JPH0240427Y2 - - Google Patents

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JPH0240427Y2
JPH0240427Y2 JP13243285U JP13243285U JPH0240427Y2 JP H0240427 Y2 JPH0240427 Y2 JP H0240427Y2 JP 13243285 U JP13243285 U JP 13243285U JP 13243285 U JP13243285 U JP 13243285U JP H0240427 Y2 JPH0240427 Y2 JP H0240427Y2
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elongated hole
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は空調機の風向ブレード駆動装置に関
し、特に駆動モータのギヤ間のバツクラツシユに
よる異音を低減させる、改良されたカムホルダを
有する自動風向ブレード駆動装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、空調機の風向ブレード駆動装置におい
て、一般的に使用されているカムホルダは第5A
図および第5B図に示されたように略長方形であ
つて、プレート1と一体的に樹脂成形されている
か、または金属製プレートの上に樹脂等で作つて
固着されている。このカムホルダ11の経断面は
第5B図から明らかなようにプレート1から垂直
に上方に延びた形状になつている。そして、この
ような形態のカムホルダに、偏心カム上に固定さ
れた円柱状の横断面をもつ係合部材を係合させる
ことによつて風向ブレードの方向規制を可能にし
ている。このような駆動装置において、カムホル
ダと係合部材との係合および移動関係を第4図に
よつて説明するならば、カムホルダは、カム2上
に固定された係合部材222がカムホルダ111
と一定間〓を保つてカムホルダ内で遊嵌するよう
な長穴として形成されており、カム2のA位置か
らH位置への回転運動によつてカム2上の係合部
材222から回転方向(係合部材2から延びる矢
印)に加えられる力を受けて、係合部材222と
係合し、これによつてカムホルダ上、下の横方向
の矢印方向へ往復移動するように構成されてい
る。しかし、このようなカムホルダ111と係合
部材222との係合関係は、係合部材の力の働く
方向にカムホルダ111の内面がある場合(A,
B,D,E,FおよびHには成立可能であるが、
係合部材がカムホルダ内で回転方向を転じ、係合
部材のカムホルダに対して働く力の方向が変わる
地点(CおよびG)では係合部材222がカムホ
ルダ111から離れ無負荷状態になるのでそのよ
うな地点では成立しない。係合部材222がカム
ホルダ111と係合せず、カムが無負荷または軽
負荷の状態になると、モータギヤに無負荷または
軽負荷の状態が生じ、そのためにギヤ間のバツク
ラツシユによりガタ音が発生する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そこで、本考案は、このような従来の風向ブレ
ード駆動装置のギヤが無負荷または軽負荷状態に
なる位置において、カムホルダがカムに一定の摩
擦による抵抗を与えてギヤ間のバツクラツシユに
よるガタ音を低減しようとするものである。
〔問題を解決するための手段〕
上記問題を解決するための本考案による空調機
の風向ブレード駆動装置は、プレート内に形成さ
れた長穴と回転運動するカム上に形成された係合
部材とを係合させることにより、該プレートを往
復運動させて、該プレートに連結された風向ブレ
ードの方向を変える空調機の風向ブレード駆動装
置において、上記プレートの少なくとも上死点お
よび下死点付近で上記長穴が上記係合部材を挾持
して負荷を加え、かつ上記係合部材を摺動させる
べく上記長穴および上記係合部材のうちの少なく
とも一方が弾性手段によつて構成されていること
を特徴とするものである。
〔実施例および作用〕
以下、本考案の一実施例を示す添付図面を参照
して、本考案を説明する。
第1図は空調機の風向変換ブレード駆動装置の
機構の説明図である。第1図において、プレート
1は、その中央部に偏心カム2の係合部材22と
係合する長穴11を有する。該係合部材22は偏
心カム2上に、偏心カム2の中心点から出力軸2
3と同一距離だけ反対方向に離れた同一直線上に
固定されており、偏心カム2の回転運動に従つ
て、出力軸23を中心に回転する。
係合部材22は、モータギヤ5の回転を受けて
回転する偏心カムの回転に従つて回転するとき、
長穴11の内壁に摺接し、かつ長穴11を左右
(第1図において)に移動可能とし、それによつ
てプレート1の往復運動を可能にする。プレート
1の両端にはピン31を枢軸としてアーム3が軸
支され、アーム3の先端にはセンターブレードの
軸が固定されており、すべてのブレード4が連結
棒6を介して連結されている。このために、ブレ
ード4はアーム3を介してプレート1の往復運動
と反対方向に回転変位し、空調機から吹出される
空気の風向を変える。
上記したように、従来技術によれば、係合部材
222が第4図のA位置から反時計方向に回転を
始め、90゜回転してC位置に達したとき、および
更に180゜回転してG位置に達したときに、カムが
無負荷状態になり、そのためにモータギヤが無負
荷状態となりギヤ間のバツクラツシユが起きる。
これを防止するために本考案においては、特に第
4図のC位置およびD位置で係合部材22が移動
する領域に対応する長穴11の側壁に弾性を与え
ている。換言すれば、係合部材22が第4図Cお
よびG位置にあるとき上記プレート1は上死点お
よび下死点にあるので、このプレート1の上死点
および下死点付近で係合部材22に負荷を与える
べく長穴11を規制している。
第2A〜F図は本考案に係る長穴11の実施態
様を示す。第2A−1図は長穴11の実施例の平
面図である。この図において、長穴11は略長方
形に形成され、長穴の側壁部分にはその外側に沿
