JP2015180433A - 遊技情報表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、遊技店の店長が、経営者の思惑に反して自己の目先の成績向上ばかりを優先し、経営割数を高めに設定してしまい、長期的にみて、固定客の客離れを引き起こすという問題があった。
(1) 遊技情報統合システムであって、
前記遊技情報統合システムは、
複数の遊技機ユニットと、
各遊技機ユニットと通信可能に接続されたサーバと
を備え、
前記遊技機ユニットは、
遊技者識別情報の読取が可能であり、読み取った遊技者識別情報を出力する遊技者識別情報読取手段と、
遊技媒体の消費数に関する消費数データを出力する消費数データ出力手段と、
遊技媒体の払出数に関する払出数データを出力する払出数データ出力手段と
を備え、
遊技機ユニットごとに個別に遊技機ユニット識別情報を割り当てられており、
前記サーバは、
前記消費数データ出力手段から出力される消費数データと前記払出数データ出力手段から出力される払出数データとの各々を、データの受信時間に関する受信時間データと遊技者識別情報と遊技機ユニット識別情報とに対応付けて記憶するデータ記憶手段を備える。
(1−1) (1)の遊技情報統合システムであって、
前記データ記憶手段は、さらに、遊技機ユニットの形式に関する形式データを、遊技機ユニット識別情報に対応付けて記憶する。
(1−2) (1)の遊技情報統合システムであって、
前記データ記憶手段は、さらに、遊技機ユニットの機種に関する機種データを、遊技機ユニット識別情報に対応付けて記憶する。
(1−3) (1)の遊技情報統合システムであって、
前記遊技機ユニットは、さらに、
遊技回数に関する遊技回数データを出力する遊技回数データ出力手段
を備え、
前記データ記憶手段は、さらに、前記遊技回数データ出力手段から出力される遊技回数データを、データの受信時間に関する受信時間データと遊技者識別情報と遊技機ユニット識別情報とに対応付けて記憶する。
(1−4) (1)の遊技情報統合システムであって、
前記遊技機ユニットは、さらに、
特賞回数に関する特賞回数データを出力する特賞回数データ出力手段
を備え、
前記データ記憶手段は、さらに、前記特賞回数データ出力手段から出力される特賞回数データを、データの受信時間に関する受信時間データと遊技者識別情報と遊技機ユニット識別情報とに対応付けて記憶する。
(2) (1)の遊技情報統合システムであって、
前記データ記憶手段は、さらに、遊技者識別情報に対応付けて、該遊技者識別情報を割り当てられた遊技者に関する遊技者データを記憶する。
(3) (2)の遊技情報統合システムであって、
前記データ記憶手段は、遊技者識別情報に、該遊技者識別情報が割り当てられた遊技者が複数に区分された客層のいずれに該当するかを示す客層データを対応付けて記憶する。
(4) (3)の遊技情報統合システムであって、
前記複数に区分された客層には、固定客が含まれており、
前記データ記憶手段は、固定客を示す客層データに対応付けられたデータを、他の客層データに対応付けられたデータと区分して記憶する。
(5) (1)〜(4)のいずれか1の遊技情報統合システムであって、
前記遊技機ユニットは、さらに、
遊技媒体の貸出のために使用された金額に関する使用金額データを出力する使用金額データ出力手段
を備え、
前記データ記憶手段は、さらに、前記使用金額データ出力手段から出力される使用金額データを、データの受信時間に関する受信時間データと遊技者識別情報と遊技機ユニット識別情報とに対応付けて記憶する。
前記サーバは、さらに、
前記遊技機ユニットから受信して前記データ記憶手段に記憶したデータの分析を行う分析処理手段と、
安定度の判断基準が設定された比較テーブルと、
前記データの分析の結果を示す分析結果データと前記比較テーブルとに基づいて、所定の基準単位あたりの安定度を判定する安定度判定手段と
を備える。
遊技店にとって、稼働率は高い方が好ましいが、営業割数が高い方がよいとは限らない。営業割数が高すぎると、遊技者は過度に「負け」ていることになり、長期的に見た場合には客離れを起こすからである。すなわち、稼働率を可及的に高めるとともに、営業割数を適正な範囲内に収めることが、固定客の確保及び増加のためには不可欠である。安定度とは、このような観点から定められる指標であり、稼働率が高いほど安定度は高くなり、営業割数が所定の範囲にあれば安定度は高くなる一方、営業割数が該範囲から外れると安定度は低くなる。
(7) (6)の遊技情報統合システムであって、
前記データ記憶手段は、遊技機ユニット識別情報に対応付けて、該識別情報ユニット識別情報が割り当てられた遊技機ユニットが新機種であるか否かを判別するための新機種識別フラグを記憶し、
前記安定度判定手段は、オンにセットされた新機種識別フラグが対応付けられた遊技機ユニット識別情報が割り当てられた遊技機ユニットに関する分析結果データを含まない分析結果データと前記比較テーブルとに基づいて、所定の基準単位当たりの安定度を判定する。
(8) (6)又は(7)の遊技情報統合システムであって、
分析結果データは、割数に関する割数データと、稼働率に関する稼働データとを含み、
前記比較テーブルでは、割数及び稼働率と、数値化された安定度とが対応付けられており、
前記安定度判定手段は、前記割数データ及び前記稼働データと、前記比較テーブルとに基づいて、所定の基準単位当たりの安定度を数値的に判定する。
(9) (6)〜(8)のいずれか1の遊技情報統合システムであって、
前記サーバは、さらに、
前記分析処理手段による分析の結果を示す分析結果データ及び/又は前記安定度判定手段に判定された安定度に基づいて、所定の基準単位あたりの目標割数を算出する目標割数算出手段
を備える。
(10) (5)の遊技情報統合システムであって、
前記サーバは、さらに、
1つの遊技者識別情報に対応付けて前記データ記憶手段に記憶されたデータに基づいて、該遊技者識別情報を割り当てられた遊技者についての所定の基準単位あたりの遊技傾向を示す遊技傾向パラメータを算出する遊技傾向パラメータ算出手段と、
前記遊技傾向パラメータ算出手段により算出された遊技傾向パラメータに基づいて、該遊技者識別情報を割り当てられた遊技者の客層を判別する客層判別手段と
を備える。
(11) (10)の遊技情報統合システムであって、
前記遊技傾向パラメータは、使用金額、遊技時間、遊技頻度及び損失金額の少なくとも1つの統計値又は累積値である。
(12) (10)又は(11)の遊技情報統合システムであって、
前記データ記憶手段は、さらに、遊技者識別情報に対応付けて、該遊技者識別情報を割り当てられた遊技者に関する遊技者データを記憶し、
前記客層判別手段は、前記遊技傾向パラメータ算出手段により算出された遊技傾向パラメータと前記データ記憶手段に記憶された遊技者データとに基づいて、該遊技者識別情報を割り当てられた遊技者の客層を判別する。
(13) (10)〜(12)のいずれか1の遊技情報統合システムであって、
前記サーバは、さらに、
前記遊技機ユニットから受信して前記データ記憶手段に記憶したデータの分析を行う分析処理手段と、
安定度の判断基準が設定された比較テーブルと、
前記データの分析の結果を示す分析結果データと前記比較テーブルとに基づいて、所定の基準単位あたりの安定度を判定する安定度判定手段と、
前記分析処理手段による分析の結果を示す分析結果データ及び/又は前記安定度判定手段に判定された安定度に基づいて、所定の基準単位あたりの目標割数を算出する目標割数算出手段と、
前記客層判別手段による判別結果としての客層データに基づいて算出される、所定の基準単位に対する固定客数が、前記目標割数算出手段により算出された目標割数に基づいて定められる条件を満たさない場合にアラームの報知を行うアラーム報知手段と
を備える。
(14) (13)の遊技情報統合システムであって、
前記データ記憶手段は、遊技機ユニット識別情報に対応付けて、該識別情報ユニット識別情報が割り当てられた遊技機ユニットが新機種であるか否かを判別するための新機種識別フラグを記憶し、
前記安定度判定手段は、オンにセットされた新機種識別フラグが対応付けられた遊技機ユニット識別情報が割り当てられた遊技機ユニットに関する分析結果データを含まない分析結果データと前記比較テーブルとに基づいて、所定の基準単位当たりの安定度を判定する。
(15) (1)〜(5)のいずれか1の遊技情報統合システムであって、
前記データ記憶手段は、遊技機ユニット識別情報に対応付けて、該識別情報ユニット識別情報が割り当てられた遊技機ユニットが新機種であるか否かを判別するための新機種識別フラグを記憶し、
前記サーバは、さらに、
前記遊技機ユニットから受信して前記データ記憶手段に記憶したデータの分析を行う分析処理手段と、
