JP6371132B2 - 遊技場用システム - Google Patents
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Description
遊技者からの付与操作、及び整理操作を受付ける操作受付手段と、
前記付与操作の受付に応じて、前記価値受付手段により受付けられた獲得価値と引換えに、遊技に使用可能な遊技価値を付与する付与処理を所定の付与単位にて行う価値付与手段と、
少なくとも前記整理操作時、或いは当該整理操作以前に、前記獲得価値を整理するための整理単位を前記付与単位とは異なる値にて設定可能な設定手段と、
前記整理操作の受付に応じて、当該整理操作の受付時における前記獲得価値を示す整理前獲得価値が、前記所定の付与単位にて行われる付与処理を経由することで前記整理単位の整数倍を示す整理後獲得価値とするための処理である整理処理を行う整理処理手段と、を備えた遊技場用システムにある(請求項1)。
遊技者からの付与操作、及び整理操作を受付ける操作受付手段と、
前記付与操作の受付に応じて、前記価値受付手段により受付けられた獲得価値と引換えに、遊技に使用可能な遊技価値を付与する付与処理を所定の付与単位にて行う価値付与手段と、
少なくとも前記整理操作時、或いは当該整理操作以前に、前記獲得価値を整理するための整理単位を前記付与単位とは異なる値にて設定可能な設定手段と、
前記整理操作の受付に応じて、当該整理操作の受付時における前記獲得価値を示す整理前獲得価値を、前記整理単位の整数倍を示す整理後獲得価値とするための処理であって、当該整理前獲得価値を前記整理単位にて除した余りである第1余りを更に前記付与単位にて除した余りである第2余り、若しくは前記第1余りを更に前記付与単位に対応した前記獲得価値の引換単位である第2整理単位にて除した余りである第3余りを示す整理価値分の前記付与処理である整理処理を行う整理処理手段と、を備えた遊技場用システムにある(請求項2)。
遊技者からの付与操作、及び整理操作を受付ける操作受付手段と、
前記付与操作の受付に応じて、前記価値受付手段により受付けられた獲得価値と引換えに、遊技に使用可能な遊技価値を付与する付与処理を所定の付与単位にて行う価値付与手段と、
少なくとも前記整理操作時、或いは当該整理操作以前に、前記獲得価値を整理するための整理単位を前記付与単位とは異なる値にて設定可能な設定手段と、
前記整理操作の受付に応じて、当該整理操作の受付時における前記獲得価値を示す整理前獲得価値を、前記整理単位の整数倍を示す整理後獲得価値とするための処理であって、当該整理前獲得価値を前記整理単位にて除した余りである第1余りを当該整理単位から差引いた値、前記第1余りを更に前記付与単位にて除した余りである第2余りを当該付与単位から差引いた値、或いは前記第1余りを更に前記付与単位に対応した前記獲得価値の引換単位である第2整理単位にて除した余りである第3余りを当該第2整理単位から差引いた値を示す不足価値を表示することで、遊技者に獲得価値の受付を促すための獲得価値要求表示を行う整理処理手段と、を備えた遊技場用システムにある(請求項3)。
あるいは前記第2余りまたは前記第3余りを示す整理価値と、当該整理価値に対して予め設定される基準値である整理価値基準値と、を比較する処理である比較処理を行い、該比較処理の結果に応じて、前記獲得価値要求表示を行うことも良い。(請求項4)。
前記第1余りを当該整理単位から差引いた値を示す差引値と、前記不足価値基準値よりも大きい値あるいは前記整理価値基準値よりも小さい値が予め設定される特別基準値と、を比較する処理である特別比較処理を行い、当該特別比較処理の結果に応じて、前記比較処理の結果として前記獲得価値要求表示を行わない旨の結果が得られる場合であっても前記獲得価値要求表示を行うことも良い(請求項5)。
(実施例1)
本例は、遊技機2が設置された遊技場向けの遊技場用システム1に関する。この内容について、図1〜図6を参照して説明する。
