JP2739245B2 - 走行車の折り畳み式幌 - Google Patents

走行車の折り畳み式幌

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JP2739245B2
JP2739245B2 JP1230552A JP23055289A JP2739245B2 JP 2739245 B2 JP2739245 B2 JP 2739245B2 JP 1230552 A JP1230552 A JP 1230552A JP 23055289 A JP23055289 A JP 23055289A JP 2739245 B2 JP2739245 B2 JP 2739245B2
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バウア テオドア
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ダイムラー―ベンツ アクチエンゲゼルシヤフト
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    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/08Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position
    • B60J7/12Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position foldable; Tensioning mechanisms therefor, e.g. struts
    • B60J7/1204Control devices, e.g. for compensating tolerances, for defining movement or end position of top, for tensioning the top or for switching to an emergency mode
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/185Locking arrangements
    • B60J7/1856Locking arrangements for interlocking the roof linkage system when deployed

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は走行車の折り畳み式幌に関する。
〔従来の技術〕
折り畳み式幌を幌ボックス内に沈められた収納位置か
ら屋根材保持Uリンクがその覆い位置にある幌ボックス
蓋の上に載っている閉鎖位置に移動する機械式駆動リン
クを介して幌支持棒群の主幌枠および屋根材保持リンク
を揺動する共通した揺動駆動装置と、主幌枠を駆動リン
クの駆動動作から切り離すことに関連して主幌枠をその
直立した終端位置で車体に自動的に鎖錠する装置とを有
する走行車の折り畳み式幌は、既にドイツ連邦共和国特
許第3724531号公報において公知である。その折り畳み
式幌は、主幌枠および屋根材保持Uリンクの折り畳み順
序の知識なしに、機械式駆動リンクの揺動駆動を介して
選択的に開閉される。その場合両側のリンク機構におけ
るすべての運動制御は純粋に機械式に行われ、これによ
って作動の大きな信頼性が保証されている。
主幌枠をその直立位置に鎖錠し、同時に作動シリンダ
の駆動運動から切り離すために、ブラケット側にそれぞ
れ制御爪が揺動可能に支持され、幌支柱に固く接続され
ている横棒が、それらの制御爪フォークを主幌枠の直立
過程に関係して両側において貫通する。これによって制
御爪はその直立運動の最後の過程においてブラケットの
底の近くに揺動されるので、主幌枠に対して回転ラッチ
方式の鎖錠が生ずる。
制御爪の揺動運動中において同時に、駆動リンクの半
径方向に延びる線形ガイド内を走る係止リンクがその自
由位置に移動され、これによって主幌枠は駆動リンクの
駆動運動から切り離される。駆動リンクが同じ方向に更
に揺動する際、屋根材保持Uリンクだけがなお駆動され
るが、直立した主幌枠の駆動リンクによる支持はもはや
行われない。制御爪を介したこの制御に基づいて、主幌
枠の鎖錠過程はその切り離し過程と重畳されるので、幌
支柱とその駆動リンクとの切り離し過程が終了する前
に、幌支柱と車体との鎖錠が終了することが保証されな
い。
この問題は特に、折り畳み式幌を閉鎖する際に主幌枠
が例えば屋根材にかかる風力により直立方向に抗して荷
重されることによって増大される。
主幌枠が完全に鎖錠されていないときに機械式駆動リ
ンクのそれ以上の揺動は、幌の作動において必然的に作
動障害を生じてしまい、これは幌支持棒群運動の自動連
続制御の既存の利点を損なってしまう。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、冒頭に述べた形式の折り畳み式幌
を、主幌枠の駆動リンクの駆動運動からの切り離しが、
主幌枠がその直立した終端位置に鎖錠された後ではじめ
て行われるように改良することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的は本発明によれば冒頭に述べた形式の折り畳
み式幌において、主幌枠を車体に鎖錠するために、主幌
枠が既に直立した終端位置に到達した後においてはじめ
て係止過程を開始する係止装置が幌支柱に付属して設け
られ、駆動リンクの駆動運動からの切り離しは、主幌枠
が鎖錠されている状態においてはじめて係止手段の係止
行程を介して行われることによって達成される。その場
