JP2005304888A - 遊技用システム及び遊技用装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2台の遊技機に対して1台の遊技媒体貸与処理装置が設置されている場合にも、当該遊技媒体貸与処理装置に対応する遊技機で遊技を行っている会員遊技者に対して消費に応じた特典としてのポイントを付与することができるような遊技用システム及び遊技用装置を提供する。
【解決手段】遊技機に対応して設けられる遊技用装置は、会員カードを受け付けているときに対応する遊技機から取得した使用遊技媒体数情報及び付与遊技媒体数情報を、受け付けている会員カードの会員IDを特定可能な情報とともに、ポイント管理装置に対して送信する。ポイント管理装置は、該遊技用装置から受信した情報に基づいて、使用遊技媒体数と付与遊技媒体数との差数を各会員遊技者毎に集計し(c)、該集計した差数が予め定められた所定値に到達する毎にポイントを付与する(d)。
【選択図】 図10

Description

本発明は、会員登録した会員遊技者に対して消費に応じた特典としてのポイントを付与するための遊技用システム及び遊技用装置に関する。
従来より、特許文献1に示すように、遊技機(ここではパチンコ台)に対応して設けられる遊技媒体貸与処理装置(ここでは台間玉貸機)と、これに接続されたカード処理機とからなるポイントサービス装置であって、カード処理機が、ポイントカードを受け付け、遊技者が台間玉貸機に支払った玉貸金額が所定額に達するたびに、予め定められたポイントを前記受け付けられているポイントカードから読み取ったポイントに加算して、加算結果をポイントカードに書き込むものが知られている。
特開平9−290064号公報(第2頁,図1)
しかしながら、いわゆる現金式のパチンコ機に対応して設けられる遊技媒体貸与処理装置(いわゆる現金玉貸ユニット)や、スロットマシンに対応して設けられる遊技媒体貸与処理装置(いわゆるメダル貸ユニット)の場合には、遊技場によっては2台の遊技機に対して1台の遊技媒体貸与処理装置が設置されることがあり、かかる場合には、該遊技媒体貸与処理装置における遊技媒体の貸与に消費された消費金額が、前記2台の遊技機のうちのいずれの遊技機で遊技を行っている遊技者による消費金額であるかを特定できないため、該消費金額に応じた特典としてのポイントを付与することができないという問題があった。
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、2台の遊技機に対して1台の遊技媒体貸与処理装置が設置されている場合にも、当該遊技媒体貸与処理装置に対応する遊技機で遊技を行っている会員遊技者に対して消費に応じた特典としてのポイントを付与することができるような遊技用システム及び遊技用装置を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。なお後述する発明を実施するための最良の形態の説明及び図面で使用した符号を参考のために括弧書きで付記するが、本発明の構成要素は該付記したものには限定されない。
まず請求項1に係る発明は、遊技機(パチンコ機P,スロットマシンS)に対応して設けられる遊技用装置(30)と、該遊技用装置と通信可能であり、会員登録した会員遊技者に対して付与されるポイントを各会員遊技者毎に管理するポイント管理装置(50)と、からなる遊技用システム(1)であって、前記遊技用装置は、前記会員遊技者を個々に特定可能な会員遊技者特定情報(会員ID)が記録された記録媒体(会員カード3)を受け付けて、該受け付けた記録媒体の会員遊技者特定情報を読み取る処理を行う記録媒体処理手段(会員カードリーダ31)と、前記対応する遊技機から、該遊技機での遊技に使用された使用遊技媒体数(打込玉数,投入メダル数)を特定可能な使用遊技媒体数特定情報(打込玉信号,メダル投入信号)と、該遊技機での遊技の結果として遊技者に付与された付与遊技媒体数(賞球数,払出メダル数)を特定可能な付与遊技媒体数特定情報(賞球信号,メダル払出信号)を取得する取得手段(遊技機用通信部35a)と、前記記録媒体処理手段により記録媒体を受け付けているときに前記取得手段により取得した使用遊技媒体数特定情報及び付与遊技媒体数特定情報を、前記記録媒体処理手段により受け付けている記録媒体の会員遊技者特定情報を特定可能な受付中会員遊技者特定情報(装置ID)と共に前記ポイント管理装置に対して送信する送信手段(管理装置用通信部35c)と、を備え、前記ポイント管理装置は、前記送信手段から送信されてきた使用遊技媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数と該送信されてきた付与遊技媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数との差数(差玉数,差枚数)を、該送信されてきた受付中会員遊技者特定情報から特定される各会員遊技者毎に集計する差数集計手段(制御部51)と、該差数集計手段により集計した差数が予め定められた所定値に達する毎に前記ポイントを付与するポイント付与手段(制御部51)と、該ポイント付与手段により付与したポイントを各会員遊技者毎に集計して管理するポイント管理手段(ハードディスク55)と、を備えることを特徴とする遊技用システムである。
また請求項2に係る発明は、請求項1に記載した遊技用システム(1)であって、前記遊技用装置(30)は、前記対応する遊技機(パチンコ機P,スロットマシンS)に対応して設けられて前記会員遊技者が所有する金額価値(紙幣2の金額)に基づいて当該遊技機での遊技に使用される遊技媒体(パチンコ玉,メダル)を貸与するための処理(玉貸処理,メダル貸処理)を行う遊技媒体貸与処理装置(玉貸ユニット10,メダル貸ユニット20)から、前記遊技媒体の貸与に消費された消費金額価値を特定可能な消費金額価値特定情報を取得する消費金額価値特定情報取得手段(ユニット用通信部35b)をさらに備え、前記送信手段(管理装置用通信部35c)は、前記記録媒体処理手段(会員カードリーダ31)により記録媒体(会員カード3)を受け付けているときに前記消費金額価値特定情報取得手段により取得した消費金額価値特定情報を、前記受付中会員遊技者特定情報(装置ID)と共に前記ポイント管理装置(50)に対して送信し、前記ポイント管理装置は、前記差数集計手段(制御部51)により集計した差数(差玉数,差枚数)が予め定められた所定値に達する毎に前記ポイントを付与するか、又は前記送信手段から送信されてきた消費金額価値特定情報から特定される消費金額価値に応じて前記ポイントを付与するかを設定するポイント付与方法設定手段(ディスプレイ53及び入力装置54)をさらに備え、前記ポイント付与手段(制御部51)は、該ポイント付与方法設定手段による設定に応じて前記ポイントを付与することを特徴とする遊技用システムである。
また請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載した遊技用システム(1)であって、前記送信手段(管理装置用通信部35c)は、前記記録媒体処理手段(会員カードリーダ31)により記録媒体(会員カード3)を受け付けたときに該記録媒体の会員遊技者特定情報(会員ID)を含む記録媒体受付情報を前記ポイント管理装置(50)に対して送信すると共に、前記記録媒体処理手段から返却される記録媒体の会員遊技者特定情報を特定可能な返却会員遊技者特定情報(装置ID)を含む記録媒体返却情報を前記ポイント管理装置に対して送信し、前記差数集計手段(制御部51)は、前記送信手段から記録媒体受付情報が送信されてきたことを条件として、該記録媒体受付情報に含まれる会員遊技者特定情報についての差数(差玉数,差枚数)の集計を開始すると共に、前記送信手段から記録媒体返却情報が送信されてきた後、該送信手段から記録媒体受付情報が送信されてきたときに、該記録媒体受付情報に含まれる会員遊技者特定情報が該記録媒体返却情報に含まれる返却会員遊技者特定情報から特定される会員遊技者特定情報(受付中会員ID)と異なる場合には、該記録媒体返却情報が送信されてきたときの会員遊技者特定情報について集計していた差数の集計値を初期化して、該記録媒体受付情報に含まれる会員遊技者特定情報についての差数の集計を開始する一方、該記録媒体受付情報に含まれる会員遊技者特定情報が該記録媒体返却情報に含まれる返却会員遊技者特定情報から特定される会員遊技者特定情報と一致する場合には、該記録媒体返却情報が送信されてきたときの会員遊技者特定情報について集計していた差数の集計値を初期化することなく、当該会員遊技者特定情報についての差数の集計を継続することを特徴とする遊技用システムである。
また請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊技用システム(1)であって、前記ポイント管理装置(50)は、前記ポイント付与手段(制御部51)により次回のポイントが付与されるまでに必要な差数を特定可能な必要差数特定情報を前記遊技用装置(30)に対して送信する必要差数特定情報送信手段(通信部52)をさらに備え、前記遊技用装置は、該必要差数特定情報送信手段から送信されてきた必要差数特定情報から特定される次回のポイントが付与されるまでに必要な差数を表示する必要差数表示手段(インジケータ33)をさらに備えることを特徴とする遊技用システムである。
また請求項5に係る発明は、遊技機(パチンコ機P,スロットマシンS)に対応して設けられ、会員登録した会員遊技者を個々に特定可能な会員遊技者特定情報(会員ID)が記録された記録媒体(会員カード3)を受け付けて、該受け付けた記録媒体の会員遊技者特定情報を読み取る処理を行う記録媒体処理手段(会員カードリーダ31)と、前記対応する遊技機から、該遊技機での遊技に使用された使用遊技媒体数(打込玉数,投入メダル数)を特定可能な使用遊技媒体数特定情報(打込玉信号,メダル投入信号)と、該遊技機での遊技の結果として遊技者に付与された付与遊技媒体数(賞球数,払出メダル数)を特定可能な付与遊技媒体数特定情報(賞球信号,メダル払出信号)を取得する取得手段(遊技機用通信部35a)と、前記記録媒体処理手段により記録媒体を受け付けているときに前記取得手段により取得した使用遊技媒体数特定情報及び付与遊技媒体数特定情報に基づいて、該使用遊技媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数と該付与遊技媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数との差数(差玉数,差枚数)を集計する差数集計手段(制御部34’)と、前記記録媒体処理手段により受け付けている記録媒体の会員遊技者特定情報から特定される会員遊技者に対して前記差数集計手段により集計した差数に応じたポイントを付与するための処理を行うポイント付与手段(制御部34’)と、を備えることを特徴とする遊技用装置(30’)である。
また請求項6に係る発明は、請求項5に記載した遊技用装置(30’)であって、前記対応する遊技機(パチンコ機P,スロットマシンS)に対応して設けられて前記会員遊技者が所有する金額価値(紙幣2の金額)に基づいて当該遊技機での遊技に使用される遊技媒体(パチンコ玉,メダル)を貸与するための処理(玉貸処理,メダル貸処理)を行う遊技媒体貸与処理装置(玉貸ユニット10,メダル貸ユニット)から、前記遊技媒体の貸与に消費された消費金額価値を特定可能な消費金額価値特定情報を取得する消費金額価値特定情報取得手段(ユニット用通信部35b)と、前記差数集計手段(制御部34’)により集計した差数(差玉数,差枚数)に応じたポイントを付与するための処理を行うか、又は前記消費金額価値特定情報取得手段により取得した消費金額価値特定情報から特定される消費金額価値に応じて前記ポイントを付与するための処理を行うかを設定するポイント付与方法設定手段(ポイント付与方法設定スイッチ33a’)と、をさらに備え、前記ポイント付与手段(制御部34’)は、該ポイント付与方法設定手段による設定に応じて前記ポイントを付与するための処理を行うことを特徴とする遊技用装置である。
また請求項7に係る発明は、請求項5又は6に記載した遊技用装置(30’)であって、前記差数集計手段(制御部34’)は、前記記録媒体処理手段(会員カードリーダ31)により記録媒体(会員カード3)を受け付けたことを条件として、前記差数(差玉数,差枚数)の集計を開始すると共に、前記記録媒体処理手段から記録媒体が返却された後、前記記録媒体処理手段により記録媒体を受け付けたときに、該受け付けた記録媒体の会員遊技者特定情報(会員ID)が前記返却されたときの会員遊技者特定情報と異なる場合には、前記集計していた差数の集計値を初期化して、新たに差数の集計を開始する一方、該受け付けた記録媒体の会員遊技者特定情報が前記返却されたときの会員遊技者特定情報と一致する場合には、前記集計していた差数の集計値を初期化することなく、当該差数の集計を継続することを特徴とする遊技用システムである。
さらに請求項8に係る発明は、請求項5〜7のいずれか1つに記載した遊技用装置(30’)であって、次回のポイントが付与されるまでに必要な差数を表示する必要差数表示手段(インジケータ33)をさらに備えることを特徴とする遊技用装置である。
まず請求項1に係る遊技用システムによれば、遊技用装置において対応する遊技機から取得した使用遊技媒体数と付与遊技媒体数との差数が所定値に達する毎に、ポイント管理装置においてポイントが付与されるので、2台の遊技機に対して1台の遊技媒体貸与処理装置が設置されている場合にも、当該遊技媒体貸与処理装置に対応する遊技機で遊技を行っている会員遊技者に対して消費(即ち前記差数)に応じたポイントを付与することができる。
