JPH04114394U - あやつり人形 - Google Patents

あやつり人形

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JPH04114394U
JPH04114394U JP1859191U JP1859191U JPH04114394U JP H04114394 U JPH04114394 U JP H04114394U JP 1859191 U JP1859191 U JP 1859191U JP 1859191 U JP1859191 U JP 1859191U JP H04114394 U JPH04114394 U JP H04114394U
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JP
Japan
Prior art keywords
cam
arm
support shaft
support plate
puppet
Prior art date
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Pending
Application number
JP1859191U
Other languages
English (en)
Inventor
新六 浅川
Original Assignee
株式会社三協精機製作所
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Publication date
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Priority to JP1859191U priority Critical patent/JPH04114394U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人形の動きが大きく且つ速いオルゴール駆動
式のあやつり人形。を提供する。 【構成】 ドラム4と一体的に回転する歯車8を有する
オルゴールムーブメント1と、このムーブメント1に固
定された支持板10と、この支持板に回転自在に支持さ
れた支持軸11に固定したカム13〜17と、歯車8の
回転を増速して支持軸11に伝達する増速歯車列29,
30と、基端部(18a)を支持板10に揺動自在に支
持されていて、その一部(18b)をカムの作動面に接
触させたアーム18〜22と、連結部材23〜27を介
してアームの先端部(18c)に連結された人形本体2
8とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、あやつり人形、具体的にはオルゴール駆動式のあやつり人形に関 する。
【0002】
【従来の技術】
アームの先に糸で吊られた人形を、振動弁を弾く回転ドラムの回転を駆動源と して動かすオルゴール駆動式あやつり人形は、 実開昭61−4695号公報や 実開昭61−71191号公報などに記載されているように、すでに知られてい る。
【0003】 あやつり人形は、人形本体をアーム先端に複数本の糸で吊り下げておいて、回 転ドラムの回転につれて揺動する複数本のアームの先端の上下動に連れて糸を操 って人形本体を動かすように構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のオルゴール駆動式あやつり人形は、人形本体の動きに合わせ て曲を鳴奏するという特徴を備えているが、人形本体の動きが緩慢且つ単調であ り、面白みに欠ける点がある。
【0005】 そこで、本考案の目的は、比較的速い動きをすると共に動作を大きくしたあや つり人形の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のあやつり人形は、ことを特徴とする。回転ドラムと一体的に回転する 出力歯車を有するオルゴールムーブメントと、このオルゴールムーブメントに固 定された支持板と、この支持板に回転自在に支持されているカム支持軸に固定さ れた複数のカムと、上記出力歯車の回転を増速して上記カム支持軸に伝達する増 速歯車列と、基端部を上記支持板に揺動自在に支持されていて、その一部を上記 カムの作動面に接触させた複数のアームと、連結部材を介して上記アームの先端 部に連結された人形本体とを備えたことを特徴とする。また、上記アームのカム 接触点からアームの先端部の連結部材取付位置までの距離を、アームのカム接触 点からアームの基端部までの距離よりも長くしたことも特徴とする。
【0007】
【作用】
オルゴールムーブメントの回転ドラムが回転して曲を鳴奏するとき、該ドラム と一体的に回転する出力歯車の回転が増速歯車列を介してカム支持軸に伝達され てこれを増速して回転駆動する。 カム支持軸に固定されているカムが回転する と、カムに接触しているアームがその基端部を中心として揺動し、該アームの先 端に連結部材を介して吊り下げられている人形本体を操り動かす。このとき、人 形本体は、回転ドラムの回転を増速されて伝達されることによって速い動きをす る。また、アームのカム接触点からアームの先端部の連結部材取付位置までの距 離を、アームのカム接触点からアームの基端部までの距離よりも長くしたことに より、カムに従動するアームの先端は大きなストロークで揺動する。
【0008】
【実施例】
以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。
【0009】 図1において、符号1はオルゴールムーブメントを示している。図示の例のオ ルゴールムーブメント1は、香箱2に収納された全舞(図示せず)を駆動源とす る手巻式オルゴールである。オルゴールムーブメント1は、香箱2を固定したフ レーム3と、このフレームに回転自在に支持された回転ドラム4と、フレームに 固定されていてドラムのピン(図示せず)の回転軌跡上にその先端を位置させた 振動弁5と、全舞の解放力による回転ドラム4の回転を調速する周知のガバナ機 構6とからなっている。
【0010】 回転ドラム4と一体に設けられた出力取出し軸7には、平歯車からなる出力歯 車8が圧入して固定されている。
【0011】 フレーム4の取付孔9,9には、支持板10がその折曲した取付片10aをね じ止めして固定されている。支持板10は、ドラム軸方向に伸びる本体の両端を 折り曲げて形成した軸支持部10b,10cを有している。 軸支持部10b, 10c間には、互いに平行なカム支持軸11とアーム支持軸12が支架されてい る。アーム支持軸12は特に回転するように設けられる必要はないが、 カム支 持軸11は回転自在に設けられている。
【0012】 カム支持軸11には、図示の場合、5個のカム13,14,15,16,17 が固定されている。これらのカムの形状及びその支持軸に対する回転方向の取付 角度は、 後述する人形本体にどのような動きをさせるかによって適宜決定され る。図示の例は、支持軸11とカム13〜17を別体に形成したものであるが、 これらは一体成形されても良い。
【0013】 アーム支持軸12には、アーム18,19,20,21,22の基端部が係合 されている。 アーム支持軸12は、図2及び図3に示すように、軸本体12a と、これに挿通したカラー12b,12b・・・とからなっていて、相隣るカラ ー間に位置する軸本体12aにアームの部分輪状に折り曲げた基端部18aを揺 動自在に嵌合させている。アーム18〜22は、ピアノ線のような鋼材を折曲し て形成されていて、その基端部18a〜22aを部分輪状に形成して、軸本体1 2aに対して揺動自在且つ着脱自在に嵌合させられている。図3において、アー ム18を右方に強く押すと基端部18aは、弾性変形して拡開し、これを支持軸 本体12aから外すことができる。アーム18を支持軸12に装着するには、基 端部18aを拡開させて弾発的に係合させる。このアームが支軸に着脱自在であ るということは、アームを外した状態で当該あやつり人形の梱包ができ、パッケ ージの小嵩化と輸送時の省スペース化が可能となる。
【0014】 アーム18〜22は、平面的に見たときクランク状に曲げられたカム接触部1 8b〜22bをそれぞれ対応するカム13〜17の作動面(周縁)に接触させて いる。アーム18〜22の先端部18c〜22cは、輪状に形成されていて、紐 状の連結部材23〜27の上端を連結されている。各連結部材23〜27の下端 は、人形本体28のそれぞれの部位に連結されている。
【0015】 人形本体28は、頭部を含む胴体28aと、左右の腕28b,28cと、左右 の脚28d,28eとからなっていて、各部分は、互いに自在に動ける周知のヒ ンジ構造で連結されている。胴体28aは連結部材25に、左腕28bは連結部 材23に、右腕28cは連結部材27に、左脚28dは連結部材24に、右脚2 8eは連結部材26にそれぞれ連結されている。なお、人形本体28の構造,ア ーム及びカムの数は図示のものに限定されるものではない。
【0016】 図1において、軸支持部10bから突出しているカム支持軸11の端部には、 ピニオン29が固定されている。軸支持部10bには、二段歯車30が支軸31 で回転自在に支持されていて、その大径歯部30aをピニオン29に、その小径 歯部30bを出力歯車8にそれぞれ噛合させている。二段歯車30とピニオン2 9は、増速歯車列を構成していて、回転ドラム4の回転すなわちこれと一体の出 力歯車8の回転を増速してカム支持軸11に伝達する。
【0017】 カム13〜17に接触しているアーム18〜22は、図4に示すように、その レバー比を決められている。アーム18を代表させて説明すると、アーム18と カム13とが接触するカム接触点(18b)からアーム先端部18cまでの長さ L1は、アームの揺動中心である基端部18aからカム接触点(18b)までの 長さLよりも長くなるようにその全長が形成されている。すなわち、アーム18 〜22は、それぞれ対応するカムで揺動させられるとき、その先端部すなわちこ れに連結されている各連結部材23〜27を大きいストロークで上下動させられ ることになる。
【0018】7 以上のように構成された実施例の作用を説明する。図1において、回転ドラム 4が回転して振動弁を弾き曲を鳴奏するとき、ドラム4と実質的に一体の出力歯 車8も回転する。出力歯車8の回転は、増速歯車列(30,29)を介してカム 支持軸11を回転駆動する。このとき、カム支持軸11は、ドラムの回転よりも 速い速度で回転させられることになる。カム支持軸11の回転は、これに設けら れた複数のカム13〜17をそれぞれ回転させ、各の作動面に接触しているアー ム18〜22を独立して揺動させる。アーム18〜22が揺動すると、これらの 先端部に連結部材23〜27を介して吊り下げられている人形本体28の各部が 吊り上げられたり、降下させられて「あやつり人形」としての動きをする。
【0019】 アーム18〜22の揺動に連れて、各部を揺動・昇降させられる人形本体28 の動きは、カム13〜17の回転が増速されていることにより比較的速いものと なる。また、アーム18〜22はカム接触点からの長さL1が長く構成されてい るので、人形の各部の動きは大きなものとなる。これらのことから、人形本体2 8の動作は、速く且つ大きなものとなり、見映えのするダイナミックな動作とな る。
【0020】 人形本体28の任意の部位、例えば腕28b,28cの動きを左右するカム1 3,17のプロフィールを選択して小きざみな動きと大きな動きを一連の動作の 中に取り入れることも可能である。
【0021】 図示の実施例は、全舞を用いた手巻式オルゴールムーブメントを挙げたが、該 ムーブメントとしては、回転ドラムをモータで回転駆動するモータ駆動式のもの であっても良い。
【0022】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、オルゴールムーブメントの回転ドラムの回転 を増速して取り出して回転するカムによってアームが速く揺動させられるので、 人形本体の動きが速くなる。また、アームとカムの接触点の選定によって、アー ムを大きく揺動させるので、人形の動きがダイナミックになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すからくり人形の分解斜
視図である。
【図2】アームの支持軸の一例を示す要部断面正面図で
ある。
【図3】同上の側断面図である。
【図4】増速歯車列とカム、カムとアームのそれぞれの
関係を示す側面図である。
【符号の説明】
1・・・オルゴールムーブメント 4・・・回転ドラム 8・・・出力歯車 10・・・支持板 11・・・カム支持軸 12・・・アーム支持軸 13〜17・・・カム 18〜22・・・アーム 18a〜22a・・・基端部 18c〜22c・・・先端部 18b〜22b・・・カム接触点としてのカム接触部 23〜27・・・連結部材 28・・・人形本体 29,30・・・増速歯車列
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A63H 31/08 E 9012−2C G10F 1/06 6821−5H

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ドラムと一体的に回転する出力歯車を
    有するオルゴールムーブメントと、このオルゴールムー
    ブメントに固定された支持板と、この支持板に回転自在
    に支持されている カム支持軸に固定された複数のカム
    と、上記出力歯車の回転を増速して上記カム支持軸に伝
    達する増速歯車列と、基端部を上記支持板に揺動自在に
    支持されていて、その一部を上記カムの作動面に接触さ
    せた複数のアームと、連結部材を介して上記アームの先
    端部に連結された人形本体とを備えたあやつり人形。
  2. 【請求項2】アームのカム接触点からアームの先端部の
    連結部材取付位置までの距離を、アームのカム接触点か
    らアームの基端部までの距離よりも長くしたことを特徴
    とする請求項1のあやつり人形。
JP1859191U 1991-03-26 1991-03-26 あやつり人形 Pending JPH04114394U (ja)

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JP1859191U JPH04114394U (ja) 1991-03-26 1991-03-26 あやつり人形

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JP1859191U JPH04114394U (ja) 1991-03-26 1991-03-26 あやつり人形

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JPH04114394U true JPH04114394U (ja) 1992-10-08

Family

ID=31905065

Family Applications (1)

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JP1859191U Pending JPH04114394U (ja) 1991-03-26 1991-03-26 あやつり人形

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JP (1) JPH04114394U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101005904B1 (ko) * 2008-12-29 2011-01-10 주식회사 엔티리서치 인형제어유닛
KR101054296B1 (ko) * 2008-12-29 2011-08-08 숭실대학교산학협력단 인형극용 인형 제어장치

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