JPH0543824Y2 - - Google Patents

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JPH0543824Y2
JPH0543824Y2 JP8053986U JP8053986U JPH0543824Y2 JP H0543824 Y2 JPH0543824 Y2 JP H0543824Y2 JP 8053986 U JP8053986 U JP 8053986U JP 8053986 U JP8053986 U JP 8053986U JP H0543824 Y2 JPH0543824 Y2 JP H0543824Y2
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lever
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は歩行動作をしながら走行していると自
動的に停止して手拍子動作を行うもので、これら
歩行動作と手拍子動作を反復して行い得るように
したロボツト玩具に関するものである。
[従来の技術] 動物形態に形成した人形体が太鼓を所定のリズ
ムをもつて叩く玩具が知られている。これはスプ
リングで一方向に偏寄された両腕部がカムと係合
して作動するものであつて太鼓を叩くという単一
の作動を反復して行うものであつた。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来技術における動物玩具は人形体が所定
のリズムで太鼓を叩くという単一の動作を反復し
て行うものであり、所定リズムで太鼓を叩くとい
う玩具としては優れた動作を行なわしめているに
も拘わらず単にこの動作だけを反復して行なわし
めているため観る者に飽きられてしまうという欠
点を有していた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記従来技術における欠点を除去せん
としてなされたものであり、本体内部にはモータ
によつて回転される回転ドラムと回動歯車等から
なる駆動力変換機構を備え、該回動歯車と噛合う
第1従動歯車は本体底部に設けた駆動輪と、本体
上部に設けた頭部を担持する支柱と、本体の肩部
に上下動且つ開閉自在に枢支された両腕部の各支
持部材とに対し、所望の歯車列およびリンク部材
によつて連係し、前記駆動力変換機構に前記第1
従動車と交互に噛合う第2従動歯車は所望の歯車
列を介し手拍子カムと連係し、該手拍子カムと係
合して揺動する一対の揺動レバーと前記両腕部の
各支持部材を連結し、前記第1および第2の従動
歯車と連係する歯車列の歯車軸にはそれぞれ切換
カムを軸着し、該切換カムと係合して作動する一
対の変換レバーを対峙してそれぞれ配設し、該変
換レバー間の中央部には変換レバーが当接して移
動することにより前記駆動力変換機構を作動せし
めるスライド板に係合突起を配設した自動式駆動
変換機構を設け、かつ、該スライド板と係合して
前記駆動力変換機構の回動歯車を第2従動歯車に
噛合させる手拍子スイツチを本体外部に突設した
手動式駆動変換機構を備えたロボツト玩具であ
る。
[作用] 上記のように構成したロボツト玩具は駆動力変
換機構の回動歯車が第1従動歯車と噛合つている
ときは、両腕を前後に振つて走行し、所定時間経
過後自動式駆動変換機構が作動し、駆動力変換機
構の回動歯車が第2従動歯車と噛合つて駆動力の
伝達が交換される。そして、第2従動歯車と連係
して回転する手拍子カムと係合して揺動する一対
の揺動レバーによつて両腕部は開閉作動し手拍子
動作を行うものである。更に、本体外部に突設し
た手拍子スイツチを操作することにより前記自動
式駆動変換機構が解除され駆動力変換機構の回動
歯車を第2従動歯車に噛合せる手動式駆動変換機
構を備え任意に手拍子動作を行なわせることがで
きるように構成されている。
[実施例] 図面に開示したものは本考案に係るロボツト玩
具の実施例であつて、第1図は本体1の外観を示
す斜視図、第2図は本体1内部に収容した各駆動
機構を示した斜視図である。本体1はロボツト形
態に形成され頭部3は本体1上部に突設した中空
の支柱107の上端部に担持され後述する駆動機
構によつて首振り動作を行うものである。眼部7
は上下動可能に取付けられている。腕部5,5は
基端が本体1の肩部に取付けてあり先端には比較
的大きい掌部5a,5aが取付けてある。そし
て、本体1後部には手拍子スイツチ9が突設され
ている。
本体1内に設置された機枠1bは第4図の断面
図に示すように多層に分割されて形成されてお