また請求項2に係る遊技用システムによれば、2台の遊技機に対して1台の遊技媒体貸与処理装置が設置されている場合には、前記差数が所定値に達する毎にポイントを付与することができ、1台の遊技機に対して1台の遊技媒体貸与処理装置が設置されている場合には、遊技場側の希望に応じて、前記差数だけでなく、該差数よりも正確な(即ち他の遊技機からの遊技媒体の持ち込みによる誤差のない)消費金額価値に応じたポイントの付与を選択することができる。
また請求項3に係る遊技用システムによれば、遊技用装置において受け付けた記録媒体の会員遊技者特定情報が、該記録媒体の受付前に返却された記録媒体の会員遊技者特定情報と異なる場合には、該返却された記録媒体の会員遊技者特定情報について集計していた差数の集計値が初期化されて、前記受け付けた記録媒体の会員遊技者特定情報についての差数の集計が開始されるので、同一の記録媒体を一旦返却した後に受け付けし直すことにより、実際の消費以上のポイントが付与されるのが防止される。
また請求項4に係る遊技用システムによれば、遊技用装置において次回のポイントが付与されるまでに必要な差数が表示されるので、会員遊技者が次回ポイント付与までの目安を認識できる。
また請求項5に係る遊技用装置によれば、対応する遊技機から取得した使用遊技媒体数と付与遊技媒体数との差数に応じてポイントが付与されるので、2台の遊技機に対して1台の遊技媒体貸与処理装置が設置されている場合にも、当該遊技媒体貸与処理装置に対応する遊技機で遊技を行っている会員遊技者に対して消費(即ち前記差数)に応じたポイントを付与することができる。
また請求項6に係る遊技用装置によれば、2台の遊技機に対して1台の遊技媒体貸与処理装置が設置されている場合には、前記差数に応じてポイントを付与することができ、1台の遊技機に対して1台の遊技媒体貸与処理装置が設置されている場合には、遊技場側の希望に応じて、前記差数だけでなく、該差数よりも正確な(即ち他の遊技機からの遊技媒体の持ち込みによる誤差のない)消費金額価値に応じたポイントの付与を選択することができる。
また請求項7に係る遊技用装置によれば、受け付けた記録媒体の会員遊技者特定情報が、該記録媒体の受付前に返却された記録媒体の会員遊技者特定情報と異なる場合には、集計していた差数の集計値が初期化されて、新たに差数の集計が開始されるので、同一の記録媒体を一旦返却した後に受け付けし直すことにより、実際の消費以上のポイントが付与されるのが防止される。
さらに請求項8に係る遊技用装置によれば、次回のポイントが付与されるまでに必要な差数が表示されるので、会員遊技者が次回ポイント付与までの目安を認識できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1に示すように、本発明に係る遊技用システム1及び遊技用装置30,30’は、会員登録した会員遊技者に対して消費に応じた特典としてのポイントを付与するためのものであり、特に遊技機(パチンコ機P,スロットマシンS)に対応して設けられる遊技用装置30,30’において当該対応する遊技機から取得した使用遊技媒体数(打込玉数,投入メダル数)と付与遊技媒体数(賞球数,払出メダル数)との差数(差玉数,差枚数)に応じて(ここでは該差数が所定値に達する毎に)ポイントを付与することを特徴とするものである。
ここで本発明には、後述する図9及び図10に示すように、遊技用装置30とポイント管理装置50とからなり、該ポイント管理装置50において前記ポイントの付与を行う第1実施形態に係る遊技用システム1と、後述する図13及び図14に示すように、遊技用装置30’において前記ポイントの付与を行う第2実施形態に係る遊技用装置30’と、が含まれる。以下においては、まず第1実施形態に係る遊技用システム1について説明し、次に第2実施形態に係る遊技用装置30’を含む遊技用システム1’について第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、最後に本発明の変形例について説明する。なお、以下においては、データベースを「DB」と略記する。
[1.第1実施形態に係る遊技用システム1]
まず、図1〜図8を参照して、本発明の第1実施形態に係る遊技用システム1の構成について説明する。遊技用システム1は、図1に示すように、遊技機(パチンコ機P,スロットマシンS)に対応して設けられる遊技用装置30と、該遊技用装置30と通信可能であり、会員登録した会員遊技者に対して付与されるポイントを各会員遊技者毎に管理するポイント管理装置50と、からなる。
ここでポイント管理装置50は、後述する会員カード3の発行や管理等を行うカード会社(図示外)等に設けられている。また遊技用装置30は、遊技場に設けられており、該遊技場内には、複数の前記遊技用装置30と通信可能であると共に前記ポイント管理装置50とも通信可能である場内管理装置40が設けられている。なお図1に示す例では、遊技場として遊技場A〜Cの3箇所を表示しているが、該遊技場の数は特に限定されず、また各遊技場内における構成は同様であるため、遊技場A内における構成についてのみ表示する。
また遊技用装置30は、遊技機であるパチンコ機P又はスロットマシンSに対応して設けられており、該パチンコ機Pには、遊技媒体貸与処理装置である玉貸ユニット10が対応して設けられ、スロットマシンSには、遊技媒体貸与処理装置であるメダル貸ユニット20が対応して設けられている。ここでパチンコ機Pに対応する玉貸ユニット10の設置形態としては、2台のパチンコ機Pに対応して1台の玉貸ユニット10が設けられる形態(いわゆる二個一)と、1台のパチンコ機Pに対応して1台の玉貸ユニット10が設けられる形態(いわゆる一個一)がある。同様に、スロットマシンSに対応するメダル貸ユニット20の設置形態としては、2台のスロットマシンSに対応して1台のメダル貸ユニット20が設けられる形態(いわゆる二個一)と、1台のスロットマシンSに対応して1台のメダル貸ユニット20が設けられる形態(いわゆる一個一)がある。
これら玉貸ユニット10又はメダル貸ユニット20では、図2又は図3に示すように、会員遊技者が所有する金額価値として紙幣2が使用され、ここでは該紙幣2として1000円紙幣が使用される。また遊技用装置30では、後述する図5に示すように、会員カード3が使用される。この会員カード3は記録媒体の一例であって、会員遊技者を個々に特定可能な会員遊技者特定情報である会員IDが記録されたものであり、ここでは各遊技場について会員登録した会員遊技者に対して発行され、該会員登録した遊技場においてのみ使用可能な、いわゆるハウスカードである。この会員IDは、後述する図7に示すように、例えば会員登録した遊技場A〜Cを個々に識別可能な記号(ここではA〜Cのいずれか),及び6桁の数字からなる情報である。この記録媒体は、長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に、会員ID等が記録される記録領域(図示外)が形成されてなるものであり、ここでは該記録領域として不揮発性のEEPROMを備える非接触式の集積回路を搭載したICカードである。
図1に戻り、パチンコ機Pは遊技機の一例であって、遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域に打ち込むことにより遊技を行うものである。このパチンコ機Pは、遊技場内に設けられた遊技島(図示外)に機種等に従って配置されており、台番号により個々に識別可能とされている。この台番号は、後述する図8に示すように、例えば3桁の数字からなる情報である。
このパチンコ機Pにおいて、遊技領域に打ち込まれて遊技に使用されたパチンコ玉(以下「打込玉」という。)が該パチンコ機Pの背後における遊技島に設けられているアウトタンク(図示外)に導かれると、該アウトタンクに付設されている打込玉カウンタ(図示外)により打込玉数が計数され、10個の打込玉が計数される毎に1パルスの打込玉信号が、パチンコ機Pでの遊技に使用された使用遊技媒体数(打込玉数)を特定可能な使用遊技媒体数特定情報として、打込玉カウンタから遊技用装置30に対して出力される。
またパチンコ機Pにおいて、前記打込玉が遊技領域に設けられている各入賞口に入賞したときには、該パチンコ機Pに設けられている遊技制御基板(図示外)の指令により各入賞口に応じた数のパチンコ玉が賞球として払い出されて遊技者に付与され、10個の賞球が払い出される毎に1パルスの賞球信号が、パチンコ機Pでの遊技の結果として遊技者に付与された付与遊技媒体数(賞球数)を特定可能な付与遊技媒体数信号として、遊技制御基板から遊技用装置30に対して出力される。
スロットマシンSも遊技機の一例であって、遊技媒体であるメダルを賭数として使用することで遊技が可能となり、各々を識別可能な複数種類の識別情報を可変表示させる可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了するものである。このスロットマシンSも、遊技場内に設けられた遊技島(図示外)に機種等に従って配置されており、台番号により個々に識別可能とされている。この台番号は、後述する図8に示すように、例えば3桁の数字からなる情報である。
このスロットマシンSにおいて、メダルが投入されて1ゲームの賭数が設定され、スタートレバー(図示外)が操作されると、賭数に応じた回数のパルス信号であるメダル投入信号が、スロットマシンSでの遊技に使用された使用遊技媒体数(投入メダル数)を特定可能な使用遊技媒体数特定情報として、該スロットマシンSに設けられている遊技制御基板(図示外)から遊技用装置30に対して出力される。なお、いわゆるリプレイ(再遊技)時においても、当該リプレイ成立の次ゲームにおいてメダル投入信号として前回のゲームにおける賭数に応じた回数のパルス信号が出力されるが、このときには、前記リプレイ成立ゲームにおいてメダル払出信号として当該リプレイ成立ゲームにおける賭数に応じた回数のパルス信号も出力されるので、両信号が相殺されることにより、リプレイ時における使用遊技媒体数は0と認識される。
またスロットマシンSにおいて、1ゲームが終了したときに可変表示装置に導出表示された表示結果が、遊技制御基板における抽選によって入賞が許容された入賞役に対応する表示結果であるときには、遊技制御基板の指令により該入賞役に応じた数のメダルが払い出されて遊技者に付与され、該メダルが払い出される毎に1パルスのメダル払出信号が、スロットマシンSでの遊技の結果として遊技者に付与された付与遊技媒体数(払出メダル数)を特定可能な付与遊技媒体数信号として、遊技制御基板から遊技用装置30に対して出力される。
玉貸ユニット10は遊技媒体貸与処理装置の一例であって、パチンコ機Pに対応して設けられ、会員遊技者が所有する金額価値である紙幣2の金額に基づいて、当該パチンコ機Pでの遊技に使用されるパチンコ玉を貸与するための処理(玉貸処理)を行うものである。この玉貸ユニット10は、ユニットIDにより個々に識別可能とされている。このユニットIDは、後述する図8に示すように、例えば玉貸ユニット10を示す記号(ここではT),及び4桁の数字からなる情報である。
この玉貸ユニット10は、縦長の箱形の形状を呈するものであり、図2(a)に示すように、その前面に紙幣挿入口13a,及びノズル14a等を備え、図2(b)に示すように、その内部に紙幣識別機13,制御部11,通信部12,及び玉払出機14等を備えており、これらの各構成要素は図2(c)に示すように接続されている。
制御部11は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、玉貸ユニット10に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。通信部12は、遊技用装置30の後述するユニット用通信部35bと通信可能に接続されており、玉貸ユニット10と遊技用装置30との間における通信を司るものである。
紙幣識別機13は、図2(b)に示すように、紙幣挿入口13aから挿入された紙幣2を受け付けて、該受け付けた紙幣2の金額を識別するものである。なお紙幣識別機13により受け付けられて識別された紙幣2は、玉貸ユニット10の後方に向けて搬送されて玉貸ユニット10の背面から外部に排出され、遊技島に設けられた紙幣搬送機構(図示外)により搬送されて、金庫(図示外)に回収される。
玉払出機14は、制御部11による払出の指令に基づいて、遊技島に設けられている補給樋(図示外)から当該玉払出機14に補給されるパチンコ玉を払い出すものである。この玉払出機14から払い出されたパチンコ玉は、ノズル14aを介してパチンコ機Pの上皿に供給されて、当該パチンコ機Pにおける遊技に使用される。即ちノズル14aは、玉払出機14から払い出されたパチンコ玉をパチンコ機Pの上皿に供給するための通路である。このノズル14aは、図2(a)に示すように、鉛直面内で回動可能であるため、2台のパチンコ機Pに対して1台の玉貸ユニット10が設けられる二個一の場合でも、玉貸ユニット10の左右に隣接して設けられたパチンコ機Pの双方にパチンコ玉を供給可能である。
