JPH05285879A - 2自由度アクチュエータ - Google Patents

2自由度アクチュエータ

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Publication number
JPH05285879A
JPH05285879A JP4095073A JP9507392A JPH05285879A JP H05285879 A JPH05285879 A JP H05285879A JP 4095073 A JP4095073 A JP 4095073A JP 9507392 A JP9507392 A JP 9507392A JP H05285879 A JPH05285879 A JP H05285879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
rotor
rotation
swing
freedom
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4095073A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ozawa
豊 小澤
Naotaka Komatsu
直隆 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP4095073A priority Critical patent/JPH05285879A/ja
Publication of JPH05285879A publication Critical patent/JPH05285879A/ja
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型でぎ装が容易な2自由度アクチュエータ
を提供する。 【構成】 回転用アクチュエータのロータ3上に揺動用
アクチュエータのステータ4を固定し、前記ロータ3上
で揺動用アクチュエータを回転可能となすとともに、上
記ロータ3に固定されたジョイント・ピン7と、このジ
ョイント・ピン7のまわりの任意の方向に揺動可能に取
り付けられかつ円周方向に案内溝9を設けた揺動体6
と、上記揺動用アクチュエータのロータを兼用した斜板
5と、この斜板5上に設けられて上記案内溝に嵌合する
ピン8とを備え斜板5の回転運動が揺動体6の揺動運動
に変換されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転、揺動の2自由度
を有するアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】図9に従来技術によるアクチュエータの
例を示す。この例ではアクチュエータは超音波モータが
用いられている。このうち101は圧電体101aと弾
性体102bから構成されるステータで、同ステータ1
01はステータ側ボディ100に固定されている。ロー
タ103はボルト104と皿ばね105により適当な予
圧でもって上記ステータ101に摺動面A−Aで接して
おり、このステータ101表面に生じる進行波によりロ
ータ103が回転軸a−aまわりに回転するようになっ
ている。その結果、上記ロータ103に固定されたロー
タ側ボディ106が回転軸a−aまわりに回転する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来技術
によるアクチュエータでは、回転軸まわりの回転動作で
ある回転と、この回転軸に直交する揺動軸まわりの回転
動作である揺動の2自由度を実現しようとすると、図1
0に示すように回転用アクチュエータ107とは別に、
揺動用アクチュエータ108を外付けで付加する必要が
あり、回転・揺動の2自由度を有するアクチュエータで
は、その小型化を図ったり、ぎ装をする上で制約が多い
といった問題点があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、小型でぎ装が容
易な2自由度アクチュエータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、本発明の構成は、回転軸まわりの回転運動を発生す
る回転型アクチュエータを用いて回転軸まわりの回転動
作である回転と、この回転軸に直交する揺動軸まわりの
回転動作である揺動の2自由度を有するアクチュエータ
において、ステータの中心軸まわりに回転するロータを
有する回転型アクチュエータ2個に対し、回転用アクチ
ュエータのロータ上に揺動用アクチュエータのステータ
を固定し、回転用アクチュエータのロータ上で揺動用ア
クチュエータを回転可能となすとともに、上記回転用ア
クチュエータのロータに固定されたジョイント・ピン
と、このジョイント・ピンのまわりの任意の方向に揺動
可能なように取り付けられかつ円周方向に案内溝を設け
た揺動体と、上記揺動用アクチュエータのロータに取り
付けられた斜板と、この斜板上において上記揺動体に設
けられた案内溝に対応する位置に設けたピンとを備えた
ことを特徴とする。
【0006】また、前記発明において、揺動用アクチュ
エータのロータに平板を取り付けかつ回転用アクチュエ
ータのロータと揺動体との締結をヒンジ結合とし、揺動
体をこのヒンジまわりに回転可能とすると好適である。
【0007】また、前記発明において、斜板上のピンの
数を複数とし、かつ、これらのピンを揺動用アクチュエ
ータのロータの回転軸を中心とした互いに異なる半径上
に取り付け、同時にそれぞれのピンの取り付け半径に対
応する揺動体上の位置に案内溝を設けると好適である。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、回転用アクチュエー
タのロータ上に揺動用アクチュエータのステータを固定
し、回転用アクチュエータのロータ上で揺動用アクチュ
エータを回転可能としているため、揺動用アクチュエー
タから先の部分は回転用アクチュエータのステータ中心
軸に対し回転1自由度を実現している。そして、揺動用
アクチュエータにより斜板が回転すると、この動きは斜
