JP2014207931A - 遊技場用システム - Google Patents

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崇矩 金井
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Abstract

【課題】非遊技中であっても遊技意思のある来場者を考慮した、遊技場の真の賑わい状況を把握出来る遊技場用システムを提供する。
【解決手段】入金と残高と持玉とを対応付け、入金(遊技開始条件の成立)してから残高及び持玉の全てを精算(遊技終了条件の成立)するまでの遊技者が遊技意思を持つ真滞留時間を管理するようにした。これにより、非遊技中であっても遊技意思のある来場者を考慮した、遊技場の真の賑わい状況を示す遊技情報を管理し得るようになる。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技場に滞留する遊技者の遊技開始と遊技終了を特定する遊技場用システムに関する。
遊技場では顧客分析するために来場した遊技者の遊技時間を特定したいと考えており、例えば特許文献1ではプリペイドカードを利用して遊技時間を特定する旨が提案されている。
特開2010−119486号公報
さて、遊技場では、例えば漫画や雑誌等の閲覧や、マッサージチェアによるマッサージが受けられるような休憩コーナーを設けたり、有名人を呼んだりする等の副次的なサービスを提供して、遊技していない遊技者を遊技場に留めるよう、或いは来場意欲を高めようとしているが、このサービスの利用者には大きく分けて2種類の利用者がいる。即ち、一旦は遊技を終了したものの、休憩後やイベント後に再度遊技するような遊技意思のある利用者と、遊技を終了し、退場前に一旦休憩する、或いはそもそも上記サービスの利用のみを目的として来場するような遊技意思のない利用者とがいる。
この場合、遊技場は前者の利用者を遊技場に留めたい、或いは来場させたいとして上記サービスを提供しており、この利用者を遊技中の遊技者と同等の評価とし、どの程度の滞在時間、或いは人数になっているかにより、遊技場の真の賑わい状況を把握したいと考えている。
しかしながら、従来はこの点が考慮されず、上記ニーズに応える遊技場用システムが何ら提供されていなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、非遊技中であっても遊技意思のある来場者を考慮した、遊技場の真の賑わい状況を把握出来る遊技場用システムを提供することにある。
本発明の遊技場用システムは、対価となる貨幣を受付ける貨幣受付処理、その受付けた貨幣を対価として遊技機を遊技するために消費する遊技価値を付与する対価付与処理、及び貨幣受付処理により受付けた貨幣が示す貨幣額の内、対価付与処理により対価とした貨幣額を差引いた貨幣額を示す精算対象となる精算情報である残高を特定可能な記録媒体である残高記録媒体を遊技者に対して発行する残高発行処理を行うと共に、遊技機に対応して設けられる価値付与手段と、遊技者が遊技を行うことにより獲得した遊技価値を特定し、その特定した遊技価値を示す精算対象となる精算情報である獲得価値を特定可能な記録媒体である獲得記録媒体を遊技者に対して発行する獲得発行処理を行う獲得価値特定手段と、前記残高記録媒体を受付け、その残高記録媒体により特定される残高に対応する貨幣を遊技者へと返金する精算処理である残高精算処理を行う残高精算手段と、前記獲得記録媒体を受付け、その獲得記録媒体により特定される獲得価値を景品と交換するために行う精算処理である獲得価値精算処理を行う獲得価値精算手段と、前記貨幣受付処理が行われたか否かを監視し、貨幣受付処理が行われた場合に、その貨幣受付処理を行った価値付与手段に対応する遊技機を遊技する遊技者についての遊技開始条件が成立した旨を特定する遊技開始特定手段と、遊技開始条件が成立した遊技者が遊技対象とした遊技機である対象遊技機を特定し、前記貨幣受付処理、及び前記対価付与処理の少なくとも一方を行った価値付与手段に対応する遊技機を少なくとも前記対象遊技機として特定する遊技機特定手段と、前記残高精算処理、及び前記獲得価値精算処理が行われたか否かを監視し、何れか一方の精算処理が行われた場合に、当該精算処理にて処理された記録媒体により他方の精算処理によって精算可能な精算情報が特定可能であるか否か、及び当該精算処理にて処理された記録媒体に対応する記録媒体であって、他方の精算処理により精算可能な精算情報を特定可能な記録媒体があるか否かの少なくとも一方を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果により成立する遊技終了条件が成立したか否かを特定する遊技終了特定手段と、前記対象遊技機を前記判定手段の判定対象となった何れかの精算処理、或いは前記獲得発行処理にて指定する操作、及び当該対象遊技機に対応する価値付与手段により発行された前記残高記録媒体が、前記判定手段の判定対象となった何れかの精算処理にて精算対象となることの少なくとも一方により、当該対象遊技機を遊技した遊技者の遊技開始条件の成立と前記判定手段の判定対象となった何れかの精算処理により成立した遊技終了条件の成立とを対応付ける対応付手段と、前記対応付手段により対応付けられた遊技開始条件の成立から遊技終了条件の成立までの期間を、対象遊技機を遊技した遊技者が遊技を行う意思のあった期間である真滞留期間として特定する期間特定手段と、前記期間特定手段により特定された特定結果により示される遊技情報を管理する管理手段と、を備えたものである(請求項1)。
請求項1記載の遊技場用システムにおいて、
前記価値付与手段は、前記残高記録媒体を受付可能であり、前記遊技機特定手段は、前記対象遊技機に対応する価値付与手段により発行された残高記録媒体を受付けた価値付与手段に対応する遊技機を新たな前記対象遊技機として特定し、前記判定手段は、前記精算処理にて処理された記録媒体に対応する記録媒体であって、他方の精算処理により精算可能な精算情報を特定可能な記録媒体があるか否かを判定する場合に、前記精算処理にて処理された記録媒体に対応する記録媒体を、当該精算処理、或いは当該精算処理にて処理された記録媒体が発行された前記獲得発行処理にて前記対象遊技機を指定する操作により対応付け、前記遊技終了特定手段は、遊技機側から遊技機が稼動状態であるか否かを特定可能な稼動信号を入力することにより遊技機の稼動状態を特定し、前記判定手段による判定結果以外に、前記記録媒体の精算情報が遊技により全て消費された状態で前記対象遊技機が非稼動状態となったことにより前記遊技終了条件が成立した旨を特定するようにしても良い(請求項2)。
請求項1または2記載の遊技場用システムにおいて、
前記遊技開始特定手段は、遊技機側から遊技機が稼動状態であるか否かを特定可能な稼動信号を入力することにより遊技機の稼動状態を特定し、前記貨幣受付処理が行われた場合に、当該貨幣受付処理を行った価値付与手段に対応する遊技機が稼動状態であれば、前記遊技開始条件が成立した旨を特定することを抑制するようにしても良い(請求項3)。
請求項1から3の何れか一項に記載の遊技場用システムにおいて、
遊技機側から出力される遊技機にて消費した遊技価値を示すアウトを特定可能なアウト信号、及び遊技機における入賞に応じて遊技者に付与された遊技価値を示すセーフを特定可能なセーフ信号を入力することにより、前記アウト、及び前記セーフを特定すると共に、前記対価付与処理により遊技者に付与された遊技価値に前記セーフを加算すると共に前記アウトを減算した値を示し、遊技者の理論上の前記獲得価値である理論獲得価値を特定する遊技情報特定手段を備え、前記遊技機特定手段は、前記残高記録媒体の残高発行処理を行った価値付与手段に対応する遊技機を前記対象遊技機として特定可能であり、前記遊技終了特定手段は、前記残高記録媒体が前記残高精算処理にて処理された場合に、その残高記録媒体に対応する前記対象遊技機の前記理論獲得価値が予め設定される基準値に満たない場合に遊技終了条件が成立した旨を特定する一方、基準値に達している場合には、当該残高記録媒体により前記獲得価値を特定可能であるか否か、或いは当該残高記録媒体に対応する前記獲得記録媒体があるか否かに関わらず遊技終了条件が成立した旨を特定せず、当該対象遊技機にて獲得された前記獲得価値が前記獲得価値精算手段による精算対象となった場合に前記終了条件が成立した旨を特定するようにしても良い(請求項4)。
