JPH0647928Y2 - 折り畳み式キャビンを持つロードローラ - Google Patents

折り畳み式キャビンを持つロードローラ

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Publication number
JPH0647928Y2
JPH0647928Y2 JP240690U JP240690U JPH0647928Y2 JP H0647928 Y2 JPH0647928 Y2 JP H0647928Y2 JP 240690 U JP240690 U JP 240690U JP 240690 U JP240690 U JP 240690U JP H0647928 Y2 JPH0647928 Y2 JP H0647928Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cabin
roof
windshield
vehicle body
door
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP240690U
Other languages
English (en)
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JPH0393811U (ja
Inventor
悟 岡本
Original Assignee
ダイナパック建機株式会社
株式会社丸谷工業
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Filing date
Publication date
Application filed by ダイナパック建機株式会社, 株式会社丸谷工業 filed Critical ダイナパック建機株式会社
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Road Paving Machines (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の利用分野] 本考案は折り畳むことのできるキャビンを持つロードロ
ーラに関する。
[従来の技術] キャビンを持つロードローラをトレーラに載せ道路を走
行する際、道路上の構造物、とくにトンネル、ガード、
等に接触することがあるため、前記キャビンは取り外す
ことができる構造であることが要求される。従来、この
ような構造のキャビンは部品の一部または全部がねじ止
めされていて、これを分解するためには部品毎に外し、
適当な場所に載置するというものであった。また、キャ
ビン前部のウインドシールド部は車体とヒンジ結合され
ていて前方に倒すことが可能のものも、キャビン後部は
完全に分解するか、またはキャビン後部の上下を分割
し、上半分を後方に折り畳み、ルーフはその上に載置す
るというものがあった。
[考案が解決しようとする課題] 前記の従来のものは、部分をねじ止めしたり、外したり
する作業が繁雑であり、部分的に折り畳むことのできる
ものも、ドア上半分とルーフの付いたキャビン後部の上
半分を折り畳む作業は全体の重量、折り畳み作業中のヒ
ンジ結合された部分、とくにドア上半分、の不安定な動
き、等の要因により、オペレータ1人では操作できない
困難性と繁雑さがあった。また、したがって、作業の完
了まで長時間を要する等の欠点を持つものであった。さ
らに、キャビン前部は前方に折り畳んだ際、オペレータ
が運転の際の視界を妨害して安全上問題があった。
したがって、本考案は組み立て、折り畳みのいずれもオ
ペレータ1人で短時間で簡単になすことができ、また、
折り畳んだ状態で安全に運転することのできる、折り畳
み式キャビンを持つロードローラを得ることを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本考案においては、前部と後部がそれぞれ分離して折り
畳むキャビンであって、ルーフはキャビン前部と摺動可
能に連結し、しかもキャビン前部を前方に倒したとき、
キャビン前部が前方に向かって水平より下方まで傾斜す
るようにし、これによってルーフが滑ってさらに一定距
離前方に移動するようにし、またキャビン後部は外側方
に180°開いたドアと重なり、さらにキャビン後部の後
端が車体の床と回動可能に連結されて後方へ倒すことが
できるようにしたことにより、前記の課題を解決した。
なお、キャビン後部は床より高い位置に設けた支持点で
支持され回動するようにすることが便利である。これは
ドアの巾がキャビン後部の側面の巾より大きいときに有
用である。
[作用] キャビン前部、すなわちウインドシールド部はその下端
で車体とヒンジ結合されていてこゝを中心に前方に回動
させて倒される。ルーフはウインドシールド部上端で摺
動可能に連結しているので、ウインドシールド部が前方
に向かって水平より下方に傾斜すると前方へ移動する。
これによりオペレータの前方視界は良好となる。ドアは
完全に開くとキャビン後部の側面と重なる。このように
した、キャビン後部は後方へ回動され、水平の位置で止
められる。
[実施例] 本考案の一実施例を図を用いて以下に説明する。第2図
に示すロードローラ車体の床(4)の上に設置されたキ
ャビン(1)は左右のドア(7)を挟んで前部と後部と
に分解可能である。前部はウインドシールド部(2)を
主要素とし、ウインドシールド部(2)はその下端が車
体とヒンジ結合している。ヒンジはスプリング付蝶番
(10)を用いると、回動に必要な力が少なくてすむので
便利である。ウインドシールド部は側面から見ると下方
から上方にゆくに従い巾が狭くなるように構成される。
これは、例えば前面ガラスに傾斜角をつけることで達成
される。
ウインドシールド部(2)の上端には上方に突出するブ
ラケット(12)が取り付けられ、ブラケットには外側方
に延びる突起(9)が設けられる。ルーフ(5)は内部
をくりぬかれた逆さにした浅い皿状のもので、両側方内
面に水平方向に一定距離延びるみぞ(8)が設けられて
おり、前記突起(9)はこのみぞに係合して、みぞに案
内されて前後に摺動できる。みぞは前端で上方に曲がっ
ていて、キャビンが組み立てられたときは突起(9)こ
