JP6655486B2 - 遊技場用システム及び遊技用装置 - Google Patents

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本発明は遊技場用システム及び遊技用装置に関する。
近年、特許文献1に示すように、玉を1個4円で貸し出す4円玉コーナーの他に、玉を1個1円で貸し出す1円玉コーナーを併設した遊技場が存在している。これにより、遊技者が希望する単価で遊技を行うことが可能となり、遊技者に対するサービスを向上している。また、遊技者に対するサービスを向上するために様々な技術が提案されており、例えば特許文献1には、遊技者が獲得した玉やメダルを計数し、計数値をカード(ICカード)に対応付けて管理し、その値を対価として種類の異なる玉やメダルを払い出す所謂乗入について記載されている。
特開2015−39587号公報
しかしながら、乗入を許容する場合、乗入に使用することができない端数の持玉が発生するおそれがある。例えば1個1円の玉を103個所有している状態でその持玉を4円コーナーで使用する場合、100個の1円の玉は4円の玉25個に換算して使用することができるが3個の1円の玉が残ってしまう。この場合に残った端数分が記録されたカードを発行すると、残った端数分の玉だけでは乗入元のコーナーに戻ってもあまり遊技を行うことができないため、遊技を行うことなくそのまま一般カードを持ち帰る遊技者が出てくるおそれがある。尚、この問題は、遊技者が玉やメダルを獲得した後に、単価が異なる玉やメダルに換算して使用可能にすれば該当し得るものである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、乗入を許容する場合に少量の遊技価値を対応付けた記録媒体を発行してしまうことを抑制することができる遊技場用システム及び遊技用装置を提供することにある。
請求項1及び3の発明によれば、第1獲得価値数を第2遊技価値の単価で換算した際に端数が発生する場合には、第1遊技価値に対応した発行価値数未満にならない範囲で第1獲得価値数を第2遊技価値の単価で換算して遊技に使用できるので、遊技者が少量の第1獲得価値数を所有している状況が発生することを抑制できる。仮に第1獲得価値数を第2遊技価値の単価で換算した際に端数が残ることを許容する構成では、端数分を特定可能な情報を記録した記録媒体を発行する必要性が生じるが、残った端数分だけでは第1遊技価値を遊技に使用する遊技機でもあまり遊技を行うことができないため、遊技を行うことなくそのまま記録媒体を持ち帰る遊技者が出てくるおそれがある。記録媒体を持ち帰る遊技者が出てくると、遊技場側で保有している記録媒体が減っていってしまい、記録媒体を補充するために余分な経費がかかるおそれがある。この点本構成では、第1獲得価値数を第2遊技価値の単価で換算して遊技を行う場合に、第1遊技価値に対応した発行価値数未満の第1獲得価値数が残ることを抑制するため、遊技者が発行価値数未満の第1獲得価値数を特定可能な情報が記録された記録媒体を持ち帰るおそれを低減できる。
また、第1獲得価値数を第2遊技価値の単価で換算した際に端数が発生しない場合には全ての第1獲得価値数を第2遊技価値の単価で換算して使用可能になる。これにより、常に第1遊技価値に対応した発行価値数未満とならない範囲でしか第1獲得価値数を第2遊技価値の単価で換算して使用できない構成に比べて、より多くの第1獲得価値数を第2遊技価値の単価で換算して遊技者が使用可能になり、遊技者の利便性を高くすることができる。
一実施形態における遊技場システムの全体を示す概略図 貸出機の構成を示す機能ブロック図 コーナー毎の非会員の発行下限数を示す図 コーナー毎の会員の発行下限数を示す図 コーナー毎の持玉払出数を示す図 貸出機の表示内容の変化を示す図(その1) 貸出機の表示内容の変化を示す図(その2) 乗入対応処理を示すフローチャート
以下、一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して貸出機2(遊技用装置)及び情報表示装置(図示せず)が設置されている。これら遊技機1、貸出機2及び情報表示装置は中継装置4及びLAN5を介して管理装置6と接続されている。遊技場にはPOSや残高精算機(いずれも図示せず)も設置されており、これらPOSや残高精算機もLAN5を介して管理装置6と接続されている。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。
図1では遊技機1として玉を遊技媒体とするパチンコ機を代表して図示したが、遊技場には玉を遊技媒体とするパチンコ機が設置された玉コーナーと、メダルを遊技媒体とするパチスロ機が設置されたメダルコーナーとが設けられている。玉コーナーには、貸出単価が1個4円のパチンコ機が設置された4円玉コーナーと、貸出単価が1個2円のパチンコ機が設置された2円玉コーナーと、貸出単価が1個1円のパチンコ機が設置された1円玉コーナーとが設けられている。尚、図1には4円玉コーナーと1円玉コーナーに設置された遊技機1及び貸出機2を代表して示す。また、20円メダルコーナー及び5円メダルコーナー間、1円玉コーナー及び4円玉コーナー間では、それぞれ持玉を換算して相互に使用することができる一方、メダルコーナー及び玉コーナー間では乗入ができない。
メダルコーナーには、貸出単価が1枚20円のパチスロ機が設置された20円メダルコーナーと、貸出単価が1枚5円のパチスロ機が設置された5円メダルコーナーが設けられている。つまり、遊技場には、遊技機1にて使用する遊技価値の種類が、単価が異なるように複数設けられている。遊技媒体に対応した貸出機により遊技者が獲得した玉やメダルを計数可能であり、その計数結果の値がそれぞれ獲得価値数に対応する。