請求項1から4の何れか一項に記載の遊技場用システムにおいて、
前記期間特定手段は、予め設定される遊技場における営業期間、遊技機側から遊技機が稼動状態であるか否かを特定可能な稼動信号を入力することにより遊技機の稼動状態を特定することで特定される、遊技機が稼動状態である期間を示す遊技期間、及び遊技場へと遊技者が入退場したことを検出することで特定される、その入場から退場までの期間を示す滞留期間の少なくとも一方を特定し、前記管理手段は、前記真滞留期間と前記営業期間との比率、前記真滞留期間と前記遊技期間との比率、前記真滞留期間と前記滞留期間との比率、前記真滞留期間と当該真滞留期間から前記遊技期間を除いた時間との比率、前記真滞留期間の特定対象となった真滞留者数と前記遊技期間の特定対象となった遊技者との比率、及び前記真滞留者数と前記滞留期間の特定対象となった滞留者数との比率の内、少なくとも1つを示す真滞留情報を前記期間特定手段により特定された特定結果により示される遊技情報として管理するようにしても良い(請求項5)。
請求項1の発明によれば、遊技者が遊技意思を持つ真滞留期間に関する遊技情報を管理することで、非遊技中であっても遊技意思のある来場者を考慮した、遊技場の真の賑わい状況を示す遊技情報を管理し得るようになる。
請求項2の発明によれば、遊技者が所謂台移動を行った場合や、残高記録媒体と獲得記録媒体とを同一の記録媒体として取り扱えない場合や、遊技者が精算処理を行うことなく遊技を終了した場合であっても、適切に真滞留期間を管理し得るようになる。
請求項3の発明によれば、残高がなくなった場合、全ての遊技者がそこで遊技を終了する訳ではなく、追加して入金する場合がある。この場合、多くは残高を使い切っても遊技機が稼動状態であるうちに追加で入金するが、遊技開始条件を抑制することで新たな遊技者が遊技開始したと判定することを防止出来、より実際の遊技状況に近づいた真滞留期間を特定し得るようになる。
請求項4の発明によれば、所謂各台計数機ではない所謂島端計数機のような獲得価値特定手段が遊技機に対応付けられていない場合、遊技者は出玉、即ち獲得価値を計数することなく所謂箱積みする。そして、遊技者の中にはこの箱積みした出玉にて遊技する目処が立てば残高を精算する。この場合、精算可能な獲得価値や残高を特定出来なくなり、実際には遊技者が遊技を継続しているにも関わらず遊技終了と判定してしまう虞があるが、理論獲得価値により箱積みされた出玉を推定し、その出玉が精算される実際の遊技意思のある真滞留期間の終了まで遊技終了条件が成立した旨を遅延出来るので、より実際の遊技状況に近づいた真滞留期間を特定し得るようになる。
請求項5の発明によれば、営業期間、遊技意思の有無に関わらない滞留期間、実際の遊技稼動時間、または遊技者の休憩時間と真滞留期間との比率、或いは遊技意思の有無に関わらない滞留者、または実際の遊技者と真滞留者との比率を管理し得るようになるので、遊技意思のない遊技者の滞在割合や遊技意思のある状態で休憩等を行っている遊技者の滞在割合等を、より具体的に管理し得るようになる。
本発明の第1実施形態における遊技場用システムの全体構成を示す概略図 遊技者履歴を示す図(その1) 遊技者履歴を示す図(その2) 滞留時間帳票を示す図 機種別台平均帳票を示す図 管理装置の動作を示すフローチャート 本発明の第2実施形態を示す図1相当図 図2相当図 図6相当図
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1から図6を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技機装置2(価値付与手段、獲得価値特定手段に相当)が設置されている。これら遊技機1及び遊技機装置2は、中継装置3及びLAN4を介して管理装置5(遊技開始特定手段、遊技機特定手段、判定手段、遊技終了特定手段、対応付手段、期間特定手段、管理手段に相当)と接続されている。管理装置5は、遊技機側(遊技機1、遊技機装置2等)から送信される遊技信号を受信することにより遊技機1毎の遊技データを管理する。
遊技場にはPOS(景品交換端末)6(獲得価値精算手段に相当)及び残高精算機7(残高精算手段に相当)も設置されており、LAN4を介して管理装置5と接続されている。POS6は、一般カード8(残高記録媒体、獲得記録媒体に相当)に記録された持玉数を図示しないカードリーダ(図示せず)により読取り、当該持玉数に基づいて景品交換処理を実行する。残高精算機7は、一般カード8がカード挿入口9に挿入されると、挿入された一般カード8に記録されている入金残高をカードリーダ(図示せず)により読取り、その読取った入金残高に対応する紙幣や硬貨を返却口10から返却すると共に当該一般カード8を回収する。尚、POS6及び残高精算機7において一般カード8に記録されている入金残高を取扱うときは、管理装置5が一般カード8に対応して予め記憶している発行情報が示す入金残高と照合し、真であると判定したことを条件として入金残高を処理する。また、POS6や残高精算機7は残高等を精算し、残高と持玉の双方がなくなった場合には一般カード8を回収するが、その一部を精算した場合や双方が残存していて一方のみを精算した場合等、少なくともいずれかが残存している場合には一般カード8を返却する。
管理装置5は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード11、モニタ12、図示しないプリンタ等が接続されている。管理装置5は、遊技場内に設置された遊技機1、遊技機装置2等の稼動状況を管理すると共に、遊技機側からの信号に基づいて遊技者毎の遊技価値の大きさ(持玉数)を記憶管理する。
尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置5の管理対象となっている。
図1で示す遊技機1はCR(カードリーダ)パチンコ機であり、盤面13に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル14、上部受皿15、下部受皿16を有すると共に、盤面13に、液晶表示部(役物)17、第1始動口18、第2始動口19、大入賞口20を有し、次のように動作する。尚、第1始動口18は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)、第2始動口19は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。
第1始動口18または第2始動口19への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を液晶表示部17において行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当りとなる。図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
大当り抽選の当選確率(大当り確率)は1/360で、大当りがその後確変状態(確変)となる大当り(確変大当り)となる割合である確変率は(通常状態、確変状態共に)66.6%である。大当りが発生すると15ラウンド(R)分だけ大入賞口20を開放する。尚、1Rの上限入賞数は10個、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数または上限開放時間のいずれかが満たされた場合に1Rを終了する。
