JPH02278049A - 往復直線運動と回転運動の変換機構 - Google Patents

往復直線運動と回転運動の変換機構

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JPH02278049A
JPH02278049A JP1394290A JP1394290A JPH02278049A JP H02278049 A JPH02278049 A JP H02278049A JP 1394290 A JP1394290 A JP 1394290A JP 1394290 A JP1394290 A JP 1394290A JP H02278049 A JPH02278049 A JP H02278049A
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JP
Japan
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point
mass
linear motion
reciprocating linear
mass point
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Pending
Application number
JP1394290A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kuramasu
保夫 倉増
Tokiko Kuramasu
とき子 倉増
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Original Assignee
Individual
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/32Engines characterised by connections between pistons and main shafts and not specific to preceding main groups

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 機構(例えば往復ピストン型内燃機関や往復ピストン型
圧縮機等のピストン、コンロッド及びクランクシャフト
)に関するものである。なお、この発明は、往復ピスト
ン型内燃機関に応用したとき、特に顕著な効果を発揮す
る。 [従来の技術] 従来、往復ピストン型内燃機関や往復ピストン型圧縮機
などにおいて、次のような問題点があった。 ■往復直線運動を回転運動に変換するにあたり、ピスト
ン及びコンロッドの往復慣性力を完全に除去することは
できなくて、ピストン及びコンロッドの往復質量により
、トルク変動が生じていた。 ■往復直線運動を回転運動に変換するにあたり、その変
換率は100%ではなく、クランクシャフトの回転角度
により変化するものであった。 ■連接棒の傾きによってピストンがシリンダーへ側圧で
衝突(ピストンスラップ)し、振動、騒音、摩擦損失が
生じていた。このピストンスラップは超大型ディーゼル
エンジンにおいて特に大きな障害となる。 [発明が解決しようとする課題] この発明の目的は、次のようになる。 ■往復直線運動を回転連動に変換するにあたり、ピスト
ン及びコンロッドの往復慣性力を完全に除去し、ピスト
ン及びコンロッドの往復質量によるトルク変動を完全に
除去することを目的とする。 ■往復直線運動と回転運動との変換率を100%にする
ことを目的とする。 ■連接棒の傾きによるピストンスラップを完全に除去す
ることを目的とする。 [課題を解決するための手段] 構の幾何学的基本構成に基円と転円の半径の比が2=1
であるハイポサイクロイドを用いる。 かつ、適当な位置に適当な釣り合い錘、もしくは、釣り
合い錘と等価な物を付加して、トルク変動及び往復慣性
力を除去する6 以下、第1図、第2図及び第3図を用いて説明する。 第1図において、基円Aと転円Bとの半径の比が2:1
であるハイポサイクロイドの創成点Rに、往復直線運動
をする質点Maを配置し、質点Maは前記ハイポサイク
ロイド軌跡上を往復直線運動する。そして、質点Maの
作用線は前記ハイポサイクロイドの軌跡上である。 基円Aと転円Bとの半径の比が2:1であるハイポサイ
クロイドの創成点RはX軸上を往復直線運動をし、前記
ハイポサイクロイドの転円、Bの中心Qは、前記ハイポ
サイクロイドの基円Aの中心である原点Oを中心に回転
する。 よって、基円Aと転円Bとの半径の比が2:1であるハ
イポサイクロイドの創成点Rに、往復直線運動をする質
点Maを配置すると、往復直線運動をする質点Maは、
基円Aの中心である原点Oを中心とする転円Bの中心Q
の回転に変換できる。この関係は可逆であるから、基円
Aの中心である原点0を中心とする転円Bの中心Qの回
転は、質点Maの往復直線運動に変換できる。 第1図において、基円Aと転円Bとの半径の比が2=1
であるハイポサイクロイドの創成点Rの創成半径QRの
延長線上で、かつ、創成点Rより位相がπ進み、なおか
つ、転円Bの円周上である点Sに、往復直線運動をする
質点Maに対する釣り合い鐸である質点Mbを設ける。 なお、釣り合い錘である質点Mbの質量と質点Maの質
量は等しい。 すると、往復直線運動をする質点Maと往復直線運動を
する質点Maに対する釣り合い錘でそして、半径OQの
延長線上で、かつ、点Oより位相がπ進み、なおかつ、
点0より距離すの所の点Kに、質点Maと質点Mbとの
重心に対する釣り合い錘である質点Meを設ける。なお
、釣り合い錘である質点Meの質量は質点Maの質量と
質点Mbの質量との和に等しい。 すると、「質点Maと質点Mbとの重心」と質点Meと
の重心は、基円Aの中心である原点0となる。 以上のように構成すると、質点Maが往復直線運動をし
ても、xy平面上の往復慣性力は0となる。 ここで、第2図及び第3図のように、往復直線運動をす
る質点Maを、基円Aと転円Bとの半径の比が2:1で
あるハイポサイクロイド軌跡の延長線上の定点R4に配
置し、往復直線運動をする質点Maが前記ハイポサイク
ロイド軌跡の延長線上を往復直線運動するようにして、
往復直線運動をする質点Maの作用線が常に前記ハイポ
サイクロイドの創成点Rを通るようにする。 すると、質点Maが前記ハイポサイクロイド軌跡の延長
線上の定点R1に存在する構成と質点Maが前記ハイポ
サイクロイドの創成点Rに存在する構成とは等価となる
。 よって、質点Maが、前記ハイポサイクロイド軌跡の延
長線上を往復直線運動しても、xy平面上の往復慣性力
はOとなる。 なお、往復直線運動をする質点Maに対する釣り合い錘
である質点Mbは、必ずしも、点Sに設置する必要はな
く、質点Maの質量と質点Mbの質量とを等しくする必
要もない。往復直線運動をする質点Maと往復直線運動
をする質点Maに対する釣り合い錘である質点Mbとの
重心が、転円Bの中心である点Qとなれば、質点Mbの
質量と質点Mbの設置位置とに特別な制限は無い。また
、質点Mbは複数でも良い。 また、点Sは、基円Aと転円Bとの半径の比が2:1で
あるハイポサイクロイドの創成点Rの創成半径QRの延
長線上で、かつ、創成点Rより位相がπ進み、なおかっ
、転円Bの円周上の定点であるから、点Sは前記ハイポ
サイクロイドの創成点となり、点Sは往復直線運動をす
る。 従って、基円Aと転円Bとの半径の比が2:1であるハ
イポサイクロイドの創成点である点Sの軌跡の延長線上
の定点に、往復直線運動をする質点Maと等しい質量を
持つ質点を配置し、質点Maと等しい質量を持つ質点が
前記ハイポサイクロイドの創成点である点Sの軌跡の延
長線上を往復直線運動して、質点Maと等しい質量を持
つ質点の作用線が常に前記ハイポサイクロイドの創成点
である点Sを通るならば、質点Maと[質点Maと等し
い質量を持つ質点」との転円Bの中心である点Qに対す
る作用は「往復直線運動をする質点Maと往復直線運動
をする質点M、 aに対する釣り合い錘である質点Mb
との重心が、転円Bの中心である点Qとなる。」と等価
となる。 なお、点Sは、必ずしも、基円Aと転円Bとの半径の比
が2=1であるハイポサイクロイドの創成点Rの創成半
径QRの延長線上で、かつ、創成点Rより位相がπ進み
、なおかつ、転円Bの円周上の定点である必要はなく、
点Sの軌跡の延長線上の定点に存在する「質点Maと等
しい質量を持つ質点」と質点Maとによる転円Bの中心
である点Qに対する作用が「往復直線運動をする質点M
aと往復直線運動をする質点Maに対する釣り合い錘で
ある質点Mbとの重心が、転円Bの中心である点Qとな
る。」と等価となるならば、点Sが転円Bの円周上の定
点であれば、点Sの位置に特別な制限は無い。また、「
質点Maと等しい質量を持つ質点Jと点Sとは複数でも
良い。 これは、例えば、第4図及び第5図において、釣り合い
錘である質点Mbをピストンである質点Maに置き換え
て90’V型2気筒往復ピストン型内燃機関として具現
化できる。 また、点K及び点Qは共に円運動である。そして、点Q
の円運動は複数の「基円Aと転円Bとの半径の比が2:
1であるハイポサイクロイド軌跡の延長線上の定点の軌
跡」で表されるから、点にの円運動も複数の「基円Aと
転円Bとの半径の比が2:1であるハイポサイクロイド
軌跡の延長線上の定点の軌跡」で表される。 従って、半径田の延長線上で、かつ、点0より位相がπ
進み、なおかっ、点Oより距離すの所の点Kに存在する
「質点Maと質点Mbとの重心に対する釣り合い錘であ
る質点M CJは、複数のr基円Aと転円Bとの半径の
比が2:lであるハイポサイクロイド軌跡の延長線上の
定点に存在する質点」で表される。 よって、点には、半径OQの延長線上で、かつ、点Oよ
り位相がπ進み、なおかつ、点Oより距離すの位置であ
る必要は無く、複数のr基円Aと転円Bとの半径の比が
2=1であるハイポサイクロイド軌跡の延長線上の定点
に存在する質点」の点Kに与える作用が[「質点Maと
質点Mbとの重心Jと質点Meとの重心が基円Aの中心
である原点Oとなる」と等価となるならば、点にの位置
に特別な制限は無い。また、点には複数でも良い。 これは、例えば、第4図及び第5図において、釣り合い
錘である質点Meをピストンである質点Ma2個に置き
換えて、90°■型4気筒往復ピストン型内燃機関、も
しくは星型4気筒往復ピストン型内燃機関として具現化
できる。 [作 用] ■ハイポサイクロイド基礎理論 第1図において、半径すの円Bが半径aである一定円A
の内周に外接しつつ滑ることなく転がる時、その動円B
の半径の延長線上にある定点Rの軌跡をハイポトロコイ
ド(内転トロコイド)という。特にQR=bの時ハイポ
