JP2014111921A - Xy分離クランク機構およびこれを備えた駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】実施形態によれば、XY分離クランク機構は、第1方向に沿って往復移動する移動体12と、回転自在なクランク軸14との間に設けられ、移動体の往復運動とクランク軸の回転運動とを相互に変換するXY分離クランク機構であって、第1方向に沿って往復移動自在に支持され支持部材20と、支持部材に第2方向に沿って往復動自在に支持され、クランク軸のクランクピンが回転自在に挿通される第1透孔を有する第1クランク接続部材22と、支持部材に第2方向に沿って往復動自在に支持され、第1透孔と同軸に位置しクランク軸のクランクピンが回転自在に挿通される第2透孔を有する第2クランク接続部材23と、移動体と支持部材を連結し、第1方向に沿って移動体および支持部材と一体的に往復移動する連結部材24と、を備えている。
【選択図】図1
Description
前記第2支持部に前記第2方向に沿って往復動自在に支持されているとともに、前記クランク軸のクランクピンが回転自在に挿通される第1透孔を有する第1クランク接続部材と、
前記第3支持部に前記第2方向に沿って往復動自在に支持されているとともに、前記第1透孔と同軸に位置し前記クランク軸のクランクピンが回転自在に挿通される第2透孔を有する第2クランク接続部材と、
前記第2および第3支持部の少なくとも一方と前記移動体とを連結し、第1方向に沿って前記移動体および支持部材と一体的に往復移動する連結部材と、を備えている。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る2気筒の水平同軸対向型の駆動装置を示す斜視図、図2は、駆動装置のZメカニズムXY分離クランク機構を分解して示す分解斜視図、図3は、駆動装置の側面図、図4は、クランク接続部材の断面図である。
このように、第1および第2クランク接続部材22、23は、その中心、すなわち、基準平面Cと直交する方向の中心、が基準平面C内に位置するように配置されている。
このようにして、クランク軸14の回転運動はXY分離クランク機構10により往復運動に変換され2つのピストン12a、12bに伝達される。
また、駆動装置が例えばエンジンとして構成されている場合、シリンダ16内で圧縮および燃焼された燃料によりピストン12a、12bに駆動力が入力され、X軸方向に沿って往復移動する。ピストン12a、12bのX軸方向の往復運動は、XY分離クランク機構10における支持部材20のX軸方向の往復運動およびクランク接続部材22、23のY軸方向の往復運動によって回転運動に変換され、クランク軸14に伝達される。これにより、クランク軸14に回転出力が与えられる。
図6は、本実施形態に係るXY分離クランク機構に作用する作用力を模式的し、図7は、XY分離クランク機構とピストンとの間の作用力点を2球体で模式的に示している。
図7に示すように、2球体構造の場合、例えば、連結部材24から力Fがピストン12に加えられると、この力は、F1、F2の2つの力に分解されているが、F1とF2とは等しく、2球体は、図6に示すように、1球体として分析しても良いことになる。
F=F1+F2、 F1=F2
図6において、
AB:クランク、BC:クランク接続部材、A点:クランク軸回転中心、
B点:クランクピン14c、Fin:B点に入力される力、
θ:A点のクランクアームの成す角度、α:B点のFinのなす角度、
とした場合、
点Bに入力に入力したFinのX方向の分力Fin・cosαは、剛体であるクランクBCによって、C点の1球体に対し同じように発生する。B点におけるY軸方向の分力Fin・sinαも同様にC点の1球体に対し同じように発生する。これにより、C点に発生する摩擦ロスFmは以下の式で示される。
Fout = Fin・sinα − μm・sinα
= 0.9993 [N]
よって、Y軸方向へ99.93%の伝達効率で出力される。
F’m = μ'm × F’in …(2)
(μ’m:D点の動摩擦係数)
F’inは、図6に示したC点でのX軸方向の力である。
F’m = μ’m ×Fin・cosα …(3)
(α=π/2 − θ)
となる。
F’m = 0.01 × 1 × cos45°
= 0.01 [N] …(4)
となる。
F’in − F’m = 1 − 0.01 = 0.99
