JP2009121540A - クランク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転軸2の回転にて往復動部材6を往復動するか,往復動部材6の往復動にて回転軸2を回転するクランク装置において,その小型・軽量化と低価格化を図る。
【解決手段】前記回転軸2のうちその回転中心から適宜の軸間距離Sだけ偏芯した部位にピン軸9を回転自在に軸支し,このピン軸に固着したクランクアーム12のうち前記軸間距離と等しいクランク半径Rだけ偏芯した部位にクランクピン13を設けて,このクランクピンに前記往復動部材6を連結する一方,前記ピン軸に,前記軸間距離をピッチ円直径にした遊星歯車11を固着し,この遊星歯車を,前記回転軸と同心に当該回転軸に固定して配設した太陽歯車10に噛合する。
【選択図】図1

Description

本発明は,回転運動を往復運動に変換するか,又は,その逆に往復運動を回転運動に変換するようにしたクランク装置に関するものである。
従来,この種のクランク装置は,入力又は出力用の回転軸と,ピストン等の往復動部材とから成り,前記回転軸に固着したクランクアームにクランクピンを,前記回転軸の回転中心から偏芯した部位に設けて,このクランクピンと,前記往復動部材との間をコンロッドを介して連結するという構造であった。
しかし,この構造では,前記クランクピンが,回転軸を中心として回転することにより,これに一端が連結された前記コンロッドが,前記往復動部材における往復動の方向に対して横方向に揺動運動するから,前記往復動部材及びコンロッドに横方向への大きな振動が発生するばかりか,前記往復動部材には,横方向に大きなスラストが発生するのであった。
そこで,先行技術としての特許文献1及び2は,入力又は出力用の回転軸と,この回転軸の軸線方向から見てその回転中心から半径方向外向きに延びる往復動軸線に沿って往復動する往復動部材とから成り,前記回転軸のうちその回転中心から半径方向外向きに適宜の軸間距離だけ偏芯した部位に,当該軸間距離の二倍をピッチ円直径とする外歯歯車の遊星歯車をピン軸にて回転自在に軸支し,この遊星歯車のうちそのピッチ円上の部位にクランクピンを設けて,このクランクピンと,前記往復動部材との間をコンロッドを介して連結する一方,前記遊星歯車におけるピッチ円直径の二倍をピッチ円直径とする内歯歯車の太陽歯車を,前記回転軸の回転中心と同心にして配設して非回転に固定し,この内歯歯車の太陽歯車に,前記遊星歯車を噛合して成るという構成のクランク装置を提案している。
この構造において,前記クランクピンを,前記往復動軸線上のうち前記往復動部材に近い上死点に位置し,この状態から前記回転軸を,例えば時計方向に回転する。これにより,前記回転軸に軸支した遊星歯車が,非回転の太陽歯車に噛合していることに基づいて,前記回転軸の公転方向と逆方向に同じ回転角度だけ自転することにより,この遊星歯車に設けたクランクピンは,常に,前記往復動軸線上に位置して,この往復動軸線に沿って直線的に往復動するから,このクランクピンに一端を連結されたコンロッドにおける横方向への揺動を無くすることができ,振動の低減と,スラスト荷重の低減を図ることができる。
特開平7−305601号公報 特開平9−119301号公報
しかし,この先行技術の構造において,その往復動部材における往復動ストロークは,前記遊星歯車におけるピッチ円直径の二倍に等しく,従って,前記内歯歯車の太陽歯車におけるピッチ円直径を,前記往復動部材における往復動ストロークと同じ寸法にしなければならず,換言すると,ピッチ円直径を往復動ストロークと同じにした大径の内歯歯車による太陽歯車を必要とすることに加えて,この大径の太陽歯車を非回転に固定するための構造とを必要とするので,この部分における前記太陽歯車における直径方向の横幅寸法が大幅に増大し,大型化及び重量のアップを招来するという問題がある。
