JP2002292070A - 遊技機における接地機構 - Google Patents

遊技機における接地機構

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、遊技機における遊技制御基板の接
地を、容易な構成で行うことができる遊技機における接
地機構を提供することを課題とする。また、本発明は、
遊技機における遊技制御基板各々の接地を、確実に行う
ことができる遊技機における接地機構を提供することを
課題とする。 【解決手段】 遊技機1の遊技動作を制御する遊技制御
基板21に生ずるノイズや静電気等の電気的障害を除去
する接地機構は、保持ベース22と、遊技制御基板21
毎に設けられ、その遊技制御基板21側と保持ベース2
2とを接続する導電性の爪部36(接続手段)と、遊技
制御基板21の接地を保持ベース22を介して行う接地
手段32とにより構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機における遊
技制御基板の接地構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パチンコ機やスロットマシン等に
代表される遊技機は、遊技における諸動作を電子回路に
よって制御する機構を備えたものが主流となっている。
以下、遊技機をパチンコ機として説明を行う。
【0003】この種の遊技機は遊技島と呼ばれる設置台
の両面、又は片面に複数並べられて設けられ、この遊技
島に保有され循環する遊技球により運用されている。こ
のような遊技機は、その前面に遊技を行う遊技盤を備え
ている。遊技盤上には、遊技球が打ち出され、その遊技
球の落下方向を変化させる釘・風車等の障害物や、打ち
出した遊技球が入ることにより入賞となる入賞口及び始
動入賞口や、遊技に関する画像を表示する画像表示装置
等が設けられている。
【0004】その他にも、遊技機前面には、遊技に関す
る音声を出力するスピーカーや、視覚的演出効果を高め
る為の電飾装置(装飾ランプ、装飾LED)等が設けら
れている。
【0005】そして、遊技機の裏面側には、上述した各
装置を動作させるための電子回路を配設した遊技制御基
板が設けられている。例えば、遊技盤上に打ち出した遊
技球が入賞口に入り入賞した場合、入賞したことを遊技
者に告知すると共に、遊技者への遊技に対する演出効果
を高めるために、前記画像表示装置の画像を変化させた
り、前記音声出力装置から音声を出力したり、前記電飾
装置を明滅させたりする動作が電気的に制御されてい
る。その他にも、入賞により所定数の遊技球を払い出す
制御や、遊技球を打ち出す制御等、大半の動作が電気的
制御により行われている。勿論、遊技機の制御の種類に
応じて遊技制御基板の数も増える。
【0006】すると、隣設された複数の遊技制御基板に
は、静電気が帯電してしまう虞があった。この静電気
が、遊技制御基板自体にノイズや故障や誤作動などの原
因となる。
【0007】また、前記遊技機は、遊技媒体である遊技
球に球磨き処理等を施しながら循環させている状態で遊
技を行っている。この遊技球の球磨き処理には、樹脂製
ビーズの中へ遊技球を通過させ、遊技球についた塵や埃
を樹脂製ビーズに帯電した静電気により除去する処理方
法がある。しかし、静電気を帯びた樹脂製ビーズ中へ金
属製の遊技球を通過させることにより遊技球自体が静電
気を帯びる。この静電気を帯びた遊技球が遊技機内部を
移動することにより、前記遊技制御基板に悪影響を与え
てしまうという虞もあった。ここでの悪影響とは、遊技
球に帯電した静電気の放電により発生する電磁波等の放
射ノイズが、遊技制御基板上の静電気に弱い部分に飛ぶ
こと等をいう。尚、遊技球が遊技機内を循環する際に
も、各部材(通路や遊技盤上の部品)に接触すること、
或いは遊技球同士が衝突することにより遊技球は静電気
を帯びる。このような遊技球に帯電した静電気の放電は
遊技機内のどこで行われるか不明である為、静電気の放
電に対処するのは困難となる。
【0008】そこで、従来、このような静電気による電
気的悪影響を除去するために遊技制御基板各々の接地を
行ってきた。接地の大半は、リード線によって各遊技制
御基板の接地をそれぞれ別々に行う方法や、各遊技制御
基板同士をリード線、或いはハーネス等により結線し複
数の基板の接地を一つにまとめて接地を行う方法等によ
ってなされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した接