図1及び図2に例示する遊技機2は、図柄表示部(役物)21や始動口22等が配置された遊技領域23に玉を打ち込んで遊技するパチンコ遊技機である。この遊技機2では、遊技媒体である玉が遊技価値として利用される。遊技領域23の下側には、内部の発射装置に玉を供給する上皿27と、上皿27から溢れた玉を貯える下皿28と、が設けられている。下皿28の手前側の縁には、スライドレバー285が設けられ、このスライドレバー285の操作に応じて下皿28の底が抜けるようになっている。
図1の情報表示装置4は、大型の液晶ディスプレイによる表示画面を備える装置である。表示画面の下側には、データ切替釦やメニュー釦や呼出釦や消去釦などの各種の操作ボタンが配置されている。情報表示装置4の外周のうち下部を除く部分には、表示画面を取り囲むようにランプ部が配設されている。情報表示装置4の表示画面には、大当り回数や連荘回数やスタート回数等の遊技情報のほか、大当り間ゲーム数の履歴を示す棒グラフ等が表示される。
遊技装置3は、図1及び図2に示すごとく、各遊技機2に個別に対応するよう、隣り合う遊技機2との台間スペースに設置されている。遊技装置3は、遊技媒体である玉の付与(払出、払戻)機能と、獲得された玉の計数機能と、一般カード等の遊技カード100を発行する記録媒体発行機能と、を備えている。
(2)セーフ信号:入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号。遊技機2から出力される。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定できる。なお、遊技機2に玉を補給する補給装置(図示略)から出力される補給信号をセーフ信号として利用することも良い。
(3)始動信号:始動入賞を契機とした図柄表示部21によるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)を特定可能な信号。遊技機2から出力される。図柄変動確定時に出力されるので、受信側では信号入力に応じてスタート処理を特定でき、「始動信号数×1」をスタート回数として特定できる。なお、始動口22に入賞したことを示す信号をスタート信号として利用することもできる。
(4)大当り信号:大当り期間を特定可能な信号。遊技機2から出力される。大当り中にレベル出力される状態信号なので、受信側では大当り信号入力中を大当り中として特定できる。
(5)特別状態信号:特別状態(甘中)を特定可能な信号。遊技機2から出力される。第2始動口22Bの入賞率が向上する特別状態(確変状態、時短状態)中にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号入力中を特別状態中として特定できる。また、大当り信号及び特別状態信号のいずれも入力していない期間を通常状態として特定できる。
払出部は、持玉(獲得価値)を対価として遊技用の玉を付与する付与処理(払戻処理)を実行する価値付与手段としての機能を有する。払出部は、操作受付手段である払出釦34を押下げる払戻操作(付与操作)に応じて、所定の付与単位にて玉の払出(付与、払戻)を実行する。なお、投入された現金を対価とした遊技用の玉の貸出については、遊技機2側の玉の払出機能を利用して実行される。
記憶手段をなすRAM等の記憶領域には、入金済みの残高や計数済みの持玉のほか、さまざまな設定値等が格納されている。
整理処理手段は、遊技者による整理操作(具体的な操作手順は後述する)の受付に応じて、整理操作の受付時における持玉(整理前獲得価値)を、設定された整理単位の整数倍の持玉(整理後獲得価値)にする持玉整理処理(整理処理)を実行する手段である。
管理装置10(図1)は、遊技機2、遊技装置3、情報表示装置4、POS端末5、残高精算装置等、遊技場に設置された各機器の稼動状況を管理する装置である。
管理装置10は、液晶ディスプレイ等のPCモニタや図示しないプリンタ等を含む出力部と、各種の演算処理を実行する装置本体と、キーボード及び図示しないマウスを含む入力部と、を備えている。装置本体は、演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)を中心とした制御機能、ハードディスクドライブ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を利用する記憶機能、及び各種信号あるいは情報を送受信する通信機能等を有している。