しかも,遊星歯車における外歯の太陽歯車における内歯への噛合であるから,かみ合いの騒音及び振動が大きいばかりか,耐久性が低く,且つ,製造価格も可成りアップするという問題もあった。
本発明は,これらの問題を解消したクランク装置を提供することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するため本発明の請求項1は,
「入力又は出力用の回転軸と,この回転軸の軸線方向から見てその回転中心から半径方向外向きに延びる往復動軸線に沿って往復動する往復動部材とから成り,前記回転軸のうちその回転中心から適宜の軸間距離だけ偏芯した部位に,ピン軸を前記回転軸と平行にして回転自在に軸支し,このピン軸に固着したクランクアームのうち前記ピン軸の回転中心から前記軸間距離と等しいクランク半径だけ偏芯した部位に,クランクピンを設けて,このクランクピンに,前記往復動部材を当該クランクピンが自在に回転し得るようにして連結する一方,前記ピン軸に,前記軸間距離をピッチ円直径にした遊星歯車を固着し,この遊星歯車を,当該遊星歯車と同じピッチ円直径にして前記回転軸と同心に配設した太陽歯車に噛合し,この太陽歯車を前記回転軸に固定する。」
ことを特徴としている。
また,本発明における請求項2は,
「前記請求項1の記載において,前記回転軸には,その軸線を挟んで前記ピン軸と反対側の部分,及び,前記ピン軸には,その軸線を挟んで前記クランクピンと反対側の部分にバランスウエイトを設ける。」
ことを特徴としている。
前記請求項1の記載において,前記回転軸を,前記ピン軸及びクランクピンが前記往復動軸線上のうち前記回転軸よりも前記往復動部材側の上死点に位置し,この状態から例えば時計方向に回転することにより,前記回転軸に適宜の軸間距離を隔てて軸支したピン軸が,前記回転軸の回りを同じく時計方向に公転する。
このとき前記ピン軸に固着した遊星歯車が,前記回転軸の中心に当該回転軸に固定して配設した太陽歯車に噛合していることにより,前記ピン軸は,当該ピン軸における公転と同じ回転角度だけ逆の反時計方向に自転するから,このピン軸に固着したクランクアームにおけるクランクピンは,そのクランク半径が前記軸間距離と等しいために,前記往復動軸線上に位置したままでこの往復動軸線に沿って前記上死点とは回転軸を挟んで反対側の下死点に向かって直線状に移動し,やがて,前記回転軸が180度回転したときに,前記クランクピンは,前記下死点に至る。
そして,前記回転軸が更に時計方向に180度回転すると,これと同じだけ前記ピン軸が時計方向に公転して,クランクアームが同じ回転角度だけ逆方向に自転することになるから,このクランクアームにおけるクランクピンは,前記往復動軸線上に位置したままで,この往復動軸線に沿って直線状に移動して前記上死点に戻ることを繰り返す。
つまり,前記クランクピンは,前記回転軸の回転中心を通る往復動軸線上に位置したままでこの往復動軸線に沿って上死点と下死点との間を直線状に往復動するから,これに連結した往復動部材を,当該往復動部材に横方向のスラストを付与したり,或いは,当該往復動部材及びコンロッドに横方向の振動を付与したりすることなく,円滑に往復動することができる。
前記往復動部材における往復動ストロークは,前記往復動軸線上におけるクランクピンの上死点から下死点までの距離に等しく,この上死点から下死点までの距離は,前記回転軸からピン軸までの軸間距離の二倍に,前記ピン軸からクランクピンまでのクランク半径の二倍を加算した寸法に等しい。
そして,前記回転軸と前記ピン軸との間に,互いに噛合する太陽歯車及び遊星歯車を設けるという構成であるから,前記太陽歯車におけるピッチ円直径,及び前記遊星歯車におけるピッチ円直径は,そのいずれも,前記往復動ストロークの1/4になる。
従って,本発明によると,太陽歯車におけるピッチ円直径を,当該太陽歯車を内歯歯車に構成した場合のように,往復動ストロークと等しくする必要はなく,前記太陽歯車と,この太陽歯車に噛合する遊星歯車との両方を,前記先行技術の場合よりも遥かに小径にできるから,クランク装置における大幅な小型化と軽量化を達成できる。
