JP2545863Y2 - 設備時計の装飾体 - Google Patents

設備時計の装飾体

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JP2545863Y2
JP2545863Y2 JP4654692U JP4654692U JP2545863Y2 JP 2545863 Y2 JP2545863 Y2 JP 2545863Y2 JP 4654692 U JP4654692 U JP 4654692U JP 4654692 U JP4654692 U JP 4654692U JP 2545863 Y2 JP2545863 Y2 JP 2545863Y2
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rotating
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徳彦 中村
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Rhythm Watch Co Ltd
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Rhythm Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、正時等の所定時間毎に
音楽を鳴らすと共にステージを出現させ、ステージに設
けた装飾体の動きを見せる設備時計に関し、尚詳しくは
設備時計に内蔵される装飾体としての人形に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】今日、正時の時報信号等に合わせて音楽
を鳴らし、この音楽に合わせて開閉扉を開くことにより
ステージを出現させ、このステージに配設した装飾体の
動きを見せる設備時計が数多く配置されるようになって
きた。これら設備時計のステージに配設された装飾体人
形は、人形を載置したテーブルを回転させることにより
人形を移動させる動きを見せるものや、人形内にリンク
機構を組み込んで手や首を動かせることにより人形に動
作を行なわせるもの(例えば実開平3−95995号)
等がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前述の様に、人形をテ
ーブルに載せて移動させたり、単に手を上下等に動かせ
るだけの装飾体の動作では観者に飽きられるようになっ
てきた。従って、観者に見飽きさせない自然な人形の動
きや複雑な動作が求められ、本考案は比較的単純な機構
で複雑且つ自然な動作を装飾体に行わせることを可能と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、回転ハンドル
の後に直立した人形を配置した装飾体において、直立し
た人形の上部を下部に対して左右に揺動可能とすると共
に上体駆動用モータを人形に組み込み、体の前方に配置
した腕を上下に揺動可能とすると共に腕部駆動用モータ
を人形に組み込み、且つ、前記回転ハンドルを回転させ
るモータをも設けておくこととする。
【0005】
【作用】本考案に係る装飾体の人形は、上体駆動用モー
タにより上体を左右に揺動させ、且つ、腕部駆動用モー
タにより腕を上下に揺動させることができる故、上体を
1回だけ左右に揺動させる間に腕を上下に1回だけ揺動
させることにより、上体の揺動と腕の揺動とを組合わせ
て手による円運動を行なわせることができる。更に、人
形の腕を円形に動かせると共に回転ハンドルを他のモー
タにより回転させ、人形の腕を円形に1回動かす時間と
回転ハンドルが1回転する時間とを一致させて3個のモ
ータを回転させると、人形が回転ハンドルを回転させて
いる様に見せることができる。
【0006】
【実施例】本考案に係る設備時計の装飾体の実施例とし
ては、ストリートオルガン61のハンドル65を人形1
0により回転させる様に見せるものであり、図1に示す
様に、ストリートオルガン61の後方に人形10を直立
させ、ストリートオルガン61のハンドル65を一方の
手で把り、他方の手をハンドル65に添えるものであ
る。
【0007】この人形10の胴体は、図3及び図4に示
すように、下部ブロック51に対して上部ブロック21
を支持板41により取り付け、該支持板41の下部ブロ
ック51への取り付けに際しては支持板41の下端近傍
を支持ピン45により下部ブロック51に回動可能に取
り付けることにより支持板41及び上部ブロック21を
下部ブロック51に対して左右に揺動可能とするもので
ある。尚、下部ブロック51の下方には脚部53を設