り、各駆動機構は各層に配設されて限られた空間
を効果的に使用している。次に頭部3および腕部
5,5の駆動機構について第2図に基づいて詳細
に説明する。機枠1bの中段部にはモータ11が
固定されており、該モータ11のモータピニオン
11aは駆動力変換機構を構成する歯車17と噛
合つている。歯車17の歯車軸19には歯車21
が軸支されているとともに上方に回転ドラム22
が回転自在に遊嵌されている。この回転ドラム2
2の側端面には歯車軸25が立設していて、歯車
軸25には前記歯車21と常時噛合つている回動
歯車23が回転自在に遊嵌している。そして、回
転ドラム22の外周面には回転ドラム22の軸線
方向と円周方向に位置をずらせて2個の係合突起
27,27が突設されている。そして、モータピ
ニオン11aと噛合う歯車17と歯車21が回転
すると歯車23も回転するが、同時に歯車23に
対し歯車21の回転方向に回動する回動力が付与
される。従つて歯車23を立設した回転ドラム2
2には常態において第2図示の時計方向に回転す
る回転力が付与されることになる。また、回動歯
車23の回動軌跡の外周縁に接する位置には第1
従動歯車15と第2従動歯車13が配設されてい
る。そして、回転ドラム22の外周面に設けた係
合突起27,27には後述する回転部材53のス
トツパ53bが交互に係合することにより回動歯
車23は前記第1従動歯車15もしくは第2従動
歯車13のいずれか一方と噛合うことになる。
次に、頭部3と腕部5,5および駆動輪83に
伝達される駆動力によつて見せかけの歩行動作を
行ないながら走行する作動について説明する。
第1従動歯車15と噛合う中間歯車91を軸着
した歯車軸72の中間部にはウオーム73と歯車
75が、下部には歯車77がそれぞれ軸着されて
いる。下端の歯車77は駆動輪83と同軸に軸着
したクラウンギヤ79と噛合していて駆動輪83
を回転させている。歯車75には扇形ギヤ76が
噛合しており、扇形ギヤ76には引きバネ76a
が張設されていて、駆動輪83が常に直進方向に
向くようにバネ力を付勢している。ウオーム73
には歯車軸67の端部に軸着したウオームホイー
ル71が噛合つており、他方の端部に軸着した歯
車69には角軸59の下端に軸着したクラウンギ
ヤ63が噛合しており、角軸59の上端には後述
する切換カム65aが軸着されている。前記中間
歯車91と同軸に軸着した小歯車91aは歯車9
3と噛合つており、該歯車93の側面には円板9
5が歯車93と一体的に形成されている。円板9
5の上面には偏心した位置にピン95aが立設さ
れていて、ピン95aは支点103を構成する支
軸(図示しない)に基端を軸承されたレバー97
の先端に開設した長孔に嵌合している。そしてレ
バー101は上方に載置したレバー105と一体
的に回転するように構成されており、レバー10
1は前記レバー97とは別個の部材として形成さ
れている。そして、レバー97に立設したピン9
7aとレバー101に立設したピン101aには
レバー101の基端に巻装したU字状スプリング
の2本の脚部に挾持されており、レバー97およ
びレバー105に特に大きな負荷が加わらない限
り1本のレバーとして作動するように形成されて
いる。そして、レバー105の先端に突設したピ
ン105aは支柱107の下端を支持する支持部
材109に突設した突片109aに開設した長孔
に嵌合している。そして、前記円板95が第2図
矢視方向に回転するとレバー97とレバー105
が揺動し支柱107を所定角度反復回転させるこ
とになる。従つて、支柱107に担持された頭部
3は首振り動作を行うことになる。
腕部5,5は基端に設けた半球状の取付部材5
bによつて本体1の肩部に取付けられている。取
付部材5bの内壁頂部には横軸5gが突設してお
り、該横軸5gは縦軸5hに回転自在に支持され
ている。そして、取付部材5bの内壁面から突片
5cが突設していて、該突片5cの側面には前記
支柱107の支持部材109に突設したピン10
9cに基端部を係合したリンク部材111の先端
部が当接している。リンク部材111は支軸11
3を支点として揺動自在であり、腕部5,5は支
柱107の反復作動によつて生じる頭部の首振り
動作に連動して本体1に対して上下動させる作動
を行うことになる(第8図、第9図参照)。
次に、脚部5,5が開閉動し手拍子を行う動作
とこれに関連して作動する各部材について説明す
る。
第2従動歯車13と噛合う歯車29aはこれに
噛合う歯車29b,29c,29dとともに一群
の減速歯車群を構成している。そして、最終段の
歯車29dと同軸の小歯車30が音出しカム31
と同軸に軸着した歯車31aと噛合つている。音
