JP2579818Y2 - ワイパーの揺動駆動装置 - Google Patents

ワイパーの揺動駆動装置

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JP2579818Y2
JP2579818Y2 JP1992040378U JP4037892U JP2579818Y2 JP 2579818 Y2 JP2579818 Y2 JP 2579818Y2 JP 1992040378 U JP1992040378 U JP 1992040378U JP 4037892 U JP4037892 U JP 4037892U JP 2579818 Y2 JP2579818 Y2 JP 2579818Y2
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JP
Japan
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housing
swing
input shaft
cam
wiper
Prior art date
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Application number
JP1992040378U
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English (en)
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JPH061044U (ja
Inventor
平三郎 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のワイパーの揺
動駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のワイパーを揺動駆動させ
る動駆動装置には、図4に示すように連続回転軸32に
固着されクランクレバー34と、揺動支点36に枢支さ
れてワイパーブレード部材が取付けられる揺動アーム3
8と、この揺動アーム38と上記クランクレバー34と
を連結するコネクティングロッド40とからなる周知の
クランクレバー機構30が多用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種クランクレバー機構による揺動駆動装置では、振
動および騒音が多く、またその配設スペースも広く必要
とするばかりか、配設部位のボデイー形状等の制約や払
拭面積等の機能面からの要求からそのリンクレバー機構
自体が複雑化すると言った課題があった。
【0004】本考案は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、振動および騒音が少なく、かつ
配設スペースを可及的に縮小することができるコンパク
トなワイパーの揺動駆動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案は、ハウジングに回転自在に軸支された入力
軸と、該入力軸の軸端に固着されてハウジング内に設け
られた端面溝カムと、該入力軸の軸芯から偏心されて該
ハウジングに回転自在に軸支され、ワイパーの揺動アー
ムが取付けられる出力軸と、該出力軸の軸端に固着され
てハウジング内に設けられたレバーと、該レバーに固設
されて該端面溝カムのカム溝に係合される接触子と、を
備えてワイパーの揺動駆動装置を構成することを特徴と
する。
【0006】
【作用】以上の構成により本考案の装置にあっては、入
力軸が連続回転されると、端面溝カムの回転角度に応じ
てそのカム溝に係合した接触子が径方向に変位し、この
変位がレバーを介して出力軸を揺動回転させ、揺動アー
ムが往復揺動運動される。ここで、入力軸の連続回転を
揺動運動に変換するにあたって揺動運動に優れた運動特
性を持つカム曲線を用いてことで、振動および騒音を可
及的に低減させて揺動アームを滑らかに揺動運動させる
ことができ、また、リンクレバー機構に比べ可及的にコ
ンパクトにかつ揺動角度範囲およびその角速度等を自由
度高く設定することができる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
【0008】図1は本考案に係るワイパーの揺動駆動装
置の一実施例の側断面図であり、図2は図1中のII−II
線矢視断面図である。図示するように、揺動駆動装置1
0はハウジング12の一側壁に軸受メタル14を介して
回転自在に軸支された入力軸16と、この入力軸16の
軸端に固着されてハウジング12内に設けられた円盤状
の端面溝カム18とを有し、この端面溝カム18はベア
リング20を介してハウジング12の内周壁に回転自在
に軸支されている。
【0009】また、ハウジング12の他側壁には入力軸
16の軸芯に対して偏心されてこれに平行に出力軸22
が軸受メタル24を介して揺動回転自在に軸支されてい
る。この出力軸22のハウジング内の軸端にはレバー2
6が径方向外方に延出されて一体的に設けられており、
このレバー26の先端には前記端面溝カム18に向けて
突出されて接触子28が固設されていて、この接触子2
8は端面溝カム18に形成された無端状のカム溝18a
に係合されている。また、出力軸22にはこれに固設さ
れて揺動アーム30が取付けられ、この揺動アーム30
にワイパーブレード部材(図示せず)が取付けられるよ
うになっている。
【0010】このように構成されるワイパーの揺動駆動
機構10の入力軸16には、図示していないが減速機を
介して電動モータの回転力が伝達される。そして、この
電動モータにより入力軸16が連続回転されると、端面
溝カム18の回転角度に応じてそのカム溝18aに係合
した接触子28が径方向に変位し、この変位がレバー2
6を介して出力軸22を揺動回転させ、揺動アーム30
が往復揺動運動される。すなわち、揺動運動に優れた運
動特性を持つカム曲線を用いることにより、振動および
騒音の少ない滑らかな揺動運動を得ることができ、ま
た、リンクレバー機構に比べ可及的にコンパクトにかつ
揺動角度範囲およびその角速度等を自由度高く設定する
ことができる。
【0011】なお、図3は上記実施例の揺動駆動装置を
ワイパーに適用する場合の態様例を示すものであり、同
図(a)に示すように左右一対の揺動アーム30a,3
0bをリンク機構32で繋いで単一の揺動駆動装置10
で作動させるようにしても良いし、また同図(b)に示
すように独立した2つの揺動駆動装置10a,10bで
左右一対の揺動アーム30a,30bを個々に作動させ
るようにしても良い。またさらに、同図(c)に示すよ
うに2つの揺動駆動装置を回転軸34で繋いで単一の駆
動モータで双方を作動させるようにしても良い。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のワイパー
の揺動駆動装置によれば、揺動運動に優れた運動特性を
持つカム曲線を用いて入力軸の連続回転を揺動運動に変
換することで、振動および騒音を可及的に低減させて揺
動アームを滑らかに揺動運動させることができ、また、
リンクレバー機構に比べ可及的にコンパクトにかつ揺動
角度範囲およびその角速度等を自由度高く設定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるワイパーの揺動駆動装置の一実
施例を示す側断面図である。
【図2】図1中に示すII−II線矢視断面図である。
【図3】本考案にかかる揺動駆動装置のワイパーへの適
用例を示す概略図である。
【図4】従来のワイパーの揺動駆動装置に多用されてい
るリンクレバー機構を概略図である。
【符号の説明】
10 揺動駆動装置 12 ハウジング 16 入力軸 18 端面溝カム 18a カム溝 22 出力軸 26 レバー 28 接触子 30 揺動アーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに回転自在に軸支された入力
    軸と、 該入力軸の軸端に固着されてハウジング内に設けられた
    端面溝カムと、 該入力軸の軸芯から偏心されて該ハウジングに回転自在
    に軸支され、ワイパーの揺動アームが取付けられる出力
    軸と、 該出力軸の軸端に固着されてハウジング内に設けられた
    レバーと、 該レバーに固設されて該端面溝カムのカム溝に係合され
    る接触子と、 を備えたことを特徴とするワイパーの揺動駆動装置。
JP1992040378U 1992-06-12 1992-06-12 ワイパーの揺動駆動装置 Expired - Lifetime JP2579818Y2 (ja)

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JPH061044U JPH061044U (ja) 1994-01-11
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