合純粋な機械式作用方式が維持される。基本的には種々
の係止手段が考えられる。もっとも、主幌枠が係止過程
の最初の過程中において既に係止装置を介して揺動阻止
され、その後で主幌枠の駆動リンクからの切り離しが続
く係止過程に関連して行われることを保証しなければな
らない。
係止装置並びに駆動リンクから主幌枠を切り離すため
の機械式強制制御の有利な実施態様は、特許請求の範囲
の実施態様項に記載されている。
〔実施例〕
以下図面に示した実施例を参照して本発明を詳細に説
明する。
第1図には折り畳み式幌2を持った走行車1が側面図
で示されている。その折り畳み式幌2は、走行車の天井
を完全に閉じる折り広げられた覆い位置から、幌ボック
ス3の中に完全に畳み込まれた収納位置に選択的に移動
できる。幌ボックス3は後部座席範囲4の後ろおよび横
を取り囲み、従ってU字形に形成されており、上側に畳
み込み開口を備えている。幌ボックス3の畳み込み開口
は幌ボックス蓋5によって閉鎖できる。そのために幌ボ
ックス蓋5は幌ボックス3の後ろを延びている目視でき
ない横軸を中心に揺動でき、閉鎖位置において幌ボック
ス3に鎖錠できる。
幌ボックス3の前向きの横側脚部は、走行車1の両側
において車体にくぼませて配置されたブラケット6に移
行している。ブラケット6は個々の詳細図面において一
部見えている。鏡面対称に形成された両ブラケット6に
は、幌支持棒群が主幌枠8の横側幌支柱7と共に主軸9
を中心に揺動可能に支持されている。その主軸9の軸心
方向は走行車1の長手中心平面に対して正確に垂直に延
びている。幌支持棒群は布材から成る可撓性の屋根材10
で張られている。この屋根材10は折り畳み式幌2が閉じ
られているとき、前方屋根枠部品11、横側布材保持レー
ル12および折り畳み式幌2の後方終端部を形成する屋根
材保持Uリンク13によってぴんと張られている。前方屋
根枠部品11は主幌枠8の揺動角度に関係して強制的に機
械的に制御される。
布材保持レール12は側面ガラス14に関してそのガラス
後縁に対して平行に延びている。この布材保持レール12
は主幌枠8の幌支柱7に、それが走行車側から見て幌支
柱7に対してほぼ一定した位置で主幌枠8の揺動運動に
関与するように取り付けられている。屋根材保持Uリン
ク13は普通に全体として屋根の下側弓形外側輪郭を形成
しており、その両端が同様にブラケットにヒンジ接続さ
れている。
主幌枠8の幌支柱7および屋根材保持Uリンク13のヒ
ンジ接続状態は第2図から理解できる。この第2図では
屋根材保持Uリンク13の内で、そのUリンク13で描かれ
る平面から90°折り曲げられた支持アーム15の端部だけ
しか見えない。幌支柱7はその下側端部が横曲げ強度さ
を高めるためにフォーク状に形成されている。このため
に幌支柱7の矩形形状と一致した形状の補助部材16が、
その幌支柱7の下端から大きく離れた位置にある幅広面
で例えば溶接によって幌支柱7の対向する幅広面に固く
接続されている。第3図に関連して理解できるように、
補助部材16はこの固い接続領域に関して幌支柱7から斜
めに離れて延び、必要な間隔に達した後で幌支柱7に対
して平行に延びている。幌支柱7および補助部材16の下
端は共通の軸棒17によって貫通されている。その軸棒17
に幌支柱7および補助部材16が一緒に支持されている。
軸棒17はブラケット6の下側範囲に配置され、その軸棒
17は基板18から垂直上向きに突出した軸受フランジ19お
よびこの軸受フランジ19に対して平行に突出した中間ウ
ェブ20を貫通し、この中間ウェブ20に取り付けられてい
る。軸棒17の軸心方向によって折り畳み式幌2の主軸9
が規定されている。幌支柱7および補助部材16の相対し
て位置する幅広面の間の中間に、機械式駆動リンク21が
軸棒17に回転可能に支持されている。駆動リンク21は軸
受側が幌支柱7と補助部材16との間に軸方向において支
持されているが、主幌枠8に無関係に回転できるように
支持されている。更に駆動リンク21は、幌支柱7と補助
部材16との内のり間隔よりもかなり小さい肉厚を有して
いる。補助部材16の幌支柱7に対して平行に延びる範囲
のほぼ半分の位置で、幌支柱7および補助部材16の幅広
面は、その幅広面平面に対して垂直に延びる連行軸22で
貫通されている。連行軸22は断面円形をしており、端部
が幌支柱7および補助部材16に固く接続されている。そ
の連行軸22は駆動リンク21に切り欠かれたスロット23を
円周方向遊びをもって貫通している。駆動リンク21に対
して高さ間隔を隔てて、幌支柱7の外側において幌支柱
7にレバー24がヒンジ接続されている。そのレバー24の
揺動平面は幌支柱7の揺動平面に対して平行に延びてい
る。レバー24は端部において軸受軸26の角形軸部25上に
差し込まれ、そこにリベット留めされているので、レバ
ー24と軸受軸26の相対回転不能な接続が生ずる。角形軸
部25は鍔状ストッパ27に移行している。このストッパ27
は片側面がレバー24に接し、その反対側面が幌支柱7の
幅広面に接触支持されている。ストッパ27にはこれに対
して段差が付けられている丸棒部分28が続いている。こ
の丸棒部分28は幌支柱7の孔にぴったりと回転可能に支
持されており、その丸棒部分28の長さは幌支柱7の厚さ
に合わされている。
丸棒部分28に続いて軸受軸26は更に角形軸部29に移行
しており、この角形軸部29は幌支柱7と補助部材16との
間隔のほぼ半分にわたって延びている。角形軸部29上に
はまず間隔ブッシュ30が、続いて角形軸部29に一致した
角形孔32を持つ補助レバー31がはめ込まれ、このはめ込
まれた状態において軸方向止め手段によって固定されて
いる。
はめ込まれた補助レバー31はレバー24と逆に延びてお