出しカム31を軸着した歯車軸33には第4図に
示すようにカム35とカム35の裏面に切換カム
が取付けてあり、更にその上部には手拍子カム3
7とカム47が軸着されている(第11図参照)。
音出しカム31は第11図および第14図に示す
ようにカム板の一部が切欠かれた切欠部Gを形成
しており、機枠1bに立設した支軸153には音
出しレバー149の基端が軸支されている。そし
て、音出しレバー149と機枠1b間には引きバ
ネ151が張設されていて音出しレバー149を
音出しカム31の方向に付勢している。そして、
音出しレバー149の中間部にはピン155が突
設していて、ピン155は引きバネ151によつ
て音出しカム31の外周縁に圧接されている。ま
た、振動板149bは音出しレバー149の中間
部に取付けられている。そして、音出しカム31
が回転すると音出しレバーのピン155が切欠部
Gに落込み音出しレバー149の先端に設けた接
触片149aが歯車29aと係合し振動板149
bを震わせて発音することになる。なお、上記発
音のタイミングは手拍子動作を行う直前になされ
るように設定されている。
次に、カム35が回転することによつて頭部3
が揺動する動作について説明する。
頭部3は筒状の支柱107に突設した支軸10
7bに揺動自在に支持されている(第4図参照)。
そして、頭部3内の壁面には扇形歯車4が立設し
てあり、この扇形歯車4の係合歯には眼部7,7
を支持した軸線6の端部に軸着した小歯車6aが
噛合つていて、頭部3が揺動することにより眼部
7,7も上下に動くように構成されている。頭部
3の下部には下頸部3aがヒンジ3cを介して開
閉自在に取付けてあり下頸部3aと頭部3との間
には引きバネ3cが張設されていて下頸部3aが
上動する方向に付勢している。そして、下頸部3
aが位置する本体1の上部には円弧状の鍔片3g
と凹凸板3iが突設されている。この鍔片3gは
頭部3が首振り作動をしているときの下頸部3a
のガイド板となつており、凹凸板3iの凹凸面に
は下頸部3aから垂下設したピン3lが係合して
首振り作動中、下頸部3aが開閉作動するもので
ある(第6図A,第6図B参照)。
頭部3を揺動自在に支持した支柱107は中空
の筒体であつて、該筒体内には昇降部材141が
昇降可能に配設されている。この昇降部材141
の上端縁外方向には突起141cが突設してい
て、この突起141cは支柱107に形成した長
溝107aに嵌合して昇降部材141の昇降動作
を許容している。昇降部材141の内方には半筒
体143が配設されていて、昇降部材141から
立設した141aと半筒体143から突設した係
止突起143bには引きバネ144が張設されて
いる。ガイド突起141bは半筒体143のガイ
ド部材である。そして、半筒体143の下端に設
けた垂杆143aは後述するレバー36の突片3
6bの上面に当接している。そして、この昇降部
材141の突起141cは手拍子作動中の頭部3
内の係合突起と係合して頭部3を揺動させるもの
である。また、昇降部材141と半筒体143と
の間に張設された引きバネ144は頭部3の揺動
が何らかの理由によつて阻止されたとき引きバネ
144が大きく伸びることによりメカニズムの破
壊を防止する安全装置である。
カム35の上面には大きいカム突起1個と比較
的小さいカム突起3個からなる複数のカム突起3
5aが突設されている。これらカム突起35aに
は機枠1bに基端の支軸36aを揺動自在に軸承
したレバー36が設けたある。このレバー36の
先端側には一方に前記カム突起35aと係合する
係合ピン36cが突設されていて、他方の側には
板状の突片36bが突設されている。この突片3
6bの上面には前記支柱107内に昇降自在に配
設した半筒体143の垂杆143aの下端が当接
している。
なお、カム35の裏面に同軸的に軸着した切換
カム65bが取付けられており、この切換カム6
5bは後述する自動式駆動変換機構を作動させる
ためのものである。
次に、腕部5,5が手拍子を行う作動機構につ
いて第2図、第7図および第10図を参照して説
明する。
手拍子カム37は歯車軸33に軸着されてお
り、第11図に示すように低カム突起37aと高
カム突起37bが所定の間隔を持つて多数個配設
されている。このカム突起37a,37bと係合
する係合ピン43はT字形状の揺動レバー39の
突出片39aに突設されている。そして、突出片
39aの先端には引きバネ41が張設されていて
係合ピン43をカム突起37a,37bに押しつ
ける方向に付勢してる。揺動レバー39,39′
は第7図に示すように一対のものであつて機枠1