け、該脚部53により下部ブロック51をステージの基
板等に固定する様にしている。
【0008】更に、前記支持板41の支持ピン45より
も上方位置には、支持板41の軸方向に沿った長穴43
を形成し、図4に示す様に上体駆動用モータ56により
回転される回転板又はクランク58に設けた偏心ピン5
9を前記長穴43に挿入し、この長穴43に挿入された
偏心ピン59を上体駆動用モータ56により回転される
回転板又はクランク58の回転によって円運動を行なわ
せ、以て回転板又はクランク58が1回転すると支持板
41が支持ピン45を揺動中心として左右に1往復だけ
揺動する様にするものである。
【0009】又、上部ブロック21には腕部駆動用モー
タ31を組み込むと共に、人形10の肩部に相当する上
部ブロック21の左右上方に腕部支持ピン23を設け、
該腕部支持ピン23に各々回転自在に揺動板25を取り
付け、該揺動板25にも長穴27を設けて偏心ピン39
を挿入することとし、前記腕部駆動用モータ31の回転
を伝達歯車33を介して伝達軸35に伝え、伝達軸35
の両端に設けた回転板又はクランク38により偏心ピン
39を円運動をさせ、以て揺動板25を腕部支持ピン2
3を中心として揺動させる様にし、この揺動板25の支
持ピン23の位置に腕取付軸29を設けておくことによ
り腕取付軸29を揺動板25の揺動に合わせて腕部支持
ピン23を中心に回動させることとし、この右側の腕取
付軸29に右腕11を、左側の腕取付軸29に左腕15
を取り付けることにより右腕と左腕とを上下に揺動させ
ることとし、右側の偏心ピン39と左側の偏心ピン39
との位置を合わせておくことにより右腕11と左腕15
とを同時に上下させる様にするものである。
【0010】尚、揺動板25に取り付ける右腕11及び
左腕15は、図1及び図2に示した様に、各々体の前方
に位置させて後述するストリートオルガン61のハンド
ル65を右腕11で握り、左腕15はハンドル65に添
える様な形状とし、又、前記上部ブロック21を揺動可
能に下部ブロック51に取り付ける支持ピン45は人形
10の膝位置よりも僅かに高い位置として設定してお
き、この上部ブロック21及び下部ブロック51に肉付
けを行なって衣装を着せることにより人形10の外観を
形成して上体を下部に対して揺動可能とするものであ
る。
【0011】又、ストリートオルガン61は、図1に示
した様に、前記人形10の前に配置され、立方体形状の
本体の裏面に回転ハンドル65を有するものであり、内
部にハンドル回転用のモータを内臓し、図5に示す把持
部67を設けたハンドル65をハンドル軸63を回転中
心として前記ハンドル回転用モータにより回転させるも
のである。
【0012】本実施例は、この様にハンドル回転用モー
タと上体駆動用モータ56と腕部駆動用モータ31とを
有し、ハンドル回転用モータによりハンドル65を回転
させ、このハンドル65に設けた把持部67の回転直径
に等しい揺動幅で右手の中間高さ位置が左右に揺動する
様に支持板41に設けた長穴43と支持ピン45との距
離及び偏心ピン59の偏心量を設定して上体を下部に対
して揺動させる様にし、又、右手の中間高さ位置とハン
ドル軸63の高さ位置とを一致させておき、更に、右手
の上下方向揺動幅もハンドル65に設けた把持部67の
回転直径と等しくなる様に右腕11の長に応じて偏心ピ
ン39の偏心量を回転板又はクランク38の回転中心と
揺動板25を上部ブロック21に取り付ける支持ピン2
3の中心との距離に合わせて調整しておくものである。
【0013】尚、ハンドル65を握る右手に設ける把持
部挿入穴13は、ハンドル65に設けた把持部67の直
径よりも大きくし、右手が正確に一点を中心とする真円
形の軌跡を描く動作をしなくても、把持部挿入穴13の
内側がハンドル65の把持部67と軽く接触する程度と
して上体や腕の揺動がハンドル65により阻害されない
ようにしており、又、左腕15の揺動による左手の上下
移動量は、右手の上下移動量と略等しくしているもので
ある。
【0014】従って、支持板41を直立させる位置とす
る様に上体駆動用モータ56により回転する偏心ピン5
9の回転位置を位置決めし、右腕11及び左腕15が最
も上方に位置する位置に各揺動板25を位置させる様に
腕部駆動用モータ31により回転する偏心ピン39の回
転位置を位置決めしておき、且つ、ストリートオルガン
61のハンドル65に設けた把手部67も最上位に位置
する様にした状態を初期状態としておき、上体を揺動さ
せる偏心ピン59及び腕部を揺動させる偏心ピン39、
更に、ストリートオルガン61のハンドル65の回転速
度が等しくなるように上体駆動用モータ56、腕部駆動