となり、殆どロスを生じることなく、99%の伝達率が得られることが分かる。
AB:クランク、BC:コンロッド、A点:クランク軸回転中心、
B点:クランクピン14c、C点:ピストンピン、12:2球体で示されるピストン、
Fin:C点に入力される力、θ:∠BAC、φ:∠BCA、
とした場合、
C点にFinという力を加える。この入力Finにより,コンロッドBCにFin・tanφという力が生じる。
Fc = Fin・tanφ …(5)
次に、∠BCA=φをクランク角θによって表すと、AB=r、BC=l とした場合、
図10から、
Y=l・sinφ = r・sinθ、 sinφ = r/l・sinθ …(6) となる。
図19は、第2実施形態に係る4気筒の水平同軸対向型の駆動装置を示す斜視図、図20は、第2実施形態に係る駆動装置のクランク軸を示す断面図、図21は、クランク軸およびクランク接続部材を示す斜視図である。
図22は、第3実施形態に係る4気筒の水平同軸対向型の駆動装置を示す斜視図、図23は、第3実施形態に係る駆動装置の一部を破断して示す側面図である。
図24は、第4実施形態に係る2気筒の水平対向型の駆動装置を示す斜視図である。
図24に示すように、2気筒の水平対向型の駆動装置11は、移動体として、それぞれシリンダ16内に第1方向(X軸方向)に往復移動自在に配置された一対のピストン12a、12bと、クランク軸14と、ピストン12aとクランク軸14との間に設けられた第1ZメカニズムXY分離クランク機構10aと、ピストン12bとクランク軸14との間に設けられた第2ZメカニズムXY分離クランク機構10bと、を備えている。
第1ZメカニズムXY分離クランク機構10aは、ピストン12aのX軸方向に沿った往復運動とクランク軸14の回転運動とを相互に変換して伝達する。
第2ZメカニズムXY分離クランク機構10bは、ピストン12a、12bのX軸方向に沿った往復運動とクランク軸14の回転運動とを相互に変換して伝達する。
以上のように構成された水平対向型の駆動装置11においても、前述した第1および第2の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図25は、第5実施形態に係る2気筒の水平対向型の駆動装置を示す斜視図、図26は、駆動装置の一部を破断して示す平面図である。
図23および図24に示すように、2気筒の水平対向型の駆動装置11は、移動体として、それぞれシリンダ16内に第1方向(X軸方向)に往復移動自在に配置された一対のピストン12a、12bと、クランク軸14と、ピストン12a、12bとクランク軸14との間に設けられたZメカニズムXY分離クランク機構10と、を備えている。
図27は、第6実施形態に係る縦置きのZメカニズムXY分離クランク機構を有する単気筒の駆動装置を示す斜視図である。
図27に示すように、駆動装置11は、移動体として、シリンダ16内に第1方向(Y軸方向)に往復移動自在に配置されたピストン12と、このピストン12の中心軸(移動軸)を含む基準平面(伝達平面)Cと直交する方向(水平方向)に延びるクランク軸14と、を備えている。クランク軸14は、図示しない軸受によって回転自在に支持されたジャーナル(主軸)14a、ジャーナルから径方向に延びるクランクアーム、クランクアームからジャーナルと平行に延び、ジャーナルに対して偏心して位置するクランクピン14c、クランクアームと一体に形成され、クランクアームと反対方向へ延出するバランサウェイト14dを有している。
以上のように構成された第6の実施形態に係る駆動装置11においても前述した第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図28は、第7実施形態に係る縦置きのZメカニズムXY分離クランク機構を有する複数気筒、例えば、3気筒の駆動装置を示す斜視図、図29は駆動装置の一部を破断して示す側面図である。
図28および図29に示すように、駆動装置11は、移動体として、それぞれシリンダ16内に第1方向(Y軸方向)に往復移動自在に配置された3つのピストン12a、12b、12cを有し、これらのピストンは水平方向に一列に並んで配置されている。また、駆動装置11は、ピストン12a、12b、12cの下方側に配置され水平方向に延びるクランク軸14を備えている。このクランク軸14は、互いに所定角度位相がずれて配置された3つのクランクピン14cを有している。これらのクランクピン14cは、クランク軸14に対して偏心して位置し、クランク軸の周りで偏心回転する。