bの床面上に配設されている。揺動レバー39,
39′は支軸39c,39c′を支点として揺動可
能であり、2本の揺動レバー39,39′の交差
する位置で、揺動レバー39′に開設した長孔3
9″内に他方の揺動レバー39の翼端に突設した
ピン45が嵌合しており、揺動レバー39が手拍
子カム37と係合して揺動するとこの揺動作動に
連動するように構成されている。そして、揺動レ
バー39,39′の他方の翼端部に突設したピン
39b,39b′が腕部5,5の基端部に設けた支
持部材5dに開設した長孔5eに嵌合している。
従つて、第7図に示すように揺動レバー39,3
9′が手拍子カム37と係合して実線で示した位
置から破線で示す位置に移動すると腕部5,5が
破線で示す位置に移動し腕部5,5の先端に設け
た掌部5a,5aが手拍子を打つことになる。
手拍子を打つ腕部5,5は略同じ高さに位置し
ていなければならないが、上記歩行動作中の腕部
5,5は互いに上下動をしているもので両腕部
5,5の高さ位置は異つているのが常である。
次に、手拍子動作を開始するに際して、両腕部
5,5を略同じ高さ位置に保持する機構について
第2図、第10図を参照して説明する。
歯車軸33の上端部にはカム47が軸着されて
いる。このカム47には切欠部47aが形成され
ていて、この切欠部47aにはレバー49の先端
に突設したピン49aが嵌合している。また、ピ
ン49aはカム47が第10図矢視方向に回転す
ると切欠部47aの緩斜面に係合してカム47の
外周方向に移動し、カム47の回転中はカム47
の外周縁と係合することになる。機枠1b上には
前記揺動レバー49が支軸49cを支点として揺
動自在であり、支柱107を挾むようにして別の
揺動レバー145が支軸147を支点として揺動
自在に支持されている。コ字状の揺動レバー14
5の基端側の端部には長孔145aが開設さてい
て、この長孔145aにはもう一方の揺動レバー
49の中間突出片に突設したピン49cが嵌合し
ている。そして、手拍子動作を開始するに際し
て、カム47が回転するとピン49aがカム47
の外周位置に移動するとレバー49が揺動し、ピ
ン49bが揺動レバー145に設けた長孔に嵌合
してるため、揺動レバー49,145は第10図
破線に示す位置に移動する。このとき揺動レバー
49の先端部49dと揺動レバー145の先端部
145bが閉じる方向に移動する。これら揺動レ
バー49,145の先端部49d,145bは首
振り動作を中断した支柱107の支持部材109
から突設した係合片109bを強制的に本体1の
中央部に移動させることになる。従つて、基端を
前記揺動レバー39,39′で連結された腕部5,
5は第7図に実線で示した状態となり両腕部5,
5は略同じ高さ位置に保持されることになる。そ
して、前記首振り作動を中断して停止したレバー
105も強制的に第10図破線で示した状態に移
動する。そして、レバー105に加わつら負荷は
レバー97に立設したピン97aとレバー101
に立設したピン101に弾装されたU字状スプリ
ングに抗して、レバー101が第10図破線で示
した状態に開くことによつて、レバー105,1
01,97が破壊されることを防止している。
次に、駆動力変換機構の回動歯車23を第1従
動歯車15と第2従動歯車13に交互に噛合せる
ための自動式駆動変換機構について第2図、第3
図および第10図を参照して説明する。
自動式駆動変換機構の構成部材であるスライド
板115は機枠1bの床面に摺動自在に配設され
ていて、機枠1bとスライド板115に設けた凹
所と突起(図示しない)によつて右行もしくは左
行した状態が保持できるように形成されている。
スライド板115の上面には係合突起115aが
突設してあり、側面からピン115bを突設して
いる。このピン115bはスライド板115の下
方に配設した回転部材53の突片に開設した通孔
53cに嵌合している。第3図に示すようにスラ
イド板115の係合突起115aの両側には4本
の変換レバーが配設されている。即ち、一側には
変換レバーA123とフリーレバーA127が支
軸135を支点として回動可能に支持されてお
り、他側には変換レバーB121とフリーレバー
B125が支軸133を支点として回動可能に枢
支されている。そして、変換レバーA123の基
端部に突設した係止突起123bに一端を係止し
他端をストツパ129に係止したコイルスプリン
グが弾装していて、交換レバーA123に対し第
3図示の時計方向に回転力を付勢している。ま
た、変換レバーB121の基端部に突設した係止
突起121bに一端を係止し他端をストツパ13
1に係止したコイルスプリング139は、変換レ