設定手段は、少なくとも遊技者による整理操作前に、持玉(獲得価値)を整理するための整理単位を、付与単位とは異なる値にて設定可能とする手段である。整理単位の具体的な設定内容や方法については、図3、図4を参照して後述する。
(1)種別:貸単価や交換単価等のレートにより区分される遊技機グループ名。持玉整理設定は、このグループ単位にて実行可能である。なお、グループとしては、例えば遊技機種や遊技島等によるグループを採用することも良い。また、グループには、対応する台番範囲が、別途、周知の通り設定される。
(4)操作払出単位(付与単位):1回の払戻操作により持玉を払戻す玉数の単位。前記払出単位の倍数とするのが望ましいが、必ずしも倍数とする必要はない。なお、払出単位に関わらず、払出ノズル37より全ての払戻を行っても良いが、払出単位以上の未払戻玉がある場合には遊技機2から払戻を行い、払出単位以上の未払戻玉がない場合は払出ノズル37から払戻しても良い。なお、持玉が操作払出単位以上の場合は操作に応じて操作払出単位分の持玉が払戻され、持玉が操作払出単位よりも少ない場合は残りの持玉全てが払戻される。
(7)払出:「複合」と「単独」とを設定可能で、持玉の整理方法を示している。「複合」は、持玉整理処理時に払戻対象となる整理持玉を操作払出単位未満として、持玉整理処理による払戻し後に、別途操作払出単位分の払戻を行って持玉の整理を行う持玉の整理方法である。「単独」は、操作払出単位に関わらず持玉が整理持玉単位の倍数となるように整理持玉を一時に払戻す持玉の整理方法である。なお、各整理方法の詳細については、図5を参照して後で詳しく説明する。
遊技装置3は、例えば125玉などの図3の操作払出単位を用い、例えば482玉÷125玉=3、余り(第2余り)107玉というように上記の余り482玉を除算する。
遊技装置3は(D)払戻画面を表示すると共に上記のように特定した整理持玉を払戻し、その払戻の完了や、例えば5秒間など所定期間の経過により(E)終了画面の表示に切替えて持玉整理処理を終了する。
遊技場用システム1は、不足玉を不足玉基準値と比較した上で計数要求画面(図5中のFの画面)の表示による計数要求を行っている。これに代えて、不足玉と不足玉基準値との比較を行わずに計数要求を行っても良く、不足玉の特定は必ずしも行う必要はない。また、計数要求を必ずしも行う必要もない。さらに、不足玉と不足玉基準値とを比較した結果に応じて計数要求を行ったが、整理持玉と整理持玉の基準値(整理価値基準値)とを比較した結果に応じて計数要求を行っても良い。
本例では、図3の持玉整理設定のように種別により区分して図4のような整理単位設定を行っているが、図3のように種別により区分することなく図4のような整理単位設定を種別に関わりなく設定することで、種別により区分せずに整理単位を設定することも良い。また、図4の整理単位設定を設定せずにそのまま図3の持玉整理設定にて整理単位の数値入力等を可能としても良い。
また、整理対象を持玉とすることを例示したが、遊技者の前日以前の獲得価値を含めた所謂貯玉を対象として持玉整理処理を行っても良い。
本例では、一般カード等の遊技カード100を記録媒体として例示したが、有価価値を特定可能な情報を記録可能であれば例えばコイン等の他の記録媒体であっても良い。
持玉整理処理など例示した各処理は遊技装置3だけでなく、中継装置111や管理装置10等、どのような機器で行っても良い。また、変形例を含む例示した構成をどのように組合わせても良いし、適宜採用しなくとも良い。
10 管理装置(設定手段)
111 中継装置
2 遊技機
214 貸出釦
215 返却釦
3 遊技装置(操作受付手段、価値受付手段、価値付与手段、整理処理手段)
32 貨幣投入口
33 タッチパネル(操作受付手段)
34 払出釦(操作受付手段)
36 カードスリット
360 カード返却釦
37 払出ノズル
372 計数受け皿
4 情報表示装置
5 POS端末
Claims (5)
- 遊技者が遊技により獲得した遊技価値である獲得価値を受付ける価値受付手段と、