この玉貸ユニット10においては、以下のようにして前記玉貸処理が行われる。まず会員遊技者が所有する紙幣2が紙幣挿入口13aから挿入されて紙幣識別機13により受け付けられると、紙幣識別機13により、該受け付けられた紙幣2の金額(ここでは1000円)が識別され、制御部11により、該識別された金額価値に相当する数(ここでは250個)のパチンコ玉の払出が玉払出機14に対して指令され、玉払出機14により、該指令された数のパチンコ玉が払い出されて、該パチンコ玉がノズル14aによりパチンコ機Pの上皿に供給される。また玉払出機14によりパチンコ玉が払い出されて貸与されると、通信部12により、該パチンコ玉の貸与に消費された消費金額価値(ここでは1000円)を特定可能な消費金額価値特定情報が遊技用装置30に対して送信される。
メダル貸ユニット20も遊技媒体貸与処理装置の一例であって、スロットマシンSに対応して設けられ、会員遊技者が所有する金額価値である紙幣2の金額に基づいて、当該スロットマシンSでの遊技に使用されるメダルを貸与するための処理(メダル貸処理)を行うものである。このメダル貸ユニット20も、ユニットIDにより個々に識別可能とされている。このユニットIDは、後述する図8に示すように、例えばメダル貸ユニット20を示す記号(ここではM),及び4桁の数字からなる情報である。
このメダル貸ユニット20も、縦長の箱形の形状を呈するものであり、図3(a)に示すように、その前面に紙幣挿入口23a,開口扉20a,及びメダル払出口24a等を備え、図3(b)に示すように、その内部に紙幣識別機23,制御部21,通信部22,及びメダル払出機24等を備えており、これらの各構成要素は図3(c)に示すように接続されている。
制御部21は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、メダル貸ユニット20に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。通信部22は、遊技用装置30の後述するユニット用通信部35bと通信可能に接続されており、メダル貸ユニット20と遊技用装置30との間における通信を司るものである。
紙幣識別機23は、図3(b)に示すように、紙幣挿入口23aから挿入された紙幣2を受け付けて、該受け付けた紙幣2の金額を識別するものである。なお紙幣識別機23により受け付けられて識別された紙幣2は、メダル貸ユニット20の後方に向けて搬送されてメダル貸ユニット20の背面から外部に排出され、遊技島に設けられた紙幣搬送機構(図示外)により搬送されて、金庫(図示外)に回収される。
メダル払出機24は、制御部21による払出の指令に基づいて、開口扉20aが開放された状態で遊技場の係員により当該メダル払出機24に補給されるメダルを払い出すものである。このメダル払出機24から払い出されたメダルは、メダル払出口24aに一時的に貯留され、遊技者によりスロットマシンSに投入されて、当該スロットマシンSにおける遊技に使用される。
このメダル貸ユニット20においては、以下のようにして前記メダル貸処理が行われる。まず会員遊技者が所有する紙幣2が紙幣挿入口23aから挿入されて紙幣識別機23により受け付けられると、紙幣識別機23により、該受け付けられた紙幣2の金額(ここでは1000円)が識別され、制御部21により、該識別された金額価値に相当する数(ここでは50枚)のメダルの払出がメダル払出機24に対して指令され、メダル払出機24により、該指令された数のメダルが払い出されて、該メダルがメダル払出口24aに貯留される。またメダル払出機24によりメダルが払い出されて貸与されると、通信部22により、該メダルの貸与に消費された消費金額価値(ここでは1000円)を特定可能な消費金額価値特定情報が遊技用装置30に対して送信される。
遊技用装置30は、前述の如く、遊技機(パチンコ機P又はスロットマシンS)に対応して設けられるものであり、具体的には、図1及び図4に示すように、各遊技機に個別に対応して設けられるポケット部30aと、該ポケット部30aに接続される制御ボックス30bと、からなる。この例では、1台の制御ボックス30bに4台のポケット部30aが接続されている。
ここでポケット部30aは、図4及び図5に示すように、会員カードリーダ31,多機能ランプ32,及びインジケータ33を備えており、また制御ボックス30bは、図4に示すように、制御部34,遊技機用通信部35a,ユニット用通信部35b,及び管理装置用通信部35cを備えており、これらの各構成要素は図5に示すように接続されている。
なおポケット部30aには、図5(a)に示すように、パチンコ機Pに個別に対応して設けられるパチンコ機用のものと、図5(a’)に示すように、スロットマシンSに個別に対応して設けられるスロットマシン用のものとがあり、両者はインジケータ33における表示内容が異なる点を除いて同一であるため、以下においてはパチンコ機用のポケット部30aについて説明する。このポケット部30aは、装置IDにより個々に識別可能とされている。この装置IDは、後述する図8に示すように、例えばポケット部30aを示す記号(ここではパチンコ機用のポケット部30aはPR,スロットマシン用のポケット部30aはSR),及び3桁の数字からなる情報である。このポケット部30aは、図5に示すように、上方から挿入された会員カード3の前面を一部露出した状態で保持するホルダ形の形状を呈するものであり、その前面に多機能ランプ32,及びインジケータ33を備え、その内部に会員カードリーダ31を備えている。
会員カードリーダ31は記録媒体処理手段の一例であって、会員カード3を受け付けて、該受け付けた会員カード3の会員IDを読み取る処理を行うものであり、ここでは図5(b)に示すように、ポケット部30aの上方から挿入されて受け付けられた会員カード3から会員IDを読み取るものである。この会員カードリーダ31は、前記ICカードである会員カード3に対応したICカードR/Wを備えている。
多機能ランプ32は、会員カードリーダ31における会員カード3の受付状態を表示するものであり、ここでは図5(a)に示すように、会員カード3の非受付状態で緑点灯し、図5(b)に示すように、会員カード3の受付状態で青点灯する。
インジケータ33は必要差数表示手段の一例であって、後述する必要差数特定情報送信手段(通信部52)から送信されてきた必要差数特定情報から特定される次回のポイントが付与されるまでに必要な差数(差玉数,差枚数)を表示するものである。ここで遊技機がパチンコ機Pである場合には、差玉数が250個に到達する毎にポイントが付与されるため、図5(a)に示すように、パチンコ機用のポケット部30aに備えられるインジケータ33では、次回のポイントが付与されるまでに必要な差玉数として、50個,100個,150個,200個,又は250個が表示されるように構成されている。また遊技機がスロットマシンSである場合には、差枚数が50枚に到達する毎にポイントが付与されるため、図5(a’)に示すように、スロットマシン用のポケット部30aに備えられるインジケータ33では、次回のポイントが付与されるまでに必要な差枚数として、10枚,20枚,30枚,40枚,又は50枚が表示されるように構成されている。
そして図5(c)に示すように、ポイント管理装置50の必要差数特定情報送信手段(通信部52)から送信されてきた必要差数特定情報から特定される必要差数に基づいて、制御部34の制御によってインジケータ33が点灯されることにより、必要差数が表示される。ここでパチンコ機用のポケット部30aに備えられるインジケータ33では、前記必要差数特定情報から特定される必要差玉数が250個〜210個であるときには、インジケータ33の250個の部分が点灯表示される。同様に、必要差玉数が200個〜160個であるときには200個の部分,必要差玉数が150個〜110個であるときには150個の部分,必要差玉数が100個〜60個であるときには100個の部分,必要差玉数が50個〜10個であるときには50個の部分が点灯表示される。またスロットマシン用のポケット部30aに備えられるインジケータ33では、前記必要差数特定情報から特定される必要差枚数が50枚〜41枚であるときには、インジケータ33の50枚の部分が点灯表示される。同様に、必要差枚数が40枚〜31枚であるときには40枚の部分,必要差枚数が30枚〜21枚であるときには30枚の部分,必要差枚数が20枚〜11枚であるときには20枚の部分,必要差枚数が10枚〜1枚であるときには10枚の部分が点灯表示される。
制御部34は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、遊技用装置30に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
遊技機用通信部35aは、パチンコ機Pの図示しない打込玉カウンタ及び遊技制御基板,又はスロットマシンSの図示しない遊技制御基板と通信可能に接続されている。この遊技機用通信部35aは取得手段の一例であって、対応する遊技機から、前記使用遊技媒体数特定情報と、前記付与遊技媒体数特定情報を取得するものである。具体的には、パチンコ機Pに対応して設けられる遊技用装置30においては、当該パチンコ機Pに付設された打込玉カウンタから出力される前記打込玉信号が入力されることにより、使用遊技媒体数特定情報として該打込玉信号が取得され、また当該パチンコ機Pの遊技制御基板から出力される前記賞球信号が入力されることにより、付与遊技媒体数特定情報として該賞球信号が取得される。またスロットマシンSに対応して設けられる遊技用装置30においては、当該スロットマシンSの遊技制御基板から出力される前記メダル投入信号が入力されることにより、使用遊技媒体数特定情報として該メダル投入信号が取得され、また当該スロットマシンSの遊技制御基板から出力される前記メダル払出信号が入力されることにより、付与遊技媒体数特定情報として該メダル払出信号が取得される。なお遊技機用通信部35aには、4台の遊技機から出力される情報が入力されるが、該遊技機用通信部35aは、各遊技機に対応する入力ポートを有しており、該入力ポートと各ポケット部30aとが対応付けられているため、各遊技機から入力される情報がいずれのポケット部30aに対応する情報であるかを把握している。
ユニット用通信部35bは、玉貸ユニット10の通信部12,又はメダル貸ユニット20の通信部22と通信可能に接続されている。このユニット用通信部35bは消費金額価値特定情報取得手段の一例であって、対応する遊技機に対応して設けられる遊技媒体貸与処理装置から、前記消費金額価値特定情報を取得するものである。なおユニット用通信部35bにも、4台の遊技媒体貸与処理装置から出力される情報が入力されるが、該ユニット用通信部35bは、各遊技媒体貸与処理装置に対応する入力ポートを有しており、該入力ポートと各ポケット部30aとが対応付けられているため、各遊技媒体貸与処理装置から入力される情報がいずれのポケット部30aに対応する情報であるかを把握している。
管理装置用通信部35cは、場内管理装置40の後述する場内通信部42aと通信可能に接続されており、該場内管理装置40を介してポイント管理装置50と通信可能に接続されている。この管理装置用通信部35cは送信手段の一例であって、会員カードリーダ31により会員カード3を受け付けているときに前記取得手段(遊技機用通信部35a)により取得した使用遊技媒体数特定情報及び付与遊技媒体数特定情報を、会員カードリーダ31により受け付けている会員カード3の会員IDを特定可能な受付中会員遊技者特定情報(装置ID)と共にポイント管理装置50に対して送信するものである。
また送信手段として機能する管理装置用通信部35cは、会員カードリーダ31により会員カード3を受け付けているときに前記消費金額価値特定情報取得手段(ユニット用通信部35b)により取得した消費金額価値特定情報を、前記受付中会員遊技者特定情報(装置ID)と共にポイント管理装置50に対して送信するものである。
さらに送信手段として機能する管理装置用通信部35cは、会員カードリーダ31により会員カード3を受け付けたときに、該会員カード3の会員IDを含む記録媒体受付情報をポイント管理装置50に対して送信すると共に、会員カードリーダ31から返却される会員カード3の会員IDを特定可能な返却会員遊技者特定情報(装置ID)を含む記録媒体返却情報をポイント管理装置50に対して送信するものである。
ここで受付中会員遊技者特定情報及び返却会員遊技者特定情報は前記装置IDであり、該装置IDがポイント管理装置50に対して送信されることにより、該ポイント管理装置50において、後述する図8に示すポイント付与処理DBで該装置IDと対応付けて記憶されている受付中会員IDが、会員カードリーダ31により受け付けている会員カード3の会員ID,又は会員カードリーダ31から返却される会員カード3の会員IDとして特定される。
場内管理装置40は、各遊技媒体貸与処理装置(玉貸ユニット10,メダル貸ユニット20)において遊技媒体(パチンコ玉,メダル)の貸与に消費された消費金額価値を売上金額として管理するものである。この場内管理装置40は、遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設置されるものであり、図1に示すように接続される制御部41,場内通信部42a,及び場外通信部42b等を備えているコンピュータである。
制御部41は、CPU,RAM,ROM等を備えており、図示しないハードディスクに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、場内管理装置40に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。場内通信部42aは、前述の如く、各遊技用装置30の管理装置用通信部35cと通信可能に接続されている。場外通信部42bは、ポイント管理装置50の後述する通信部52と通信可能に接続されており、場内管理装置40とポイント管理装置50との間における通信を司るものである。