サイクロイドという そして、半径aである一定円Aを基円、半径すである動
円Bを転円という。また、転円Bの半径の延長線上にあ
る定点Rを創成点と呼び、QRを創成半径と呼ぶ。 第1図において、角度をそれぞれθ、φ、λとすると、
創成点R(x、y)の座標は媒介変数方程式で表すと次
式となる。 x =(a −b)eos e +gcosφ但し、g
=QRy =(a −b)sino+gsinφここで
、 φ=θ+λ なお、 n=にゴ n=bl、ti  r了=alθよって b1λ1=a1θ 故に、転円の回転量は λ1=■1θ ここで、転円の回転方向は時計方向(cW回転)である
から λ=−−〇 従って φ=O十λ =o +(bθ) =(1−蒙θ よって、創成点R(x t y )の座標は次式となる
。 >c =(a−b)cosθ+g cos (1−T)
θ (1)y=(a−b)sirl十gsin(I  
T)θ (2)尚、基円Aと転円Bの半径の比が2:1
であるハイポサイクロイドの条件により、g=b、a=
2 bとなるから (a −b)= b、φ=(1−蒙θ=−〇よりx=b
gosθ+beos(−〇)(3)y=bsino+b
 5in(−0)          (4)よって x=bcoso+b cosθ y=bsfnθ−bsinθ 従って x=2bcosθ            (5)y 
= O(6) 角速度をω、時間をtとするとθ=ωtよりx = 2
 bcosωt、            (7)y 
= O(8) 故に、基円Aと転円Bの半径の比が2:1であるハイポ
サイクロイドの創成点R(X s y )の軌跡は単振
動となり、基円Aと転円Bの半径の比が2:1であるハ
イポサイクロイドの創成点R(x + y )の軌跡は
X軸上の往復直線運動となる。 ■往復直線運動を回転運動に変換する機構の構成 以上により、基円と転円の半径の比が2:1であるハイ
ポサイクロイドの創成点Rの軌跡は往復直線運動となる
が、点Qは原点0を軸として次式で表される回転運動を
する。 x = bcosωt y=hsinωを 従って、基円Aと転円Bの半径の比が2:1であるハイ
ポサイクロイドを幾何学的基本構成とすると、創成点R
の往復直線運動を点Qの回転運動に変換できる。また、
その逆に、点Qの回転運動を創成点Rの往復直線運動に
変換できる。 尚、転円Bが基円Aの内周に外接しつつ滑ることなく転
がるという条件は、第4図及び第5図の実施図のように
、転円B及び基円A共に歯車として膚足させる。 ■釣り合い錘による往復慣性力の除去 第1図において、質点Maが創成点Rに存在するものと
する。また、質点Mbが、半径QRの延長線上で、かつ
、創成点Rより位相がπ進み、なおかつ、転円Bの円周
上の点Sに釣り合い錘として存在するものとする。そし
て、質点Meが、半径OQの延長線上で、かつ、点Qよ
り位相がπ進み、なおかつ、点Oより距離すの所の点K
に釣り合い錘として存在するものとする。 ここで、創成点Rすなわち質点Maの軌跡は(7)式、
(8)式より次式となる。 X = 2 beosωt y=Q よって、X軸、y軸の分加速度をAx、Ayとすると次
式となる。 =−2bω”eosωt =0 ところで、慣性力は加速度の逆方向に働くから、X軸及
びy軸の慣性力をIax及びIayとすると、質点Ma
の慣性力は次式となる。 Iax= 2Ma、b ω’eosωt       
 (9)I ay= O(10) しかし、点Sに存在する質点Mbの座標は、創成点Rに
存在する質点Maの座標に対し角度にしてπ進んでおり
、かつ、点Qからの距離はbである。よって、質点Mb
の座標は(3)式、(4)式より次式となる。 x = bcose + bcos(−(θ十π))=
beosθ+beos(θ十π) =bcosθ−b cosθ ・1・x=O y=bsir+θ+h 5in(−(θ十π))= b
sir+θ−bsin(θ+π)=bsi、no+bs
inθ 、”、 y = 2 hsinθ 角速度をω、時間をtとするとθ=ωtよりXすO(1
1) y = 2 bsinωt            (
12)故に、質点Mbの軌跡は単振動となり、質点Mb
の軌跡はy軸上の往復直線運動となる。 従って、X軸、y軸の分加速度をAx、Ayとすると次
式となる。 =0 = −2b ω”sinωt ここで、X軸、y軸の慣性力をI bx、  I by
とすると、質点Mbの慣性力は次式となる。 I bx= O(13) ■by=2Mbbω″sinωt        (1
4)また、点Kに存在する質点Meの座標は、点Qに対
し角度にしてπ進んでおり、かつ、原点Oからの距離は
bである。よって、質点Mcの座標は次式となる。 x=beos(θ十π) y=bsin(θ十π) 従って x=−be”i:+5O(15) y=−bsinθ                (
16)角速度をω、時間をもとするとθ=ωtよりx、
= −bcosωt y=−bsinωを 故に、X軸、y軸の分前速度をAx、Ayとすると次式
となる。 =bω″cosωt = b ω”sinωt ここで、X軸、y軸の慣性力をIex、Icyとすると
、質点Meの慣性力は次式となる。 Icx=−Mcb ω”cosωt        (
17)Icy=−Meb ω”sinωt      
  (18)慣性力はX軸及びy軸の各慣性力の総和を
求めれば良いから、X軸及びy軸の慣性力をそれぞれI
x、、IyとするとIxは次式となる。 I x=Iax+It+x+I cx (9)式、(13)式、(17)式よりI x= 2 
Ma b ω”cosωt −Me b ω”cosω
tよって Ix=(2Ma−Me) b ω”eosωtまた、T
yは次式となる。 Iy=Iay+Iby+ Icy (10)式、(14)式、(18)式よりIy=2Mb
b ω”sinωt−Meb ω”sinωを従って Iy=(2Mb−Me) b ω”sinωを故に、次
式を満足すれば慣性力は0となる。 2Ma−Mc=0 2Mb−Mc=0 よって Ma=Mb                  (1
9)Me= 2Ma=2Mb=Ma+Mb      
(20)従って、上式を満足すると、X軸の慣性力Ix
もy軸の慣性力ryも共にOとなる6 故に、質点Maと質点Mbとの重心を点Qとし、質点M
bを質点Maに対する釣り合い錘とする。 そして、[質点Maと質点Mbとの重心」と質点Meと
の重心を点Oとし、質点Mcをr質点Maと質点Mbと
の重心」に対する釣り合い錘とすると、質点Maが往復
直線運動をしても、原点0に対しxy平面上の往復慣性
力はOとなる。 これは、直交する二つの単振動で表される創成点R及び
点Sの往復直線運動は、ただ−っの円運動で表すことが
でき、かつ、振幅を二倍とした点Qの回転運動と等価で
あるということによるものである。 よって、往復直線運動は回転運動に変換されるので、往
復慣性力はOとなり、往復慣性力によるトルク変動も0
となる。 なお、質点Maの加速エネルギーは質点Mbの減速エネ
ルギーを質点Mbより貰い受け、質点Maの減速エネル
ギーは質点Mbの加速エネルギーとして質点Mbに与え
るともいえる。 ■釣り合い錘と等価な物による往復慣性力の除去 (11)式、(12)式より、質点Mbの軌跡はy軸上
を往復直線運動をする。尚、(19)式より、質点Mb
は質点Maと等しいから、釣り合い錘である質点Mbを
質点Maに置き換えることができる。 同様に、(20)式より、質点Meは質点Maと質点M
bとの和に等しいから、釣り合い錘である質点Meを質
点Maと質点Mbとの和に置き換えることができる。な
おかっ、釣り合い錘である質点Mbを質点Maに置き換
えることができるから、釣り合い錘である質点Meを2
個の質点Maに置き換えることができる。 以上により、釣り合い錘を設けなくても、釣り合い錘と
等価な物により往復慣性力を除去することができる。 なお、以上の理由により、第4図、第5図の実施例にお
いては、質点Mbである釣り合い錘Mbを質点Maであ
るピストンに置き換え、また、質点Mcである釣り合い
錘Mcを2個の質点Maであるピストンに置き換えるこ
とができる。そして、90”V4気筒型往復ピストン型
内燃機関、もしくは、星型4気筒往復ピストン型型内燃
機関として具現化できる。 また、(3)式、(4)式にθ=ωを十πを代入すると
、創成点R(x、y)の座標は次式となる。 x=bcos(ωt+π)+beos(−ωt−π)=
 −bcosωt −bcosωt y = bsin(ωt + r)+bsin(−ωt
 −r)= −bsinωt + bsinωtよって
、 x = −2beosωt             
 (21)y = o               
     (22)故に、この新たな創成点を点D (
X ! y )とすると、創成点D (x * y )
の軌跡は単振動となり、創成点D(x、y)の軌跡はX
軸上の往復直線運動となる。 そして、X軸及びy軸の分前速度をAx、 Ayとする
と次式となる。 =2b ω”cosωも =0 ここで、この新たな創成点りに、質点Maの質量と等し
い質量をもっMdが作用するものとする。そして、X軸
及びy軸の慣性力をIdx、Ic1yとすると、質点M
dの慣性力は次式となる。 Idx= −2Mdb ω”cosωt       
(23)Idy=0               (
24)なお、慣性力はX軸及びy軸の各慣性力の総和を
求めれば良いから、X軸、y軸の慣性力をそれぞれIx
、工yとするとIxは次式となる。 I x、 = lax +Idx (9)式、(23)式より Ix= 2Mab ω”cosωt −2Mdb (L
)”cO8CL) t。 よって Ix= 2(Ma−Md) b (1)”Cog(1)
 を1二で、質点Maの質量と質点Mdの質量は等しい
から、M a = M dとなり次式を得る。 Ix、=0 また、■yは次式となる。 Iy=Ia、y+Iay (10)式、(24)式より iy=。 従って、X軸の慣性力Ixもy軸の慣性力Iyも共にO
となる。 故に、釣り合い錘として質点Mb及び質点Meを設けな
くても、釣り合い錘と等価な質点Mdを設けることによ
り、質点Maの往復慣性力を打ち消すことができる。 なお、以上の理由により、第4図、第5図の実施例にお
いて、釣り合い錘Mb及び釣り合い錘Meを設けなくて
も、釣り合い錘である質点Mdを質点Maであるピスト
ンに置き換えて、水平対向2気筒往復ピストン内燃機関
として具現化できる。 ■質点Maの作用点が創成点Rでないとき第2図に示す
ように、質点Maの質量Maを質量Ma、と質量Ma、
とに分けて、質量Ma、は質量Ma、に対する釣り合い
錘とする。そして、質量Ma、は質点Ma、として点R
,に、質量Ma、は質点Ma、として点R8に配置し、
