JPS6236026Y2 - - Google Patents

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JPS6236026Y2
JPS6236026Y2 JP12487383U JP12487383U JPS6236026Y2 JP S6236026 Y2 JPS6236026 Y2 JP S6236026Y2 JP 12487383 U JP12487383 U JP 12487383U JP 12487383 U JP12487383 U JP 12487383U JP S6236026 Y2 JPS6236026 Y2 JP S6236026Y2
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JP
Japan
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blade
retainer
air outlet
outlet device
boss
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JP12487383U
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JPS6032116U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) この考案は車両用空気調和装置における吹出口
装置に係り、特にブレードのリテーナへの取付係
合部の構造を改良したものに関する。
(従来技術) 車両用空気調和装置における吹出口装置は、空
気吹出口に配置されるレジスタリテーナに、所定
幅で延びる翼片状をなすブレードが回動可能に保
持され、このブレードの回動角度位置に応じて、
吹出空気の向きが定められるようにされている。
そして、そのブレードは、両端部に一体的に設け
られたボス部と、このボス部から互いに離れる方
向で外方に突き出すように設けられた一対の取付
軸部を有しており、この取付軸部がリテーナに形
成された取付穴に嵌合されることによつて、一軸
回りに回動可能とされている。
ところで、かかる吹出口装置においては、所望
角度位置まで回動させられたブレードが、自由に
回動してしまわないように、ブレードとリテーナ
との間に所定の摩擦力を生ぜしめるべく、ブレー
ドをわずかに弾性変形させる状態で、リテーナが
ブレードボス部を両側から挟むように構成される
のが普通である。
(問題点) ところが、リテーナは、車種によつてブレード
軸部を保持する壁部が一定の角度で傾斜している
場合も多く、しかもブレード自体は各種のリテー
ナに対して汎用的に用いられることが多いことか
ら、ブレードがリテーナに対して安定して係合し
得ないという問題が生じていた。
第1図は、ブレード10を保持する相対向する
互いに平行な二つの壁部12が傾斜するリテーナ
14と、これに保持されたブレード10の一例を
示すもので、図から明らかなように、リテーナ壁
部12が傾斜していると、偏平な円盤状のボス部
18がその端面20で壁部内面22に接触し得
ず、外周縁上の一部位、すなわち、軸心に対して
直角な方向に且つ互いに反対方向に所定距離隔た
つたボス部外周縁上の一部位でリテーナ壁部12
に点当りしてしまう。すなわち、軸部16及びボ
ス部18がリテーナ14に安定的に係合できない
のであり、この状態でブレード10を回動させる
と、ブレードががたついたり、ブレを生じたりし
て、ブレード操作時のいわゆるフイーリングを悪
くするという問題を生じるのである。
本考案は、このような事情を背景としてなされ
たものであり、その目的とするところは、ブレー
ドを保持するリテーナ壁部の傾斜度が変化しても
ブレードがリテーナの取付穴においてのみ安定し
て係合し得て、ブレード回動時のがたつき、ブレ
等が抑えられ、以て操作時のフイーリングが向上
される吹出口装置を提供することにある。
(解決手段) この目的を達成するため、本考案は、ブレード
の前記ボス部を、少なくとも前記リテーナの傾斜
壁部に対向する側の部分において、該リテーナの
傾斜壁部側から該ブレードの中央部側に向うに従
つて漸次径が大きくなるような円錐若しくは球面
形状としたのである。
(作用・効果) このようにすれば、リテーナの傾斜壁部がブレ
ード両端部のボス部を、両側から挟む際に、ブレ
ードボス部がリテーナ傾斜壁部の取付穴の外側に
おいて該壁部に当たることがなくなり、ブレード
のボス部がリテーナ傾斜壁部の取付穴の内側周縁
部に確実に且つ安定して係合し得るのである。そ
して、それ故に、ブレード回動時にブレードがガ
タついたり、ブレを生じたりすることがなくなつ
て、ブレード操作時のフイーリングが向上される
のである。
(実施例) このような本考案の特徴をより一層明らかにす
るため、以下、その実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。
第2図は、その実施例である吹出口装置の要部
を示すもので、枠状をなして車両の空気吹出口に
配置されるレジスタリテーナ24と、所定幅の翼
片状をなしてそのリテーナ24に回動可能に保持
され、その回動角度に応じて空気の吹出角度を定
めるブレード26とを含んでいる。
リテーナ24は、その上下壁部27,28が互
いに平行に、且つ水平方向に対して所定角度で傾
斜するように形成されており、この上下の相対向
する傾斜壁部27,28に、これらを上下に貫通
する貫通穴(取付穴)30が、相対向する位置に
おいて、且つそれらの穴の中心線が互いに一致す
るように設けられている。
一方、ブレード26は、両端部に一対の取付軸
部32と、この取付軸部32に連続するボス部3
4とを有している。取付軸部32は円錐台形状と
して形成されるとともに、それらの軸心が互いに
一致するような位置、向きに形成され、且つその
基部、すなわち太さが最大となる部分の径はリテ
ーナの傾斜壁部27,28の取付穴よりも僅かに
小さくなるように選定されている。
そして、この取付軸部32に続くボス部34
は、ブレード26の中央部側に進むにしたがつ
て、取付軸部32の軸心に直角な方向の径が漸次
大きくなるような球面状部として形成されてい
る。
そして、ブレード26は、これを長手方向に所
定量弾性変形させながら取付軸部32をリテーナ
壁部27,28の貫通穴30に嵌合させることに
よつてリテーナ24に組み付けられるが、取付軸
部32及びボス部34は夫々ブレード26の中央
部側に進むにしたがつて漸次径が大きくなる円錐
台形状、球面形状とされているために、その組付
けの際、これら軸部32とボス部34、又はボス
部のみが貫通穴30の内壁に対する相対位置が規
定された状態で貫通穴30の内側周縁部に係合さ
せられる。
すなわち、第2図、第3図に示されるように、
ブレード軸部32が貫通穴30の内側周縁部の一