遊技者からの付与操作、及び整理操作を受付ける操作受付手段と、
前記付与操作の受付に応じて、前記価値受付手段により受付けられた獲得価値と引換えに、遊技に使用可能な遊技価値を付与する付与処理を所定の付与単位にて行う価値付与手段と、
少なくとも前記整理操作時、或いは当該整理操作以前に、前記獲得価値を整理するための整理単位を前記付与単位とは異なる値にて設定可能な設定手段と、
前記整理操作の受付に応じて、当該整理操作の受付時における前記獲得価値を示す整理前獲得価値が、前記所定の付与単位にて行われる付与処理を経由することで前記整理単位の整数倍を示す整理後獲得価値とするための処理である整理処理を行う整理処理手段と、を備えた遊技場用システム。 - 遊技者が遊技により獲得した遊技価値である獲得価値を受付ける価値受付手段と、
遊技者からの付与操作、及び整理操作を受付ける操作受付手段と、
前記付与操作の受付に応じて、前記価値受付手段により受付けられた獲得価値と引換えに、遊技に使用可能な遊技価値を付与する付与処理を所定の付与単位にて行う価値付与手段と、
少なくとも前記整理操作時、或いは当該整理操作以前に、前記獲得価値を整理するための整理単位を前記付与単位とは異なる値にて設定可能な設定手段と、
前記整理操作の受付に応じて、当該整理操作の受付時における前記獲得価値を示す整理前獲得価値を、前記整理単位の整数倍を示す整理後獲得価値とするための処理であって、当該整理前獲得価値を前記整理単位にて除した余りである第1余りを更に前記付与単位にて除した余りである第2余り、若しくは前記第1余りを更に前記付与単位に対応した前記獲得価値の引換単位である第2整理単位にて除した余りである第3余りを示す整理価値分の前記付与処理である整理処理を行う整理処理手段と、を備えた遊技場用システム。 - 遊技者が遊技により獲得した遊技価値である獲得価値を受付ける価値受付手段と、
遊技者からの付与操作、及び整理操作を受付ける操作受付手段と、
前記付与操作の受付に応じて、前記価値受付手段により受付けられた獲得価値と引換えに、遊技に使用可能な遊技価値を付与する付与処理を所定の付与単位にて行う価値付与手段と、
少なくとも前記整理操作時、或いは当該整理操作以前に、前記獲得価値を整理するための整理単位を前記付与単位とは異なる値にて設定可能な設定手段と、
前記整理操作の受付に応じて、当該整理操作の受付時における前記獲得価値を示す整理前獲得価値を、前記整理単位の整数倍を示す整理後獲得価値とするための処理であって、当該整理前獲得価値を前記整理単位にて除した余りである第1余りを当該整理単位から差引いた値、前記第1余りを更に前記付与単位にて除した余りである第2余りを当該付与単位から差引いた値、或いは前記第1余りを更に前記付与単位に対応した前記獲得価値の引換単位である第2整理単位にて除した余りである第3余りを当該第2整理単位から差引いた値を示す不足価値を表示することで、遊技者に獲得価値の受付を促すための獲得価値要求表示を行う整理処理手段と、を備えた遊技場用システム。 - 前記整理処理手段は、前記不足価値と、当該不足価値に対して予め設定される不足価値基準値と、を比較する処理、
あるいは前記第2余りまたは前記第3余りを示す整理価値と、当該整理価値に対して予め設定される基準値である整理価値基準値と、を比較する処理である比較処理を行い、該比較処理の結果に応じて、前記獲得価値要求表示を行う請求項3に記載の遊技場用システム。 - 前記整理処理手段は、前記比較処理の結果として前記獲得価値要求表示を行わない旨の結果を得た場合に、前記第2余りまたは前記第3余りを示す整理価値を特定し、当該整理価値分の前記付与処理を行う一方、
前記第1余りを当該整理単位から差引いた値を示す差引値と、前記不足価値基準値よりも大きい値あるいは前記整理価値基準値よりも小さい値が予め設定される特別基準値と、を比較する処理である特別比較処理を行い、当該特別比較処理の結果に応じて、前記比較処理の結果として前記獲得価値要求表示を行わない旨の結果が得られる場合であっても前記獲得価値要求表示を行う請求項4に記載の遊技場用システム。
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