点R1及び点R3共に創成点Rを通る直線上に配置して
、その直線のX軸に対する位相角をαとする。但し、第
2図においてはα=0として創成点Rの軌跡の延長線上
に配置している。また、創成点Rから点R1までの距離
をr、とし、創成点Rから点R1までの距離をrlとし
て、次式を満足するものとする。 Ma、 r 、 = Ma、 r 。 Ma=Ma、+Ma。 そして、作用点は点R1とする。 ここで、仮りに、点R,上の質点Ma、及び点R1上の
質点M a 、が創成点Rを中心に、X軸に対する位相
角をαとして、角速度ψで回転しているものとする6す
ると、θ=ωtであるがら、質点Ma、の軌跡(X++
yx)と質点Malに対する釣り合い錘である質点Ma
、の軌跡(X s + ’I a )は(3)式、(4
)式を参考にすると次式となる。 x、 = beosωt + beos(−(1) t
 )+r、cos(φt+α) −”−x、  =  2  beos  ω t  十
 r  Icos(φ t+  α )X、 = be
osωt + beos(−ωt )+r、cos(φ
t+α+π) a’+ x、= 2 hcosωt −r、eos(φ
を十α)y、 = bsincc+ t 十bsin(
−(1) t )十r、5fn(φを十α) −”−y、  =  r、5iri(φ t+  α 
)y、 = bsinωt + bsin(−ωt )
十r 、5in(φt+α+π) +”+  y l =  −r  、5in(φ t 
 + α )よって、y軸、y軸の分前速度をAx、、
 Ay、、Ax、いAYtとすると次式となる。 d”x A、x・=丁覆− = −2b ω”cosωt r、φ” cos (φt+α) d”x Ax・=75≠ =−2bω”Cogωを 十r、φ”cos(φt+α) Ay+=土−二 t =−r、φ”5fn(φt+α) Ay、=井ム t =r、φ’5in(φt+α) ここで、質点Ma、のy軸及びy軸における各慣性力を
Ia、x、Ialyとし、質点Ma、のy軸及びy軸に
おける各慣性力をIa、x、Ia、yととすると、質点
Ma、及び質点Ma、の慣性力は次式となる。 Ia、 x =Ma、(2b ω”cosωを十r、φ
” cos (φt+α)1 = 2Ma、 b ω”cosωt + M a、 r rφ” cos (φt+α)  
(26)Ha、x=Ma、(2b ω”cosωt−r
tφ” eos (φt+α)) = 2 Ma、 b ω”cos ωt−Ma、r、φ
” cos (φt−1−a)   (27)Ia、 
y =Ma、 r、φ’5in(φt+α)    (
28)I am V =  M a、、 r 、φ”5
trn(φt+α)   (29)慣性力はy軸及びy
軸の各慣性力の総和を求めれば良いから、y軸及びy軸
の慣性力をそれぞれIx、xyとするとIxは次式とな
る。 Ix=Ia、x+Ia、x+Ibx+Icx(13)式
、(17)式、(26)式、(27)式よりIx、= 
2Ma、 b ω”cosωt+Ma、r、φ” co
s (φを十α)+2 Ma、 b ω”coscry
 t−Ma、r、φ” cog (φt+α)=Mcb
ω” eosωも よって I x=(2(Ma、 +Ma、)−MC) b (1
3”Co5(+) t。 十(Ma、 r、−Ma、r、)φ”eos(φt+α
)また、xyは次式となる。 I y=Ialy+Ia、y+Iby+Icy(14)
式、(18)式、(28)式、(29)式よりI y=
 Ma、 r 、 p ”5in(φt+a)−Ma、
r、φ”5in(φt、十α)+2 Mb b ω”s
inωt −Me b ω”sinωt よって、 I y ==(2Mb−Me) bω”sinωt+(
Ma、 r、 −Ma、 r、)φ”5in(φt+α
)・・・・・・・・・・・・・・・(31)従って、次
式を満足すると慣性力は0となる。 2 (Ma、 +Ma、) −Mc= 02Mb−Mc
=O M a、 r、−Ma、 r、 = 。 よって、 Mb= Ma、 +Ma、 = Ma        
  (32)Me=2(Ma、 +Ma、) =2Mb = Ma、 + Ma、 +Mb = Ma + Mb                
(33)Ma、 r 、 = Ma、 r 、    
          (34)故に、上式を珊足すると
X軸の慣性力Ixもy軸の慣性力1yも共にOとなる。 よって、仮りに、点R1上の質点Ma、及び点R2上の
質点Ma、が創成点Rを中心に、X軸に対する位相角を
αとして、角速度φで回転しても、上式を満足すれば、
xy平面上の往復慣性力は0となる。そして、Ma、I
十Ma、=Ma及びMa、 r 、 = Ma、 r 
、により、創成点Rに質点Maが存在するのと等価にな
る。 いま、仮りに、点R8上の質点Ma、及び点R1上の質
点Ma、が創成点Rを中心に角速度φで回転しているも
のとしたが、回転しないとφ=Oより次式を得る。 (M a、、 r 、 −M a、 r 、 )φ” 
cos (φt+α)=0(Ma、 r 、 −Ma、
 r 、 )φ’5in(φt+α)=0よって、(3
0)式、(31)式は次式となる。 I x=(2(Ma、 +Ma、)−Me) b (t
l”eO8ωt工y=(2Mb−Me) b ω”si
nωを従って、次式を満足すれば慣性力は0となる。 2 (Ma、 十Ma、)−Me= 02Mb−Me=
0 よって、 Mb=Ma、、 十Ma、=Ma Mc = 2 (Ma、 +Ma、 )=2Mb = Ma、 十Ma、 +Mb = M a 十M b 故に、点R4上の質点Ma、及び点R3上の質点Ma、
が回転しないとき、すなわち、φ=0のときは、点R1
上の質点Ma、の軌跡及び点R3上の質点Ma、の軌跡
が共に創成点Rの軌跡に対し並行(α=0ならば延長線
上)となって、質点Ma。 と質点Ma、との重心が創成点Rである必要は無く、上
式を満足すれば往復慣性力は0となる。 すなわち、質点Ma、と質点Ma、との釣り合いをとる
必要は無く、質量Ma、=Oであっても往復慣性力は0
となる。 これを往復ピストン形内燃機関に例え、第3図において
説明する。ここで、創成点Rに位置していた質点Maを
ピストンとし、質点Maであるピストンを創成点Rの軌
跡の延長線上である点R4に配置して、点R1を作用点
とする。そして、作用線を創成点Rの軌跡の延長線上と
する。 また、質点Maに対する釣り合い錘は設けない。 なお、第1図と同様に質点Mbは点Sに、質点Meは点
Kにあるものとする。すると、ピストンである質点Ma
の軌跡は次式で表される。 x= 2 beosωt 十r。 y=Q よって、X軸及びy軸の分前速度をAx、 Ayとする
と次式となる。 =−2b ω”eosωt =0 ここで、X軸及びy軸の慣性力をIax、Iayとする
とピストンである質点Maの慣性力は次式となる。 I ax= 2 Ma b ω”cosωtIay=0 故に、質点Maを創成点Rの軌跡の延長線上である点R
4に配置し、点R1を作用点として、作用線を創成点R
の軌跡の延長線上とすると、質点Maが創成点Rに存在
するのと等価になりxy平面上の往復慣性力は0となる
。 これを往復ピストン型内燃機関に実施した例を第4図及
び第5図に示す。 ■往復直線運動を回転運動に変換する変換率第1図にお
いて、創成点RにPなるカが、創成点Rの軌跡の延長線
上であるX軸上の負の方向に加わるものとすると、点I
4を瞬間的な軸、そして、RHを腕として回転力が発生
する。そして、その回転力と釣り合うため、点T(を瞬
間的な軸として点QにFなる力でQHを腕として回転力
が発生する。RH=にとするとQH=bであるから、釣
り合いの条件より次式が成立する。 F b = P ksinξ            
   (35)また、点Qに力Fが加わると、原点0を
軸として、QOを腕とした回転力Tが発生する。 QO=bより、回転力Tは次式で表されるゆT=Fbs
inε 1二で、■は転円Bの直径より/FQH=“であるから
ε=暮となり、次式を得る。 sin E = 1                
     (36)したがって、回転力は次式で表され
る。 T = F b                (3
7)また、(35)式より、回転力Tは次式となる。 T=Pksinξ            (38)こ
こで、角度では次式で表される。 ξ=ζ−で 力Pの作用線はX軸の負の方向であるからζ=π また、ではベクトルOHとベクトルORの差のベクトル
RHの偏角で表される。ここで、創成点Rの座標は(5
)式、(6)式より次式となる。 Rx= 2 hcosθ Ry=+0 そして、点Hの座標は次式となる。 Hx=2bcosθ Hy=2bsinθ よって、ベクトルRHの偏角では次式で表される。 =+、jai   00 よって、τは次式となりθに無関係となる。 π 尚、ξ=く一τ 従って、ξ=f 故に、sinξ=1よす T=Pksfnξ = p k(39) ここで、5iriε=1及びsinξ=1は往復直線運
動を回転運動に変換するに当たり、その変換率が100
%であることを意味し、変換率は腕頁万゛の角度すなわ
ちクランク軸の角度に無関係であることを意味する。 また、k= 2 bsinθより、原点Oを軸とした点
Qの回転力は次式となる。 T=2bsinθP 故に、往復直線運動をする創成点Rに加わる力Pは、原
点0を軸としQOを腕とする回転力Tに変換される。尚
、2bsiOθは創成点Rに加わる力Pと点Qに発生す
る力Tの比を表す。 [実施例] ■単気筒往復ピストン型内燃機関 この発明を単気筒往復ピストン型内燃機関に実施した例
を、第4図及び第5図に示す。第4図及び第5図の実施
例は第3図を単気筒往復ピストン型内燃機関として実施
した例であり、質点Maを創成点Rの軌跡の延長線上で
ある点R1とし、点R0を作用点としている。そして、
作用線は創成点Rの軌跡の延長線上である。また、質点
Maをピストンとしてシリンダー内を摺動させている。 なお、第3図における点Qと点Rをそれぞれ主軸の軸心
と偏心軸の軸心とした偏心シャフトを用いて、点Rに加
わる力を点Qに伝えている。よって、点Qは点0を中心
とした回転力を得て、往復直線運動は回転運動となる。 尚、ハイポサイクロイドの条件である転円Bが基円Aの
内周に外接しつつ滑ることなく転がるという条件は、転
円B及び基円A共に歯車とすることにより溝足している
6また、質点Maをピストンとしてシリンダー内を摺動
させることにより、質点Maの軌跡が創成点Rの軌跡の
延長線上であるという条件を溝足している。 ■複数気筒往復ピストン型内燃機関についての考察 (11)式及び(12)式より質点Mbの軌跡はy軸上
を往復直線運動をする。そして、(19)式及び3の[