地方法は、何れも一台の遊技機に対して複数設けられた
遊技制御基板一つ一つからリード線、或いはハーネス等
を接続し接地を行う必要がある。そのため製造工程にお
いて、リード線やハーネスを取り付ける所定部分の加工
を各遊技制御基板に施す工程や、リード線やハーネス等
を接続する工程を設けなくてはならない。すなわち、従
来の接地方法は、接地を行うための製造作業に多くの煩
雑な工程が必要となり、生産性が悪くなってしまうとい
う問題があった。
【0010】さらに、リード線やハーネスを用いて行う
接地方法では、該リード線やハーネスを良導電性部材に
接触させても、その接触面積が少ないため接触不良など
が生じ易く、確実に接地を行うことができない虞もあっ
た。
【0011】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、遊技機における遊技制御基板の接
地を、容易な構成で行うことができる遊技機における接
地機構を提供することを課題とする。
【0012】また、本発明は、遊技機における遊技制御
基板各々の接地を、確実に行うことができる遊技機にお
ける接地機構を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の遊技機における
接地機構は、前記課題を解決する為に、以下の手段を採
用した。すなわち、本発明の遊技機における接地機構
は、遊技機の遊技動作を制御する遊技制御基板に生ずる
ノイズや静電気等の電気的障害を除去する接地機構であ
って、複数の遊技制御基板を保持する導電性の保持ベー
スと、遊技制御基板毎に設けられ、その遊技制御基板側
と保持ベースとを接続する導電性の接続手段と、遊技制
御基板の接地を前記保持ベースを介して行う接地手段と
を備えることを特徴とする。
【0014】従来より行われてきた接地方法のように、
一つ一つの遊技制御基板からリード線やハーネスを用い
て接地を行う場合、遊技制御基板の数が多くなればなる
ほど、必然的に接地を行うためのリード線やハーネスの
数も多くなる。すると、それらのリード線やハーネス同
士が干渉し、静電気による電気的ノイズが発生してしま
うという虞があった。
【0015】しかし、本発明の遊技機における接地機構
は、導電性の保持ベース上に、複数の遊技制御基板が取
り付けられる構成となっている。そのため、前記保持ベ
ースの一箇所にリード線やハーネスを繋ぎ接地を行うだ
けで、複数の遊技制御基板全ての接地を行うことができ
る。すなわち、本発明によれば、リード線やハーネスの
干渉を防ぎ、余計な静電気による電気的ノイズの発生を
最低限に押さえることが可能となる。
【0016】また、各遊技制御基板の接地を保持ベース
を介して接続することにより、各遊技制御基板のグラン
ド間に生じる電位差を解消することができる。これによ
り、遊技機の制御を安定させることができる。
【0017】また、本発明における前記保持ベースは、
遊技機本体の裏面側に取り付けられると共に、前記遊技
機本体裏面の起伏形状に対応して遊技機本体側が凹部、
或いは凸部に形成されている。
【0018】例えば、遊技球を用いて遊技を行うパチン
コ機の場合、遊技機本体の裏面側(詳細には遊技盤の裏
面に相当する)には、遊技球を発射する発射装置へ続く
通路や、賞球或いは貸し球を排出する為の通路等が設け
られている。
【0019】そこで、遊技機本体の裏面側に取り付けら
れる保持ベースに、遊技機本体の裏面側の起伏形状に対
応した凹凸を設けることにより、無駄なスペースを空け
ることなく保持ベースを取り付けることができる。
【0020】さらに、本発明の遊技機における接地機構
は、遊技、及び遊技機全体の各制御を行う遊技制御基板
を保持ベースに固定する接続手段を有している。
【0021】すなわち、前記遊技制御基板は、接続手段
により前記保持ベースに取り付けられているということ
である。さらに、この接続手段は導電性である為、遊技
制御基板に帯電した静電気を保持ベースに帯電させるこ
とができる。尚、この接続手段が、保持ベースと面接触
するような構成であると接触面が大きくなる為、遊技制
御基板に帯電した静電気を保持ベースに伝えやすくな
る。
【0022】また、本発明における遊技制御基板は、絶
縁性部材により形成された被覆手段により被覆されてお
り、その被覆手段は、前記接続手段を介して保持ベース
に取り付けられている。
【0023】この被覆手段は、樹脂等の絶縁性部材によ
り形成された箱形の部材により遊技制御基板の上部を覆