管理装置6は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード7、モニタ8、プリンタ(図示せず)等が接続されている。管理装置6は、遊技機側(遊技機1、貸出機2等)から出力される遊技信号を入力して遊技機1毎の遊技データや会員登録された会員毎の個人データ等を管理する。
遊技機1は、CR(カードリーダ)パチンコ機であり、盤面9に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル10、上部受皿11、下部受皿12を有すると共に、盤面9に、液晶表示部13、普図入賞口14、第1始動口15、第2始動口16、大入賞口17を有する。上部受皿11には貸出ボタン18及び返却ボタン19(何れも図2参照)が並設されている。
遊技機1は以下に示すように動作する。
(1)第1始動口15は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口16は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。各始動口15、16への入賞(始動入賞)に応じて大当たり抽選を行い、抽選結果を液晶表示部13にて行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当たりとなる。
(2)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されず、第2始動口16に保留がある場合は第1始動口15の保留に優先して保留している図柄変動を実行する。
(3)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/360であり、大当たりがその後確変状態(確変)となる大当たり(確変大当たり)となる割合である確変率は(通常状態、確変状態共に)66.6%である。大当たりが発生すると15ラウンド分だけ大入賞口17を開放する。尚、1Rの上限入賞数は10個であり、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数または上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(4)確変中は大当たり確率が1/36に向上すると共に、各始動口15、16への入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当たりまで継続するので、大当たり後に大当たりでも確変でもない状態である通常遊技状態(通常状態)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続し、その後は所定数(例えば100回)の図柄変動を行うまで時短状態となり、その後に通常状態となる。
(5)第2始動口16は普図入賞口14への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当たりとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動時間は通常状態では30秒であり時短状態では3秒となる。開放時間は通常状態では0.3秒であり時短状態では5秒となる。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口16の入賞率が高くなる。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打ち込みや各始動口15、16への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号である。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から出力される信号でも良い。
セーフ信号=遊技機1から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号である。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。
始動信号=遊技機1から出力される始動入賞(特定の入賞)により変動(作動)する液晶表示部13(役物)におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)を特定可能な信号である。図柄変動確定時に出力されるので、始動信号の入力に応じてスタート処理を特定し、「始動信号×1」をスタート回数(スタート処理数)として特定する。尚、第1始動口15または第2始動口16への入賞を示す信号としても良い。
大当たり信号=遊技機1から出力される大当たり期間を特定可能な信号である。大当たり中にレベル出力される状態信号であるので、大当たり信号の入力中を大当たり中として特定する。
特定状態信号=遊技機1から出力される特定状態(甘中)を特定可能な信号である。第2始動口16の入賞率が向上する特定状態中(時短中)にレベル出力される状態信号であるので、特定状態信号の入力中を特定状態中として特定する。また、大当たり信号と特定状態信号の何れも入力していない期間を通常状態として特定する。
貸出機2は所謂各台計数機能を有しており、遊技機1の遊技状態を示す状態表示灯20、貨幣(貨幣価値、有価価値)が投入される貨幣投入口21、遊技者からの操作入力を受け付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当たり確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部22、持玉(会員であれば貯玉も含む)を払い出すための払出ボタン23、払い出された玉が通過する払出ノズル24、一般カード27(記録媒体)や会員カード28が挿入されるカード挿入口25、遊技機1の下部受皿12の下方に位置する着脱可能な計数受皿26等を有する。