この場内管理装置40においては、前述の如く各遊技用装置30の管理装置用通信部35cから送信されてきた、使用遊技媒体数特定情報と受付中会員遊技者特定情報,付与遊技媒体数特定情報と受付中会員遊技者特定情報,消費金額価値特定情報と受付中会員遊技者特定情報,会員IDを含む記録媒体受付情報,及び受付中会員遊技者特定情報を含む記録媒体返却情報が、ポイント管理装置50の通信部52に対して送信される。
ポイント管理装置50は、会員遊技者に対して付与されるポイントを各会員遊技者毎に管理するものである。このポイント管理装置50は、カード会社内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設置されるものであり、図1に示すように接続される制御部51,通信部52,ディスプレイ53,入力装置54,及びハードディスク55等を備えているコンピュータである。
制御部51は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク55に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、ポイント管理装置50に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
この制御部51は差数集計手段の一例であって、前記送信手段(管理装置用通信部35c)から送信されてきた使用遊技媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数と該送信されてきた付与遊技媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数との差数を、該送信されてきた受付中会員遊技者特定情報から特定される各会員遊技者毎に集計するものである。具体的には、パチンコ機Pに対応して設けられる遊技用装置30から送信されてきた装置IDから特定される受付中会員IDの会員遊技者について、該送信されてきた打込玉信号の受信数に10を乗じた打込玉数と、該送信されてきた賞球信号の受信数に10を乗じた賞球数とに基づいて、打込玉数から賞球数を減算することにより、差数である差玉数を算出して集計する。またスロットマシンSに対応して設けられる遊技用装置30から送信されてきた装置IDから特定される受付中会員IDの会員遊技者について、該送信されてきたメダル投入信号の受信パルス数である投入メダル数と、該送信されてきたメダル払出信号の受信パルス数である払出メダル数とに基づいて、投入メダル数から払出メダル数を減算することにより、差数である差枚数を算出して集計する。
また差数集計手段として機能する制御部51は、前記送信手段(管理装置用通信部35c)から記録媒体受付情報が送信されてきたことを条件として、該記録媒体受付情報に含まれる会員IDについての差数の集計を開始すると共に、前記送信手段から記録媒体返却情報が送信されてきた後、該送信手段から記録媒体受付情報が送信されてきたときに、該記録媒体受付情報に含まれる会員IDが該記録媒体返却情報に含まれる返却会員遊技者特定情報(装置ID)から特定される会員ID(受付中会員ID)と異なる場合には、該記録媒体返却情報が送信されてきたときの会員IDについて集計していた差数の集計値(ここでは後述する図8に示すポイント付与処理DBで記憶されている差玉数又は差枚数とポイント付与履歴)を初期化して、該記録媒体受付情報に含まれる会員IDについての差数の集計を開始する一方、該記録媒体受付情報に含まれる会員IDが該記録媒体返却情報に含まれる返却会員遊技者特定情報から特定される会員IDと一致する場合には、該記録媒体返却情報が送信されてきたときの会員IDについて集計していた差数の集計値を初期化することなく、当該会員IDについての差数の集計を継続するものである。これら差数集計手段の機能の詳細については、図10を参照して後述する。
また制御部51はポイント付与手段の一例であって、前記差数集計手段により集計した差数が予め定められた所定値に達する毎にポイントを付与するものである。ここで差玉数に応じてポイントを付与する場合の所定値は、差玉数2500個(消費金額10000円に相当)を上限として、差玉数250個(消費金額1000円に相当)毎に設定される。即ち差玉数が、250個,500個,750個,1000個,1250個,1500個,1750個,2000個,2250個,及び2500個に到達する毎に、1ポイントが付与される。また差枚数に応じてポイントを付与する場合の所定値は、差枚数500枚(消費金額10000円に相当)を上限として、差枚数50枚(消費金額1000円に相当)に設定される。即ち差枚数が、50枚,100枚,150枚,200枚,250枚,300枚,350枚,400枚,450枚,及び500枚に到達する毎に、1ポイントが付与される。
なお差玉数や差枚数は、一方的に増加するものではなく、例えばパチンコ機Pにおける大当りやスロットマシンSにおけるボーナスゲーム等が発生した場合には減少するものであるが、前記所定値に一度到達してポイントが付与された場合には、該所定値に再び到達してもポイントは付与されない。具体的には、パチンコ機Pにおいて、パチンコ玉が打ち込まれて差玉数が250個に到達し、1ポイント目が付与された後に、大当りが発生して大量の賞球が付与されて差玉数がマイナスに転じ、その後にパチンコ玉が打ち込まれて差玉数が再び250個に到達しても、該250個に応じたポイントは付与されず、パチンコ玉が打ち込まれて差玉数が500個に到達すると、2ポイント目が付与される。なお制御部51では、次回のポイントが付与されるまでに必要な差数(必要差玉数,必要差枚数)も算出される。
またポイント付与手段として機能する制御部51は、前記送信手段(管理装置用通信部35c)から送信されてきた消費金額価値特定情報から特定される消費金額価値(消費金額)に応じてポイントを付与するものである。ここでは消費金額10000円を上限として、消費金額1000円毎に、1ポイントが付与される。これらポイント付与手段の機能の詳細については、図10を参照して後述する。
通信部52は、前述の如く、場内管理装置40の場外通信部42bと通信可能に接続されており、該場内管理装置40を介して遊技用装置30と通信可能に接続されている。この通信部52は必要差数特定情報送信手段の一例であって、前記ポイント付与手段(制御部51)により次回のポイントが付与されるまでに必要な差数を特定可能な必要差数特定情報を遊技用装置30に対して送信するものであり、ここでは前記制御部51により算出された必要差玉数,又は必要差枚数を特定可能な必要差数特定情報を遊技用装置30に対して送信する。
ディスプレイ53は各種の情報を表示するもの(例えば液晶ディスプレイ)であり、入力装置54は各種の入力を受け付けるもの(例えばキーボードやマウス)である。これらディスプレイ53及び入力装置54はポイント付与方法設定手段の一例であって、前記差数集計手段(制御部51)により集計した差数(差玉数,差枚数)が予め定められた所定値に達する毎にポイントを付与するか、又は前記送信手段(管理装置用通信部35c)から送信されてきた消費金額価値特定情報から特定される消費金額価値(消費金額)に応じてポイントを付与するかを設定するものである。
具体的には、カード会社の係員の操作により、ポイント管理装置50においてポイント付与方法設定モードが実行されると、図6に示すポイント付与方法設定画面がディスプレイ53に表示される。このポイント付与方法設定画面では、1台の遊技機(パチンコ機P,スロットマシンS)に対して1台の遊技媒体貸与処理装置(玉貸ユニット10,メダル貸ユニット20)が設けられる一個一の場合におけるポイント付与方法として、前記差数が予め定められた所定値に達する毎にポイントを付与する方法を選択するための「差数」ラジオボタンと、前記消費金額に応じてポイントを付与する方法を選択するための「消費金額」ラジオボタンが表示される。
ここでカード会社の係員が、入力装置54の操作により、いずれかのラジオボタンを選択して「設定」ボタンを操作すると、該選択された内容でポイント付与方法が設定され、該設定内容が、後述する図8に示すポイント付与処理DBに記憶される。なお2台の遊技機(パチンコ機P,スロットマシンS)に対して1台の遊技媒体貸与処理装置(玉貸ユニット10,メダル貸ユニット20)が設けられる二個一の場合におけるポイント付与方法としては、前記差数が予め定められた所定値に達する毎にポイントを付与する方法が自動的に設定され、該設定内容が、後述する図8に示すポイント付与処理DBに記憶される。そして前記ポイント付与手段(制御部51)は、該ポイント付与方法設定手段による設定(即ち図8に示すポイント付与処理DBに記憶されている設定)に応じてポイントを付与する。
記憶装置であるハードディスク55は、図7に示す会員DB,及び図8に示すポイント付与処理DBを記憶している。会員DBはポイント管理手段の一例であって、前記ポイント付与手段(制御部51)により付与したポイントを各会員遊技者毎に集計して管理するものである。この会員DBでは、図7に示すように、各遊技場毎のデータテーブルが設けられている。この各データテーブルでは、当該遊技場について会員登録した各会員遊技者の会員IDと対応付けて、当該会員遊技者の属性情報(ここでは氏名,住所,性別,及び生年月日)と、当該会員遊技者に付与されたポイントと、が記憶されている。
ここでポイントの記憶欄には、本日のポイントの記憶欄と累積のポイントの記憶欄が設けられている。この本日のポイントの記憶欄には、前記差数集計手段(制御部51)による差数の集計が中止されたときに、後述する図8に示すポイント付与処理DBで記憶されているポイントが移行されてきて、既に記憶されていたポイントに加算更新される。ただし本日のポイントの記憶欄に記憶されるポイントの上限は1日10ポイントであるため、加算更新後のポイントが11ポイント以上になる場合には該11ポイント以上のポイントが切り捨てられる。また累積のポイントの記憶欄には、本日のポイントに加算更新されたポイントが、既に記憶されていたポイントに加算更新される。この累積のポイントの記憶欄に記憶されているポイントは、カード会社や遊技場が提供する商品やサービスと交換することができる。
ポイント付与処理DBでは、図8に示すように、各遊技場毎のデータテーブルが設けられている。この各データテーブルでは、当該遊技場に設置されるパチンコ機Pについて、該パチンコ機Pの台番号,該パチンコ機Pに対応する玉貸ユニット10のユニットID,及び該パチンコ機Pに対応するポケット部30aの装置IDと対応付けて、前記図6に示すポイント付与方法設定画面で設定されたポイント付与方法(差数又は消費金額)と、当該ポケット部30aの会員カードリーダ31により受け付けている会員カード3の会員IDを示す受付中会員IDと、前記差数集計手段(制御部51)により集計された差玉数と、後述するポイント付与履歴と、前記ポイント付与手段(制御部51)により差玉数が所定値に達する毎に付与されたポイントである差玉数ポイントと、前記送信手段(管理装置用通信部35c)から送信されてきた消費金額価値特定情報から特定される消費金額価値である消費金額と、前記ポイント付与手段により消費金額に応じて付与されたポイントである消費金額ポイントと、が記憶されている。
また各データテーブルでは、当該遊技場に設置されるスロットマシンSについて、該スロットマシンSの台番号,該スロットマシンSに対応するメダル貸ユニット20のユニットID,及び該スロットマシンSに対応するポケット部30aの装置IDと対応付けて、前記図6に示すポイント付与方法設定画面で設定されたポイント付与方法(差数又は消費金額)と、当該ポケット部30aの会員カードリーダ31により受け付けている会員カード3の会員IDを示す受付中会員IDと、前記差数集計手段(制御部51)により集計された差枚数と、後述するポイント付与履歴と、前記ポイント付与手段(制御部51)により差枚数が所定値に達する毎に付与されたポイントである差枚数ポイントと、前記送信手段(管理装置用通信部35c)から送信されてきた消費金額価値特定情報から特定される消費金額価値である消費金額と、前記ポイント付与手段により消費金額に応じて付与されたポイントである消費金額ポイントと、が記憶されている。
ここでポイント付与履歴の記憶欄には、前記所定値の各々に対応する記憶欄が設けられており、各所定値の記憶欄には、差数の記憶欄に記憶されている差数が当該所定値に到達したときに○印が記憶される。そして差玉数ポイント又は差枚数ポイントの記憶欄には、各所定値の記憶欄に○印が記憶されたことに基づいて、1ポイントが加算更新される。なお各所定値の記憶欄は、消費金額10000円に相当する差玉数(即ち2500個)又は差枚数(即ち500枚)までしか設けられていないため、ポイント付与履歴の記憶欄に○印が11個以上記憶されることはなく、従って差玉数ポイント又は差枚数ポイントの記憶欄に記憶されるポイントの上限は1日10ポイントである。また消費金額ポイントの記憶欄には、消費金額の記憶欄に記憶されている消費金額が1000円の倍数に到達する毎に、1ポイントが加算更新される。なお消費金額ポイントの記憶欄に記憶されるポイントの上限は1日10ポイントであるため、該10ポイントが記憶された後は消費金額が増加してもポイントは加算更新されない。
次に、図9(及び適宜図10)を参照して、本発明の第1実施形態に係るポイント管理装置50で行われるポイント付与処理について説明する。以下においては、ステップSを単に「S」と略記する。