バーB121に対し第3図示の反時計方向に回転
力を付勢している。そして、フリーレバーA12
7は支軸135に遊嵌して取付けてあり、先端側
には変換レバーA123と係合する突起127c
が突設されていて、基端側にはピン127bが突
設されていて、該ピン127bは前記切換カム6
5aと係合する。またフリーレバーB125は支
軸133に遊嵌して回動自在であり、先端側には
変換レバーB121と係合する突起125cが突
設されていて、フリーレバーB125と一体に形
成した分岐レバー125aに突設したピン125
bは前記切換カム65bと係合する。従つて、駆
動力変換機構の回動歯車23が第1従動歯車15
と噛合つているときはスライド板115は第13
図示において左行しているものであつて、回転部
材53のストツパ53bは回転ドラム22の上段
の係合突起27と係合している。そして、切換カ
ム65a第3図矢視方向に回転し、フリーレバー
A127が第3図に破線で示す状態に開く。この
とき変換レバーA123は突起127cに係合し
てフリーレバーA127と同じ位置にある。そし
て、ピン127bが切換カム65aのカム突起か
ら外れると変換レバーA123はコイルスプリン
グ137の弾発力によつて急激に閉じられた状態
となる。変換レバーA123の復帰作動は基端に
設けたストツパ突起123aがストツパ129に
係合する位置までと制限されており、この位置は
スライド板115の係合突起115aの左動限に
より若干手前の位置とされており、変換レバーA
123が停止してもフリーレバーA127は慣性
で回動し係合突起115aを第13図示において
右行させることができる。係合突起115aが右
行すると回転部材53が回転し、ストツパ53b
が回転ドラム22の外周面に設けた下段の係合突
起27と係合し、回動歯車23は第2従動歯車1
3と噛合う位置に停止し第2従動歯車13とこれ
に連係する手拍子駆動機構を作動させることにな
る。
そして、反対側に配設した変換レバーB121
とフリーレバーB125は前記した変換レバーA
123とフリーレバーA127と略同一の構造と
機能を持つものであつて、手拍子動作が終了する
と作動して第13図示において右行していたスラ
イド板115の係合突起115aを左行させるこ
とになり駆動力の自動的な変換が行なわれるもの
である。
次に、ロボツト本体1が歩行動作をしながら走
行している時、任意に手拍子動作を行なわせるこ
とができる手動式駆動変換機構について第2図、
第12図を参照して説明する。
本体1の背面には手拍子スイツチ9が突設され
ている。この手拍子スイツチ9と一体に形成した
垂杆9aの下端部はL字状の回動片10の上面に
当接している。L字状の回動片10はスライド板
12の基端に当接している。スライド板12には
引きバネ12aが張設されていて、スライド板1
2を基端方向に付勢している。スライド板12の
先端は前記回転部材53の突片53dに係合して
いて、手拍子スイツチ9を押圧することにより回
転部材53が回転し、回動歯車23は第2従動歯
車13と噛合い駆動力の変換が手動で行なわれる
ものである。
次に、本体1後部に突設したスイツチレバー5
1cを操作して、ロボツト本体1の走行を停止さ
せ、自動式駆動変換機構を解除し、手拍子動作を
させたいときはその都度手拍子スイツチ9を操作
する駆動機構について第2図、第15図を参照し
て説明する。
第15図は本体1の底面図であり、スイツチレ
バー51cを突設した回動板51は支軸51dを
支点として回動自在に設けてある。回動板51に
は移動電導接触片159が突設してあり、移動電
導接触片159はスイツチレバー51cが中央部
にあるときは固定電導接触片157の切欠部内に
あつてOFFの状態である。スイツチレバー51
cを第15図示において右方向に移動させると回
動板52は時計方向に回転する。このときスイツ
チ板52から突設した係合板51bがL字状のレ
バー55の突片55aに係合して、レバー55の
先端を第2図に示す矢視方向に上動させる。レバ
ー55の先端上面にはクラウンギヤ63が係合し
ており、クラウンギヤ63は押しバネ61の弾発
力に抗して押し上げられ、歯車軸67に軸着した
歯車69と離間する。このため切換カム65aに
は回転力が伝達されずに停止するので自動式駆動
変換機構は解除されることになる。そして、回動
板51に設けたピンと長孔57aを介して連結さ
れた別の回動板57は支軸57dを支点として第
15図において反時計方向に回転するため先端側
に設けた係合突片57cが機枠1b前方に突出す
る。機枠1bの前方には支軸84が架設されてい
