JP2006239218A - 基板ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】 コネクタを介して回路基板に接続されるハーネスの不正交換を防止する。
【解決手段】 スロットマシンに搭載されたサブ制御基板25を収容する基板ケース40は、ケース本体部41とケース蓋部50を備え、ケース本体部41にケース蓋部50を装着して形成されるケース内部に基板側コネクタ70,70'を端部に実装したサブ制御基板25を収容する。ケース本体部41にケース蓋部50を装着すると、コネクタ連通孔部54が形成される。基板側コネクタ70,70'にケーブル側コネクタ80,80'を接続すると、これらコネクタのハーネス側の端面は蓋側周壁部52の内側に配置される。コネクタ連通孔部54に蓋部材60,61を切り離し可能に設け、これらの蓋部材60,61のいずれかを切り離したときに開口する開口部分54a,54bの大きさは、開口部分に対向配置した基板側コネクタ70,70'に接続されるケーブル側コネクタ80,80'より小さい。
【選択図】 図6

Description

本発明は、基板ケースに関し、さらに詳細には、遊技機内に取り付けられてケース内部に収容された回路基板に実装された基板側コネクタにケーブル側コネクタを接続可能な基板ケースに関する。
従来より、パチンコやスロットマシンには、各種の基板が実装されている。例えば、遊技の進行等を制御しつつ抽選等を行うメイン制御基板や、音の出力やランプ等の点灯等の演出を制御するサブ制御基板や、電源の供給制御を行う電源制御基板等がある。
パチンコやスロットマシンでは、正規の基板やROM以外のものが使用されると、遊技機の出球率が正規の値と異なる値となって公正な遊技の提供ができなくなるので、正規以外の基板やROMの使用を禁止する必要がある。そこで、例えば、メイン制御基板やサブ制御基板は、一旦封印されると、開封できない基板ケース内に収容されている。一方、メイン制御基板と、サブ制御基板及び電源制御基板との間は、ハーネスによって電気的に接続され、電気信号の送受信や電源の供給が可能になっている。
これら基板間の電気的接続は、一般的にコネクタによって行われる(特許文献1参照)。この特許文献1に記載のコネクタは、図7(斜視図)に示すように、基板側に実装された基板側コネクタ70と、基板側コネクタ70に接続可能なケーブル側コネクタ80とを有して構成される。基板側コネクタ70は、内部に空間部を形成して一端側が開口した基板側本体部71と、空間部内に配設された複数の基板側電極72と、基板側本体部71の外面に形成された係合部73とを有してなる。一方、ケーブル側コネクタ80は、基板側コネクタ70の空間部に嵌挿可能なケーブル側本体部81と、このケーブル側本体部81に装着されて対応する基板側電極72と接触する複数のケーブル側端子と、ケーブル側本体部81の外面に設けられて係合部73に係止可能なロック部材82とを有してなる。
基板側コネクタ70を実装した回路基板は、端部にコネクタ連通孔部を有した基板ケースに収容される。基板側コネクタ70はコネクタ連通孔部を介して露出し、この孔部を介して基板側コネクタ70にケーブル側コネクタ80が接続される。
特開2003−325911号公報(図10〜図12参照)
前述した特許文献1に記載の基板側コネクタを収容する基板ケースは、基板側コネクタがコネクタ連通孔部を介して露出するので、基板側コネクタに対するケーブル側コネクタの挿抜操作が容易である一方、ケーブル側コネクタを基板側コネクタから抜脱して正規以外の部品が接続されたハーネスと交換される虞がある。そして、このような不正なハーネスの交換が行われると、遊技機の出球率が正規の値と異なる値となって、公正な遊技の提供ができなくなるという問題が発生する。
そこで、ハーネスを、コネクタを介さずに直接に回路基板に半田付け等して接続すれば、ハーネスの不正交換を高い抑止力を持って防止することができる。しかしながら、ハーネスを回路基板に直接に半田付け等する作業は煩わしい。また基板ケース内に回路基板を設置した後にハーネスを接続した方が、製造作業の作業性は良い。このため、基板間をハーネスで接続する場合、ハーネスの先端部を基板上に直接固定するよりコネクタを用いて接続して、基板のみを取り外すことができるようにすることが好ましい。
本発明は、コネクタを介して回路基板に接続されるハーネスの不正交換を防止することができる基板ケースが求められており、このような要望に応える基板ケースを提供することを目的とする。
このような課題を解決するため、本発明は、遊技機(例えば、実施形態におけるスロットマシン1)に取り付けられるケース本体部と、該ケース本体部に装着されるケース蓋部とを備え、ケース本体部にケース蓋部を装着して形成されるケース内部に基板側コネクタを端部に実装した回路基板(例えば、実施形態におけるサブ制御基板25)を収容し、ケース本体部にケース蓋部を装着すると、基板側コネクタに対向する側のケース本体部及びケース蓋部の少なくともいずれかの周壁部(例えば、実施形態における蓋側周壁部52)に形成された切り欠き部によってコネクタ連通孔部を形成する基板ケースにおいて、ケース内部に収容された回路基板は、基板側コネクタに接続されたケーブル側コネクタを周壁部より内側に配置し、切り欠き部の内側に切り離し可能に設けられてコネクタ連通孔部を塞ぐ複数の蓋部材を有し、基板側コネクタに対向配置された蓋部材を切り離したときに開口する開口部分の大きさが、基板側コネクタに接続されるケーブル側コネクタの大きさより小さいことを特徴とする。
この発明によれば、回路基板は基板側コネクタに接続されたケーブル側コネクタを周壁部より内側に配置し、コネクタ連通孔部に複数の蓋部材を設け、基板側コネクタに対向配置された蓋部材を切り離したときに開口する開口部分の大きさが基板側コネクタに接続されるケーブル側コネクタの大きさより小さくすることにより、ケース本体部にケース蓋部が装着された状態にあるときに、基板側コネクタに接続されたケーブル側コネクタを引き抜こうとすると、ケーブル側コネクタが、開口部分に隣接する蓋部材や周壁部の内面に当接する。このため、基板側コネクタに接続されたケーブル側コネクタを抜脱することができない。一方、基板側コネクタに対向配置された蓋部材が切り離されて基板ケースに開口部分が形成されている場合、この開口部分の大きさはケーブル側コネクタのそれよりも小さいので、開口部分にケーブル側コネクタを通すことができず、ケーブル側コネクタを基板側コネクタに接続することができない。このため、ケース本体部にケース蓋部が固定状態で装着されている場合には、この固定状態を壊してケース蓋部をケース本体部から取り外さなければ、コネクタの挿抜操作ができない。その結果、高い抑止力を有して基板側コネクタに繋がるケーブルの不正交換を防止することができる。
また本発明は、開口部分の幅方向長さが、ケーブル側コネクタの対応する長さより短いことを特徴とする。
この発明によれば、開口部分の幅方向長さがケーブル側コネクタの対応する長さより短くすることにより、基板側コネクタに接続されたケーブル側コネクタを抜脱方向に引っ張ると、ケーブル側コネクタが開口部分の幅方向に隣接する蓋部材や周壁部の内面に当接する。一方、ケーブル側コネクタを基板ケースの外側から基板ケース内の基板側コネクタに接続しようとすると、ケーブル側コネクタが開口部分の幅方向に隣接する蓋部材や周壁部の外面に当接する。このため、ケーブル側コネクタの挿抜を確実に規制することができる。
また本発明は、開口部分の高さ方向長さが、ケーブル側コネクタの対応する長さより短いことを特徴とする。
この発明によれば、開口部分の高さ方向長さがケーブル側コネクタの対応する長さより短くすることにより、基板側コネクタに接続されたケーブル側コネクタを抜脱方向に引っ張ると、ケーブル側コネクタが開口部分に隣接する周壁部の内面に当接する。一方、ケーブル側コネクタを基板ケースの外側から基板ケース内の基板側コネクタに接続しようとすると、ケーブル側コネクタが開口部分に隣接する周壁部の外面に当接する。このため、ケーブル側コネクタの挿抜を確実に規制することができる。
また本発明は、蓋部材が、コネクタ連通孔部を形成する周壁部に繋がって切断可能な接続部を介して接続されることを特徴とする。
この発明によれば、蓋部材を切断可能な接続部を介して接続することにより、蓋部材を引っ張ると接続部が積極的に切断されて、蓋部材を周壁部から容易に切り離すことができる。このため、蓋部材の切り離し作業を容易にすることができる。