しかも,前記太陽歯車と遊星歯車との両方がいずれも外歯歯車であることにより,そのかみ合いの騒音及び振動を低減できるとともに,耐久性が高く,しかも,製造価格も大幅に低減できる。
また,請求項2に記載した構成によると,前記回転軸及び前記ピン軸が回転するときにおける動的なアンバランスを,その各々に設けたバランスウエイトによって無くしたり,或いは小さくできるから,振動を抑制することができる。
以下,本発明の実施の形態を図面について説明する。
図1〜図5は,第1の実施の形態を示し,この第1の実施の形態は,ピストン式の内燃機関に適用した場合である。
これらの図において,符号1は,内燃機関におけるシリンダブロックを示し,このシリンダブロック1の下部におけるクランクケース内には,出力用の回転軸2が,軸受け部3にて回転自在に軸支されている。
また,前記シリンダブロック1には,前記回転軸2の軸線方向から見て当該回転軸2の回転中心を通って半径方向に延びる往復動軸線4を中心線とするシリンダ5が設けられ,このシリンダ5の内部には,往復動部材としてのピストン6が設けられ,且つ,このシリンダ5の頂部は,前記シリンダブロック1に締結したシリンダヘッド7にて塞がれている。
前記回転軸2の一端部には,半径方向に延びるアーム部材8を回転不能に固着(キー止め)し,このアーム部材8のうち前記回転軸2の回転中心から適宜の軸間距離Sの部位に,ピン軸9を,前記回転軸2と平行にして回転自在に軸支する。
また,前記回転軸2の一端部には,前記軸間距離Sをピッチ円直径D1とする外歯歯車の太陽歯車10が,同心とするように回転自在に被嵌され,この太陽歯車10は,前記回転軸2と一緒に回転するように固定(キー止め)されている。
一方,前記ピン軸9のうちアーム部材8を挟んで外端部には,前記軸間距離Sをピンチ円直径D2とする外歯歯車の遊星歯車11が回転不能に固着(キー止め)され,この遊星歯車11は,前記非回転の太陽歯車10に噛合している。
また,前記ピン軸9のうちアーム部材8を挟んで内端部には,クランクアーム12が,半径方向の外向きに延びるように回転不能に固着(キー止め)され,このクランクアーム12のうち前記ピン軸9の回転中心から前記軸間距離Sと等しいクランク半径Rだけ偏芯した部位には,クランクピン13が,前記回転軸2及び前記ピン軸9と平行にして設けられており,このクランクピン13には,前記ピストン6から延びるコンロッド14の先端が,自在に回転するように連結されている。
前記回転軸2におけるアーム部材8のうち前記回転軸2の軸線を挟んで前記ピン軸9と反対側の部分,つまり,前記ピン軸9から回転角度で180度の部分には,当該アーム部材8及び前記ピン軸9に対する釣り合い用の第1バランスウエイト15が設けられており,この第1バランスウエイト15は,前記回転軸2に直接に設ける構成にしても良い。
また,前記ピン軸9におけるクランクアーム12のうち前記ピン軸9の軸線を挟んで前記クランクピン13と反対側の部分,前記クランクピン13から回転角度で180度の部分には,当該クランクアーム12及び前クランクピン13に対する釣り合い用の第2バランスウエイト16が設けられており,この第2バランスウエイト16は,前記ピン軸9に直接に設ける構成にしても良い。
この構成において,図2に示すように,前記ピン軸9及びクランクピン13を,前記往復動軸線4上のうち前記回転軸2よりも前記ピストン6側の上死点TDCに位置し,前記回転軸2を,前記の状態から例えば矢印Aで示す時計方向に回転することにより,前記回転軸2に適宜の軸間距離Sを隔てて軸支したピン軸9が,前記回転軸2の回りを同じく矢印Aで示す時計方向に公転する。
このとき前記ピン軸9に固着した遊星歯車11が,前記回転軸2の中心にこの回転軸2に固定して配設した太陽歯車10に噛合していることにより,前記ピン軸9は,図3に示すように,当該ピン軸9における公転と同じ回転角度だけ矢印Bで示す反時計方向に自転するから,このピン軸9に固着したクランクアーム12におけるクランクピン13は,そのクランク半径Rが前記軸間距離Sと等しいために,前記往復動軸線4上に位置したままで,この往復動軸線4に沿って前記上死点TDCとは前記回転軸2を挟んで反対側の下死点BDCに向かって直線状に移動する。
