JPH0632154Y2 - 人形の活眼装置 - Google Patents

人形の活眼装置

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JPH0632154Y2
JPH0632154Y2 JP1988026606U JP2660688U JPH0632154Y2 JP H0632154 Y2 JPH0632154 Y2 JP H0632154Y2 JP 1988026606 U JP1988026606 U JP 1988026606U JP 2660688 U JP2660688 U JP 2660688U JP H0632154 Y2 JPH0632154 Y2 JP H0632154Y2
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JP
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cam
push button
doll
eye
cylindrical
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JP1988026606U
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JPH0298995U (ja
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良美 大滝
辰明 熊川
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Takara Co Ltd
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Takara Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、人形の胴体の所定の部位に設けられた押し
釦を操作することにより、目が開閉動作する人形の活眼
装置に関する。
[従来技術とその欠点] 人形の胴体の背面に設けた押し釦を操作することによ
り、胴体内から頭部まで連続する連動部材を昇降させ、
その連動部材の昇降運動をレバー又はリンク機構により
眼球の水平軸回りの回転運動に変換する構造を用いるも
のが、例えば実公昭59-15669号公報及び特公昭53-22884
号公報により知られている。
しかし、上記従来のものは、眼球が常に目を閉じる方向
に付勢されていて、押し釦を押すときは、連動部材を前
記付勢方向に抗して上昇させることにより、開眼動作を
させるので、押し釦を押している間は開眼し、押し釦か
ら指を離したときは閉眼してしまうため、変化した表情
を固定して、その人形と遊ぶことは困難であった。
[解決しようとする技術課題] この考案は、上記従来技術に鑑み、押し釦を操作して目
の表情を変えたときは、次に押し釦を操作するときまで
その表情が固定されるようにした人形の活眼装置を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、この考案は、人形の胴体に
取付けた押し釦を押圧することにより、昇降される連動
部材を介して、眼球を反転させて、開き目と閉じ目とに
変化させるようにした人形の活眼装置において、前記押
し釦の人形胴体内側部分に円筒部を形成するとともに、
その円筒部の内壁面の対称位置に誘導突起を設け、前記
人形胴体内に、水平軸回りに回転自在に支持された円筒
カムの外周面にほぼ倒立W字形に一周するカム溝を形成
し、前記円筒カムを前記押し釦の円筒部内に挿入し、前
記押し釦を前記誘導突起が前記カム溝の始端部に対応す
る当初位置に復帰させる復元部材を備えてなる駆動手段
を設け、前記円カムの反対端に設けたカムで、前記連動
部材を昇降させるようにしたことを特徴としている。
[作用] 押し釦を押すと、誘導突起が円筒カムの逆W字形のカム
溝の一線分に沿って摺動するとともに、円筒カムを回転
させ、押し釦から押圧力を除くと、復元部材により押し
釦が復帰し、その際に誘導突起がカム溝の次の一線分に
沿って摺動復帰するので、円筒カムがさらに回転され
る。押し釦を押し始めてから押圧力を解除するまでに、
円筒カムは180°回転し、円筒カムの他端のカムが連
動部材を上昇させ、その位置に保持する。従って、眼球
は開眼又は閉眼状態を保つ。
押し釦をもう一度押した後、押圧力を解除すると、円筒
カムは誘導突起とカム溝との協働作用によりさらに18
0°回転され、連動部材を下降させてその位置に保持す