り、軸受軸26を介してレバー24に相対回転不能に接続さ
れている。補助レバー31に固く接続される間隔ブッシュ
30の長さは、補助レバー31が駆動リンク21と共通の揺動
平面内に位置するように決められている。補助レバー31
の下端に、中間リンク33の後端が接続されている。この
中間リンク33は補助レバー31の揺動平面のそばでほぼ水
平に前向きに延びている。中間リンク33の前端は駆動リ
ンク21の前方角点にヒンジ接続されている。駆動リンク
21は円セグメント状の基本形状をしており、その頂点の
範囲で軸棒17に支持されている。駆動リンク21の前方角
点に液圧シリンダ(図示せず)のピストンロッド34がヒ
ンジ接続されている。そのピストンロッド34の他端は車
体に固定の回転軸受にヒンジ接続されている。液圧シリ
ンダは公知のように液圧ホースを介して電気制御される
液圧ポンプに接続されている。二つの液圧シリンダに接
続されているポンプは、作動シリンダ内におけるピスト
ンに可逆的に荷重するために切り換えできる。
従って駆動リンク21は、そのピストンロッド34が作動
シリンダから繰り出されるとき反時計方向に、ピストン
ロッド34が引き込められるとき時計方向にそれぞれ主軸
9を中心に揺動される。
幌支柱7と駆動リンク21との間が連行接続されている
間、幌支柱7並びにレバー24は同期して駆動リンク21の
動きに関与する。それに対して連行接続が無効にされて
いるとき、駆動リンク21は幌支柱7に無関係に動かさ
れ、これはレバー24を駆動リンク21に対して相対運動さ
せる結果となる。この相対運動は、駆動リンク21の駆動
パルスが中間リンク33を介して補助レバー31に伝達され
ることに基づいている。補助レバー31の反中間リンク側
端は、軸受軸26を介して幌支柱7に支持されたレバー24
に相対回転不能に接続されている。レバー24は屋根材保
持Uリンク13に対する駆動レバーとして作用しなければ
ならず、そのレバー24を介して屋根材保持Uリンク13の
横側脚部に揺動パルスしか伝達されない。そのために図
示していない端部は回転摺動継手を介して屋根材保持U
リンク13の横側脚部にヒンジ接続されている。その場合
リンク機構の構造的設計に基づいて、屋根材保持Uリン
ク13は90°の角度にわたって幌支柱7に無関係に揺動駆
動できる。その揺動駆動を過ぎて、屋根材保持Uリンク
13は補助的に車体に支持され、その幌ボックス3への収
納運動に関係して前向きに移動されねばならない。この
ために一点鎖線で示した別のリンク機構が設けられてい
る。このリンク機構はリンク35および連結ロッド36を補
助伝動リンクとして有している。リンク35の下端はブラ
ケット6の側板37にヒンジ接続されている。側板37は中
間ウェブ20に対して間隔を隔てて幌支柱7の揺動平面に
対して平行に延びている。リンク35は横から見て斜め上
向き前方に延びており、軸受軸26のそばで終えている。
そこでリンク35は支持アーム15の下端にヒンジ接続され
ている。リンク35にはそのほぼ半分の長さの個所に連結
ロッド36がヒンジ接続され、この連結ロッド36を介して
リンク35は幌支柱7にヒンジ接続されている。連結ロッ
ド36はリンク35の長手方向に対してほぼ直角に下向きに
延びており、幌支柱7との間隔を橋渡しするために折り
曲げられている。関与するすべてのリンク要素の幾何学
的軸心が互いに平行に延びているこのヒンジ接続関係に
基づいて、主幌枠8が折れ下がるとき、支持アーム15の
ヒンジ点はリンク35の揺動長さで決定される円形軌道上
を下向き前方に動かされる。同時に主幌枠8は回転摺動
継手を介してレバー24によって支持されている。主幌枠
8を直立するとき逆の運動経過が生じ、即ち屋根材保持
Uリンク13は上向きおよび同時に後ろ向きに動かされ
る。主幌枠8を直立する際並びに折り下げる際にレバー
24は幌支柱7に対して一定した位置でその揺動運動に関
与する。このことはレバー24に対する鎖錠が前提となっ
ている。この鎖錠は主幌枠8の揺動ストロークにわたっ
て維持されねばならず、主幌枠8がその直立した終端位
置に到達し自動的に車体に鎖錠されるや否や解錠され
る。主幌枠8の鎖錠過程が終了した後ではじめて、主幌
枠8との運動連結に基づいて直立した中間位置まで連行
される屋根材保持Uリンク13は、駆動リンク21によって
その下降位置に駆動されて中間時点まで揺動された幌ボ
ックス蓋5の上に置かれる。そのために主幌枠8が直立
した終端位置に到達した後で、幌支柱7から駆動リンク
21を切り離す必要があるる更に屋根材保持Uリンク13が
折り畳み式幌2の下降運動に関係して再びその直立した
中間位置に高く揺動されたとき、駆動リンク21と幌支柱
7との連行接続が再び行われねばならない。
この運動、鎖錠の連続制御を行わせるために、二つの
駆動リンク21に鏡面対称配置で、機械式に強制的に制御
される鎖錠機構が付属されている。この鎖錠機構はそれ
ぞれ連行軸棒22、スロット23、このスロット23に摺動可
能に案内された制御スライダ38、係止フック39およびこ
の係止フック39と共働しブラケット6に固定された保持
突起40を有している。その他に強制制御のために係止機
構が存在しており、この係止機構は、偏心カム41が係止
ロッド42、係止突起44を有する係止爪43およびブラケッ
トに固定の支持フランジ45と共働することによって実現
され、その支持フランジ45は係止突起44に合わされた係
止凹所46を備えている。更に係止爪43は制御ロッド47を
介して運動制御される。この制御ロッド47は制御カム48
で係止爪43の制御縁49に接している。
その作用について詳述する前に、上述した構造部品の
形状および組立位置について説明する。
スロット23は種々の幅で延びている長孔から成ってお
り、スロット23を境界づける幅狭面は制御スライダ38に