効率で運動を変換伝達可能なXY分離クランク機構、およびこれを備えた駆動装置を提供することができる。
図30、図31は、第8の実施形態に係るZメカニズムXY分離クランク機構のクランク接続部材を示す斜視図および分解斜視図、図32、図33は、変形例に係るクランク接続部材を示す斜視図および分解斜視図、図34ないし図39は、第8の実施形態に係るZメカニズムXY分離クランク機構および駆動装置の組み立て工程をそれぞれ示す斜視図である。
第8の実施形態において、XY分離クランク機構および駆動装置の他の構成は、例えば、図19に示す第2の実施形態に係るXY分離クランク機構、および駆動装置と同一である。
なお、上述した水平同軸対向型の駆動装置は、6気筒に限らず、2気筒、4気筒、8気筒以上としてもよい。
12、12a、12b、12c…ピストン、14…クランク軸、
14c…クランクピン、16…シリンダ、20…支持部材、20a…第1支持部、
20b…第2支持部、20c…第3支持部、20d…第4支持部、
22…第1クランク接続部材、23…第2クランク接続部材、24…連結部材、
28…ベースガイドレール、30…第1リニアスライダ、32…第1ガイドレール、
34…第2ガイドレール、38…第1透孔、41…第2透孔、
60…クランク接続部材、60a…第1接続部材、60b…第2接続部材、
62…第1摺動部、64…第2摺動部、66…透孔、70…分割面
前記第2支持部に前記第2方向に沿って往復動自在に支持されているとともに、前記クランク軸のクランクピンが回転自在に挿通される第1透孔を有する第1クランク接続部材と、
前記第3支持部に前記第2方向に沿って往復動自在に支持されているとともに、前記第1透孔と同軸に位置し前記クランク軸のクランクピンが回転自在に挿通される第2透孔を有する第2クランク接続部材と、
前記第2および第3支持部の少なくとも一方と前記移動体とを連結し、第1方向に沿って前記移動体および支持部材と一体的に往復移動する連結部材と、を備えている。前記第1クランク接続部材は、前記第2支持部に摺動自在に支持される第1摺動部と、前記第1摺動部から二股状に延出する互いに平行な2つの接続板部と、前記2つの接続板部間に形成された係合スリットと、を有し、前記第1透孔は、前記2つの接続板部を貫通して設けられ、前記第2クランク接続部材は、前記第3支持部に摺動自在に支持される第2摺動部と、前記第2摺動部から延出する接続板部を有し、この接続板部は、前記第2透孔を有しているとともに、前記第1クランク接続部材の係合スリット内に位置し前記第1クランク接続部材の2つの接続板部と対向している。
Claims (21)
- 第1方向に沿って往復移動する移動体と、回転自在なクランク軸との間に設けられ、前記移動体の往復運動と前記クランク軸の回転運動とを相互に変換するXY分離クランク機構であって、
前記第1方向に沿って往復移動自在に支持された第1支持部と、前記第1方向と直交する第2方向に沿って前記第1支持部から延出する第2支持部と、前記第2方向に沿って前記第1支持部から延出し前記第2支持部と隙間を置いて対向する第3支持部と、を有する支持部材と、
前記第2支持部に前記第2方向に沿って往復動自在に支持されているとともに、前記クランク軸のクランクピンが回転自在に挿通される第1透孔を有する第1クランク接続部材と、
前記第3支持部に前記第2方向に沿って往復動自在に支持されているとともに、前記第1透孔と同軸に位置し前記クランク軸のクランクピンが回転自在に挿通される第2透孔を有する第2クランク接続部材と、
前記第2および第3支持部の少なくとも一方と前記移動体とを連結し、第1方向に沿って前記移動体および支持部材と一体的に往復移動する連結部材と、を備えるXY分離クランク機構。 - 前記第1クランク接続部材は、前記第2支持部に摺動自在に支持される第1摺動部と、前記第1摺動部から二股状に延出する互いに平行な2つの接続板部と、前記2つの接続板部間に形成された係合スリットと、を有し、前記第1透孔は、前記2つの接続板部を貫通して設けられ、
前記第2クランク接続部材は、前記第3支持部に摺動自在に支持される第2摺動部と、前記第2摺動部から延出する接続板部を有し、この接続板部は、前記第2透孔を有しているとともに、前記第1クランク接続部材の係合スリット内に位置し前記第1クランク接続部材の2つの接続板部と対向している請求項1に記載のXY分離クランク機構。 - 前記第2支持部は、前記第2方向に延びる第1ガイドレールを有し、前記第1クランク接続部材の第1摺動部は、前記第1ガイドレールに摺動自在に係合し、