さらに本発明は、開口部分の幅方向長さがケーブル側コネクタに繋がるケーブルの厚さより少なくとも大きいことを特徴とする。
この発明によれば、開口部分の幅方向長さをケーブル側コネクタに繋がるケーブルの厚さより少なくとも大きくすることにより、ケーブル側コネクタに繋がるケーブルを開口部分に通して外部に延ばすことができる。このため、基板ケースにケース蓋部を装着するときに、ケーブルが挟まれる事態が抑制されて、ケーブルの損傷を未然に防止することができる。
本発明によれば、回路基板は基板側コネクタに接続されるケーブル側コネクタを周壁部より内側に配置し、コネクタ連通孔部に切り離し可能に接続された複数の蓋部材を設け、基板側コネクタに対向配置された蓋部材を切り離したときに開口する開口部分の大きさを、基板側コネクタに接続されるケーブル側コネクタの大きさより小さくすることで、コネクタを介して回路基板に接続されるケーブルの不正交換を防止することができる基板ケースを提供することができる。
以下、本発明に係わる基板ケースの好ましい実施の形態を図1から図7に基づいて説明する。本実施の形態は、基板ケースを、遊技機の一例であるスロットマシンに搭載した場合について説明する。先ず、本発明の基板ケースを説明する前に、これを搭載したスロットマシンについて説明する。
スロットマシン1は、図1(正面図)及び図2(斜視図)に示すように、遊技者に面するフロントドア10と、フロントドア10を開閉自在に取り付けた筐体30とを有して構成される。フロントドア10は、矩形状の枠組みに機械的に強固な硬質プラスチック製のパネル部11を取り付けて構成され、パネル部11の上部には、演出用の上部ランプ11a、スピーカを備えた放音部11b,11c、液晶ディスプレイ等で形成された演出表示装置11dが配設されている。パネル部11の中間部には、透明な硬質プラスチック板で形成された略長方形状の透過窓WDと演出用ランプ11e,11fが設けられ、筐体30内に設けられたリール装置31のリールR1、R2、R3を、遊技者が透過窓WDを介して見ることが可能となっている。
パネル部11の中間部の下側には、遊技者が操作するための操作パネル部16が設けられ、この操作パネル部16には各種のボタン等(メダル投入部MD、ベットボタンB1,B2,B3、スタートレバーST、ストップボタンSP1,SP2,SP3、精算ボタンMR)が設けられている。
操作パネル部16の右端には、フロントドア10を開錠するための鍵穴KYが設けられ、鍵穴KYに正規の鍵を挿入して開錠操作すると、フロントドア10を筐体30から開くことが可能となっている。
パネル部11の下部には、本スロットマシン1のゲーム内容を紹介等するための絵(図示略)が描かれるとともに、遊技メダルを払い出すための排出口11g、メダル受皿11h、放音部11iが設けられている。
フロントドア10の裏面側の上部には、前述した放音部11b,11cのスピーカSR,SLが設けられ、スピーカSR,SLの間には前述した演出表示装置11dが設けられている。演出表示装置11dの下方には、透過窓WDを形成する略長方形状の枠体17が取り付けられており、この枠体17の下方には、メダル投入部MDより投入された投入物が正規の遊技メダルか否かを判別して振り分けるセレクト機構G0と、セレクト機構G0で振り分けられた遊技メダルを筐体30側に設けられたホッパ装置HPへ案内するガイド部材G1と、セレクト機構G0で振り分けられた異物を排出口11gへ案内するガイド部材G2と、ホッパ装置HPから出力される払い出し用のメダルを排出口11gへ案内するガイド部材G3とが設けられている。排出口11gの近傍には、前述した放音部11iを構成するスピーカSWが取り付けられている。
枠体17とセレクト機構G0との間には、長尺状の電気回路基板で形成された中央表示基板19が取り付けられ、この中央表示基板19には、前述した操作パネル部16に設けられているベットボタンB1,B2,B3と、スタートレバーSTと、ストップボタンSP1,SP2,SP3等が電気的に配線接続されている。これらのボタンB1,B2,B3,ST,SP1,SP2,SP3の出力信号はハーネスを介して筐体30に設けられたメイン制御基板33に転送される。
筐体30内には、主電源装置PWUと、ホッパ装置HPから溢れた遊技メダルを収容する補助貯留部SHPが設けられる他、前述したリール装置31が設けられている。主電源装置PWUの側面には電源装置基板34が取り付けられ、リール装置31の上端には回胴装置基板35が取り付けられ、リール装置31の上方には前述したメイン制御基板33が取り付けられている。メイン制御基板33は、半導体メモリ(ROM)とマイクロプロセッサ(MPU)等が搭載されており、このマイクロプロセッサ(MPU)が、半導体メモリ(ROM)に予め記憶されているシステムプログラムとスロットマシンゲーム用のプログラムを実行し、電源装置基板34、回胴装置基板35及び後述するサブ制御基板25に所定の指令を行って夫々に分散制御を行わせることにより、本スロットマシン1全体を集中制御する。
演出表示装置11dの裏面側には、電気回路基板で形成されたサブ制御基板25が設けられている。このサブ制御基板25は、演出表示装置11dによって表示される演出画像の制御を行うマイクロプロセッサと、このマイクロプロセッサが実行するコンピュータプログラム及び演出用データを記憶した読み出し専用メモリ(ROM)と、演出処理の実行中に生じる各種データを一時的に記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)等を備えた電気回路が搭載されている。そして、このサブ制御基板25は、メイン制御基板33からの制御信号に従って、上部ランプ11a、演出用ランプ11e,11fとスピーカSR、SL、SWを駆動して遊技者の視覚及び聴覚に訴える演出を行うと共に、演出表示装置11dを制御して遊技内容に応じた演出表示を行わせる。
このサブ制御基板25は、不正行為を防止するための基板ケース40内に収容されており、この基板ケース40ごと一体として演出表示装置11dの裏面側に着脱可能に取り付けられている。図では、サブ制御基板25に実装されたコネクタ及びこのコネクタに接続されたハーネス等の記載を省略して表示している。
基板ケース40は、図3(斜視図)に示すように、前述した演出表示装置11dの裏面側に取り付けられるケース本体部41と、このケース本体部41に装着されるケース蓋部50とを備える。ケース本体部41及びケース蓋部50は、合成樹脂材料製であり、一体成形によって形成される。ケース本体部41は、前述したサブ制御基板25を搭載して固定する長方形状のベース部に、ベース部の外周を囲むように立設された本体側周壁部43を形成して、前側が開口して略矩形箱型状に形成されている。一方、ケース蓋部50は、ケース本体部41の開口する前側を覆うようにして配置される天板部51に、この外周を囲むように立設された蓋側周壁部52を形成して、略矩形箱型状に形成されている。基板ケース40は、ケース蓋部50をケース本体部41に装着すると、内部にサブ制御基板25を収容可能な空間部40aを形成する。
ケース蓋部50の天板部51の角部には挿着孔51aが形成されており、これらの挿着孔51aにカシメ部材(図示せず)を挿入して回動すると、カシメ部材によってケース蓋部50とケース本体部41との分離ができなくなる。つまり、カシメ部材によってケース蓋部50がケース本体部41に固定されると、カシメ部材を破断等しない限り、ケース蓋部50をケース本体部41から分離することができない。
ケース蓋部50の一方側の蓋側周壁部52には、図3及び図4(斜視図)に示すように、矩形状の切り欠き部53が形成されている。この切り欠き部53は、ケース蓋部50をケース本体部41に装着すると、本体側周壁部43の先端部と相まってコネクタ連通孔部54を形成する。コネクタ連通孔部54は、蓋側周壁部52に沿って延び、基板ケース40内に収容されたサブ制御基板25の端部に並べられて実装された2つの基板側コネクタに対向する位置に形成されている。コネクタ連通孔部54の大きさについては後述する。なお、サブ制御基板25はケース本体部41にねじ等の締め付け治具によって着脱可能に固定されている。
コネクタ連通孔部54の内側には、蓋側周壁部52に繋がって切り離し可能な接続部62を介して接続された2つの蓋部材60,61が設けられている。これらの蓋部材60,61は、蓋側周壁部52に沿って延びる板状部材であり、これらの蓋部材60,61によってコネクタ連通孔部54を塞いでいる。