対する案内作用を行う。即ちスロット23の上側幅狭面は
横から見てまず主軸9を中心とする円形軌道上を前向き
に延びている。スロット長さのほぼ3分の2において、
幅狭面は折曲点における接線に関して約35°の角度で折
れ曲がって前方部分に移行し、これは更に半径方向外側
に延びている。幅狭面の曲率は前方3分の1においても
後方部分の曲率線と一致している。上側幅狭面はその前
方端において小さな半径でスロット23の下側幅狭面に移
行している。この下側幅狭面はまずスロット23の長さの
ほぼ4分の1にわたって対向する上側幅狭面の曲率と逆
向きに湾曲されている。その湾曲部は、スロット23の対
向する上側幅狭面よりも幾分小さな曲率半径で設けられ
ている。続いてこの下側幅狭面は下向きの円弧状くぼみ
を有し、このくぼみは中央が上側幅狭面の屈曲部に相対
して位置している。この円弧状くぼみの曲率は、スロッ
ト23の上側幅狭面から下側幅狭面への後方移行範囲にも
存在する円弧状部分に相応している。最後にこの後者の
下側幅狭面はまず半径方向下向きに延び、続いてその半
分の長さの後で、約90°上向きに折り曲がって移行範囲
まで延びている。
スロット23内に、円板として駆動リンク21と同じ肉厚
を有する制御スライダ38が配置されている。この制御ス
ライダ38は二つの楕円頂点において異なった大きさの曲
率半径を有する楕円形外周輪郭をしている。制御スライ
ダ38は大きい方の曲率半径の中心のまわりを回転可能に
連行軸棒22に支持されており、その曲率半径はスロット
23の後方移行範囲の円弧状輪郭に一致している。これに
対してスロット23の上側幅狭面の下側幅狭面への前方移
行範囲は、小さい方の楕円頂点の曲率半径と一致してい
る。楕円頂点間における制御スライダ38の円周の曲率半
径は、スロット23の上側幅狭面の曲率半径に相応してい
る。
制御スライダ38のそばで連行軸棒22には係止フック39
が回転可能に支持され、制御スライダ38に相対回転不能
に接続されている。その係止フック39は駆動リンク21と
補助部材16との間にあり、補助部材16に軸方向に接触支
持されている。係止フック39はその支持された端部から
出発して横から見てまずスロット23の上側幅狭面に追従
した曲率でほぼその半分の長さにわたって前方に延び、
その後で、下向きに折り曲げられ背面作用終端範囲に移
行している。この終端範囲の背面作用幅狭面は連行軸棒
22の軸心を中心とする円形軌道に相応して曲げられてい
る。連行軸棒22の揺動軌道のすぐ下側において、係止フ
ック39の揺動平面内に保持突起40が配置されている。こ
の保持突起40はブラケットに固定の保持フランジ50から
突出している。保持突起40は主軸9を中心とする円形軌
道上に位置する上向きの円周輪郭を有している。この円
周輪郭は前方に下向きに鋭く折れ曲がり引っ込んだ部分
に移行している。この部分は係止フック39の終端範囲で
背面から作用される。この部分は係止突起39の曲がりに
相応して湾曲され、これによって対応した背面作用接触
面は同じ円形軌道上に位置し、その接触面は係止フック
39の背面作用揺動長さに適合されている。更に保持突起
40は、主幌枠8が直立された最終位置に到達したときに
はじめて係止フック39の拘束過程が行われるように位置
決めされている。
制御スライダ38には係止フック39と反対側に連行軸棒
22に同様に回転可能に支持された偏心カム41が固く接続
されている。偏心カム41は駆動リンク21の幅広面と幌支
柱7との間に位置しており、これは幌支柱7に軸方向に
接触支持されている。係止フック39および偏心カム41を
介して接触スライダ38を軸方向に間接的に支持すること
により、制御スライダ38はスロット23内において軸方向
に固定される。同様に円板として形成された偏心カム41
は円セグメント状に形成され、従って互いにくさびを成
してほぼ真っ直ぐに延びる二つの幅狭面と、湾曲した二
つの幅狭面とを有しており、それらの湾曲した幅狭面は
それぞれ連行軸棒22の幾何学軸心を中心とする半径上に
位置している。
その真っ直ぐな幅狭面は互いに45°の角度を成し、偏
心カム41は頂点側が支持されている。偏心カム41は回転
位置において制御スライダ38に接続されており、その位
置において、上に向いたほぼ真っ直ぐな幅狭面は、制御
スライダ38の上向きの外周面並びに係止フック39の上縁
と同じ高さに位置している。
偏心カム41の揺動平面内において軸棒17に係止ロッド
42が揺動可能に支持されている。係止ロッド42は幌支柱
7に無関係に動ける。係止ロッド42は双腕レバーから成
り、それらのアームは軸棒17に関して互いに逆に上向き
ないし下向きに延びている。上側アームの偏心カム41側
の前縁は真っ直ぐ上向きに延び、保持突起40の外周輪郭
の高さで終えている。係止ロッド42の上側アームの端縁
は保持突起40の外周輪郭に相応して湾曲されて、主軸9
を中心とする円弧線上に位置している。係止ロッド42の
下側アームは下向きに下側端縁まで徐々に幅広くなって
おり、その長さは上側アームの長さのほぼ半分に相応し
ている。係止ロッド42の下側端縁は主軸9に対する距離
の半径で湾曲された経過を有している。係止ロッド42の
外側にその下側幅広面から軸受軸51が突出しており、こ
の軸受軸51には係止爪43の前方端が支持されている。係
止爪43は従って係止ロッド42の幅広面に対して平行な揺
動平面内で動ける。係止爪43は鎌状に形成されており、
その外周輪郭の基本輪郭は係止ロッド42の下側端縁に対
して平行に延びている。係止爪43に付属してその揺動平
面内に、ブラケット6に取り付けられている支持フラン
ジ45がある。この支持フランジ45は矩形板から成形され
ており、この矩形板はその組込み位置において、その後
