JPH0217958Y2 - - Google Patents

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JPH0217958Y2
JPH0217958Y2 JP1983140048U JP14004883U JPH0217958Y2 JP H0217958 Y2 JPH0217958 Y2 JP H0217958Y2 JP 1983140048 U JP1983140048 U JP 1983140048U JP 14004883 U JP14004883 U JP 14004883U JP H0217958 Y2 JPH0217958 Y2 JP H0217958Y2
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cover
positioning
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bending
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JP1983140048U
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【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のワイパー装置に関する。
一般に自動車に装備するワイパー装置にあつて
は、通常ワイパーアーム乃至このアームに組付け
たワイパーブレードが、不使用時においてウイン
ドガラスの下部で停止するため、これらアーム及
びブレードが邪魔となつて視界が狭められること
がある。
そこで従来では、例えば特開昭51−102831号公
報に示されている如く、ワイパーモータのウオー
ムと噛合する駆動ギヤにピンを偏心させて設け、
このピンに偏心軸承を回転可能に、又回転子を回
転不能にそれぞれ組付けるとともに、これら偏心
軸承と回転子との間に、両部材を連動連結するた
めのローラ及びラツチを備えた連結機構を介装
し、更に前記偏心軸承に連結したワイパーアーム
駆動用のリンクには、該リンクと偏心軸承とを結
合するための結合機構を組設け、ワイパー停止時
にワイパーモータの逆転で前記リンクの位置を変
化させてワイパーアーム乃至ワイパーブレードを
視界からはずれた位置に格納するごとくしたもの
が提案されている。
ところが以上の構造のものでは、ワイパー装置
の構成部品が極めて多くなり、組立てに手間を要
するのは勿論のこと、常時円滑な作動を期待する
のが難しくて、例えば前記連結機構に塵埃が入り
込んで作動しなくなる等の問題がある。
本考案はこのような実情に鑑みて考案したもの
で、目的とするところは、雨水や塵埃などの侵入
し難い構造のカバーを設けて、雨水や塵埃などに
よる悪影響を何ら受けることのないワイパー装置
を提供せんとするにある。
而して本考案は、モータに連動する駆動部材
に、該駆動部材に対し屈伸可能とした屈伸部材を
枢軸を介して枢着すると共に、前記屈伸部材にワ
イパーのリンクをを連結ピンを介して支持し、前
記屈伸部材の屈伸により前記ワイパーを使用位置
と格納位置とに位置変更可能とし、かつ前記駆動
部材に前記屈伸部材に保持する位置決めピンを係
合し、使用位置と格納位置とを設定する係合部を
もつた位置決め体を設けたものにおいて、前記屈
伸部材に、前記連結ピンの周りから前記位置決め
体に至り、前記位置決めピンと係合部との位置決
め部を覆うカバーを設けると共に、前記位置決め
体に前記カバーとオーバーラツプする鍔部を設
け、この鍔部の端縁に、前記枢軸と同心状で、前
記カバーに向つて突出する円弧状の仕切壁を設け
る一方、前記鍔部とオーバーラツプする前記カバ
ーの端縁部に、前記枢軸と同心状で前記仕切壁の
突出端部を受入れる円弧状の嵌合溝を設け、この
嵌合溝に前記仕切壁の突出端部を、前記カバーが
位置決め体に対し相対回転可能となる如く嵌合し
ていることを特徴とするものである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
図において1はモータ、11はこのモータの駆
動軸に設けてなるウオーム10と噛合する駆動ギ
ヤであつて、該駆動ギヤ11に組付けた連結軸1
2の遊端部には、該連結軸12の径方向に延びる
平板状の駆動部材2を固定している。
3は前記駆動部材2の遊端部に枢軸20を介し
て枢支して、該駆動部材2に対し屈伸可能と成し
た平板状の屈伸部材であつて、この屈伸部材3の
遊端部に連結ピン30を立設して、ブツシユ4を
回転自由に嵌挿する一方、リンク13の一端を前
記ブツシユ4に嵌着し、かつ該リンク13の他端
を、ワイパーアーム14の駆動軸(図示せず)か
ら径方向に延びるクランク15に連結している。
又、前記ブツシユ4の下端部には、円弧面41
と偏平面42とを備えたカム40を一体形成して
いる。
又前記屈伸部材3に位置決めピン5をスライド
自由に組付け、該ピン5の一端を前記カム40に