前記回転軸2が,元の位置から矢印Aで示す時計方向に90度回転した状態では,図3に示すように,前記ピン軸9が90度だけ矢印Bで示す反時計方向に自転しながら矢印Aで示す時計方向に90度だけ公転することにより,このピン軸9が,前記回転軸2に対して真横の位置し,これに設けたクランクアーム12が横向きになるから,前記クランクピン13は,前記回転軸2の同一軸線上の位置に至る。
次いで,前記回転軸2が,元の位置から矢印Aで示す時計方向に180度回転した状態では,図4に示すように,前記ピン軸9が90度だけ矢印Bで示す反時計方向に自転しながら矢印Aで示す時計方向に90度だけ公転することにより,このピン軸9が,前記回転軸2に対して真下に位置し,これに設けたクランクアーム12が下向きになるから,前記クランクピン13は,前記下死点BDCの位置に至る。
次いで,前記回転軸2が,元の位置から矢印Aで示す時計方向に270度回転した状態では,図5に示すように,前記ピン軸9が90度だけ矢印Bで示す反時計方向に自転しながら矢印Aで示す時計方向に90度だけ公転することにより,このピン軸9が,前記回転軸2に対して真横に位置し,これに設けたクランクアーム12が横向きになるから,前記クランクピン13は,前記回転軸2の同一軸線上の位置に至る。
そして,前記回転軸2が,元の位置から矢印Aで示す時計方向に360度回転した状態では,図1に示すように,前記ピン軸9が90度だけ矢印Bで示す反時計方向に自転しながら矢印Aで示す時計方向に90度だけ公転することにより,このピン軸9が,前記回転軸2に対して真上に位置し,これに設けたクランクアーム12が上向きになるから,前記クランクピン13は,前記上死点TDCの位置に戻る。
つまり,前記クランクピン13は,前記回転軸2の回転中心を通る往復動軸線4上に常に位置したままでこの往復動軸線4に沿って上死点TDCと下死点BDCとの間を直線状に往復動するから,これにコンロッド14を介して連結したピストン6を,当該ピストン6に横方向のスラストを付与したり,或いは,当該ピストン6及びコンロッド14に横方向の振動を付与したりすることなく,円滑に往復動することができる。
この場合,前記ピストン6における往復動のストロークLは,前記往復動軸線4上におけるクランクピン13の上死点TDCから下死点BDCまでの距離Wに等しく,この上死点TDCから下死点BDCまでの距離Wは,前記回転軸2からピン軸9までの軸間距離Sの二倍に,前記ピン軸9からクランクピン13までのクランク半径Rの二倍を加算した寸法に等しい。
そして,前記回転軸2と前記ピン軸9との間に,互いに噛合する太陽歯車10及び遊星歯車11を設けるのであるから,前記太陽歯車10におけるピッチ円直径D1,及び前記遊星歯車11におけるピッチ円直径D2は,そのいずれも,前記往復動のストロークLの1/4になる。
この場合において,前記回転軸2における第1バランスウエイト15を,前記ピン軸9における第2バランスウエイト16よりも適宜重くすることにより,前記回転軸2と前記ピン軸9との間における不釣り合いを小さくできる。
すなわち,前記ピン軸9の部分には,当該ピン軸9における第2バランスウエイト16が公転することによる遠心力が存在しているから,この分だけ前記回転軸2における第1バランスウエイト15を重くすることにより,前記回転軸2と前記ピン軸9との間における不釣り合いを無くすることができる。
次に,図6は,第2の実施の形態を示す。
この第2の実施の形態は,前記第1の実施の形態におけるクランクピン13を,両端支持の構造にした場合である。