縁がほぼ垂直に軸棒17の下側に位置し、その上縁が水平
に走行車長手方向に且つ軸棒17の幾分上側を延びるよう
に配置されている。この矩形板から後方上側角が切り取
られ、その基本切断線は主軸9を中心とする円形軌道に
沿って導かれている。その基本切断線の半径は、その湾
曲端縁が係止爪43の外周の基本輪郭に小さな間隔を隔て
て対向して位置するように決められている。
係止ロッド42の揺動を係止爪43を介して阻止するため
に、係止爪43の自由端の近隣範囲においてその外周に係
止突起44が形成されている。この係止突起44は係止爪43
の長手方向に見て台形をしており、対向した係止凹所46
と共働する。この係止凹所46は支持フランジ45にその湾
曲端縁の下側終端範囲に切り欠かれており、これによっ
て車体への固定支持が生ずる。係止突起44の両側の短い
幅狭面が互いにくさびを形成しているので、係止突起44
が係止凹所46にかみ合い接続するだけでは、係止ロッド
42の揺動運動を阻止することはできない。というのは係
止突起44が係止凹所46に対して相対運動する際、係止爪
43が対応した傾斜面を介して自動的に反時計方向に揺動
され、これによってかみ合い接続が再び無効にされるか
らである。
主幌枠8が直立された状態において係止突起44と係止
凹所46とのかみ合い接続が行われるようにするために、
係止爪43自体はこの主幌枠位置において揺動を阻止され
ねばならない。このために幌支柱固定の制御ロッド47の
一端は係止爪43の内周にある制御縁49と共働する。幌支
柱7が係止爪43の揺動平面にあるときに、軸棒17より下
向きに突出した幌支柱7の端部が、制御ロッド47として
有利に利用されている。制御ロッド47の一端は、制御縁
49に合わせられた制御カム48を備えている。この制御カ
ム48は制御ロッド47の前方幅狭面から出発してまず、係
止爪43の内周における半径よりも幾分小さな曲率半径で
制御ロッド47の幅広面の中間まで延び、続いて半径方向
に延びるストッパ縁に移行している。そのストッパ縁は
隣接する曲率点における接線に対して90°の角度を成し
ている。このストッパ縁には主軸9を中心とする円形軌
道上にある湾曲部分が続いており、斜め上向きに延びる
縁を介して係止ロッド42の後方幅狭面に移行している。
係止爪43の内周にある制御縁49は、その揺動長さの半
分にわたってそのストッパ側に円弧状湾曲部を備えてお
り、その半径は、主軸9と軸受軸51との間の間隔にほぼ
相応している。制御縁49のこの湾曲部分に台形にくぼん
だ領域が続いており、この領域の内のり寸法は、制御カ
ム48のストッパ縁から終端縁まで半径方向に突出した域
に適合されている。最終的に制御縁49は、軸受軸51の幾
何学軸心と主軸9との間隔に正確に相応した半径の主軸
9を中心とする円形軌道上に位置する部分で終えてい
る。この形状により係止爪43の係止突起44は、制御ロッ
ド47と係止ロッド42とが制御カム48が制御縁プロフィル
にかみ合う状態にあるときだけ、係止凹所46から外され
る。
主幌枠8がその解錠位置に戻される際に係止ロッド42
がその戻り揺動運動に関与するように、軸棒17の上側に
連行部材52が設けられている。この連行部材52は幌支柱
7の前縁に一体に形成され、内側に向けて係止ロッド42
の揺動平面内に折り曲げられている。
上述した構成要素に基づいて、折り畳み式幌2が閉じ
られているとき、第2図から第5図に示されたリンク機
構の状態が生ずる。その場合各リンク機構の係止フック
39はその保持突起40を取り囲んで係合し、これによって
幌支柱7は、係止フック39が連行軸棒22にヒンジ接続さ
れていることにより一緒に保持されている。液圧式シリ
ンダのピストンロッド34は最も繰り出されており、これ
によって駆動リンク21は軸棒17上でその前方終端位置に
揺動されている。これによって制御スライダ38はスロッ
ト23内においてその後方終端位置にあり、屋根材保持U
リンク13は幌ボックス蓋5の上に載っている。制御スラ
イダ38がその係止フック39に相対回転不能に接続され、
その上側に向いた面がスロット23の対向した幅狭面に接
しているので、係止フック39は制御スライダ38を介して
完全に揺動が阻止されている。
連行軸棒22の下側において、同様に揺動が阻止された
係止ロッド42はその前縁の上側終端範囲で偏心カム41の
下側に向いた幅狭面にじかに接している。係止ロッド42
は、係止爪43がその係止突起44が対応した係止凹所46に
かみ合い接続している位置に固定されていることによっ
て揺動が阻止されている。その場合係止爪43は、この係
止爪43の制御縁49に対して後方終端位置まで移動されて
いる制御ロッド47の制御カム48を介して支持フランジ45
で鎖錠されている。
折り畳み式幌2を開くために、屋根材保持Uリンク13
を幌ボックス蓋5の上にその下降位置に固定している錠
装置(図示せず)をまず釈放しなければならない。その
後で液圧式シリンダが作動され、これによってピストン
ロッド34が作動シリンダの中に引き入れられる。ピスト
ンロッド34が駆動リンク21にヒンジ接続されていること
により、両方の駆動リンク21は主軸9を中心として同期
して時計方向に揺動され、その場合スロット23とこれに
案内されている制御スライダ38との相対運動が行われ
る。その際に制御スライダ38はそのスロット23の上側幅
狭面に沿って滑り、そのスロット23の幅狭面における回
転支持は最初は維持される。これによって幌支柱7の係
止フック39による鎖錠も保持され、また支持フランジ45
による係止ロッド42の鎖錠も保持される。駆動リンク21
の駆動運動はむしろこの過程において中間リンク33を介
して補助レバー31に伝達され、これに伴ってそれに相対
回転不能に接続されたレバー24に伝達され、このレバー
24はそれによって軸受軸26を中心として駆動リンク21と
逆向きに前方に揺動する。屋根材保持Uリンク13の横側
脚部におけるレバー24の回転摺動継手(図示せず)を介
して、この屋根材保持Uリンク13は、連結ロッド36を介
して固定され軸受軸26の軸心と一致しているリンク35の
揺動軸心を中心に上向きに、それが第1図に示した直立
した中間位置に到達するまで揺動される。屋根材保持U
リンク13がこの中間揺動位置に到達すると共に、屋根材
を防風ガラスの上側枠に固定している前方錠装置を釈放
しなければならない。この過程は手動あるいは自動で行
われる。同時に幌ボックス蓋5はその開放位置に後ろに
立て上げられる。これも同様に手動であるいは制御可能
な電動駆動装置によって自動で行われる。自動的に作動
する場合その駆動装置の制御は、屋根材保持Uリンク13
の直立した中間位置を検出するリミットスイッチを介し
て行われる。屋根材保持Uリンク13が中間位置に到達す
ると共に、制御スライダ38はそのスロット23内において
前方終端位置をとり、この位置において制御スライダ38
は時計方向に上向きに揺動されている。その際にたどる
回転角は、係止フック39の自由端が保持突起40の上縁の
高さまで持ち上げられるように、係止フック39の背面係
合重畳距離に合わされている。このリンク機構の状態は
第6図、第7図および第8図から理解できる。
駆動リンク21をもっと揺動する際に係止フック39が外
れたままとなり、同時にレバー24が主幌枠8に対して一
定した位置においてその戻り揺動運動に関与するように
するために、制御スライダ38はスロット23内においてそ
の前方終端位置に回転阻止されており、その制御スライ
ダ38は同時に連行軸棒22を介して幌支柱7を駆動リンク
21に連結するために使用する。この回転阻止はまず、係
止フック39の丸い自由端が係止突起40上を滑り、保持突
起40の上縁が形成する円形軌道上においてその角度位置
に保持されることによって行われる。幌支柱7が関与し
ている駆動リンク21の戻り揺動運動のはじめの過程にお
いて、幌支柱7と係止ロッド42との間に相対運動が生
じ、この相対運動によって係止フック39による回転阻止
は、係止ロッド42を介した制御スライダ38の回転阻止か
ら係止ロッド42を介して分離される。次に係止爪43が支
持フランジ45に作用して揺動阻止された係止ロッド42
は、幌支柱7が係止ロッド42に対して約35°相対回転し
た後で、幌支柱に固定の制御ロッド47が制御縁49にその
制御カム48で既にかみ合い接触している位置に到達す
る。同時に係止ロッド42の上側端面は偏心カム41に対し
て前向きに移動され、その端縁はいまや偏心カム41の下
側に向いた幅狭面に面接触する。制御ロッド42がその前
方終端位置に到達するや否や、制御ロッド42は連行部材
52を介して幌支柱7によって連行され、これによって支
持フランジ45に対し軸棒17を中心として係止ロッド42に
トルクが生ずる。このトルクによって、係止突起44の前
向き傾斜面は係止凹所46の対応した傾斜面上を滑り、こ
れによって係止爪43は反時計方向の揺動パルスを受け
る。この揺動パルスによって、支持フランジ45による係
止ロッド42の鎖錠は解かれる。同時に制御カム48と制御
縁49との間のかみ合い接続を介して、係止ロッド42と制
御ロッド47との鎖錠が行われるので、係止ロッド42は幌
支柱7に固く保持される。この鎖錠過程によって、係止
突起44はその係止凹所46から完全に外され、係止突起44
がそれに付属する支持フランジ45の湾曲端縁に接した状
態においてその鎖錠位置に保持される。
主幌枠8および従ってその揺動角度に関係して強制的
に制御される幌支持棒群全体は、ピストンロッド34がそ
の終端位置まで作動シリンダの中に引き入れられること
により、いまや第9図から第11図に示した下降位置に折
り戻される。
制御および鎖錠機構はこの最後の下降過程においてそ
の位置にとどまっている。
折り畳み式幌2が完全に下ろされているとき、幌ボッ
クス蓋5はぱたんと閉じて、図示していない錠装置で車
体に固定して鎖錠できる。
下ろされた折り畳み式幌を新たに閉じようとすると
き、ピストンロッド34は幌ボックス蓋5を開いた後で再
び繰り出され、その駆動リンク21は主軸9を中心に反時
計方向に前向きに揺動される。制御スライダ38がスロッ
ト23の前方終端位置において揺動阻止されているので、
制御スライダ38がスロット23の制御スライダ38に対する
前方への揺動運動を許さず、これによって主幌枠8は駆
動リンク21の揺動運動に同期して関与する。制御ロッド
47で鎖錠されている係止ロッド42によって行われる偏心
カム41を介しての制御スライダ38の揺動阻止は、約90°
の主幌枠8の揺動角度にわたって維持される。その場合
折り畳み式幌2は、レバー24の回転摺動継手を介して連
行される屋根材保持Uリンク13と共に、幌ボックス3か
ら出され、徐々に折り広げられる。その場合にレバー24
は制御スライダ38を介して車体に固く幌支柱7で鎖錠さ
れる。主幌枠8の直立運動に関係して、係止ロッド42を
介してなお拘束されている係止フック39も保持突起40の
上縁を滑るので、中間時点において制御スライダ38は二
重に回転阻止されている。
主幌枠8がその直立終端位置に到達する直前に、係止
爪43の自由端は係止凹所46の後方傾斜面上を滑る。これ
によって係止ロッド42は止められ、幌支柱7および従っ
て制御ロッド47も一層動かされる。その際制御カム48は
制御縁49に沿って滑るので、係止爪4343は対応した傾斜
面を介して軸受軸51を中心に転向され、係止突起44はそ
の係止凹所46に押し込まれる。制御ロッド47と係止ロッ
ド42との相対運動が終了した後、係止爪43はその支持フ
