JPH0245520Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0245520Y2 JPH0245520Y2 JP1982015675U JP1567582U JPH0245520Y2 JP H0245520 Y2 JPH0245520 Y2 JP H0245520Y2 JP 1982015675 U JP1982015675 U JP 1982015675U JP 1567582 U JP1567582 U JP 1567582U JP H0245520 Y2 JPH0245520 Y2 JP H0245520Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- shaped washer
- connecting shaft
- gear
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 10
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 5
- 229910000639 Spring steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は頭部が首振りを行なう扇風機に関する
もので、特には首振り用のクランク部材とリンク
部材との間の支持構造を改良した扇風機の首振装
置に関する。
もので、特には首振り用のクランク部材とリンク
部材との間の支持構造を改良した扇風機の首振装
置に関する。
従来より扇風機においては、首振り用のクラン
ク部材としての歯車の下面に偏心させて突設され
た連結軸を、一端部に折返し部を形成した板状ワ
シヤを介してリンク部材の挿通孔に回動可能に挿
通し、かつ連結軸に係合させた止め輪により前記
リンク部材を抜け止めするようにしている。そし
て板状ワシヤは折返し部の弾発力によつて、連結
軸とリンク部材との間に圧接状態に挿入されてい
て首振運動を円滑化している。
ク部材としての歯車の下面に偏心させて突設され
た連結軸を、一端部に折返し部を形成した板状ワ
シヤを介してリンク部材の挿通孔に回動可能に挿
通し、かつ連結軸に係合させた止め輪により前記
リンク部材を抜け止めするようにしている。そし
て板状ワシヤは折返し部の弾発力によつて、連結
軸とリンク部材との間に圧接状態に挿入されてい
て首振運動を円滑化している。
しかしながら、かかる従来構造によれば、板状
ワシヤは連結軸とリンク部材との相互間に作用す
る摩擦力によつて歯車の回転に従つて逐次連結軸
の回りを回転するが、近時首振機構の小形化に伴
つて歯車も小形化されてきたので、板状ワシヤが
回転すると、その外縁が歯車と噛合うピニオンの
外周に接触してこのピニオンの回転をロツクした
り、或いは板状ワシヤの上縁が前記歯車の中心軸
の下側にすべり込んで、この板状ワシヤによりリ
ンク部材を押下げるような現象が起り、首振りの
不円滑或いは首振り不能状態に陥る欠点がある。
また、このような欠点を解決するため、板状ワシ
ヤも小形化することが考えられるが、この場合、
必要とする弾発力が得られずやはり首振りが不円
滑なものとなる。
ワシヤは連結軸とリンク部材との相互間に作用す
る摩擦力によつて歯車の回転に従つて逐次連結軸
の回りを回転するが、近時首振機構の小形化に伴
つて歯車も小形化されてきたので、板状ワシヤが
回転すると、その外縁が歯車と噛合うピニオンの
外周に接触してこのピニオンの回転をロツクした
り、或いは板状ワシヤの上縁が前記歯車の中心軸
の下側にすべり込んで、この板状ワシヤによりリ
ンク部材を押下げるような現象が起り、首振りの
不円滑或いは首振り不能状態に陥る欠点がある。
また、このような欠点を解決するため、板状ワシ
ヤも小形化することが考えられるが、この場合、
必要とする弾発力が得られずやはり首振りが不円
滑なものとなる。
本考案は上記の欠点を解決するためになされた
もので、首振機構を小形化して全体の小形化を行
うようにしたものにおいて、首振作動中に作動が
不円滑になつたり、或いはロツク状態を起すよう
なことがなく、円滑な首振運動を逐行できるよう
にした扇風機の首振装置を提供するにある。
もので、首振機構を小形化して全体の小形化を行
うようにしたものにおいて、首振作動中に作動が
不円滑になつたり、或いはロツク状態を起すよう
なことがなく、円滑な首振運動を逐行できるよう
にした扇風機の首振装置を提供するにある。
〔考案の概要〕
本考案はクランク部材に板状ワシヤの側縁が当
接する少なくとも一つの突部を設け、該突部によ
りクランク部材の回転方向と反対方向に回転しよ
うとする板状ワシヤの回り止めを行ない、以つて
首振機構の小形化を図りつつ円滑な首振運動を行
なわせるようにしたものである。
接する少なくとも一つの突部を設け、該突部によ
りクランク部材の回転方向と反対方向に回転しよ
うとする板状ワシヤの回り止めを行ない、以つて
首振機構の小形化を図りつつ円滑な首振運動を行
なわせるようにしたものである。
以下本考案の一実施例について第1図乃至第4
図を参照して説明する。1は基台に立設された支
柱部2の上端に配設されたネツクピースで、これ
に送風羽根3を駆動するモータ4を内蔵した扇風
機頭部5が首振可能に支持されており、前記モー