板上のピンを介して揺動体に設けられた案内溝に伝えら
れる。この案内溝の形状を予め斜板の動きに応じて揺動
するように設けておけば、揺動体においては、斜板の回
転運動がジョイント・ピンまわりの揺動運動に変換され
る。これにより、ジョイント・ピンまわりの揺動1自由
度が実現され、上述の回転1自由度と併せて回転・揺動
の2自由度を実現する。
【0009】請求項2の発明によれば、揺動体に設けた
案内溝の形状を予め平板の動きに応じてこのヒンジまわ
りに揺動するように設けておくことで、揺動体において
は、平板の回転運動がこのヒンジまわりの揺動運動に変
換されて回転・揺動の2自由度を実現する。
【0010】請求項3の発明によれば、斜板上にピンが
複数あることから揺動体は複数の点で支持され、外力に
対し安定して支持される。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1に示す。この例では、
回転用、揺動用ともアクチュエータを超音波モータとし
ている。同図において、1は回転用アクチュエータのス
テータ2に固定されたボディである。回転用アクチュエ
ータのステータ2の上には同アクチュエータのロータを
兼ねた揺動用アクチュエータのステータ4が取り付けら
れている。同ステータ4の上には揺動用アクチュエータ
のロータを兼ねた斜板5が取り付けられている。揺動体
6は揺動用アクチュエータのステータ4に固定されたジ
ョイント・ピン7のまわりに揺動可能なように取り付け
られており、かつ同揺動体6には図3及び図4で後述す
るように案内溝9が切ってある。
【0012】図2は、図1の説明で述べた内容をより具
体的に説明するため、図1に示した例と同形式のアクチ
ュエータの断面を表したものである。すなわち、2は超
音波振動を発生する圧電体2aとこの振動を拡大するた
めに同素子2aに接着された弾性体2bから成る回転用
アクチュエータのステータである。同ステータ2に対す
るロータ3は、ボルト3aにより皿ばね3bを介して適
当な予圧をもってステータ2に押し付けられている。し
たがって、同図において、回転用アクチュエータを駆動
するとステータ2とロータ3の摺動面A−Aから上の部
分は、回転軸a−aを中心にしてステータ2に対し回転
運動を行う。
【0013】揺動用アクチュエータのステータ4は回転
用アクチュエータのロータ3に固定されている。一方、
斜板5は、揺動用アクチュエータのロータを兼ねてお
り、揺動用アクチュエータを回転させると同斜板5は回
転軸a−aまわりに回転する。また斜板5上にはピン8
が取り付けられており、揺動体6に切られた案内溝9に
沿って、揺動体6を図2の下側から押す形で、常に斜板
5と揺動体6がピン8を介して接触している。さらに、
同揺動体6は揺動用アクチュエータのステータ4に固定
されたジョイント・ピン7のまわりに揺動可能なように
取り付けられている。
【0014】図3は、図2に示した揺動体6に切られた
案内溝9の周囲を示したものである。案内溝9は、斜板
5上に固定されたピン8の取り付け半径に対応する位置
に円周方向に切られている(図4参照)。図5は、図4
に示した案内溝9のPQRSの円周方向の断面図であ
る。同図に示すように、案内溝9は、斜板5が1回転す
ると揺動体6がジョイント・ピン7のまわりを揺動する
ように加工されている。すなわち、揺動体6に切った案
内溝9の深さが図5に示したように加工されているた
め、図6および図7に示すように、斜板5が180度回
転軸a−aのまわりに回転すると(図6の状態から図7
の状態になると)、ピン8が揺動体6を上に押し上げる
形になり、その結果、揺動体6はジョイント・ピン7を
通る回転軸b−bまわりに揺動する。
【0015】また図3及び図4において、揺動用アクチ
ュエータのロータの回転軸a−aを中心とした、斜板5
上の互いに異なる半径上にピン8を複数配し、かつ、そ
れぞれのピン8の取り付け半径に対応する揺動体6上の
位置に案内溝9を円周方向に設けている。それぞれの案
内溝9は、ピン8の回転に合わせて揺動体6が回転軸b
−bまわりに揺動するように案内溝9の深さが切ってあ
る。この場合、斜板5を支持する点、すなわち、ピン8
が複数あるため、ピンが1個の場合と比べて、ジョイン
ト・ピン7まわりにモーメント荷重が作用する場合も斜
板5がジョイント・ピン7まわりでガタつくことなく、
外力に対して安定して支持できる。
【0016】図8は、本発明の別の実施例を示すもの
で、揺動用アクチュエータのロータを兼ねた平板11上
に回転軸a−aを中心とした互いに異なる取り付け半径
で、かつ、互いに180度ずらせた位置にピン8を1個
ずつ合計2個配している。同時に、それぞれのピン8の
取り付け半径に対応する揺動体6上の位置に案内溝9を
円周方向に2本設けており、それぞれの案内溝は、ピン
8の回転に合わせて揺動体6が回転軸b−bまわりに揺
動するように溝深さが切ってある。
【0017】図8に示した例では、図1から図7までに
実施例として示したジョイント・ピン7に代えて、揺動
体6を揺動用アクチュエータのステータ4に拘束する手
段として、図8の紙面に垂直な回転軸b−bを有するヒ
ンジ10を用いている。同図において、揺動用アクチュ
エータのロータと一体化された平板11に取り付けられ
たピン8の位置が、揺動用アクチュエータの回転によ
り、実線で表した位置から、180度回転軸a−aまわ
りに回転した点線で表した位置まで移動すると、ピン8
によりこじ開けられる形で、揺動体6は点線で表した位
置まで移動、すなわち、ヒンジ10まわりに揺動する。
なお、ピン8は上述のように平板11上に2個あり、こ
れら2個のピン8とヒンジ10により揺動体6は3点支
持されるためガタつくことなく安定して揺動動作を行
う。
【0018】なお、本発明は上記各実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種変更が可能
であることは言う迄もない。
【0019】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、従来実
現が困難であった、限られたスペースの中での回転・揺
