JP2005305142A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】セル画シートの金属層に帯電する静電気を迅速かつ確実に取り除く遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤のベース板21の表面には金属層L3を有するセル画シートLが貼り付けられる。ベース板21の盤面にはセル画シートLを通して除電金具50が貫入している。除電金具50は、セル画シートLに打ち込まれて金属層L3に接触する貫入部58と、貫入部58に連なって遊技盤表面に露出し、遊技盤周囲の所定のアース端子に接触する中継部51とを備える。
【選択図】図18



















Description

本発明は、遊技機に関するもので、詳しくは、遊技盤の装飾シート(セル画シート)の除電構造に関するものである。
一般に、パチンコ機等の遊技盤は、ベニア板等からなる盤面にセル画シートが貼られている。セル画シートは、透明フィルムに印刷された画により遊技盤面を装飾するもので、その中には金属光沢を有するセル画シートがある。そのようなセル画シートは、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、キャブロイドなどの透明フィルムに装飾用の図柄を印刷し、これにアルミ箔(金属層)を貼り付け、さらに、この金属層に接着剤で裏打ち紙を貼り付けて形成されている。そして、このような金属層による光の反射によって、印刷された図柄や背景にメタリックな風合いが加味され、遊技領域に独特の趣を醸し出す。
なお、関連する先行技術としては、下記の特許文献1,2等が開示されている。
特開平10−99491号公報 特開2002−191773号公報
ところが、このようなセル画シートは、遊技時にその金属層に静電気を帯びやすく、これが原因で遊技球が役物や釘等に接触した際にスパークし、各種制御装置の誤動作を招く電磁波ノイズを引き起こしやすい。
本発明は、このような現状に鑑みなされたものであり、セル画シートの金属層に帯電する静電気を迅速かつ確実に取り除けるようにした遊技機を提供することを目的としている。
[第1発明]
本発明(第1発明)の遊技機は、遊技盤の表面に、金属層を有するセル画シートを貼り付けてなる遊技機であって、
前記遊技盤の盤面に前記セル画シートを通して打ち込まれる除電金具を備え、
この除電金具は、
前記セル画シートに打ち込まれてその金属層に接触する貫入部と、
前記貫入部に連なって前記遊技盤表面に露出し、前記遊技盤周囲の所定のアース端子に接触する中継部とを備えたことを特徴としている。
本発明(第1発明)の遊技機によれば、遊技盤の表面に除電金具を打ち込むと、その貫入部がセル画シートを貫いてシート内部の金属層に接触する。一方、除電金具の中継部は、遊技機に設置される既存のアース端子(例えばガラス枠の骨格鉄板)に接触する。これにより、セル画シートの金属層が除電金具を介してアースされることになり、金属層に静電気が発生しても、直ちにその電荷を外部へ逃がすことが可能になる。
なお、前記除電金具の貫入部と中継部は、一体であっても別体であってもよい。例えば、貫入部と中継部とを板金で一体形成する構成の他、中継部が板金であり、貫入部がスクリューネジ等である構成も含む。
[第2発明]
本発明(第2発明)の遊技機は、遊技盤の表面に、金属層を有するセル画シートを貼り付けてなる遊技機であって、
前記遊技盤の盤面に前記セル画シートを通して打ち込まれる除電金具を備え、
この除電金具は、前記セル画シートに打ち込まれてその金属層に接触する貫入部を有しており、かつ、この前記貫入部が板刃であることを特徴としている。
前記の先行技術によれば、セル画シートの導電層に通電する手段として、遊技盤に打ち込む釘(障害釘、レール固定釘)やスクリューネジなどの金属部材を利用する。セル画シートの導電層にこれらの金属部材を貫通させ、除電用の導電通路を確保している。
しかしながら、セル画シートに釘やネジなどの金属部材を貫通させる構成では、セル画シートの金属層に金属部材が接触しにくいことがある。例えば、釘打ちの場合、セル画シートを通して釘を盤面に打ち込むと、釘の径が比較的大きいため、セル画シートの釘穴周辺で、不良導体である表面の透明フィルム層が下方に押し込まれ、釘周面の多くが透明フィルム層によって覆われて釘周面と金属層との接触が妨げられやすい。また、ネジ込みの場合には、ネジを回すときにネジ溝に不良導体である透明フィルム層の削り屑が生じて金属層とネジとの接触が妨げられる場合がある。
従って、このような従来の金属部材では、セル画シートの金属層と金属部材との接触による導電通路の確保が不十分になることがある。
本発明(第2発明)によれば、セル画シートに板刃状の除電金具を打ち込むため、セル画シートがその刃先で分断され、下方に押し込まれた透明フィルム層が周面を覆ったり、削り屑が生じることがなく、板刃側面が金属層に接触しやすくなる。また、板刃と金属層との接触面積が大きくなるため、広い導電通路を確保することができる。
なお、第2発明において、前記板刃には、鋸切り刃、ナイフ刃の他、弧状または筒状の刃も含む。
[第3発明]
本発明(第3発明)の遊技機は、前記遊技盤に前記除電金具を固定するためのネジを有するものであり、前記除電金具のネジ穴の穴面に沿って鋸歯状の前記板刃が設けられることを特徴としている。
このような構成によれば、遊技盤に除電金具を固定する際、除電金具のネジ穴を通して遊技盤にネジを締め付けると、このネジによって除電金具が遊技盤面に押さえつけられ、鋸歯状の板刃がセル画シートを貫通して遊技盤に差し込まれる。この結果、簡単な作業で確実にセル画シートの金属層と除電金具との導電通路を確保することができる。
[第4発明]
遊技盤に除電金具を固定する手段としては、スクリューネジが最も簡易で確実な手段である。設計上等の理由から、前述したような板刃を除電金具に設けることができない場合には、スクリューネジを除電金具の貫入部として用いることが好ましくなる。例えば、除電金具の板金部分を中継部とし、この中継部に設けたネジ穴にスクリューネジを通す構成である。
しかしながら、除電金具のネジ穴にスクリューネジを通す場合、ネジ穴の穴縁とスクリューネジのネジ側面との接触が不十分になり、導電通路が断たれることがある。例えば、ネジ穴の穴径(内径)をスクリューネジのネジ山径(外径)よりも若干小さくし、ネジ穴の穴縁にスクリューネジのネジ山を接触させようとすると、ネジ穴にスクリューネジをねじ込むときに、ネジ山が削られて、逆に両者の電気的な接続が断たれやすくなる。
上記の不具合を解消するため、ネジ穴の穴縁に予めタップを切っておく方法が考えられるが、このようなタップ切りの加工をするには専用の機械が必要で作業工程も増え、製造コストが嵩みやすくなる。
そこで、本発明では、上記のような問題点を解決するため、次のような遊技機の構成を採用することとした。
本発明(第4発明)の遊技機は、遊技盤の表面に、金属層を有するセル画シートを貼り付けてなる遊技機であって、
前記遊技盤の盤面に前記セル画シートを通して打ち込まれる除電金具を備え、
この除電金具は、
前記セル画シートに打ち込まれてその金属層に接触する貫入部と、
前記貫入部に連なって前記遊技盤表面に露出し、前記遊技盤周囲の所定のアース端子に接触する中継部とを備え、
前記中継部が板金で形成され、かつ、前記貫入部が前記板金のネジ穴に通されるスクリューネジで形成されており、
しかも、前記板金のネジ穴は、スクリューネジのネジ山径よりも大きなネジ穴径を有し、その穴縁には、前記スクリューネジのネジ溝面に弾性変形しつつ接触可能な舌板が延びている構成とした。
このような構成によれば、スクリューネジをネジ穴にねじ込む際、舌板がネジ溝にくい込むように弾性変形しながらネジ溝面(螺旋状傾斜面)に当たる。すなわち、この舌板に案内されるようにスクリューネジがネジ穴にねじ込まれることになる。この結果、スクリューネジのネジ山がネジ穴の穴縁で削られることがなくなる。
また、舌板がネジ溝面に弾性変形しながら接触することで、スクリューネジ(貫入部)と板金(中継部)との電気的な接触も確実に確保することができる。
[第5発明]
本発明(第5発明)の遊技機は、第4発明の遊技機であって、前記舌板が、前記ネジ穴の内周方向の等間隔位置に2個以上設けられることを特徴としている。
このような構成によれば、ネジ穴の中心付近にスクリューネジを舌板で囲むように支持することができるため、板金に対しスクリューネジの軸を真っ直ぐに保ちやすくなる。この結果、スクリューネジの締め付け作業を行いやすくすることができる。
舌板の具体的な配置としては、例えばネジ穴の内周に沿って180゜間隔で2個、120゜間隔で3個、90゜間隔で4個、60゜間隔で6個、45゜間隔で8個等を採用することができる。
[第6発明]
本発明(第6発明)の遊技機は、第4発明の遊技機であって、前記舌板は、その穴縁の立ち上がり付近から舌板先端にかけて曲線の外形線をなすように形成されることを特徴としている。
このような構成によれば、舌板を含むネジ穴形状に角になる箇所がなくなるため、板金にネジ穴を打ち抜き加工しやすくなる。また、舌板が弾性変形するときに、特定の箇所に応力が集中しにくくなり、舌板の曲げ強度を高めやすくなる。
[第7発明]
本発明(第7発明)の遊技機は、前記除電金具が遊技盤の金属レールに接触するものであることを特徴としている。
このような構成によれば、セル画シートの金属層と、遊技盤の金属レールとの間に除電金具を介して導電通路が形成される。これにより、セル画シートの金属層に溜まった静電気を効率よく除電することができる。
[第8発明]
本発明(第8発明)の遊技機は、前記遊技機の前面側に開閉するガラス枠のアース端子に、前記除電金具を接触させる遊技機であって、
前記除電金具は、その屈曲面を弾性変形させて前記アース端子に接触させることを特徴としている。
このような構成によれば、ガラス枠の閉鎖時に除電金具とガラス枠のアース端子との間に良好な接触状態を保つことができる。すなわち、ガラス枠の開放時は、遊技盤からアース端子が離れ、除電金具とアース端子とは遮断される。一方、ガラス枠が閉じられると、アース端子が除電金具を加圧し、その屈曲面を弾性変形させる。これにより、屈曲面がアース端子に密着し、接触状態を安定させることができる。
[第9発明]
本発明(第9発明)の遊技機は、前記除電金具が金属製の帯板材を折り曲げて形成されるものであることを特徴としている。
このような構成によれば、金属製の帯板材の簡単な加工で除電金具を製造することができ、遊技機の製造コストを抑えることができる。また、狭いスペースであっても除電金具を取り付けやすく、遊技盤上で除電金具が他の構成部品の邪魔になりにくい。
[第1〜9発明]
本発明(第1〜9発明)は、金属層を有するセル画シートを遊技盤面に貼る構成の各種遊技機に適用することができる。例えば、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等の遊技機に適用すると効果的である。
本発明(第1〜9発明)は、必要に応じて単独で適用してもよいし、各発明を組み合わせて適用してもよい。また、本明細書に記載される他の発明を組み合わせてもよい。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、パチンコ機に本発明を適用したものである。最初に、板刃タイプの除電金具を採用した第1実施形態を説明し、その説明の後で舌板タイプの除電金具を採用した第2実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1に示すように、遊技機10は、外枠12に本体枠13およびガラス枠14が取り付けられる。本体枠13に形成された開口の前部には遊技盤装着枠部93(図40参照)が設けられ、この遊技盤装着枠部93に遊技盤15が脱着可能に取り付けられている。本体枠13とガラス枠14とはヒンジ16により遊技機10の正面側に開閉するようになっている。
遊技盤15の下方には遊技球の発射用のハンドル17が設けられる。ハンドル17を操作すると、遊技球が発射レール18に打ち出され、外レール15aと内レール15bとの間の誘導通路を通って遊技盤15の遊技領域Pに放出される。
図2に示すように、遊技領域Pには、遊技球の落下方向を規制する誘導釘(図示省略)が設けられ、これらの誘導釘の間に抽選図柄を表示する図柄表示装置30、抽選図柄表示を開始させる始動口27、一般入賞口28、大当たり時に開閉して遊技球の入賞を促すアタッカ装置29等が配置されている(図2参照)。
遊技盤15は、ベニヤ等の板材からなるベース板21と、プラスチック成形材からなるレールユニット22とを備えている。遊技盤15の盤面のうちレールユニット22に囲まれる部分に遊技領域Pが仕切られる。遊技領域Pの盤面には、セル画シートが貼られており、そのシート面に図柄、文字、キャラクター、背景などの遊技を盛り上げる装飾印刷が施されている。遊技者は、ガラス枠14(図1参照)を通して係る印刷面を見ることになる。
レールユニット22は、外レールユニット22A、中間レールユニット22B、および内レールユニット22Cからなる。これらのうちレールユニット22A、22Bの遊技領域Pの外側には、ベース板12の四隅部を覆うコーナ飾りが一体形成されている。
外レールユニット22Aは、外レール始端付近から遊技盤15の左側端部を通って遊技盤15の上端部に達し、外レール終端付近まで延びる。中間レールユニット22Bは、外レール終端付近から遊技盤15の右側端部を通って下方に延び、遊技盤15の下部中央付近まで延びる。そして、内レールユニット22Cは、遊技盤15の下部中央付近から外レールユニット22Aの内側面に沿って上方に延びる。
図3に示すように、外レールユニット22Aと中間レールユニット22Bとは、連結ピン25で連結されており、一方、中間レールユニット22Bと内レールユニット22Cとは、連結ネジ26で連結されている。
図5および図6に示すように、外レールユニット22Aの裏面には、固定ネジを通すボス31a〜31fと、圧入ピン32a〜32dとが所定の間隔を保って形成される。
一方、図8〜図10に示すように、中間レールユニット22Bと内レールユニット22Cの裏面には、固定ネジを通すボス31g〜31iと、圧入ピン32e〜32hとが所定の間隔を保って形成されている。
各レールユニット22A〜22Cとベース板21との取り付けは、これらのボス31a〜31iおよび圧入ピン32a〜32hを、予めベース板21に形成された固定穴に位置合わせし、固定ネジおよび圧入ピン32a〜32hで止めることにより行われる。
図5に示すように、外レールユニット22Aのレール長さ方向には、その内周面に沿って金属製の案内レールRが取り付けられる。案内レールRのレール面に遊技球が転がり、外レールユニット22Aの内周面は遊技球に直接触れることがない。
なお、このような金属製の案内レールRは、外レールユニット22Aのみに採用され、中間レールユニット22Bおよび内レールユニット22Cには採用されない。すなわち、通常の遊技状態では、中間レールユニット22Bおよび内レールユニット22Cのレール面は遊技球の接触する頻度が少ないため、これらのユニット22Bおよび22Cでは、遊技領域Pを仕切る樹脂成形面(内周面)がそのまま遊技球のレール面として用いられる。
外レールユニット22Aの裏面側であって、図5および図6[Z]部分に示す外レール終端部の拡大図を図11(A)および(B)に示した。
図11(A)に示すように、外レール終端付近の裏面は、除電金具50を取り付けるための台座40になっており、この台座40に除電金具50が所定の向きにセットされる。台座40とベース板21との間に除電金具50がセル画シートと接触した状態で挟まれることになる。
図12に示すように、台座40は、ユニット前面パネル41に立ち上げられたボス31a、仕切壁44、45、46等から構成される。ボス31aは、外レール終端付近でベース板21に外レールユニット21Aをネジ固定するためのボスである。
ボス31aおよび仕切壁44、45、46は、図12で上端面が均一の高さに統一されており、これらの端面で除電金具50を支持するようになっている。
台座40においてボス31aの両側には一対の支持ピン48が形成される(図11参照)。これらの支持ピン48の先端は、ボス31aの上端面(除電金具50の支持面)よりの高い位置まで突出し、支持ピン48,48間で除電金具50を挟めるようになっている。
ユニット側面パネル42と仕切壁44との間には、後述する除電金具50の凸折り部(屈曲面)の収納スペースが設けられる。この収納スペースは、ユニット前面パネル41に開口する小窓W(図12参照)により遊技盤15の前面側に開放されている。
図13および図14に示すように、除電金具50は、金属製の帯板を折り曲げて形成される板金で、その平板部51の一端に斜め折り部52を有し、他端に縦折り部53および横折り部54が連なっている。横折り部54のほぼ中間位置には断面U字形の凸折り部55が設けられる。
平板部51にはネジ穴H1が形成される。ネジ穴H1は、台座40に除電金具50をセットしたときにボス31aのネジ穴H2と重なる位置にある(図12参照)。すなわち、これらのネジ穴H1およびH2に同時に固定ネジを通せるようになっている。
ネジ穴H1の穴縁には、その穴面に沿って周方向に鋸歯状の板刃58が連なっている。図15に示すように、板刃58の板面は、ささくれ状になってネジ穴H1の外側(ネジ穴軸方向)に向いており、その先端は鋸歯状に分断され、鋭角の刃先が環状に並ぶ。なお、このようなささくれ状の板刃31aは、例えば平板部51の板面に先端十字形の穴あけ工具等を突き刺すことで形成することができる。
平板部51のネジ穴H1を挟んだ両側端には円弧溝K1およびK2が形成される。図16に示すように、これらの円弧溝K1とK2との距離は、前述の支持ピン48,48の間の距離にほぼ等しい。この結果、支持ピン48,48の間に円弧溝K1とK2を合わせることで、台座40に除電金具50を仮止めすることができる。また、仮止めによってボス31aのネジ穴H2と、平板部51のネジ穴H1とを簡単に位置合わせすることができる。
図17に示すように、斜め折り部52は、除電金具50の長さ方向に対しほぼ45゜の角度で折り曲げられる。斜め折り部52の外側面には、ドーム形の凸部52aが形成されている。台座40に除電金具50をセットすると、仕切壁46と案内レールRとの間の隙間に斜め折り部52が収まり、凸部52aが案内レールRに接触する。すなわち、この凸部52aと案内レールRとの接触により、案内レールRと除電金具50との導電通路が確保されることになる。
縦折り部53および横折り部54は、平板部51に対してそれぞれほぼ垂直および平行な折り曲げ角をなしている。縦折り部53の長さは、ユニット側面パネル42と仕切壁44との間の収納スペースの深さにほぼ一致する。この結果、図12に示すように、収納スペースの底位置まで縦折り部53を挿入することができ、このとき、横折り部54の板面が収納スペースの底面(ユニット前面パネル41の裏面)に重なる。
縦折り部53および横折り部54のそれぞれの折曲線付近には、矩形の貫通穴S1、S2が形成される(図13参照)。これらの貫通穴S1、S2は、除電金具50の板面の歪みを吸収する役割を果たす。
また、貫通孔S1は、図12に示すように、仕切壁44の突起44aに嵌まり、台座40への除電金具50の取付状態を安定させる。
凸折り部55は、横折り部54の板面にほぼ垂直に立ち上げられており、台座40に除電金具50をセットしたとき、その凸折り部55がユニット前面パネル41の小窓Wに嵌る(図12参照)。遊技盤15の正面からレールユニット22のレール終端付近を見ると、ユニット前面に凸折り部55が突出した状態となる(図1および図2参照)。
図1に示すように、ガラス枠14の背面側には、フレーム骨格となる鉄板が露出しており、この鉄板の一部を折り曲げて舌片状のアース端子59が形成される。アース端子59は、ガラス枠14のフレーム骨格(金属部)を含む遊技機10の既存のアース配線によって接地される。図1に示す遊技機10の開放状態から、ガラス枠14を本体枠13側に閉じると、アース端子59が除電金具50の凸折り部55に接触し、除電金具50がアース配線に接続される。
除電金具50とアース端子59との接触は、ガラス枠の閉鎖時にアース端子59に凸折り部55が押されて撓むことによって行われる。このため、アース端子59の金属面に凸折り部55の屈曲面が弾性変形して密着する格好となり、その接触状態が良好に保たれる。
次に、除電金具50による静電気の除電作用について説明する。
ベース板21にレールユニット22を固定する場合、台座部40に除電金具50をセットし、ボス31aにネジを通してベース板21に締め込むと、図18に示すように、ネジNによってレールユニット22全体がベース板21に向かって押し付けられ、同時にボス31aとベース板21との間に挟まれた除電金具50の板刃58がセル画シートLを突き破ってベース板21に刺さる。そして、板刃58の側面がセル画シートLの金属層L3に接触し、金属層L3をアースすることになる。なお、図18に示すセル画シートLにおいて、最下層L1は裏打ち紙層、第2層L2は接着材層、第3層L3はアルミ箔等の金属層、第4層L4はインク層、最上層L5(表面層)は透明フィルム層を示している。
このように遊技機10によれば、セル画シートLの金属層L3が板刃58を介して除電金具50に接触し、アースされるまでの経路を形成するため、金属層L3に静電気が帯電しても、除電金具50から前述のアース端子を通して静電気が直ちに外部に放出される。この結果、遊技機10に静電気による電磁波ノイズが発生しにくく、制御装置等の誤動作を未然に防止することができる。
また、遊技機10は、板刃58の刃先でセル画シートLを分断して除電金具50と金属層L3と接触させるため、セル画シートLの各層が板刃58と一緒にベース板21の下方に押し込まれにくい。これにより、除電金具50と金属層L3とが他の層に邪魔されることなく確実に接触し、導電通路の信頼性が高まる。
また、除電金具50のネジ穴Hの穴面に沿って板刃58を立ち上げているので、除電金具50をネジNで固定する際に同時に板刃58をセル画シートLに差し込むことができ、除電金具50の取り付けの手間も少ない。
また、前述したように、除電金具50はその斜め折り部52で金属製の案内レールRとも接触しているので、例えば発射球が帯電しているような場合に案内レールRが静電気を帯びても、このような静電気を同時に除去することができる。
さらに、除電金具50は、帯板材を折り曲げて形成する簡単な構成であるため、製造コストも比較的少なくて済む。
以上、板刃タイプの除電金具を採用する実施形態を説明したが、本発明の実施形態はこれに限定されることなく、必要に応じて、その構成の変更を伴ってもよい。例えば前記実施形態では除電金具50を外レールユニット22Aに取り付けているが、これに代えて、中間レールユニット22Bや内レールユニット22Cに取り付けるようにしてもよい。また、除電金具50の板刃58は、ネジ穴H1の穴面に沿って環状に複数並んでいるが、これらは必ずしも全て設ける必要はなく、歯抜け状の板刃にしたり、歯無しの筒状板刃の構成にしてもよい。また、除電金具50の板刃は、筒状に限定されるものではなく、平板状であってもよい。
[第2実施形態]
次に、板刃タイプの除電金具を採用する遊技機の実施形態を説明する。
このタイプの遊技機は、前述の除電金具50に代えて、図19および図20に示す除電金具120を用いたものである。この除電金具120の中央のネジ孔H1に金属製の固定ネジ(スクリューネジ)を通してセル画シートのアース経路を確保する。
遊技機の基本構成は、前述の第1実施形態の構成(図1〜図10参照)と実質的に同一であるので、レールユニット等の各構成部分の説明は、第1実施形態の説明に準ずる。
第2実施形態において、外レールユニット22Aの裏面側であって、図5および図6[Z]部分に示す外レール終端部の拡大図を図21(A)および(B)に示した。
図21(A)および(B)に示すように、外レール終端付近の裏面は、除電金具120を取り付けるための台座40になっており、この台座40に除電金具120が所定の向きにセットされる。台座40とベース板21との間に除電金具120がセル画シートと接触した状態で挟まれることになる。
図22に示すように、台座40は、ユニット前面パネル41に立ち上げられたボス31a、仕切壁44、45、46等から構成される。ボス31aは、外レール終端付近でベース板21に外レールユニット21Aをネジ固定するためのボスである。
ボス31aおよび仕切壁44、45、46は、図22で上端面が均一の高さに統一されており、これらの端面で除電金具120を支持するようになっている。
台座40のボス31aの両側には一対の支持ピン48が形成される(図23参照)。これらの支持ピン48の先端は、ボス31aの上端面(除電金具120の支持面)よりの高い位置まで突出し、支持ピン48間で除電金具120を挟めるようになっている。
ユニット側面パネル42と仕切壁44との間には、後述する除電金具120の凸折り部(屈曲面)の収納スペースが設けられる。この収納スペースは、ユニット前面パネル41に開口する小窓W(図22参照)により遊技盤15の前面側に開放されている。
図19および図20に示すように、除電金具120は、金属製の帯板を折り曲げて形成される板金で、その平板部121の一端に斜め折り部122を有し、他端に縦折り部123および横折り部124が連なっている。横折り部124のほぼ中間位置には断面U字形の凸折り部125が設けられる。
平板部121にはネジ穴H1が形成される。ネジ穴H1は、台座40に除電金具50をセットしたときにボス31aのネジ穴H2と重なる位置にある(図22参照)。すなわち、これらのネジ穴H1およびH2に同時に固定ネジ(スクリューネジ)を通せるようになっている。
ネジ穴H1の穴縁には、舌板128,128が突出している。舌板128,128は、ネジ穴H1の内周180゜間隔で配置され、直径方向に向き合って穴中心に向かって延びる。舌板128,128の板面は、平板部121の板面に連なっており、その先端がネジ穴H1の上下に振れるように撓む。すなわち、舌板128,128の板面は、後述するように、固定ネジ(スクリューネジ)のネジ溝面に沿って弾性変形するようになっている。なお、このような舌板128,128は、例えば板金の打ち抜き加工等で形成することができる。
図25に除電金具120の固定ネジ(スクリューネジ)Nとネジ穴H1と大きさの関係を示した。図25において、固定ネジNの一点鎖線は、ネジ頭の外形を示し、N1はネジ溝、N2はネジ山を示している。
ネジ穴H1のネジ穴径D1は、固定ネジNのネジ山N1のネジ山径よりも十分に大きい。これにより、ネジ穴H1に固定ネジNをねじ込むときに、ネジ山N2がネジ穴H1の穴縁を押し広げるように当たることはない。
一方、舌板128,128の先端間の距離D2は、固定ネジNのネジ溝N1の外径よりも小さい。これにより、ネジ穴H1に固定ネジNをねじ込むと、舌板128,128が撓んでネジ溝N1の溝面に接触することになる。
図25に示すように、舌板128,128の穴縁の立ち上がり付近から先端にけけては、曲線の外形線をなすように形成されている。このようにネジ穴H1の穴形状に角になる箇所を設けないことで、ネジ穴H1の打ち抜き加工が行いやすくなる。また、舌板128,128がネジ穴H1の上下に撓んでも、特定の箇所に応力が集中しにくくなり、板面強度を高く保ちやすくなる。
平板部121のネジ穴H1を挟んだ両側端には円弧溝K1およびK2が形成される。これらの円弧溝K1とK2との距離は、前述の支持ピン48,48の間の距離にほぼ等しい(図23参照)。この結果、支持ピン48,48の間に円弧溝K1とK2を合わせることで、台座40に除電金具120を仮止めすることができる。また、仮止めによってボス31aのネジ穴H2と、平板部51のネジ穴H1とを簡単に位置合わせすることができる。なお、このような円弧溝K1およびK2は、必要に応じて省略することも可能である。
図24に示すように、斜め折り部122は、除電金具120の長さ方向に対しほぼ45゜の角度で折り曲げられる。斜め折り部122の先端には、反り曲げ部122aが形成されている(図19および図20参照)。台座40に除電金具120をセットすると、仕切壁46と案内レールRとの間の隙間に斜め折り部122が収まり、反り曲げ部122aが案内レールRに接触する。すなわち、この反り曲げ部122aと案内レールRとの接触により、案内レールRと除電金具120との導電通路が確保されることになる。
縦折り部123および横折り部124は、平板部121に対してそれぞれほぼ垂直および平行な折り曲げ角をなしている(図19参照)。縦折り部123の長さは、ユニット側面パネル42と仕切壁44との間の収納スペースの深さにほぼ一致する。この結果、図22に示すように、収納スペースの底位置まで縦折り部123を挿入することができ、このとき、横折り部124の板面が収納スペースの底面(ユニット前面パネル41の裏面)に重なる。
縦折り部123および横折り部124のそれぞれの折曲線付近には、矩形の貫通穴S1、S2が形成される(図19参照)。これらの貫通穴S1、S2は、除電金具120の板面の歪みを吸収する役割を果たす。
また、貫通孔S1は、図22に示すように、仕切壁44の突起44aに嵌まり、台座40への除電金具120の取付状態を安定させる。