て、該支軸84の両端にはL字状の回動脚片85
が軸着されている。引きバネ87は回動脚片85
に突設した係止爪85cと本体間に張設されてい
て回動脚片85の先端に垂下設した突出片85b
を本体1に退没する方向に付勢している。前記係
合突出片57cが前方に突出すると回動脚片85
に突設した係合突片85aを押圧し、回動脚片8
5を前記引きバネ87に抗して回転させるため、
突出片85bは本体1の開口部1cから下方に突
出し、あたかもスタンドを立てた状態となるため
駆動輪83は床面から離間し走行動作は停止され
る。
上記したようにスタンドを立てて走行動作を停
止した本体1は首降り動作と両腕部5,5を交互
に上下動させる動作を行うものであつて、手拍子
スイツチ9を押圧することにより任意のときに手
拍子作動を行わせることもできるように構成され
ている。
[考案の効果] 上記のごとく構成したロボツト玩具は首振り動
作と腕部を上下動させるいわば歩行動作の駆動系
統と手拍子動作の駆動系統の2系統の駆動系統を
有すると共に、これらの2系統の駆動機構に伝達
する駆動力を切換えるための自動式駆動変換機構
を備えてあり、更に任意の時に手拍子動作を行な
わしめることができる手動式駆動変換機構を備え
ており、複数の動作を簡潔に表現した優れた玩具
を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであつて、第1
図は全体斜視図、第2図は各駆動機構を展開して
示した斜視図、第3図は自動式駆動変換機構を示
す平面図、第4図は機構の一部を省略した縦断面
図、第5図は頭部を支持する部材を示す斜視図、
第6図Aは本体を上方から見た平面図、第6図B
は頭部を示した側面図、第7図および第8図は腕
部の駆動機構を示した平面図、第9図は腕部の駆
動機構を示した一部断面図、第10図は腕部の位
置を矯正する駆動機構の一部を示した平面図、第
11図はカムの形状を示した平面図、第12図は
手拍子スイツチと関連する機構を示す一部断面
図、第13図は自動式駆動変換機構を示す断面
図、第14図は音出し機構を示す平面図、第15
図はスイツチ機構を示す平面図である。 1……本体、1b……機枠、3……頭部、5…
…腕部、5a……掌部、9……手拍子スイツチ、
13……第2従動歯車、15……第1従動歯車、
22……回転ドラム、23……回動歯車、27…
…係合突起、35……カム、37……手拍子カ
ム、47……カム、65a……切換カム、65b
……切換カム、83……駆動輪、115……スラ
イド板、115a……係合突起、121……変換
レバーB、123……変換レバーA、125……
フリーレバーB、127……フリーレバーA。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体内部にはモータによつて回転される回転ド
    ラムと回動歯車等からなる駆動力変換機構を備
    え、該回動歯車と噛合う第1従動歯車は本体底部
    に設けた駆動輪と、本体上部に設けた頭部を担持
    する支柱と、本体の肩部に上下動且つ開閉自在に
    枢支された両腕部の各支持部材とに対し、所望の
    歯車列およびリンク部材によつて連係し、前記駆
    動力変換機構に前記第1従動車と交互に噛合う第
    2従動歯車は所望の歯車列を介し手拍子カムと連
    係し、該手拍子カムと係合して揺動する一対の揺
    動レバーと前記両腕部の各支持部材を連結し、前
    記第1および第2の従動歯車と連係する歯車列の
    歯車軸にはそれぞれ切換カムを軸着し、該切換カ
    ムと係合して作動する一対の変換レバーを対峙し
    てそれぞれ配設し、該変換レバー間の中央部には
    変換レバーが当接して移動することにより前記駆
    動力変換機構を作動せしめるスライド板に係合突
    起を配設した自動式駆動変換機構を設け、かつ、
    該スライド板と係合して前記駆動力変換機構の回
    転歯車を第2従動歯車に噛合させる手拍子スイツ
    チを本体外部に突設してなる手動式駆動変換機構
    を備えたことを特徴とするロボツト玩具。
JP8053986U 1986-05-28 1986-05-28 Expired - Lifetime JPH0543824Y2 (ja)

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JPS62192788U JPS62192788U (ja) 1987-12-08
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