図2は、貸出機2の構成を機能ブロック図で示している。貸出機2は、CPU29a、ROM29b、RAM29c、I/O29dを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部29(第1計数手段、第1遊技価値消費手段、第1発行手段、受付手段、第1価値数特定手段、第2計数手段、第2遊技価値消費手段、第2発行手段、端数特定手段、換算消費手段)と、当該制御部29と接続された周辺部とを有する。周辺部としては、管理装置6及び遊技機1との間で各種信号や各種情報を送受信するI/F部30、貨幣投入口21に投入された貨幣の真贋を判定する貨幣処理部31、液晶表示部22、液晶表示部22上に設けられたタッチパネル32、一般カード27や会員カード28がカード挿入口25に挿入されている状態で(受付中の状態で)当該一般カード27や当該会員カード28に対する各種情報の読み書きを行うカードリーダライタ(カードRW)33、最大で10枚の一般カード27をストック可能(記録媒体を複数収納することが可能)なカードストック部34、遊技場の従業員により携帯される従業員リモコンから送信されるリモコン信号を受信する(受光する)リモコン受光部35、払出ボタン23、払出ボタン23が操作されたときに1度数(例えば500円)分の玉を払出ノズル24から払い出す払出部36、計数受皿26から流入する玉を計数する計数部37等である。
一般カード27は、当日限り有効なカードであり、ICチップ27aが内蔵されている。ICチップ27aには、カードを特定可能な一般IDが記録されていると共に、残高や持玉数が記録される。会員カード28は、予め設定されている有効期限(例えば3年間)まで有効なカードであり、ICチップ28aが内蔵されている。ICチップ28aには、カード(カードの会員)を特定可能な会員IDが記録されていると共に、残高や持玉数が記録される。会員カード28に対応する貯玉数は管理装置6の会員口座に記憶される。
貸出機2は以下に示すように動作する。
(1)カードストック部34にストックしている一般カード27の枚数(残り枚数)を検知する機能を有し、貨幣が貨幣投入口21に投入されると、その時点での残り枚数が1枚以上であることを条件として貨幣を受け付け、その投入された貨幣の金額である投入金額を残高としてRAM29cに記憶すると共に、その残高を液晶表示部22に表示する。この状態(残高がある状態)から遊技機1の貸出ボタン18が操作されると(貸出操作が行われると)、その貸出ボタン18の操作に応じて残高の範囲内で1度数分に相当する玉数の玉を遊技機1内部の払出機構から貸し出す。例えば貸出単価が4円であれば125玉を払い出し、貸出単価が1円であれば500玉を払い出す。このとき、遊技機1から貸出機2に1度数分の玉を払い出したことを示す信号が出力されるので、RAM29cに記憶している残高及び液晶表示部22に表示させている残高から1度数分を減算すると共に、貸し出した遊技媒体の数を示す貸出玉数を特定可能な売上信号を出力する。売上信号は1度数分の玉を払い出す毎に1パルスが出力されるパルス信号であるので、1パルスを500円分の売上額として特定する。尚、カードストック部34に一般カード27を1枚もストックしていない、即ち、一般カード27の残り枚数が0枚であるときには、貨幣の受け付けを禁止する。
(2)遊技機1の下部受皿12から落下した玉が計数受皿26で受けられると、その計数受皿26で受けられた玉が計数部37に流入することで玉を計数し、その計数した玉数である計数玉数を持玉数としてRAM29cに記憶すると共に、その持玉数を液晶表示部22に表示する(遊技媒体の計数処理を行う)。この状態(持玉数がある状態)から払出ボタン23が操作されると(払戻操作が行われると)、その払出ボタン23の操作に応じて計数玉数(持玉数)または貯玉数(会員遊技者の場合)の範囲内で1度数分に相当する玉数の玉を遊技機1内部の払出機構から払い出す(遊技媒体の払出処理を行う)。このとき、RAM29cに記憶している持玉数及び液晶表示部22に表示させている持玉数から1度数分を減算すると共に、払い出した遊技媒体の数を示す払出玉数を特定可能な払出信号を出力する。尚、持玉数が1度数分に相当する玉数に満たない場合であれば、その1度数に満たない分の全ての玉数の玉を遊技機1内部の払出機構から払い出し、同様に、RAM29cに記憶している持玉数及び液晶表示部22に表示させている持玉数から1度数に満たない分を減算する。つまり、4円玉コーナーに設置されている貸出機2は4円の持玉数の範囲内で4円玉の再プレイが可能であり、同様に、2円玉コーナーに設置されている貸出機2は2円の持玉数の範囲内で2円玉、1円玉コーナーに設置されている貸出機2は1円の持玉数の範囲内で1円玉の再プレイが可能である。
(3)一般カード27がカード挿入口25に挿入されると(受け付けられると)、一般カード27に記録されている残高や持玉数をカードリーダライタ33により読み出し、その読み出した残高や持玉数をRAM29cに記憶する(一般カード27から特定した残高や持玉数(遊技価値の大きさ)のデータをRAM29cへと移行する)と共に液晶表示部22に表示する。このとき、一般カード27に記録されている残高や持玉数をゼロリセットする(初期化する、一般カード27の残高や持玉数のデータを消去する)。一般カード27が受け付けられたときは、その一般カード27から読み出した残高や持玉数の範囲内で貸出処理及び払出処理を行う。