確変中は大当り確率が1/31に向上すると共に、第2始動口19への入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当りまで継続する為、大当り後に大当りでも確変でもない状態である通常遊技状態(通常状態)となる大当り(通常大当り)が発生するまで継続し、その後は所定数(例えば100回)の図柄変動を行うまで時短状態となる。
第2始動口19は普図入賞口への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当りとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動時間は通常状態では30秒であり時短状態では3秒となる。また、開放時間は通常状態では0.3秒であり時短状態では5秒となる。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口19の入賞率が高くなる。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打込みや始動口18,19への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
アウト信号(稼動信号に相当)=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号(稼動信号)。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定。尚、遊技機1から出力される信号でも良い。
セーフ信号=遊技機1から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
始動信号=遊技機1から出力される始動入賞により変動(作動)する液晶表示部17におけるスタート(図柄変動、役物作動、単位遊技)を特定可能な信号。図柄変動確定時に出力されるので信号入力に応じて図柄変動を特定する。尚、始動口に入賞したことを示す信号としても良い。
大当り信号=遊技機1から出力される大当り期間を特定可能な信号。大当り中にレベル出力される状態信号なので大当り信号入力中を大当り中として特定する。
特別状態信号=遊技機1から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号。第2始動口19の入賞率が向上する特別状態中(時短中)にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号入力中を特別状態中として特定する。尚、大当り確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であっても良い。また、大当り信号と特別状態信号のいずれも入力していない期間を通常状態として特定する。
遊技機装置2に貨幣を入金すると、その残高が遊技機1と遊技機装置2の双方に表示され、遊技機1の貸出釦(図示せず)を押下(貸出操作)すると貸出1単位(例えば500円分)の貸出玉(対価付与価値)が遊技機1から払出され(貸出処理)、その対価分が残高から引き落とされる。入金可能な貨幣は複数回分の貸出処理の対応分を受付け可能である(例えば1万円まで)。
遊技機装置2は、遊技機1の遊技状態を示す状態表示部21、紙幣が投入される紙幣投入口22、遊技者からの操作入力を受付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当たり確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部23、貯玉を払出すための払出釦24、払出された玉が通過する払出ノズル25、一般カード8が挿入されるカード挿入口26、一般カード8を発行するための発行釦27、遊技機1の下部受皿16の下方に位置する着脱可能な計数受皿28等を備えている。
遊技機装置2は、以下に示す機能を備えている。
(1)紙幣投入口22に投入された紙幣の金額を一般カード8に記録すると共に、投入金額(入金残高)を液晶表示部23に表示する。
(2)遊技機1に設けられた図示しない貸出釦の操作に応じて入金残高の範囲内で単位数分に相当する数の玉(遊技価値に相当)を遊技機1内部の払出機構から払出す(付与する)CR機能(対価付与処理に相当)を備えている。このとき、遊技機1から遊技機装置2に単位数分の125玉を払出したことを示す信号が出力されるので、液晶表示部23に表示されている入金残高から単位数分に相当する単位金額を減額すると共に売上信号を出力する。この売上信号は単位数分の玉の払出し毎に1パルスが出力されるので、1パルスに相当する単位金額を売上額として特定する。
(3)遊技機1の下部受皿16のレバーを操作して下部受皿16を開放すると下部受皿16の獲得玉(獲得価値)が遊技機装置2へと流れるので、その獲得玉を持玉として計数して液晶表示部23に表示する。
(4)払出釦24の操作に応じて計数玉数(持玉数)の範囲内で単位数分ずつ払出す。
(5)発行釦27に対する操作に応じて入金残高、持玉数等の情報をカード挿入口26に挿入されている一般カード8に記録して発行する。一般カード8を発行する場合は、カードIDを含む発行情報を管理装置5へ送信し、管理装置5側にも記憶する。この場合、遊技機装置2における液晶表示部23に対する操作により持玉の一部のみを発行対象とする分割発行も可能である。
(6)一般カード8がカード挿入口26に挿入された場合は、一般カード8に記録されている入金残高、持玉数を読出して液晶表示部23に表示する。
遊技機装置2は所謂各台計数機能付の貸出機であり、受付けた貨幣の内の貸出の対価を減じた残高、及び計数した持玉の内、再プレイにより払戻した持玉を特定可能な一般カード8を発行可能な装置である。よって、遊技者は台移動する際には持玉か残高の少なくとも一方が記録された一般カード8を台移動元の遊技機装置2から発行し、台移動先の遊技機装置2へと受付ける。
一般カード8は持玉をPOS6、残高を残高精算機7にて精算可能で、精算した場合、未精算の残高または持玉があれば遊技者に返却される一方、いずれもなければ回収される。
管理装置5は、記憶しているコンピュータプログラムにしたがって作動し、遊技機1の稼動状況を示す遊技データを表示する遊技情報表示サービスを実行可能となっている。このサービスを実行するために、遊技機1や遊技機装置2等から入出力部に入力される遊技信号に基づいて、遊技機1の稼動状態を特定して遊技機1毎に遊技情報を管理するようになっている。
図6は管理装置5の動作のうち本発明に関連した動作を示すフローチャートである。
管理装置5は遊技機装置2を含む各機器が実行する処理、及び遊技者の遊技状態を特定可能となっている。各機器が実行する特定可能な処理としては、入金(貨幣受付処理に相当)、再入金(貨幣受付処理に相当)、持玉計数、発行(残高発行処理、獲得発行処理に相当)、分割発行、受付、分割受付、持玉精算(獲得価値精算処理に相当)、残高精算(残高精算処理に相当)、残高消費、持玉消費である。また、遊技者の遊技状態を特定可能な処理として、遊技開始条件の成立及び遊技終了条件の成立を特定している。管理装置5は、これらの処理を特定するために、入金有か(S101)、カードを受付けたか(S105)、計数処理有か(S108)、持玉消費し尽くしたか(S109)、残高消費し尽くしたか(S110)、非稼動となったか(S114)、持玉精算か(S115)、残高精算か(S120)を判定し、判定結果に応じて所定のフラグをセットまたはリセットすることで上記した各処理、及び遊技者の遊技状態を特定可能となっている。尚、図6のフローチャートではフラグに影響を与えない発行操作、分割発行操作についての記載は省略した。
(入金、再入金処理、遊技開始条件の成立)
入金、再入金は遊技機装置2で貨幣を受付けることであり、非稼動中(アウト信号等の遊技信号により設定時間(例えば1分)作動する稼動タイマの非作動中)であれば入金を特定し、稼動中(稼動タイマの作動中)であれば再入金を特定する。即ち、遊技者が遊技を開始するために遊技機装置2に入金すると、管理装置5は、入金が有ったと判定し(S101:YES)、残高フラグ1とし(S102)、非稼動中かを判定する(S103)。この場合、非稼動中であることから(S103:YES)、遊技者が遊技を行う意思がある旨を特定可能な遊技開始条件(入金)が成立したとして遊技者ID(台番+連番の計6桁)を振り、遊技者履歴を新規作成してレコードを作成する(S104)。
遊技者履歴は遊技開始条件の成立毎、即ち、新規の遊技者の度に作成される。レコードには処理時刻、処理内容、対応するカードID、及び処理を行った端末ID(遊技機装置2の場合は台番)を記憶する。
図2及び図3は遊技開始条件が成立してから遊技終了条件が成立するまでの遊技者履歴の一例を示している。
図2に示す例では、端末ID=123(123番台)の遊技機装置2への入金により遊技開始条件が成立したことに応じて123001が振られた遊技者履歴が作成され、最初のレコードとして10時に入金を特定したレコードを作成したことを示している。この場合、カードIDは、遊技機装置2がストック部からカードリーダライタに繰出された一般カード8のIDであり、入金残高は一般カード8に記録される。
この様に遊技開始条件は入金により成立するが、遊技中に残高を消費し尽せば(残高がなくなれば)、稼動タイマの作動中に入金するので、この場合、再入金として遊技開始条件は成立しない。同様に遊技する遊技機1を変更する所謂台移動時には移動元にて発行した一般カード8を移動先にて受付けるので、後述する受付でも遊技開始条件は成立しない。
図2に示す例では、10時31分に再入金を特定し、12時40分、15時に受付を特定しているものの、遊技開始条件の成立は特定されていない。
(残高消費処理)
残高消費は遊技機装置2で残高を消費し尽くす貸出処理である。即ち、遊技者が貸出操作により残高を消費し尽くした場合には(S110:YES)、残高フラグを0とする(S111)。このように残高フラグを0としたときは残高消費を特定する。
図2に示す例では、10時30分に残高消費を特定したレコードを作成したことを示している。この場合、持玉が無い状態で残高も0となることから、カードリーダライタに繰出されていたカードID=1234567の一般カード8はストック部に回収される。
(持玉計数処理)
持玉計数は遊技機装置2で遊技価値(持玉)を計数する計数処理である。即ち、遊技者が獲得した遊技媒体を遊技機装置2で計数すると、管理装置5は、遊技機装置2で計数処理が行われたことから(S108:YES)、持玉フラグを1とする(S112)。このように持玉フラグを1としたときは持玉計数を特定する。尚、既に持玉フラグが1であればその状態を維持する。
図2に示す例では、10時40分に持玉計数を特定したレコードを作成したことを示している。この場合、ストック部にストックされていたカードID=1234567の一般カード8がカードリーダライタに繰出され、計数結果が持玉として一般カード8に記録される。
尚、13時50分にも持玉計数が特定されているが、直前の処理がカードID=1234567の一般カード8の受付であり、当該一般カード8がストック部に回収されておらずカードリーダライタに位置したままであることから、当該一般カード8に持玉が記憶されることになる。
(持玉消費処理)
持玉消費は遊技機装置2で持玉を消費し尽くす再プレイ処理である。管理装置5は、遊技者が持玉を再プレイにより消費し尽くした場合は(S109:YES)、持玉フラグを0とする(S113)。このように持玉フラグが0となったときは、持玉消費を特定する。
(発行、分割発行処理)
発行は残高や計数した持玉の全てを発行対象とした一般カード8の発行処理、分割発行は、その一部を発行対象とした発行処理である。即ち、遊技者が持玉及び残高の少なくとも一方が残存した状態で遊技機装置2に対して発行操作(分割発行)を行うと、管理装置5は、発行(分割発行)を特定する。尚、分割発行により発行される分割カードは一般カード8と同一の記録媒体であるが、説明上、いずれの処理で発行されたかを区別するために分割発行された一般カード8を分割カードとして説明している。
図2に示す例では、12時、14時、15時20分に発行を特定したレコードを作成したことを示している。
(受付処理、分割受付処理、遊技開始条件の成立)
受付は発行にて発行された一般カード8の受付処理である。即ち、発行された一般カード8を遊技者が台移動して遊技機装置2に挿入すると、管理装置5は、遊技機装置2がカードを受付けたことから(S105:YES)、分割カードかを判定する(S106)。一般カード8の場合は(S106:NO)、その一般カード8に対応付けられている遊技者履歴を特定して記憶先とする(S107)。つまり、台移動時は受付けたカードIDに対応する遊技者履歴を検索し、該当するカードIDを発行した最新のレコードに対応する遊技者履歴に受付後の処理履歴を記憶していくことで対応するのである。
図2に示す例では、12時40分に端末ID=321、15時に端末ID=249の遊技機装置2にてカードID=1234567の一般カード8をそれぞれ受付けたことから、123001の遊技者履歴に受付を特定したレコードを作成したことを示している。
上述の様にして、遊技機装置2が受付けた一般カード8のカードIDに基づいて遊技者の台移動を追跡することが出来る。
図2に示す例では、遊技者が123番台、321番台、249番台の順に台移動したことを示している。
ここで、遊技開始条件は、持玉の一部を分割するために分割発行された分割カードを受付ける分割受付でも成立する。即ち、分割カードは第3者に手渡すために発行するのが通常であることから、分割カードを受付けた時点で新規の遊技者履歴を作成する。即ち、分割カードを受付けた場合に(S105:YES、S106:YES)、非稼動中であったときは(S103:YES)、遊技者履歴を新規作成し、遊技開始を特定する(S104)。尚、遊技者によっては遊技中に分割カードを使用することがあるから、このような場合は(S103:NO)、遊技開始を特定しない。
(持玉精算処理、遊技終了条件の成立)
持玉精算は一般カード8(分割カードも含む)により特定される持玉を精算する(POS6での景品交換)処理である。即ち、遊技者が一般カード8に記録されている持玉をPOS6にて景品との交換処理(持玉精算)により全ての持玉を景品交換すると、管理装置5は、持玉精算であると特定し(S115:YES)、残高フラグが1かを判定する(S116)。残高フラグが1の場合は(S116:YES)、持玉フラグを0とし(S117)、残高フラグが0の場合は(S116:NO)、遊技終了を特定する(S122)。このように全ての持玉が精算された場合には持玉精算を特定する。
図2に示す例では、16時に持玉精算を特定したレコードを作成したことを示している。この場合、残高が残っていることから、遊技終了を特定することなく遊技者履歴の更新を継続している。
(残高精算処理、遊技終了条件の成立)
残高精算は入金した貨幣価値である残高を精算(残高精算機7にて返金)する処理である。即ち、遊技者が一般カード8に記録されている残高を残高精算機7にて現金との交換処理(残高精算)により全て残金を現金と交換すると、管理装置5は、残高精算であると特定し(S120:YES)、持玉フラグが0かを判定する(S121)。持玉フラグが1の場合は(S121:NO)、残高フラグを0とし(S123)、持玉フラグが0の場合は(S121:YES)、遊技終了を特定する(S122)。このように全ての残高が精算された場合には残高精算を特定する。
図2に示す例では、17時に残高精算を特定したレコードを作成したことを示している。この場合、残高も持玉も0であることから、遊技終了を特定し、遊技者履歴の更新を終了する。
以上の様に、遊技者が遊技を終了する意思がある旨を特定可能な遊技終了条件が成立すると、遊技者履歴の更新を終了する。この遊技終了条件は残高と持玉とが無くなった場合、即ち、遊技により全てを使いきった(消費した)場合、或いはPOS6や残高精算機7にて残高を精算した場合に成立する。尚、残高、持玉の全消費時は非稼動となることで遊技終了条件が成立する。即ち、遊技者が持玉及び残高の両方とも消費し尽くしたために遊技を終了すると、管理装置5は、稼動タイマ等により非稼動を判定し、残高と持玉の双方がないかを判定し、ない場合は、遊技終了条件が成立したと判定して該当する遊技者履歴の作成を終了する。