ランジ45とかみ合い接続して共働し、制御ロッド47と係
止ロッド42との相対揺動運動を係止爪43の内周面におけ
る締付け移動に変換することにより鎖錠される。この制
御ロッド47と係止ロッド42との相対運動に関係して、係
止ロッド42の端縁は、偏心カム41の下向きの幅狭面に沿
って後ろ向きに、それが偏心カム41に対する回転支持を
行わなくなるまで滑る。いまや制御スライダ38は係止フ
ック39を介してしか回転阻止されていない。この回転阻
止は、主幌枠8が第6図から第8図に基づく直立終端位
置に再び到達したときに始めて無効にされる。幌を作動
する際、折り畳み式幌2が主幌枠8の前の範囲で既に閉
じられているので、駆動リンク21の駆動運動はその位置
において一時的に中断しなければならない。従っていま
や防風ガラスの上側における前方の屋根錠装置はその閉
鎖位置に置かれ、幌ボックス蓋5はぱちんと閉じられね
ばならない。これら両方の動きはリミットスイッチによ
ってサーボモータを制御して自動的に行える。その後、
駆動リンク21の駆動運動は同じ方向に続けられ、スロッ
ト23は制御スライダ38に対して前向きに移動される。こ
れによって制御スライダ38およびこれと共に係止フック
39は反時計方向に回転される。係止フック39がその保持
突起40を最小の重畳距離で係合するや否や、既に幌支柱
7は直立終端位置に固く鎖錠されている。同時に幌支柱
7と駆動リンク21の駆動運動との切り離しが、それが制
御スライダ38の戻り回転によって行われることにより開
始される。しかもこの切り離しは、係止フック39がその
係合過程を終了したときに始めて完全に行われる。とい
うのは、その後ではじめて、制御スライダ38の円周面が
スロット23の長さ後方範囲における上側幅狭面に対して
平行に延びるからである。駆動リンク21はいまや幌支柱
7から切り離される。これと同じことはレバー24に対し
て当てはまる。このレバー24は、補助レバー31および中
間リンク33を介して駆動リンク21によって、レバー24が
位置不動に保持された軸受軸26を中心に揺動されること
により逆向きに動かされる。駆動リンク21がその前方終
端位置に到達した後、レバー24を介した揺動駆動によっ
て、屋根材保持Uリンク13は閉じた幌ボックス蓋5の上
に下ろされ、これによってリンク機構は再び第2図から
第5図に示された位置に到達する。屋根材保持Uリンク
13が走行車1の車体に鎖錠された後、折り畳み式幌2は
完全に閉じられる。
〔発明の効果〕
本発明により「発明が解決しようとする課題」の項で
指摘した目的を達成した走行車の折り畳み式幌が得られ
た。
折り畳み式幌側のリンク機構の上述した機械式連続制
御方式は、制御スライダ38の多重機能により、単純であ
り且つ従って材料が節約された構造によって特徴づけら
れる。更に作動力を最小に低減するために、リンク機構
は発生する摩擦力に関して最適化されている。これに
は、ばねで荷重された機構が意図的に省略されることも
含まれている。
【図面の簡単な説明】
第1図は幌ボックス蓋が開かれている状態のカブリオレ
の斜視図、第2図は第1図における幌が閉じられている
状態の折り畳み式幌の左側リンク機構の側面図、第3図
は第2図におけるリンク機構の正面図、第4図は第2図
におけるリンク機構の一部斜視図、第5図は右側リンク
機構の第4図に相応した一部斜視図、第6図は屋根材保
持Uリンクが鎖錠された状態における第2図に相応した
側面図、第7図は屋根材保持Uリンクが鎖錠された状態
における第4図に相応した斜視図、第8図は屋根材保持
Uリンクが鎖錠された状態における第4図に相応した斜
視図、第9図は折り畳み式幌が下ろされた状態の第2図
に相応した側面図、第10図は折り畳み式幌が下ろされた
状態の第4図に相応した側面図、第11図は折り畳み式幌
が下ろされた状態の第5図に相応した斜視図である。 2……折り畳み式幌 7……幌支柱 8……主幌枠 9……主軸 13……屋根材保持Uリンク 21……駆動リンク 22……連行軸棒 23……スロット 39……係止フック 40……係止突起 41……偏心カム 42……係止ロッド 43……係止爪 44……係止突起 46……係止凹所 47……制御ロッド 48……制御カム 49……制御縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−185629(JP,A) 特開 昭58−164424(JP,A) 特開 昭63−255121(JP,A) 特開 昭64−44324(JP,A)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折り畳み式幌(2)を幌ボックス(3)内
    に沈められた収納位置から屋根材保持Uリンク(13)が
    その覆い位置にある幌ボックス蓋(5)の上に載ってい
    る閉鎖位置に移動する機械式駆動リンク(21)を介して
    幌支持棒群の主幌枠(8)および屋根材保持リンク(1
    3)を揺動する共通した揺動駆動装置(34)と、主幌枠
    (8)を駆動リンク(21)の駆動動作から切り離すこと
    に関連して主幌枠(8)をその直立した終端位置で車体
    に自動的に鎖錠する装置(39、40)とを有する走行車の
    折り畳み式幌において、 駆動リンク(21)は主軸(9)を中心に揺動可能に車体
    に支持され、係止フック(39)は駆動リンク(21)に連
    行軸棒(22)を介して回転可能に支持されており、主幌
    枠(8)を車体に鎖錠するために、主幌枠(8)が既に
    直立した終端位置に到達した後においてはじめて係止を
    開始する係止手段が幌支柱(7)に付属して設けられ、
    幌支柱(7)の駆動リンク(21)による駆動運動からの