作用]の0項より質点Mbは質点Ma、もしくは質点M
aと等しいから、質点Ma、もしくは質点Maを質点M
bとすることができる。従って、釣り合い錘である質点
Mbをピストンである質点Maに置き換えて90’V型
2気筒往復ピストン型内燃機関とすることができる。 同様に、(20)式及び3の[作用]の0項より質点M
cは質点Mbと質点Ma、もしくは質点Maとの和に等
しいから、質点Mbと質点M a 、もしくは質点Ma
との和を質点MCとすることができる。 尚かつ、釣り合い錘である質点Mbをピストンである質
点Maに置き換えることができるから、釣り合い錘であ
る質点Meをピストンである質点Ma2個に置き換え9
0°■型4気筒往復ピストン型内燃機関、もしくは星型
4気筒往復ピストン型内燃機関とすることができる。 また、3の[作用]の0項より質点Mdをピストンであ
る質点Maに置き換えると2個のピストンが相互に往復
慣性力を打ち消しあう。したがって、釣り合い錘である
質点Mb及び質点Meを省略した水平対向2気筒往復ピ
ストン型内燃機関とすることもできる。 [発明の効果] この発明には次の効果がある。 ■往復直線運動を回転運動に変換するにあたり、ピスト
ン及びコンロッドの往復慣性力を完全に除去でき、ピス
トン及びコンロッドの往復質量によるトルク変動を完全
に除去できる。 ■往復直線運動と回転運動との変換率がio。 %である。 ■連接棒の傾きによるピストンスラップが発生しない。 よって、往復ピストン型内燃機関の熱効率を向上させ、
振動及び騒音を低減することができる。尚、往復ピスト
ン型圧縮機においても同様である。
【図面の簡単な説明】
(イ)第1図は基円と転円の半径の比が2=1であるハ
イポサイクロイドの幾何学的構成を示す。 ■点Oは原点で基円Aの中心で出力軸となる。 ■点Qは転円Bの中心でクランクビンの中心であり、偏
心シャフトの主軸の中心でもあって次式で表される。 x = b eosθ y=l)ゐinθ ■点Kには質点Meが存在する。そして、点には原点0
より距離すで点Qよりπ進んだところに位置し、次式で
表される。 x=beos(θ+π) =−bcosθ y=bsin(θ+π) =−bsinθ ■点Rには質点Maが存在する。そして、点Rはハイポ
サイクロイドの創成点で作用点であり、偏心シャフトの
偏心軸の中心でもあって次式で表される。 x=bcoso十b eos e =2bcosθ y=bsinθ−bsir+θ =0 ■点Sには質点Mbが存在する。そして、点Sは転円B
の円周上で創成点Rよりπ進んだところに位置し、次式
で表される。 x = b cosθ+b eos (θ+π)=O y=bsinθ−hsiri(O十yr)=2bsin
θ ■Pは作用点である創成点Rに作用する力であり、作用
線はX軸で負の方向に働く。 ■Fは点Hを瞬間的な軸、Pi Qを腕とした回転力で
ある。 ■Tは原点0を軸、OQを腕とした回転力であり、出力
軸の回転力である。 [相]点Hは転円Bと基円Aの接点であり、点Jは基円
AとX軸との交点である。尚、θ=0の時は点Rと点J
の座標は一致する。また、英小文字は半径を表し、ギリ
シャ小文字は角度を表す。 (ロ)第2図は質点Maを質点Ma、と質点M a 、
に対する釣り合い錘である質点Ma、に分けて、質点M
aIを点R1に質点Ma、を点R1に配置した図面であ
る。尚、点R4及び点R1は創成点Rの軌跡の延長線上
にそれぞれ配置する。従って、X軸上となる。 0点R6は創成点Rより距離r、であり次式で表される
。 x = 2 beosO+ r。 y=。 0点R1は創成点Rより距離r、であり次式で表される
。 x = 2 bcos(II −rl y=Q (ハ)第3図は質点Maをピストンとして点R,に配置
し質点Maに対する釣り合い錘を省略だ図面である。そ
して、質点Mb及び質点Me共にそれぞれ点S及び点に
の位置に描いている。尚、点R,は創成点Rの軌跡の延
長線上に配置する。 従って、X軸上となる。 (ニ)第4図はこの発明を第3図に基づき単気筒往復ピ
ストン型内燃機関に実施した例の断面図であり、第5図
における切断線Aa−Abの断面図である。 (ホ)第5図は第4図における切断線Ba−Bbの断面
図である。 くべ)0.−〇。 軸O(原点O)を表す。 (ト)Q、−Q。 軸Qr表す。 (チ)R,−R□ 軸Rを表す。 1:半径aである基円A 2:半径すである転円B 3:ピストン(第1図、第3図では質点Maであり第2
図では質点Ma、である。往復ピストン型内燃機関を実
施例とした時、質点M、a及び質点Ma、はピストンに
相当する) 4:点Sに存在する質点Mbである。 5:点Kに存在する質点Meである。 6:シリンダー 7:歯車A(基円Aに相当する) 8:歯車B(転円Bに相当する) 9:釣り合い鐸Mb(質点Mbに相当する)10:釣り
合いJil M c (質点Mcに相当する)11:ク
ランクシャフト 12:偏心シャフト 13:バルブ 14ニブラグ 特許出願人 倉増保夫倉増とき子 手続補正書(自発) 29発明の名称 往復直線運動と回転運動の変換機構3
、補正をする者 事件との関係 特許出願人 明細書 1、発明の名称 往復直線運動と回転運動の変換機構 2、特許請求の範囲 (1) (a )往復直線運動をする質点を、基円と転
円との半径の比が2:1であるハイボサイク動をする質
点が前記ハイポサイクロイドの創成点の軌跡の延長線上
を往復直線運動するようにして、往復直線運動をする質
点の作用線が常に前記ハイポサイクロイドの創成点を通
るようにする。 5゜ 補正の対象 明細品の全文及び図面の全文 そして、往復直線運動をする質点の前記ハイポサイクロ
イドの創成点の軌跡の延長線上の往復直線運動を、前記
ハイポサイクロイドの基円の中心を回転の中心とする前
記ハイポサイクロイドの転円の中心の回転に変換する。 また、前記ハイポサイクロイドの基円の中心を回転の中
心とする前記ハイポサイクロイドの転円の中心の回転を
、前記ハイポサイクロイドの創成点の軌跡の延長線上の
往復直線運動に変換する。 (b)往復直線運動をする質点が前記ハイポサイクロイ
ドの創成点に存在しているとして、往復直線運動をする
質点と往復直線運動をする質点に対する釣り合い錘との
重心が前記ハイポサイクロイドの転円の中心となるよう
に、往復直線運動をする質点に対する釣り合い錘を設け
る。 (c)往復直線運動をする質点が前記ハイポサイクロイ
ドの創成点に存在しているとして、r往復直線運動をす
る質点と往復直線運動をする質点に対する釣り合い錘と
の重心」と「往復直線運動をする質点と往復直線運動を
する質点に対する釣り合い錘との重心」対する釣り合い
錘との重心が前記ハイポサイクロイドの基円の中心とな
るように、「往復直線運動をする質点と往復直線運動を
する質点に対する釣り合い錘との重心」に対する釣り合
い錘を設ける。 を特徴とする往復直線運動と回転運動の変換機構 (1)項(a)記載の往復直線運動をする質点と質量が
等しくて往復直線運動をする質点」が1狩記ハイポサイ
クロイドの転円の円周上の旌乱褒玖■定点の軌跡の延長
線上を往復直線運動をするようにして、それぞれの「請
求項(1)項(a)記載の往復直線運動をする質点と質
量が等しくて往復直線運動をする質点」の作用線が常に
前記ハイポサイクロイドの転円の円周上のt旦  (D
”ζ廣。 を通るようにする。 項(1)項(a)記載の往復直線運動をする質点と質量
が等しくて往復直線運動をする質点」の作用が請求項(
1)項(b)記載の往復直線運動をする質点に対する釣
り合い錘と等価となるように、前記ハイポサイクロイド
の転円の円周上の3漱(7)を慎−を定める。 を特徴とする請求項1記載の往復直線運動と回転運動の
変換機構 そして、前記ハイポサイクロイドの転円の円周上の前記
複数の定点に対する[請求する 占 を配 し、それぞ
れの「請求項(1)項(a)記載の往復直線運動をする
質点と質量が等しくて往復直線運動をする質点」が前記
新たな転円の円周上の荊1か椹1り生よ一吹の軌跡の延
長線上を往復直線運動するようにして、それぞれの「請
求項(1)項(a)記載の往復直線運動をする質点と質
量が等しくて往復直線運動をする質点」の作用線が常に
前記新たな転円の円周上の前記複数−カヌ悪を通るよう
にする。 そして、前記新たな転円の中心に対する[請求項(1)
項(a)記載の往復直線運動をする質点と質量が等しく
て往復直線運動をする質点」の作用が請求項(1)項(
c)記載の[往復直線運動をする質点と往復直線運動を
する質点に対する釣り合い錘との重心」に対する釣り合
い錘と等価となるように、前記新たな転円の円周上の痕
皿11辺先張を定める。 を特徴とする請求項1記載及び請求項2記載の往復直線
運動と回転運動の変換機構 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] この発明は往復直線運動を回転運動に変換、もしくは、
回転運動を往復直線運動に変換する機構(例えば往復ピ
ストン型内燃機関や往復ピストン型圧縮機等のピストン
、コンロッド及びクランクシャフト)に関するものであ
る。なお、この発明は、往復ピストン型内燃機関に応用
したとき、特に顕著な効果を発揮する。 [従来の技術] 従来、往復ピストン型内燃機関や往復ピストン型圧縮機
などの往復直線運動を回転運動に変換する機構において
、次のような問題点があった。 ■往復直線運動を回転運動に変換するにあたり、ピスト
ン及びコンロッドなどの往復質量による往復慣性力を完
全に除去することはできなくて、ピストン及びコンロッ
ドなどの往復質量によるトルク変動が生じていた。 ■往復直線運動を回転運動に変換するにあたり、その変
換率は100%ではなく、クランクシャフトの回転角度
により変化するものであった。 ■コンロッドの傾きによってピストンがシリンダーへ側
圧で衝突(ピストンスラップ)し、振動、騒音、摩擦損
失が生じていた。このピストンスラップは超大型ディー
ゼルエンジンにおいて特に大きな障害となる。 [発明が解決しようとする課題] この発明の目的は、次のようになる。 ■往復直線運動を回転運動に変換するにあたり、ピスト
ンやコンロッドなどの往復質量による往復慣性力を完全
に除去し、ピストンやコンロッドなどの往復質量による
トルク変動を完全に除去することを目的とする。 ■往復直線運動と回転運動との変換率を100%にする
ことを目的とする。 ■コンロッドの傾きによるピストンスラップを完全に除
去することを目的とする。 [課題を解決するための手段] 往復直線運動を回転運動に変換する機構、もしくは、回
転運動を往復直線運動に変換する機構の幾何学的基本構
成に基円と転円との半径の比が2:1であるハイポサイ
クロイドを用いる。 かつ・、適当な位置に適当な釣り合い錘、もしくは、釣
り合い錘と等価な物を付加して、往復質量によるトルク
変動及び往復慣性力を除去する。 以下、第1図、第2図、第3図、第4図、第5図及び第
6図を用いて説明する。 第1図において、基円Aと転円Bとの半径の比が2:1
であるハイポサイクロイドの創成点Rに、往復直線運動
をする質点Maを配置して、創成点Rを質点Maの作用
点とし、質点Maの作用線と前記ハイポサイクロイドの
創成点Rの軌跡とを一致させる。ゆえに、質点Maは前
記ハイポサイクロイド軌跡上を往復直線運動する。 基円Aと転円Bとの半径の比が2=1であるハイポサイ
クロイドの創成点RはX軸上を往復直線運動をし、前記
ハイポサイクロイドの転円Bの中心Qは、前記ハイポサ
イクロイドの基円への中心である原点Oを中心に回転運
動をする。 よって、基円Aと転円Bとの半径の比が2:1であるハ
イポサイクロイドの創成点Rに、往復直線運動をする質
点Maを配置すると、往復直線運動をする質点Maは、
原点Oを中心とした転円Bの中心Qの回転運動に変換で
きる。この関係は可逆であるから、原点0を中心とした
転円Bの中心Qの回転運動は、質点Maの往復直線運動
に変換できる。 第1図及び第2図において、基円Aと転円Bとの半径の
比が2=1であるハイポサイクロイドの創成点Rの創成
半径QRの延長線上で、かつ、創成点Rより位相がπ進
み、なおかつ、転円Bの円周上である定点Sに、第3図
に示すように、往復直線運動をする質点Maに対する釣
り合い錘である質点Mbを設ける。なお、釣り合い錘で
ある質点Mbの質量と質点Maの質量は等しい。 すると、往復直線運動をする質点Maと往復直線運動を
する質点Maに対する釣り合い錘である質点Mbとの重
心は、転円Bの中心である点Qとなる。 そして、半径OQの延長線上で、かつ、転円Bの中心Q
より位相がπ進み、なおかっ、点0より半径OQに相当
する距離すの所の点Kに、第3図に示すように、質点M
aと質点Mbとの重心に対する釣り合い錘である質点M
eを設ける。 なお、釣り合い錘である質点Meの質量は質点Maの質
量と質点Mbの質量との和に等しい。 すると、「質点Maと質点Mbとの重心」と[質点M 
CJとの重心は、基円Aの中心である原点0となる。 以上のように構成すると、質点Maが往復直線運動をし
ても、質点Maの往復直線運動によるトルク変動はOと
なり、また、xy平面上の質点Maの往復直線運動によ
る往復慣性力もOとなる。 ここで、第2図及び第3図のように、往復直線運動をす
る質点Maを、基円Aと転円Bとの半径の比が2=1で
あるハイポサイクロイド軌跡の延長線上の点R3に配置
する。 なお、点R8は、前記ハイポサイクロイドの創成点Rに
対し常に一定の距離を保ち、かつ、前記ハイポサイクロ
イドの創成点Rに従属して前記ハイポサイクロイドの創
成点Rの軌跡の延長線上を往復直線運動するようにする
。 つまり、往復直線運動をする質点Maが前記ハイポサイ
クロイドの創成点Rに対し常に一定の距離を保ちつつ前
記ハイポサイクロイド軌跡の延長線上を往復直線運動す
るようにする。 そして、前おハイポサイクロイド軌跡の延長線上の点R
1を質点Maの作用点とし、質点Maの作用線と前記ハ
イポサイクロイドの創成点Rの軌跡とを一致させて、質
点Maの作用線が常に13if記ハイポサイクロイドの
創成点Rを通るようにする。 すると、質点Maが前記ハイポサイクロイド軌跡の延長
線上の点R3に存在する構成と質点Maが前記ハイポサ
イクロイドの創成点Rに存在する構成とは等価となる。 従って、往復直線運動をする質点Maを、基円Aと転円
Bとの半径の比が2:1であるハイポサイクロイド軌跡
の延長線上の点R1に配置し、往復直線運動をする質点
Maが前記ハイボサイクロイド軌跡の延長線上を往復直
線運動するようにすると、往復直線運動をする質点Ma
は、原点0を中心とした転円Bの中心Qの回転運動に変
換できる。この関係は可逆であるから、原点0を中心と
した転円Bの中心Qの回転運動は、質点Maの往復直線
運動に変換できる。 故に、質点Maが前記ハイポサイクロイド軌跡の延長線
上を往復直線運動しても、質点Maの往復直線運動によ
るトルク変動はOとなり、また、xy平面上の質点Ma
の往復直線運動による往復慣性力もOとなる。 実施図を第4図及び第5図に示す。 なお、往復直線運動をする質点Maに対する釣り合い錘
である質点Mbは、必ずしも、第1図及び第2図に示す
点Sに設置する必要はなく、質点Maの質量と質点Mb
の質量とを等しくする必要もない。往復直線運動をする
質点Maと往復直線運動をする質点Maに対する釣り合
い錘である質点Mbとの重心が、転円Bの中心である点
Qとなれば、質点Mbの質量と質点Mbの設置位置とに
特別な制限は無い。また、質点Mbは複数でも良い。 また、点Sは転円Bの円周上の定点であるから、点Sは
基円Aと転円Bとの半径の比が2:1であるハイポサイ
クロイドの創成点であり、点Sの軌跡は往復直線運動と
なる。なお、点Sは創成点Rより位相がπ進んでいるか
ら、点Sの軌跡はy軸上の往復直線運動となる。 従って、第6図に示すように、基円Aと転円Bとの半径
の比が2:1であるハイポサイクロイドの創成点である
点Sの軌跡の延長線上で、かつ、前記ハイポサイクロイ
ドの創成点である点Sに対し常に一定の距離を保ち、な
おかっ、前記ハイポサイクロイドの創成点である点Sに
従属して前記ハイポサイクロイドの創成点である点Sの
軌跡の延長線上を往復直線運動する点S1に、「往復直
線運動をする質点Maと等しい質量を持つ質点MJを配
置して、r往復直線運動をする1点Maと等しい質量を
持つ質点MbJが前記ハイポサイクロイドの創成点であ
る点Sの軌跡の延長線上を往復直線運動し、そして、前
記ハイポサイクロイドの創成点である点Sの軌跡の延長
線上の点揖を「往復直線運動をする質点Maと等しい質
量を持つ質点MbJの作泪点とし、「往復直線運動をす
る質点Maと等しい質量を持つ質点MbJの作用線と前
記ハイポサイクロイドの創成点Sの軌跡とを一致させて
、「往復直線運動をする質点Maと等しい質量を持つ質
点MbJの作用線が常に前記ハイポサイクロイドの創成
点である点Sを通るならば、質点Maと「往復直線運動
をする質点Maと等しい質量を持つ質点MbJとの転円
Bの中心である点Qに対する作用は、第1図、第2図及
び第3図における「往復直線運動をする質点Maと往復
直線運動をする質点Maに対する釣り合い錘である質点
Mbとの重心が、転円Bの中心である点Qとなる。」と
等価となる。 故に、第6図において、r基円Aと転円Bとの半径の比
が2=1であるハイポサイクロイド創成点Rに対し常に
一定の距離を保ち、かつ、前記ハイポサイクロイドの創
成点Rに従属してX軸上である前記ハイポサイクロイド
の創成点Rの軌跡の延長線上を往復直線運動する点R1
に位置する質点Maの往復直線運動」と[1前記ハイポ
サイクロイド創成点Sに対し常に一定の距離を保ち、か
つ、前記ハイポサイクロイドの創成点Sに従属してy軸
上である前記ハイポサイクロイドの創成点Sの軌跡の延
長線りを往復直線運動する点SIに位置する質点Mbの
往復直線運動」とのベクトル和は、前記ハイポサイクロ
イドの転円Bの中心である点Qの回転運動と等価である
。 これは、例えば、第4図及び第5図において、釣り合い
錘である質点Mbをピストンである質点Maに置き換え
て90°■型2気筒往復ピストン型内燃機関として具現
化できる。 なお、点Sは、必ずしも、基円Aと転円Bとの半径の比
が2:1である前記ハイポサイクロイドの創成点Rの創
成半径QRの延長線上で、かつ、創成点Rより位相がπ
進み、なおかっ、転円Bの円周上の定点である必要はな
い。 つまり、点Sの軌跡の延長線上の点S、に存在する[質
点Maと等しい質量を持つ質点MbJと質点Maとによ
る転円Bの中心である点Qに対する作用が、第1図、第
2図及び第3図における「往復直線運動をする質点Ma
と往復直線運動をする質点Maに対する釣り合い錘であ
る質点Mbとの重心が、転円Bの中心である点Qとなる
。」と等価となるならば、点Sが転円Bの円周上の定点
であれば、点Sの位置に特別な制限は無い。また、「質
点Maと等しい質量を持つ質点」と点Sとは複数でもよ
い。 また、点には、前記ハイポサイクロイドと基円を共有し
、基円と転円との半径の比が2=1である新たなハイポ
サイクロイド転円の中心であるから、点には円運動であ
る。また、点Qも円運動である。 第6図において、r基円Aと転円Bとの半径の比が2:
1であるハイポサイクロイド創成点Rに対し常に一定の
距離を保ち、かつ、前記ハイポサイクロイドの創成点R
に従属してX軸上である前記ハイポサイクロイドの創成
点Rの軌跡の延長線上を往復直線運動する点R1に位置
する質点Maの往復直線運動」と「前記ハイポサイクロ
イド創成点Sに対し常に一定の距離を保ち、かつ、前記
ハイポサイクロイドの創成点Sに従属してy軸上である
前記ハイポサイクロイドの創成点Sの軌跡の延長線上を
往復直線運動する点S、に位置する質点Mbの往復直線
運動」とのベクトル和は、前記ハイポサイクロイドの転
円Bの中心である点Qの回転運動と等価であるから、点
Qの円運動は複数の「基円Aと転円Bとの半径の比が2
:1であるハイポサイクロイド軌跡の延長線上の点の軌
跡」で置き換えられる。 よって、点にの円運動も複数のr基円Aと転FJBとの
半径の比が2=1であるハイポサイクロイド軌跡の延長
線上の点の軌跡」で置き換えることができる。 従って、半径OQの延長線上で、かつ、点0より位相が
π進み、なおかつ、点Oより距離すの所の点Kに存在す
る[質点Maと質点Mbとの重心に対する釣り合い錘で
ある質点M CJは、複数の[基円Aと転円Bとの半径
の比が2=1であるハイポサイクロイド軌跡の延長線上
の点に存在する質点Ma」で置き換えることができる。 また、点には、半径OQの延長線上で、がっ、点Oより
位相がπ進み、なおがっ、点○より距離すの位置である
点の必要は無く、複数の「基円Aと転円Bとの半径の比
が2=1であるハイポサイクロイド軌跡の延長線上の点
に存在する質点M a Jの点Kに与える作用が、第1
図、第2図及び第3図における「r質点Maと質点Mb
との重心」と質点Meとの重心が基円Aの中心である原
点Oとなる」と等価となるならば、点にの位置に特別な
制限は無い。また、点には複数でも良い。 これは、例えば、第4図及び第5図において、釣り合い
錘である質点Meをピストンである質点Ma2個に置き
換えて、90’V型4気筒往復ピストン型内燃機関、も
しくは星型4気筒往復ピストン型内燃機関として具現化
できる。 [作 用] ■ハイポサイクロイド基礎理論 第1図において、半径すの円Bが半径aである一定円A
の内周に外接しつつ滑ることなく転がる時、その動円B
の半径の延長線上にある定点Rの軌跡をハイポトロコイ
