JPH0431485Y2 - - Google Patents

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JPH0431485Y2
JPH0431485Y2 JP21687U JP21687U JPH0431485Y2 JP H0431485 Y2 JPH0431485 Y2 JP H0431485Y2 JP 21687 U JP21687 U JP 21687U JP 21687 U JP21687 U JP 21687U JP H0431485 Y2 JPH0431485 Y2 JP H0431485Y2
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barrel
ventilator
bearing
view
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JP21687U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は車両空調用のベンチレーターグリル
に関する。
[従来の技術] 従来のベンチレーターグリルとしては、例えば
第10図、第11図に示すようなものがある。
このベンチレーターグリルGは、例えば第9図
のように車室内前部のインストルメントに設けら
れているもので、ベンチレーターケース1の吹出
口にバレル2が上下回転自在に取付けられてい
る。具体的には、バレル2の幅方向左右両側に一
対の支持回転軸3,4が突設され、一方の支持回
転軸3は前記ベンチレーターケース1の一側壁に
直接的に支持され、他方の支持回転軸4は前記ベ
ンチレーターケース1の他側壁に軸受スペーサ5
を介して支持されている。従つて、ベンチレータ
ーケース1に対しバレル2が支持回転軸3,4を
中心として回転調整できる構造となつている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来のベンチレータ
ーグリルにあつては、ベンチレーターケース1と
バレル2との間のクリアランスが一定となつてい
るため、バレル2の左右側壁2aは横断面で示す
第10図のように支持回転軸3,4と直交する外
形形状としなければ、その回転範囲が大きく規制
されることになる。そしてバレル2の左右側壁2
aはそのままベンチレーターケース吹出口の一部
を構成するため、左右側壁2aを支持回転軸3,
4に直交する外形形状としてバレル2の回転範囲
を大きくするとベンチレーターケース吹出口のデ
ザイン形状が制約を受けるという問題点があつ
た。
そこでこの考案は、バレルの回転範囲を大きく
とれるものでありながらベンチレーター吹出口の
デザイン形状選択の自由度を拡げることのできる
ベンチレーターグリルの提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するためにこの考案は、ベン
チレーターケースの軸受部にバレルの支持回転軸
を回転自在に支持させたベンチレーターグリルに
おいて、前記ベンチレーターケースに対し前記バ
レルを一定量軸方向移動可能に構成し、前記バレ
ルの回転軸に偏心部を設け、前記軸受部にバレル
回転時に前記偏心部を案内して軸方向移動させる
案内面を設ける構成とした。
[作用] バレルを回転すると、その支持回転軸に設けら
れた偏心部がベンチレーターケース側の軸受部の
案内面に案内されて軸方向移動する。そしてこの
移動と共にバレルが軸方向へ移動することによ
り、バレルとベンチレーターケースとの間のクリ
アランスが片側で増大する。このため、クリアラ
ンスが増大した側のバレル側壁は支持回転軸と直
交する外形形状でなくとも回転角が大きくとれ
る。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を説明する。
第1図はベンチレーターグリルの片側軸受部の
拡大断面図、第2図は同正面図、第3図は軸受ス
ペーサの斜視図、第4図は軸受筒部の基部断面
図、第5図は第1図の片側軸受部で回転軸を回転
させた状態の断面図、第6図はバレルの片側斜視
図、第7図はベンチレーターグリルの正面図、第
8図はその断面図、第9図〜第11図と同一部分
には同一符号を付して説明する。
まず構成を説明すると、第7図,第8図で示さ
れるベンチレーターグリルGは第9図の場合と同
様に設けられているものである。そして、このベ
ンチレーターグリルGのバレル2は、一方の段付
きの支持回転軸3がベンチレーターケース1の軸
受孔1aに回転可能、且つ軸方向移動可能に支持
されている。また、バレル2の他方の支持回転軸
6はストレートに形成され、軸受スペーサ7に回
転可能、且つ軸方向移動可能に支持されている。
また、バレル2の一方の側壁2aとベンチレータ
ーケース1の軸受スペーサ7側との間には隙間S
がもうけられている。従つて、前記ベンチレータ
ーケース1に対し、前記バレル2を一定量、例え
ば隙間Sの分だけ支持回転軸3,6の軸方向へ移
動可能に構成されていることになる。
一方、前記支持回転軸6には偏心部としての偏
心突起8が設けられている。この偏心突起8は矩
形断面を呈し、支持回転軸6に一体成形されてい
る。
また、前記軸受スペーサ7には、バレル2回転
時に前記偏心突起8を軸方向へ案内する案内面9
が設けられている。この案内面9は、例えば、第
1図〜第4図のように、軸受スペーサ7の軸受筒
部10に形成されているもので、その形状は以下
のようになつている。すなわち、軸受筒部10の
基部10aにおける穴形状が第4図のように上部
が大きく下部が小さな非円形形状をなすと共に、
同先端部10bの穴形状が円形形状をなし、基部
10aの穴上部から先端部10bの穴左右側部に
到るまで螺旋案内部を構成するように連続形成さ
れている。また、軸受筒部10の上部にはスリツ
ト11が形成され、支持回転軸6の偏心突起8の
頂部が若干入り込む構成となつている。すなわ
ち、第6図のように前記支持回転軸6の外周面か
ら偏心突起8の頂部に到る距離Hは、偏心突起8
の頂部がスリツト11に若干入り込む大きさに形
成されている。またスリツト11は軸受スペーサ
7を貫通するように延設され、支持回転軸6と軸
受スペーサ7とを相互に嵌合させるとき、支持回
転軸6の偏心突起8がスリツト11を介して軸受
スペーサ7の一側から他側へ通過できるようにな
つている。
次に作用を説明する。
支持回転軸6の偏心突起8が頂部が若干スリツ
ト11に入り込んでいる第1図,第2図の状態で
は、支持回転軸6は軸受スペーサ7に対し、いた
ずらに回転することなく、バレル2の位置決めが
できる。
次に、バレル2に上下いずれかの回転操作力を
加えると偏心突起8がスリツト11から外れ、そ
のままさらにバレル2が回転すると支持回転軸6
の回転に伴い軸受筒部10の基部10aから先端
部10bに渡る案内面9の螺旋案内部により偏心
突起8が案内されて第5図のように軸方向移動す
る。この偏心突起8の移動により支持回転軸6も
軸方向移動し、バレル2は第1図から第5図のよ
うに移動して隙間Sを埋め、第7図,第8図中右
方へ軸方向移動する。従つて、バレル2はその回
転と共に一方の支持回転軸3側のクリアランスC
を拡げることとなり、第7図のようにバレル2の
一方の側壁2aが回転軸3と直行する面を持つて
いなくとも十分に回転させることができる。従つ
て、ベンチレーター吹出口のデザイン形状の選択
の自由度を大幅に拡げることができる。なお、バ
レル2の回転角が小さいときは、隙間Sが完全に
はなくならない中間状態が存在することは勿論で
ある。
また、バレル2の回転を戻せば、偏心突起8は
上記と逆に案内されるので、バレル2とベンチレ
ーターケース1との間の隙間Sは再び形成される
と共に、偏心突起8がスリツト11に嵌合し、ク
リツク感を持たせることができる。
なお、上記偏心突起8は必ずしもスリツト11
にクリツク嵌合するように形成しなくともよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、バレ
ル回転時に偏心部が案内面に案内されて軸方向移
動し、この移動によりバレルとベンチレーターケ
ースとのクリアランスが片側で増大し、バレルの
回転範囲を増大させることができる。しかも、ベ
ンチレーター吹出口のデザイン形状選択の自由度
を大幅に拡げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るベンチレー
ターグリルの片側軸受部の拡大断面図、第2図は
同正面図、第3図は軸受スペーサの斜視図、第4
図は軸受筒部の基部断面図、第5図は片側軸受部
で支持回転軸を回転させた状態の断面図、第6図
はバレルの片側斜視図、第7図はベンチレーター
グリルの正面図、第8図はその横断面図、第9図
は車両のインストルメント部分を表す運転席部分
の斜視図、第10図は従来のベンチレーターグリ
ルを示す断面図、第11図は第10図のXI−XI
線矢視断面図である。 1……ベンチレーターケース、2……バレル、
3,6……支持回転軸、7……軸受スペーサ(軸
受部)、8……偏心突起(偏心部)、9……案内
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベンチレーターケースの軸受部にバレルの支持
    回転軸を回転自在に支持させたベンチレーターグ
    リルにおいて、前記ベンチレーターケースに対し
    前記バレルを一定量軸方向移動可能に構成し、前
    記バレルの回転軸に偏心部を設け、前記軸受部に
    バレル回転時に前記偏心部を案内して軸方向移動
    させる案内面を設けたことを特徴とするベンチレ
    ーターグリル。
JP21687U 1987-01-07 1987-01-07 Expired JPH0431485Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21687U JPH0431485Y2 (ja) 1987-01-07 1987-01-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21687U JPH0431485Y2 (ja) 1987-01-07 1987-01-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63110848U JPS63110848U (ja) 1988-07-16
JPH0431485Y2 true JPH0431485Y2 (ja) 1992-07-29

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ID=30776987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21687U Expired JPH0431485Y2 (ja) 1987-01-07 1987-01-07

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JPS63110848U (ja) 1988-07-16

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