つて貫通孔11aが設けられている。貫通孔の幅
には特別の制限はないが、長穴11の横幅と、そ
こに挾持される係合部材22(第1図)の横断面
上の直径寸法との関係によつて相対的に決定され
る。この実施例は、特に係合部材22の横断面上
の直径寸法が長穴11の幅よりも広いときに好ま
しい。第2A−2図は第2A−1図のB−B線断
面図である。第2A−2図において、係合部材2
2が長穴11内を移動する間、該係合部材は常時
長穴11に挾持され、挾持された方向に負荷を受
ける。即ち、長穴11が係合部材を挾み、係合部
材はその状態で長穴11内を移動するときに摺動
抵抗を受けるので、ギヤの無負荷または軽負荷状
態が避けられる。
第2B図において、長穴11はその上方部、即
ち、第4図のA位置およびその下方部、即ち第4
図のE位置で係合部材が長穴に摺接する部分で横
幅が拡がり、長穴の長手中央部分、即ち、第4図
のBからC、CからD、FからG、およびGから
H位置へ係合部材が移動する領域で狭くなつてお
り、その領域に対応する部分の長穴の外側壁に沿
つて溝11bが設けられている。換言すれば、上
記プレート1(第1図)の上死点および下死点付
近で長穴の横幅が狭くなつている。従つて、係合
部材は、プレート1の上死点および下死点に近づ
くにつれて強い力で長穴に挾持されることにな
る。
第2C−1図の態様において、長穴11の側壁
の上方部は係合部材より若干狭く形成され、下方
部はスカート状に拡がつている。このような形状
にした場合には、長穴11の側壁の上方部が、係
合部材と係合したときに、外方に撓み、拡がり易
く、かつ適度な摩擦抵抗を係合部材に与えて摺動
を可能にする。長穴11の側壁の可撓性を更に向
上させるために、第2D図のように、長穴11の
上下壁部を取り除いたり、第2E図のように、長
穴11内の係合部材の移動範囲に比べて長穴11
の寸法を長手方向に大きくしてもよい。更に、第
2F図のように、長穴11の側壁を上方に向つて
狭くなるように傾斜させたものでもよい。
上記長穴11の材料は可撓性をもつたものであ
ればよい。例えば、可撓性樹脂、金属板バネ等が
使用できる。
上記実施例のような弾性手段からなる長穴11
に対して上記係合部材は弾性手段によつて構成さ
れていてもよいし、または従来の金属製の円柱状
に構成されていてもよい。
弾性手段によつて構成される係合部材22の実
施例を第3A〜C図に示した。第3A図におい
て、係合部材22は、その横断面形状を円形とし
て形成した上で、その中心線から切り開いて溝1
1cを作り、矢印方向に弾性を与えたものであ
る。第3B図の係合部材22は横断面が円形また
は楕円形の中心軸の外周にゴム、スポンジ等の弾
性材11dを付加することによつて弾性を付与し
たものである。
第3C図の係合部材22は横断面が円形または
楕円形であつて中空の筒状とすることによつて弾
性を与えたものである。この他、弾性材料によつ
て円柱状または楕円状の横断面をもつ係合部材で
あつてもよい(図示せず)。
係合部材22を上記のように弾力性をもつ構造
にすることによつて、係合部材22と長穴11と
の接触をより確実にし、かつ係合部材22の長穴
内の摺動を円滑にするので、プレート1の上死点
および下死点付近での係合部材11の無負荷また
は軽負荷状態は生じえず、従つてギヤの無負荷ま
たは軽負荷に起因するバツクラツシユによるガタ
音を確実に低減できる。
〔考案の効果〕
上記のような構成により、本考案の空調機の風
向ブレード駆動装置においては、長穴内を摺動す
る係合部材が少なくともプレートの上死点、下死
点で長穴の側壁に挾持され、該挾持力によつて負
荷を受けるので、プレートの上死点および下死点
付近でのモータギヤの無負荷または軽負荷状態に
よつて生じるバツクラツシユのガタ音発生は解消
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例である空調機の風向
ブレード駆動装置の機構説明図、第2A〜F図は
本考案の長穴の実施例の平面図または断面図、第
3A〜C図は本考案の係合部材の実施例の斜視
図、第4図は長穴と係合部材との移動関係を示す
説明図、第5A図は従来のカムホルダの斜視図、
および第5B図は第5A図のA−A線断面図であ
る。 1……プレート、11……長穴(カムホルダ)、
2……偏心カム、22……係合部材、23……出
力軸、4……ブレード、5……モータギヤ、11
a,11b……貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレート内に形成された長穴と回転運動するカ
    ム上に形成された係合部材とを係合させることに
    より、該プレートを往復運動させて、該プレート
    に連結された風向ブレードの方向を変える空調機
    の風向ブレード駆動装置において、上記プレート
    の少なくとも上死点および下死点付近で上記長穴
    が上記係合部材を挾持して負荷を加え、かつ上記
    係合部材を摺動させるべく上記長穴および上記係
    合部材のうちの少なくとも一方が弾性手段によつ
    て構成されていることを特徴とする空調機の風向
    ブレード駆動装置。
JP13243285U 1985-08-31 1985-08-31 Expired JPH0240427Y2 (ja)

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JP13243285U JPH0240427Y2 (ja) 1985-08-31 1985-08-31

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JP13243285U JPH0240427Y2 (ja) 1985-08-31 1985-08-31

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JPS6243248U JPS6243248U (ja) 1987-03-16
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