前記第3支持部は、前記第2方向に延びる第2ガイドレールを有し、前記第2クランク接続部材の第2摺動部は、前記第2ガイドレールに摺動自在に係合し、
前記第1摺動部および第2摺動部は、同一の摺動面積を有する請求項1に記載のXY分離クランク機構。 - 前記第1クランク接続部材および第2クランク接続部材の前記接続板部は、円弧状に形成された延出端を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載のXY分離クランク機構。
- 前記第1クランク接続部材の各接続板部は、前記第1透孔の中心軸を含む分割面により2つに分割され、この分割面を突き合わせた状態でクランクピンに取付けられ、
前記第2クランク接続部材の接続板部は、前記第2透孔の中心軸を含む分割面により2つに分割され、この分割面を突き合わせた状態でクランクピンに取付けられている請求項2に記載のXY分離クランク機構。 - 前記2つに分割された接続板部は、締結部材により互いに締結されている請求項5に記載のXY分離クランク機構。
- 第1方向に沿って往復移動する移動体と、回転自在なクランク軸との間に設けられ、前記移動体の往復運動と前記クランク軸の回転運動とを相互に変換するXY分離クランク機構であって、
前記第1方向に沿って往復移動自在に支持された第1支持部と、前記第1方向と直交する第2方向に沿って前記第1支持部から延出する第2支持部と、前記第2方向に沿って前記第1支持部から延出し前記第2支持部と隙間を置いて対向する第3支持部と、を有する支持部材と、
前記第2支持部に前記第2方向に沿って往復動自在に支持される第1摺動部と、前記第3支持部に前記第2方向に沿って往復動自在に支持される第2摺動部と、前記クランク軸のクランクピンが回転自在に挿通される透孔と、を有し、前記第1支持部および第2支持部間に配置されたクランク接続部材と、
前記第2および第3支持部の少なくとも一方と前記移動体とを連結し、第1方向に沿って前記移動体および支持部材と一体的に往復移動する連結部材と、を備え、
前記クランク接続部材は、前記透孔の中心軸を通る分割面により前記第1摺動部を含む第1接続部材と前記第2摺動部を含む第2接続部材とに分割され、前記分割面は、前記透孔の軸方向に並らぶ凹所および凸部を有する凹凸面状に形成され、前記第1接続部材および第2接続部材は、前記クランクピンに取り付けられ前記分割面同士が係合するXY分離クランク機構。 - 前記支持部材は、前記第2支持部と第3支持部とを連結し前記第1支持部と隙間を置いて対向する第4支持部を有し、矩形枠状に形成されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載のXY分離クランク機構。
- 前記支持部材の第1支持部は、前記第1方向に沿って往復動自在に設けられた第1スライダ上に支持されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載のXY分離クランク機構。
- 前記支持部材、第1および第2クランク接続部材の中心部、並びに、前記連結部材は、前記移動体の移動軸を含む基準平面内で移動可能に設けられている請求項1ないし9のいずれか1項に記載のXY分離クランク機構。
- 前記クランク軸は、前記基準平面と直交して延びている請求項10に記載のXY分離クランク機構。
- 前記連結部材は、前記移動体の移動軸に同軸的に設けられている請求項10又は11に記載のXY分離クランク機構。
- 前記第2支持部と前記移動体とが前記連結部材により連結され、
前記第1方向に沿って往復動自在な他の移動体と前記第3支持部とが他の連結部材により連結されている請求項1ないし12のいずれか1項に記載のXY分離クランク機構。 - シリンダ内に第1方向に沿って往復動自在に設けられたピストンと、
前記ピストンの前記第1方向に沿った移動軸を含む基準平面と直交して延びるクランク軸と、
前記ピストンとクランク軸との間に設けられ、前記ピストンの往復運動と前記クランク軸の回転運動とを相互に変換する請求項1ないし13のいずれか1項に記載のXY分離クランク機構と、
を備える駆動装置。 - 前記シリンダ内で燃料を圧縮、燃焼するエンジン装置として構成されている請求項14に記載の駆動装置。
- 前記クランク軸を回転する駆動部を備え、前記シリンダから圧縮流体を供給する圧縮機として構成されている請求項14に記載の駆動装置。
- それぞれシリンダ内に第1方向に沿って往復動自在に設けられ、互いに対向して配置された2つのピストンと、
前記ピストンの前記第1方向に沿った移動軸を含む基準平面と直交して延びるクランク軸と、
前記2つのピストンと前記クランク軸との間に設けられ、前記ピストンの往復運動と前記クランク軸の回転運動とを相互に変換するXY分離クランク機構と、を備え、
前記XY分離クランク機構は、
前記第1方向に沿って往復移動自在に支持された第1支持部と、前記第1方向と直交する第2方向に沿って前記第1支持部から延出する第2支持部と、前記第2方向に沿って前記第1支持部から延出し前記第2支持部と隙間を置いて対向する第3支持部と、を有する支持部材と、
前記第2支持部に前記第2方向に沿って往復動自在に支持されているとともに、前記クランク軸のクランクピンが回転自在に挿通される第1透孔を有する第1クランク接続部材と、
前記第3支持部に前記第2方向に沿って往復動自在に支持されているとともに、前記第1透孔と同軸に位置し前記クランク軸のクランクピンが回転自在に挿通される第2透孔を有する第2クランク接続部材と、
前記ピストンと前記第2支持部とを連結し、前記第1方向に沿って前記ピストンおよび支持部材と一体的に往復移動する第1連結部材と、
前記他方のピストンと前記第3支持部とを連結し、前記第1方向に沿って前記他方のピストンおよび支持部材と一体的に往復移動する第2連結部材と、を備えている駆動装置。 - 前記第1クランク接続部材は、前記第2支持部に摺動自在に支持される第1摺動部と、前記第1摺動部から二股状に延出する互いに平行な2つの接続板部と、前記2つの接続板部間に形成された係合スリットと、を有し、前記第1透孔は、前記2つの接続板部を貫通して設けられ、
前記第2クランク接続部材は、前記第3支持部に摺動自在に支持される第2摺動部と、前記第2摺動部から延出する接続板部を有し、この接続板部は、前記第2透孔を有しているとともに、前記第1クランク接続部材の係合スリット内に位置し前記第1クランク接続部材の2つの接続板部と対向している請求項17に記載の駆動装置。 - 前記第2支持部は、前記第2方向に延びる第1ガイドレールを有し、前記第1クランク接続部材の第1摺動部は、前記第1ガイドレールに摺動自在に係合し、
前記第3支持部は、前記第2方向に延びる第2ガイドレールを有し、前記第2クランク接続部材の第2摺動部は、前記第2ガイドレールに摺動自在に係合し、
前記第1摺動部および第2摺動部は、同一の摺動面積を有する請求項18に記載の駆動装置。 - 前記2つのピストンは、互いに同軸に対向配置されている請求項17ないし19のいずれか1項に記載の駆動装置。
- それぞれシリンダ内に第1方向に沿って往復動自在に設けられ、互いに対向して配置された2つのピストンと、
前記ピストンの前記第1方向に沿った移動軸を含む基準平面と直交して延びるクランク軸と、
前記2つのピストンと前記クランク軸との間に設けられ、前記ピストンの往復運動と前記クランク軸の回転運動とを相互に変換するXY分離クランク機構と、を備え、
前記XY分離クランク機構は、
前記第1方向に沿って往復移動自在に支持された第1支持部と、前記第1方向と直交する第2方向に沿って前記第1支持部から延出する第2支持部と、前記第2方向に沿って前記第1支持部から延出し前記第2支持部と隙間を置いて対向する第3支持部と、を有する支持部材と、
前記第2支持部に前記第2方向に沿って往復動自在に支持される第1摺動部と、前記第3支持部に前記第2方向に沿って往復動自在に支持される第2摺動部と、前記クランク軸のクランクピンが回転自在に挿通される透孔と、を有し、前記第1支持部および第2支持部間に配置されたクランク接続部材と、
前記第2および第3支持部の少なくとも一方と前記移動体とを連結し、第1方向に沿って前記移動体および支持部材と一体的に往復移動する連結部材と、を備え、
前記クランク接続部材は、前記透孔の中心軸を通る分割面により前記第1摺動部を含む第1接続部材と前記第2摺動部を含む第2接続部材とに分割され、前記分割面は、前記透孔の軸方向に並らぶ凹所および凸部を有する凹凸面状に形成され、前記第1接続部材および第2接続部材は、前記クランクピンに取り付けられ前記分割面同士が係合する駆動装置。
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