対向させる一方、前記駆動部材2に位置決め体6
をビス止めし、この位置決め体6における前記位
置決めピン5との対向面に該ピン5のヘツド51
が係合して前記ワイパーアーム14の使用位置
(第1図実線で示す位置)と格納位置(第1図2
点鎖線で示す位置)とを設定する係合部61a及
び61bを形成し、且つ前記位置決めピン5をス
プリング50を介して常時前記係合部61a,6
1b側に附勢させている。
7は前記屈伸部材3の上面から位置決めピン5
乃至該ピン5と前記係合部61a,61bとの位
置決め部位を覆うカバーであつて、該カバー7を
前記屈伸部材3にビス70,70で固定する一
方、このカバー7を、前記位置決め体6に相対回
転可能に嵌合している。
具体的には前記カバー7は、前記連結ピン30
の周りから、前記位置決め体6に至り、前記位置
決めピン5と係合部61a,61bとの位置決め
部を覆う如く成されており、前記位置決め体6
に、前記カバー7とオーバーラツプする鍔部62
を設け、この鍔部62の端縁に、前記枢軸20と
同心状で、前記カバー7に向つて突出する円弧状
の仕切壁63を形成する一方、前記鍔部62とオ
ーバーラツプする前記カバー7の端縁部に、前記
枢軸20と同心状で前記仕切壁63の突出端部を
受入れる円弧状の嵌合溝71を形成し、該嵌合溝
71に、前記仕切壁63の突出端部を前記カバー
7が前記位置決め体6に対して相対回転可能とな
る如く嵌合させることにより、前記位置決めピン
5の摺動部位乃至該ピン5と前記係合部61a,
61bとの位置決め部位に雨水や塵埃などが侵入
するのを阻止するごとく成している。
尚図中16は前記ワイパーアーム13に組付け
たワイパーブレードである。
次に以上の構成からなるワイパー装置の作動を
説明する。
まず第3図はワイパー停止状態を示し、この状
態からワイパーを作動させると、モータ1が正転
して、前記駆動部材2及び屈伸部材3は前記連結
軸12を中心にして第3図時計回転方向に回動す
ると同時に、リンク13の一端を連結してなる前
記ブツシユ4が、前記屈伸部材3の連結ピン30
に対し相対回転する。そして前記ブツシユ4に設
けたカム40の偏平面42が前記位置決めピン5
の一端と対向して該カム40と位置決めピン5と
の間に隙間が生じると、前記屈伸部材3の回動に
伴なつて該屈伸部材3に作用している第3図反時
計回転方向の反力により、前記位置決めピン5が
スプリング50に抗してカム40側に移動し、前
記ピン5による屈伸部材3の駆動部材2への係止
が解除されると同時に、該屈伸部材3が駆動部材
2に対して第4図に示す如く挫屈するのであつ
て、且つ挫屈後、直ちに前記位置決めピン5がス
プリング50の弾発力で復動して、そのヘツド5
1がワイパーを使用位置に設定する係合部61a
に係合し、これにより前記屈伸部材3の挫屈状態
が維持される。
そのため前記リンク13の一端を枢支している
連結ピン30の回転半径が第3図の状態よりも小
さくなり、これに伴ない前記リンク13を介して
揺動するクランク15の揺動角度も小さくなるこ
とから、該クランク15と連動するワイパーアー
ム14に組付けたワイパーブレード16が所定の
拭きパターンでウインドガラス上を摺動すること
となる。
一方、ワイパーを停止させるべくワイパースイ
ツチをオフにするとワイパー停止の際、前記モー
タ1が逆転して前記駆動部材2及び屈伸部材3は
第4図に示す状態で前記連結軸12を中心にして
第4図反時計回転方向に回動する。
そして前記同様カム40の偏平面42が前記位
置決めピン5の一端と対向して該カム40と位置
決めピン5との間に隙間が生じると、前記屈伸部
材3の回動に伴なつて該屈伸部材3に作用してい
る第4図時計回転方向の反力により前記位置決め
ピン5がスプリング50に抗してカム40側に移
動して前記屈伸部材3が駆動部材2に対して第3
図に示す如く伸長し、且つ伸長後直ちに前記位置
決めピン5がスプリング50の弾発力により復動
してそのヘツド51がワイパーを格納位置に設定
する係合部61bに係合し、前記屈伸部材3の伸
長状態が維持される。
そのため前記リンク13の一端を枢支している
連結ピン30の回転半径が第4図の状態よりも大
きくなり、これに伴ない前記リンク13を介して
揺動するクランク15の揺動角度が拡大するの
で、前記屈伸部材3乃至リンク13を所定位置に
停止させれば、ワイパーブレード16乃至ワイパ
ーアーム14を使用位置(第1図実線で示す位
置)から格納位置(第1図2点鎖線で示す位置)
に自動的にしまい込むことが出来るのである。
而して前記位置決めピン5乃至該ピン5と前記
係合部61a,61bとの位置決め部位を覆うカ
バー7を前記位置決め体とオーバーラツプさせ
て、該位置決め体6と前記カバー7とに、円弧状
の仕切壁63と、これを受入れる嵌合溝71とを
各々に形成し、これらを相対回転可能に嵌合させ
ているから、前記位置決めピン5の摺動部位や該
ピン5と前記係合部61a,61bとの位置決め
部位に雨水や塵埃などが侵入することがなく、従