一方、図3に示す遊技者履歴は分割発行した場合を示している。具体的には、10時30分に一般カード8(カードID=1234568)にて入金(遊技開始)を特定した後、10時50分に一般カード8(カードID=1234568)にて持玉計数したことを特定し、11時に持玉の一部を記録した分割カード(カードID=1234568)を分割発行したことを特定した。その後、11時40分に一般カード8(カードID=1234569)にて持玉計数したことを特定した後、12時に持玉の一部を記録した分割カード(カードID=1234569)を分割発行したことを特定した。その後、12時15分に一般カード8(カードID=1234570)にて持玉計数を特定し、12時30分に一般カード8(カードID=1234570)を発行し、12時32分に一般カード8(カードID=1234570)を2番の残高精算機7にて残高精算したことを特定し、13時30分に一般カード8(カードID=1234570)を遊技機装置2(端末ID=250)にて受付けしたことを特定した後、14時30分に一般カード8(カードID=1234570)にて持玉計数を特定し、その後、15時に一般カード8(カードID=1234570)を発行したことを特定し、16時に一般カード8(カードID=1234570)を1番のPOS6にて精算(遊技終了)を特定したことを示している。
尚、遊技開始条件や遊技終了条件の成立は上述した様にして特定するが、入金された内、稼動中に入金(再入金)された場合は、再入金前に残高と持玉の双方が消費された状態となるものの、上述した通り非稼動とならないことから遊技終了条件は成立しない。
(真滞留時間の特定)
以上のようにして、残高精算機7で全残高(実施形態上は全残高のみ精算可能としたが、一部を精算可能としても良い)が精算され、さらに持玉もなくなっていれば、遊技終了条件が成立するので、遊技者履歴に基づく遊技者単位で遊技開始条件が成立してから遊技終了条件が成立するまでの真滞留時間(真滞留期間に相当)を求めることが出来る。つまり、図2であれば持玉精算と残高精算の内、残高精算の方が遅いため残高精算時まで、即ち、最初の入金時刻(10:00)から残高精算時刻(17:00)までを遊技者123001の滞留時間とし、図3であれば持玉精算の方が遅いので最初の入金時刻(10:30)から持玉精算時刻(16:00)までを遊技者250001の滞留時間とする。
そして、管理装置5は、以上のようにして求めた真滞留時間に基づいて滞留時間帳票を作成する。
図4は時間帯別に全滞留者、真滞留者、及び遊技者を特定して集計した滞留時間帳票であり、以下の各項目が設定されている。
全滞留者=例えば遊技場の出入口に人感センサを設け、その人感センサにより来場者の入退場を特定し、その差し引きにより特定した遊技場の滞留者の全てを示している。尚、全滞留者やその滞留時間の特定については例えば特開平07−210717号公報の様に周知技術であるため説明を省略する。
真滞留者、遊技者=真滞留者は図6の様にして特定した滞留者、遊技者は遊技している遊技者(稼動タイマが作動している遊技機1またはその遊技機1にて一般カード8等を受付けている遊技者)である。
真滞留率(真滞留情報に相当)=全滞留者に対する真滞留者の割合で遊技場の滞留者の内、どの程度、遊技意欲のある滞留者がいるかを示している。
遊技率=全滞留者に対する遊技者の割合で、遊技場の滞留者の内、どの程度、遊技者がいるかを示している。
真遊技率(真滞留情報に相当)=真滞留者に対する遊技者の割合で、真滞留者の内、どの程度が遊技者となっているのかを示している。
尚、上記全滞留者、真滞留者、及び遊技者は、各時間帯における任意の時刻(例えば時間帯毎正時、時間帯毎30分時等)にて特定した値、各時間帯における最高値や所定期間(10分)毎の平均値、前時間帯から加減算した値等を特定すれば良い。
また、会員システムを利用している場合は一般カード8の代わりに会員カードを利用するので、会員カードにより一般カード8同様に各処理及び遊技状態を特定し、一般カード8により特定した真滞留時間と併せて管理すれば良い。この場合、会員毎に最初に会員カードを受付けた時点を遊技開始と特定し、最後に会員カードを受付けた時点を遊技終了と特定すれば良い。
また、真滞留者は遊技開始条件が成立してから遊技終了条件が成立するまでを真滞留時間として特定し、遊技者は遊技中開始条件として遊技開始条件に受付を加えた遊技前開始条件が成立してから最初に売上信号等の遊技信号を入力することとし、遊技中終了条件とてして残高及び持玉が0となること(発行も含む)として(発行以外の場合に稼動タイマがタイムアップすることを加えても良い)、遊技中開始条件が成立してから遊技中終了条件が成立するまでを遊技中期間として特定し、真滞留者、遊技者を特定する際に真滞留時間、遊技中期間にある滞留者を真滞留者、遊技者とすれば良い。尚、遊技中期間でないことを条件に遊技中開始条件は成立し、遊技中期間であることを条件に遊技中終了条件を成立させるようにしても良い。真滞留時間についても同様である。即ち、いずれについても上記のような真滞留者を特定する等の処理を行うのであれば、期間自体を出力しなくとも期間を特定することになる。遊技中期間の特定については、従来同様に稼動タイマの作動期間(重複する期間を除いたカードの受付期間を含めても良い)や、アウトに期間換算設定値(例えば100玉を1分とするため、1玉0.6秒等)を乗ずることにより特定しても良い。
図4に示す滞留時間帳票によると、11時までは真滞留者が増加し、遊技場における真の賑わい感は増加しているが、12時には真滞留者が減少し、その真滞留者の一部が遊技意欲を無くしていることが把握出来る。この場合、例えば12時に有名人を呼ぶイベントを行う等の遊技意欲を再起させる何らかの対策を行うことが有効と考えられる。また、11時から真遊技率が極端に下がっていることから、休憩したい遊技者は11時頃から休憩をとる傾向があるとして、休憩コーナーを11時頃からオープンしても良い等を想定出来る。
一方、図5は機種別台平均帳票を示しており、機種別に遊技機1の台平均の真滞留時間(真滞留期間)等を集計したもので、次の各項目が設定されている。
真滞留時間、遊技時間=遊技者毎の真滞留時間の合計を遊技機数で除算した、即ち、台平均の真滞留時間を示し、遊技時間は同様に台平均の遊技時間を示している。
遊技者=機種に属する遊技機1に対応する遊技機装置2にて一般カード8の取扱い等があった遊技者数の台平均値を示している。
真滞留率(真滞留情報に相当)=営業時間(13時間を想定)に対する真滞留時間の割合を示している。
遊技待機率(真滞留情報に相当)=真滞留時間に対する真滞留時間から遊技時間を差引いた時間、即ち、遊技していないが休憩等をしている時間の割合を示している。
遊技者平均における真滞留時間、遊技時間=真滞留時間を遊技者にて除した遊技者平均の真滞留時間を示し、遊技時間は同様に遊技者平均の遊技時間を示している。尚、真滞留時間に対する遊技時間の割合や滞留時間に対する真滞留時間の割合(いずれも真滞留情報に相当)を管理対象としても良い。
図5に示す機種別台平均帳票によると、機種Aと機種Bの遊技時間は余り変わらず長いが、真滞留時間は大きく異なる。即ち、機種Aは休憩等を取らずに遊技する遊技者が多いが、機種Bは休憩を取りながら遊技する遊技者が多いので、例えば休憩コーナーに機種Bの情報雑誌等を置くと遊技者により喜ばれる等、休憩コーナーにおけるサービス傾向を特定することが可能となる。これは遊技待機率が機種B同様に高い機種Cについても当て嵌まる。
また、機種Cと機種Dとは遊技時間は余り変わらず短いが、真滞留時間は機種Cの方が機種Dの倍程度高い。即ち、機種Dは稼動時間が低いことから撤去対象としても良いと考えられるが、機種Cは稼動は低いものの遊技者が関心を示している機種と言えるので、撤去対象とすると遊技者に大きく不満を抱かれる虞があることを把握出来る。
これは真滞留時間を参照するだけでも機種A、機種B、機種Cはほぼ同等以上の長い真滞留時間であるのに対して、機種Dは極端に低いということによっても把握出来る。
更に遊技者平均を参照すると真滞留時間の短い機種Aや機種Dは遊技者が短時間しか滞留しない傾向があり、遊技機1を余り楽しんでいないという傾向を把握出来、真滞留時間の長い機種Bや機種Cは遊技機1を楽しんでいるという傾向を把握出来る。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することが出来る。
入金と残高と持玉とを対応付け、入金(遊技開始条件の成立)してから残高及び持玉の全てを精算(遊技終了条件の成立)するまでの遊技者が遊技意思を持つ真滞留時間を管理するようにしたので、非遊技中であっても遊技意思のある来場者を考慮した、遊技場の真の賑わい状況を示す遊技情報を管理し得るようになる。
残高の残る一般カード8を入金した遊技機1以外でも使用可能な構成でありながら、遊技者履歴に基づいて一般カード8を受付けた遊技機を遊技者の遊技した遊技機1として特定し、残高と持玉とが各々記録された一般カード8を対応付け、残高と持玉の双方の消尽後、非稼動となることで遊技終了を特定するようにしたので、遊技者が所謂台移動を行った場合や、遊技者が精算処理を行うことなく遊技を終了した場合であっても、適切に真滞留期間を管理し得るようになる。
入金しても稼動中であれば遊技開始条件の成立を特定しないようにしたので、残高がなくなった場合に追加して入金する場合であっても新たな遊技者が遊技開始したと判定することを防止出来、より実際の遊技状況に近づいた真滞留期間を特定し得るようになる。
図4,5の真滞留率、真遊技率、真滞留率、遊技待機率を管理するようにしたので、遊技意思のない遊技者の滞在割合や遊技意思のある状態で休憩等を行っている遊技者の滞在割合等を、より具体的に管理し得るようになる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図7から図9を参照して説明する。この第2実施形態では遊技機装置2に各台計数機能(第1実施形態の計数受皿28等)が付加されておらず、遊技者が持玉を獲得した場合、一旦、座席の近隣に箱積みし、その遊技機1での遊技を終えると図7に示す島端計数機31まで持玉を運んで投入して計数することにより持玉が記録された一般カード8を発行するようになっている。島端計数機31から発行された一般カード8を遊技機装置2にて受付けすると、第1実施形態同様にその遊技機装置2にて持玉を払戻す再プレイ処理は可能である。即ち、本実施形態では、遊技機装置2に持玉の計数機能はないが、島端計数機31にて持玉を特定可能な一般カード8を発行可能であり、その一般カード8を遊技機装置2にて受付けることで第1実施形態同様に持玉と残高との双方を管理可能となっている。従って、遊技者は獲得した持玉を他の遊技機1にて再プレイしたい場合、一旦、島端計数機31にて計数してから他の遊技機1へと移動する必要がある。
さて、上述した様に遊技者は遊技中においては獲得玉を玉箱に入れて所謂箱積みを行い、遊技終了時に島端計数機31まで玉箱を運んで計数する。遊技者が島端計数機31にて持玉を計数した場合、その持玉を獲得した遊技機1を特定可能な操作を行う(台番入力や残高等の残る一般カード8の受付)と、その島端計数機31にて発行される一般カード8と遊技者履歴とが台番またはカードID経由にて対応付けられる。即ち、島端計数機31にて一般カード8の受付けがなければ遊技した台番を受付け、受付けた台番に対応する一般カード8があれば、その一般カード8と発行した一般カード8とを対応付ける。尚、対応する一般カード8がなければその台番の遊技機1の遊技者が発行した一般カード8に持玉と対応する遊技者履歴とをそのまま対応付ける。
遊技機装置2での残高に応じた一般カード8の発行も第1実施形態と同様で、その一般カード8を島端計数機31での計数時に受付けることで、同一の一般カード8に持玉と残高とを対応付ける。また、遊技機装置2では受付けた一般カード8により特定される持玉があれば持玉を記録して発行することも可能である。尚、本実施形態では、説明の簡単化のために分割発行出来ない構成とした。
尚、この第2実施形態では、管理装置5が遊技情報特定手段の機能を備えている。
図9は、管理装置5の動作の内、本発明に関連した動作を示すフローチャートである。
管理装置5は、入金が有ったか(S201)、カードを受付けたか(S205)、残高消費し尽くしたか(S208)、実持玉フラグが0か(S209)、実持玉消費し尽くしたか(S213)、計数処理有るか(S216)、非稼動となったか(S220)、実持玉精算か(S223)、残高精算か(S224)を判定している。ここで、第1実施形態での持玉を実持玉としているのは後述する理論持玉(理論獲得価値に相当)と区別するために持玉を実持玉と規定しているからである。実持玉とは第1実施形態同様に計数機にて計数された獲得玉の内、再プレイにより払戻した獲得玉を減じた実際の(精算可能な)持玉である。一方、理論持玉とは想定される持玉で、周知の通り(売上玉+セーフ−アウト)により示される値である。尚、理論獲得価値を特定する際の売上玉、即ち対価付与処理により付与された遊技価値の概念に、周知の通り適宜所謂再プレイ玉等を含めても良い。
(遊技開始条件の成立)
遊技開始条件は第1実施形態と同様であり、その成立により図8のような遊技者履歴を作成する(S201〜204)。尚、分割発行出来無い構成としたが、第1実施形態と同様に分割発行出来るようにしても良く、その場合は第1実施形態と同様の処理を行えば良い。また、分割発行出来ない前提にて第1実施形態の構成を採用しても良い。
(残高消費処理)
残高消費し尽くした場合(S208:YES)、第1実施形態と同様に残高フラグを0とする(S212)。
(持玉計数処理)
遊技者が獲得した出玉を計数する場合は、出玉を玉箱に収納して島端計数機31まで出向いて計数する。手持ちの一般カード8が無い場合は、島端計数機31に出玉を投入して計数すると、その計数中、計数前、または計数後に、或いは計数、または発行するための条件として、即ち、計数に応じて島端計数機31により遊技者が出玉を獲得した遊技機1の入力が可能となるので、台番号を入力する。即ち、獲得発行処理にて対象遊技機を指定する。尚、この対象遊技機の指定は実持玉精算時や残高精算時に行っても良い。管理装置5は、台番入力により遊技者履歴を特定する。一方、手持ちの一般カード8に計数玉を持玉として記録する場合は、手持ちの一般カード8を島端計数機31に挿入した状態で計数する。勿論、計数後に挿入しても良い。管理装置5は、計数処理が有った場合に(S216:YES)、一般カード8を受付ければ(S217:YES)、その一般カード8に対応する遊技者履歴をそのまま記憶先としたまま、実持玉フラグを1とする(S219)。この場合、実持玉が確定することから、理論持玉フラグを監視する必要がなくなるので、理論持玉フラグは0とする。また、一般カード8を受付ければ(S217:NO)、台番入力を受付けるので、台番入力された遊技者履歴を特定して記憶先とする(S218)。つまり、島端計数機31にて遊技者が計数し、台番入力により遊技者履歴が特定されると、島端計数機31にて発行された一般カード8と遊技者履歴が対応付けられ、その遊技者の真滞留時間が、その一般カード8により持玉精算されるまで継続されることになる。
尚、計数終了後は、島端計数装置31に一般カード8が挿入されている場合には当該一般カード8に持玉が加算記録されて発行され、一般カード8が挿入されていない場合にはストックされている一般カード8に持玉が記録されて発行される。
(受付処理)
上述した実持玉及び理論持玉は客交替時には初期化し、台移動時には引継ぐ必要があるので、客交替を遊技開始条件の成立により特定した場合には実持玉及び理論持玉を初期化し、一般カード8の受付け等の台移動時にはその一般カード8により特定される実持玉を理論持玉とした上でその後の遊技情報により加減算する必要がある。即ち、管理装置5は、遊技機装置2が一般カード8を受付けたときは(S205:YES)、その一般カード8に対応付けられている遊技者履歴を特定して記憶先とし(S206)、更に実持玉と理論持玉とをその一般カード8の実持玉とする(S207)。例えば、残高のみしか記録されていなければ実際の持玉も0であるから理論持玉も0となる。