る。従って、眼球は、閉眼又は開眼状態を保つ。
[この考案の実施例] 次に、この考案を図面に基いて説明する。
この考案に係る人形の頭部1は、第1図に示すように、
中空に形成されている。図示の例では、後述される眼球
を回転させるための手段をこの頭部1の中に取付けるよ
うにしたものであるので、その取付けを容易にするた
め、頭部1は、額上部から後頭部に連続する環状分割線
に沿って上下に二分され、上半部1Aと、下半部1Bと
で構成されている。
そして、眼球を回転させるための手段の取付け後に、上
半部1Aと下半部1Bとの結合を容易にし、かつ、押下
時の分離を予防するため、上半部と下半部の突合わせ面
におけるいずれか一方の開口内側に硬質合成樹脂で成形
された環状の枠2を嵌合して接合し、その枠2の開口か
ら突出させた部分を他方の開口に嵌合し、接合すること
により、上半部と下半部が接続されるようにしてある。
前記下半部1Bの内側には、第2図に示すように、左右
一対の眼球3l,3rをその中心同志を結ぶ線上で軸4
で連結した眼球結合体ECが、その軸4を顔面の内側に
左右の眼孔5の外側又は内側において設けた左右一対の
軸受6で回転自在に支持されている。
各眼球3l,3rは、図示の例のようにほぼ半球状でも
よいし、球又は多面体でもよい。そして、その前面には
回転軸4の軸線周りの回転方向に所定間隔をもって、第
3図に示すように、2種類の表情を有する目の模様
,Eが描かれている。Eは開けた目、Eは閉
じた目である。
そして、眼球結合体ECの軸4の中央部分には、リンク
7の一端部が結合されており、その他端部に力を加え
て、軸4をその軸線周りに一定方向に回転すると、その
一つの目の模様が眼孔5から外部に臨み、また、リンク
を介して軸4を反対方向に回転すると、他の目の模様が
眼孔から外側に臨むようになっている。リンク7と軸4
の相対回転を防ぐため、軸4の断面形状とリンクの孔の
形状を同じ多角形としている。
また、前記頭部の下半部1Bの底部中央に、人形の胴体
8の上端部に形成してある首9を頭部に結合するための
孔10が設けられ、その孔の上部を覆うように、支持部
11が形成されている。
胴体8は中空に形成され、前記頭部の中空部から下半部
1Bの支持部11と首9を経て、胴体の中空部まで貫通
する孔が設けてある。
そして、その貫通孔には、頭部の中空部から胴体の中空
部まで延長する連動部材12が昇降自在に挿通され、連
動部材12の上端部が前記リンク7の他端部に、連動部
材の昇降運動が眼球3の回転運動に変換されるように、
連結されている。第1図に示す例では、一端部同志を枢
着した二つのリンク7のうち、一方のリンクの他端部を
連動部材に枢着し、他方のリンクの他端部を軸4に結合
している。
これに対して、第2図に示す例では、一つのリンク7を
用い、リンクの他端部と連動部材12のいずれか一方に
長孔(7a)を設け、他方に設けたピン(12a)をそ
の長孔に遊挿している。
胴体8には、背面に突設された押し釦13により動作さ
れて、前記連動部材12に昇降運動をさせる駆動手段1
4が設けられている。
第1図に示す駆動手段14は、押し釦13と、この押し
釦の内側部分に形成された円筒部15内に嵌合しうる円
筒カム16と、この円筒カムの反対面に固着されたカム
17と、胴体8に固着され、円筒カム16を回転自在に
支持する支持部材18と、押し釦と支持部材との間に備
えられて、押し釦13を外側方向に付勢するバネ19と
からなっている。
押し釦13の外側部分は断面多角形に形成されて、胴体
の背面に設けた多角形の孔に嵌合されて、回転せずに出
没可能に取付けてあり、その内側部分の円筒部15は中
心に円筒カム16の中心に滑合する案内棒15aを有
し、かつ、円筒部内面の互いに反対の位置に誘導突起1
5bが設けてある。
円筒カム16は、その外周面に、ほぼW字形に一周する
カム溝16aを有する。このカム溝は、押し釦13を胴
体内方に移動した場合に前記誘導突起15bが案内され
て移動し得る幅と深さを有する。
そして、押し釦13は回転不能で、円筒カム16及びこ
れに固着されたカム17は支持部材18に回転可能に支
持されているので、押し釦13を一回内方に押すと、突
起15bが前進するに連れて、突起15bは第4B図の
カム溝16aの前側の衝接面fに当たるため、円筒カ
ム16及びカム17が90°所定方向に回転され、突起
15bが軌跡線lに沿って移動する。また、押し釦か
ら押圧力を除くと、バネ19による復帰力により押し釦
13が外方に移動し、これに連れて突起15bが今度は
後側の衝接面fに当たるため、円筒カム16及びカム
