JP2517649Y2 - からくり時計用人形 - Google Patents
からくり時計用人形Info
- Publication number
- JP2517649Y2 JP2517649Y2 JP5013691U JP5013691U JP2517649Y2 JP 2517649 Y2 JP2517649 Y2 JP 2517649Y2 JP 5013691 U JP5013691 U JP 5013691U JP 5013691 U JP5013691 U JP 5013691U JP 2517649 Y2 JP2517649 Y2 JP 2517649Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operating body
- operating
- doll
- rotating plate
- pivotally attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Toys (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、からくり時計用人形
の駆動構造に関する。
の駆動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】からくり時計用人形は、該人形の採る動
作態様の数が多ければ多い程興趣を増して観者をひきつ
ける。そして上記人形の動作は、一般的にモータで駆動
される偏心カム、該偏心カムに接続された作動杆、該作
動杆に接続されたリンク機構や作動カム体によって与え
られており、人形の一つの動作に対応して上記偏心カ
ム、作動杆、リンク機構等が必要とされていた。
作態様の数が多ければ多い程興趣を増して観者をひきつ
ける。そして上記人形の動作は、一般的にモータで駆動
される偏心カム、該偏心カムに接続された作動杆、該作
動杆に接続されたリンク機構や作動カム体によって与え
られており、人形の一つの動作に対応して上記偏心カ
ム、作動杆、リンク機構等が必要とされていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって、従来のか
らくり時計用人形にあっては、人形の一つの動作に対応
して上記偏心カム、作動杆、リンク機構等が必要とされ
ているので、動作態様数を増そうとすると、駆動装置が
大型化し、また複雑となってコスト高を招く等の問題が
あった。本考案は、上記問題を解決することを課題とし
てなされたものである。
らくり時計用人形にあっては、人形の一つの動作に対応
して上記偏心カム、作動杆、リンク機構等が必要とされ
ているので、動作態様数を増そうとすると、駆動装置が
大型化し、また複雑となってコスト高を招く等の問題が
あった。本考案は、上記問題を解決することを課題とし
てなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本考案は、固定
部材に枢着された第一動作体と該第一動作体に枢着され
た第二動作体とを備えたからくり時計であって、モータ
駆動される初動カム体に、前記第一動作体を動かす作動
杆の基部を接続すると共に、該作動杆の先端部を前記第
一動作体のカム溝に係合し、更に前記第二動作体の基端
部を係合して該第二動作体を回動駆動させる回動板を第
一動作体に枢着し、該回動板の中心から離れた位置を前
記固定部材で位置拘束させたものである。
部材に枢着された第一動作体と該第一動作体に枢着され
た第二動作体とを備えたからくり時計であって、モータ
駆動される初動カム体に、前記第一動作体を動かす作動
杆の基部を接続すると共に、該作動杆の先端部を前記第
一動作体のカム溝に係合し、更に前記第二動作体の基端
部を係合して該第二動作体を回動駆動させる回動板を第
一動作体に枢着し、該回動板の中心から離れた位置を前
記固定部材で位置拘束させたものである。
【0005】
【作用】上記初動カム体の回転時(正時)に、作動杆が
上下動し、第一動作体が回動する。この時に第二動作体
も第一動作体と一体に動く。従って上記回動板も位置を
変更しようとするが、該回動板は固定部材によって位置
を拘束されており、そのために回動板は回動することに
よって第一動作体への追動を許容する。この結果回動板
が揺動して第二動作体が回動駆動される。
上下動し、第一動作体が回動する。この時に第二動作体
も第一動作体と一体に動く。従って上記回動板も位置を
変更しようとするが、該回動板は固定部材によって位置
を拘束されており、そのために回動板は回動することに
よって第一動作体への追動を許容する。この結果回動板
が揺動して第二動作体が回動駆動される。
【0006】
【実施例】以下、本考案を添付図面に基いて説明する。
図1は本考案の一実施例を示す正面図であって、背羽を
備え笛を口にあてがった子供人形とされている。そし
て、正時において子供人形の上半身(以下第一動作体1
と称する)が左右に揺動し、背羽(以下第二動作体2と
称する)が開閉する構成とされている。
図1は本考案の一実施例を示す正面図であって、背羽を
備え笛を口にあてがった子供人形とされている。そし
て、正時において子供人形の上半身(以下第一動作体1
と称する)が左右に揺動し、背羽(以下第二動作体2と
称する)が開閉する構成とされている。
【0007】図中、3はステージを構成するケースであ
って該ケース3内にモータ(図示せず)によって回転駆
動される初動カム体4が配されており、この初動カム体
4によって正時に作動杆5が上下往復運動をする。上記
初動カム体4は、円周溝(以下初動カム溝4aと称す
る)を偏心させて設けた歯車であって、該初動カム溝4
aに上記作動杆5の基部が接続(係合)されており、該
作動杆5の先端部は子供人形の腰部にまで導入されてい
る。上記子供人形は、固定部材6たる脚部6a及び腰部
6bに第一動作体1たる上半身部が枢着されている(7
は枢着点を示す)。 8は上記第一動作体1の内面下部
に形成されたくの字状のカム溝であって、該カム溝8内
に作動杆5の先端部5aが摺動可能に係合されている。
従って、上記作動杆5が上下動した際に枢着点7を中心
として第一動作体1が揺動することになる。
って該ケース3内にモータ(図示せず)によって回転駆
動される初動カム体4が配されており、この初動カム体
4によって正時に作動杆5が上下往復運動をする。上記