(実持玉消費処理)
管理装置5は、上述の様にして計数により実持玉を特定したら理論持玉フラグを0として実持玉フラグによる管理に切替え、実持玉フラグが1の状態では(S209:NO)、島端計数機31にて計数した実持玉を消費し尽くしたかの判定を行う(S213)。つまり、実持玉がある場合には理論持玉フラグを監視せず、理論持玉よりも実持玉を優先して第1実施形態同様の処理を行うのである。これは計数した持玉が精算等してなくならない限り、遊技者は退場しないからである。遊技の結果、実持玉を消費し尽くした場合は(S213:YES)、実持玉フラグを0とする(S214)。
(理論持玉消費処理)
管理装置5は、実持玉フラグが0(S209:YES)、つまり実持玉が残存していなければ、実持玉を消費し尽くしたかの判定の代わりに、理論持玉が端数持玉(例えば300玉(基準値に相当))未満かを判定して(S210)、理論持玉フラグを特定する(S211、S215)。つまり、第1実施形態と異なり、実際の持玉を箱積みしつつも、実持玉のない状態で遊技者が遊技中に残高を精算すると(残高及び持玉=0のため一般カード8は回収される)、島端計数機31での計数を行わない限り実際の持玉が特定出来ず遊技終了と判定してしまう虞があるので、理論持玉を管理して残高が精算されても理論持玉がある(端数持玉未満とならない)限り理論持玉フラグを1とし(S215)、理論持玉フラグが1の状態であれば(S225:NO)、遊技終了条件が成立しないようにするのである。尚、実持玉と箱積みの持玉とがある状態で実持玉を使用し尽くす場合もあるので、実持玉の有無に関わらず理論持玉を遊技情報により更新することが望ましい。
(実持玉精算)
管理装置5は、実持玉が(全て)精算された場合に(S223:YES)、残高フラグが0でないときは(S227:NO)、第1実施形態の持玉フラグと同意義の実持玉フラグを0とする(S230)。また、残高フラグが0のときは(S227:YES)、最後に遊技された遊技機1における実持玉分を差引いた理論持玉が端数持玉未満かを判定し(S228)、端数持玉未満でなければ(S228:NO)、実持玉フラグを0とする(S230)。一方、端数持玉未満であれば(S228:YES)、残高、実持玉、及び理論持玉の全てがなくなったとして遊技終了を特定する(S229)。尚、ステップS230にて実持玉フラグを0とした場合、理論持玉が残存していればステップS210及びS215にて理論持玉フラグが1となる。勿論、ステップS228:NOの場合に理論持玉フラグを1としても良い。
(残高精算)
管理装置5は、残高が(全て)精算された場合に(S224:YES)、実持玉か、理論持玉が残存しているときは(S225:NO)、残高フラグを0とする(S226)。
(遊技終了条件の成立)
管理装置5は、非稼動となった場合に(S220:YES)、実持玉及び理論持玉及び残高フラグが0のときは(S221:YES)、全てのフラグが0となった後、非稼動となることから、遊技終了条件が成立として遊技終了を特定する(S222)。また、残高が精算されたときは(S224:YES)、実持玉と理論持玉との双方がない旨を特定することで(S225:YES)、遊技終了条件が成立したとして遊技終了を特定する(S230)。
図8は、遊技者が遊技開始してから遊技終了するまでの遊技者履歴の一例を示している。
図8に示す例では、10時に遊技者が遊技機装置2(端末ID=123)に入金して遊技を開始したことを特定し、10時30分に残高を消費し尽くしたことを特定し、10時31分に再入金したことを特定し、10時38分に残高が記録された一般カード8(カードID=1234567)を発行したことを特定し、10時40分に1番の残高精算機7で残高を精算したことを特定した。このとき、一般カード8(カードID=1234567)は残高精算機7に回収される。12時に遊技者が玉箱に収納した獲得玉を1番の島端計数機31で計数したことを特定した。このとき、遊技者が遊技していた遊技機の台番号(123番台)を入力し、持玉が記録された一般カード8(カードID=1234567)が発行された。12時40分に遊技機装置2(端末ID=321)にて一般カード8(カードID=1234568)を受付けたことを特定し、14時に1番の島端計数装置31で一般カード8(カードID=1234568)にて計数したことを特定し、15時に一般カード8(カードID=1234568)に記録された持玉を1番のPOS6で持玉精算したことを特定したことが記録されている。
以後、第1実施形態同様に図4,図5のような管理を行う。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することが出来る。
理論持玉が残存する状態では残高精算機7にて残高が精算された場合に遊技終了を特定せず、その後の島端計数機31による持玉計数時に発行された一般カード8に記録された実持玉により遊技終了を特定するようにしたので、理論持玉により箱積みされた出玉を推定し、その出玉が精算される実際の遊技意思のある真滞留時間の終了まで遊技終了条件が成立した旨を遅延出来、より実際の遊技状況に近づいた真滞留時間を特定し得るようになる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
第2実施形態では計数時に一般カード8があれば受付けることを前提としたが、受付けずに残高用と持玉用とを各々発行することも可能であり、台番入力により遊技者履歴を特定すれば両者を対応付けることは勿論可能なので、その場合は対応付ければ良い。同様に複数回の計数処理を行い一般カード8を複数枚発行することも想定出来るが、この場合も同様の手順でそれらの一般カード8を対応付けることも出来る。これらは第1実施形態のような前提でも想定出来るので同様に対応付けても良い(残高用の一般カード8の排出後に非稼動となることなく計数された場合に、その計数分の一般カード8と残高用の一般カード8とを対応付ける)等。更に、非稼動となって対応付が出来なくとも、POS6や残高精算機7での一回の処理で複数の一般カード8を受付けた場合に両者を対応付けることも可能である。
第2実施形態を一般カード8により再プレイが出来無いような前提のシステムに適用しても、持玉を計数せずに台移動した場合に若干の誤差が生ずるものの大凡の真滞留時間を特定出来る。
入金した時点で対象遊技機を特定したが、入金したにも関わらず遊技しないで一般カード8を発行するような遊技者もいるので貸出処理(対価付与処理)を行うことで対象遊技機を特定しても良い。
記録媒体として残高や持玉を記録する一般カード8や会員カードを例示したが、コインや紙状のレシート等、どのような記録媒体を対象としても良い。また、レシート等書換が困難な記録媒体の場合、記録媒体にはIDを記録するのみで、そのIDに対応付けて管理装置5で残高や持玉等を管理しても良い。即ち、精算情報はどの様に構成しても良い。
例示した稼動タイマや端数持玉の基準値等の設定情報は、予め設定されていれば遊技場管理者が任意に設定しても、予め管理装置5の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)の管理サーバからダウンロードして設定しても良い
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定しても良い。また、数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。
稼動タイマの作動契機としてはアウト信号だけでなくスタート信号やセーフ信号等どのような遊技信号を採用としても良い。
対象となる遊技機としては遊技価値をデータのみで管理する所謂封入式等の例示したパチンコ遊技機以外のパチンコ遊技機や、スロットマシン等も採用できる。尚、所謂封入式やクレジット式を考慮して遊技媒体は必要に応じて遊技価値と表現する。