前記データの分析の結果を示す分析結果データに基づいて、分析対象の機種が所定の新機種条件を満たすか否かを判定する新機種条件判定手段と、
前記新機種条件判定手段による判定の結果に基づいて、新機種識別フラグのオン/オフを行う新機種識別フラグ設定手段と
を備える。
(15)の構成によれば、新機種であるかの判定をデータの分析により行うので、導入日からの経過日数によって新機種であるか否かの判定を行う場合に比べて、より実情に即した判定を行うことができる。「客」分析、「営業」分析及び「機械」分析を行うにあたって、新機種の影響を把握する(又は除外する)ためには、その機種が実際に新機種であるか否かを把握することが重要になる。
新機種は、他の機種とは異なり、機械の形式や特性に関わらず、「新台」であるという要素のみで稼働する場合があるので、データの分析を行うときには、新機種の影響を除外することが望ましい。しかし、導入日からの経過日数によって新機種であるか否かの判定を行うと、例えば、新機種としての影響力を依然として有する機種を、新機種から除外して分析を行ったり、新機種としての影響力を既に有さない機種を、新機種として分析に含めたりすると、結局実情に沿わないことになる。しかし、(15)の構成によれば、実情に即した新機種の判定を行うので、より実情に即したデータの分析が可能になる。
なお、本発明は、導入日からの経過日数に基づいた新機種であるか否かの判定を排除するものではない。なぜなら、新機種としての影響力の有無の判断は、機種によって困難な場合があるからである。遊技者の支持が充分に得られなかった新機種は、経過日数の増加に伴う影響力の低下が著しいので、データの分析により比較的容易に新機種であるか否かの判定を行うことができる。しかし、遊技者の支持を獲得した遊技機は、継続して遊技者が遊技を行うので、新機種であるか否かの境界の判別が難しくなる。そのような場合には、導入日からの経過日数に基づいた新機種であるか否かの判定を併用することにより、新機種であるか否かの判別の適正化を図ることができる。
(16) (15)の遊技情報統合システムであって、
前記分析処理手段は、前記遊技機ユニットから受信して前記データ記憶手段に記憶したデータのうち、オンにセットされた新機種識別フラグが対応付けられた遊技機ユニット識別情報が割り当てられた遊技機ユニット識別情報に対応付けられたデータの分析を行い、
前記新機種識別フラグ設定手段は、前記新機種条件判定手段により新機種条件を満たさないと判定された機種の遊技機ユニットに割り当てられた遊技機ユニット識別情報が対応付けられた新機種識別フラグをオフにセットする解除する新機種識別フラグ解除手段と
を備える。
(17) (1)〜(5)のいずれか1の遊技情報統合システムであって、
前記データ記憶手段は、遊技機ユニット識別情報に対応付けて、該識別情報ユニット識別情報が割り当てられた遊技機ユニットが新機種であるか否かを判別するための新機種識別フラグを記憶し、
前記サーバは、さらに、
前記遊技機ユニットから受信して前記データ記憶手段に記憶したデータのうち、オンにセットされた新機種識別フラグが対応付けられた遊技機ユニット識別情報が割り当てられた遊技機ユニット識別情報に対応付けられたデータの分析を行う新機種分析処理手段と、
前記新機種分析処理手段による分析結果としての新機種分析結果データに基づいて、オンにセットされた新機種識別フラグが対応付けられた遊技機ユニット識別情報が割り当てられた遊技機ユニットの設置数が所定の適正条件を満たすか否かを判定する適正条件判定手段と
を備える。
(18) (1)〜(5)のいずれか1の遊技情報統合システムであって、
前記遊技機ユニットは、
シンボルの変動表示が可能なシンボル表示装置を備えた遊技機と、
前記遊技機とは別に、該遊技機より上方に設置される遊技機毎遊技情報表示装置と
を備え、
前記サーバは、
各遊技機ユニット識別情報に対応付けて前記データ記憶手段に記憶されたデータに基づいて、該遊技機で遊技中の遊技者の該遊技機ユニットにおける当時点の遊技媒体の獲得数を算出する獲得数算出手段を備え、
前記遊技機毎遊技情報表示装置は、
前記獲得数算出手段により算出された、各遊技機における当時点の遊技媒体の獲得数に応じた数のドル箱を示すドル箱画像を、該遊技機ユニットの遊技機毎遊技情報表示装置に表示させるドル箱画像表示制御手段を備え、
前記ドル箱画像表示手段は、当時点の遊技媒体の獲得数が予め定められたドル箱1個当たりの遊技媒体の収容数だけ増加するごとに、1つのドル箱画像を追加表示する一方、当時点の遊技媒体の獲得数が前記収容数だけ減少するごとに、1つのドル箱画像を消滅させる。
(19) (18)の遊技情報統合システムであって、
前記遊技機毎遊技情報表示装置は、該遊技機毎遊技情報表示装置を備える遊技機ユニットにおいて遊技が行われているか否かに関わらず、ドル箱画像を表示する。
(20) (18)又は(19)の遊技情報統合システムであって、
前記遊技機毎遊技情報表示装置は、当時点の遊技媒体の獲得数を予め定められたドル箱1個あたりの遊技媒体の収容数で除して端数が存在するとき、該端数に対応するドル箱画像を、他のドル箱画像と異なる態様で表示する。
(21) (18)〜(20)のいずれか1の遊技情報統合システムであって、
前記遊技機毎遊技情報表示装置は、
前記遊技機毎遊技情報表示装置に表示されたドル箱画像の選択の指示を入力可能とし、ドル箱画像の選択の指示が入力されたとき、選択されたドル箱画像を示すドル箱選択データを出力するドル箱選択指示入力手段を備え、
前記遊技機ユニットは、さらに、
遊技媒体の清算結果に関する清算情報を受信したとき、該清算情報を表示又は記憶する清算情報媒体を出力する清算情報媒体出力手段を備え、
前記サーバは、
前記ドル箱選択指示入力手段により出力されたドル箱選択データ及び該ドル箱選択データを送信した遊技機ユニットの遊技機ユニット識別情報に対応付けて前記データ記憶手段に記憶されたデータに基づいて、該ドル箱選択データが示すドル箱画像に応じた数の遊技媒体の清算を行い、該遊技機ユニットに対して清算結果に関する清算情報を出力する清算処理手段を備え、
前記遊技機毎遊技情報表示装置は、前記遊技機ユニットが清算情報を受信したとき、前記ドル箱選択指示入力手段により入力された指示により選択されたドル箱画像を消滅させる。
(22) (1)〜(5)のいずれか1の遊技情報統合システムであって、
前記遊技機ユニットは、
シンボルの変動表示が可能なシンボル表示装置を備えた遊技機と、
前記遊技機とは別に、該遊技機より上方に設置される遊技機毎遊技情報表示装置と
を備え、
前記サーバは、
前記データ記憶手段に記憶されたデータに基づく遊技情報を各遊技機毎遊技情報表示装置に表示させる遊技情報表示制御手段
を備え、
前記遊技情報表示制御手段が前記遊技機毎遊技情報表示装置に表示させる遊技情報は、該遊技機毎遊技情報表示装置を備える遊技機ユニット以外の1台又は複数台の遊技機ユニットに割り当てられた遊技機ユニット識別情報に対応付けて前記データ記憶手段に記憶されたデータに基づく遊技情報を含む。
(23) (18)〜(22)のいずれか1の遊技情報統合システムであって、
前記遊技機毎遊技情報表示装置の表示面積は、前記シンボル表示装置の表示面積と同じ又は前記シンボル表示装置の表示面積より大きい。
(24) (18)〜(23)のいずれか1の遊技情報統合システムであって、
前記複数の遊技機ユニットには、2台以上横並びに配置された遊技機ユニットが含まれており、
横並びに配置された遊技機ユニットの上方には、所定数の遊技機ユニットに跨って作業扉が開閉可能に設けられており、
前記遊技機毎遊技情報表示装置は、前記作業扉以外の部位に支持され、且つ前記作業扉が閉じているときには前記作業扉の前面に位置する一方、前記作業扉を開くときに前記作業扉に干渉しない位置まで回避させることができるように設置されている。
(25) 遊技機とは別に、遊技機の上方に設置される遊技機毎遊技情報表示装置であって、
前記遊技機毎遊技情報表示装置は、
該遊技機毎遊技情報表示装置に通信可能に接続された外部の機器からデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信したデータに基づく画像を画面に表示する表示手段と
を備え、
前記受信手段は、当該遊技機における当時点の遊技媒体の獲得数を示す獲得数データを受信し、
前記表示手段は、前記獲得数データが示す獲得数に応じた数のドル箱を示すドル箱画像を表示し、
前記表示手段は、当時点の遊技媒体の獲得数が予め定められたドル箱1個当たりの遊技媒体の収容数だけ増加するごとに、1つのドル箱画像を追加表示する一方、当時点の遊技媒体の獲得数が収容数だけ減少するごとに、1つのドル箱画像を消滅させる。
(26) (25)の遊技機毎遊技情報表示装置であって、
前記表示手段は、前記遊技機において遊技が行われているか否かに関わらず、ドル箱画像を表示する。