初動カム体4は、円周溝(以下初動カム溝4aと称す
る)を偏心させて設けた歯車であって、該初動カム溝4
aに上記作動杆5の基部が接続(係合)されており、該
作動杆5の先端部は子供人形の腰部にまで導入されてい
る。上記子供人形は、固定部材6たる脚部6a及び腰部
6bに第一動作体1たる上半身部が枢着されている(7
は枢着点を示す)。 8は上記第一動作体1の内面下部
に形成されたくの字状のカム溝であって、該カム溝8内
に作動杆5の先端部5aが摺動可能に係合されている。
従って、上記作動杆5が上下動した際に枢着点7を中心
として第一動作体1が揺動することになる。
【0008】第二動作体2は、上述の第一動作体1に回
動可能に枢着されている(9は枢着点を示す)。そし
て、上記第二動作体2の基端部2a,2a(子供人形の
内側)は、一個の回動板10の長溝11に係合せしめら
れ、該回動板10は第一動作体1に枢着されている(1
0aは枢着点を示す)。従って第一動作体1の揺動時、
第二動作体2及び回動板10も第一動作体1と一体に揺
動する構成である。
動可能に枢着されている(9は枢着点を示す)。そし
て、上記第二動作体2の基端部2a,2a(子供人形の
内側)は、一個の回動板10の長溝11に係合せしめら
れ、該回動板10は第一動作体1に枢着されている(1
0aは枢着点を示す)。従って第一動作体1の揺動時、
第二動作体2及び回動板10も第一動作体1と一体に揺
動する構成である。
【0009】11は、上記固定部材6の上端に設けた長
溝状の拘束部であって、第一動作体1の揺動時に第二動
作体2の基端部の位置を動かさないようにする役割を担
っている。具体的には、第二動作体2の一方の基端部を
長く伸して上記拘束部11に係合させている。もっと
も、回動板10に突子(図示せず)を設け該突子を上記
長溝状の拘束部11に係合させてもよい。従って、第一
動作体1の揺動時において第二動作体2の枢着点9が該
第一動作体に伴って移動する一方、該第二動作体2の上
方の基端部2aは移動すると共に、下方の基端部2aは
移動しない状態となる。つまり回動板10が揺動して、
第一動作体1に対する枢着点9の追動を許容することに
なる。そしてこの回動板10の回動によって第二動作体
2が動く(背羽が開閉する)。
溝状の拘束部であって、第一動作体1の揺動時に第二動
作体2の基端部の位置を動かさないようにする役割を担
っている。具体的には、第二動作体2の一方の基端部を
長く伸して上記拘束部11に係合させている。もっと
も、回動板10に突子(図示せず)を設け該突子を上記
長溝状の拘束部11に係合させてもよい。従って、第一
動作体1の揺動時において第二動作体2の枢着点9が該
第一動作体に伴って移動する一方、該第二動作体2の上
方の基端部2aは移動すると共に、下方の基端部2aは
移動しない状態となる。つまり回動板10が揺動して、
第一動作体1に対する枢着点9の追動を許容することに
なる。そしてこの回動板10の回動によって第二動作体
2が動く(背羽が開閉する)。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、第一作
動体が第二動作体を動かす構成であって、一個の初動カ
ム体及び一本の作動杆で事足りるため、小型化が可能で
ありコストも低減するという長所を有する。
動体が第二動作体を動かす構成であって、一個の初動カ
ム体及び一本の作動杆で事足りるため、小型化が可能で
ありコストも低減するという長所を有する。
【図1】本考案一実施例の正面図
【図2】作動説明用縦断面図
【図3】構造説明用縦断面図
【図4】第二動作体部分の横断面図
1 第一動作体 2 第二動作体 2a 基端部 4 初動カム体 5 作動杆 6 固定部材 7 枢着点 8 カム溝 9 枢着点 10 回動板
Claims (1)
- 【請求項1】 固定部材に枢着された第一動作体と該第
一動作体に枢着された第二動作体とを備えたからくり時
計であって、 モータ駆動される初動カム体に、前記第一動作体を動か
す作動杆の基部を接続すると共に、該作動杆の先端部を
前記第一動作体のカム溝に係合し、 更に前記第二動作体の基端部を係合して該第二動作体を
回動駆動させる回動板を第一動作体に枢着し、該回動板
の中心から離れた位置を前記固定部材で位置拘束させた
ことを特徴とするからくり時計用人形。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5013691U JP2517649Y2 (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | からくり時計用人形 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5013691U JP2517649Y2 (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | からくり時計用人形 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH054085U JPH054085U (ja) | 1993-01-22 |
JP2517649Y2 true JP2517649Y2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=12850735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5013691U Expired - Fee Related JP2517649Y2 (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | からくり時計用人形 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517649Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-29 JP JP5013691U patent/JP2517649Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH054085U (ja) | 1993-01-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |