JP2534428Y2 - からくり時計用人形 - Google Patents

からくり時計用人形

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JP2534428Y2
JP2534428Y2 JP1991050137U JP5013791U JP2534428Y2 JP 2534428 Y2 JP2534428 Y2 JP 2534428Y2 JP 1991050137 U JP1991050137 U JP 1991050137U JP 5013791 U JP5013791 U JP 5013791U JP 2534428 Y2 JP2534428 Y2 JP 2534428Y2
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operating rod
operating
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cam
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宏 金子
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Rhythm Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、からくり時計用人形
に関する。
【0002】
【従来の技術】からくり時計用人形は、該人形の採る動
作態様が多様である程興趣を増して観者をひきつける。
そして上記人形の動作は、一般的にモータで駆動される
偏心カム、該偏心カムに接続された作動杆、該作動杆に
接続されたリンク機構や作動カム体によって与えられて
おり、人形の一つの動作に対応して上記偏心カム、作動
杆、リンク機構等が設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって、従来のか
らくり時計用人形にあっては、人形の一つの動作に対応
して偏心カム、作動杆、リンク機構等が設けられている
ので、動作態様数を増そうとすると、駆動装置が大型化
し、また複雑となってコスト高を招く等の問題があっ
た。本考案は、上記問題を解決することを課題としてな
されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願考案は、モータ駆動
される初動カム体と、前記初動カム体によって往復運動
する作動杆と、前記作動杆によって動作するからくり動
作体と、を備えたからくり時計用人形において、前記作
動杆は、当該作動杆の運動方向に対し所定角度傾斜した
長孔状のカム溝を備え、前記からくり動作体は、前記カ
ム溝と係合する突子を備えて、支持体に形成した枢着部
を支点として回動可能に設けられるものであって、前記
からくり動作体は、前記作動杆の運動方向と同方向の軸
を支点にして回動するように設けられているからくり時
計用人形である。
【0005】
【作用】本願考案によると、前記作動杆の往復運動によ
り前記カム溝が往復動作し、このカム溝の動作に伴い前
記突子が作動付勢され、この突子の作動によりからくり
動作体が前記枢着部を支点として、すなわち作動杆の運
動方向と同方向の軸を支点にして、作動杆の運動方向に
対して直角方向に回動動作する。
【0006】
【実施例】以下、本考案を添付図面に基いて説明する。
図1は本考案の一実施例を示す正面図であって、右側に
トランペットを口にあてがった子供人形10が、そして
左側に二匹の猫の乗ったシーソー台が配されており、正
時において子供人形の背に付けられた羽(以下、第一動
作体1と称する)が開閉運動を行い、子供人形の頭、腕
そしてトランペット(以下、第二動作体2と称する)が
一体に上下揺動運動を行い、同時にシーソー台(以下、
第三動作体3と称する)がシーソー運動を行う構成を備
えている。
【0007】第一動作体1(羽)は子供人形10(支持
体)の背中に回転可能に枢着(枢着部を符号1bで示
す)され、第二動作体2(頭等)は子供人形の胸部に回
転可能に枢着(枢着部を符号2bで示す)され、第三動
作体3(シーソー台)はステージを構成する回転部材に
回転可能に枢着(枢着部を符号3bで示す)されてい
る。
【0008】そして上記第一動作体1、第二動作体2及
び第三動作体3は同一の初動カム4によって動かされ、
第一動作体1と第二動作体2とは、上記初動カム4の動
きを受けて上下動する一本の第一作動杆11によって動
かされる構成を備えている。
【0009】つまり、ステージを構成するケース5内に
モータ(図示せず)、該モータの駆動によって回転せし
められる伝動ギヤ6及び該伝動ギヤ6に噛合している上
記初動カム体4が配されており、この初動カム体4によ
って、第一作動杆11が上下往復運動を行い、且つ、第
三作動杆13が水平方向に往復運動をする構成である。
【0010】上記初動カム体4は、円周溝(以下初動カ
ム溝4aと称する)を偏心させて設けた歯車であって、
該初動カム溝4aに上記第一作動杆11の基部及び第三
作動杆13の基部が接続(係合)されている。このう
ち、第三作動杆13は先端部側が上記ケース5の側方へ
と突出せしめられ上述のシーソー台(第三動作体3)の
基端部に接続(枢着部3aに枢支連結)されている。
【0011】また、第一作動杆11は、子供人形10の
脚部に上下動可能に貫挿せしめられ、その先端部は子供
人形の胴部にまで導かれている。
【0012】21は上記第一作動杆11の先端部に形成
されたカム溝(以下第一カム溝21と称する)であっ
て、第一作動杆11の運動方向に対し所定角度傾斜した
長孔状のカム溝である。この第一カム溝21には、第一
動作体1の基端部に固設されている突子1aが係合して
おり、上記第一作動杆11の上下動につれて突子1aが
係合位置を変え、第一動作体1(羽)が枢着部1bを支
点として枢支回転する、つまり羽が開閉する構成を備え
ている。
【0013】また、上記第一作動杆11の最先端部には
係合突子11aが設けられており、該係合突子11a
が、第二動作体2の基部に形成されているカム溝(以下
第二カム溝22と称する)に係合されている。すなわち
第一作動杆11の上下動につれ、係合突子11aが係合
位置を変え、第二動作体2が枢着部2bを支点として枢
支回転する、つまり頭が上下方向に回転する構成を備え
ている。
【0014】従って、正時にモータが駆動されることに
よって、初動カム体4が回転され、第一、第三作動杆1
1、13が直線運動を行い、第一作動杆11の動きにつ
れて第一動作体1及び第二動作体2が回転せしめられ同
時に第三作動杆13の動きにつれて第三動作体3がシー
ソー運動をする。
【0015】
【考案の効果】本願考案は、モータ駆動される初動カム
体と、前記初動カム体によって往復運動する作動杆と、
前記作動杆によって動作するからくり動作体と、を備え
たからくり時計用人形において、前記作動杆は、当該作
動杆の運動方向に対し所定角度傾斜した長孔状のカム溝
を備え、前記からくり動作体は、前記カム溝と係合する
突子を備えて、支持体に形成した枢着部を支点として回
動可能に設けられるものであって、前記からくり動作体
は、前記作動杆の運動方向と同方向の軸を支点にして回
動するように設けられているからくり時計用人形であ
る。
【0016】従って、前記作動杆の往復運動により前記
カム溝が往復動作し、このカム溝の動作に伴い前記突子
が作動付勢され、この突子の作動によりからくり動作体
が前記枢着部を支点として、作動杆の運動方向に対して
直角方向に回動動作するものであり、簡易な構成でから
くり動作体の回動動作をもたらすことができる。
【0017】このように、本考案によれば、小型化、コ
スト低減が可能であるという長所を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す正面図である。
【図2】第一動作体の動きを示す縦断面図である。
【図3】第一動作体の動きを示す横断面図である。
【図4】第一作動杆の取付け状態を示す縦断面図であ
る。
【図5】第二動作体の動きを示す縦断面図である。
【符号の説明】 1 第一動作体 1a 突子 1b 枢着部 2 第二動作体 3 第三動作体 4 初動カム体 10 人形 11 第一作動杆 13 第三作動杆 21 第一カム溝 22 第二カム溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ駆動される初動カム体と、前記初
    動カム体によって往復運動する作動杆と、前記作動杆に
    よって動作するからくり動作体と、を備えたからくり時
    計用人形において、 前記作動杆は、当該作動杆の運動方向に対し所定角度傾
    斜した長孔状のカム溝を備え、前記からくり動作体は、
    前記カム溝と係合する突子を備えて、支持体に形成した
    枢着部を支点として回動可能に設けられるものであっ
    て、 前記からくり動作体は、前記作動杆の運動方向と同方向
    の軸を支点にして回動するように設けられていること
    特徴とするからくり時計用人形。
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