(27) (25)又は(26)に記載の遊技機毎遊技情報表示装置であって、
前記表示手段は、当時点の遊技媒体の獲得数を予め定められたドル箱1個あたりの遊技媒体の収容数で除して端数が存在するとき、該端数に対応するドル箱画像を、他のドル箱画像と異なる態様で表示する。
(28) (25)〜(27)のいずれか1に記載の遊技機毎遊技情報表示装置であって、
前記遊技機毎遊技情報表示装置は、
該遊技機毎遊技情報表示装置に表示されたドル箱画像に対する選択の指示により選択されたドル箱画像に応じた数の遊技媒体の清算を行う清算処理手段と直接的又は間接的に通信可能に接続されており、
前記清算処理手段が清算結果としての清算情報を出力したとき、前記選択の指示により選択されたドル箱画像を消滅させる。
(29) 遊技機とは別に、遊技機の上方に設置される遊技機毎遊技情報表示装置であって、
前記遊技機毎遊技情報表示装置は、
該遊技機毎遊技情報表示装置に通信可能に接続された外部の機器からデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信したデータに基づく画像を画面に表示する表示手段と
を備え、
前記受信手段が受信するデータは、前記遊技機以外の1台又は複数台の遊技機における当時点の遊技の状況に関するデータを含む。
(30) (25)〜(29)のいずれか1の遊技機毎遊技情報表示装置であって、
前記遊技機毎遊技情報表示装置の表示面積は、前記遊技機が備える、シンボルの変動表示が可能なシンボル表示装置の表示面積と同じ又は前記シンボル表示装置の表示面積より大きい。
(31) (25)〜(30)のいずれか1の遊技機毎遊技情報表示装置であって、
前記遊技機の側方には、該遊技機と横並びに1台又は複数台の遊技機が配置され、
横並びに配置された遊技機の上方には、所定数の遊技機に跨って作業扉が開閉可能に設けられており、
前記遊技機毎遊技情報表示装置は、前記作業扉以外の部位に支持され、且つ前記作業扉が閉じているときには前記作業扉の前面に位置する一方、前記作業扉を開くときに前記作業扉に干渉しない位置まで回避させることができるように設置されている。
(32) 遊技機とは別に、遊技機の上方に設置される遊技機毎遊技情報表示装置であって、
前記遊技機毎遊技情報表示装置は、前記作業扉以外の部位に支持され、且つ前記作業扉が閉じているときには前記作業扉の前面に位置する一方、前記作業扉を開くときに前記作業扉に干渉しない位置まで回避させることができるように設置されている。
また、作業扉以外の部位に遊技機毎遊技情報表示装置が支持されているので、遊技機毎遊技情報表示装置の設置に伴って作業扉の重量は増加しない。従って、比較的力の弱い従業員であっても速やかに作業を完了することができる。
(33) (32)の遊技機毎遊技情報表示装置であって、
前記遊技機毎遊技情報表示装置は、
表示画面を前面に有する本体筺体が、該表示画面が前記遊技機の前面側を向くように設置される台座部と、
表面が前記遊技機の前面と平行になるように前記遊技機の上方に設置された遊技島構成部材に取り付けられる取付部材と、
前記取付部材と前記台座部とを連結保持する連結保持部材と
を備え、
前記連結保持部材は、前記遊技島構成部材の表面と平行且つ水平な回動軸を介して、前記取付部材に対して、前記回動軸を軸として前後方向に回動可能に支持されており、
前記台座部は、前記連結保持部材が前後方向に回動することにより、傾斜姿勢から起立姿勢まで変化し得るように構成されている。
(34) (33)の遊技機毎遊技情報表示装置であって、
前記遊技機の側方には、該遊技機と横並びに1台又は複数台の遊技機が配置され、
横並びに配置された遊技機の上方には、所定数の遊技機に跨って作業扉が開閉可能に設けられるとともに、各遊技機の上方には、遊技機毎遊技情報表示装置が設けられており、
横並びに配置された複数の遊技機毎遊技情報表示装置の台座部が同時に傾斜姿勢から起立位置まで変化し得るように構成されている。
(35) (33)又は(34)の遊技機毎遊技情報表示装置であって、
前記遊技機毎遊技情報表示装置は、
前記台座部又は前記本体筺体の背面側に設けられた駆動機構収容部を備え、
前記駆動機構収容部は、
モータと、
前記モータを駆動制御する駆動制御部と、
前記モータに備えられた駆動ギアと、
前記駆動ギアと噛み合うギア部材と、
前記ギア部材に一端が固定され、前記連結保持部材に他端が軸支されるリンク部材と
を備え、
前記リンク部材は、前記駆動制御部による前記モータの駆動によって、前記駆動ギアが回転すると、前記連結保持部材と前記リンク部材の他端との軸支部を中心として上下方向に移動し、
前記連結保持部材は、前記リンク部材の上下方向の移動に伴って、前後方向に回動するように構成されている。
(36) (35)の遊技機毎遊技情報表示装置であって、
前記遊技機毎遊技情報表示装置は、
起立位置まで移動した前記台座部を直接的又は間接的に検出する起立位置センサと、
傾斜位置まで移動した前記台座部を直接的又は間接的に検出する傾斜位置センサと
を備え、
前記駆動制御部は、前記起立位置センサが前記台座部を検出した際に該起立位置センサから出力される起立位置検出信号、又は前記傾斜位置センサが前記台座部を検出した際に該傾斜位置センサから出力される傾斜位置検出信号を受信すると、前記モータの駆動を停止する制御を行う。
さらに、本発明は、上述した課題(III)の解決に関連して、下記(37)、(38)の構成を採用し得る。
(37) 上方向に回動する作業扉と、該作業扉の下方に配置された板部とを備えた遊技島構成部の前記板部に固定取付可能な取付部と、
表示画面を前面に有し、前記取付部の前方に配置される本体部と、
を備え、
前記本体部は、上端が前記取付部の上端よりも上方に位置し、且つ、前記作業扉の前面に位置する第1の状態から、上端が下方に変位し、前記作業扉が回動するときに該作業扉に干渉しない状態である第2の状態へと前記取付部に対して傾斜角度を変更可能であり、
前記本体部の傾斜角度を複数段階で係止可能な係止部を備えることを特徴とする遊技情報表示装置。
(38) 遊技機とは別に、遊技機が設置される遊技島構成部に固定取付可能な取付部と、
表示画面を前面に有し、前記取付部の前方に配置される本体部と、
を備え、
前記本体部は、上端が前記取付部の上端よりも上方に位置する第1の状態から、上端が下方に変位する第2の状態へと前記取付部に対して傾斜角度を変更可能であり、
前記本体部の傾斜角度を複数段階で係止可能な係止部を備えることを特徴とする遊技情報表示装置。
ここで、遊技情報に関する用語について説明する。
「稼働率」(%)は、「(アウト数/(1時間あたりの絶対アウト数×営業時間))×100」により算出される。なお、パチンコ遊技装置における絶対アウト数は例えば83個であり、パチスロ遊技装置における絶対アウト数は例えば33個である。
「セーフ」とは、遊技機が払い出した遊技球又はコインのことをいう。セーフ球は、遊技機が払い出した遊技球のことをいう。
「差玉」は、「アウト数−セーフ数」により算出される。
「出球率」(%)は、「(セーフ数/アウト数)×100」により算出される。
「景品割数」は、「景品金額(円)/売上金額(円)」により算出される。
「機械割数」は、「(売上金額(円)−差玉金額(円))÷売上金額(円)」、又は「(売上玉−差玉)÷売上玉」により算出される。
「誤差玉」又は「景品誤差」は、「(売上玉−差玉)−景品玉」により算出される。
「玉単価」は、「台売上÷アウト数」により算出される。
「玉粗利」は、「台粗利÷アウト数」により算出される。
「総売上」は、「台稼働率×台数×日数×玉単価」により算出される。
「台売上」は、「アウト数×玉単価」、又は「総売上÷台数」により算出される。
「粗利」は、「売上金額−景品の仕入金額」、又は「売上金額−(景品金額×原価率)」により算出される。
「台粗利」は、「台売上×利益率」により算出される。
「総粗利」は、「台稼働率×台数×日数×玉粗利」により算出される。
「原価率」は、「貸玉数(100玉あたり)×交換玉数(100円あたり)」により算出される。
「損益分岐割数」は、「交換玉数(100円あたり)÷交換玉数(100円あたり)」又は「1÷原価率」により算出される。
「利益率」は、「粗利÷売上」又は「((損益分岐割数−割数)÷損益分岐割数)×100」により算出される。
「ベース(B)」は、「(通常中セーフ数÷通常中アウト数)×100」により算出される。
「B%」は、「100−ベース」により算出される。
「BY」は、「ベース−スタート×スタート払出個数」により算出される。
「客滞率」は、「(累計Bサ÷売上高)×100%」により算出される。
「TS」は、「累計スタート回数÷特賞回数」により算出される。
「Bサ」は、「100−ベース×BO」により算出される。
