表示制御基板を前記表示装置取付部材の外側
に取り付けたことを特徴とする。このように構成するこ
とにより、表示制御基板の取り換え作業性を向上するこ
とができる。 (2)前記表示装置取付部材を前記遊技盤に取り付けた
状態で、前記表示装置取付部材に対する前記可変表示装
置の着脱を可能にしたことを特徴とする。このように構
成することにより、可変表示装置の取り付け及び取り外
しの作業性を向上することができる。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、複数種類の画像を表示
する液晶パネル、該液晶パネルを照射する光源、及び前
記液晶パネルを表示駆動制御するドライバ基板を有する
可変表示装置と、該可変表示装置を遊技盤に取り付ける
表示装置取付部材と、を備えた遊技機において、前記表
示装置取付部材は、前記可変表示装置の着脱が可能な開
口部を有して前記遊技盤の裏面側に取り付けられる取付
基体と、前記開口部の少なくとも一部分を閉塞する閉塞
部材と、を備え、前記可変表示装置は、前記取付基体の
開口部から装着された後に該開口部を前記閉塞部材によ
って閉塞することで、前記表示装置取付部材内に収容保
持されることを特徴とする。このように構成することに
より、開口部を閉塞部材で閉塞するだけで可変表示装置
を表示装置取付部材内に収容保持することができるの
で、可変表示装置の取り付け及び取り外しの作業性を向
上することができ、ひいては可変表示装置のリサイクル
性を向上することができる。
【0044】また、請求項2の発明においては、前記取
付基体及び前記閉塞部材のうち少なくともいずれか一方
には、前記表示装置取付部材内における前記可変表示装
置の保持位置を位置決めするための位置決め部が設けら
れ、該位置決め部は、前記表示装置取付部材内で所定間
隔を置いて複数設けられることを特徴とする。このよう
に構成することにより、表示装置取付部材内での可変表
示装置の収容保持を確実に行わせることができると共
に、位置決め部が所定間隔を置いて設けられているの
で、可変表示装置から発生する熱を放熱することができ
る。
【0045】また、請求項3の発明においては、前記位
置決め部のうち少なくとも一部分は、弾性変形により前
記可変表示装置を押圧する押圧部として形成されること
を特徴とする。このように構成することにより、押圧部
の弾性変形によって位置決め部分の精度誤差を吸収する
ことができ、ひいては可変表示装置及び表示装置取付部
材に高い部品精度を求めることなく、表示装置取付部材
内での可変表示装置の収容保持を確実に行わせることが
できる。
【0046】また、請求項4の発明においては、前記可
変表示装置を保護する保護板を備え、該保護板は、前記
取付基体と前記可変表示装置との間で挟持固定されるこ
とを特徴とする。このように構成することにより、可変
表示装置の保護板を容易に取り付けることができる。
【0047】また、請求項5の発明においては、前記可
変表示装置は、前記液晶パネル、前記光源、及び前記ド
ライバ基板をユニット化して収容するユニットケースを
備え、該ユニットケースには、前記液晶パネルの裏面側
に前記光源を差し入れるための差入口が設けられること
を特徴とする。このように構成することにより、取り換
え頻度の高い光源の取り付け及び取り外しの作業性を向
上することができる。
【0048】また、請求項6の発明においては、前記取
付基体及び前記閉塞部材のうち少なくともいずれか一方
には、前記表示装置取付部材内の熱を外部に放出するた
めの放熱孔が設けられることを特徴とする。このように
構成することにより、表示装置取付部材内で発生する可
変表示装置の熱を外部に放出することができ、ひいては
可変表示装置の熱による悪影響を回避することができ
る。
【0049】また、請求項7の発明においては、遊技の
進行を制御する遊技制御基板と、前記遊技制御基板から
の制御信号に基づいて前記ドライバ基板に制御信号を送
信し、少なくとも前記可変表示装置の表示内容を制御す
る表示制御基板と、を備え、前記表示制御基板は、前記
閉塞部材の閉塞に干渉しない位置に取り付けられること
を特徴とする。このように構成することにより、可変表
示装置と表示制御基板との接続距離を近付けることがで
きるので、外部からのノイズ等の影響を受け難くするこ
とができ、然も表示制御基板を取り付ける部品を別途設
ける必要がないので、コスト低減と部品点数の削減を招
来することができる。また、この構成によれば、表示制
御基板を取り付けた状態であっても、表示装置取付部材
に対する可変表示装置の取り付け及び取り外しの作業性
を低減させることがない。
【0050】また、請求項8の発明においては、前記取
付基体及び前記閉塞部材のうち少なくともいずれか一方
には、前記可変表示装置と前記表示制御基板とをコネク
タ接続する配線を挿通するための配線開口を設けたこと
を特徴とする。このように構成することにより、可変表
示装置を表示装置取付部材内に収容した状態、言い換え
れば取付基体の開口部を閉塞部材によって閉塞した状態
で可変表示装置を表示制御基板に接続することができ
る。このため、表示制御基板を取り換えるような場合で
も、可変表示装置を表示装置取付部材から取り出す必要
がなく、可変表示装置と表示制御基板との電気的な接続