まずポイント管理装置50は、S1で、送信手段(管理装置用通信部35c)から送信されてくる記録媒体受付情報の受信を待機する。このS1で記録媒体受付情報の受信が有る(YES)と判断した場合には、S2で、前記S1で受信した記録媒体受付情報の送信元である遊技用装置30の装置IDと対応付けてポイント付与処理DBで記憶されているポイント付与方法が差数であるか否かの判断を行う。このS2でポイント付与方法が差数である(YES)と判断した場合には、後述するS3以下に示すように、差数が所定値に達する毎にポイントを付与する方法に進む。一方、S2でポイント付与方法が差数でない(NO)と判断した場合には、後述するS16以下に示すように、消費金額に応じてポイントを付与する方法に進む。
これによれば、2台の遊技機(パチンコ機P又はスロットマシンS)に対して1台の遊技媒体貸与処理装置(玉貸ユニット10又はメダル貸ユニット20)が設置されている二個一の場合には、差数(差玉数又は差枚数)が所定値に達する毎にポイントを付与することができ、1台の遊技機に対して1台の遊技媒体貸与処理装置が設置されている一個一の場合には、遊技場側の希望に応じて、前記差数だけでなく、該差数よりも正確な(即ち他の遊技機からの遊技媒体の持ち込みによる誤差のない)消費金額価値に応じたポイントの付与を選択することができる。
前記S2でポイント付与方法が差数である(YES)と判断した場合には、S3で、前記S1で受信した記録媒体受付情報に含まれる会員IDが、該受信した記録媒体受付情報の送信元である遊技用装置30の装置IDと対応付けてポイント付与処理DBで記憶されている受付中会員IDと一致するか否かの判断を行う。このS3で一致する(YES)と判断した場合には、S4で、該受付中会員IDについて集計していた差数の集計を継続して、S8に進む。一方、S3で一致しない(NO)と判断した場合には、S5で、ポイント付与処理DBで記憶している受付中会員ID,差数,及びポイント付与履歴を初期化し(図10(f)を参照)、S6で、前記S1で受信した記録媒体受付情報に含まれる会員IDを、ポイント付与処理DBで受付中会員IDとして記憶すると共に、S7で、該受付中会員IDについての差数の集計を開始して(図10(b)を参照)、S8に進む。
これによれば、遊技用装置30において受け付けた会員カード3の会員IDが、該会員カード3の受付前に返却された会員カード3の会員IDと異なる場合には、該返却された会員カード3の会員IDについて集計していた差数の集計値が初期化されて、前記受け付けた会員カード3の会員IDについての差数の集計が開始されるので、同一の会員カード3を一旦返却した後に受け付けし直すことにより、実際の消費以上のポイントが付与されるのが防止される。具体的には、例えばパチンコ機Pにおいて大当りが発生して大量の賞球が付与されると、いわゆる持玉状態となるが、この持玉状態において、会員カード3が返却されたときに当該会員カード3の会員IDについて集計していた差数の集計値を初期化し、その後に同一の会員カード3が受け付けられたときに当該会員カード3の会員IDについて新たに差数の集計を開始するとした場合には、前記持玉が打ち込まれたことによって増加した差玉数に応じて新たにポイントが付与されることになるが、上記のようにした場合には、前記持玉が打ち込まれたことによって増加した差玉数に応じてはポイントが付与されないので、実際の消費以上のポイントが付与されるのが防止される。
S8では、送信手段(管理装置用通信部35c)から送信されてくる使用遊技媒体数特定情報又は付与遊技媒体数特定情報の受信を待機する。このS8で使用遊技媒体数特定情報又は付与遊技媒体数特定情報の受信が有る(YES)と判断した場合には、S9で、差数集計手段(制御部51)により該使用遊技媒体数特定情報又は付与遊技媒体数特定情報と共に受信した受付中会員遊技者特定情報(装置ID)から特定される会員IDについて差数を集計して(図10(c)を参照)、S10に進む。具体的にS9では、打込玉信号を受信したときには、該打込玉信号を共に受信した会員IDについて集計している差玉数に10を加算更新し、賞球信号を受信したときには、該賞球信号と共に受信した会員IDについて集計している差玉数から10を減算更新する。同様に、メダル投入信号を受信したときには、該メダル投入信号と共に受信した会員IDについて集計している差枚数に該メダル投入信号の受信パルス数を加算更新し、メダル払出信号を受信したときには、該メダル払出信号と共に受信した会員IDについて集計している差枚数から該メダル払出信号の受信パルス数を減算更新する。
S10では、制御部51により算出された必要差数を特定可能な必要差数特定情報を、必要差数特定情報送信手段(通信部52)により遊技用装置30に対して送信し、S11に進む。このS10で送信された必要差数特定情報に基づいて、遊技用装置30においては、前記図5(c)に示すように、インジケータ33により必要差数が表示される。これによれば、遊技用装置30において次回のポイントが付与されるまでに必要な差数が表示されるので、会員遊技者が次回ポイント付与までの目安を認識できる。
S11では、前記S9で集計した差数が所定値に到達したか否かの判断を行う。このS11で差数が所定値に到達していない(NO)と判断した場合には、前記S8に戻る。一方、S11で差数が所定値に到達した(YES)と判断した場合には、S12で、ポイント付与手段(制御部51)によりポイントを付与して(図10(d)を参照)、S13に進む。具体的にS13では、到達した所定値の記憶欄に○印を記憶して、差玉数ポイント又は差枚数ポイントに1ポイントを加算更新する。
これによれば、遊技用装置30において対応する遊技機(パチンコ機P又はスロットマシンS)から取得した使用遊技媒体数と付与遊技媒体数との差数(差玉数又は差枚数)が所定値に達する毎に、ポイント管理装置50においてポイントが付与されるので、2台の遊技機に対して1台の遊技媒体貸与処理装置(玉貸ユニット10又はメダル貸ユニット20)が設置されている二個一の場合にも、当該遊技媒体貸与処理装置に対応する遊技機で遊技を行っている会員遊技者に対して消費(即ち差数)に応じたポイントを付与することができる。
S13では、送信手段(管理装置用通信部35c)から送信されてくる記録媒体返却情報の受信が有るか否かの判断を行う。このS13で記録媒体返却情報の受信が無い(NO)と判断した場合には、前記S8に戻る。一方、S13で記録媒体返却情報の受信が有る(YES)と判断した場合には、S14で、前記S13で受信した記録媒体返却情報に含まれる返却会員遊技者特定情報(装置ID)から特定される受付中会員IDについての差数の集計を中止すると共に、S15で、該受付中会員IDについて集計している差数ポイントに基づいて会員DBの本日のポイントの記憶欄を更新し、ポイント付与処理DBで記憶している差数ポイントを初期化して(図10(e)を参照)、RETURNする。
なお該図10(e)に示す状態の後に、返却時と同じ会員IDを含む記録媒体受付情報を受信したとき、即ち記録媒体受付情報に含まれる会員IDが記録媒体返却情報に含まれる返却会員遊技者特定情報(装置ID)から特定される会員ID(受付中会員ID)と一致する場合(=前記S3でYESのとき)には、当該受付中会員IDについて集計していた差数の集計値を初期化することなく、前記S4で説明した如く、該図10(e)に示す状態から差数の集計を継続する。この場合には、ポイント付与処理DBにおいて、ポイント付与履歴に記憶されている○印の数と、差玉数ポイント又は差枚数ポイントの数とが一致しないことがある。
一方、該図10(e)に示す状態の後に、返却時と異なる会員IDを含む記録媒体受付情報を受信したとき、即ち記録媒体受付情報に含まれる会員IDが記録媒体返却情報に含まれる返却会員遊技者特定情報(装置ID)から特定される会員ID(受付中会員ID)と異なる場合(=前記S3でNOのとき)には、前記S5〜S7で説明した如く、図10(f)に示すように、ポイント付与処理DBにおいて、受付中会員ID,差数,及びポイント付与履歴を初期化すると共に、受信した会員IDを受付中会員IDとして記憶して、図10(b)に示す状態から新たに差数の集計を開始する。この場合には、ポイント付与処理DBにおいて、ポイント付与履歴に記憶されている○印の数と、差玉数ポイント又は差枚数ポイントの数とは一致する。
前記S2でポイント付与方法が差数でない(NO)と判断した場合には、S16で、前記S1で受信した記録媒体受付情報に含まれる会員IDを、ポイント付与処理DBで受付中会員IDとして記憶すると共に、S17で、該受付中会員IDについての消費金額の集計を開始して、S18に進む。
S18では、送信手段(管理装置用通信部35c)から送信されてくる消費金額価値特定情報の受信を待機する。このS18で消費金額価値特定情報の受信が有る(YES)と判断した場合には、S19で、該消費金額価値特定情報と共に受信した受付中会員遊技者特定情報(装置ID)から特定される会員IDについて集計している消費金額に1000円を加算更新すると共に、S20で、ポイント付与手段(制御部51)によりポイントを付与(消費金額ポイントに1ポイントを加算更新)して、S21に進む。
S21では、送信手段(管理装置用通信部35c)から送信されてくる記録媒体返却情報の受信が有るか否かの判断を行う。このS21で記録媒体返却情報の受信が無い(NO)と判断した場合には、前記S18に戻る。一方、S21で記録媒体返却情報の受信が有る(YES)と判断した場合には、S22で、前記S21で受信した記録媒体返却情報に含まれる返却会員遊技者特定情報(装置ID)から特定される受付中会員IDについての消費金額の集計を中止すると共に、S23で、該受付中会員IDについて集計している消費金額ポイントに基づいて会員DBの本日のポイントの記憶欄を更新し、ポイント付与処理DBで記憶している消費金額ポイントを初期化し、S24で、ポイント付与処理DBで記憶している受付中会員ID,及び消費金額を初期化して、RETURNする。
[2.第2実施形態に係る遊技用装置30’を含む遊技用システム1’]
次に、図1,及び図11〜図14を参照して、本発明の第2実施形態に係る遊技用装置30’を含む遊技用システム1’の構成について説明する。この第2実施形態では、第1実施形態と比較して、前記遊技用装置30に代えて遊技用装置30’,及び前記ポイント管理装置50に代えてポイント管理装置50’を備える点のみが異なり、その他の点(即ち紙幣2,会員カード3,パチンコ機P,スロットマシンS,玉貸ユニット10,メダル貸ユニット20,及び場内管理装置40等)は同様である。
第2実施形態に係るポイント管理装置50’は、第1実施形態に係るポイント管理装置50と同様に、会員遊技者に対して付与されるポイントを各会員遊技者毎に管理するものである。このポイント管理装置50’は、カード会社内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設置されるものであり、図1に示すように接続される制御部51’,通信部52’,ディスプレイ53’,入力装置54’,及びハードディスク55’等を備えているコンピュータである。
制御部51’は、第1実施形態に係る制御部51と同様に、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク55’に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、ポイント管理装置50’に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものであるが、第1実施形態に係る制御部51とは異なり、前記差数集計手段,及び前記ポイント付与手段としては機能しない。
通信部52’は、第1実施形態に係る通信部52と同様に、場内管理装置40の場外通信部42bと通信可能に接続されており、該場内管理装置40を介して遊技用装置30’と通信可能に接続されているが、第1実施形態に係る通信部52とは異なり、前記必要差数特定情報送信手段としては機能しない。
ディスプレイ53’は、第1実施形態に係るディスプレイ53と同様に、各種の情報を表示するもの(例えば液晶ディスプレイ)であり、入力装置54’は、第1実施形態に係る入力装置54と同様に、各種の入力を受け付けるもの(例えばキーボードやマウス)であるが、これらディスプレイ53’及び入力装置54’は、第1実施形態に係るディスプレイ53及び入力装置54とは異なり、前記ポイント付与方法設定手段としては機能しない。
記憶装置であるハードディスク55’は、第1実施形態に係るハードディスク55と同様に、図7に示すポイント管理手段として機能する会員DBを記憶している。ただし本日のポイントの記憶欄には、後述する差数集計手段(制御部34’)による差数の集計が中止されたときに、後述する図12に示すポイント付与処理DBで記憶されているポイントが送信されてきて、既に記憶されていたポイントに加算更新される。また記憶装置であるハードディスク55’は、第1実施形態に係るハードディスク55とは異なり、図8に示すポイント付与処理DBは記憶していない。
第2実施形態に係る遊技用装置30’は、図11(a)に示すように、第1実施形態に係る遊技用装置30と比較して、インジケータ33に代えてインジケータ33’,制御部34に代えて制御部34’,及び管理装置用通信部35cに代えて管理装置用通信部35c’を備えると共に、ポイント付与方法設定スイッチ34a’をさらに備える点のみが異なり、その他の点(即ちポケット部30a,制御ボックス30b,会員カードリーダ31,多機能ランプ32,遊技機用通信部35a,及びユニット用通信部35b)は同様である。