(4)会員カード28がカード挿入口25に挿入されると(受け付けられると)、会員カード28に記録されている残高や持玉数をカードリーダライタ33により読み出し、その読み出した残高や持玉数をRAM29cに記憶する(会員カード28からRAM29cへとデータを移行する)と共に液晶表示部22に表示する。このとき、会員カード28に記録されている残高や持玉数をゼロリセットする(初期化する、会員カード28の残高や持玉数のデータを消去する)。また、暗証番号の操作入力を条件として管理装置6の会員口座に記憶されている貯玉数を入力することで、会員カード28に対応する貯玉数をもRAM29cに記憶すると共に液晶表示部22に表示する。会員カード28が受け付けられたときは、会員カード28から読み出した残高や持玉数、その会員カード28に対応する貯玉数の範囲内で貸出処理及び払出処理を行う。
(5)遊技機1の返却ボタン19が操作されると(発行操作が行われると)、その返却ボタン19が操作された時点での一般カード27や会員カード28の受け付け状態に応じて残高や持玉数を一般カード27や会員カード28に記録して発行するが、一般カード27を発行する場合は後述するようにコーナー毎の持玉数が当該コーナーに対応した発行下限数以上であることを条件として発行する。返却ボタン19が操作された時点で一般カード27がカード挿入口25(発行手段としても機能)に挿入されており、残高及び持玉数のうち少なくとも何れかがあれば(「0」でなければ)、RAM29cに記憶している残高やコーナー毎の発行下限数以上の持玉数を当該一般カード27に記録し(RAM29cから一般カード27へとデータを移行し)、一般カード27を発行する。このとき、RAM29cに記憶している残高や持玉数をゼロリセットする(初期化する、RAM29cの残高や持玉数のデータを消去する)。一般カード27を発行すると、カードを特定可能な一般IDと共に一般カード27に記録した残高や持玉数を特定可能な発行信号を管理装置6に出力し、一般カード27に記録した残高や持玉数を管理装置6でも記憶して管理する。
(6)返却ボタン19が操作された時点で会員カード28がカード挿入口25に挿入されており、残高及び持玉数のうち少なくとも何れかがあれば、RAM29cに記憶している残高や持玉数を当該会員カード28に記録し(RAM29cから会員カード28へとデータを移行し)、会員カード28を発行する。このときも、RAM29cに記憶している残高や持玉数をゼロリセットする(初期化する、RAM29cの残高や持玉数のデータを消去する)。会員カード28を発行すると、カードを特定可能な会員IDと共に会員カード28に記録した残高や持玉数を特定可能な発行信号を管理装置6に出力し、会員カード28に記録した残高や持玉数を管理装置6でも記憶して管理する。また、暗証番号の操作入力を条件として持玉数を特定可能な持玉数情報を管理装置6に出力し、持玉数を管理装置6の会員口座に貯玉数として記憶させる(RAM29cから会員口座へとデータを移行する)。
(7)返却ボタン19が操作された時点で一般カード27及び会員カード28の何れもカード挿入口25に挿入されておらず、残高及び持玉数のうち少なくとも何れかがあれば、その時点での一般カード27の残り枚数が2枚以上であることを条件とし、そのうちの1枚の一般カード27をカード移動機構(図示せず)によりカードリーダライタ33に繰り出し(セットし)、RAM29cに記憶している残高やコーナー毎の発行下限数以上の持玉数を記録し(RAM29cから一般カード27へとデータを移行し)、一般カード27を発行する。このときも、RAM29cに記憶している残高や持玉数をゼロリセットする(初期化する、RAM29cの残高や持玉数のデータを消去する)。また、この場合も、一般カード27を発行すると、カードを特定可能な一般IDと共に一般カード27に記録した残高や持玉数を特定可能な発行信号を管理装置6に出力し、一般カード27に記録した残高や持玉数を管理装置6でも記憶して管理する。
管理装置6は、図示しないCPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部を備えている。管理装置6は、記憶しているコンピュータプログラムにしたがって作動し、遊技機1の稼動状況を示す遊技データを表示する遊技情報表示サービス、並びに遊技者が遊技により獲得した遊技媒体を一旦貯蓄し、当日或いは後日遊技に再利用できるようにする貯玉サービスを実行可能となっている。これらのサービスを実行するために、遊技機1や貸出機2等から入出力部に入力される遊技信号に基づいて、遊技機1の稼動状態を特定して遊技機1毎に遊技情報を管理するようになっている。
管理装置6には、一の会員ID或いはカードID(識別情報に相当)に対して上述したコーナーに対応する複数の口座が設定されており、玉やメダルを計数した場合に会員カード28或いは一般カード27と対応付けて貯玉(預入れ)することができる。つまり、会員カードに記憶されている会員IDに対応付けて20円貯メダル口座、5円貯メダル口座、4円貯玉口座、1円貯玉口座、20円持メダル口座、5円持メダル口座、4円持玉口座、1円持玉口座がそれぞれ設定されている。本実施形態では、コーナーで使用可能なメイン口座(コーナーで優先的に使用する遊技媒体の貯玉のこと)、例えば、4円玉コーナーであれば4円貯玉口座以外のサブ口座(20円貯メダル口座、5円貯メダル口座、1円貯玉口座)を使用可能な乗入れが可能となっている。例えば、4円玉コーナーにおいて1円玉で1000個貯玉或いは当日貯玉があれば、4円玉250個として貯玉の再プレイ、或いは持玉の払出に使用できる。
この乗入れに関しては次のような運用となっており、管理装置6は、乗入履歴を管理するようになっている。
(1)取引データ(預入数、再プレイ数、景品交換数、残数)は、貸出単価(口座)毎に管理することを原則とする。