タ4の後方部には首振り用のギヤ機構6が備えら
れている。7はこのギヤ機構6の一部を構成する
ピニオンで、このピニオン7にはクランク部材と
しての歯車8が噛合つている。この歯車8は前記
ギヤ機構6の下面に固着された頭部9aを有する
支持軸9を中心に回転して前記ピニオン7の回転
を減速するようにしている。また、歯車8の下面
には支持軸9に対し偏心した位置に大径部10、
小径部11より成る連結軸12を突設している。
13は帯状のばね鋼板の略中央を折返すことによ
り一端部に環状の折返し部14を形成した板状の
ワシヤで、折返し部14の反対側の他端部には長
孔状の軸孔15,15が設けられていて、この軸
孔15,15が前記連結軸12の小径部11に挿
入されている。一方16及び17は歯車8の下面
に突設された突部としての2個の突起で、連結軸
12に挿入された板状ワシヤ13の折返し部14
が夫々突起16,17間に挿入されている。18
は一端部がネツクピース1の上面にピン19を介
して回動可能に軸支されたリンク部材で、その他
端部の軸孔20が板状ワシヤ13を介して連結軸
12の小径部11に挿通されている。21は連結
軸12の小径部11外周の環状溝22に嵌合され
たEリングで、このEリング21によりリンク部
材18の抜止めを行なつている。而して、前述の
突起16,17の位置は板状ワシヤ13の外縁が
歯車8の歯底径よりも内側となるように設定され
ている。
図を参照して説明する。1は基台に立設された支
柱部2の上端に配設されたネツクピースで、これ
に送風羽根3を駆動するモータ4を内蔵した扇風
機頭部5が首振可能に支持されており、前記モー
タ4の後方部には首振り用のギヤ機構6が備えら
れている。7はこのギヤ機構6の一部を構成する
ピニオンで、このピニオン7にはクランク部材と
しての歯車8が噛合つている。この歯車8は前記
ギヤ機構6の下面に固着された頭部9aを有する
支持軸9を中心に回転して前記ピニオン7の回転
を減速するようにしている。また、歯車8の下面
には支持軸9に対し偏心した位置に大径部10、
小径部11より成る連結軸12を突設している。
13は帯状のばね鋼板の略中央を折返すことによ
り一端部に環状の折返し部14を形成した板状の
ワシヤで、折返し部14の反対側の他端部には長
孔状の軸孔15,15が設けられていて、この軸
孔15,15が前記連結軸12の小径部11に挿
入されている。一方16及び17は歯車8の下面
に突設された突部としての2個の突起で、連結軸
12に挿入された板状ワシヤ13の折返し部14
が夫々突起16,17間に挿入されている。18
は一端部がネツクピース1の上面にピン19を介
して回動可能に軸支されたリンク部材で、その他
端部の軸孔20が板状ワシヤ13を介して連結軸
12の小径部11に挿通されている。21は連結
軸12の小径部11外周の環状溝22に嵌合され
たEリングで、このEリング21によりリンク部
材18の抜止めを行なつている。而して、前述の
突起16,17の位置は板状ワシヤ13の外縁が
歯車8の歯底径よりも内側となるように設定され
ている。
つぎに上記構成につき、その作用を説明する。
モータ4に通電すると、送風羽根3が駆動される
と共に、モータ4の回転がギヤ機構6を経てピニ
オン7、歯車8によつて順次減速されてその歯車
8が第4図に示す矢印A方向に回転され、連結軸
12に嵌合しているリンク18が回動されて首振
運動が行なわれる。また、この首振運動中、板状
ワシヤ13はリンク部材18との接触面積が大で
あるためにリンク部材18との共回り傾向によつ
て歯車8の回転方向と反対方向即ち矢印B方向に
回動しようとするが、板状ワシヤ13の側縁が突
起16に当接することにより、この板状ワシヤ1
3の矢印B方向への回動が規制される。また、リ
ンク部材18の組立時等に板状ワシヤ13に反矢
印B方向への回動力が作用することがあるが、こ
の回動は板状ワシヤ13の側縁が突起17に当接
することにより規制される。
モータ4に通電すると、送風羽根3が駆動される
と共に、モータ4の回転がギヤ機構6を経てピニ
オン7、歯車8によつて順次減速されてその歯車
8が第4図に示す矢印A方向に回転され、連結軸
12に嵌合しているリンク18が回動されて首振
運動が行なわれる。また、この首振運動中、板状
ワシヤ13はリンク部材18との接触面積が大で
あるためにリンク部材18との共回り傾向によつ
て歯車8の回転方向と反対方向即ち矢印B方向に
回動しようとするが、板状ワシヤ13の側縁が突
起16に当接することにより、この板状ワシヤ1
3の矢印B方向への回動が規制される。また、リ
ンク部材18の組立時等に板状ワシヤ13に反矢
印B方向への回動力が作用することがあるが、こ
の回動は板状ワシヤ13の側縁が突起17に当接
することにより規制される。
上記実施例によれば、歯車8の下側に板状ワシ
ヤ13と当接する突起16,17を設けることに
より連結軸12を支点とする板状ワシヤ13の回
動を規制したので、板状ワシヤ13と歯車8の関
係位置を一定に保ち得て、従つて板状ワシヤ13
の外縁がピニオン7に接触したり、或は板状ワシ
ヤ13の折返し部14が支持軸9の頭部9aの下
側に喰込むようなことを確実に防止でき、首振運
動を常に円滑に行なうことができる。そして、上