インジケータ33’は必要差数表示手段の一例であって、次回のポイントが付与されるまでに必要な差数(差玉数,差枚数)を表示するものであり、具体的には、後述するポイント付与手段(制御部34’)により算出された必要差数に基づいて、制御部34’の制御によってインジケータ33’が点灯されることにより、必要差数が表示される。このインジケータ33’における具体的な点灯態様は、第1実施形態に係るインジケータ33と同様である。
制御部34’は、第1実施形態に係る制御部34と同様に、CPU,RAM,ROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、遊技用装置30’に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
この制御部34’は差数集計手段の一例であって、会員カードリーダ31により会員カード3を受け付けているときに前記取得手段(遊技機用通信部35a)により取得した使用遊技媒体数特定情報及び付与遊技媒体数特定情報に基づいて、該使用遊技媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数と該付与遊技媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数との差数を集計するものである。具体的には、パチンコ機Pに対応して設けられる遊技用装置30’においては、会員カードリーダ31により受け付けた会員カード3の会員IDから特定される会員遊技者について、前記取得した打込玉信号の受信数に10を乗じた打込玉数と、前記取得した賞球信号の受信数に10を乗じた賞球数とに基づいて、打込玉数から賞球数を減算することにより、差数である差玉数を算出して集計する。またスロットマシンSに対応して設けられる遊技用装置30’においては、会員カードリーダ31により受け付けた会員カード3の会員IDから特定される会員遊技者について、前記取得したメダル投入信号の受信パルス数である投入メダル数と、前記受信したメダル払出信号の受信パルス数である払出メダル数とに基づいて、投入メダル数から払出メダル数を減算することにより、差数である差枚数を算出して集計する。
また差数集計手段として機能する制御部34’は、会員カードリーダ31により会員カード3を受け付けたことを条件として、差数の集計を開始すると共に、会員カードリーダ31から会員カード3が返却された(抜き取られた)後、会員カードリーダ31により会員カード3を受け付けたときに、該受け付けた会員カード3の会員IDが前記返却されたときの会員IDと異なる場合には、前記集計していた差数の集計値(ここでは後述する図12に示すポイント付与処理DBで記憶されている差玉数又は差枚数とポイント付与履歴)を初期化して、新たに差数の集計を開始する一方、該受け付けた会員カード3の会員IDが前記返却されたときの会員IDと一致する場合には、前記集計していた差数の集計値を初期化することなく、当該差数の集計を開始するものである。これら差数集計手段の機能の詳細については、図14を参照して後述する。
また制御部34’はポイント付与手段の一例であって、会員カードリーダ31により受け付けている会員カード3の会員IDから特定される会員遊技者に対して前記差数集計手段により集計した差数に応じたポイントを付与するための処理を行うものであり、ここでは該制御部34’自らが、前記差数が予め定められた所定値に達する毎に、会員カードリーダ31により受け付けている会員カード3の会員IDから特定される会員遊技者に対してポイントを付与するものである。ここで所定値は、第1実施形態に係る所定値と同様である。またポイント付与手段における具体的なポイント付与態様は、第1実施形態に係るポイント付与手段と同様である。なお制御部34’では、次回のポイントが付与されるまでに必要な差数(必要差玉数,必要差枚数)も算出される。
またポイント付与手段として機能する制御部34’は、前記消費金額価値特定情報取得手段(ユニット用通信部35b)により取得した消費金額価値特定情報から特定される消費金額価値(消費金額)に応じてポイントを付与するための処理を行うものであり、ここでは該制御部34’自らが、前記消費金額に応じてポイントを付与するものである。ここでは消費金額10000円を上限として、消費金額1000円毎に、1ポイントが付与される。これらポイント付与手段の機能の詳細については、図14を参照して後述する。
ポイント付与方法設定スイッチ34a’はポイント付与方法設定手段の一例であって、前記差数集計手段(制御部34’)により集計した差数(差玉数,差枚数)に応じてポイントを付与するための処理(ここでは該差数が予め定められた所定値に達する毎にポイントを付与する処理)を行うか、又は前記消費金額価値特定情報取得手段(ユニット用通信部35b)により取得した消費金額価値特定情報から特定される消費金額価値(消費金額)に応じてポイントを付与するための処理(ここでは該消費金額に応じてポイントを付与する処理)を行うかを設定するものである。
このポイント付与方法設定スイッチ34a’は、図11(b)に示すように、ポイント付与方法として、前記差数が予め定められた所定値に達する毎にポイントを付与する方法を選択するための「差数」,又は前記消費金額に応じてポイントを付与する方法を選択するための「消費金額」のいずれかを設定可能なスイッチである。ここで遊技場の係員が、ポイント付与方法設定スイッチ34a’の操作により、「差数」又は「消費金額」のいずれか一方にスイッチを投入すると、該投入された内容でポイント付与方法が設定され、該設定内容が、後述する図12に示すポイント付与処理DBに記憶される。そして前記ポイント付与手段(制御部34’)は、該ポイント付与方法設定手段による設定(即ち図12に示すポイント付与処理DBに記憶されている設定)に応じてポイントを付与するための処理を行う。
制御部34’のRAMは、図12に示すポイント付与処理DBを記憶している。このポイント付与処理DBでは、パチンコ機Pに対応して設けられる遊技用装置30’においては、当該遊技用装置30’の4台のポケット部30aの装置IDと対応付けて、前記図11(b)に示すポイント付与方法設定スイッチ34a’で設定されたポイント付与方法(差数又は消費金額)と、当該ポケット部30aの会員カードリーダ31により受け付けている会員カード3の会員IDを示す受付中会員IDと、前記差数集計手段(制御部34’)により集計された差玉数と、第1実施形態と同様のポイント付与履歴と、前記ポイント付与手段(制御部34’)により差玉数が所定値に達する毎に付与されたポイントである差玉数ポイントと、前記消費金額価値特定情報取得手段(ユニット用通信部35b)により取得した消費金額価値特定情報から特定される消費金額価値である消費金額と、前記ポイント付与手段により消費金額に応じて付与されたポイントである消費金額ポイントと、が記憶されている。
またポイント付与処理DBでは、スロットマシンSに対応して設けられる遊技用装置30’においては、当該遊技用装置30’の4台のポケット部30aの装置IDと対応付けて、前記図11(b)に示すポイント付与方法設定スイッチ34a’で設定されたポイント付与方法(差数又は消費金額)と、当該ポケット部30aの会員カードリーダ31により受け付けている会員カード3の会員IDを示す受付中会員IDと、前記差数集計手段(制御部34’)により集計された差枚数と、第1実施形態と同様のポイント付与履歴と、前記ポイント付与手段(制御部34’)により差枚数が所定値に達する毎に付与されたポイントである差枚数ポイントと、前記消費金額価値特定情報取得手段(ユニット用通信部35b)により取得した消費金額価値特定情報から特定される消費金額価値である消費金額と、前記ポイント付与手段により消費金額に応じて付与されたポイントである消費金額ポイントと、が記憶されている。これらポイント付与処理DBにおける具体的な記憶内容は、第1実施形態に係るポイント付与処理DBと同様である。
管理装置用通信部35c’は、第1実施形態に係る管理装置用通信部35cと同様に、場内管理装置40の後述する場内通信部42aと通信可能に接続されており、該場内管理装置40を介してポイント管理装置50’と通信可能に接続されているが、第1実施形態に係る管理装置用通信部35cとは異なり、前記送信手段としては機能しない。
次に、図13(及び適宜図14)を参照して、本発明の第2実施形態に係る遊技用装置30’で行われるポイント付与処理について説明する。以下においては、ステップS’を単に「S’」と略記する。
まず遊技用装置30’は、S1’で、会員カードリーダ31における会員カード3の受付を待機する。このS1’で会員カード3の受付が有る(YES)と判断した場合には、S2’で、当該ポケット部30aの装置IDと対応付けてポイント付与処理DBで記憶されているポイント付与方法が差数であるか否かの判断を行う。このS2’でポイント付与方法が差数である(YES)と判断した場合には、後述するS3’以下に示すように、差数が所定値に達する毎にポイントを付与する方法に進む。一方、S2’でポイント付与方法が差数でない(NO)と判断した場合には、後述するS16’以下に示すように、消費金額に応じてポイントを付与する方法に進む。
これによれば、2台の遊技機(パチンコ機P又はスロットマシンS)に対して1台の遊技媒体貸与処理装置(玉貸ユニット10又はメダル貸ユニット20)が設置されている二個一の場合には、差数(差玉数又は差枚数)に応じてポイントを付与することができ、1台の遊技機に対して1台の遊技媒体貸与処理装置が設置されている一個一の場合には、遊技場側の希望に応じて、前記差数だけでなく、該差数よりも正確な(即ち他の遊技機からの遊技媒体の持ち込みによる誤差のない)消費金額価値に応じたポイントの付与を選択することができる。
前記S2’でポイント付与方法が差数である(YES)と判断した場合には、S3’で、前記S1’で受け付けた会員カード3から読み取った会員IDが、当該ポケット部30aの装置IDと対応付けてポイント付与処理DBで記憶されている受付中会員IDと一致するか否かの判断を行う。このS3’で一致する(YES)と判断した場合には、S4’で、該受付中会員IDについて集計していた差数の集計を継続して、S8’に進む。一方、S3’で一致しない(NO)と判断した場合には、S5’で、ポイント付与処理DBで記憶している受付中会員ID,差数,及びポイント付与履歴を初期化し(図14(f)を参照)、S6’で、前記S1’で受け付けた会員カード3から読み取った会員IDを、ポイント付与処理DBで受付中会員IDとして記憶すると共に、S7’で、該受付中会員IDについての差数の集計を開始して(図12(b)を参照)、S8’に進む。
これによれば、受け付けた会員カード3の会員IDが、該会員カード3の受付前に返却された会員カード3の会員IDと異なる場合には、集計していた差数の集計値が初期化されて、新たに差数の集計が開始されるので、同一の会員カード3を一旦返却した後に受け付けし直すことにより、実際の消費以上のポイントが付与されるのが防止される。具体的には、例えばパチンコ機Pにおいて大当りが発生して大量の賞球が付与されると、いわゆる持玉状態となるが、この持玉状態において、会員カード3が返却されたときに当該会員カード3の会員IDについて集計していた差数の集計値を初期化し、その後に同一の会員カード3が受け付けられたときに当該会員カード3の会員IDについて新たに差数の集計を開始するとした場合には、前記持玉が打ち込まれたことによって増加した差玉数に応じて新たにポイントが付与されることになるが、上記のようにした場合には、前記持玉が打ち込まれたことによって増加した差玉数に応じてはポイントが付与されないので、実際の消費以上のポイントが付与されるのが防止される。
S8’では、取得手段(ユニット用通信部35b)による使用遊技媒体数特定情報又は付与遊技媒体数特定情報の取得を待機する。このS8’で使用遊技媒体数特定情報又は付与遊技媒体数特定情報の取得が有る(YES)と判断した場合には、S9’で、差数集計手段(制御部34’)により該使用遊技媒体数特定情報又は付与遊技媒体数特定情報に基づいて前記S1’で受け付けた会員カード3から読み取った会員IDについて差数を集計して(図14(c)を参照)、S10’に進む。具体的にS9’では、打込玉信号を取得したときには、前記会員IDについて集計している差玉数に10を加算更新し、賞球信号を取得したときには、前記会員IDについて集計している差玉数から10を減算更新する。同様に、メダル投入信号を取得したときには、前記会員IDについて集計している差枚数に該メダル投入信号の取得パルス数を加算更新し、メダル払出信号を取得したときには、前記会員IDについて集計している差枚数から該メダル払出信号の取得パルス数を減算更新する。
S10’では、制御部34’により算出された必要差数に基づいて、前記図5(c)に示すように、インジケータ33’により必要差数を表示する。これによれば、次回のポイントが付与されるまでに必要な差数が表示されるので、会員遊技者が次回ポイント付与までの目安を認識できる。
S11’では、前記S9’で集計した差数が所定値に到達したか否かの判断を行う。このS11’で差数が所定値に到達していない(NO)と判断した場合には、前記S8’に戻る。一方、S11’で差数が所定値に到達した(YES)と判断した場合には、S12’で、ポイント付与手段(制御部34’)によりポイントを付与して(図14(d)を参照)、S13’に進む。具体的にS13’では、到達した所定値の記憶欄に○印を記憶して、差玉数ポイント又は差枚数ポイントに1ポイントを加算更新する。