凸折り部125は、横折り部124の板面にほぼ垂直に立ち上げられており、台座40に除電金具120をセットしたとき、その凸折り部125がユニット前面パネル41の小窓Wに嵌る(図22参照)。遊技盤15の正面からレールユニット22のレール終端付近を見ると、ユニット前面に凸折り部125が突出した状態となる(図1および図2参照)。
図1に示すように、ガラス枠14の背面側には、フレーム骨格となる鉄板が露出しており、この鉄板の一部を折り曲げて舌片状のアース端子59が形成される。アース端子59は、ガラス枠14のフレーム骨格(金属部)を含む遊技機10の既存のアース配線によって接地される。図1に示す遊技機10の開放状態から、ガラス枠14を本体枠13側に閉じると、アース端子59が除電金具120の凸折り部125に接触し、除電金具120がアース配線に接続される。
除電金具120とアース端子59との接触は、ガラス枠の閉鎖時にアース端子59に凸折り部125が押されて撓むことによって行われる。このため、アース端子59の金属面に凸折り部125の屈曲面が弾性変形して密着する格好となり、その接触状態が良好に保たれる。
次に、除電金具120による静電気の除電作用について説明する。
ベース板21にレールユニット22を固定する場合、図26に示すように、台座部40に除電金具120をセットし、ボス31aに金属製の固定ネジNを通してベース板21に締め付ける。すると、固定ネジNがセル画シートLを突き破ってベース板21にくい込み、図27に示すように、セル画シートLの金属層L3に接触する。このとき同時に、固定ネジNが舌板128,128を介して除電金具120(ネジ穴H1)の穴縁に接触するため、固定ネジNと除電金具120をを通して金属層L3がアースされることになる。なお、図27に示すセル画シートLにおいて、最下層L1は裏打ち紙層、第2層L2は接着材層、第3層L3はアルミ箔等の金属層、第4層L4はインク層、最上層L5(表面層)は透明フィルム層を示している。
このように本実施形態の遊技機10によれば、セル画シートLの金属層L3が固定ネジNを介して除電金具120に接触し、アースされるまでの経路を形成するため、金属層L3に静電気が帯電しても、除電金具120から前述のアース端子を通して静電気が直ちに外部に放出される。この結果、遊技機10に静電気による電磁波ノイズが発生しにくく、制御装置等の誤動作を未然に防止することができる。
また、除電金具120のネジ穴H1に固定ネジNをねじ込む際に、舌板128,128が弾性変形しながらネジ溝の傾斜面に接触するため、ネジ穴H1の穴縁によって固定ネジNのネジ山が削られるようなことはなく、除電金具120と固定ネジNとの電気的な接続を確実に確保することができる。
また、ネジ溝に舌板128,128が嵌った状態で固定ネジNが下方(締め付け方向)へ送られるため空回りもしにくい。
さらに、舌板128,128がネジ穴H1の直径方向に向き合って延びるため、固定ネジNをネジ穴H1の中心付近に保ちやすく、そのねじ込み作業が行いやすくなる。
さらに、前述したように、除電金具120は、その斜め折り部122で金属製の案内レールRとも接触しているので、例えば発射球が帯電しているような場合に案内レールRが静電気を帯びても、このような静電気を同時に除去することができる。
さらに、除電金具120は、帯板材(板金)を折り曲げて形成する簡単な構成であるため、製造コストも比較的少なくて済む。
以上、舌板タイプの除電金具120による遊技機10を説明したが、本発明の実施形態はこれに限定されることなく、必要に応じて、その構成の変更を伴ってもよい。例えば前記実施形態では除電金具120を外レールユニット22Aに取り付けているが、これに代えて、中間レールユニット22Bや内レールユニット22Cに取り付けるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、ネジ穴H1の直径方向に向き合う対の舌板128,128を用いたが、舌板の数を必要に応じて増やすこともできる。例えば図28に示すように、ネジ穴H1の周縁部に45゜間隔で放射状にスリットを入れて、これらのスリットの間に舌板128sを形成してもよい。各舌板128sは、ネジ穴H1の直径方向に互いに向き合い、固定ネジNをネジ穴H1の中心付近に保つ。
また、図29に示すように、ネジ穴H1の穴縁に板刃128t,128tと舌板128u,128uを両方設けるようにしてもよい。板刃128t,128tは、平板部121の長さ方向に向き合い、舌板128u,128uは、平板部121の幅方向に向き合うように配置される。
このような構成によれば、板刃128t,128tと舌板128u,128uの両方にアース経路を形成することができるため、セル画シートの除電の信頼性をさらに高めることが可能になる。
[その他の発明]
次に、遊技機10に採用されている他の発明について説明する。遊技機10には、前述したセル画シートの除電構造に関する発明の他、各所に複数の発明が適用されている。
[他の発明1:遊技盤の共締め構造]
前記実施形態のように遊技盤15にレールユニット22を有するタイプの遊技機では、ベース板21にレールユニット22を固定するための圧入ピンの数が多くなりやすい。このため、ベース板21にレールユニット22を固定する際の作業工程が煩雑だったり、固定装置の大型・複雑化を招くといった問題が生じることがある。
一方、遊技盤の背面には、通常、遊技球を回収するための集合樋が取り付けられる。集合樋は、ベース板の背面にネジ等で固定されるのが一般的である。
前述したような問題点を解決するため、本発明は、レールユニットの固定手段と、集合樋の固定手段を兼用する点に着目した。
すなわち、本発明の遊技機は、ベース板の前面にレールユニット、背面に集合樋を固定する遊技盤を備えた遊技機において、
前記ベース板の所定位置に貫通孔を形成し、前記レールユニットおよび前記集合樋をそれぞれ前記貫通孔に位置合わせしてネジで共締めする構成とした。
このような構成によれば、レールユニットの固定ネジと、集合樋の固定ネジとが共通化されるため、両者の固定作業を同時に行うことができ、作業工程が大幅に簡略化される。また、レールユニットを固定するための専用の圧入ピンやネジの本数を減らすことができるため、固定装置の大型・複雑化を招きにくくなる。
具体例を実施形態で示すと、レールユニット22は、外レールユニット22Aの下部であって、その側端付近に上下に2箇所のボスB1(図6参照)、また、中間レールユニット22Bの下部であって、その側端付近に上下に2箇所のボスB1が形成されている(図9および図10参照)。
図30および図31に示すように、ベース板21の背面下部には集合樋61および基板ボックス62が固定されており、このうち、集合樋61の四隅部にボスB1と等しい間隔を保って4つのボスB2が形成されている。
図32に示すように、ベース板21の下部には、前述のボスBおよびB2に一致する位置に貫通孔Tが形成される。
ベース板21にレールユニット22と集合樋61とを固定する場合、ベース板21を挟んで貫通孔Tに両者のボスBおよびB2を位置合わせし、ネジ63によって共締めする。
このようにベース板21にレールユニット22と集合樋61とを共締めすることにより、これらの固定作業が簡略化される。また、レールユニット22の圧入ピン32a〜32h(図6、図10参照)が比較的少ない本数で済み、ベース板21にレールユニット22を圧入するための固定装置の小型化が行いやすく、固定装置への位置合わせ等の作業が簡単になる。