    切り離しは、主幌枠(8)が鎖錠されている状態におい
    てはじめて係止手段の係止を介して行われることを特徴
    とする走行車の折り畳み式幌。
  2. 【請求項2】係止手段として幌支柱(7)に、車体に固
    定の保持突起(40)と共働する係止フック(39)がヒン
    ジ接続されていることを特徴とする請求項1記載の折り
    畳み式幌。
  3. 【請求項3】係止フック(39)と対応した係止突起(4
    0)との間の接触面は、係止フック(39)の係合揺動長
    さに合わされた円形軌道上に位置していることを特徴と
    する請求項1記載の折り畳み式幌。
  4. 【請求項4】係止フック(39)の揺動平面は、幌支柱
    (7)並びにその駆動リンク(21)の揺動平面に対して
    平行に延びていることを特徴とする請求項2記載の折り
    畳み式幌。
  5. 【請求項5】係止フック(39)は駆動リンク(21)の幅
    広面のそばに配置され、駆動リンク(21)に係止フック
    (39)の連行軸棒(22)によって貫通されるスロット
    (23)が開けられ、このスロット(23)は係止フック
    (39)に相対回転不能に接続された制御スライダ(38)
    によって接触走査されることを特徴とする請求項4記載
    の折り畳み式幌。
  6. 【請求項6】制御スライダ(38)は楕円形をしているこ
    とを特徴とする請求項5記載の折り畳み式幌。
  7. 【請求項7】スロット(23)および制御スライダ(38)
    は、主幌枠(8)が直立位置にある場合に係止フック
    (39)が折り畳み式幌(2)を閉鎖する際に駆動リンク
    (21)と幌支柱(7)との相対運動に関係して強制的に
    その鎖錠位置に押され、駆動リンク(21)を逆向きに移
    動する際に屋根材保持Uリンク(13)が中間位置に到達
    した後で強制的に係止を解かれた位置に移動されるよう
    に、互いに決められていることを特徴とする請求項5又
    は6記載の折り畳み式幌。
  8. 【請求項8】係止フック(39)はその係止を解かれた位
    置において、幌支柱(7)の揺動位置を接触走査する係
    止機構によって揺動を阻止されていることを特徴とする
    請求項7記載の折り畳み式幌。
  9. 【請求項9】係止フック(39)は、幌支柱(8)が垂直
    に立っていないときに係止ロッド(42)によって回転阻
    止される偏心カム(41)に相対回転不能に接続されてい
    ることを特徴とする請求項8記載の折り畳み式幌。
  10. 【請求項10】偏心カム(41)は三角形板として形成さ
    れていることを特徴とする請求項9記載の折り畳み式
    幌。
  11. 【請求項11】偏心カム(41)は駆動リンク(21)の係
    止フック(39)と反対側の幅広面に配置され、偏心カム
    (41)は外周面で係止ロッド(42)の端縁と共働するこ
    とを特徴とする請求項1又は10記載の折り畳み式幌。
  12. 【請求項12】係止ロッド(42)、駆動リンク(21)お
    よび幌支柱(7)は共通の揺動軸心(主軸9)を有し、
    係止ロッド(42)は両端が揺動軸心(主軸9)より突出
    していることを特徴とする請求項11記載の折り畳み式
    幌。
  13. 【請求項13】係止ロッド(42)の反端縁側の終端範囲
    に係止リンクが可動的に支持され、この係止リンクは幌
    支柱(7)と係止ロッド(42)との相対運動を介して車
    体に固定の拘束位置に移動されることを特徴とする請求
    項12記載の折り畳み式幌。
  14. 【請求項14】係止ロッド(42)の幅広面に係止爪(4
    3)がヒンジ接続され、この係止爪(43)の外周輪郭は
    揺動軸心(主軸9)を中心とする円弧線上に位置してお
    り、係止爪(43)の外周輪郭は車体に固定の支持フラン
    ジ(45)の内周輪郭に小さな半径方向間隔を隔てて対向
    して位置しており、その外周輪郭と隣接の内周輪郭との
    間に係止突起(44)および対応した係止凹所(46)が設
    けられ、これらの係止突起(44)および係止凹所(46)
    は、係止ロッド(42)が直立した終端位置において係止
    爪(43)の揺動運動により互いにかみ合い接続されてい
    ることを特徴とする請求項13記載の折り畳み式幌。
  15. 【請求項15】係止ロッド(42)の直立運動は、係止爪
    (43)の自由端が係止凹所(46)のストッパ面に突き当
    たることによって制限されることを特徴とする請求項14
    記載の折り畳み式幌。
  16. 【請求項16】係止爪(43)の揺動平面内に幌支柱に固
    定の制御ロッド(47)が配置され、制御ロッド(47)の
    端縁が制御カム(48)として形成され、この制御カム
    (48)は係止爪(43)の内周面にある制御縁(49)に接
    しており、制御カム(48)および制御縁(49)は、係止
    ロッド(42)の直立運動の終了後に係止爪(43)が制御
    カム(48)の半径方向段差部を介してその係止位置に揺
    動され、幌支柱(7)を更にその直立した終端位置に揺
    動する際に係止位置に保持されているように、互いに決
    められていることを特徴とする請求項14又は15記載の折
    り畳み式幌。
  17. 【請求項17】制御ロッド(47)は幌支柱(7)にその
    延長体として形成されていることを特徴とする請求項16
    記載の折り畳み式幌。
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