うというものである。遊技制御基板の上部を覆うことに
より、隣設された他の遊技制御基板から発せられる静電
気等の電気的悪影響を受けにくくすることができる。
【0024】また、この被覆手段は、前記接続手段によ
り保持ベースに取り付けられている。すなわち、保持ベ
ースは、遊技制御基板及び被覆手段を同時に取り付ける
ことができる部材ということができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機における接
地機構の具体的な実施の形態について図面に基づいて説
明を行う。
【0026】まず、本発明の説明を円滑に行うために、
本実施の形態に係る遊技機の説明から行う。尚、本明細
書中における遊技機はパチンコ機として説明を行うが、
この遊技機は、特にその裏面側に設けられた遊技機の制
御を行う遊技制御基板の周辺構成に特徴を有し、遊技機
正面の構成については特に限定されないものである。さ
らに、本明細書中における遊技機は、上皿と下皿が一体
型となったものであるとして説明を行うが、これに限定
されるものではない。
【0027】図1に示すように、本実施の形態における
遊技機1は、縦長な方形状の枠組みにて構成され遊技機
1の設置場所に強固に固定される外枠2と、その外枠2
に一側を保持され、且つその外枠2に対して開閉自在に
設けられた表枠3と、その表枠3の前面上部に開閉自在
に設けられた窓枠4とを備え、その表枠3には遊技機1
を構成する主要構成部品のほぼ全てが集約されて設けら
れている。
【0028】表枠3に設けられる主要構成部品として
は、盤面上が遊技領域とされる遊技盤5と、この遊技盤
5の裏面側に設けられ、遊技盤5上に遊技球を打ち出す
発射装置6と、発射装置6を操作するための操作ハンド
ル7と、遊技機1に供給すべき遊技球、及び遊技球が入
賞口15に入り入賞した際に遊技機1から払い出される
賞球の一部を貯留する受皿8と、必要に応じて所定個数
の遊技球を排出する球払出ユニット(図示せず)と、各
種装置の制御を行う遊技制御基板とが挙げられる。
【0029】さらに詳細に説明すると、遊技機1には、
表枠3に対して開閉自在な窓枠4が設けられている。こ
の窓枠4は、遊技盤5の遊技領域全体をその枠内にほぼ
覗き見ることができる透視窓9を備えている。
【0030】また、この透視窓9の外周に沿って装飾L
ED10、装飾ランプ11、スピーカー12等が設けら
れている。この装飾LED10や装飾ランプ11は、遊
技の進行状況に応じて点滅する。尚、スピーカー12
は、遊技の進行状況に応じて各種効果音を発する。
【0031】また、遊技盤5は前記表枠3の裏面側に一
体的に形成される遊技盤5の収納枠(図示せず)に収納
固定されるべくほぼ正方形状の合板により形成されてい
る。その前面には、ほぼ円形状に植立され、発射装置6
により打ち出された遊技球の行き先を誘導する誘導レー
ル13と、誘導レール13によって囲まれた領域に設け
られた釘や風車などの障害物14と、賞球を払い出させ
るための媒体となる遊技球を受け入れる入賞口15とが
複数設けられている。
【0032】さらに、遊技機1の最下方には何れの入賞
口15にも入賞しない遊技球が取り込まれるアウト口1
6が設けられている。
【0033】さらにまた、遊技盤5の中央には種々の図
柄及び情報を遊技の進行状況に合わせて表示する画像表
示装置17が設けられ、この画像表示装置17の直下に
画像表示装置17の表示内容を可変せしめる為のトリガ
ーとなる遊技球を受け入れる始動入賞口18が設けられ
ている。これらの入賞口15及び、或いは始動入賞口1
8に遊技球が入ると所定数の遊技球が賞球として払い出
される。
【0034】また、上述した部品や装置が設けられた遊
技盤5の下方には、遊技球を貯留する受皿8が設けられ
ている。この受皿8は、遊技機1に対して一皿のみ設け
られ、所定数以上の遊技球を収容可能とする。
【0035】さらに、受皿8の左下方には灰皿が配設さ
れ、受皿8の右側には操作ハンドル7が配設されてい
る。この操作ハンドル7は、発射装置6を稼働させる図
示しないメインスイッチ及び図示しないボリュームを内
蔵しており、この操作ハンドル7の操作具合で遊技盤5
に打ち出される遊技球の勢いを任意に調節することがで
きる。尚、発射装置6は、表枠3の裏面側に設けられて
おり、遊技球を打ち出す図示しない打出杆を連続的に作
動させる図示しない電動モータ等から構成されている。
【0036】上述した装置類は、図2、及び図3に示す