部位に押し付けられる一方、ボス部34がこれと
180度隔たつた反対側の部位において同じく穴周
縁部に押し付けられる。この状態では、軸部32
は貫通穴30内を自由には移動することができな
い。つまり、軸部32の穴30内壁に対する位置
が規定された状態となるのである。
なお、リテーナ壁部27,28の傾斜方向、角
度が異なれば、軸部32又はボス部34の貫通穴
30に対する係合部位も変化するが、軸部32、
ボス部34は常に貫通穴30においてのみ且つ軸
部32の位置が規定された状態で、かかる貫通穴
30の内側周縁部に係合させられる。
また、第4図は、リテーナ壁部の傾斜角度、傾
斜方向が変化した場合の、リテーナとブレードと
の係合の状態を示すもので、ここでは、リテーナ
壁部40,42が、第2図、第3図に示されるも
のとは逆に、下方に傾斜した場合を示している。
この第4図において、リテーナ壁部40,42
が下方に傾斜する場合には、軸部32とボス部3
4とが貫通穴30周縁部に係合する状態となる。
そして、ブレード26はリテーナ44,46の貫
通穴30においてのみ係合し、且つ軸部32の位
置が規定された状態となる。それ故、ブレード回
動時においてがたつきを生じたり、ブレードの回
動軸が軸部32の軸心を結ぶ線に対して傾くこと
によるブレードのブレ等を生ずることが抑えら
れ、以てブレード操作時におけるフイーリングが
向上されるのである。
次に、本考案の他の実施例を第5図に基づいて
説明する。
第5図は、ブレード48の軸部50およびボス
部52の軸部側の一部が、いずれもブレード48
の中央部側に進むにつれて漸次径の大きくなる円
錐台形状とされた例を示している。本例において
軸部50の底部、つまり最も太い部位の径はリテ
ーナ24の穴径よりも小さく、またボス部52に
おける円錐台部54の径は、穴径よりも所定量大
きくされている。
このような軸部50およびボス部52を有する
ブレード48をリテーナに組み付けると、軸部5
0が貫通穴30の内側周縁部に、またボス部52
がこれと180度隔たつた反対側の部位において穴
30の周縁部に係合させられ、前記実施例と同じ
く、軸部50の穴30に対する位置が規定された
状態となる。
なお、これらの実施例では、ブレードが縦に配
向されたものを例にとつたが、ブレードが横方向
に配向されたものにおいても、本考案の適用が可
能である他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲
において当業者の知識に基づき、種々変更するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来からのブレードとリテーナとを
含む吹出口装置の要部断面図である。第2図は、
本考案の実施例である吹出口装置の要部断面図で
あり、第3図は第2図に示す装置の要部を拡大し
て示す断面図である。第4図はリテーナ壁部の傾
斜度が変化した場合における第2図、第3図に示
すブレードとリテーナとの係合状態を示す要部断
面図であり、第5図は本考案の他の実施例である
吹出口装置の要部断面図である。 24,46:レジスタリテーナ、27,28,
40,42:傾斜壁部、30:貫通穴、32,5
0:取付軸部、34,52:ボス部、26,4
8:ブレード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 所定幅で延びる翼片状を為し且つ両端部にボス
    部を一体的に有すると共に、それらボス部から互
    いに離れる方向で外方に突出する取付軸部が同軸
    的に設けられたブレードと、該ブレードを取り付
    ける相対向する互いに平行な二つの壁部が、該ブ
    レードの取付軸部の軸心に対して所定角度それぞ
    れ傾斜している、車両の車室内への空気吹出口装
    置に配置されるレジスタリテーナとを有し、該ブ
    レードの取付軸部を前記リテーナの相対向する傾
    斜壁部に設けられた取付穴に嵌合することによつ
    て、かかるブレードを一軸回りに回動可能とし、
    且つその回動角度位置に応じて吹出空気の向きを
    定めるようにした車両用空気調和装置における吹
    出口装置において、 前記ブレードの前記ボス部を、少なくとも前記
    リテーナの傾斜壁部に対向する側の部分におい
    て、該リテーナの傾斜壁部側から該ブレードの中
    央部側に向うに従つて漸次径が大きくなるような
    円錐若しくは球面形状とし、該ボス部の円錐若し
    くは球面形状部分を該傾斜壁部の取付穴の内側周
    縁部に回動可能に係合させるようにしたことを特
    徴とする吹出口装置。
JP12487383U 1983-08-11 1983-08-11 車両用空気調和装置における吹出口装置 Granted JPS6032116U (ja)

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JP12487383U JPS6032116U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 車両用空気調和装置における吹出口装置

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JP12487383U JPS6032116U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 車両用空気調和装置における吹出口装置

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Publication Number Publication Date
JPS6032116U JPS6032116U (ja) 1985-03-05
JPS6236026Y2 true JPS6236026Y2 (ja) 1987-09-12

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JP12487383U Granted JPS6032116U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 車両用空気調和装置における吹出口装置

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JPH01186212A (ja) * 1988-01-21 1989-07-25 Nkk Corp ストリツプ絞り取り装置

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JPS6032116U (ja) 1985-03-05

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