(2)乗入れ機能は、各口座の貯玉を合算してはならない。つまり、口座間の貯玉、持玉の移管処理は禁止されている。
(3)乗入れ機能は、その都度、遊技者の意思確認をもって利用できることとする。
この場合、いずれの口座を選択するかを遊技者が決定することが「意思確認」に対応し、その選択は当日限り有効であり、日が変われば再度選択する行為を行う必要がある。つまり、一度口座を選択しても所定期間が経過すると口座の選択が無効となり、口座の選択をその都度行うことになる。
(4)乗入れ機能利用の際は、遊技者が選択した貯玉或いは貯メダル(以下、総称して貯玉という)口座の貯玉、及び当日貯玉或いは当日貯メダル(以下、総称して持玉という)口座の持玉を貸出機2及びPOS6で表示し、遊技者が確認できることとする。
(5)景品交換を行う際は、各貯玉口座の貯玉を合算してはならない。同様に、各持玉口座の持玉を合算してはならない。
(6)玉コーナー内、或いはメダルコーナー内の同一の種別間の乗入は許可されているが、玉コーナーとメダルコーナーとの間の異なる種別間の乗入は禁止されている。
尚、貯玉及び持玉の乗入れは、オプションによりその運用が設定可能となっている。また、パチンコ機のみの乗入れが可能、パチスロ機のみの乗入れが可能も設定可能となっている。
ところで、仮に乗入元の持玉を乗入先の持玉払出数に換算した際に少量の端数が残ることを許容する構成では、端数分を記録した一般カード27を発行する必要性が生じるが、残った端数分だけでは乗入元の持玉を遊技に使用する遊技機1でもあまり遊技を行うことができないため、遊技を行うことなくそのまま一般カード27を持ち帰る遊技者が出てくるおそれがある。一般カード27を持ち帰る遊技者が出てくると、遊技場側で保有している一般カード27が減っていってしまい、一般カード27を補充するために余分な経費がかかるおそれがある。
このような事情に対して、本実施形態では、次のように対処するようにした。
即ち、貸出機2は当該貸出機2が設置されているコーナーである自コーナーの玉単価及び発行下限数(発行価値数)を記憶しており、一般カード27を発行する場合は自コーナーでの計数結果である持玉が自コーナーの発行下限数以上であることを条件に一般カード27を発行し、自コーナー以外の他コーナーで計数した乗入元の持玉が残っている場合は乗入元のコーナー毎の発行下限数以上であることを条件に一般カード27を発行することから、乗入元の発行下限数未満の持玉を少量の端数とみなし、このような端数が発生しないようにした。尚、貸出機2は、自コーナーだけでなく他コーナーの玉単価及び発行下限数を記憶している。
図3はコーナー毎の非会員の発行下限数を示している。20円メダルを発行するためには5枚以上の計数が必要であり、同様に5円メダルであれば20枚以上、4円玉であれば25個以上、1円玉であれば100個以上の計数が必要である。尚、発券下限数等の設定は、管理装置6を操作することで遊技場の管理者が予め行っている。以下、玉やメダルの計数結果のことを持玉と称する。
図4はコーナー毎の会員の貯玉(貯メダル)最低払出数を示している。20円メダルの貯玉を払い出すためには50枚以上の貯メダルが必要であり、同様に5円メダルであれば50枚以上の貯メダル、4円玉であれば125個以上の貯玉、1円玉であれば200個以上の貯玉が必要になっている。
貸出機2は、自コーナーの持玉があれば遊技者が貸出機2の払出ボタン23を操作した場合、持玉を消費して玉やメダルの払い出しを行う。この際、持玉払出数がコーナー別に予め設定されており、持玉払出数以上の持玉があれば、持玉払出数の持玉を消費して持玉払出数の玉やメダルの払い出しを行う。持玉が持玉払出数未満であれば、持玉数を全て消費してその分の玉やメダルの払い出しを行う。
図5はコーナー毎の持玉払出数を示している。20円メダルを払い出す場合は50枚であり、同様に5円メダルであれば50枚、4円玉であれば125個、1円玉であれば200個である。
さて、貸出機2は、自コーナーの発行下限数以上の持玉があれば遊技者が遊技機1の返却ボタン19を操作した場合に、残額、及び持玉数の情報を書き込んだ(記録した)一般カード27を発行する。残額または他のコーナーの持玉(発行下限数以上)があり、自コーナーの発行下限数未満の持玉がある場合(計数結果が0ではなく、発行下限数未満の計数結果がある場合、例えば20円メダルであれば1〜4枚の計数を行っている場合)、残額または他のコーナーの持玉数を記録した一般カード27を発行すると共に、発行下限数未満の自コーナーの持玉や持メダルの払い出しを行う。つまり、自コーナーの持玉数が0の一般カード27を発行する。また、残額及び他のコーナーの持玉がなく、自コーナーの発行下限数未満の持玉がある場合、返却ボタン19を操作しても一般カード27の発行も持玉の払出も実行しない(返却ボタン19を操作しても反応しない)。この場合、払出ボタン23を操作すれば、発行下限数未満の持玉を払い出すことができる。
貸出機2は、乗入元の持玉を乗入れる場合は、乗入対応処理を実行するようになっている。
図8は、貸出機2による乗入対応処理を示すフローチャートである。貸出機2は、乗入実行中かを判定しており(S1:NO)、乗入実行中となった場合は(S1:YES)、乗入払出操作が有るかを判定するようになる(S2:NO)。