ように遊技機本体20の裏面側に設けられた、各遊技制
御基板上に組み立てられた電気回路により制御されてい
る。以下、図面に基づき、遊技機本体20の裏面側の説
明と共に主要な遊技制御基板の説明を行う。
【0037】図2、及び図3に示すように、前記遊技機
本体20の裏面側は、方形状の枠組みの外枠2内部に一
側を開閉自在に保持された板状の保持ベース22が設け
られている。この保持ベース22上には、遊技機1全体
の制御を行う複数の遊技制御基板が設けられている。ま
た、この保持ベース22は、金属等の導電性材料にて形
成されている。
【0038】また、遊技機本体20の裏面側は、遊技球
を図1に示す発射装置6に案内する為の図示しない案内
通路や、入賞時に払い出す遊技球を貯留する図示しない
弾球タンクから入賞球を図1に示す受皿8に払い出す図
示しない入賞球払出口までの通路が設けられている為、
多少の起伏がある。そのため、保持ベース22は、遊技
機本体20裏面の起伏形状に対応して遊技機本体20側
が凹部、或いは凸部に形成されている。
【0039】次に、この保持ベース22に取り付けられ
た各遊技制御基板の説明を行う。図2、及び図3に示す
ように、この保持ベース22に設けられている主要な遊
技制御基板として、主制御基板23、電源基板24、発
射制御基板25、払出制御基板26、図柄制御基板2
7、ランプ制御基板28、音声制御基板29、が挙げら
れる。
【0040】まず、保持ベース22の左下方には発射制
御基板25が設けられている。この発射制御基板25
は、遊技機1前面下部に設けられた図1に示す操作ハン
ドル7の操作に応じて遊技球を発射するための発射機構
(電動モータ等)を作動させることにより遊技球の発射
制御を行っている。
【0041】この発射制御基板25の右方、すなわち保
持ベース22の右下方には、払出制御基板26が設けら
れている。この払出制御基板26は、入賞時、賞球を払
い出す際や、現金、或いは通称パッキーカードと呼ばれ
る貸し球専用プリペードカードによって遊技球が貸し出
される際に必要な電気部品の制御を行う。
【0042】また、前記発射制御基板25の上方には、
電源基板24が配設されている。この電源基板24は、
遊技機1全体の駆動力を担う電源を有している。尚、こ
の電源基板24にはこの他にも、駆動源である電力を得
るためのプラグに接続する図示しないプラグ接続部や、
電力供給源から供給される交流電流を直流電流に変換す
る図示しない整流回路や、電力供給源からの電力の一部
を蓄積させておく図示しない蓄電池等が設けられてい
る。
【0043】さらに、前記電源基板の上方、すなわち保
持ベース22の中央部分には、遊技機1全般に亘る主要
な制御をなす主制御基板が設けられている。この主制御
基板23は、図示しないCPU(中央処理装置)、RO
M(Read Only Memory)、RAM(R
andom Access Memory)、I/Oポ
ート(入力/出力ポート)等の複数の部品を備えてい
る。尚、各種制御に必要な制御プログラムは、前記RO
M内に格納されている。例えば、図1に示す画像表示装
置17に表示する画像のデータや、遊技状態に応じてス
ピーカー12から発する音の種類等を格納している。
【0044】加えて、主制御基板23は、遊技の進行状
態に基づく遊技信号を各遊技制御基板及び装置に通知す
る図示しない遊技信号通信手段等を備えている。
【0045】そして、主制御基板23の上方には、ラン
プ制御基板28と、音声制御基板29と、図柄制御基板
27とが順に配設されている。
【0046】ランプ制御基板28は、遊技の進行状況に
応じて遊技者に視覚的演出効果を与えるために作動す
る、前記装飾ランプ11や前記装飾LED10に電力を
供給する制御を行う。
【0047】また、前記ランプ制御基板28と隣設して
設けられた音声制御基板29は、遊技の進行状況に応じ
て遊技者へ聴覚的演出効果を与えるために、前記スピー
カー12から所定の音声を出力させる制御を行う。
【0048】そして、音声制御基板29に隣設して図柄
制御基板27が設けられている。この図柄制御基板27
は、遊技の進行状況に応じて遊技者に視覚からの演出効
果を向上させるために作動する前記画像表示装置17の
制御を行う。
【0049】上述した各遊技制御基板は駆動源が電気で
あるため、各遊技制御基板には静電気が帯電し易い。そ
こで、これらの遊技制御基板には接地が必要となる。以
下、図面に基づき遊技機1における接地機構の説明を行
う。尚、以下の説明では、上述した複数の遊技制御基板