管理装置5が行う処理の一部を中継装置3、或いは遊技機装置2等にて行っても良い。
実施形態や変形形態にて例示した構成はどのように組合わせても良い。また、全滞留者を管理対象としないまたは非稼動を管理せずに遊技開始条件や遊技終了条件の成立を特定する等、一部の構成を採用しないようにしても勿論良い。
図面中、1は遊技機、2は遊技機装置(価値付与手段、獲得価値特定手段)、5は管理装置(遊技開始特定手段、遊技機特定手段、判定手段、遊技終了特定手段、対応付手段、期間特定手段、管理手段)、6はPOS(獲得価値精算手段)、7は残高精算機(残高精算手段)、8は一般カード(残高記録媒体、獲得記録媒体)である。

Claims (5)

  1. 対価となる貨幣を受付ける貨幣受付処理、その受付けた貨幣を対価として遊技機を遊技するために消費する遊技価値を付与する対価付与処理、及び貨幣受付処理により受付けた貨幣が示す貨幣額の内、対価付与処理により対価とした貨幣額を差引いた貨幣額を示す精算対象となる精算情報である残高を特定可能な記録媒体である残高記録媒体を遊技者に対して発行する残高発行処理を行うと共に、遊技機に対応して設けられる価値付与手段と、
    遊技者が遊技を行うことにより獲得した遊技価値を特定し、その特定した遊技価値を示す精算対象となる精算情報である獲得価値を特定可能な記録媒体である獲得記録媒体を遊技者に対して発行する獲得発行処理を行う獲得価値特定手段と、
    前記残高記録媒体を受付け、その残高記録媒体により特定される残高に対応する貨幣を遊技者へと返金する精算処理である残高精算処理を行う残高精算手段と、
    前記獲得記録媒体を受付け、その獲得記録媒体により特定される獲得価値を景品と交換するために行う精算処理である獲得価値精算処理を行う獲得価値精算手段と、
    前記貨幣受付処理が行われたか否かを監視し、貨幣受付処理が行われた場合に、その貨幣受付処理を行った価値付与手段に対応する遊技機を遊技する遊技者についての遊技開始条件が成立した旨を特定する遊技開始特定手段と、
    遊技開始条件が成立した遊技者が遊技対象とした遊技機である対象遊技機を特定し、前記貨幣受付処理、及び前記対価付与処理の少なくとも一方を行った価値付与手段に対応する遊技機を少なくとも前記対象遊技機として特定する遊技機特定手段と、
    前記残高精算処理、及び前記獲得価値精算処理が行われたか否かを監視し、何れか一方の精算処理が行われた場合に、当該精算処理にて処理された記録媒体により他方の精算処理によって精算可能な精算情報が特定可能であるか否か、及び当該精算処理にて処理された記録媒体に対応する記録媒体であって、他方の精算処理により精算可能な精算情報を特定可能な記録媒体があるか否かの少なくとも一方を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果により成立する遊技終了条件が成立したか否かを特定する遊技終了特定手段と、
    前記対象遊技機を前記判定手段の判定対象となった何れかの精算処理、或いは前記獲得発行処理にて指定する操作、及び当該対象遊技機に対応する価値付与手段により発行された前記残高記録媒体が、前記判定手段の判定対象となった何れかの精算処理にて精算対象となることの少なくとも一方により、当該対象遊技機を遊技した遊技者の遊技開始条件の成立と前記判定手段の判定対象となった何れかの精算処理により成立した遊技終了条件の成立とを対応付ける対応付手段と、
    前記対応付手段により対応付けられた遊技開始条件の成立から遊技終了条件の成立までの期間を、対象遊技機を遊技した遊技者が遊技を行う意思のあった期間である真滞留期間として特定する期間特定手段と、
    前記期間特定手段により特定された特定結果により示される遊技情報を管理する管理手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記価値付与手段は、前記残高記録媒体を受付可能であり、
    前記遊技機特定手段は、前記対象遊技機に対応する価値付与手段により発行された残高記録媒体を受付けた価値付与手段に対応する遊技機を新たな前記対象遊技機として特定し、
    前記判定手段は、前記精算処理にて処理された記録媒体に対応する記録媒体であって、他方の精算処理により精算可能な精算情報を特定可能な記録媒体があるか否かを判定する場合に、前記精算処理にて処理された記録媒体に対応する記録媒体を、当該精算処理、或いは当該精算処理にて処理された記録媒体が発行された前記獲得発行処理にて前記対象遊技機を指定する操作により対応付け、
    前記遊技終了特定手段は、遊技機側から遊技機が稼動状態であるか否かを特定可能な稼動信号を入力することにより遊技機の稼動状態を特定し、前記判定手段による判定結果以外に、前記記録媒体の精算情報が遊技により全て消費された状態で前記対象遊技機が非稼動状態となったことにより前記遊技終了条件が成立した旨を特定することを特徴とする請求項1記載の遊技場用システム。
  3. 前記遊技開始特定手段は、遊技機側から遊技機が稼動状態であるか否かを特定可能な稼動信号を入力することにより遊技機の稼動状態を特定し、前記貨幣受付処理が行われた場合に、当該貨幣受付処理を行った価値付与手段に対応する遊技機が稼動状態であれば、前記遊技開始条件が成立した旨を特定することを抑制することを特徴とする請求項1または2記載の遊技場用システム。
  4. 遊技機側から出力される遊技機にて消費した遊技価値を示すアウトを特定可能なアウト信号、及び遊技機における入賞に応じて遊技者に付与された遊技価値を示すセーフを特定可能なセーフ信号を入力することにより、前記アウト、及び前記セーフを特定すると共に、前記対価付与処理により遊技者に付与された遊技価値に前記セーフを加算すると共に前記アウトを減算した値を示し、遊技者の理論上の前記獲得価値である理論獲得価値を特定する遊技情報特定手段を備え、
    前記遊技機特定手段は、前記残高記録媒体の残高発行処理を行った価値付与手段に対応する遊技機を前記対象遊技機として特定可能であり、
    前記遊技終了特定手段は、前記残高記録媒体が前記残高精算処理にて処理された場合に、その残高記録媒体に対応する前記対象遊技機の前記理論獲得価値が予め設定される基準値に満たない場合に遊技終了条件が成立した旨を特定する一方、基準値に達している場合には、当該残高記録媒体により前記獲得価値を特定可能であるか否か、或いは当該残高記録媒体に対応する前記獲得記録媒体があるか否かに関わらず遊技終了条件が成立した旨を特定せず、当該対象遊技機にて獲得された前記獲得価値が前記獲得価値精算手段による精算対象となった場合に前記終了条件が成立した旨を特定することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊技場用システム。
  5. 前記期間特定手段は、予め設定される遊技場における営業期間、遊技機側から遊技機が稼動状態であるか否かを特定可能な稼動信号を入力することにより遊技機の稼動状態を特定することで特定される、遊技機が稼動状態である期間を示す遊技期間、及び遊技場へと遊技者が入退場したことを検出することで特定される、その入場から退場までの期間を示す滞留期間の少なくとも一方を特定し、
    前記管理手段は、前記真滞留期間と前記営業期間との比率、前記真滞留期間と前記遊技期間との比率、前記真滞留期間と前記滞留期間との比率、前記真滞留期間と当該真滞留期間から前記遊技期間を除いた時間との比率、前記真滞留期間の特定対象となった真滞留者数と前記遊技期間の特定対象となった遊技者との比率、及び前記真滞留者数と前記滞留期間の特定対象となった滞留者数との比率の内、少なくとも1つを示す真滞留情報を前記期間特定手段により特定された特定結果により示される遊技情報として管理することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の遊技場用システム。
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