つてワイパーの作動が常時スムーズに、しかも正
確に行なわれる。
以上の如く本考案によれば、極めて簡単な構成
でワイパー停止時、ワイパー、具体的にはワイパ
ーアーム乃至ワイパーブレードを使用位置から格
納位置に自動的にしまい込むことが出来るのは勿
論、前記カバー外部からの雨水や塵埃の侵入に対
しては、前記仕切壁の前記嵌合溝への嵌合による
ラビリンス作用で確実に阻止されるのであり、し
かも前記仕切壁と嵌合溝は、枢軸を中心にして同
心円弧に形成していることで、前記ラビリンス作
用を得られながら、前記カバーと、前記位置決め
体とを何ら支障なく相対回転させることができる
と共に、この相対回転においても前記仕切壁と嵌
合溝とのクリアランスは常に一定を保つことがで
きるので、雨水や塵埃の侵入を阻止するラビリン
ス効果を低下させることはないので、前記位置決
め部位内に内装するスプリングや摺動部が錆付き
や、塵詰りによる作動不能になるのを解消できる
のであり、従つて、ワイパーの作動が常に円滑に
行なえるし、かつワイパーの格納位置も常に一定
させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ワイパー装置の1実施例を示す
概略説明図、第2図は要部の拡大断面図、第3図
及び第4図は要部の拡大正面図である。 1……モータ、13……リンク、2……駆動部
材、3……屈伸部材、5……位置決めピン、6…
…位置決め体、7……カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータに連動する駆動部材に、該駆動部材に対
    し屈伸可能とした屈伸部材を枢軸を介して枢着す
    ると共に、前記屈伸部材にワイパーのリンクを連
    結ピンを介して支持し、前記屈伸部材の屈伸によ
    り前記ワイパーを使用位置と格納位置とに位置変
    更可能とし、かつ前記駆動部材に前記屈伸部材に
    保持する位置決めピンを係合し、使用位置と格納
    位置とを設定する係合部をもつた位置決め体を設
    けたものにおいて、前記屈伸部材に、前記連結ピ
    ンの周りから前記位置決め体に至り、前記位置決
    めピンと係合部との位置決め部を覆うカバーを設
    けると共に、前記位置決め体に前記カバーとオー
    バーラツプする鍔部を設け、この鍔部の端縁に、
    前記枢軸と同心状で、前記カバーに向つて突出す
    る円弧状の仕切壁を設ける一方、前記鍔部とオー
    バーラツプする前記カバーの端縁部に、前記枢軸
    と同心状で前記仕切壁の突出端部を受入れる円弧
    状の嵌合溝を設け、この嵌合溝に前記仕切壁の突
    出端部を、前記カバーが位置決め体に対し相対回
    転可能となる如く嵌合していることを特徴とする
    ワイパー装置。
JP14004883U 1983-09-08 1983-09-08 ワイパ−装置 Granted JPS6046465U (ja)

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JP14004883U JPS6046465U (ja) 1983-09-08 1983-09-08 ワイパ−装置

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JP14004883U JPS6046465U (ja) 1983-09-08 1983-09-08 ワイパ−装置

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Publication Number Publication Date
JPS6046465U JPS6046465U (ja) 1985-04-01
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JP14004883U Granted JPS6046465U (ja) 1983-09-08 1983-09-08 ワイパ−装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57118957A (en) * 1981-01-14 1982-07-24 Nissan Motor Co Ltd Wiper unit with rise-up mechanism

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57118957A (en) * 1981-01-14 1982-07-24 Nissan Motor Co Ltd Wiper unit with rise-up mechanism

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JPS6046465U (ja) 1985-04-01

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