を遊技制御基板21と総称して説明を行う。
【0050】図2、及び図3に示すように、遊技機1の
遊技動作を制御する遊技制御基板21に生ずるノイズや
静電気等の電気的障害を除去する本実施の形態における
接地機構は、前記保持ベース22と、遊技制御基板21
毎に設けられ、その遊技制御基板21側と保持ベース2
2とを接続する導電性の爪部36(接続手段)と、遊技
制御基板21の接地を保持ベース22を介して行う接地
手段32とにより構成されている。
【0051】保持ベース22には複数の遊技制御基板2
1が取り付けられていると上述したが、これらの遊技制
御基板21は、図4、及び図5に示すように、絶縁性部
材であるプラスチックにより形成された箱形の基板ケー
ス30(被覆手段)により被覆されている。この基板ケ
ース30が遊技制御基板21の上部を覆うことで、隣設
された他の遊技制御基板21から発せられる静電気等の
電気的悪影響を受けにくくすることができる。
【0052】また、この基板ケース30は、一側面に開
口部31を有し、開口部31の両側に前記爪部36を有
している。
【0053】本実施の形態における爪部36は、金属等
導電性の部材により矩形状に形成された第一の面板部3
3と、第二の面板部34と、第三の面板部35とからな
る爪部36である。第一の面板部33は、その一端が基
板ケース30内部に突出するように貫通して設けられて
いる。そして、第一の面板部33の他端から開口部31
側へ垂下して第二の面板部34が設けられている。さら
に、第二の面板部34の開口部31側の一側と直角をな
すように第三の面板部35が設けられている。すなわ
ち、第一の面板部33と第三の面板部35は、第二の面
板部34を介して平行に設けられている。
【0054】さらに、第三の面板部35は、基板ケース
30の開口部31の開口縁37の高さと同じ位置か、或
いは開口縁37よりも突出した位置に設けられている。
【0055】そして、この基板ケース30は、遊技制御
基板21の上方を覆うように取り付けられる。上述した
各遊技制御基板21は、絶縁性のベース部材38に取り
付けられ保持ベース22に取り付けられている。そこ
で、基板ケース30は、遊技制御基板21を覆うと共
に、前記爪部36を介して保持ベース22に取り付けら
れる。このとき、爪部36の第三の面板部35にネジ穴
を設け、ボルトやピン等により遊技制御基板21を覆っ
た基板ケース30ごと保持ベース22に固定するとより
好適である。
【0056】図5に示すように、基板ケース30を遊技
制御基板21に取り付けると、基板ケース30内部に突
出した第一の面板部33が遊技制御基板21に接触した
状態となる。さらに、爪部36を構成する第三の面板部
35は、保持ベース22の開口縁37と同じ位置、或い
は開口縁37より突出した位置に設けられている為、保
持ベース22と面接触した状態となる。
【0057】すなわち、遊技制御基板21と保持ベース
22が爪部36を介して連結している為、遊技制御基板
21に帯電した静電気を保持ベース22に逃がすことが
できる。勿論、保持ベース22には、保持ベース22に
帯電した静電気をリード線(接地手段32)等により、
遊技機1外部へ逃がす接地方法が施されている。例え
ば、遊技機1が設置されている遊技島側に静電気を逃が
す接地方法や、遊技機1を構成する外枠2に取り付けた
金属プレートに静電気を逃がす接地方法等がとられてい
るため、保持ベース22に静電気が帯電し、他の遊技制
御基板21類に影響を及ぼす可能性は極めて低い。尚、
保持ベース22に静電気を逃がしても、遊技制御基板2
1は絶縁性のベース部材38上に取り付けられている
為、その静電気による影響を受ける虞はない。尚、静電
気を逃がす為のリード線(接地手段32)は電源基板2
4についているアース端子に接続しても良い。
【0058】以上説明したように、遊技制御基板21と
それを覆う基板ケース30とを一枚の保持ベース22に
取り付ける為、保持ベース22は遊技制御基板21及び
基板ケース30の取り付け部となると共に、複数の遊技
制御基板21の接地を一度に行うことができる。
【0059】すなわち、本発明によれば、従来、遊技機
1及び基板ケース30をとりつける取り付け部と、遊技
制御基板21の接地を行う為の金属板とを別々に製造し
てきた製造工程の何れか一工程を短縮することができ
る。そのため、遊技機1全体の製造効率が向上する。
【0060】また、複数の遊技制御基板21の接地を一