「BO」(分)は、「TS÷スタート回数(1分間)、BO(実数)÷100」により算出される。
「TO」は、「TO(実数)÷100=特賞時間(分)」の関係を有する。
「T10」は、「T10(トータル分)÷100個=分(TO)」の関係を有する。
「TY」は、「特賞中セーフ数−特賞中アウト数」により算出される。
「T1Y」は、「大当り中セーフ数−大当り中アウト数(T10)」により算出される 「BA」は、「確変中セーフ数÷確変中アウト数」により算出される。
「BOA」は、「TSA÷スタートA」により算出される。
本発明において、遊技情報は、上述したものに限定されない。遊技機ユニットから出力されるデータを1次的又は複次的に加工して得られるデータは、遊技情報に該当する。本発明に係る遊技情報統合システムは、上記遊技情報の生成及び出力が可能である。
(ア) 複数の遊技機と、遊技機ごとに設けられたサンド装置と、遊技機ごとに設けられた個別計数装置とのそれぞれと通信インタフェースを介して接続されている。そして、各装置から遊技機識別情報に付加されて出玉データ、消費〔消費予定〕遊技媒体(発射玉又は貸し出し玉)データを受信すると、自ら備える時計装置から得た時間データに基づいて店舗営業の何時に受信したデータかが判別可能な形態で記憶装置に格納される。
(ア−1) 割数を求めて、この割数から安定度を求める場合において、遊技機ごとに実質稼動している割数を求めることと、非稼動時間とを求めることを実行する。非稼動時間が長いが割数が大きいということは、同じ割数であってもプレーヤの負けが大きいと評価する。逆に稼働時間から評価しても良い。ある一定の安定度になった場合、アラームを出力し設定などの見直しを要請する。
(イ) 複数の遊技機(遊技機そのものに接続されていなくとも、サンド又は個別計数装置と接続されているだけでもよい場合がある)と、各々の遊技機に接続され又は隣接配置されたICカード読み取りスロットと、ICカードがスロットに挿入されてから抜き取られるまでの間の時間をICカードの識別データと関連付けて記憶する記憶装置と、上記識別データが特定のグループ(固定客かどうか)を判定する判定装置と、特定のグループであると判定された遊技機からの遊技データから、使用金額、遊技時間、来店数、損失額の何れか一つ以上の累積値又は平均値を演算する装置と、演算した結果が所定の閾値を超えた場合にアラームを外部に表示する表示装置とからなる。
(イ−1) 調和バランスを考えるという意味では、アラームを発する前段階で遊技機の割数を変更する指示表示を出力しても良い。つまり、遊技機に大当り確率などの確率調整機能が付加されている場合、その設定を変更して割数を最適なものへと遊技機ごと、或いは、島ごとで変更する。
(イ−2) 機械撤去ということであるので、同じ機種を一挙に撤去する場合も想定される。よって、撤去対象を機種ごとに判定する場合には、上記記憶装置に記憶されるデータは、カードの識別情報だけでなく、機種識別データとも関連付けて記憶しておく必要がある。
(ウ) 複数の遊技機(遊技機そのものに接続されていなくとも、サンド又は個別計数装置と接続されているだけでもよい場合がある)と、遊技機ごとに遊技性能を判定する装置か否かを識別するためのフラグをON/OFFするための設定変更装置と、設定が遊技性能を判定する対象である遊技機からの遊技データを受信し、受信した遊技データを時計データとの関係から比較先データを作成し、この比較先データを比較元データと比較処理を実行し、比較結果に応じて予め容易された複数の出力データパターンから一つの出力データパターンを抽出し出力することを特徴とする。
(ウ−1) ドル箱が満タン数に達したときの表示と、満タンでない場合の表示データとを異ならせる。
(ウ−2) 個別計数装置での計数中は、上記画像を変更する対象となる表示データを点滅処理する。
(ウ−3) タッチパネルで、精算対象のドル箱を指定すると、その出玉のみの精算データが出力され、精算シートのプリントアウト、及び精算のためのメモリカードの出力を行う。
(エ) 遊技機毎遊技情報表示装置は、作業扉以外の部位に支持され、且つ作業扉が閉じているときには作業扉の前面に位置する一方、作業扉を開くときに作業扉に干渉しない位置まで回避させることができるように設置されている場合において、遊技機毎遊技情報表示装置は、作業扉の表面と平行な軸線を軸として回動可能である。
図1は、遊技情報統合システムの概要を示す機能フロー図である。
遊技情報統合システムISは、複数の遊技機ユニット1と、従業員管理サーバ40と、ICカードサーバ50と、ホールコンサーバ60と、会員管理サーバ70と、POSサーバ80と、ナンバーランプディスプレイサーバ90と、複数の遊技機毎遊技情報表示装置91とを備えている。
遊技時間は、遊技機ユニット1から送信されるデータに基づいて、例えば、遊技機ユニット1からのデータの受信を開始した際の時間と、遊技機ユニット1からのデータの受信が終了した際の時間とから生成される。このように、遊技情報統合システムISでは、遊技機ユニット1からホールコンサーバ60に、稼働、すなわち客が遊技台で遊技していることに関するアウト玉数等の情報が出力される。
遊技情報統合システムISにおいては、売上・稼働データ(主に売上データ)は、サンド装置20からの情報に基づいて生成される。図中「サンド」は、主の情報発信元を示している。なお、本発明は、この例に限定されず、例えば、売上データは、個別計数装置30からICカードサーバ50に入力されることとしてもよい。
A3における機械の形式と特性の分析、及びA7における機械の稼働の分析は、遊技店における「機械」分析に相当する。
例えば、予め、機械の形式と特性とに基づいて区分される機械のクラスごとに、固定客の分析結果と新機種の魅力度とが対応付けられたデーブルデータを格納しておく。そして、A3における機械の形式と特性の分析の結果に応じたテーブルを選択し、選択されたテーブルを参照し、固定客の分析結果に対応付けられた新機種の魅力度を抽出する。新機種の魅力度は、段階的評価(例えば、大、中、小等)を示すデータとして格納される。本発明における新機種の魅力の評価と評価結果とはこの例に限定されない。
パチンコ遊技装置10等の遊技機の設計においては、版権に対する高額のライセンス料が必要となる所謂キャラクタものの選別を行うこととしてもよい。新機種のキャラクタものは、特に新機種としての要素が強く、遊技者の遊技傾向もキャラクタ等によって異なるので、キャラクタの有無も新機種の魅力度の判別に用いることが望ましい。
上述したように、A1〜A7では、「客」、「機械」及び「営業」の3要素についての分析が行われる。その過程では、例えば、A1で行われた「営業」分析の結果が、A3における「機械」分析に用いられるというように、各要素の分析結果が他の要素の分析に用いられる。そして、A9においては、A2において分析された営業割数と、A3において生成された特性データと、A7における機械の稼働の分析結果とに基づいて、安定度の分析を行う。遊技情報統合システムISにおいて、安定度は、所定の基準単位についての経営の安定性を数値的に示すものであり、「客」分析、「営業」分析及び「機械」分析の統合的分析の結果得られる営業の指標である。稼働率が高いほど安定度は高くなり、営業割数が所定の範囲にあれば安定度は高くなる一方、営業割数が該範囲から外れると安定度は低くなる。
このように、最適営業割数の判定(ステップB1)と、固定客増加(ステップB2)との組合せにより、固定客と収益との調和バランスを取り(ステップB3)、所定の基準単位における経営の安定化を実現する(ステップB4)。
(遊技情報統合システム)
図2は、本実施形態に係る遊技情報統合システムISの一例を示すネットワーク構成図である。
遊技情報統合システムISは、複数の遊技機ユニット1と、従業員管理サーバ40と、ICカードサーバ50と、ホールコンサーバ60と、会員管理サーバ70と、POSサーバ80と、ナンバーランプディスプレイサーバ90とを備えており、遊技機ユニット1は、各サーバ40〜90に対して信号(データ)の送信を行う。また、各サーバ40〜90は、互いに通信可能である。
ICカードサーバ50は、使用金額に関するデータと、売上額に関するデータとを、受信時間データと遊技者識別情報と遊技機ユニット識別情報とに対応付けて記憶する。
ホールコンサーバ60は、アウト玉数を示すデータ、セーフ玉数を示すデータ、特賞回数を示すデータ及びスタート回数を示すデータを、受信時間データと遊技者識別情報と遊技機ユニット識別情報とに対応付けて記憶する。また、ホールコンサーバ60は、遊技時間を示すデータを、遊技者識別情報と遊技機ユニット識別情報と対応付けて記憶する。