これによれば、対応する遊技機(パチンコ機P又はスロットマシンS)から取得した使用遊技媒体数と付与遊技媒体数との差数(差玉数又は差枚数)に応じて(ここでは該差数が所定値に達する毎に)ポイントが付与されるので、2台の遊技機に対して1台の遊技媒体貸与処理装置(玉貸ユニット10又はメダル貸ユニット20)が設置されている二個一の場合にも、当該遊技媒体貸与処理装置に対応する遊技機で遊技を行っている会員遊技者に対して消費(即ち差数)に応じたポイントを付与することができる。
S13’では、会員カードリーダ31で受け付けている会員カード3の抜き取り(返却)が有るか否かの判断を行う。このS13’で会員カード3の抜き取りが無い(NO)と判断した場合には、前記S8’に戻る。一方、S13’で会員カード3の抜き取りが有る(YES)と判断した場合には、S14’で、前記受付中会員IDについての差数の集計を中止すると共に、S15’で、該受付中会員IDについて集計している差数ポイントをポイント管理装置50’に対して送信し、ポイント付与処理DBで記憶している差数ポイントを初期化して(図14(e)を参照)、RETURNする。なお会員ID及び差数ポイントを受信したポイント管理装置50’では、会員DBにおいて、該受信した会員IDに対応する本日のポイントの記憶欄が、該受信した差数ポイントに基づいて更新される。
なお該図14(e)に示す状態の後に、返却時と同じ会員IDが記録されている会員カード3を受け付けたとき、即ち会員カードリーダ31により受け付けた会員IDが会員カードリーダ31から返却された会員ID(受付中会員ID)と一致する場合(=前記S3でYESのとき)には、当該受付中会員IDについて集計していた差数の集計値を初期化することなく、前記S4’で説明した如く、該図14(e)に示す状態から差数の集計を継続する。この場合には、ポイント付与処理DBにおいて、ポイント付与履歴に記憶されている○印の数と、差玉数ポイント又は差枚数ポイントの数とが一致しないことがある。
一方、該図14(e)に示す状態の後に、返却時と異なる会員IDが記録されている会員カード3を受け付けたとき、即ち会員カードリーダ31により受け付けた会員IDが会員カードリーダ31から返却された会員ID(受付中会員ID)と異なる場合(=前記S3でNOのとき)には、前記S5’〜S7’で説明した如く、図14(f)に示すように、ポイント付与処理DBにおいて、受付中会員ID,差数,及びポイント付与履歴を初期化すると共に、該受け付けた会員カード3から読み取った会員IDを受付中会員IDとして記憶して、図14(b)に示す状態から新たに差数の集計を開始する。この場合には、ポイント付与処理DBにおいて、ポイント付与履歴に記憶されている○印の数と、差玉数ポイント又は差枚数ポイントの数とは一致する。
前記S2’でポイント付与方法が差数でない(NO)と判断した場合には、S16’で、前記S1’で受け付けた会員カード3から読み取った会員IDを、ポイント付与処理DBで受付中会員IDとして記憶すると共に、S17’で、該受付中会員IDについての消費金額の集計を開始して、S18’に進む。
S18’では、消費金額価値特定情報取得手段(ユニット用通信部35b)による消費金額価値特定情報の取得を待機する。このS18’で消費金額価値特定情報の取得が有る(YES)と判断した場合には、S19’で、該消費金額価値特定情報に基づいて前記S1’で受け付けた会員カード3から読み取った会員IDについて集計している消費金額に1000円を加算更新すると共に、S20’で、ポイント付与手段(制御部34’)によりポイントを付与(消費金額ポイントに1ポイントを加算更新)して、S21’に進む。
S21’では、会員カードリーダ31で受け付けている会員カード3の抜き取り(返却)が有るか否かの判断を行う。このS21’で会員カード3の抜き取りが無い(NO)と判断した場合には、前記S18’に戻る。一方、S21’で会員カード3の抜き取りが有る(YES)と判断した場合には、S22’で、前記受付中会員IDについての消費金額の集計を中止すると共に、S23’で、該受付中会員IDについて集計している消費金額ポイントをポイント管理装置50’に対して送信し、ポイント付与処理DBで記憶している消費金額ポイントを初期化し、S24’で、ポイント付与処理DBで記憶している受付中会員ID,及び消費金額を初期化して、RETURNする。なお会員ID及び消費金額ポイントを受信したポイント管理装置50’では、会員DBにおいて、該受信した会員IDに対応する本日のポイントの記憶欄が、該受信した消費金額ポイントに基づいて更新される。
[3.本発明の変形例]
最後に、本発明の変形例について説明する。
上記の実施形態では、図1,図4,及び図11に示すように、遊技用装置30,30’において、1台の制御ボックス30bに、各遊技機(パチンコ機P,スロットマシンS)に個別に対応する4台のポケット部30aが接続されている例について説明したが、該制御ボックス30bに接続されるポケット部30aの数は特に限定されない。即ち1台の制御ボックス30bに1台のポケット部30aが接続されるようにしても良く、この場合には、遊技用装置30,30’自体が、各遊技機に個別に対応して設けられることになる。即ち遊技用装置30,30’は、少なくともポケット部30aが各遊技機に個別に対応して設けられていれば良い。
上記の実施形態では、図1に示すように、遊技用システム1,1’において場内管理装置40が設けられている例について説明したが、これに限らず、該場内管理装置40を設けずに、遊技用装置30とポイント管理装置50,50’とが直接的に通信可能に接続されるようにしても良い。またポイント管理装置50,50’をカード会社に設けずに遊技場に設け、当該遊技場について会員登録した会員遊技者に対して付与されるポイントのみを各会員遊技者毎に管理するようにしても良い。
上記の実施形態では、図2及び図3に示すように、遊技媒体貸与処理装置(玉貸ユニット10,メダル貸ユニット20)において、1000円紙幣を使用可能である例について説明したが、これに限らず、使用可能な紙幣2の種類は特に限定されない。また該紙幣2と共に,又は該紙幣2に代えて、硬貨,電子マネー,デビットカードから特定される口座残高,又はクレジットカードから特定される与信残高等を使用可能としても良い。
上記の実施形態では、図2及び図3に示すように、金額価値が紙幣2の金額である例について説明したが、これに限らず、該金額価値は、遊技に使用可能な有価価値の大きさが記録された遊技用記録媒体(いわゆるプリペイドカード)の記録情報から特定される金額や度数(金額を所定の比率で換算したもの)であっても良い。即ち遊技媒体貸与処理装置は、遊技用記録媒体を受け付けて、該遊技用記録媒体の記録情報から特定される金額価値に基づいて遊技媒体を貸与するための処理を行うものであっても良い。
上記の実施形態では、記録媒体(会員カード3)が非接触式のICカードである例について説明したが、これに限らず、該記録媒体は、接触式の集積回路,磁気,二次元コード(例えばバーコード),三次元コード,又は光干渉(例えばホログラム)等により情報を記録するものでも良い。また記録媒体の形状はカード型には限られず、コイン型であっても良い。
上記の実施形態では、図4及び図11(a)に示すように、スロットマシンSにおけるリプレイ(再遊技)時において、メダル投入信号とメダル払出信号が出力される例について説明したが、これに限らず、リプレイ時にはメダル投入信号もメダル払出信号も出力されないようにしても良い。
上記の第1実施形態では、図5(b)(c)に示すように、ポケット部30aに保持されている会員カード3が会員遊技者によって抜き取られることにより該会員カード3が返却されるため、該会員カード3の返却後に記録媒体返却情報が遊技用装置30からポイント管理装置50に対して送信される例について説明したが、これに限らず、例えばポケット部が会員カード3を完全に取り込んで受け付け、返却ボタンの操作により該会員カード3が返却されるような形態である場合には、記録媒体返却情報の送信は、返却ボタンの操作後であれば、該会員カード3の返却前であっても返却後であっても良い。
上記の第1実施形態では、受付中会員遊技者特定情報又は返却会員遊技者特定情報として装置IDを送信し、ポイント管理装置50において、該送信されてきた装置IDと対応付けてから図8に示すポイント付与処理DBで記憶されている受付中会員IDが特定される例について説明したが、これに限らず、該受付中会員遊技者特定情報又は返却会員遊技者特定情報として、記録媒体処理手段(会員カードリーダ31)により受け付けている記録媒体(会員カード3)から読み取った会員遊技者特定情報(会員ID)そのものを送信するようにしても良い。
上記の第1実施形態では、受付中会員遊技者特定情報(装置ID)又は返却会員遊技者特定情報(装置ID)に基づく受付中会員IDの特定が、ポイント管理装置50において行われる例について説明したが、これに限らず、場内管理装置40において、装置IDと受付中会員IDとを対応付けて記憶しておき、受付中会員遊技者特定情報又は返却会員遊技者特定情報に基づく受付中会員IDの特定が行われるようにしても良い。この場合には、遊技用装置30から場内管理装置40に対して送信されてきた使用遊技媒体数特定情報,付与遊技媒体数特定情報,及び記録媒体返却情報が、前記装置IDから特定される受付中会員IDと共にポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50において、使用遊技媒体数,付与遊技媒体数,及び差数の集計が行われる。即ち、この場合には、当該場内管理装置40及びポイント管理装置50が、本発明におけるポイント管理装置に相当することになる。
上記の実施形態では、図5に示すように、必要差数表示手段が、必要差数の目安を示すインジケータ33,33’である例について説明したが、これに限らず、該必要差数表示手段は、必要差数を数字やテロップで表示するものであっても良い。
上記の実施形態では、差数(差玉数,差枚数)又は消費金額に基づいて、消費に応じた特典としてのポイントが付与される例について説明したが、これに加えて、遊技場への来店に応じた特典としての来店ポイントも付与されるようにしても良い。この場合には、第1実施形態においては、ポイント管理装置50で、遊技用装置30から記録媒体受付情報を受信したとき(図9のS1を参照)に、該受信した記録媒体受付情報に含まれる会員遊技者特定情報(会員ID)から特定される会員遊技者が本日来店したか否かを判定し、来店していないと判定されたことに基づいて前記来店ポイントを付与するようにすれば良い。また第2実施形態においては、ポイント管理装置50’で、遊技用装置30’から差数ポイント(図13のS15’を参照)又は消費金額ポイント(図13のS23’を参照)を受信したときに、該ポイント共に受信した会員遊技者特定情報から特定される会員遊技者が本日来店したか否かを判定し、来店していないと判定されたことに基づいて前記来店ポイントを付与するようにすれば良い。
上記の第1実施形態では、図8に示すように、ポイント管理装置50において、消費金額の集計を行い、該集計された消費金額に応じてポイントが付与される例について説明したが、これに限らず、ポイント管理装置50において、消費金額の集計を行わずに、前記送信手段(管理装置用通信部35c)から消費金額価値特定情報として消費金額1000円毎に送信されてくるパルス信号を受信する毎に1ポイントが付与されるようにしても良い。同様に、上記の第2実施形態では、遊技用装置30’において、消費金額の集計を行い、該集計された消費金額に応じてポイントが付与される例について説明したが、これに限らず、遊技用装置30’において、消費金額の集計を行わずに、遊技媒体貸与処理装置(玉貸ユニット10,メダル貸ユニット20)から消費金額価値特定情報として消費金額1000円毎に送信されてくるパルス信号を受信する毎に1ポイントが付与されるようにしても良い。
上記の実施形態では、各会員遊技者に対して1日に付与されるポイントの上限が10ポイントである例について説明したが、該ポイントの上限は任意に設定可能であり、またポイントの上限を設けなくても良い。
上記の実施形態では、差数に応じてポイントが付与される所定値が、消費金額1000円に相当する遊技媒体数毎に設定されている例について説明したが、該所定値は任意に設定可能である。
上記の実施形態において、差数(差玉数,差枚数)が初期化されるときに、該差数のうちの前記所定値に満たない端数の差数を、該差数を集計していた会員遊技者特定情報と対応付けて記憶しておき、当該会員遊技者特定情報が記録された記録媒体を所有する会員遊技者が別の遊技機に移動して、該遊技機に対応する遊技用装置30で当該記録媒体が受け付けられたときに、該記録媒体の会員遊技者特定情報と対応付けて記憶されている端数の差数を引き継いで差数の集計を開始するようにしても良い。具体的には、ある会員遊技者が、差玉数が580個の状態で遊技機Xでの遊技を止めて遊技機Yに移動した場合には、端数の差玉数である80個を引き継いで該80個から差玉数の集計を開始する。これによれば、会員遊技者が別の遊技機に移動した場合であっても、移動前の遊技機における差数の端数分を無駄にすることなく、ポイントの付与を受けるために当該端数分を利用できるので、会員遊技者にとって有利である。
上記の第1実施形態では、図9のS10に示すように、必要差数情報が常に送信される例について説明したが、これに限らず、必要差数が必要差数表示手段(インジケータ33)で表示する値に到達したときにのみ、必要差数情報を送信するようにしても良い。