記したように板状ワシヤ13の回動を規制してい
るから、歯車8の外径を小形化できるとともにリ
ンク部材18と歯車8との間隔を小さくできるの
で、板状ワシヤ13を小形化することなく全体の
小形化が可能で、板状ワシヤ13の必要とする弾
発力が充分に得られ首振動作を円滑に逐行でき
る。尚、突起17は組立方法によつて必要に応じ
て設ければよい。
ヤ13と当接する突起16,17を設けることに
より連結軸12を支点とする板状ワシヤ13の回
動を規制したので、板状ワシヤ13と歯車8の関
係位置を一定に保ち得て、従つて板状ワシヤ13
の外縁がピニオン7に接触したり、或は板状ワシ
ヤ13の折返し部14が支持軸9の頭部9aの下
側に喰込むようなことを確実に防止でき、首振運
動を常に円滑に行なうことができる。そして、上
記したように板状ワシヤ13の回動を規制してい
るから、歯車8の外径を小形化できるとともにリ
ンク部材18と歯車8との間隔を小さくできるの
で、板状ワシヤ13を小形化することなく全体の
小形化が可能で、板状ワシヤ13の必要とする弾
発力が充分に得られ首振動作を円滑に逐行でき
る。尚、突起17は組立方法によつて必要に応じ
て設ければよい。
以上のように本考案はクランク部材に板状ワシ
ヤの側縁が当接する少なくとも一つの突部を設
け、この突部により連結軸を支点として前記クラ
ンク部材の回転方向と反対方向に回転しようとす
る板状ワシヤの回動を規制することにより首振作
動中に作動が不円滑になつたり或いはロツク状態
を起すようなことがなく、従つて、首振機構の小
形化を図りつつ円滑な首振作動を逐行できる扇風
機の首振装置を提供できる。
ヤの側縁が当接する少なくとも一つの突部を設
け、この突部により連結軸を支点として前記クラ
ンク部材の回転方向と反対方向に回転しようとす
る板状ワシヤの回動を規制することにより首振作
動中に作動が不円滑になつたり或いはロツク状態
を起すようなことがなく、従つて、首振機構の小
形化を図りつつ円滑な首振作動を逐行できる扇風
機の首振装置を提供できる。
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は縦断面図、第2図は要部の拡大斜
視図、第3図は要部の拡大分解斜視図、第4図は
要部の下面図である。 図面中、3は送風羽根、4はモータ、5は扇風
機頭部、8は歯車(クランク部材)、12は連結
軸、13は板状ワシヤ、16は突起(突部)、1
8はリンク部材である。
ので、第1図は縦断面図、第2図は要部の拡大斜
視図、第3図は要部の拡大分解斜視図、第4図は
要部の下面図である。 図面中、3は送風羽根、4はモータ、5は扇風
機頭部、8は歯車(クランク部材)、12は連結
軸、13は板状ワシヤ、16は突起(突部)、1
8はリンク部材である。
Claims (1)
- 扇風機頭部に設けられたクランク部材の回転中
心より偏心して位置された連結軸を設け、一端部
に折返し部を形成した板状ワシヤを介してリンク
部材を前記連結軸に回動可能に枢支したものにお
いて、前記クランク部材に前記板状ワシヤの側縁
が当接する少なくとも一つの突部を設け、前記リ
ンク部材との共回り傾向によつて前記クランク部
材の回転方向と反対方向に前記連結軸を支点とし
て回転しようとする前記板状ワシヤを前記突部に
より回転規制することを特徴とする扇風機の首振
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1567582U JPS58118296U (ja) | 1982-02-05 | 1982-02-05 | 扇風機の首振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1567582U JPS58118296U (ja) | 1982-02-05 | 1982-02-05 | 扇風機の首振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58118296U JPS58118296U (ja) | 1983-08-12 |
JPH0245520Y2 true JPH0245520Y2 (ja) | 1990-12-03 |
Family
ID=30028078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1567582U Granted JPS58118296U (ja) | 1982-02-05 | 1982-02-05 | 扇風機の首振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58118296U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56117090U (ja) * | 1980-02-08 | 1981-09-08 |
-
1982
- 1982-02-05 JP JP1567582U patent/JPS58118296U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58118296U (ja) | 1983-08-12 |
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