動の2自由度を有するアクチュエータが実現可能とな
り、小型化を図ったり、ぎ装をする上での制約が大幅に
緩和される。
【0020】また、請求項3の発明によれば、請求項1
の発明において、外力に対してより安定した動作が期待
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す外観図である。
【図2】同じく詳細断面図である。
【図3】同じく案内溝の説明図である。
【図4】同じく揺動体の底面図である。
【図5】同じく案内溝の円周方向の断面図である。
【図6】同じく揺動体の動作説明図である。
【図7】同じく揺動体の動作説明図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す一部切欠き正面図で
ある。
【図9】従来例の一部切欠き正面図である。
【図10】別の従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 ボディ 2 回転用アクチュエータのステータ 3 回転用アクチュエータのロータ 4 揺動用アクチュエータのステータ 5 斜板 6 揺動体 7 ジョイント・ピン 8 ピン 9 案内溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸まわりの回転運動を発生する回転
    型アクチュエータを用いて回転軸まわりの回転動作であ
    る回転と、この回転軸に直交する揺動軸まわりの回転動
    作である揺動の2自由度を有するアクチュエータにおい
    て、ステータの中心軸まわりに回転するロータを有する
    回転型アクチュエータ2個に対し、回転用アクチュエー
    タのロータ上に揺動用アクチュエータのステータを固定
    し、回転用アクチュエータのロータ上で揺動用アクチュ
    エータを回転可能となすとともに、上記回転用アクチュ
    エータのロータに固定されたジョイント・ピンと、この
    ジョイント・ピンのまわりの任意の方向に揺動可能なよ
    うに取り付けられかつ円周方向に案内溝を設けた揺動体
    と、上記揺動用アクチュエータのロータに取り付けられ
    た斜板と、この斜板上において上記揺動体に設けられた
    案内溝に対応する位置に設けたピンとを備えたことを特
    徴とする2自由度アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 揺動用アクチュエータのロータに平板を
    取り付けかつ回転用アクチュエータのロータと揺動体と
    の締結をヒンジ結合とし、揺動体をこのヒンジまわりに
    回転可能としたことを特徴とする請求項1記載の2自由
    度アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 斜板上のピンの数を複数とし、かつ、こ
    れらのピンを揺動用アクチュエータのロータの回転軸を
    中心とした互いに異なる半径上に取り付け、同時にそれ
    ぞれのピンの取り付け半径に対応する揺動体上の位置に
    案内溝を設けたことを特徴とする請求項1記載の2自由
    度アクチュエータ。
JP4095073A 1992-04-15 1992-04-15 2自由度アクチュエータ Withdrawn JPH05285879A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4095073A JPH05285879A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 2自由度アクチュエータ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4095073A JPH05285879A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 2自由度アクチュエータ

Publications (1)

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JPH05285879A true JPH05285879A (ja) 1993-11-02

Family

ID=14127813

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4095073A Withdrawn JPH05285879A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 2自由度アクチュエータ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110948517A (zh) * 2018-09-26 2020-04-03 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 一种非等距式机器人供料装置
CN110948511A (zh) * 2018-09-26 2020-04-03 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 一种交替步进式机器人供料装置
CN112720560A (zh) * 2020-12-11 2021-04-30 深圳市优必选科技股份有限公司 双轴输出舵机及机器人

Cited By (4)

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CN110948511B (zh) * 2018-09-26 2022-07-26 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 一种交替步进式机器人供料装置
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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990706