接続部62はミシン目状に所定間隔を有して複数形成されており、接続部62を支点として蓋部材60,61を横方向に揺動させると、接続部62が破断して蓋部材60,61を切り離すことができる。なお、接続部62は、ミシン目状に形成される他に、蓋部材60,61の周りを薄肉の溝状に形成されてもよい。なお、蓋部材60,61の大きさについては後述する。
サブ制御基板25に実装された基板側コネクタ70,70'は、図7に示すように、内部に空間部71aを形成して先端側が開口した基板側本体部71と、空間部71a内に配設された複数の基板側電極72と、基板側本体部71の外面に形成された係合部73とを有してなる。基板側コネクタ70,70'は、その先端側開口部が図5(b)に示す基板ケース40のコネクタ連通孔部54に面するようにサブ制御基板25に実装されている。そして、基板側コネクタ70,70'は、図5(a)(平面図)及び(c)(断面図)に示すように、サブ制御基板25の端部に幅方向に並べられた状態で配置されるとともに、ケース蓋部50の蓋側周壁部52の内側に配置されている。
一方、基板側コネクタ70,70'に接続されるケーブル側コネクタ80,80'は、図7に示すように、基板側本体部71の空間部71aに嵌挿可能なケーブル側本体部81と、このケーブル側本体部81に装着されて対応する基板側電極72と接触する複数のケーブル側端子(図示せず)と、ケーブル側本体部81の外面に設けられて係合部73に係止可能なロック部材82と、複数のケーブル側端子に電気的に接続されて基端部側から延出するハーネス83とを有してなる。
ケーブル側本体部81のハーネス側の端部には高さ方向に突出する一対の突出部81aが形成されている。これらの突出部81aは、ケーブル側コネクタ80,80'が基板側コネクタ70,70'に挿着されると、基板側コネクタ70,70'の周壁部71bの端面を覆うようにして当接する。またケーブル側コネクタ80,80'のロック部材82が設けられた側の周壁部には基板側コネクタ70,70'に設けられた案内溝74に沿って係合可能な一対の突起部84が突設されている。ケーブル側コネクタ80,80'の幅方向長さLc,Lc'は、ケーブル側本体部81の幅方向長さLk,Lk'と略同一である。一方、ケーブル側コネクタ80,80'の高さHcは、突出部81aの一方側の端部から突起部84の先端までの距離である。また、基板側コネクタ70,70'にケーブル側コネクタ80,80'を接続すると、ケーブル側コネクタ80,80'のケーブル側の端面81bは、図5(c)に示すケーブル蓋部50の周壁部52の内面より内側に配置される。このため、ケーブル側コネクタ80,80'に繋がるハーネス83が周壁部52に圧接する事態を防止することができる。
さて、基板ケース40に形成されたコネクタ連通孔部54は、図6(側面拡大図)に示すように、幅方向の寸法Lhがサブ制御基板25に実装された2つの基板側コネクタ70,70'に接続されるケーブル側コネクタ80,80'の対応する幅方向寸法Lk,Lk'より大きく、高さ寸法Hhがケーブル側コネクタ80,80'の対応する高さ寸法Hk,Hk'と略同一寸法を有して開口している。つまり、コネクタ連通孔部54の大きさは、ケーブル側コネクタ80,80'のそれぞれよりも大きい。このため、コネクタ連通孔部54を介して基板側コネクタ70,70'にケーブル側コネクタ80,80'を挿抜することが可能となり、不正なハーネスの交換を許容してしまう。
そこで、コネクタ連通孔部54の内側には、2つの蓋部材60,61が設けられている。一方側の蓋部材60は、ケーブル側コネクタ80に対向する位置に配置されて、コネクタ連通孔部54の一方側を塞ぐ。他方側の蓋部材61は、ケーブル側コネクタ80'に対向する位置に配置されて、コネクタ連通孔部54の他方側を塞ぐ。一方側の蓋部材60によって覆われるコネクタ連通孔部54の開口部分54aの大きさは、ケーブル側コネクタ80のそれより小さい。即ち、この開口部分54aの幅方向長さLaはケーブル側コネクタ80のそれ(Lk)より小さい。また、他方側の蓋部材61によって覆われるコネクタ連通孔部54の開口部分54bの大きさは、ケーブル側コネクタ80'のそれより小さい。即ち、この開口部分54bの幅方向長さLa'はケーブル側コネクタ80'のそれ(Lk')より小さい。