図6(a)に示す例は、4円コーナーの貸出機2において、1円コーナーの貸出機2から発行した一般カード27を読み取らせた場合の液晶表示部22の表示を概略的に示している。コーナー表示部22aには自コーナーが4円玉コーナーであることが表示され、遊技価値表示部22bには1円玉を利用中であることが表示され、持玉数表示部22cには1円玉の持玉が1056個(第1獲得価値数)であると共に4円玉に換算で264個分の乗入(この場合の1円玉の端数は0個)が可能であることが表示され、状態表示部22dには乗入実行中であることが表示されている。また、「その他メニュー」ボタン22eも設けられており、遊技者が当該ボタン22eを操作することで、乗入元の遊技価値を選択可能となっている。尚、状態表示部22dを操作することにより乗入実行中を解除することができる。図6(a)に示す例の場合、1円玉が第1遊技価値、1円玉コーナーに設置されている貸出機2A(図1参照)が第1遊技用装置、4円玉が第2遊技価値、4円玉コーナーに設置されている貸出機2Bが第2遊技用装置、4円が第2遊技価値の単価に相当する。つまり、乗入元の貸出機2が第1遊技用装置、乗入先の貸出機2が第2遊技用装置に相当する。
貸出機2は、遊技者による乗入払出操作が有った場合は(S2:YES)、端数が有るかを判定する(S3)。つまり、乗入元の持玉を乗入先の持玉に換算した場合(第1価値数特定手段が特定した第1獲得価値数を第2遊技価値の単価で換算した場合)に乗入元の持玉に端数が発生するか否かを判定する。
貸出機2の動作は、乗入元の持玉に端数が発生するか否かに応じて異なる。
まず、乗入元の持玉に端数が発生しない場合について説明する。
図3に示すように、遊技者が1円コーナーの貸出機2Aにおいて返却ボタン19を操作した場合(第1発行操作を行った場合)の発行下限数は100個であることから、4円コーナーの貸出機2Bにおいて、1円玉の持玉が残っている状態で返却ボタン19を操作した場合(第2発行操作を行った場合)は、1円玉の発行下限数である100個以上の持玉が残っている必要がある。つまり、貸出機2Bから一般カード27を発行する場合は、いずれの遊技価値の持玉であっても当該遊技価値に対応した発行下限数以上である必要がある。
貸出機2は、乗入元の持玉に端数がない場合(端数の不発生を特定した場合)は(S3:NO)、乗入先の持玉払出数に換算した分の払い出しを行っても発行下限数以上かを判定し(S9)、発行下限数以上の場合は(S9:YES)、持玉払出数を払い出す(S10)。
図6(b)に示す例では、4円玉を125個(第2単位数)払い出し、1円玉を500個(第1単位数)減算したことを示している。この状態で返却ボタン19が操作された場合は、1円玉の持玉数が発行下限数である100個以上であるので、556個の1円玉が記録された一般カード27を発行することになる。
遊技者がさらに払出ボタン23を操作した場合、乗入先の持玉払出数に換算した分の払い出しを行うと1円玉の持玉が発行下限数未満となることから(S9:NO)、全ての持玉を換算した分を払い出す(S11)。つまり、4円玉を125個払い出すと1円玉の残りが56個となり発行下限数である100個未満となってしまうので、1円玉556個を全て消費して4円玉を139個払い出すのである(遊技者が獲得した(所有している)第1獲得価値数の全てを第2遊技価値の単価で換算し、換算した分の第1獲得価値数を消費して遊技を可能にする)。この結果、乗入元である1円玉の持玉数が0になる。
図6(c)に示す例では、乗入に使用可能な1円玉を消費したため、乗入状態を自動的に解除した状態を示しており、状態表示部22dで他の種類の持玉がないことを表示している。尚、メダルを持玉として所有している場合、状態表示部22dでメダルを所有していることを表示する。また、遊技機1から払い出された玉を貸出機2により計数した場合は、その玉数(遊技者が獲得した(所有している)第2遊技価値の数である第2獲得価値数)が持玉数表示部22cで4円の持玉数として表示される。
次に、乗入元の持玉に端数が発生する場合について説明する。
図7(a)に示す例は、4円コーナーの貸出機2の液晶表示部22には、1円玉利用中であり、1円玉(第1遊技価値)が753個(第1獲得価値数)で188個分の4円玉(第2遊技価値)の乗入が可能で、さらに乗入実行中であることが表示されており、1個の1円玉の端数が発生する。
貸出機2は、乗入元の持玉に端数が有る(端数の発生を特定した)ことから(S3:YES)、乗入先の持玉払出数に換算した分の払い出しを行っても発行下限数以上かを判定する(S4)。この場合、発行下限数以上であるから(S9:YES)、持玉払出数を払い出す(S10)。
図7(b)に示す例は、4円玉を125個払い出し、1円玉を500個減算した状態を示している。
遊技者がさらに払出ボタン23を操作した場合、乗入元の持玉を乗入先の持玉払出数に換算した分の払い出しを行うと発行下限数未満となることから(S4:NO)、発行下限数を残した持玉を換算(遊技者が所有する第1獲得価値数が発行価値数未満にならない範囲で当該第1獲得価値数を第2遊技価値の単価で換算)した数分を払い出す(S8)。つまり、4円玉を39個払い出すと1円玉の残りが97個となり発行下限数である100個未満となってしまうので、4円玉を38個払い出し、1円玉を152個減算する(換算した分の前記第1獲得価値数を消費して遊技を可能にする)。この場合、101個の1円玉が残る。
図7(c)に示す例では、乗入に使用可能な1円玉の全てを消費してしまったため、乗入状態を自動的に解除した状態を示している。つまり、4円玉が0個であることと、1円の持玉が残っていることを表示している。この状態で返却ボタン19が操作された場合は、101個の1円玉が記録された一般カード27を発行する。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
貸出機2は、乗入元の持玉を乗入先の持玉払出数に換算した際に端数が発生する場合には、乗入元の発行下限数未満にならない範囲で乗入元の持玉を乗入先の持玉払出数に換算して払い出すので、遊技者が乗入元の少量の持玉を所有している状況が発生することを抑制でき、遊技者が少量の持玉が記録された一般カード27を持ち帰るおそれを低減できる。