会員管理サーバ70は、各遊技者の会員名、地域、性別、年齢、職業等の遊技者に関するデータを、遊技者識別情報に対応付けて記憶する。また、会員管理サーバ70では、遊技者識別情報ごとに客層データが記憶されている。客層としては、例えば、固定客(マニア)、流動客(回遊客)、初心者(ビギナー)等が設定されている。固定客を示す客層データが対応付けられた遊技者識別情報及び遊技者データは、他の客層データが対応付けられた遊技者識別情報及び遊技者データと区分されて記憶されている。
POSサーバ80は、会員管理サーバ70と通信可能に接続され、景品数に関するデータを遊技者識別情報に対応付けて記憶する。
ナンバーランプディスプレイサーバ90は、ナンバーランプディスプレイとして機能する遊技機毎遊技情報表示装置91に対する表示制御を行う。
図3は、図1に示したパチンコ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。
パチンコ遊技装置10の前面の遊技盤には、スタート検出センサ12S(図示せず)を備える役物装置12が設けられ、遊技盤の中央部分には、表示装置14が設置されている。パチンコ遊技装置10の表示装置14は、シンボルの変動表示が可能なシンボル表示装置に相当する。パチンコ遊技装置10の前面右下には、発射ハンドル13が設けられ、パチンコ遊技装置10の前面の左上及び右上には、スピーカ15が設けられている。
発射ハンドル13は、制御部11に接続され、発射ハンドル13の回動角度を示す角度信号は、所定の信号に変換された後、制御部11に入力される。制御部11には、スタート検出センサ12Sも接続されており、遊技球が役物装置12を通過したときには、スタート検出センサ12Sは、検出信号を出力する。
図5は、図1に示したサンド装置20の内部構成を示すブロック図である。
制御部21には、紙幣読取部25、カード読取部26及びテンキー27Aが接続されている。紙幣読取部25は、紙幣投入口25Aに投入された紙幣を読み取る。カード読取部26は、カード読取部26に挿入されたICカードに記憶された遊技者識別情報を読み取る。また、カード読取部26は、ICカードに記憶されたデータの読み取りに加え、ICカードへのデータの書き込みを行うこととしてもよい。テンキー27Aは、遊技者によって操作され、遊技球の貸出に関する指示の入力を可能とする。カード読取部26は、遊技者識別情報の読取が可能であり、読み取った遊技者識別情報を出力する遊技者識別情報読取手段として機能する。
図6は、図1に示した個別計数装置30の内部構成を示すブロック図である。
制御部31には、計数部32及び操作部33が接続されている。計数部32は、遊技球が流入したときにその遊技球の数を計数する。操作部33は、清算に関する指示や計数された遊技球の再使用に関する指示等の指示の入力を可能とする。
従業員管理サーバ40と、ICカードサーバ50と、ホールコンサーバ60と、会員管理サーバ70と、POSサーバ80と、ナンバーランプディスプレイサーバ90とは、本発明における「サーバ」に相当する。なお、本発明におけるサーバは、図1に示すように複数のノードから構成されていてもよく、単一のノードから構成されていてもよい。
ハードディスク45、55、65、75、85、95は、本発明における「データ記憶手段」として機能する。
従業員管理サーバ40は、制御部42と、ハードディスク45と、通信用I/F47とを備えており、制御部42は、CPU43及びメモリ44を備えている。ハードディスク45は、各種のプログラムやデータを記憶しており、制御部42は、これらのプログラムを読み出して実行し、各種の処理を行う。ハードディスク45は、従業員管理データベース46を記憶する。従業員管理データベース46では、従業員管理者を含む従業員の情報が、携帯端末機41の通信アドレスに対応付けて記憶されている。また、従業員の情報には、役職(例えば、オーナー、本部スタッフ、店長、マネージャ、主任等)のデータが含まれており、役職ごとに、異なる情報アクセス権限が設定されている。従業員管理サーバ40は、遊技情報統合システムISにおける分析又は判定の結果を示すデータを携帯端末機41に送信する。従業員管理サーバ40は、遊技情報統合システムISにおける分析又は判定の結果を示すデータの種別(項目)に基づいて情報の機密性を判別し、情報の機密性と情報アクセス権限との関係において、情報の機密性を上回る情報アクセス権限が設定された従業員管理者の通信アドレスにのみ、分析又は判定の結果を示すデータを送信する。
ICカードサーバ50は、制御部52と、ハードディスク55と、通信用I/F57とを備えており、制御部52は、CPU53及びメモリ54を備えている。ハードディスク55は、各種のプログラムやデータを記憶しており、制御部52は、これらのプログラムを読み出して実行し、各種の処理を行う。ハードディスク55は、売上関連データベース56を記憶する。売上関連データベース56では、例えば、消費金額データ又は売上額データ、受信時間データ、遊技者識別情報、遊技機ユニット識別情報並びに遊技中フラグ等が対応付けられて格納されている。ICカードサーバ50のハードディスク55では、更に、貯玉数に関するデータ、又は会員ポイントに関するデータを遊技者識別情報に対応付けて記憶することとしてもよい。
データ記憶手段は、さらに、使用金額データ出力手段から出力される使用金額データを、データの受信時間に関する受信時間データと遊技者識別情報と遊技機ユニット識別情報とに対応付けて記憶する。
ホールコンサーバ60は、制御部62と、ハードディスク65と、通信用I/F67とを備えており、制御部62は、CPU63及びメモリ64を備えている。ハードディスク65は、各種のプログラムやデータを記憶しており、制御部62は、これらのプログラムを読み出して実行し、各種の処理を行う。
データ記憶手段は、消費数データ出力手段から出力される消費数データと払出数データ出力手段から出力される払出数データとの各々を、データの受信時間に関する受信時間データと遊技者識別情報と遊技機ユニット識別情報とに対応付けて記憶する。
会員管理サーバ70は、制御部72と、ハードディスク75と、通信用I/F77とを備えており、制御部72は、CPU73及びメモリ74を備えている。ハードディスク75は、各種のプログラムやデータを記憶しており、制御部72は、これらのプログラムを読み出して実行し、各種の処理を行う。
データ記憶手段は、さらに、遊技者識別情報に対応付けて、該遊技者識別情報を割り当てられた遊技者に関する遊技者データを記憶する。また、データ記憶手段は、遊技者識別情報に、該遊技者識別情報が割り当てられた遊技者が複数に区分された客層のいずれに該当するかを示す客層データを対応付けて記憶する。
POSサーバ80は、制御部82と、ハードディスク85と、通信用I/F87とを備えており、制御部82は、CPU83及びメモリ84を備えている。ハードディスク85は、各種のプログラムやデータを記憶しており、制御部82は、これらのプログラムを読み出して実行し、各種の処理を行う。ハードディスク85は、POSデータベース85を記憶する。POSデータベース86では、遊技者識別情報に対応付けて、景品に関するデータを記憶する。
ナンバーランプディスプレイサーバ90は、制御部92と、ハードディスク95と、通信用I/F97とを備えており、制御部92は、CPU93及びメモリ94を備えている。ハードディスク95は、各種のプログラムやデータを記憶しており、制御部92は、これらのプログラムを読み出して実行し、各種の処理を行う。ハードディスク95は、表示情報データベース96を記憶する。表示情報データベース96は、遊技機毎遊技情報表示装置91に表示される情報を記憶する。
図13は、図1に示したICカードサーバ50に格納される売上関連データベース56の一例を示す説明図である。
売上関連データベース56では、ICカードサーバ50が遊技機ユニット1から消費金額データ又は売上額データを受信するごとに、消費金額データ又は売上額データを、受信時間を示す受信時間データ、遊技者識別情報及び遊技機ユニット識別情報に関連付けて記憶する。また、遊技中フラグがオフ(×)にセットされた遊技機ユニット1において遊技が開始されたときには、遊技中フラグがオン(○)にセットされる一方、遊技中フラグがオン(○)にセットされた遊技機ユニット1から所定時間にわたってデータの送信がなかったときには、遊技中フラグがオフ(×)にセットされる。なお、ICカードサーバ50が遊技機ユニット1からデータを受信するタイミングは、特に限定されず、例えば、金銭の消費又は売上が生じるごとに逐次受信することにしてもよく、所定の時間ごとにまとめて受信することにしてもよい。
