JP3426113B2 - 往復動ピストン機構 - Google Patents
往復動ピストン機構Info
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Description
燃機関、コンプレッサ、ポンプ等に利用可能な往復動ピ
ストン機構に関するものである。
ンダ内を直線的に往復動するピストンと、ピストンピン
を介して一端がピストンに回動自在に取り付けられるコ
ンロッド(コネクティングロッド)と、コンロッドの他
端に回動自在に取り付けられるクランクシャフトとによ
ってすべり子クランク機構として構成され、コンロッド
を介して伝わるピストンの直線的な往復運動を回転運動
に変換する。
は、ピストンを上下動させるに際しコンロッドがピスト
ンの往復動方向に対し揺動傾斜するため、ピストンに燃
焼圧縮力、慣性力等による不均一な側圧がかかり、これ
が機械的振動及び騒音の大きな要因となっている。ま
た、回転軸(出力軸)に加わる荷重及び偶力が釣り合っ
ていないことが、騒音発生の一因となっているだけでな
く、摩擦損失が大きくなって、機械効率を悪化させる原
因となっている。
の問題は、内燃機関と入出力軸が逆となるコンプレッ
サ、ポンプ等の装置においても起こることである。
内燃機関、コンプレッサ、ポンプ等には上述したような
欠点があったので、本発明はそのような欠点のない、即
ち、振動及び機械的騒音がほとんど発生せず、摩擦損失
が少なくて機械効率がよく、しかもコンパクトに構成で
きる往復動ピストン内燃機関、コンプレッサ、ポンプ等
に利用可能な往復動ピストン機構を提供することを課題
とする。
向に円弧状に移動する少なくとも一対のピストンの動作
を、質量及び揺動回転半径の等しい左右部分を有する揺
動ア−ムを介して揺動型回転運動に変換した後、前記揺
動型回転運動の回転動力を二手に均等に分けてリンク機
構に伝達し、前記リンク機構に組み込まれた回転軸の回
転に変換して出力することを特徴とする往復動ピストン
機構、を以て上記課題を解決した。
発生しないので、振動及び機械的騒音がほとんど発生し
ない。
依拠して説明する。先ず、図1乃至図3に示された実施
形態について説明する。この実施形態はピストンの動き
が円弧軌道をなすことを特徴とするものである。図中4
1、41aが円弧ピストンで、円弧状のシリンダ−4
2、42a内を円弧状に往復動する。円弧ピストン4
1、41aは、質量及び揺動半径が等しくなるようにさ
れる。円弧ピストン41、41aには円弧状に湾曲する
コンロッド43、43aが固定され、コンロッド43、
43aの下端部は、それぞれ揺動ア−ム45の端部に固
定される。
部に設置された揺動回転軸46に軸支され、円弧ピスト
ン41、41aの動きに従って往復型回転運動をする揺
動ア−ム45の左右部分の質量及び揺動半径は等しくな
るようにされる。揺動ア−ム45の動きはそのまま揺動
回転軸46に伝達される。なお、図示した例では円弧ピ
ストンは2対設置されているが(図2参照)、これに限
られる訳ではなく、更に多数対にしたり、あるいは、1
対とする場合もある。
付けられ、そのリンク機構を介して第1揺動回転軸46
の回転動力が均等に振り分けられる。即ち、第1揺動回
転軸46にコンロッド等の動力振分手段53、54が設
置され、第1揺動回転軸46を挾んで第2揺動回転軸4
9及び第3揺動回転軸50が対設され、以て第1揺動回
転軸46の揺動回転動作が、第2揺動回転軸49及び第
3揺動回転軸50に振り分け伝達される。
揺動ア−ム55が設置され、第1揺動ア−ム55の端部
に第1連結材56が回動自在に取り付けられる。そし
て、第1連結材56の他端部は、回転軸(出力軸)57
に設けた回転軸クランクア−ム57aに偏心的に回動自
在に取り付けられる。
の揺動ア−ム58が設置され、揺動ア−ム58の端部に
第2連結材59が回動自在に取り付けられる。そして、
第2連結材59の他端部は、回転軸57の回転軸クラン
クア−ム57aに、第1連結材56の取付位置と対称的
配置にて回動自在に取り付けられる。
1、41a及び揺動ア−ム45の質量及び揺動半径の長
さを等しくし、且つ、重心を揺動軸の中心とすることに
より、円弧ピストン41、41aが往復円弧運動を行う
に伴って、揺動回転軸46に揺動運動が得られる。その
場合、揺動ア−ム58の左右で発生する燃焼圧縮力、慣
性力、遠心力による揺動軸荷重は発生しない。
軸57の回転運動に変換される。即ち、揺動回転軸46
の揺動回転動力は、動力振分手段53、54を介して第
2揺動回転軸49と第3揺動回転軸50とに振り分け伝
達され、第1連結材56及び第2連結材59を介して回
転軸57の回転運動に変換される。その際、回転軸57
の左右で発生する回転軸荷重と回転軸偶力とを完全に釣
り合わせることができる(図3参照、図3においてCは
回転軸荷重、Fは揺動トルク、Rはコンロッドに加わる
力、Tは回転軸トルク、Kは揺動軸荷重である。)。
態を更にコンパクト(特に上下方向)な構成としたもの
で、そこにおいては、上記実施形態同様の円弧ピストン
41、41a、コンロッド43、43a及び揺動ア−ム
45が配備され(図示した例では2組)、揺動ア−ム4
5の揺動軸の中程に、揺動支持ア−ム61が1又は複数
(図示した例では2)固定状態に取り付けられる。揺動
支持ア−ム61の両端部には、それぞれコンロッド6
2、62aが回動自在に取り付けられる。
れ円板クランク63、63aに偏心的に連結され、以て
揺動ア−ム45の揺動軸を軸に四節機構が対称的に構成