[他の発明2:保護カバーの開閉機構]
遊技盤の外レール始端付近には、ファール球(落下球)と発射球とが衝突した弾みで正面ガラスに当たるのを防止するために保護カバーが設けられることがある。通常は、レール面に対し保護カバーをほぼ垂直に立てて保持し、一方、レール面を掃除するときには、保護カバーを取り外すか、または、可撓性材料からなる保護カバーを折り曲げてレール面を覗けるようにしている。
しかしながら、このような従来の保護カバーは、一旦保護カバーを取り外すと、その取り付けが面倒である。また、保護カバーを折り曲げた状態では、掃除の際に保護カバーが邪魔になりやすい。
前記問題点を解決するため、本発明の遊技機は、遊技盤の外レール始端付近に、レール面を覆う保護カバーを有する遊技機において、
前記保護カバーは、前記遊技盤の正面側に支軸により開閉可能に支持されており、かつ、前記保護カバーの開閉軸付近に、前記保護カバーの開閉角度を規制する係止爪を備える構成とした。
このような構成によれば、保護カバーが前記遊技盤の正面側に支軸によって開閉可能に支持されるため、その開閉操作を簡単に行える。また、係止爪で保護カバーの開放角度を一定に保っておくことができるため、レール面を掃除する際に、保護カバーが邪魔になりにくい。
具体例を本実施形態で示すと、図33に示すように、外レールユニット22Aのレール始端付近に保護カバー70が取り付けられる。保護カバー70は、ガラス枠14の内側であって、案内レールRを覆う位置に取り付けられている。
図34および図35に示すように、保護カバー70は、透明なプラスチック材料からなり、案内レールRの弧状のレール面に沿って帯状に延びている。保護カバー70の下端には支軸71,71が一体形成される。支軸71,71が外レールユニット22Aの軸受74(図33参照)に嵌って回動することで、保護カバー70が遊技盤15の正面側に開閉する。
保護カバー70の下端には、2個の平行な開放スリットの間にバネ板72が形成される。このバネ板72の先端であって、保護カバー70の開閉軸付近に係止爪73が形成されている。
図36は、外レールユニット22Aから保護カバー70を取り外した状態を示している。外レールユニット22Aの保護カバー取り付け部には、保護カバー70の支軸71,71と等間隔に軸受74,74が配置される。軸受74,74は、有底筒状になっており、これらの開放筒端から軸方向に支軸71,71をズラして挿入する。
軸受74,74の間には突起75が形成される。外レールユニット22Aに保護カバー70を取り付けると、突起75の傾斜面が保護カバー70の係止爪73に当たる。
通常時、図37に示すように、係止爪73は、その膨出部73aのレール面に近い端面(図37(A)で右下端面)が突起75の傾斜面に当たって保護カバー70をレール面に対しほぼ垂直な状態に保つ。
保護カバー70の上端部を手で持って外側に開くと、図37(B)に示すように、膨出部73aが突起75の傾斜面を上るようにズレながら回動し、バネ板72を撓ませる。そして、保護カバー70が一定角度まで開くと、膨出部73aと突起75との接触面が切り替わってバネ板72の撓みが開放され、膨出部73aの反対側の端面(図37(A)で左下端面)が突起部75の傾斜面に当たって、保護カバー70の開放角度を保持する(図37(C)参照)。
このように本実施形態によれば、保護カバー70が支軸71により開閉自在に支持されるため、その開閉操作が簡単になる。また、保護カバー70の開閉角度が係止爪73で規制されるため、保護カバー70を開けたまま片手でも容易にレール面の掃除を行うことができる。
さらに、保護カバー70の開放角度を起立状態から90゜未満の範囲に制限することで、保護カバー70の閉め忘れにも対応することができる。すなわち、上記範囲では、保護カバー70を開けたままガラス枠14を締めても、そのガラス板で保護カバー70が押され、バネ板72のバネ効果により起立状態(図37(A))に戻る。この結果、遊技機のメンテナンスも安心して行える。
[他の発明3:遊技盤の脱着用把手]
前記実施形態では、前述したように、遊技盤15を本体枠13の前方からその遊技盤装着枠部93に装着する。このような遊技機においては、その装着操作に伴って遊技盤15と遊技盤装着枠部93とを互いに係合しながら、遊技盤15側の電気接点と本体枠13側の電気接点とを一対のコネクタで接続している。
本発明では、このような構成を備えた遊技機において、遊技盤側のコネクタの抜き差しを容易にするため、前記遊技盤の背面にコネクタを設けるとともに、この遊技盤の正面側であって前記コネクタの概ね前方位置に取っ手を設ける構成とした。
このような構成によれば、遊技盤の脱着時に、取っ手を持って遊技盤を前後に動かすと、取っ手部分からコネクタに力がかかりやすい。このため、遊技機本体枠から遊技盤を脱着する際に遊技盤を安定して支持できるとともに、コネクタの抜き差しも容易に行える。
具体例を実施形態で示すと、図2に示すように、遊技機10は、遊技盤15の下端部に取っ手80が設けられている。レールユニット22の下端に凹み付け、この凹みを取っ手80としている。
図38に示すように、取っ手80は、横板81と縦板82とを備えており、横板81の正面下方に取っ手80の凹みの一部を覆い隠す縦板82が延びている。縦板82の裏側には指を掛けるための空間が形成される。
図30に示すように、遊技盤15の背面には、集合樋61上にコネクタ84が設けられる。図38に示すように、コネクタ84には、例えば遊技盤前面の図柄表示装置30等を制御する副制御装置のコネクタ接続配線の他端側コネクタ85が接続される。
取っ手80とコネクタ84との位置関係は、コネクタ84のベース板21を挟んで概ね前方位置に取っ手部80が設けられている。すなわち、取っ手80を前後に動かしたときに、その力がコネクタ84に作用しやすい位置関係にある。
本体枠13から遊技盤15を取り外す場合、取っ手80に指を掛けて遊技盤15を支えるとともに、取っ手80を前方に引っ張ると、その力でコネクタ84も前方に引っ張られる。これにより、図39に示すように、コネクタ85から遊技盤15のコネクタ84が簡単に外れる。また、本体枠13に遊技盤15を取り付ける場合には、取っ手80に指を掛けて遊技盤15を支えるとともに、取っ手80を後方に押し込むと、コネクタ84も後方に押されて副制御装置のコネクタ85に容易に差し込むことができる。
[他の発明4:レールユニットの角取り]
前記実施形態の遊技機は、本体枠13の開口部(遊技盤装着枠部93)に、本体枠13の前方から遊技盤15を差し入れて遊技盤15を装着する構成になっている。一方、前記実施形態の遊技機は、遊技盤15のベース板21にレールユニット22の前面部を構成するコーナ飾りが一体的に設けられている。
このようにベース板にコーナ飾りが一体的に固定されると、コーナ飾りの厚みが邪魔になって本体枠の前方から遊技盤を差し入れて取り付ける作業が行いにくくなることがある。特に、遊技機のヒンジ側のコーナ飾りは、本体枠の枠面にぶつかりやすく、取り付け作業の障害となりやすい。
本発明の遊技機は、本体枠の開口部に、本体枠の前方から遊技盤を差し入れて遊技盤を装着する構成を備えた遊技機において、
前記遊技盤のベース板の前面部に取り付けられるコーナ飾りを有し、
前記コーナ飾りの側端部のうち、少なくとも前記遊技機のヒンジ側に向いた側端部に、後部から前部に向けて前記ベース板の側端から逃げるように内側に傾斜する角取り面を設ける構成とした。
このような構成によれば、コーナ飾りの側端部に角取り面が設けられるため、本体枠の開口部に遊技盤の側端を近づけても、コーナ飾りが本体枠の枠面にぶつかりにくくなる。これにより、コーナ飾りが邪魔になることなく、本体枠にスムーズに遊技盤を取り付けることができる。
具体例を実施形態で示すと、図2に示すように、遊技盤15には、ベース板21上にレールユニット22が固定されており、その四隅部にコーナ飾りが一体的に形成されている。各コーナ飾りは、上下および左右で互いに連なっており、遊技領域Pの外側の盤面をほぼ全面覆っている。
遊技盤15のヒンジ側のコーナ飾り91,91には、係止溝92,92が形成される。
図40に示すように、遊技盤15を装着するための本体枠13には、遊技盤装着枠部93が設けられており、この遊技盤装着枠部93は、そのヒンジ側に係止片94,94を有している。係止片94,94は、遊技盤15の係止溝92,92に嵌って装着後の遊技盤15を固定する。
図41および図42に示すように、コーナ飾り91の側端部には角取り面95が形成される。角取り面95は、後部から前部に向けてベース板21の側端から逃げるように遊技盤15の前方(正面側)に向けて内側に傾斜している。
遊技盤装着枠部93への遊技盤15の挿入時には、図43に示すように、遊技盤装着枠部93の枠面に対して遊技盤15が斜めに傾きやすいが、コーナ飾り91は、角取り面95によって遊技盤装着枠部93から離れた位置に保たれる。このため、コーナ飾り91に邪魔されることなく、本体枠13に遊技盤15を取り付けることができる。
なお、本実施形態のように、遊技盤装着枠部93の係止片94にコーナ飾り91の係止溝92を嵌め合わせる場合には、係止片94に向き合う係止溝92の溝側面にも角取り面97(図42参照)を形成することが望ましい。
このように係止溝92に溝内に角取り面97を形成することで、遊技盤装着枠部93への遊技盤15の挿入時に、係止片94と角取り面97との間にも十分な距離が保たれ(図43参照)、係止片94に係止溝92を嵌め合わせやすくなる。
[他の発明5:レールユニットの圧入ピン収納構造]
前記実施形態のように複数の圧入ピンを有するレールユニットは、レールユニットを積み重ねると、圧入ピンが隣り合うレールユニットに当たり、ユニット間に隙間を形成するため、嵩張りやすく、運搬や保管等の取り扱いが不便である。
本発明の遊技機は、複数の圧入ピンを有するレールユニットを備えた遊技機において、このレールユニットの圧入ピンと反対側のユニット面に、隣り合う他のレールユニットの圧入ピンを収納可能な収納穴を設ける構成とした。
このような構成によれば、レールユニットを積み重ねる際に、重なり合ったレールユニットの収納穴に圧入ピンを収納することで、ユニット間に隙間が少なくなる。この結果、レールユニットをコンパクトに積み重ねることができ、運搬・保管等の取り扱いが便利になる。
なお、本発明は、圧入ピンだけでなく、レールユニット背面に突出するボスなどの他の突出部に適用してもよい。
本実施形態では、外レールユニット22Aに本発明を適用している。図6に示すように、外レールユニット22Aの背面には、レール面に沿って4つの圧入ピン32a〜32dが設けられる。また、ユニット下部にはボスB1が突出している。
これらの4つの圧入ピン32a〜32dの反対側すなわちレールユニット22Aの前面側には、収納穴100a〜100d(図4参照)が設けられる。また、ボスB1の反対側の位置には収納穴101が設けられている。収納穴100a〜100dおよび101は、圧入ピン32a〜32dおよびボスB1とほぼ同軸線上にある。
外レールユニット22Aを複数重ねると、図44に示すように、これらの圧入ピン32a〜32dとボスB1が隣り合う外レールユニット22Aの収納穴100a〜100dおよび101に嵌まる。この結果、外レールユニット22Aの間の隙間がなくなり、コンパクトな形態で外レールユニット22Aの運搬や保管等を行うことができる。
[他の発明6:レールユニットのロック機構]
従来、複数に分割されたレールユニット(外レールユニット、中間レールユニットおよび内レールユニット)は、取り扱いが容易な分割状態で運搬、保管され、遊技盤(ベース板)にそれぞれ組み付けられる。しかし、隣り合うユニットを、球の滑走、転動に支障がないようそれらの弧状のレール面を正確に一致させながら遊技盤(ベース板)に組み付けるのは面倒な作業であった。
そこで、前記実施形態に示す本発明では、複数に分割されたレールユニット(外レールユニット22A、中間レールユニット22Bおよび内レールユニット22C)を組み合わせて遊技領域を区画する構成を備えた遊技機おいて、分割された前記レールユニットのうち、少なくとも2以上のユニット同士(中間レールユニット22B、内レールユニット22C)を回動可能に軸支する構成とした。
このような構成によれば、遊技盤(ベース板)の前面にレールユニットを組み付ける前に、レールユニットを運搬、保管等する場合、回動可能に軸支されたユニット同士を閉じてコンパクトな形態に折り畳むことができ、運搬、保管等に面倒がない。一方、遊技盤(ベース板)にレールユニットを組み付けるときには、回動軸を中心にユニット同士を回動させれば、遊技領域を区画する形状になるようにレールユニットを直ぐに展開することができ、かつ隣り合うユニットの弧状のレール面を容易に一致させて組み付けることができる。
前記発明において、回動可能に軸支されたレールユニットの運搬、保管等の際には、ユニット同士を閉じた状態に保ってもガタ付きやグラ付きが生じることがある。また、レールユニットを遊技盤(ベース板)に組み付ける場合には、レールユニットを展開しつつ、これらのレール面(図3参照)を展開方向で容易に位置決めできればなおよい。
そこで、本発明の遊技機を、当該2以上に分割された前記レールユニットを軸支する構成とした上で、前記レールユニットには互いにスライドしながら重なり合う重合部を形成し、これらの重合部に、回動軸を中心に前記レールユニットを閉じたときと、前記レールユニットのレール面が一致したときとにそれぞれ嵌合し合うロック爪およびロック穴を設ける構成とする。
このような構成によれば、回転軸で軸支されたユニット同士を閉じる場合には、その重合部をスライドさせて、予め閉じ位置に設けたロック爪とロック穴とを嵌め合わせる。すると、ユニット同士が閉じたままロックされ、運搬等の取り扱いが容易になる。
また、レールユニットを展開する場合には、展開位置に設けたロック爪とロック穴とを嵌め合わせると、展開方向においても簡単かつ正確にユニット同士のレール面を一致させることができる。
具体例を実施形態で示すと、遊技機10のレールユニット22は、外レールユニット22A、中間レールユニット22B、および内レールユニット22Cに分割されている。これらのユニットのうち、図45に示すように、中間レールユニット22Bと内レールユニット22Cが連結ネジ26(回転軸)で回動可能に軸支されている。中間レールユニット22Bおよび内レールユニット22Cには、連結ネジ26のボス110、111が形成され、これらのボス110、111が互いに重なり合っている。
図45に示すように、中間レールユニット22Bのボス110にはロック穴M1、M2が開口している。一方、内レールユニット22Cのボス111にはロック穴M1およびM2に嵌合可能なロック爪112が図45で下向きに突出している。これらのロック穴M1、M2およびロック爪112は、連結ネジ26の中心に対して同心円上にある。
中間レールユニット22Bと内レールユニット22Cとを閉じる場合、ボス110とボス111とをスライドさせ、図46に示すように、ロック穴M2にロック爪112が嵌るようにする。このとき、図47に示すように、連結ネジ26を中心として中間レールユニット22Bと内レールユニット22Cとが折り畳まれ、これらの運搬や保管に便利な形態になる。
一方、図46に示す状態から、連結ネジ26の周りに内レールユニット22Cを反時計回りに回動させると、重合部110,111がスライドし、図45に示すように、ロック穴M1にロック爪112が嵌まる。同時に、中間レールユニット22Bと内レールユニット22Cのレール面が一致することになる。
本実施形態では、図48および図49に示すように、中間レールユニット22Bと内レールユニット22Cの連結ネジ26から離れた位置に重合片114,115を設け、これらの接触面にロック穴M3とロック爪116とをそれぞれ形成している。
例えば図49の状態から、中間レールユニット22Bと内レールユニット22Cとを展開してレール軌道を形成する場合、連結ネジ26の周りに内レールユニット22Cを反時計回りに回動させると、重合片114,115がスライドし、ロック穴M3にロック爪116が嵌まって中間レールユニット22Bと内レールユニット22Cのレール面が一致し、図48に示す状態となる。
このように中間レールユニット22Bおよび内レールユニット22Cにロック穴M1,M2,M3とロック爪112,116を採用することで、レールユニットの運搬、収納等の取り扱いが容易になり、かつ、レールユニットの展開時のレール面の位置合わせを簡単かつ正確に行うことができる。
本発明の実施形態による遊技機を示す斜視図である。 同遊技機の遊技盤を示す斜視図である。 本発明の実施形態によるレールユニットを示す正面図である。 同レールユニットの外レールユニットを示す正面図である。 同レールユニットの外レールユニットを示す背面図である。 同レールユニットの外レールユニットを示す背面斜視図である。 同レールユニットの中間レールユニットおよび内レールユニットを示す正面図である。 同レールユニットの中間レールユニットおよび内レールユニットを示す背面図である。 同レールユニットの中間レールユニットおよび内レールユニットを示す斜視図である。 同レールユニットの中間レールユニットおよび内レールユニットを示す側面図である。 同レールユニットの図5および図6に示す[Z]部分の拡大図である。 図11に示す[12]−[12]線断面図である。 本発明の第1実施形態による除電金具を示す斜視図である。 同除電金具の側面図である。 同除電金具の板刃を示す部分拡大断面図である。 同除電金具の取付状態を示すもので、(A)は部分拡大平面図、(B)は部分拡大断面図である。 同除電金具と案内レールとの接触状態を示す部分拡大平面図である。 同除電金具の板刃の作用を説明するための拡大模式断面図である。 本発明の第2実施形態による除電金具を示す斜視図である。 同除電金具を示すもので、(A)は側面図、(B)は底面図である。 同第2実施形態によるレールユニットの図5および図6に示す[Z]部分の拡大図である。 図21に示す[22]−[22]線断面図である。 同除電金具の取付状態を示すもので、(A)は部分拡大平面図、(B)は部分拡大側面図である。 同除電金具と案内レールとの接触状態を示す部分拡大平面図である。 同除電金具のネジ穴と固定ネジのネジ径との関係を説明するための部分拡大平面図である。 同除電金具の取付状態を示す断面図である。 同除電金具の舌板の作用を説明するための拡大模式断面図である。 第2実施形態の同除電金具の変形例を示すもので、ネジ穴と固定ネジのネジ径との関係を説明するための部分拡大平面図である。 第2実施形態の同除電金具の他の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施形態による遊技盤を示す背面図である。 同遊技盤の背面斜視図である。 同遊技盤のレールユニットと集合樋との共締め構造を示す部分拡大断面図である。 本発明の実施形態による遊技盤の外レール始端付近を示す部分拡大正面図である。 同遊技盤の外レールの保護カバーを示す正面図である。 同保護カバーの斜視図である。 同保護カバーの取付部分の構成を示す斜視図である。 同保護カバーの作用説明図である。 本発明の実施形態による遊技盤側のコネクタを示す断面図である。 同遊技盤側のコネクタを取り外した状態を示す断面図である。 本発明の実施形態による遊技機の遊技盤を取り外した状態を示す斜視図である。 同遊技盤の平面図である。 同遊技盤のコーナ飾りを示す部分拡大斜視図である。 同コーナ飾りの作用を説明するための模式断面図である。 本発明の実施形態によるレールユニットを重ね合わせた状態を示す模式断面図である。 同レールユニットの中間レールユニットおよび内レールユニットの連結部分の構成を示す拡大平面図である。 同レールユニットの中間レールユニットおよび内レールユニットの連結部分の作用を説明するための拡大平面図である。 同レールユニットの中間レールユニットと内レールユニットとを折り畳んだ状態を示す平面図である。 同レールユニットの中間レールユニットと内レールユニットとの連結部分の構成を示す平面図である。 同レールユニットの中間レールユニットと内レールユニットとの連結部分の作用を説明するための平面図である。
符号の説明
10 遊技機
12 外枠
13 本体枠
14 ガラス枠
15 遊技盤
16 ヒンジ
21 ベース板
22 レールユニット
25 連結ピン
26 連結ネジ
31a〜31i ボス
32a〜32h 圧入ピン
40 台座
50 除電金具
51 平板部(中継部)
52 斜め折り部(中継部)
53 縦折り部(中継部)
54 横折り部(中継部)
55 凸折り部(中継部)
58 板刃(貫入部)
61 集合樋
70 保護カバー
71 支軸
72 バネ板
73 係止爪
74 軸受
80 取っ手
84、85 コネクタ
93 遊技盤装着枠部
94 係止片
95,97 角取り面
100a〜100d 収納穴
112,116 ロック爪
120 除電金具
128 舌板
B1,B2 ボス
H1,H2 ネジ穴
L セル画シート
L1 裏打ち紙層
L2 接着材層
L3 金属層
L4 インク層
L5 透明樹脂層
M1,M2,M3 ロック穴
N 固定ネジ(スクリューネジ)
N1 ネジ溝
N2 ネジ山
R 案内レール
R1,R2 レール面
W 小窓

Claims (1)

  1. 遊技盤の表面に、金属層を有するセル画シートを貼り付けてなる遊技機であって、
    前記遊技盤の盤面に前記セル画シートを通して打ち込まれる除電金具を備え、
    この除電金具は、
    前記セル画シートに打ち込まれてその金属層に接触する貫入部と、
    前記貫入部に連なって前記遊技盤表面に露出し、前記遊技盤周囲の所定のアース端子に接触する中継部とを備えたことを特徴とする遊技機。
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