上記の第1実施形態では、図9のS14及びS15に示すように、差数の集計が中止されたときに、差数ポイントが会員DBに記憶されて初期化される例について説明したが、これに限らず、同S3でNOと判定されたときに、差数ポイントが会員DBに記憶されて初期化されるようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図11に示すように、遊技用装置30’に設けられたポイント付与方法設定スイッチ34a’によりポイント付与方法が設定される例について説明したが、これに限らず、ポイント管理装置50’においてポイント付与方法を設定し、該設定内容がポイント管理装置50’から各遊技用装置30’に対して送信され、該送信されてきた設定内容に基づいて遊技用装置30’においてポイント付与方法が設定されるようにしても良く、この場合には、該設定されたポイント付与方法を記憶する。
上記の第2実施形態では、ポイント付与手段が制御部34’であり、前記ポイントを付与するための処理として、差数集計手段(制御部34’)により集計した差数に応じたポイントを該制御部34’自らが付与する処理を行う例について説明したが、これに限らず、例えばポイント付与手段を管理装置用通信部35c’とし、前記ポイントを付与するための処理として、差数集計手段により集計した差数をポイント管理装置50’に対して送信する処理を行うようにしても良く、この場合には、第1実施形態と同様に、該差数を受信したポイント管理装置50’において、該受信した差数に応じたポイントを付与する処理が行われる。また、この場合には、該ポイント管理装置50’から遊技用装置30’に対して必要差数特定情報が送信され、必要差数表示手段(インジケータ33’)は、該ポイント管理装置50’から送信されてきた必要差数特定情報から特定される必要差数を表示する。
上記の第2実施形態では、図3のS14’及びS15’に示すように、差数の集計が中止されたときに、差数ポイントがポイント管理装置50’に対して送信されて初期化される例について説明したが、これに限らず、同S3’でNOと判定されたときに、差数ポイントがポイント管理装置50’に対して送信されて初期化されるようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図13のS15’に示すように、ポイント付与手段(制御部34’)により付与されたポイントが、ポイント管理装置50’に送信されて管理される例について説明したが、これに限らず、遊技用装置30’において会員カードリーダ31に代えて会員カードリーダ/ライタを設け、ポイント付与手段により付与されたポイントが該会員カードリーダ/ライタにより会員カード3に記録されるようにしても良い。
図1は遊技用システムの一例を表す機能ブロック図である。 図2は玉貸ユニットの一例を表す図であり、(a)は正面図,(b)は断面右側面図,(c)は機能ブロック図である。 図3はメダル貸ユニットの一例を表す図であり、(a)は正面図,(b)は断面右側面図,(c)は機能ブロック図である。 図4は第1実施形態に係る遊技用装置の一例を表す機能ブロック図である。 図5は遊技用装置のポケット部の一例を表す正面図であり、(a)は会員カード非受付状態,(b)は会員カード受付状態,(c)はインジケータ点灯状態である。 図6はポイント管理装置のディスプレイで表示されるポイント付与方法設定画面の一例を表す図である。 ポイント管理装置のハードディスクで記憶されている会員DBの記憶内容の一例を表す図である。 図8は第1実施形態に係るポイント管理装置のハードディスクで記憶されているポイント付与処理DBの記憶内容の一例を表す図である。 図9は第1実施形態に係るポイント管理装置で行われるポイント付与処理の一例を表すフローチャートである。 図10は第1実施形態に係るポイント管理装置におけるポイント付与処理に伴うポイント付与処理DBの記憶内容の変化の一例を表す図である。 図11(a)は第2実施形態に係る遊技用装置の一例を表す機能ブロック図であり、図11(b)は遊技用装置に設けられるポイント付与方法設定スイッチの一例を表す平面図である。 図12は第2実施形態に係る遊技用装置の制御部で記憶されているポイント付与処理DBの記憶内容の一例を表す図である。 図13は第2実施形態に係る遊技用装置で行われるポイント付与処理の一例を表すフローチャートである。 図14は第2実施形態に係る遊技用装置におけるポイント付与処理に伴うポイント付与処理DBの記憶内容の変化の一例を表す図である。
符号の説明
1…遊技用システム
2…紙幣
3…会員カード
10…玉貸ユニット
20…メダル貸ユニット
30…遊技用装置
31…会員カードリーダ
33…インジケータ
35a…遊技機用通信部
35b…ユニット用通信部
35c…管理装置用通信部
50…ポイント管理装置
51…制御部
52…通信部
53…ディスプレイ
54…入力装置
55…ハードディスク
P…パチンコ機
S…スロットマシン

Claims (8)

  1. 遊技機に対応して設けられる遊技用装置と、
    該遊技用装置と通信可能であり、会員登録した会員遊技者に対して付与されるポイントを各会員遊技者毎に管理するポイント管理装置と、
    からなる遊技用システムであって、
    前記遊技用装置は、
    前記会員遊技者を個々に特定可能な会員遊技者特定情報が記録された記録媒体を受け付けて、該受け付けた記録媒体の会員遊技者特定情報を読み取る処理を行う記録媒体処理手段と、
    前記対応する遊技機から、該遊技機での遊技に使用された使用遊技媒体数を特定可能な使用遊技媒体数特定情報と、該遊技機での遊技の結果として遊技者に付与された付与遊技媒体数を特定可能な付与遊技媒体数特定情報を取得する取得手段と、
    前記記録媒体処理手段により記録媒体を受け付けているときに前記取得手段により取得した使用遊技媒体数特定情報及び付与遊技媒体数特定情報を、前記記録媒体処理手段により受け付けている記録媒体の会員遊技者特定情報を特定可能な受付中会員遊技者特定情報と共に前記ポイント管理装置に対して送信する送信手段と、を備え、
    前記ポイント管理装置は、
    前記送信手段から送信されてきた使用遊技媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数と該送信されてきた付与遊技媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数との差数を、該送信されてきた受付中会員遊技者特定情報から特定される各会員遊技者毎に集計する差数集計手段と、
    該差数集計手段により集計した差数が予め定められた所定値に達する毎に前記ポイントを付与するポイント付与手段と、
    該ポイント付与手段により付与したポイントを各会員遊技者毎に集計して管理するポイント管理手段と、を備えることを特徴とする遊技用システム。
  2. 請求項1に記載した遊技用システムであって、
    前記遊技用装置は、前記対応する遊技機に対応して設けられて前記会員遊技者が所有する金額価値に基づいて当該遊技機での遊技に使用される遊技媒体を貸与するための処理を行う遊技媒体貸与処理装置から、前記遊技媒体の貸与に消費された消費金額価値を特定可能な消費金額価値特定情報を取得する消費金額価値特定情報取得手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記記録媒体処理手段により記録媒体を受け付けているときに前記消費金額価値特定情報取得手段により取得した消費金額価値特定情報を、前記受付中会員遊技者特定情報と共に前記ポイント管理装置に対して送信し、
    前記ポイント管理装置は、前記差数集計手段により集計した差数が予め定められた所定値に達する毎に前記ポイントを付与するか、又は前記送信手段から送信されてきた消費金額価値特定情報から特定される消費金額価値に応じて前記ポイントを付与するかを設定するポイント付与方法設定手段をさらに備え、
    前記ポイント付与手段は、該ポイント付与方法設定手段による設定に応じて前記ポイントを付与することを特徴とする遊技用システム。
  3. 請求項1又は2に記載した遊技用システムであって、
    前記送信手段は、前記記録媒体処理手段により記録媒体を受け付けたときに該記録媒体の会員遊技者特定情報を含む記録媒体受付情報を前記ポイント管理装置に対して送信すると共に、前記記録媒体処理手段から返却される記録媒体の会員遊技者特定情報を特定可能な返却会員遊技者特定情報を含む記録媒体返却情報を前記ポイント管理装置に対して送信し、
    前記差数集計手段は、前記送信手段から記録媒体受付情報が送信されてきたことを条件として、該記録媒体受付情報に含まれる会員遊技者特定情報についての差数の集計を開始すると共に、前記送信手段から記録媒体返却情報が送信されてきた後、該送信手段から記録媒体受付情報が送信されてきたときに、該記録媒体受付情報に含まれる会員遊技者特定情報が該記録媒体返却情報に含まれる返却会員遊技者特定情報から特定される会員遊技者特定情報と異なる場合には、該記録媒体返却情報が送信されてきたときの会員遊技者特定情報について集計していた差数の集計値を初期化して、該記録媒体受付情報に含まれる会員遊技者特定情報についての差数の集計を開始する一方、該記録媒体受付情報に含まれる会員遊技者特定情報が該記録媒体返却情報に含まれる返却会員遊技者特定情報から特定される会員遊技者特定情報と一致する場合には、該記録媒体返却情報が送信されてきたときの会員遊技者特定情報について集計していた差数の集計値を初期化することなく、当該会員遊技者特定情報についての差数の集計を継続することを特徴とする遊技用システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
    前記ポイント管理装置は、前記ポイント付与手段により次回のポイントが付与されるまでに必要な差数を特定可能な必要差数特定情報を前記遊技用装置に対して送信する必要差数特定情報送信手段をさらに備え、
    前記遊技用装置は、該必要差数特定情報送信手段から送信されてきた必要差数特定情報から特定される次回のポイントが付与されるまでに必要な差数を表示する必要差数表示手段をさらに備えることを特徴とする遊技用システム。
  5. 遊技機に対応して設けられ、
    会員登録した会員遊技者を個々に特定可能な会員遊技者特定情報が記録された記録媒体を受け付けて、該受け付けた記録媒体の会員遊技者特定情報を読み取る処理を行う記録媒体処理手段と、
    前記対応する遊技機から、該遊技機での遊技に使用された使用遊技媒体数を特定可能な使用遊技媒体数特定情報と、該遊技機での遊技の結果として遊技者に付与された付与遊技媒体数を特定可能な付与遊技媒体数特定情報を取得する取得手段と、
    前記記録媒体処理手段により記録媒体を受け付けているときに前記取得手段により取得した使用遊技媒体数特定情報及び付与遊技媒体数特定情報に基づいて、該使用遊技媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数と該付与遊技媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数との差数を集計する差数集計手段と、
    前記記録媒体処理手段により受け付けている記録媒体の会員遊技者特定情報から特定される会員遊技者に対して前記差数集計手段により集計した差数に応じたポイントを付与するための処理を行うポイント付与手段と、
    を備えることを特徴とする遊技用装置。
  6. 請求項5に記載した遊技用装置であって、
    前記対応する遊技機に対応して設けられて前記会員遊技者が所有する金額価値に基づいて当該遊技機での遊技に使用される遊技媒体を貸与するための処理を行う遊技媒体貸与処理装置から、前記遊技媒体の貸与に消費された消費金額価値を特定可能な消費金額価値特定情報を取得する消費金額価値特定情報取得手段と、
    前記差数集計手段により集計した差数に応じたポイントを付与するための処理を行うか、又は前記消費金額価値特定情報取得手段により取得した消費金額価値特定情報から特定される消費金額価値に応じてポイントを付与するための処理を行うかを設定するポイント付与方法設定手段と、をさらに備え、
    前記ポイント付与手段は、該ポイント付与方法設定手段による設定に応じて前記ポイントを付与するための処理を行うことを特徴とする遊技用装置。
  7. 請求項5又は6に記載した遊技用装置であって、
    前記差数集計手段は、前記記録媒体処理手段により記録媒体を受け付けたことを条件として、前記差数の集計を開始すると共に、前記記録媒体処理手段から記録媒体が返却された後、前記記録媒体処理手段により記録媒体を受け付けたときに、該受け付けた記録媒体の会員遊技者特定情報が前記返却されたときの会員遊技者特定情報と異なる場合には、前記集計していた差数の集計値を初期化して、新たに差数の集計を開始する一方、該受け付けた記録媒体の会員遊技者特定情報が前記返却されたときの会員遊技者特定情報と一致する場合には、前記集計していた差数の集計値を初期化することなく、当該差数の集計を継続することを特徴とする遊技用システム。
  8. 請求項5〜7のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
    次回のポイントが付与されるまでに必要な差数を表示する必要差数表示手段をさらに備えることを特徴とする遊技用装置。
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