すなわち,回転軸を,同じ軸線上に位置する二つの回転軸2a,2bに分断する構成にして,この両回転軸2a,2bの各々に,それぞれバランスウエイト15a,15bを備えたアーム部材8a,8bを固着し,この両アーム部材8a,8bの各々に,ピン軸9a,9bを軸支し,この両ピン軸9a,9bの内端部の各々に,それぞれバランスウエイト16a,16bを備えたクランクアーム12a,12bを固着して,この両クランクアーム12a,12bにて,前記クランクピン13の両端を支持する一方,前記両回転軸2a,2bのうちいずれか一方又は両方と,前記両ピン軸9a,9bのうちいずれか一方又は両方との間に,互いに噛合する太陽歯車10と,遊星歯車11とを設けるという構成にしたものである。その他の構成は,前記第1の実施の形態と同様である。
この第2の実施の形態によると,クランクピン13をその両端において支持するから,前記クランクピン13の強度を向上できることに加えて,クランク装置が,その両回転軸2a,2bの軸線と直角の方向から見た図6において,シリンダ5の軸線5aを挟んで完全な左右対称の構造(太陽歯車及び遊星歯車を,両回転軸2a,2bの両方に設けた場合)になるか,これに左右対称に近い構造(太陽歯車及び遊星歯車を,両回転軸2a,2bのうちいずれか一方にのみ設けた場合)になるから,前記両回転軸2a,2bに,その軸線と前記シリンダ軸線5aとの交点Qを中心として上下方向に首振り運動するような慣性力が発生することを確実に抑制でき,振動の低減を達成できる。
なお,この第2の実施の形態においても,バランスウエイト15a,15b及び16a,16bを,両回転軸2a,2b及び両ピン軸9a,9bに直接に設けるという構成にすることができるし,また,第1バランスウエイト15a,15bを,第2バランスウエイト16a,16bよりも適宜重くすることが好ましい。
ところで,前記した各実施の形態は,ピストンの往復動にて回転軸を回転するというピストン式の内燃機関に適用した場合であったが,本発明は,これに限らず,回転軸の回転によりピストンを往復動するようにした往復動ポンプ又は往復動空気圧縮機等に対しても適用できることはいうまでもない。
第1の実施の形態を示す図である。 図1のII−II視側面図である。 図1において回転軸が90度回転した状態を示す図である。 図1において回転軸が180度回転した状態を示す図である。 図1において回転軸が270度回転した状態を示す図である。 第2の実施の形態を示す図である。
符号の説明
1 シリンダブロック
2,2a,2b 回転軸
3 軸受け部
4 往復動軸線
5 シリンダ
5a シリンダ軸線
6 ピストン(往復動部材)
7 シリンダヘッド
8,8a,8b アーム部材
9,9a,9b ピン軸
10 太陽歯車
11 遊星歯車
12,12a,12b クランクアーム
13 クランクピン
14 コンロッド
15,15a,15b バランスウエイト
16,16a,16b バランスウエイト

Claims (2)

  1. 入力又は出力用の回転軸と,この回転軸の軸線方向から見てその回転中心から半径方向外向きに延びる往復動軸線に沿って往復動する往復動部材とから成り,前記回転軸のうちその回転中心から適宜の軸間距離だけ偏芯した部位に,ピン軸を前記回転軸と平行にして回転自在に軸支し,このピン軸に固着したクランクアームのうち前記ピン軸の回転中心から前記軸間距離と等しいクランク半径だけ偏芯した部位に,クランクピンを設けて,このクランクピンに,前記往復動部材を当該クランクピンが自在に回転し得るようにして連結する一方,前記ピン軸に,前記軸間距離をピッチ円直径にした遊星歯車を固着し,この遊星歯車を,当該遊星歯車と同じピッチ円直径にして前記回転軸と同心に配設した太陽歯車に噛合し,この太陽歯車を前記回転軸に固定することを特徴とするクランク装置。
  2. 前記請求項1の記載において,前記回転軸には,その軸線を挟んで前記ピン軸と反対側の部分,及び,前記ピン軸には,その軸線を挟んで前記クランクピンと反対側の部分にバランスウエイトを設けることを特徴とするクランク装置。
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