このように蓋部材60,61を設けると、基板側コネクタ70にケーブル側コネクタ80を接続し、一方側の蓋部材60を切り離して開口した一方側の開口部分54aからケーブル側コネクタ80から延びるハーネスを通して、ケース本体部41にケース蓋部50を固定した状態で、ケーブル側コネクタ80を抜脱しようとすると、ケーブル側コネクタ80が蓋側周壁部52や他方側の蓋部材61の内面に当接してケーブル側コネクタ80の抜脱を規制する。また、基板側コネクタ70'にケーブル側コネクタ80'を接続し、他方側の蓋部材61を切り離して開口した他方側の開口部分54bからケーブル側コネクタ80'から延びるハーネスを通した状態で、ケーブル側コネクタ80'を抜脱しようとすると、ケーブル側コネクタ80'が蓋側周壁部52や一方側の蓋部材60の内面に当接してケーブル側コネクタ80'の抜脱を規制する。
さらに、ケース本体部41にケース蓋部50を固定し、一方側の蓋部材60を切り離し、他方側の蓋部材61を蓋側周壁部52に繋げたままの状態で、基板ケース40の外側から基板側コネクタ70にケーブル側コネクタ80を接続しようとすると、ケーブル側コネクタ80が蓋側周壁部52や他方側の蓋部材61の外面に当接してケーブル側コネクタ80の挿入を規制する。また、ケース本体部41にケース蓋部50を固定し、他方側の蓋部材61を切り離し、一方側の蓋部材60を蓋側周壁部52に繋げたままの状態で、基板ケース40の外側から基板側コネクタ70'にケーブル側コネクタ80'を接続しようとすると、ケーブル側コネクタ80'が蓋側周壁部52や一方側の蓋部材60の外面に当接してケーブル側コネクタ80'の挿入を規制する。
つまり、一旦ケース本体部41にケース蓋部50が固定状態で装着されると、ケース蓋部50とケース本体部41との固定状態を壊さなければ、基板側コネクタ70,70'に接続されたケーブル側コネクタ80,80'を抜脱することができず、また基板ケース40の外側から基板側コネクタ70,70'にケーブル側コネクタ80,80'を接続することもできない。このため、高い抑止力を有して基板側コネクタ70,70'に接続されたケーブル側コネクタ80,80'から延びるハーネスの不正交換を防止することができる。
また開口部分54a,54bの幅方向長さLa,La'は、ケーブル側コネクタ80,80'に繋がるハーネス83の厚さより大きい。このため、これらのハーネスを確実に開口部分54a,54bに通して外部に延ばすことができ、またケース本体部41にケース蓋部50を装着するときに、ハーネス83が挟まれる事態が抑制されて、ハーネス83の損傷を未然に防止することができる。
なお、前述した実施例では、サブ制御基板25に2つの基板側コネクタ70,70'を実装した場合の例を示したが、3つ以上の基板側コネクタを実装したサブ制御基板25を基板ケース40内に収容してもよい。この場合には、コネクタ連通孔部54を塞ぐ蓋部材を基板側コネクタの数に応じて複数個設ける。
また前述した実施例では、2つの基板側コネクタ70,70'のそれぞれに接続されるケーブル側コネクタ80,80'の挿抜を規制するように構成したが、いずれか一方のみの挿抜を規制するようにしてもよい。この場合、ケーブル側コネクタ80の挿抜のみを規制する場合には、他方側の蓋部材61の幅方向長さを長くするとともに、これによって覆われる開口部分54bの幅方向長さを長くする。
また前述した実施例では、蓋部材60,61が切り離されることによって開口する開口部分54a,54bの幅方向長さがケーブル側コネクタ80,80'の対応する長さより短くした例を示したが、開口部分54a,54bの高さ方向長さがケーブル側コネクタ80,80'の対応する長さより短くしてもよい。
さらに前述した実施例では、サブ制御基板25を収容した基板ケース40を例に説明したが、メイン制御基板33や回胴装置基板35等を収容する基板ケースについても、サブ制御基板25を収容した基板ケース40と同様の構成にすることで、これらの基板に繋がるハーネスの不正交換を高い抑止力で防止することができる。