の部分に係合していてルーフを前後に滑動しないように
固定している。
ウインドシールド部(2)直前の車体上面(11)はウイ
ンドシールド部下端から前方へ向かって下方に傾斜して
いて、スプリング付蝶番を中心にウインドシールド部
(2)を前方に回動すると、ウインドシールド部前面は
前記の傾斜する車体上面に支持される。前記の車体上面
の傾斜と、ウインドシールド部の前後巾が上方で狭くな
っていることとのために、前方下方に向かう十分な傾斜
が得られる結果、ルーフ(5)のみぞ(8)は突起
(9)に案内されて突起(9)がみぞ(8)の他端に至
るまでの一定距離だけルーフ(5)は第2図で鎖線で示
す位置まで前方に移動する。
左右のドア(7)はキャビン後部(3)の前端でヒンジ
(13)により外側方へ開くことができるように結合され
ている。ドア(7)は180°開くとキャビン後部の側面
と重なる。キャビン後部(3)の後端には、床(4)よ
り若干上方の位置に後方に突出するブラケット(14)が
設けられ、床(4)の上に取り付けた別のブラケット
(15)と交差する位置、すなわち支持点(6)で、両ブ
ラケットは回動可能に互いに取り付けられる。キャビン
後部(3)は前記支持点(6)を中心に後方に回転さ
れ、水平の位置まで倒された位置で床(4)の上に設け
られた腕木(16)の上端に、これと対応する位置でキャ
ビン後端に設けた止め(17)が係合して保持される。
支持点(6)を床(4)より高い位置に設けた理由は、
本実施例にあってはドア(7)の巾がキャビン後部
(3)の側面の巾より大きいためである。したがって、
支持点(6)の高さはドア(7)とキャビン後部(3)
の側面の巾との差によりきめられる。
なお、本実施例において、第3図に示すようにキャビン
後端と床(4)とを結ぶガススプリング(18)または油
圧シリンダを取り付けることができる。これによって、
キャビン後部(3)を回動するときに要する力が減少さ
れる。
また、ルーフはウインドシールド部との連結の代わりに
キャビン後部上端とヒンジ結合などで回動可能に連結し
てもよい。この場合、ルーフはキャビン後部上縁の前端
で連結する。さらにルーフの位置を修正する必要がある
ときはウインドシールド部との連結のときのようにルー
フ内側面にみぞを設け連結部に突起を設けてこれをみぞ
と係合させることができる。
[考案の効果] 本考案の折り畳み式キャビンは分離可能な前部と後部と
がそれぞれ車体とヒンジ結合しているのでそれぞれ前後
に回動して倒せばよく、ルーフが前部と摺動可能に連結
され、ドアが後部とヒンジ結合され、他に処置すべき部
品はないので極めて簡単に、かつ短時間に折り畳み、組
み立て作業が可能である。前部を折り畳んだときのオペ
レータの視界は良好となる。後部はドアの巾を考慮した
床より高い位置で回動中心の支持点が得られるのでドア
が床にぶつからない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の折り畳み式キャビンを組み立てた状態
のロードローラの全体の側面図である。第2図は前記の
キャビンの部分の拡大側面図であり、折り畳んだ状態を
鎖線で表わす。第3図はキャビン後部に補助として取り
付けたガススプリングを示す。 1…キャビン、2…ウインドシールド部、 3…キャビン後部、4…床、5…ルーフ、 6…支持点、7…ドア、8…みぞ、9…突起。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前部と後部とにそれぞれ分離して倒して折
    り畳むことができるキャビンを持つロードローラであっ
    て、 前記キャビン(1)は、前方へ折り畳まれるように前部
    下端で車体と回動可能に連結されたウインドシールド部
    (2)と、後方へ折り畳まれるように車体の床(4)と
    回動可能に連結されたキャビン後部(3)とを含み、 前記ウインドシールド部(2)の上端にルーフ(5)が
    前後に摺動可能に連結され、ウインドシールド部(2)
    を前方へ完全に倒したときルーフ(5)は前方に向かっ
    て水平より下方に傾斜し、ルーフ(5)は前方へ一定距
    離移動し、 キャビン後部(3)はその前端で左右のドア(7)と連
    結され、ドア(7)を完全に開いたとき、ドア(7)は
    キャビン後部(3)の両側に重ねられることができる、 折り畳み式キャビンを持つロードローラ。
  2. 【請求項2】ルーフ(5)は両側面内側に水平に延びる
    みぞ(8)を持ち、ウインドシールド部(2)の上端に
    側方外方に突出して設けられた突起(9)が前記みぞ
    (8)と摺動可能に係合している、請求項1記載の折り
    畳み式キャビンを持つロードローラ。
  3. 【請求項3】ウインドシールド部(2)は、その前部下
    端と車体とがスプリング付蝶番(10)でヒンジ結合され
    ている、請求項1記載の折り畳み式キャビンを持つロー
    ドローラ。
  4. 【請求項4】前方に倒したウインドシールド部(2)を
    支持する車体上面(11)は前方に向かって傾斜してい
    る、請求項1記載の折り畳み式キャビンを持つロードロ
    ーラ。
  5. 【請求項5】ドア(7)は外側方へ180°回転できるよ
    うにヒンジ結合されている、請求項1記載の折り畳み式
    キャビンを持つロードローラ。
  6. 【請求項6】キャビン後部(3)は、その後端で車体の
    床(4)より高い位置に設けた支持点(6)を中心に回
    動するよう支持され、水平の位置まで後方へ回動するこ
    とができる、請求項1記載の折り畳み式キャビンを持つ
    ロードローラ。
JP240690U 1990-01-17 1990-01-17 折り畳み式キャビンを持つロードローラ Expired - Lifetime JPH0647928Y2 (ja)

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JPH0393811U JPH0393811U (ja) 1991-09-25
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