作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面
図である。
【図2】遊技盤を示す背面図である。
【図3】LCDユニットを示す正面図である。
【図4】図3のA−A線縦断面図である。
【図5】LCDユニットを示す分解斜視図である。
【図6】差入口を通してLCD表示器内に装着されたバ
ックライトとドライバ回路基板を示す側面図である。
【図7】表示器取付部材の取付基体と表示制御基板カバ
ーに穿設された放熱孔を示す上面図である。
【図8】表示器取付部材を構成する取付基体と閉塞部材
を示す正面図である。
【図9】主基板と各種制御基板及び電気部品との関係を
示すブロック図である。
【図10】変形例1の表示器取付部材を構成する取付基
体と閉塞部材を示す正面図である。
【図11】変形例2の表示器取付部材を構成する取付基
体と閉塞部材を示す正面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 33 LCD表示器(可変表示装置) 40 LCDユニット 41 液晶表示板(液晶パネル) 42 バックライト(光源) 43 ドライバ回路基板(ドライバ基板) 44,45 収容ケース(ユニットケース) 46 保護板 48 差入口 50 表示器取付部材(表示装置取付部材) 51 取付基体 52 開口部 58 位置決め突起部(位置決め部) 59 放熱孔 60 閉塞部材 64 配線開口 65 放熱孔 67 位置決め凸部(位置決め部) 74 表示制御基板カバー 75 表示制御基板 151 主基板(遊技制御基板)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の画像を表示する液晶パネル、
    該液晶パネルを照射する光源、及び前記液晶パネルを表
    示駆動制御するドライバ基板を有する可変表示装置と、
    該可変表示装置を遊技盤に取り付ける表示装置取付部材
    と、を備えた遊技機において、 前記表示装置取付部材は、前記可変表示装置の着脱が可
    能な開口部を有して前記遊技盤の裏面側に取り付けられ
    る取付基体と、前記開口部の少なくとも一部分を閉塞す
    る閉塞部材と、を備え、 前記可変表示装置は、前記取付基体の開口部から装着さ
    れた後に該開口部を前記閉塞部材によって閉塞すること
    で、前記表示装置取付部材内に収容保持されることを特
    徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記取付基体及び前記閉塞部材のうち少
    なくともいずれか一方には、前記表示装置取付部材内に
    おける前記可変表示装置の保持位置を位置決めするため
    の位置決め部が設けられ、該位置決め部は、前記表示装
    置取付部材内で所定間隔を置いて複数設けられることを
    特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記位置決め部のうち少なくとも一部分
    は、弾性変形により前記可変表示装置を押圧する押圧部
    として形成されることを特徴とする請求項2記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記可変表示装置を保護する保護板を備
    え、該保護板は、前記取付基体と前記可変表示装置との
    間で挟持固定されることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記可変表示装置は、前記液晶パネル、
    前記光源、及び前記ドライバ基板をユニット化して収容
    するユニットケースを備え、該ユニットケースには、前
    記液晶パネルの裏面側に前記光源を差し入れるための差
    入口が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記取付基体及び前記閉塞部材のうち少
    なくともいずれか一方には、前記表示装置取付部材内の
    熱を外部に放出するための放熱孔が設けられることを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の遊技
    機。
  7. 【請求項7】 遊技の進行を制御する遊技制御基板と、
    前記遊技制御基板からの制御信号に基づいて前記ドライ
    バ基板に制御信号を送信し、少なくとも前記可変表示装
    置の表示内容を制御する表示制御基板と、を備え、前記
    表示制御基板は、前記閉塞部材の閉塞に干渉しない位置
    に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至請求項
    6のいずれかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記取付基体及び前記閉塞部材のうち少
    なくともいずれか一方には、前記可変表示装置と前記表
    示制御基板とをコネクタ接続する配線を挿通するための
    配線開口を設けたことを特徴とする請求項7記載の遊技
    機。
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