される。円板クランク63、63aの回転軸にはそれぞ
れ駆動ギア64、64aが取り付けられ、各駆動ギア6
4、64aは出力軸たる回転軸65に設置された被動ギ
ア66に噛合し、これを回転駆動する。
に生ずる揺動回転動力は、揺動支持ア−ム61を介して
コンロッド62側とコンロッド62a側とに振り分け伝
達され、それぞれ円板クランク63、63aの回転運動
に変換される。そして、円板クランク63、63aの回
転運動は直接駆動ギア64、64aに伝達され、合成さ
れて被動ギア66並びにこれと一体となった回転軸65
を回転駆動する。
力、慣性力、遠心力による揺動軸荷重は発生せず、ま
た、左右で発生する回転軸荷重と回転軸偶力を完全に釣
り合わせることが可能となる(図6参照、図6における
符号は図3の場合と同じ。)。
たる回転軸を入力軸として回転動力を反対に伝達するこ
ととすることにより、種々の圧縮機関やポンプ等に利用
することが可能となる。
に係る往復動ピストン機構によれば、ピストン側圧が無
くなるためにピストン部における振動、騒音、摩擦損失
を大幅に減少させて機械効率を高めることができ、燃
料、電力、潤滑オイルの消費を少なくすることが可能と
なり、また、燃焼圧縮力、慣性力を釣り合わせているの
で、燃焼圧縮力振動、慣性力振動を抑制して、低振動・
低騒音機関を実現することができ、更に往復直線運動を
直接に回転運動に変換しないので、回転軸クランク部に
発生するトルクが均一になり、回転軸クランク部にねじ
り振動が発生しないという効果がある。
40パ−セント以下に設計することが可能となり、以て
出力性能を大幅に向上させることが可能となる効果があ
る。
る。
る。
の動作図である。
ある。
ある。
ク部の動作図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 相関的に逆方向に円弧状に移動する少な
くとも一対のピストンの動作を、質量及び揺動回転半径
の等しい左右部分を有する揺動ア−ムを介して揺動型回
転運動に変換した後、前記揺動型回転運動の回転動力を
振分手段によって二手に均等に分けてリンク機構に伝達
し、前記リンク機構に組み込まれた回転軸の回転に変換
して出力することを特徴とする往復動ピストン機構。 - 【請求項2】前記振分手段が、前記揺動アームの揺動軸
に固定された少なくとも一対のコンロッドである請求項
1に記載の往復動ピストン機構。 - 【請求項3】前記振分手段が、前記揺動アームの揺動軸
に固定され、両端にコンロッドが取り付けられた1又は
複数の揺動支持アームである請求項1に記載の往復動ピ
ストン機構。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20706697A JP3426113B2 (ja) | 1996-07-18 | 1997-07-16 | 往復動ピストン機構 |
US09/081,075 US6334423B1 (en) | 1997-07-16 | 1998-05-19 | Reciprocating piston engine and its link mechanism |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21900096 | 1996-07-18 | ||
JP8-219000 | 1996-07-18 | ||
JP20706697A JP3426113B2 (ja) | 1996-07-18 | 1997-07-16 | 往復動ピストン機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1089002A JPH1089002A (ja) | 1998-04-07 |
JP3426113B2 true JP3426113B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=26516041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20706697A Expired - Fee Related JP3426113B2 (ja) | 1996-07-18 | 1997-07-16 | 往復動ピストン機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3426113B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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KR100863067B1 (ko) | 2006-09-30 | 2008-10-13 | 박영복 | 동력변환전달장치 |
KR101527916B1 (ko) * | 2014-09-23 | 2015-06-16 | 김수호 | 진동하는 진동축과 회전하는 크랭크축이 서로 연결되어 작동되는 내연기관 |
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-
1997
- 1997-07-16 JP JP20706697A patent/JP3426113B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH1089002A (ja) | 1998-04-07 |
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