ド(内転トロコイド)という。特にQ R= bの時ハ
イポサイクロイドという そして、半径aである一定円へを基円、半径すである動
円Bを転円という。また、転円Bの半径の延長線上にあ
る定点Rを創成点と呼び、QRを創成半径と呼ぶ。 第1図において、角度をそれぞれO1φ、λとすると、
創成点R(X + y )の座標は媒介変数方程式で表
すと次式となる。 x =(a −b)cosO+gcosφ但し、g=Q
Ry =(a −h)sino+gsinφここで、 φ=θ+λ なお、 n=「ゴ n=blλ 1ゴ=al。 よって bIλ1=alO 故に、転円の回転量は λl =、−101 ここで、転円の回転方向は時計方向(cW回転)である
から λ=−−θ 従って φ=0+λ =θ+(−−;f9) =(t−−、−)O よって、創成点R(x e y )の座標は次式となる
。 x−=(a−b)cosO+gcos(1−−;)0 
 (1)y =(a −b)sirl +gsin(1
−T、−)θ (2)尚、基円Aと転円Bの半径の比が
2:1であるハイポサイクロイドの条件により、g=b
、a=2 bとなるから (a −b)= b、φ−(i −−−bT−) o 
=−eよすx=beos O+ h eos(−〇 )
               (3)y = bsi
n O+bsin(−0)       (4)よって x = bCas e + bcosθy = bsi
rl −bsin19 従って x=2bcosθ            (5)y 
= O(6) 角速度をω、時間をtとするとO=ωtよりx = 2
 bcosωt            (7)y =
 o                 (8)故に、
基円Aと転円Bの半径の比が2:1であるハイポサイク
ロイドの創成点R(x + y )の軌跡は単振動とな
り、基円Aと転円Bの半径の比が2:1であるハイポサ
イクロイドの創成点R(x+y)の軌跡はX軸上の往復
直線運動となる。 ■往復直線運動を回転運動に変換する機構の構ω 以上により、基円と転円の半径の比が2:1であるハイ
ポサイクロイドの創成点Rの軌跡は往復直線運動となる
が、点Qは原点Oを軸として次式で表される回転運動を
する。 x = bcosωt y=bsinωを 従って、基円Aと転円I3の半径の比が2=1であるハ
イポサイクロイドを幾何学的基本構成とすると、創成点
Rの往復直線運動を点Qの回転運動に変換できる。また
、その逆に、点Qの回転運動を創成点Rの往復直線運動
に変換できる。 尚、転円Bが基円Aの内周に外接しつつ滑ることなく転
がるという条件は、第4図及び第5図の実施図のように
、転円B及び基円A共に歯車として滴定させる。 ■釣り合い錘による往復慣性力の除去 第1図において、質点Maが創成点Rに存在するものと
する。また、質点Mbが、半径QRの延長線上で、かつ
、創成点Rより位相がπ進み、なおかっ、転円Bの円周
上の点Sに釣り合い錘として存在するものとする。そし
て、質点Meが、半径OQの延長線上で、かつ、点Qよ
り位相がπ進み、なおかつ、点0より距離すの所の点K
に釣り合い錘として存在するものとする。 二こで、創成点Rすなわち質点Maの軌跡は(7)式、
(8)式より次式となる。 x=2beosωt y=。 よって、X軸、y軸の分加速度をAx、Ayとすると次
式となる。 =−2b (i)”CO8ωt = O ところで、慣性力は加速度の逆方向に働くから、X軸及
びy軸の慣性力をIax及びIayとすると、質点Ma
の慣性力は次式となる。 I ax= 2 Ma、 b (L)”CO9(d t
、       (9)I ay= O(10) しかし、点Sに存在する質点Mbの座標は、創成点Rに
存在する質点Maの座標に対し角度にしてπ進んでおり
、かつ、点Qからの距離はbである。よって、質点Mb
の座標は(3)式、(4)式より次式となる。 x=bcoso+bcos(−(0+π))=bcos
θ十baas(0+r) = bcos e −bcos e 、’、 x = 0 y=bsino+bsin(−((J +π)1=bs
inθ−bsin(θ+π) =bsinO+b sinθ 、−y  =  2  bsin  θ角速度をω、時
間をもとするとO−ωtよりx = O(11) y = 2 bsinωt            (
12)故に、質点Mbの軌跡は単振動となり、質点Mb
、の軌跡はy軸上の往復直線運動となる。 従って、X軸、y軸の分加速度をAx、Ayとすると次
式となる。 = 0 =−2bω2sinω℃ ここで、X軸、y軸の慣性力をIbx、■byとすると
、質点Mbの慣性力は次式となる。 I bx、 = 0               (
1,3)Iby= 2Mbh ω”5incc+ t 
       (14)また、点Kに存在する質2j!
、Meの座標は、点Qに対し角度にしてπ進んでおり、
かつ、原点0からの距離はbである。よって、質点Me
の座標は次式となる。 x = beos(θ十π) y=t+5in(e+π) 従って x=−beosQ                 
 (15)y −−bsin O(+6) 角速度をω、時間をもとするとθ=ωtよりx = −
beosQt y=−bsinωを 故に、X軸、y軸の分加速度をAx、Ayとすると次式
となる。 =bω”COSωも = b ω”sinωt ここで、X軸、y軸の慣性力をIcx、  Ic、yと
すると、質点Meの慣性力は次式となる、Icx=−M
eb ω”C08Q) t        (17)I
cy=−Mcb ω”sinωt        (1
8)慣性力はX軸及びy軸の各慣性力の総和を求めれば
良いから、X軸及びy軸の慣性力をそれぞれIx、1y
とするとIxは次式となる。 I x=1.ax−Hbx+I ax (9)式、(13)式、(17)式よりIx= 2Ma
b ω”cosωt −Mcb ω2casωtよって Ix=(2Ma−Me) b ω”cosωtまた、i
yは次式となる。 I y=Iay+Iby+ I Cy (10)式、(14)式、(18)式よりIy=2Mb
b ω”sj、nωt−Meb ω”sinωを従って Iy−(2Mb−Me) b ω”sinωを故に、次
式を満足すれば慣性力はOとなる。 2 Ma−M’、e= 0 2Mb−Mc=0 よって Ma = Mb               (19
)Mc=2Ma= 2Mb=Ma+Mb      (
20)従って、上式を満足すると、X軸の慣性力Ixも
y軸の慣性力iyも共に0となる。 故に、質点Maと質点Mbとの重心を点Qとし、質点M
bを質点Maに対する釣り合い錘とする。 そして、「質点Maと質点Mbとの重心」と質点Mcと
の重心を点0とし、質点Mcを[質点Maと質点Mbと
の重心Jに対する釣り合い錘とすると、質点Maが往復
直線運動をしても、原点0に対しxy平面上の往復慣性
力は0となる。 これは、直交する二つの単振動で表される創成点R及び
点Sの往復直線運動は、ただ一つの円運動で表すことが
でき、かつ、振幅を二倍とした点Qの回転運動と等価で
あるということによるものである。 よって、往復直線運動は回転運動に変換されるので、往
復慣性力は0となり、往復慣性力によるトルク変動もO
となる。 なお、質点Maの加速エネルギーは質点Mbの減速エネ
ルギーを質点Mbより貰い受け、質点Maの減速エネル
ギーは質点Mbの加速エネルギーとして質点Mbに与え
るともいえる。 ■釣り合い錘と等価な物による往復慣性力の除去 (11)式、(12)式ぷり、質点Mbの軌跡はX軸上
を往復直線運動をする。尚、 (19)式より、質点M
bi、を質点Maと等しいから、釣り合い錘である質点
Mbを質点Maに置き換えることができる。 同様に、(20)式より、質点Meは質点Maと質点M
bとの和に等しいから、釣り合い鐸である質点Meを質
点Maと質点Mbとの和に置き換えることができる。な
おかつ、釣り合い錘である質点M bを質点Maに置き
換えることができるから、釣り合い錘である質点Meを
2個の質点Maに置き換えることができる。 以」二により、釣り合い錘を設けなくても、釣り合い錘
と等価な物により往復慣性力を除去することができる。 なお、以上の理由により、第4図、第5図の実施例にお
いては、質点Mbである釣り合い錘Mbを質点Maであ
るピストンに置き換え、また、質点Mcである釣り合い
錘Mcを2個の質点Maであるピストンに置き換えるこ
とができる。そして、90°■4気筒型往復ピストン型
内燃機関、もしくは、星型4気筒往復ピストン型型内燃
機関として具現化できる。 また、(3)式、(4)式にO−ωを十πを代入すると
、創成点R(X + y )の座標は次式となる。 x=bcos(ωt+π)+bcos(−ωt−π)=
 −b cosωt−bcosωt y = bsin(ωt + π)+ bsin(−ω
t −π)= −bsinωt + bsinωtよっ
て、 x=−2bcosωt           (21)
y= O(22) 故に、この新たな創成点を点D(x、y)とすると、創
成点o(x、y)の軌跡は単振動となり、創成点D(x
+y)の軌跡はX軸上の往復直線運動となる。 そして、X軸及びy軸の分前速度をAx、 Ayとする
と次式となる。 = 2 b Q)”008(41t =O ここで、この新たな創成点りに、質点Maの質量と等し
い質量をもつMdが作用するものとする。そして、y軸
及びy軸の慣性力をIdx、Idyとすると、質点Md
の慣性力は次式となる。 Idx= −2Mdb ω”cosωt       
(23)I d、y = O(24,) なお、慣性力はy軸及びy軸の各慣性力の総和を求めれ
ば良いから、y軸、y軸の慣性力をそれぞれIx、iy
とするとIxは次式となる。 I x、 = lax +Idx (9)式、(23)式より I x= 2Mab ω’cosωt −2Mdb ω
”cosωt。 よって Ix=2(Ma−Mcl)bω”eosωを二こで、質
点Maの質量と質点Mdの質量は等しいから、M a、
 = M dとなり次式を得る。 Ix=0 また、■yは次式となる。 Iy=Iay+Ic1y (10)式、(24)式より iy=。 従って、y軸の慣性力Ixもy軸の慣性力xyも共に0
となる。 故に、釣り合い錘として質点Mb及び質点Meを設けな
くても、釣り合い錘と等価な質点Mdを設けることによ
り、質点Maの往復慣性力を打ち消すことができる。 なお、以上の理由により、第4図、第5図の実施例にお
いて、釣り合い錘Mb及び釣り合い錘Meを設けなくて
も、釣り合い錘である質点M、dを質点Maであるピス
トンに置き換えて、水平対向2気筒往復ピストン内燃機
関として具現化できる。 ■質点Maの作用点が創成点Rでないとき第2図に示す
ように、質点Maの質量Maを質量Ma、と質量Ma、