乗入元の持玉を乗入先の持玉払出数に換算した際に端数が発生しない場合には全ての乗入元の持玉を乗入先の持玉払出数に換算して使用可能になる。これにより、常に乗入元の発行下限数未満とならない範囲でしか乗入元の持玉を乗入先の持玉払出数に換算して使用できない構成に比べて、より多くの乗入元の持玉を乗入先の持玉払出数に換算して遊技者が使用可能になり、遊技者の利便性を高くすることができる。
即ち、乗入元の持玉を乗入先の持玉払出数に換算した際に端数が発生しない場合には、次の乗入払い出しを行うと乗入元の持玉が発行下限数未満となるときには全ての乗入元の持玉を消費して乗入先の持玉として付与するので、発行下限数未満の数を記録した状態が発生することを抑制することができる。これにより、乗入元の少量の持玉を遊技者が所有しており、一般カード27を発行できなくなることや遊技者が遊技を行うことなく一般カード27を持ち帰ってしまうことを抑制できる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張したり、各変形例を上記実施形態と組み合せたり、各変形例を組み合わせるようにしても良い。
例示した遊技機とは異なる遊技機に本発明を適用することも可能であり、例えば得点を消費して、封入された玉を発射する封入式パチンコ遊技機や、メダルを使用することなくクレジットの消費で遊技が進行するクレジット式スロットマシンに適用することも可能である。
例示したコーナーに加えてまたは代えて、別のコーナーを設けることが可能である。例えば1個0.5円で玉を貸し出すコーナーや1枚10円でメダルを貸し出すコーナーを設けることも可能である。つまり、遊技価値の種類は任意に変更することが可能である。
記録媒体としてICカードを利用する構成としたが、記録媒体を任意に変更しても良く例えばICコインを採用しても良い。
持玉数の情報を一般カード27に直接記録する構成としたが、一般カード27に持玉数の情報を書き込むことなく管理を行うようにしても良い。この場合、一般カード27のIDに持玉数を対応付けて管理装置6にて管理し、一般カード27が貸出機2に挿入された場合に管理装置6と通信することで持玉数を特定する構成にしても良い。
遊技者が貸出機2を操作することで乗入を行うか否かを設定する際に、いずれのコーナーで乗入を行うかを設定できるようにしても良い。
いずれのコーナー間で乗入可能にするかを遊技場側で設定可能しても良く、例えばメダルコーナー及び玉コーナー間で乗入可能にしても良い。
貸出機2が備えている機能の一部を管理装置6が備える構成としても良いし、管理装置6が備える機能を貸出機2が備える構成としても良い。例えば、持玉数は貸出機2で記憶している構成としたが、計数した場合や払い出しを行った場合に、その都度管理装置6と貸出機2とが通信を行い、管理装置6側のみで持玉数を記憶する構成としても良い。また、例えば、乗入元の持玉を乗入先の持玉払出数に換算した際に端数が出るか否かの判定を貸出機2でなく、貸出機2以外の装置が行う構成にしても良い。また、乗入先で持玉払出数(単位数)の払い出しを行うと乗入元の持玉数が発行下限数未満になるか否かの判定を貸出機2以外の装置が行う構成にしても良い。これらの場合、貸出機2以外の装置が判定結果を貸出機2に通知する構成にすると良い。
乗入元の持玉を乗入先の持玉払出数に換算した際に端数が発生しない状況において、乗入先で持玉払出数の払い出しを行うと乗入元の持玉数が発行下限数未満になる場合に全ての持玉を換算して払い出す構成にしたが、端数が発生しない状況であり乗入先で持玉払出数の払い出しを行うと乗入元の持玉数が発行下限数未満になる場合でも、持玉払出数の払い出しを行う構成にしても良い。つまり、端数が発生しない場合、乗入元の残りが発行下限数未満になるような状況が発生しても良い。本構成においては、発行下限数未満において一般カード27を発行不能にしても良いし(再度払出操作を行うと持玉の残りが0になる)、例外的に発行下限数未満の状態で一般カード27を発行可能にしても良い。具体的には、乗入元の持玉数を乗入先の持玉払出数に換算し、換算結果が乗入先の持玉払出数2回分以上であるか否かを判定し、2回分以上である場合は、乗入先の持玉払出数分の玉やメダルを払い出す一方、2回分未満である場合は、乗入元の持玉数を全て乗入先の持玉払出数に換算した分の玉やメダルを払い出す。この場合、発行下限数未満の持玉が残る可能性があるが、端数が発生しないことから、払出ボタン23の操作により全ての持玉を払い出せば良い。
乗入元の持玉を乗入先の持玉払出数に換算した際に端数が発生する場合、乗入で消費する乗入元の持玉数が発行下限数未満にならない数を算出し、算出結果を乗入先の玉数(メダル数)に換算し、換算結果が持玉払出数以上であれば持玉払出数の玉やメダルを払い出し、換算結果が持玉払出数未満であれば、端数+発行下限数を除いた持玉数を全て乗入先の玉数に変換して玉やメダルの払い出しを行うようにしても良い。
発行操作や払出操作の操作内容を任意に変更しても良く、例えば貸出機2に返却ボタンを設け、その返却ボタンを操作した場合に一般カードを発行する構成が考えられる。また、第1貸出機と第2貸出機とで構成が違う貸出機を採用しても良く、各貸出機で払出操作や発行操作が異なっていても良い。
図面中、1は遊技機、2は貸出機(遊技用装置)、2Aは貸出機(第1遊技用装置)、2Bは貸出機(第2遊技用装置)、29は制御部(第1計数手段、第1遊技価値消費手段、第1発行手段、受付手段、第1価値数特定手段、第2計数手段、第2遊技価値消費手段、第2発行手段、端数特定手段、換算消費手段)である。

Claims (4)