枚の保持ベース22で一斉に行うことができ、さらに、
遊技制御基板21を覆う基板ケース30に保持ベース2
2と面接触する導電性の爪部36を設けた為、従来の如
く、遊技制御基板21の接地を行う複数のリード線を架
設する必要がなくなり、多数のリード線を設けたことに
より生ずる電気的ノイズを防ぐことができるようにな
る。
【0061】さらに、爪部36は、遊技制御基板21及
び保持ベース22に面接触する為、効率よく遊技制御基
板21に帯電した静電気を保持ベース22に逃がすこと
ができる。
【0062】さらにまた、保持ベース22は、遊技機本
体20裏面側の起伏形状に対応して凹凸が設けられてい
る為、遊技機本体20裏面側に余分なスペースを空ける
ことなく効率的に接地機構を設けることができる。
【0063】尚、本発明は前記した実施形態の内容に限
定されるものではなく、当業者であれば特許請求の範囲
に記載した要旨から逸脱しない範囲で種々に変形可能で
ある。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、遊技機
における遊技制御基板の接地を、容易な構成で行うこと
ができる遊技機における接地機構を提供することが可能
となる。
【0065】また、本発明によれば、遊技機における遊
技制御基板各々の接地を、確実に行うことができる遊技
機における接地機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る遊技機の斜視図を示す。
【図2】 本実施の形態に係る遊技機の背面斜視図を示
す。
【図3】 本実施の形態に係る遊技機の背面斜視図を示
す。
【図4】 本実施の形態に係る基板ケースと遊技制御基
板の斜視図を示す。
【図5】 本実施の形態に係る基板ケースを遊技制御基
板に取り付けた状態の断面図を示す。
【符号の説明】
1 遊技機 2 外枠 3 表枠 4 窓枠 5 遊技盤 6 発射装置 7 操作ハンドル 8 受皿 9 透視窓 10 装飾LED 11 装飾ランプ 12 スピーカー 13 誘導レール 14 障害物 15 入賞口 16 アウト口 17 画像表示装置 18 始動入賞口 20 遊技機本体 21 遊技制御基板 22 保持ベース 23 主制御基板 24 電源基板 25 発射制御基板 26 払出制御基板 27 図柄制御基板 28 ランプ制御基板 29 音声制御基板 30 基板ケース(被覆手段) 31 開口部 32 接地手段 33 第一の面板部 34 第二の面板部 35 第三の面板部 36 爪部(接続手段) 37 開口縁 38 ベース部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機の遊技動作を制御する遊技制御基板
    に生ずる電気的障害を除去する接地機構であって、 複数の遊技制御基板を保持する導電性の保持ベースと、 前記遊技制御基板毎に設けられ、該遊技制御基板側と前
    記保持ベースとを接続する導電性の接続手段と、 前記遊技制御基板の接地を前記保持ベースを介して行う
    接地手段と、を備えることを特徴とする遊技機における
    接地機構。
  2. 【請求項2】前記保持ベースは、遊技機本体の裏面側に
    取り付けられると共に、前記遊技機本体裏面の起伏形状
    に対応して遊技機本体側が凹部、或いは凸部に形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機におけ
    る接地機構。
  3. 【請求項3】前記接続手段は、前記遊技制御基板を前記
    保持ベースに固定することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の遊技機における接地機構。
  4. 【請求項4】前記遊技制御基板は、絶縁性部材により形
    成された被覆手段により被覆されており、該被覆手段
    は、前記接続手段を介して前記保持ベースに取り付けら
    れていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載
    の遊技機における接地機構。
  5. 【請求項5】前記接続手段は、前記保持ベースと面接触
    していることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載
    の遊技機における接地機構。
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