とに分けて、質量Ma、は質量Ma、に対する釣り合い
錘とする。そして、質量M’、 a lは質点Ma、と
して点R,に、質量Ma、は質点Ma、として点R1に
配置し、点R1及び点R3共に創成点Rを通る直線上に
配置して、その直線のy軸に対する位相角をαとする。 ただし、第2図においてはα=Oとして創成点Rの軌跡
の延長線上に配flしている。また、創成点Rから点R
1までの距離なrlとし、創成点Rから点I【、までの
距離をr、として、次式を満足するものとする。 M a 1 r + −M J r 2Ma = Ma
、 +Ma。 そして、作用点は点R,とする。 ここで、仮りに、点R,上の質点M a 、及び点′I
L上の質点Ma、が創成点Rを中心に、y軸に対する位
相角をαとして、角速度φで回転しているものとする。 すると、O=ωLであるから、質点Ma、の軌跡(xz
y+、)と質点Ma、に対する釣り合い錘である質点M
a、の軌跡(xz + ya )は(3)式、(4)式
を参考にすると次式となる。 x、=bcosωt + bcos(−ωt)+r、c
os(ψL十α) 一’−x、  =  2  beos  ω t  十
 r  、cos(φ t−+−α )X、 = hc
osωt +beos(−ωt )+r、eos(φを
十α+π) −−x、=2bcosct+t−r  2eos(φ 
t  + 1x)y、 = bsinωt + bsi
n(−ωt)+r、5in(φを十α) +’+  y、  =  r  、5un(φ シ+α
)y、 = bsinωt 十bsin(−ωt )十
rよ5in(φL+α十π) ・’−Yx=  r、5in(φt +a )よって、
y軸、y軸の分前速度をAx、、Ay+、Axa、 A
y□とすると次式となる。 d”x Ax・=了、 ″、、JL =−2bω’eosωt −r、φ3eos(φt+α) 2bω2CO8(J)し +r、φ” eos (φt+α) −rl φ’5un(φ t+  α)= r、 $”
sir+(φt+α) ここで、質点Ma、のX軸及びy軸における各慣性力を
Ha、x、Ia、yとし、質点Ma、のX軸及びy軸に
おける各慣性力をIa、x、Ia、yととすると、質点
Ma、及び質点Ma1の慣性力は次式となる。 I a、 x = Ma、 (2b ω”cosωを十
r、φ2cos (φt+α)) = 2 Ma、 b (1)”CoSωを十Ma、r、
φ” cos (φt+α)   (26)Ia、、x
=Ma、(2bω”cosωt。 −r、φ” CO8Lφt+a)) = 2 Ma、 b ω”cos ωt−Ma、r、φ
” cos (φt +a )  (27)Ia、 y
 =Ma、 r、φ”5in(φt+α)    (2
8)Ia、y=−Ma、r、φ2sin(φt+a) 
 (29)慣性力はX軸及びy軸の各慣性力の総和を求
めれば良いから、X軸及びy軸の慣性力をそれぞれIx
、IyとするとIxは次式となる。 I x=Ia、x+Ia、x+Ibx+Iex(13)
式、(17)式、(26)式、(27)式よりI x=
 2 Ma、 b ω”cosωt+Ma、r、φ” 
eos (φt+α)+2 Ma、 b ω”cosω
t −Ma、r、φ” eos (φt+α)−Me b 
(Al”C08(L) tよって Ix=(2(Ma、+Ma、)−Me) b (1)”
C08(1) を十(Ma、 r 、 −Ma、 r 
、)φ” cos (φt+α)また、iyは次式とな
る。 Iy=Ia、y+1a、y+Iby+1cy(14)式
、(18)式、(28)式、(29)式よりIy=Ma
、r、φ”5in(φt+α)Ma、r、φ”5in(
φt+α) +2 Mb b ω”sinωt −Mcb ω”5jrhωt よって、 I y =(2Mb−Me) b ω2sinωを十(
M、a、 r 、 −Ma、 r 、 )φ2sin(
φt、 +a )・・(31) 従って、次式を満足すると慣性力は0となる。 2 (Ma、 十Ma、) −Me= 02Mb−M、
e=O Ma、、 r 、 −Ma、、 r 、 = 0よって
、 Mb= Ma、 十Ma、 = Ma        
  (32)Mc= 2(Ma、 十Ma、) =2Mb = Ma、 +Ma、 +Mb = Ma 十Mb              (33
)Ma、 r 、 = Ma、 r 、       
        (34)故に、上式を満足するとX軸
の慣性力Ixもy軸の慣性力Iyも共にOとなる。 よって、仮りに、点R,上の質点M a 、及び点R1
上の質点Ma1が創成点Rを中心に、X軸に対する位相
角をαとして、角速度φで回転しても、上式を満足すれ
ば、xy平面上の往復慣性力はOとなる6そして、Ma
、+Ma、=Ma及びM alr H”’ M aHr
 1により、創成点Rに質点Maが存在するのと等価に
なる。 いま、仮りに、点R1上の質点Ma、及び点R□上の質
点Ma、が創成点Rを中心に角速度φで回転しているも
のとしたが、回転しないとφ−0より次式を得る。 (Ma、 r 、 −Maw r a)φ3cos(φ
t 十α)= 0(Ma、 r 、 −Ma、 r 、
 )φ’5in(φt+α)=0よって、(30)式、
(31)式は次式となる。 Ix=(2(Ma、+Ma、)−Mc)bω″CO3(
IJtC03(IJtIy=(2ω2sinωを従って
、次式を満足すれば慣性力はOとなる。 2(Ma、十Ma、) −Mc=0 2Mb−Mc=0 よって、 Mb = Ma、 + Ma、 = MaMe = 2
 (Ma、 + Ma、 )=2Mb = Ma、 十Ma、 十Mb =Ma+Mb 故に、点R1上の質点Ma、及び点R8上の質点Mat
が回転しないとき、すなわち、φ=0のときは、点R8
上の質点Ma、の軌跡及び点R2上の質点Ma□の軌跡
が共に創成点Rの軌跡に対し並行(α=0ならば延長線
上)となって、質点Ma。 と質点Ma、との重心が創成点Rである必要は無く、上
式を満足すれば往復慣性力はOとなる。 すなわち、質点Ma、と質点Ma、との釣り合いをとる
必要は無く、質、ii;Ma、=Oであっても往復慣性
力は0となる。 これを往復ピストン形内燃機関に例え、第3図において
説明する。ここで、創成点Rに位置していた質点Maを
ピストンとし、質点Maであるピストンを創成点Rの軌
跡の延長線上である点R1に配置して、点R1を作用点
とする。そして、作用線を創成点Rの軌跡の延長線上と
する。 また、質点Maに対する釣り合い錘は設けない。 なお、第1図と同様に質点Mbは点Sに、質点Meは点
Kにあるものとする。すると、ピストンである質点Ma
の軌跡は次式で表される。 x=2b1CO8ωを十r1 y=。 よって、y軸及びy軸の分前速度をAx、 Ayとする
と次式となる。 =−2bω”cosωも = 0 ここで、y軸及びy軸の慣性力をIax、Iayとする
とピストンである質点Maの慣性力は次式となる。 I ax= 2 Ma b ω’cosωtIay=0 故に、質点Maを創成点Rの軌跡の延長線上である点R
1に配置し、点R1を作用点として、作用線を創成点■
くの軌跡の延長線上とすると、質点Maが創成点Rに存
在するのと等価になりxy平面上の往復慣性力はOとな
る。 これを往復ピストン型内燃機関に実施した例を第4図及
び第5図に示す。 ■往復直線運動を回転運動に変換する変換率第1図にお
いて、創成点RにPなる力が、創成点Rの軌跡の延長線
上であるX軸上の負の方向に加わるものとすると、点H
を瞬間的な軸、そして、RHを腕として回転力が発生す
る。そして、その回転力と釣り合うため、点Hを瞬間的
な軸として点QにFなる力でQHを腕として回転力が発
生する。RH=にとするとQ H= bであるから、釣
り合いの条件より次式が成立する。 Fb=Pksin  ξ              
             く35)また、点Qに力F
が加わると、原点Oを軸として、QOを腕とした回転力
′rが発生する。 QO=bより、回転力Tは次式で表される。 T=Fbsing ここで、OHは転円Bの直径より/F Q H−“であ
るからε=7となり、次式を得る。 sinε= 1                  
   (36)したがって、回転力は次式で表される。 T = F b               (37
)また、(35)式より、回転力Tは次式となる。 T = P ksinξ            (3
8)ここで、角度τは次式で表される。 ξ=ζ−τ 力Pの作用線はy軸の負の方向であるからζ =π また、τはベクトル0ト(とベクトルORの差のベクト
ルRHの偏角で表される。ここで、創成点Rの座標は(
5)式、(6)式より次式となる。 Rx=2beosθ 1’(y= 0 そして、点Hの座標は次式となる。 Hx= 2 b eosθ Hy=2bsinθ よって、ベクトルRHの偏角では次式で表される。 ==ianoc+ よって、では次式となりOに無関係となる。 π 1″−2 尚、ξ=ζ−τ π 従って、ξ−2 故に、sir+ξ=1より T=Pksinξ = P k                    
 (39)ここで、sinε=1及びsinξ=1は往
復直線運動を回転運動に変換するに当たり、その変換率
が100%であることを意味し、変換率は腕QOの角度
すなわちクランク軸の角度に無関係であることを意味す
る。 また、k=2bsinθより、原点Oを軸とした点Qの
回転力は次式となる。 T=2bsinθP 故に、往復直線運動をする創成点Rに加わる力Pは、原
点Oを軸としQOを腕とする回転力Tに変換される。尚
、2 bsinθは創成点Rに加わる力Pと点Qに発生
する力Tの比を表す。 [実施例コ ■単気筒往復ピストン型内燃機関 この発明を単気筒往復ピストン型内燃機関に実施した例
を、第4図及び第5図に示す。第4図及び第5図の実施
例は第3図を単気筒往復ピストン型内燃機関として実施
した例であり、質点Maを創成点Rの軌跡の延長線上で
ある点R。 とし、点R,を作用点としている。そして、作用線は創
成点Rの軌跡の延長線上である。また、質点Maをピス
トンとしてシリンダー内を摺動させている。なお、第3
図における点Qと点Rをそれぞれ主軸の軸心と偏心軸の
軸心とした偏心シャフトを用いて、点Rに加わる力を点
Qに伝えている。よって、点Qは点○を中心とした回転
力を得て、往復直線連動は回転運動となる。 尚、ハイポサイクロイドの条件である転円Bが基円への
内周に外接しつつ滑ることなく転がるという条件は、転
円B及び基円A共に歯車とすることにより満足している
。また、質点Maをピストンとしてシリンダー内を摺動
させることにより、質点Maの軌跡が創成点Rの軌跡の
延長線上であるという条件を満足している。 ■複数気筒往復ピストン型内燃機関についての考察 (11)式及び(12)式より質点Mbの軌跡はy軸上
を往復直線運動をする。そして、(19)式及び3の[
作用コの0項より質点Mbは質点Ma、もしくは質点M
aと等しいがら、質点Ma、もしくは質点Maを質点M
bとすることができる。従って、釣り合い錘である質点
Mbをピストンである質点Maに置き換えて90’V型
2気筒往復ピストン型内燃機関とすることができる。 同様に、(20)式及び3の[作用]の0項より質点M
eは質点Mbと質点Ma、もしくは質点Maとの和に等
しいから、質点Mbと質点M a 、もしくは質点Ma
との和を質点Meとすることができる。 尚かつ、釣り合い錘である質点Mbをピストンである質
点Maに置き換えることができるから、釣り合い錘であ
る質点Mcをピストンである質点Ma2個に置き換え9
0a■型4気筒往復ピストン型内燃機関、もしくは星型
4気筒往復ピストン型内燃機関とすることができる。 また、3の[作用コの0項より質点Mdをピストンであ
る質点Maに置き換えると2個のピストンが相互に往復
慣性力を打ち消しあう。したがって、釣り合い錘である
質点Mb及び質点Mcを省略した水平対向2気筒往復ピ
ストン型内燃機関とすることもできる。 [発明の効果] この発明には次の効果がある。 ■往復直線運動を回転運動に変換するにあたり、ピスト
ン及びコンロッドの往復慣性力を完全に除去でき、ピス
トン及びコンロッドの往復質量によるトルク変動を完全
に除去できる。 ■往復直線運動と回転運動との変換率が100%である
。 ■連接棒の傾きによるピストンスラップが発生しない。 よって、往復ピストン型内燃機関の熱効率を向上させ、
振動及び騒音を低減することができる。尚、往復ピスト
ン型圧縮機においても同様である。 但し、釣り合い錘である質点Mbを省略した水平対向2
気筒往復ピストン型内燃機関においては、往復直線運動
を回転運動に変換するにあたり、ピストン及びコンロッ
ドの往復慣性力は完全に除去できず、また、ピストン及
びコンロッドの往復質量によるトルク変動も完全に除去
できない。 同じ水平対向2気筒往復ピストン型内燃機関においても
、釣り合い錘である質点Mbを付加した水平対向2気筒
往復ピストン型内燃機関は、ピストン及びコンロッドの
往復慣性力を完全に除去でき、ピストン及びコンロッド
の往復質量によるトルク変動を完全に除去できる。 この発明では、釣り合い錘である質点Mbが往復慣性力
を遠心力に変面する働きをする。 よって、往復慣性力や往復質量によるトルク変動を完全
に除去できる。
【図面の簡単な説明】
くイ)第1図は基円と転円の半径の比が2=1であるハ
イポサイクロイドの幾何学的構成を示す。 ■点Oは原点で基円Aの中心で出力軸となる。 ■点Qは転円Bの中心でクランクピンの中心であり、偏
心シャフトの主軸の中心でもあってン欠式で表される。 x、=beosO y=bsinO ■点Kには質点Meが存在する。そして、点には原点0
より距離すで点Qよりπ進んだところに位置し、次式で
表される。 x=bcos(Q+π) =−bcosO y = bsin(e+π) =−bsinO ■点Rには質点Maが存在する。そして、点Rはハイポ
サイクロイドの創成点で作用点であり、偏心シャフトの
偏心軸の中心でもあって次式で表される。 x=beos6 +beosO =2bcO8θ y=bsinθ−b sin El =O ■点Sには質点Mbが存在する。そして、点Sは転円B
の円周上で創成点Rよりπ進んだところに位置し、次式
で表される。 x=bcoso+bCas(f)+π)=O y = bsirl −bsin(θ十π)=2bsi
nθ ■Pは作用点である創成点Rに作用する力であり、作用
線はX軸で負の方向に働く。 ■Fは点Hを瞬間的な軸、I−(Qを腕とした回転力で
ある。 ■Tは原点Oを軸、面を腕とし−ム回転力であり、出力
軸の回転力である。 [相]点Hは転円Bと基円Aの接点であり、点Jは基円
AとX軸との交点である。尚、θ=0の時は点Rと点J
の座標は一致する。また、英小文字は半径を表し、ギリ
シャ小文字は角度を表す。 (ロ)第2図は、質点Maを質点Ma、と質点Ma。 に対する釣り合い錘である質点Ma、に分けて、質点M
a、を点R1に質点Ma、を点R1に配置した図面であ
る。尚、点R,及び点R8は創成点Rの軌跡の延長線上
にそれぞれ配置する。 ■点R,は創成点Rより距離r、であり次式で表される
。 x = 2 hcosO+ r。 y=Q 0点R1は創成点Rより距離r、であり次式で表される
。 x=2beosθ−r8 y=。 (ハ)第3図は、質点Maをピストンとして点R。 に配置し、質点Maに対する釣り合い錘を省略だ図面で
ある。そして、質点Mb及び質点Meはそれぞれ点S及
び点にの位置に描いている。尚、点R,は創成点Rの軌
跡の延長線上に配置する。 (ニ)第4図はこの発明を第3図に基づき単気筒往復ピ
ストン型内燃機関に実施した例の断面図であり、第5図
における切断線Aa−Abの断面図である。 (ホ)第5図は第4図における切断線Ba−Bbの断面
図である。 (へ)第6図は、質点Maをピストンとして、点Sの軌
跡の延長線上の点Slに配置した図面である。 (ト)番号及び記号の説明 0、−0.:軸O(原点O)を表す。 Q、−Q、H軸Qを表す。 R,−R,:軸Rを表す。 1:半径aである基円A 2:半径すである転円B 3:ピストン(第1図、第3図では質点Maであり第2
図では質点Ma、である。往復ピストン型内燃機関を実
施例とした時、質点Ma及び質点Ma、はピストンに相
当する) 4:点Sに存在する質点Mbである。 5:点Kに存在する質点Meである。 6:シリンダー 7:歯車A(基円Aに相当する) 8:歯)if B (転円Bに相当する)9:釣り合い
gI M b (質点Mbに相当する)10:釣り合い
61 M C(質点Meに相当する)11=クランクシ
ヤフト 12:偏心シャフト 13:バルブ 14コブラグ 特許出願人 倉増保夫倉増とき子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)往復直線運動をする質点を、基円と転円と
    の半径の比が2:1であるハイポサイクロイド軌跡の延
    長線上の定点に配置し、往復直線運動をする質点が前記
    ハイポサイクロイド軌跡の延長線上を往復直線運動する
    ようにして、往復直線運動をする質点の作用線が常に前
    記ハイポサイクロイドの創成点を通るようにする。そし
    て、往復直線運動をする質点の前記ハイポサイクロイド
    軌跡の延長線上の往復直線運動を、前記ハイポサイクロ
    イドの基円の中心を回転の中心とする前記ハイポサイク
    ロイドの転円の中心の回転に変換する。また、前記ハイ
    ポサイクロイドの基円の中心を回転の中心とする前記ハ
    イポサイクロイドの転円の中心の回転を、前記ハイポサ
    イクロイド軌跡の延長線上の往復直線運動に変換する。 (b)往復直線運動をする質点が前記ハイポサイクロイ
    ドの創成点に存在しているとして、往復直線運動をする
    質点と往復直線運動をする質点に対する釣り合い錘との
    重心が前記ハイポサイクロイドの転円の中心となるよう
    に、往復直線運動をする質点に対する釣り合い錘を設け
    る。 (c)往復直線運動をする質点が前記ハイポサイクロイ
    ドの創成点に存在しているとして、「往復直線運動をす
    る質点と往復直線運動をする質点に対する釣り合い錘と
    の重心」と「往復直線運動をする質点と往復直線運動を
    する質点に対する釣り合い錘との重心」対する釣り合い
    錘との重心が前記ハイポサイクロイドの基円の中心とな
    るように、 「往復直線運動をする質点と往復直線運動をする質点に
    対する釣り合い錘との重心」に対する釣り合い錘を設け
    る。 を特徴とする往復直線運動と回転運動の変換機構
  2. (2)「請求項(1)項(a)記載の往復直線運動をす
    る質点と質量が等しくて往復直線運動をする質点」を前
    記ハイポサイクロイドの転円の円周上の定点の軌跡の延
    長線上の定点に配置し、「請求項(1)項(a)記載の
    往復直線運動をする質点と質量が等しくて往復直線運動
    をする質点」が前記ハイポサイクロイドの転円の円周上
    の定点の軌跡の延長線上を往復直線運動をするようにし
    て、「請求項(1)項(a)記載の往復直線運動をする
    質点と質量が等しくて往復直線運動をする質点」の作用
    線が常に前記ハイポサイクロイドの転円の円周上の定点
    を通るようにする。 そして、前記ハイポサイクロイドの転円の円周上の定点
    に対する「請求項(1)項(a)記載の往復直線運動を
    する質点と質量が等しくて往復直線運動をする質点」の
    作用が請求項(1)項(b)記載の往復直線運動をする
    質点に対する釣り合い錘と等価となるように、前記ハイ
    ポサイクロイドの転円の円周上の定点を定める。 を特徴とする請求項1記載の往復直線運動と回転運動の
    変換機構
  3. (3)請求項(1)項記載の基円と転円の半径の比が2
    :1であるハイポサイクロイドに新たな転円を設け、前
    記新たな転円の円周上に定点を複数設ける。そして、そ
    れぞれ、「請求項(1)項(a)記載の往復直線運動を
    する質点と質量が等しくて往復直線運動をする質点」を
    前記新たな転円の円周上の定点の軌跡の延長線上の定点
    に配置し、「請求項(1)項(a)記載の往復直線運動
    をする質点と質量が等しくて往復直線運動をする質点」
    が前記新たな転円の円周上の定点の軌跡の延長線上を往
    復直線運動するようにして、 「請求項(1)項(a)記載の往復直線運動をする質点
    と質量が等しくて往復直線運動をする質点」の作用綿が
    常に前記新たな転円の円周上の定点を通るようにする。 そして、前記新たな転円の中心に対する「請求項(1)
    項(a)記載の往復直線運動をする質点と質量が等しく
    て往復直線運動をする質点」の作用が請求項(1)項(
    c)記載の「往復直線運動をする質点と往復直線運動を
    する質点に対する釣り合い錘との重心」に対する釣り合
    い錘と等価となるように、 前記新たな転円の円周上の定点を定める。 を特徴とする請求項1記載及び請求項2記載の往復直線
    運動と回転運動の変換機構
JP1394290A 1989-01-24 1990-01-23 往復直線運動と回転運動の変換機構 Pending JPH02278049A (ja)

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