  1. 遊技者が遊技で消費する遊技価値として、第1遊技価値と、当該第1遊技価値とは単価が異なる第2遊技価値とがあり、前記第1遊技価値を消費することで遊技を進行させることが可能な遊技機に対応する第1遊技用装置と、前記第2遊技価値を消費することで遊技を進行させることが可能な遊技機に対応する第2遊技用装置と、が設置された遊技場に設けられる遊技場用システムにおいて、
    前記第1遊技用装置は、
    遊技者が獲得した第1遊技価値の数である第1獲得価値数を計数する第1計数手段と、
    前記第1獲得価値数を消費して遊技を可能にする第1遊技価値消費手段と、
    遊技者が予め定められた第1発行操作を行った場合、前記第1獲得価値数が予め定められた発行価値数以上であることを条件に、当該第1獲得価値数を特定可能な情報を記録した記録媒体を発行する第1発行手段と、を備え、
    前記第2遊技用装置は、
    前記記録媒体を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が前記記録媒体を受け付けた場合に、前記第1獲得価値数を特定する第1価値数特定手段と、
    遊技者が獲得した第2遊技価値の数である第2獲得価値数を計数する第2計数手段と、
    前記第2獲得価値数を消費して遊技を可能にする第2遊技価値消費手段と、
    遊技者が予め定められた第2発行操作を行った場合に、前記第1獲得価値数、及び前記第2獲得価値数を特定可能な情報を記録した記録媒体を発行する第2発行手段と、
    前記第1価値数特定手段が特定した前記第1獲得価値数を前記第2遊技価値の単価で換算した場合に端数が発生するか否かを特定する端数特定手段と、
    前記端数特定手段が端数の発生を特定した場合、遊技者が所有する前記第1獲得価値数が前記発行価値数未満にならない範囲で当該第1獲得価値数を前記第2遊技価値の単価で換算し、換算した分の前記第1獲得価値数を消費して遊技を可能にする一方、前記端数特定手段が端数の不発生を特定した場合、遊技者が所有している前記第1獲得価値数の全てを前記第2遊技価値の単価で換算し、換算した分の前記第1獲得価値数を消費して遊技を可能にする換算消費手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記換算消費手段は、遊技者が予め定められた払出操作を行った場合に、予め定められた第1単位数の前記第1獲得価値数を消費しても前記第1獲得価値数の残りが前記発行価値数以上の場合には、前記第1単位数の前記第1獲得価値数を消費して、当該第1単位数の第1獲得価値数を前記第2遊技価値の単価で換算した数である第2単位数の前記第2遊技価値を遊技者に付与する一方、前記端数特定手段が前記端数の不発生を特定しており、かつ前記第1単位数の前記第1獲得価値数を消費すると、前記獲得価値数の残りが前記発行価値数未満となる場合、前記第1獲得価値数の全てを前記第2遊技価値の単価で換算した分の前記第2遊技価値を遊技者に付与することを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
  3. 遊技者が遊技で消費する遊技価値として、第1遊技価値と、当該第1遊技価値とは単価が異なる第2遊技価値とがあり、前記第1遊技価値を消費することで遊技を進行させることが可能な遊技機に対応する遊技用装置と、前記第2遊技価値を消費することで遊技を進行させることが可能な遊技機に対応する遊技用装置とが設置され、遊技者が所有する遊技価値を特定可能な情報を記録した記録媒体を遊技者に発行する遊技場に設けられる遊技用装置において、
    前記記録媒体を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が前記記録媒体を受け付けた場合に、遊技者が獲得した第1遊技価値の数である第1獲得価値数、及び前記第2遊技価値の数である第2獲得価値数を特定する価値数特定手段と、
    前記第2獲得価値数を消費して遊技を可能にする第2遊技価値消費手段と、
    前記価値数特定手段が特定した前記第1獲得価値数を前記第2遊技価値の単価で換算した場合に端数が発生するか否かを特定する端数特定手段と、
    前記端数特定手段が端数の発生を特定した場合、遊技者が所有する前記第1獲得価値数が前記発行価値数未満にならない範囲で当該第1獲得価値数を前記第2遊技価値の単価で換算し、換算した分の前記第1獲得価値数を消費して遊技を可能にする一方、前記端数特定手段が端数の不発生を特定した場合、遊技者が所有している前記第1獲得価値数の全てを前記第2遊技価値の単価で換算し、換算した分の前記第1獲得価値数を消費して遊技を可能にする換算消費手段と、
    遊技者が予め定められた発行操作を行った場合に、遊技者が所有する前記第1獲得価値数、及び前記第2獲得価値数を特定可能な情報を記録した記録媒体を発行する発行手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技用装置。
  4. 前記換算消費手段は、遊技者が予め定められた払出操作を行った場合に、予め定められた第1単位数の前記第1獲得価値数を消費しても前記第1獲得価値数の残りが前記発行価値数以上の場合には、前記第1単位数の前記第1獲得価値数を消費して、当該第1単位数の第1獲得価値数を前記第2遊技価値の単価で換算した数である第2単位数の前記第2遊技価値を遊技者に付与する一方、前記端数特定手段が前記端数の不発生を特定しており、かつ前記第1単位数の前記第1獲得価値数を消費すると、前記獲得価値数の残りが前記発行価値数未満となる場合、前記第1獲得価値数の全てを前記第2遊技価値の単価で換算した分の前記第2遊技価値を遊技者に付与することを特徴とする請求項3に記載の遊技用装置。
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