17が90°所定方向に回転され、突起15bが軌跡線
に沿って移動する。こうして、押し釦の一回の押圧
により、円筒カム16及びカム17が180°回転され
る。
連動部材12の下端部には、カム17のピン17aの回
転円よりも小さな孔12cを有する枠12bが設けてあ
り、その枠内にピン17aが挿入されている。カム17
は偏心カム、ピン板、その他のカムを用いることができ
る。
そして、カム17が下向きであるときは、枠12bが第
6図の(イ)に示すように、下方に位置し、カム17が
180°回転したときは、枠12bが同図(ロ)に示す
ように上方に位置する。
上記の構成により、押し釦13を押していない状態で
は、眼球の目の模様の一つ、例えば閉じた目が第3図の
(イ)に示すように眼孔5から外部に露呈されて、人形
は閉眼している表情を表している。これに対して、押し
釦13を一回押し、離して一往復させると、誘導突起1
5b及び円筒カム16を介してカム17が180°回転
するので、第6図(ロ)に示すように、枠12bを介し
て第1図における連動部材12が上昇する。従って、リ
ンク7を介して眼球3l,3rが下方に回転するため、
眼球の目の模様の他の一つ、例えば開いた目が第3図の
(ロ)に示すように眼孔5から外部に露呈され、人形は
開眼した表情を表すに至る。
もう一度、押し釦を押すと、同様にしてカム17が18
0°回転し、連動部材12は今度は下降するので、リン
ク7を介して眼球が上方に回転し、再び、人形は閉眼し
ている表情を表わす。
[この考案の効果] 上述のように、この考案による人形の活眼装置は、押し
釦を一回押すたびに、連動部材が円筒カムにより上昇状
態又は下降状態に維持されるから、人形の開眼又は閉眼
の表情状態を任意の時間固定することができ、各表情を
保った状態で人形と遊ぶことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る活眼装置の断面図、第2図は頭
部内の構造を示す分解斜視図、第3図は眼球の目の模様
及び眼孔に対する位置関係を示す正面図、第4A図は駆
動手段の円筒カムの斜視図、第4B図は同じく円筒カム
の展開図、第5図は駆動手段の押し釦と円筒カムが嵌合
した状態における断面図、第6図は連動部材の下端部の
枠とカムの回転角度との関係を説明する正面図である。 1……人形頭部、 3l,3r……眼球、 4……軸、 5……眼孔、 7……リンク、 8……胴体、 12……連動部材、 13,13A……押し釦、 14,14A……駆動手段、 16……円筒カム、 16a……カム溝、 17……カム、 18……支持部材、 19……バネ(復元部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】人形の胴体に取付けた押し釦を押圧するこ
    とにより昇降される連動部材を介して、眼球を反転させ
    て、開眼状態と閉眼状態とに変化させるようにした人形
    の活眼装置において、 (イ)前記押し釦の人形胴体内側部分に円筒部を形成す
    るとともに、その円筒部分の内壁面の対称位置に誘導突
    起を設け、 (ロ)前記人形胴体内に、水平軸回りに回転自在に支持
    された円筒カムの外周面にほぼ倒立W字形に一周するカ
    ム溝を形成し、前記円筒カムを前記押し釦の円筒部内に
    挿入し、 (ハ)前記押し釦を前記誘導突起が前記カム溝の始端部
    に対応する当初位置に復帰させる復元部材を備えてなる
    駆動手段を設け、 前記円カムの反対端に設けたカムで、前記連動部材を昇
    降させるようにしたことを特徴とする人形の活眼装置。
JP1988026606U 1988-02-29 1988-02-29 人形の活眼装置 Expired - Lifetime JPH0632154Y2 (ja)

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JP1988026606U JPH0632154Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29 人形の活眼装置

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JPH0298995U JPH0298995U (ja) 1990-08-07
JPH0632154Y2 true JPH0632154Y2 (ja) 1994-08-24

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