またケース蓋部50とケース本体部41とは不正改造を防止する観点から透明な材料で形成されることが好ましいが、いわゆる色つきの透明色にしてもよい。このようにケース蓋部50及びケース本体部41を透明な材料で形成することで、基板側コネクタ70,70'に接続されているケーブル側コネクタ80,80'がコネクタ連通孔部54より大きいことが確認できるので、ケーブル側コネクタ80,80'の挿抜が困難であることがわかり、ハーネス83の不正交換行為に対してより高い抑止力を発揮することができる。
また前述した実施例では、コネクタ連通孔部54が矩形状である場合を例にして説明したが、ケーブル側コネクタ80,80'の挿抜を規制するとともにハーネス83の通過を許容するものであれば、円形、三角形、楕円形等でもよい。
さらに前述した実施例では、スロットマシン1を例にしたが、パチンコやゲームセンタで用いられているゲーム機などを対象にしてもよい。
本発明の一実施の形態に係わる基板ケースを搭載したスロットマシンの正面図を示す。 このスロットマシンのフロントドアを開けた状態におけるフロントドア及び筐体の内部構造図を示す。 基板ケースの斜視図を示す。 基板ケースの一部を構成するケース蓋部の斜視図を示す。 基板ケースを示し、同図(a)は基板ケースの平面図であり、同図(b)は基板ケースの側面図であり、同図(c)は同図(a)のV−V矢視に相当する部分の基板ケースの断面図である。 図5(b)のA矢視で示した部分の拡大側面図を示す。 基板側コネクタとこれに接続されるケーブル側コネクタの斜視図を示す
符号の説明
1 スロットマシン(遊技機)
25 サブ制御基板(回路基板)
40 基板ケース
41 ケース本体部
50 ケース蓋部
52 蓋側周壁部(周壁部)
53 切り欠き部
54 コネクタ連通孔部
54a,54b 開口部分
60,61 蓋部材
62 接続部
70,70' 基板側コネクタ
80,80' ケーブル側コネクタ
81b 端面
83 ハーネス(ケーブル)

Claims (5)

  1. 遊技機に取り付けられるケース本体部と、該ケース本体部に装着されるケース蓋部とを備え、前記ケース本体部に前記ケース蓋部を装着して形成されるケース内部に基板側コネクタを端部に実装した回路基板を収容し、前記ケース本体部に前記ケース蓋部を装着すると、前記基板側コネクタに対向する側の前記ケース本体部及び前記ケース蓋部の少なくともいずれかの周壁部に形成された切り欠き部によってコネクタ連通孔部を形成する基板ケースにおいて、
    前記ケース内部に収容された回路基板は、前記基板側コネクタに接続されたケーブル側コネクタを前記周壁部より内側に配置し、
    前記切り欠き部の内側に切り離し可能に設けられて前記コネクタ連通孔部を塞ぐ複数の蓋部材を有し、
    前記基板側コネクタに対向配置された蓋部材を切り離したときに開口する開口部分の大きさが、前記基板側コネクタに接続されるケーブル側コネクタの大きさより小さいことを特徴とする基板ケース。
  2. 前記開口部分の幅方向長さは、前記ケーブル側コネクタの対応する長さより短いことを特徴とする請求項1に記載の基板ケース。
  3. 前記開口部分の高さ方向長さは、前記ケーブル側コネクタの対応する長さより短いことを特徴とする請求項1又は2に記載の基板ケース。
  4. 前記蓋部材は、前記コネクタ連通孔部を形成する周壁部に繋がって切断可能な接続部を介して接続されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の基板ケース。
  5. 前記開口部分の幅方向長さは、前記ケーブル側コネクタに繋がるケーブルの厚さより少なくとも大きいことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の基板ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008093218A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Daiman:Kk 制御装置および該制御装置を搭載した遊技機
JP2016221363A (ja) * 2016-10-03 2016-12-28 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

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