用モータ31及びハンドル回転用モータの回転を同期さ
せる駆動パルスを各モータに送ると、上体の揺動と腕の
揺動が合成され、人形10の手は図6に示すように円形
に動くようになる。
【0015】この手の動きは、上体駆動用モータ56及
び腕部駆動用モータ31を一定速度で回転させる場合は
真円からは僅かにずれた円運動となるも、前述のように
ハンドル65の把持部67が挿入される穴13が把持部
67の直径よりも大きく形成されている故、ハンドル6
5の把持部67が真円を描いて移動するのに合わせて手
も円形に動き、把持部挿入穴13と把持部67との間隙
により手の動きによる誤差は吸収され、人形10の手に
よりハンドル65を回転させている様に見せることがで
きる。
【0016】従って、この人形10は上体を左右に揺ら
しつつ手による円運動を行ない、大きなハンドル65を
回転させる際の人間の動きに合わせた自然な動作を行な
う様に見せることができるものである。尚、各モータの
停止に際しては偏心カムやハンドル65の回転位置検出
用リミットスイッチを設けておき、上体の位置や右腕1
1等の位置及びハンドル65の回転位置が初期状態位置
となったことを検出して各モータを停止させるようにし
ている。
【0017】又、ハンドル回転用モータには、負荷検出
器を取り付けておき、3個のモータの同期がずれ、手の
動きがハンドル65の回転に対して遅れた場合等には全
てのモータの回転を一旦停止させ、モータの同期ずれに
よって手の動きがハンドル65の動きに合わなくなった
ときは、人形10等の各部に無理な力が加わらない様に
している。
【0018】更に、上体駆動用モータ56により回転板
又はクランク58を回転させる際、及び腕部駆動用モー
タ31により回転板又はクランク38を回転させる際や
ハンドル回転用モータによりハンドル65を回転させる
際には、適宜減速歯車を挿入して回転速度や回転トルク
を調整することもでき、又、各モータを回転させる駆動
パルスの周波数を変化させて上体の左右への揺動速度及
び腕の上下への揺動速度を調整して手の円運動を真円に
近付けることも可能である。
【0019】
【考案の効果】本考案に係る装飾体は、上体を左右に揺
らすモータによって上体を左右に揺動させると共に腕を
上下に揺らすモータによって腕を上下に揺動させること
により手を円形に動作させることができ、単純な揺動リ
ンク機構を用いて手の円運動を行なわせ、この手の円運
動に際して上体を左右に揺らす故、上体の動きも合わせ
て重いハンドルを回転させる自然な動作を見せることが
でき、見飽きさせないステージを出現させることができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る装飾体の側面図。
【図2】本考案に係る装飾体の人形を示す正面図。
【図3】本考案に係る装飾体の人形の骨格を示す正面
図。
【図4】本考案に係る装飾体の人形の骨格を示す側面
図。
【図5】本考案に係る装飾体のストリートオルガンを示
す図。
【図6】本考案に係る装飾体の人形の手の動きを示す
図。
【符号の説明】
10 人形 21 上部ブロッ
ク 23 支持ピン 25 揺動板 31 腕部駆動用モータ 35 伝達軸 39 偏心ピン 41 支持板 45 支持ピン 56 上体駆動用
モータ 58 クランク 59 偏心ピン 61 ストリートオルガン 65 ハンドル 67 把持部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ハンドルの後に直立した人形を配置
    した装飾体であって、前記ハンドルを回転させるハンド
    ル回転用モータを有すると共に、前記人形は下部に対し
    て左右に揺動可能な上体を有し、且つ、肩を中心に上下
    に揺動可能とした腕を有し、該人形の腕の先端となる手
    前記回転ハンドルの周上の1点と遊びをもって結合
    れており、該人形は前記上体を左右に揺動させる上体駆
    動用モータを内蔵すると共に、前記腕を上下に揺動させ
    る腕部駆動用モータを内蔵し、前記上体駆動用モータ
    は、前記ハンドル回転用モータによるハンドルの1回転
    に要する時間で人形の上体を左右に1往復移動させるも
    のとし、前記腕部駆動用モータは、前記ハンドル回転用
    モータによるハンドルの1回転に要する時間で人形の腕
    を上下に1往復移動させるものとし、以て上体の左右動
    と腕の上下動とにより手を円形に動かすことを特徴とす
    る設備時計の装飾体。
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