遊技状況データベース66では、例えば、消費数データ、払出数データ、スタート回数データ、特賞回数データ、遊技情報データ等、遊技機ユニット1からのデータを受信するごとに、受信時間を示す受信時間データ、遊技者識別情報及び遊技機ユニット識別情報に関連付けて記憶する。また、遊技中フラグがオフ(×)にセットされた遊技機ユニット1において遊技が開始されたときには、遊技中フラグがオン(○)にセットされる一方、遊技中フラグがオン(○)にセットされた遊技機ユニット1から所定時間にわたってデータの送信がなかったときには、遊技中フラグがオフ(×)にセットされる。遊技中フラグがオフ(×)にセットされた際に遊技時間が算出され、対応付けて記憶される。また、サービスタイム(又はイベント)中の遊技機ユニット1からデータを受信した場合には、サービスタイムフラグがオン(○)にセットされ、サービスタイム(又はイベント)中の遊技機ユニット1へデータを送信した場合には、サービスタイムフラグがオフ(×)にセットされる。更に、遊技状況データベース66では、遊技機ユニット識別情報に対応付けられて、例えば、機種データ、形式データ、島識別情報、新機種フラグ及びサービスタイムフラグ等が格納されている。また、図示していないが、遊技状況データベース66には、機種データと対応付けて市場投入日のデータが記憶されている。
また、遊技状況データベース66では、更に、遊技時間に基づいて、例えば、遊技機ユニット1の累積稼働時間、累積非稼働時間、累積稼働時間と累積非稼働時間との比率等を記憶することとしてもよい。更に、累積稼働時間、累積非稼働時間、又は累積稼働時間と累積非稼働時間との比率に対する遊技機ユニット1の割数の比率を算出する。これにより、非稼働時間に対する割数を算出することができる。
相関関係データベースでは、例えば、遊技機識別情報、大当り偏り及び頻度、特性、所定単位時間当たりの稼働時間率、所定単位時間当たり遊技客数、遊技者1人当たりの平均遊技時間、営業時間、稼働率、安定度及び新機種魅力値等が対応付けられて記憶されている。大当り偏り及び頻度は、1日あたりの大当り回数の平均値及び標準偏差を示している。特性としては、出球の波を段階的評価データ及び出球スランプグラフの動きを示す関数データが格納されている。1日当たりの稼働時間率は、営業時間に対する稼働時間の割合を示している。安定度及び新機種魅力度については後述する。
判定結果データベースでは、機種データ、遊技機ユニット識別情報、目標割数、固定客数、固定客数アラームフラグ、設置比率、適正設置比率、設置比率アラームフラグが対応付けられて記憶される。固定客数及び固定客数アラームフラグは、新機種に設定されない。設置比率、適正設置比率及び設置アラームフラグは、全機種に対して設定されている。本発明において、設置比率、適正設置比率及び設置アラームフラグは、新機種に対してのみ設定されてもよい。
会員管理データベース76では、遊技者識別情報、客層データ、会員名、地域、性別、年齢、職業等の遊技者データが対応付けられて記憶され、更に、遊技者識別情報に対応付けられ、該遊技者識別情報が割り当てられた遊技者の平均使用時間、平均遊技時間、平均来店頻度及び平均損失額等が記憶される。複数に区分された客層には、固定客が含まれている。固定客を示す客層データに対応付けられたデータは、他の客層データに対応付けられたデータと区分して記憶されている。
最初に、制御部11は、遊技球が入賞口に入賞したか否かを判断する(ステップS100)。遊技機が入賞口に入賞したと判断した場合には、遊技球の払出を行う(ステップS101)。
また、パチンコ遊技装置1からホールコンサーバ60へのデータの送信は、所定時間ごとに一括して行うこととしてもよい。
まず、制御部21は、ICカードの読み取りを行うか否かを判断する(ステップS200)。具体的に、カード挿入口26Aに挿入されたICカードを検出した際に、制御部21は、ICカードの読み取りを行うと判断する。ICカードの読み取りを行うと判断した場合、カード読取部26は、遊技者識別情報の読み取りを行う(ステップS201)。制御部は、読み取った遊技者識別情報をICカードサーバ50に送信する。
先ず、制御部31は、計数部32に遊技球が流入したか否かを判断し(ステップS300)、遊技球が流入していると判断した場合、遊技球の計数処理を行う(ステップS301)。このとき、制御部は、計数値を遊技機ユニット識別情報とともにホールコンサーバ60に送信する。計数値は、遊技情報統合システムISにおいて、払出数データとして取り扱われる。
図21は、図1に示したホールコンサーバ60において実行されるベース処理のルーチンを示すフローチャートである。
まず、ホールコンサーバ60の制御部62は、遊技機ユニット1からデータを受信したか否かを判断する(ステップS1)。データを受信したと判断した場合には、制御部62は、データ格納・分析処理を行う(ステップS2)。データ格納・分析処理については、後述する。
まず、ICカードサーバ50の制御部52は、遊技機ユニット1からデータを受信したか否かを判断する(ステップT1)。データを受信したと判断した場合には、制御部52は、データ格納・分析処理を行う(ステップT2)。データ格納・分析処理については、後述する。ステップT1においてデータを受信していないと判断した場合、又はステップT2の処理を実行した場合、本サブルーチンを終了する。
図23は、図21に示したホールコンサーバ60におけるベース処理のステップS2において実行されるデータ格納・分析処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、ホールコンサーバ60の制御部62は、遊技機ユニット1からのデータを、受信時間データと、遊技者識別情報と、遊技機ユニット識別情報とに対応付けて遊技状況データベース66(図14(b)参照)に格納する(ステップS20)。
次に、制御部62は、当該遊技機ユニット1において遊技が開始されたか否かを判断する(ステップS21)。具体的に、サンド装置20に挿入されたICカードから読み取られた遊技者識別情報をサンド装置20から受信した場合に、制御部62は、遊技が開始されたと判断する。なお、本発明における遊技開始の判断は、この例に限定されず、例えば、オフ(×)の遊技中フラグがセットされた遊技機ユニット識別情報が割り当てられた遊技機ユニット1からのデータを受信した場合に、遊技が開始されたと判断することとしてもよい。
ステップS21において遊技が開始されていないと判断した場合、又はステップS22の処理を実行した場合、制御部62は、当該遊技機ユニット1において遊技が終了されたか否かを判断する(ステップS23)。具体的に、ICカードが排出される際にサンド装置20から出力される遊技者識別情報を受信した場合に、制御部62は、遊技が終了したと判断する。なお、オン(○)の遊技中フラグがセットされた遊技機ユニット識別情報1が割り当てられた遊技機ユニット1からのデータを所定時間以上受信していない場合に、遊技が終了したと判断することとしてもよい。
図23に示したデータ格納・分析処理を実行するとき、ホールコンサーバ60の制御部62は、遊技機ユニット1から受信してハードディスク65(データ記憶手段)に記憶したデータの分析を行う分析処理手段として機能する。
まず、ICカードサーバ50の制御部52は、遊技機ユニット1のサンド装置20から受信した使用金額データを、受信時間データ、遊技者識別情報及び遊技機ユニット識別情報に対応付けて売上関連データベース56に記憶する(ステップT20)。
図24に示したデータ格納・分析処理を実行するとき、ICカードサーバ50の制御部52は、遊技機ユニット1から受信してハードディスク55(データ記憶手段)に記憶したデータの分析を行う分析処理手段として機能する。
図25は、図21に示したホールコンサーバ60におけるベース処理のステップS4において実行される相関関係分析処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
なお、ステップS40〜S43の処理については、説明の便宜上、順序を付しているが、本発明において、ステップS40〜S43の処理は、随時、順序を問わずに、実行可能である。
まず、ホールコンサーバ60の制御部62は、新機種分析処理を行う(ステップS40)。
図26は、図25に示した相関関係分析処理におけるステップS40において呼び出されて実行される新機種分析処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
ホールコンサーバ60の制御部62は、遊技状況データベース66に基づいて、各遊技機ユニット1について、当該機種の市場投入日から所定期間が経過したか否かを判断する(ステップS400)。遊技情報統合システムISでは、所定期間が経過するまで一律で新機種と判定される。しかし、この期間は非常に短く設定されており、市場投入日から所定期間が経過した遊技機ユニット1に対しては、全て新機種に該当するか否かの判定が行われる。なお、本発明は、この例に限定されず、例えば、新機種の判定において、市場投入日からの経過期間についての条件を設定しないこととしてもよい。
客層比率に関しては、例えば、回遊客及びビギナが多ければ、新機種としての魅力度が高いこととして、新機種の魅力度を、段階的又は数値的評価により設定することができる。勿論、客層比率による新機種の魅力値の評価基準及び評価方法は、この例に限定されない。
初打ち時期は、例えば、市場投入日又は遊技店導入日から、遊技者が当該パチンコ遊技装置10で初めて遊技を行った日までの期間であり、遊技状況データベース66に格納されたデータから算出可能である。初打ち時期に関しては、例えば、初打ち時期が短いほど、新機種としての魅力度が高いこととして、新機種の魅力度を、段階的又は数値的評価により設定することができる。
ステップS402において、制御部62は、遊技機ユニット1から受信してデータ記憶手段に記憶したデータのうち、オンにセットされた新機種識別フラグが対応付けられた遊技機ユニット識別情報が割り当てられた遊技機ユニット識別情報に対応付けられたデータの分析を行う新機種分析処理手段として機能する。
制御部62は、新機種としての魅力度が、予め定められた所定ランク又は所定値以上である場合、新機種に該当すると判断する一方、所定ランク又は所定値未満である場合、新機種としての魅力が既に失われているので、新機種に該当しないと判断する。ステップS403において、制御部62は、分析結果データに基づいて、分析対象の機種が所定の新機種条件を満たすか否かを判定する新機種条件判定手段として機能する。
このとき、制御部62は、新機種分析処理手段による分析結果としての新機種分析結果データに基づいて、オンにセットされた新機種識別フラグが対応付けられた遊技機ユニット識別情報が割り当てられた遊技機ユニットの設置数が所定の適正条件を満たすか否かを判定する適正条件判定手段として機能する。すなわち、本実施形態における適正条件は、設置比率が、設置台数に対する客数の比率から算出される適正設置台数の比率の範囲に含まれるか否かであるが、本発明における適正条件は、この例に限定されるものではない。
ステップS40の後、制御部62は、客層分析処理を行う(ステップS41)。
図27は、図25に示した相関関係分析処理におけるステップS41において呼び出されて実行される客層分析処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
ステップS410〜S413において算出されたデータは、会員管理サーバ70の会員管理データベース76に格納される。
ステップS410〜S413において、制御部62は、1つの遊技者識別情報に対応付けてデータ記憶手段に記憶されたデータに基づいて、該遊技者識別情報を割り当てられた遊技者についての所定の基準単位あたりの遊技傾向を示す遊技傾向パラメータを算出する遊技傾向パラメータ算出手段として機能する。
なお、数値的又は段階的評価を行う基準として、遊技者データによって異なる基準を用いることとしてもよい。例えば、遊技者が男性であるか女性であるかによって、数値的又は段階的評価の基準を用いることとしてもよい。このとき、遊技傾向パラメータと遊技者データとに基づいて、遊技者識別情報を割り当てられた遊技者の客層を判別する。
制御部62は、得られた客層データを、会員管理サーバ70の会員管理データベース76に格納する(ステップS415)。その後、本サブルーチンを終了する。
図28は、図25に示した相関関係分析処理におけるステップS42において呼び出されて実行される営業分析処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
次に、制御部62は、全時間における営業割数を算出する(ステップS420)。本実施形態に係る遊技情報統合システムISにおいては、サンド装置20における貸出遊技球数をアウト数(消費数)として取り扱っている。従って、営業割数は、((貸出球数−(アウト数−セーフ数))÷貸出球数)×10=(払出数÷消費数)×10により算出される。
その後、制御部62は、サービスタイムにおける営業割数を算出する(ステップS421)。その後、本サブルーチンを終了する。
図29は、図25に示した相関関係分析処理におけるステップS43において呼び出されて実行される機械分析処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
ホールコンサーバ60の制御部62は、特賞発生信号及びその受信時間データに基づいて、大当り偏り(標準偏差)及び頻度(平均値)の分析を行う(ステップS430)。次に、制御部62は、顧客別人気情報の分析を行う(ステップS431)。顧客別人気情報を生成する。新機種は、他の機種とは異なり、機械の形式や特性に関わらず「新台」であるという要素のみで稼働する場合がある。従って、遊技情報統合システムISでは、この新機種の要素については、顧客別人気情報を生成する際に除外される。具体的に、新機種の遊技機ユニットに関するデータは、顧客別人気情報の生成に用いられない。すなわち、顧客別人気情報は、遊技機(遊技機識別情報)ごとに、例えば、平均使用金額、平均遊技時間、平均遊技頻度、店舗側からみた平均利益額等のパラメータの算出を行う。顧客別人気情報は、これらのパラメータの段階的又は数値的評価により設定される。
ステップS40〜S43の処理を実行するとき、ホールコンサーバ60の制御部62は、遊技機ユニット1から受信してハードディスク65(データ記憶手段)に記憶したデータの分析を行う分析処理手段として機能する。
本実施形態に係る遊技情報統合システムISにおいて、安定度の判定は、少なくとも安定度及び営業割数と数値化された安定度とが対応付けられた比較テーブルを用いて行われる。ホールコンサーバ60のハードディスク65には、例えば、機種、形式、遊技店等に応じて、複数の比較テーブルが格納されており、安定度の判定では、判定対象に応じた比較テーブルが用いられる。また、安定度の判定では、予め遊技店側から損益分岐割数の入力を受け入れることにしてもよい。
なお、図30及び図31に示す遊技機用比較テーブルでは、遊技店の損益分岐割数が13.5割に設定されている。
遊技機用比較テーブルでは、稼働率及び営業割数に対応付けて、安定度が設定されている。例えば、稼働率が30%未満であり且つ営業割数が11割以下であれば、客付きが悪く収益も得られていないので、安定度の評価はマイナス(−30)となる。また、稼働率が30%未満であり且つ営業割数が18割以上であれば、収益を得過ぎていて客離れが生じていると想定されるので、安定度の評価はマイナス(−30)となる。
図31の比較テーブルは、遊技店の安定度の評価に用いられるので、稼働率に関わらず、損益分岐割数を下回る営業割数は許容されない。従って、営業割数が13.5未満の場合、安定度の評価はマイナスとなる。また、遊技店全体として、損益分岐割数を遥かに上回る割数での営業は、固定客増加及び確保の点から好ましくない。従って、営業割数が16割以上の場合、安定度の評価はマイナスとなる。
図30及び図31に示すように、安定度の評価は、対象によって異なる。そこで、例えば、遊技店全体の安定度の判定を行い、安定度の評価結果がマイナスであった場合に、遊技機、機種又は形式ごとの安定度の判定を行い、遊技店全体の安定度がマイナスになった原因の調査を行うというように、遊技店及びパチンコ遊技装置10の安定度の評価を併用することも可能である。
図32は、図21に示したホールコンサーバ60におけるベース処理のステップS6において呼び出されて実行される判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
判定処理において、制御部62は、まず、目標営業割数判定処理を行う(ステップS60)。ステップS60の処理は、遊技店、又は各機種若しくは形式のパチンコ遊技装置10(又は各パチンコ遊技装置10)に対して行われる。目標となる営業割数を判定することにより、設定変更を行う際の客観的な指標を提供することができる。例えば、稼働率が高く且つ営業割数が低い機種又は形式のパチンコ遊技装置10は、安定度を高めるために、設定を厳しくして営業割数を高めることができる場合がある。また、稼働率が低く且つ営業割数が高い機種又は形式のパチンコ遊技装置10は、安定度を高めるために、設定を甘くして稼働率を上げることができる場合がある。
このとき、制御部62は、分析の結果を示す分析結果データ及び/又は前記安定度判定手段に判定された安定度に基づいて、所定の基準単位あたりの目標割数を算出する目標割数算出手段として機能する。
図33は、本実施形態に係る遊技機毎遊技情報表示装置91の一例を模式的に示す斜視図であり、図34は、図33に示す遊技機毎遊技情報表示装置91を模式的に示す正面図であり、図35は、図33に示す遊技機毎遊技情報表示装置91を模式的に示す側面図である。
表示画面900の上方には、台番号を表示する台番号表示部909が設けられ、表示画面900の周囲において、台番号表示部909の左右には、ランプ901が設けられている。
また、本体筺体911の前面下側には、複数のボタン902〜908が横並びに配置されている。具体的に、左側から順に、呼び出しボタン902、「進む」ボタン903、決定ボタン904、「戻る」ボタン905、「過去」ボタン906、「履歴」ボタン907及び「グラフ切替」ボタン908が設けられている。また、表示画面900の前面には、タッチパネル924が設けられている。タッチパネル924は、遊技機毎遊技情報表示装置91に表示されたドル箱画像943の選択の指示を入力可能とし、ドル箱画像943の選択の指示が入力されたとき、選択されたドル箱画像943を示すドル箱選択データを出力するドル箱選択指示入力手段として機能する。
本体筺体911の背面側には、駆動モータ(図示せず)が設置されており、駆動モータによって、本体筺体911は、回動軸913を中心として回転し、これにより、表示角度を変更することができる。なお、表示角度の調整は、それぞれの遊技機毎遊技情報表示装置91で個別に行うこととしてもよく、横並びに配置された遊技機毎遊技情報表示装置91ごとに行うこととしてもよい。
データ表示機能としては、例えば、下記(A)〜(C)の機能を挙げることができる。
(A) ホールコンサーバ60等の各サーバ40〜80からナンバーランプディスプレイサーバ90を介して供給される数値データをメモリ922(RAM;図38参照)に記憶する機能、
(B) 複数のボタン902〜908若しくはタッチパネル924を介して入力された指示、又はナンバーランプディスプレイサーバ90からのデータ等の状況に応じて、表示方法又は態様を変化させて表示する機能、並びに、
(C) サンド装置20からの情報(即ち、ICカードサーバ50又はホールコンサーバ60からの情報)により、持ち球(セーフ球)があればドル箱画像943(図36、図37参照)が表示する機能。
(D) パチンコ遊技装置10のドア表示を行う機能、
(E) 呼び出しの表示、及びON/OFF情報をホールコンサーバ60に送信する機能、並びに、
(F) 当りや継続を表示する機能。
待機中には、例えば、持ち球(セーフ球)がある場合、ドル箱画像943を表示し、持ち球がない場合、その他の情報を表示する。
パチンコ遊技装置10の前面ドアが開放されたときには、表示画面900の表示が、ドア開放の表示に遷移し、前面ドアが閉塞したとき、遷移前の状態に戻る。
呼び出しボタン902が操作されたときには、表示画面900の表示が、呼び出しの表示に遷移し、ボタンがオフされたときに、遷移前の状態に戻る。
当り中には、表示画面900の表示が、当り中の表示に遷移し、当り終了により、待機中の状態に戻る。
チャレンジ中には、表示画面900の表示が、継続中の表示に遷移し、継続終了により、待機中の状態に戻る。
複数のボタン902〜908が操作され、本日の履歴又は週間データの表示の選択の指示が入力された際には、指定された情報を表示し、所定期間(例えば、20秒)指示の入力がない場合に、待機中の状態に戻る。
まず、遊技開始時には、持ち球がない状態で待機中の画像を表示する。
その後、確変大当りが発生すると、まず、持ち球がない状態での大当り表示を行い、続いて、持ち球がある状態での大当り表示(図36及び図37)に遷移する。
その後、確変が発生すると、持ち球がある状態でのチャレンジ中の表示を行う。
その後、通常大当りが発生すると、持ち球がある状態での大当り表示を行う。
その後、時短状態が発生すると、持ち球がある状態でのチャレンジ中の表示を行う。
その後、時短状態が終了して一般中に戻ると、持ち球がある状態での待機中の表示を行う。
なお、遊技機毎遊技情報表示装置91の表示における持ち球の有無について、持ち球が所定数(例えば、400個)以上であれば、持ち球がある状態に該当し、所定数未満であれば、持ち球がない状態に該当する。持ち球数が0の場合には、さらに別の画像が表示される。
持ち球がない状態での大当り中又はチャレンジ中には、例えば、持ち球がない状態での待機中の表示画像におけるスランプグラフが大当りの表示又はチャレンジ中の表示に置き換わった画像が表示される。
また、週間データとしては、各日の大当り回数、確変回数、累計スタート回数、最高出玉及びスランプグラフを、過去に遡って、7日分まで表示することができる。
図36に示す表示画面900の中央のドル箱画像表示領域942には、2つのドル箱画像943A、943Bが配置され、その下側には、持ち球数画像944として「1980」が表示されている。また、テロップ画像945として、新機種のパチンコ遊技装置10の情報が配置されている。また、表示画面900の左上には、大当り中の表示領域940が設置され、表示画面900の右上には、継続回数表示領域941が設置されている。
図37に示す表示画面900の中央のドル箱画像表示領域942には、複数のドル箱画像943Mが配置され、その下側には、持ち球数画像944として「180,563」が表示されている。また、テロップ画像945として、新機種のパチンコ遊技装置10の情報が配置されている。また、表示画面900の左上には、大当り中の表示領域940が設置され、表示画面900の右上には、継続回数表示領域941が設置されている。
遊技機毎遊技情報表示装置91は、制御部920を備え、制御部920は、CPU921及びメモリ922を備える。また、制御部920には、タッチパネル924、呼び出しボタン902、「進む」ボタン903、「決定」ボタン904、「戻る」ボタン905、「過去」ボタン906、「履歴」ボタン907及び「グラフ切替」ボタン908が接続されている。
制御部920には、表示画面900、ランプ901、台番号表示部909及び通信用I/F923が接続されている。
「進む」ボタン903は、「決定」ボタン904及び「戻る」ボタン905は、表示データの選択及び決定のためのボタンである。
「過去」ボタン906は、週間データを表示するためのボタンである。
「履歴」ボタン907は、本日の履歴を表示するためのボタンである。
「グラフ切替」ボタン908は、スランプグラフの表示の切り替えの指示のためのボタンである。
ホールコンサーバ60の制御部62は、遊技機ユニット1から、消費数又は払出数の変化に関するデータを受信するごとに、消費数と払出数とに基づいて、獲得数データを生成し、ナンバーランプディスプレイサーバ90の制御部は、その遊技機ユニット1の上方に設けられた遊技機毎遊技情報表示装置91に対して、獲得数データを送信する。ここで、ホールコンサーバ60の制御部62は、獲得数算出手段として機能する。
遊技者のなかには、実質的には固定客であっても、会員情報の登録を望まない遊技者も存在する。そのような遊技者に対して、より多くの遊技情報を入手可能となる利点を提供することにより、固定客(ここでは遊技店の会員)となるインセンティブを付与することができる。
制御部920は、タッチパネル924を介して、ドル箱画像943を選択する指示が入力されたか否かを判断する(ステップS510)。指示が入力されていないと判断した場合、本サブルーチンを終了する。
次に、図41〜図46を用いて、遊技機毎遊技情報表示装置91の支持部910の構造について説明する。
すなわち、リンク部材918の上下方向への往復動により、表示装置の角度が傾斜姿勢から起立姿勢まで可変となる。
1 遊技機ユニット
10 パチンコ遊技装置
20 サンド装置
30 個別計数装置
40 従業員管理サーバ
41 携帯端末機
50 ICカードサーバ
60 ホールコンサーバ
70 会員管理サーバ
80 POSサーバ
90 ナンバーランプディスプレイサーバ
91 遊技機毎遊技情報表示装置(ディスプレイ)
Claims (2)
- 上方向に回動する作業扉と、該作業扉の下方に配置された板部とを備えた遊技島構成部の前記板部に固定取付可能な取付部と、
表示画面を前面に有し、前記取付部の前方に配置される本体部と、
を備え、
前記本体部は、上端が前記取付部の上端よりも上方に位置し、且つ、前記作業扉の前面に位置する第1の状態から、上端が下方に変位し、前記作業扉が回動するときに該作業扉に干渉しない状態である第2の状態へと前記取付部に対して傾斜角度を変更可能であり、
前記本体部の傾斜角度を複数段階で係止可能な係止部を備えることを特徴とする遊技情報表示装置。 - 遊技機とは別に、遊技機が設置される遊技島構成部に固定取付可能な取付部と、
表示画面を前面に有し、前記取付部の前方に配置される本体部と、
を備え、
前記本体部は、上端が前記取付部の上端よりも上方に位置する第1の状態から、上端が下方に変位する第2の状態へと前記取付部に対して傾斜角度を変更可能であり、
前記本体部の傾斜角度を複数段階で係止可能な係止部を備えることを特徴とする遊技情報表示装置。
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